JP2548633Y2 - 分電盤の端子接続機構 - Google Patents

分電盤の端子接続機構

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JP2548633Y2
JP2548633Y2 JP468891U JP468891U JP2548633Y2 JP 2548633 Y2 JP2548633 Y2 JP 2548633Y2 JP 468891 U JP468891 U JP 468891U JP 468891 U JP468891 U JP 468891U JP 2548633 Y2 JP2548633 Y2 JP 2548633Y2
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JP468891U
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Inventor
徹 北川
Original Assignee
河村電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は分電盤の端子接続機構
に係り、詳しくは、主幹バーと分岐バーとの接続を改良
する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の端子接続機構として、例
えば、図7及び図8に示す技術が知られている。図7の
端子接続機構においては、分電盤の箱体(図示略)に分
岐ブレーカ1が取付けられ、その分岐ブレーカ1の近傍
には三相の主幹バー2が配設されている。各主幹バー2
は帯板状に形成され、その幅広面を分岐ブレーカ1の取
付面と平行な平面内に揃えて並設されている。分岐ブレ
ーカ1には長さが異なる三本の帯板状の分岐バー3が突
設され、それらの基端はねじ4により分岐ブレーカ1に
固定されるとともに、先端部は主幹バー2に接合されて
いる。そして、前記接合部において、ねじ5を分岐バー
3のねじ孔(図示略)を介して主幹バー2のタップ孔
(図示略)に締付けることにより、分岐バー3が主幹バ
ー2に接続されている。
【0003】図8の端子接続機構においては、主幹バー
2と分岐バー3との接合部に押締端子台6が被冠されて
いて、その押締端子台6に螺着したねじ5を分岐バー3
のねじ孔(図示略)を介して主幹バー2のタップ孔(図
示略)に締付けることにより、分岐バー3が主幹バー2
に押締接続されている。なお、JIS C 2811の
工業用端子台の項目には、図7の端子接続機構が「ねじ
端子台」として、また、図8のそれが「押締端子台」と
して開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の端子接続機構によると、三相の主幹バー2が幅広面
を同一平面内に揃えて並設されているので、分電盤にお
ける充電部の占有面積が広くなるという問題点があっ
た。また、主幹バー2及び分岐バー3がその接合部にて
ねじ5により締結されているため、主幹バー2にタップ
孔を加工する手間がかかるばかりでなく、分岐ブレーカ
1の交換等に伴い接続位置を変更した場合に、タップ孔
を主幹バー2の別の位置に加工し直す必要があり、その
作業がたいへん困難であった。
【0005】そこで、この考案の課題は、充電部の占有
面積を縮小でき、主幹バーにタップ孔を加工する必要が
なく、しかも、分岐ブレーカの交換等に容易に対応でき
る分電盤の端子接続機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案の分電盤の端子接続機構は、分電盤に取
付けた分岐ブレーカの近傍に複数本の主幹バーを分岐ブ
レーカの高さ方向に配列し、分岐ブレーカに主幹バーと
同数本の分岐バーを突設してそれらの先端部を主幹バー
に接合し、分岐バー及び主幹バーの接合部を挟着端子台
により把持し、その挟着端子台をねじにより分岐バーに
締結して構成される。
【0007】
【作用】上記構成によれば、主幹バーが分岐ブレーカの
高さ方向に配列されるので、分岐ブレーカの近傍におけ
る充電部の占有面積が縮小される。また、分岐バー及び
主幹バーの接合部は挟着端子台により把持されるため、
接合部をねじで締結する必要がなくなり、主幹バーのタ
ップ孔加工が不要となる。しかも、分岐ブレーカの交換
等に伴い接続位置が変更した場合でも、挟着端子台の把
持力を解放することによって主幹バーと分岐バーとの接
合位置を容易に変更できる。そのうえ、一種類の挟着端
子台を多種類の分電盤における主幹バー及び分岐バーの
接続用端子台として汎用することも可能である。
【0008】
【実施例】以下、この考案を具体化した実施例を図面に
基づいて説明する。図1は本考案の一実施例による分電
盤の端子接続機構を示す斜視図、図2は図1の端子接続
機構の全体を示す平面図、図3は図2の正面図、図4は
図3の挟着端子台を拡大して示す正面図、図5は挟着端
子台の別の使用例を示す正面図、図6は挟着端子台の変
形例を示す正面図である。各図において、従来例と同一
または相当する構成部分には同一の符号が付されてい
る。
【0009】この実施例の分電盤の端子接続機構におい
ては、分岐ブレーカ1の近傍に帯板状の三相の主幹バー
2が、その幅広面を上下に重ねた状態で分岐ブレーカ1
の高さ方向に配列されている。分岐ブレーカ1には帯板
状の三本の分岐バー3が突設され、それらの基端はねじ
4により分岐ブレーカ1に固定されるとともに、先端部
は主幹バー2の裏面に接合されている。両側一対の分岐
バー3は、先端部の高さを主幹バー2に一致させるため
に、中間部にて適宜量折曲げられている。
【0010】前記分岐バー3及び主幹バー2の接合部に
は挟着端子台8が設けられている。この挟着端子台8
は、図4に示すように、上部把持片9と下部把持片10
とから弾性を有する金属板により二つ折り状に構成さ
れ、上部把持片9には一対の湾曲部11と、それらの間
で主幹バー2に接合する押圧部12とが形成されてい
る。そして、上部把持片9及び下部把持片10の開放端
部はねじ13により分岐バー3に締結され、この状態
で、主幹バー2及び分岐バー3の接合部が前記湾曲部1
1の弾力を介して押圧部12と下部把持片10との間に
把持されている。
【0011】上記のように構成された本実施例の端子台
接続機構によれば、三相の主幹バー2が分岐ブレーカ1
の高さ方向に配列されているので、分岐ブレーカ1の近
傍における充電部の占有面積が従来と比較して大幅に縮
小される。また、分岐バー3及び主幹バー2の接合部が
挟着端子台8により把持されているため、従来とは異な
り、接合部をねじで締結する必要がなくなり、主幹バー
2のタップ孔加工が不要となる。しかも、挟着端子台8
をねじ13で分岐バー3に締結した状態では、上部把持
片9に形成した湾曲部11の弾性作用を介して分岐バー
3及び主幹バー2の接合部が強力に把持される。
【0012】一方、分岐ブレーカ1の交換等に伴い分岐
バー3及び主幹バー2の接続位置が変更した場合には、
ねじ13を緩めて挟着端子台8の把持力を解放すれば、
主幹バー2に対し分岐バー3を容易に移動でき、双方を
適正な位置で接続し直すことができる。そのうえ、この
実施例の挟着端子台8は主幹バー2及び分岐バー3と別
体に構成されているので、一種類の挟着端子台8を用意
するだけで、それを多種類の分電盤における主幹バー2
及び分岐バー3の接続用端子台として汎用することも可
能である。
【0013】なお、上記実施例では、分岐バー3が主幹
バー2の裏面に接合されているが、図5に示すように、
分岐バー3を主幹バー2の表面に接合する挟着端子台8
を使用しても良い。また、上記実施例では、挟着端子台
8が上部把持片9と下部把持片10とから二つ折り状に
構成されているが、図6に示すように、上部把持片9の
みからなる形状の挟着端子台8を使用することもでき、
この場合には、挟着端子台8の両端部をねじ13により
分岐バー3に締結する。その他、この考案を二相の主幹
バーを備えた分電盤に適用して実施するなど、本考案の
趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に
変更して具体化することも可能である。
【0014】
【考案の効果】以上に詳述したように、この考案によれ
ば、主幹バーを分岐ブレーカの高さ方向に配列して、分
岐ブレーカの近傍における充電部の占有面積を縮小で
き、しかも、分岐バー及び主幹バーの接合部を挟着端子
台により把持して、主幹バーのタップ孔加工を不要にで
きるとともに、分岐ブレーカの交換等に容易に対応で
き、そのうえ、一種類の挟着端子台を多種類の分電盤に
汎用できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による分電盤の端子接続機構
を示す斜視図である。
【図2】図1の端子接続機構の全体を示す平面図であ
る。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図3の挟着端子台を拡大して示す正面図であ
る。
【図5】本考案による挟着端子台の別の使用例を示す正
面図である。
【図6】本考案による挟着端子台の変形例を示す正面図
である。
【図7】従来の端子接続機構を示す斜視図である。
【図8】従来の別の端子接続機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・分岐ブレーカ、2・・主幹バー、3・・分岐バ
ー、8・・挟着端子台、9・・上部把持片、10・・下
部把持片、11・・湾曲部、12・・押圧部、13・・
ねじ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分電盤に取付けた分岐ブレーカの近傍に
    複数本の主幹バーを分岐ブレーカの高さ方向に配列し、
    前記分岐ブレーカには主幹バーと同数本の分岐バーを突
    設してそれらの先端部を主幹バーに接合し、前記分岐バ
    ー及び主幹バーの接合部を挟着端子台により把持し、前
    記挟着端子台をねじにより分岐バーに締結してなること
    を特徴とする分電盤の端子接続機構。
JP468891U 1991-01-17 1991-01-17 分電盤の端子接続機構 Expired - Lifetime JP2548633Y2 (ja)

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JPH0499363U JPH0499363U (ja) 1992-08-27
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JP2015126610A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 河村電器産業株式会社 盤における充電部の構造

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JPH0499363U (ja) 1992-08-27

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