JP2548623Y2 - クラブシャフトの撓み特性測定装置 - Google Patents

クラブシャフトの撓み特性測定装置

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JP2548623Y2
JP2548623Y2 JP1991054953U JP5495391U JP2548623Y2 JP 2548623 Y2 JP2548623 Y2 JP 2548623Y2 JP 1991054953 U JP1991054953 U JP 1991054953U JP 5495391 U JP5495391 U JP 5495391U JP 2548623 Y2 JP2548623 Y2 JP 2548623Y2
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club shaft
shaft
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clamping
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哲雄 清水
春男 川瀬
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マルマンゴルフ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クラブシャフトの撓み
特性を検出する撓み特性測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブのクラブシャフトに横荷重
を加え、このときのシャフトの撓み特性を検出する撓み
特性測定装置は従来より公知である(例えば特開昭60
−211337号公報参照)。
【0003】従来のこの種の測定装置は、図4に示すよ
うにクラブシャフト1の基端側を片持ち梁状に固定支持
し、その自由端側の適所に荷重Wを加え、シャフト1の
撓みδを測定するものが一般的である。ところが、かか
る測定装置によっては、クラブシャフト1の支持部から
荷重作用点までのシャフト部分1aの全体の撓み特性を
知ることはできるものの、このシャフト部分1a中のさ
らに小なる各部分の撓み特性を検出することはできな
い。このため、従来の測定装置によっては、実際のプレ
ー時にゴルフクラブをスウィングしたときのシャフトの
撓み特性を正確に把握することはできず、設計者が意図
した通りのクラブシャフトを製造することは困難であっ
た。
【0004】また図5に示すように、クラブシャフト1
を両端支持梁状に支持し、その中間位置に荷重Wを加え
てその撓みδを測定する撓み特性測定装置も公知である
が、これによっても両支持部間のシャフト部分1aの撓
み特性を検出できるものの、この部分中のさらに小なる
各区分の撓み特性を知ることはできない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、上記
従来の欠点を除去したクラブシャフトの撓み特性測定装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、クラブシャフトを、その軸線方向に間隔を
あけた2個所でそれぞれクランプする一対のクランプ手
段と、これらクランプ手段によるクラブシャフトのクラ
ンプを解除した状態で、該シャフトを把持してその軸線
方向に所定ピッチ送る送り手段と、前記一対のクランプ
手段によってクラブシャフトをクランプし、かつ前記送
り手段によるクラブシャフトの把持を解除した状態で、
両クランプ手段の間のクラブシャフト部分に当接して、
該部分に荷重を加える加圧手段と、該加圧手段によって
クラブシャフトに加えられた荷重を検出する荷重検出手
段と、加圧手段による荷重作用時のクラブシャフトの撓
みを検出する撓み検出手段とを具備して成るクラブシャ
フトの撓み特性測定装置を提案する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0008】図1は本考案に係る撓み特性測定装置の全
体を示す斜視図であり、図2はこの測定装置の部分拡大
斜視図である。これらの図に示すように、測定装置の基
台2上には互いに間隔をあけて配置された一対の支持台
3,103が固定配置され、これらの支持台3,103
上にクラブシャフト1が載置される。また各支持台3,
103に対応する基台2の部分には支台4,104が固
設され、各支台4,104の上部には、押え部材6,1
06の基端部が枢ピン5,105を介して矢印A,B方
向(図2)に回動可能に枢支されている。
【0009】また基台2上には、両支持台3,103上
に載置されたクラブシャフト1の軸線方向に移動可能な
スライダ7が配置され、このスライダ7には、一対の把
持アーム9,10がピン8を介して枢着され、かかるア
ーム9,10は後述するようにクラブシャフト1を把持
する用をなす。
【0010】さらに両押え部材6,106の間の基台2
上には、コラム11が矢印C,Dで示したように上下動
可能に支持され、このコラム11の先端には加圧部材1
2が取付けられ、かかる加圧部材12はコラム11の上
下動に伴ってクラブシャフト1の上方にて上下に昇降す
る。
【0011】また加圧部材12を挟んだ位置にレーザ光
源13とそのレーザ光を受ける受光装置14とが基台2
上に不動に支持されている。
【0012】撓み特性装置の概略構成は以上の通りであ
るが、次にそのより具体的な構成をその作用と共に説明
する。
【0013】先ず、押え部材6,106と把持アーム
9,10を図2に示す開放位置に退避させた状態で、ク
ラブシャフト1を両支持台3,103上にセットする。
両支持台3,103の間のスパンSは例えば300mmに
設定され、撓み特性を測定しようとするシャフト部分を
スパンSに合せて支持台3,103上にセットする。こ
のとき加圧部材12はクラブシャフト1よりも上方の位
置で停止している。
【0014】次に図示していない押え部材駆動装置によ
って両押え部材6,106を図2に示した開放位置から
図1に示した閉位置まで矢印A方向に回転させ、これら
の押え部材6,106によって、両支持台3,103上
にセットされたクラブシャフト1を押える。このように
本例では、押え部材6,106と、これを支持する支台
4,104と、押え部材6,106を回動させる押え部
材駆動装置が、クラブシャフトを、その軸線方向に間隔
をあけた2個所でそれぞれクランプする一対のクランプ
手段を構成している。
【0015】次いで、把持アーム9,10を図2に示し
た開放位置に保持したまま、図示していない加圧部材駆
動装置によってコラム11と加圧部材12を矢印C方向
に下降させ、該加圧部材12を図3に実線で示したよう
にクラブシャフト1の上部に当接させる。引き続き加圧
部材12をさらに下降させ、クラブシャフト1を所定量
δだけ撓ませる。このときの状態を図3に鎖線で示して
あり、この所定の撓み量δは例えば2mmに設定される。
【0016】上述のように加圧部材12が下降すると
き、レーザ光源13から帯状のレーザ光Lが出射し、こ
れが受光装置14の受光素子に受光される。これによっ
て加圧部材12の下降動作が制御される。すなわち、加
圧部材12が図3に実線で示すようにクラブシャフト1
に当接したときと、加圧部材12が鎖線で示す位置に下
降して、シャフト1が所定量δだけ撓んだときとでは、
該シャフト1がレーザ光Lを遮る位置が相違するので、
その相違に相当する受光装置14の受光範囲が変化し、
これによってクラブシャフト1が所定量δだけ撓んだこ
とを検知することができる。その検知信号によって前述
の加圧部材駆動装置によるコラム11と加圧部材12の
下降動作を停止するのである。
【0017】上述のように、クラブシャフト1を所定量
δだけ撓ませたとき、該シャフト1に加えられた荷重が
検出される。すなわち、加圧部材12には図示していな
いロードセルが付設され、クラブシャフト1から加圧部
材12に作用する反力の大きさに応じた検知信号がロー
ドセルから出力される。本例ではその出力値、すなわち
クラブシャフト1へ加えられた荷重の値が、図1に示し
た表示装置15の表示部16にデジタル表示され、また
必要に応じてこの値が記録紙20にプリントされる。
【0018】上述のようにしてクラブシャフト1の撓み
δとシャフト1へ加えられた荷重の値を知ることがで
き、両支持台3,103の間のクラブシャフト部分の撓
み特性を検出することができる。
【0019】図示した例では、この特性をシャフト1の
曲げ剛性として検出できるように構成されている。すな
わち、上述の荷重値は図1に示したマイクロコンピュー
タ17へも入力され、ここで両支持台3,103間のシ
ャフト部分の曲げ剛性EIが演算される。ここで、Eは
クラブシャフト1の縦弾性係数であり、Iは両支持台
3,103間のシャフト部分の断面二次モーメントであ
る。各押え部材6,106によってクランプされたクラ
ブシャフト1が、加圧部材12からの荷重によって曲げ
変形したとき、その変形に伴って該シャフト1が両支持
台3,103上をシャフト1の軸線方向に移動できるも
のとすると、両支持台3,103間のシャフト部分は、
両端支持梁を構成する。従って加圧部材12による荷重
作用点が両支持台3,103の中央であり、加圧部材1
2による荷重をWとすると、シャフト1の撓みδは、 δ=(WS3)/(48EI) で表わされ、これから曲げ剛性EIを算出することがで
きる。上記式中、Sは前述のように両支持台3,103
間のスパンである。
【0020】上述のようにクラブシャフト1の一部、す
なわち両支持台3,103間のシャフト部分の撓み特性
を測定した後、加圧部材12は初期位置に上昇する。こ
れと共に、押え部材6,106が図2に示した開放位置
に回動し、両クランプ手段によるクラブシャフト1のク
ランプが解除される。
【0021】この状態で、両把持アーム9,10が、そ
のアーム駆動装置(図示せず)によって図2に矢印で示
した閉じる方向に回転駆動され、図2に鎖線で示すよう
にクラブシャフト1が両把持アーム9,10によって把
持される。次いでスライダ7がその駆動装置(図示せ
ず)によってクラブシャフト1の軸線方向Xに所定のピ
ッチ、例えば20mm駆動され、これによってクラブシャ
フト1がこのピッチの分だけ軸線方向Xに送られる。
【0022】引き続き、両把持アーム9,10が図2の
実線のように開放してクラブシャフト1を解放し、スラ
イダ7が元の位置に移動して停止する。
【0023】この状態で、再び前述したところと全く同
様にして、両支持台3,103上にセットされたクラブ
シャフト1を押え部材6,106によってクランプし、
加圧部材12を下降させて両支持台3,103の間のシ
ャフト部分の撓み特性、すなわち曲げ剛性EIを検出す
る。
【0024】引き続き、クラブシャフト1を上述のよう
に所定のピッチずつ移動させながら、その都度両支持台
3,103の間のシャフト部分の曲げ剛性を検出する。
このようにして、クラブシャフト1の各部分毎の曲げ剛
性を検出することができ、その検出結果がマイクロコン
ピュータ17のディスプレイ18にグラフとして表示さ
れる。例えば縦軸にEIを、横軸にクラブシャフト1の
軸線方向の位置をとったグラフとして、その特性が表示
されるのである。
【0025】上述のように、図示した撓み特性測定装置
によれば、クラブシャフト1を所定のピッチずつその軸
線方向に移動させながら、その都度両支持台3,103
の間のシャフト部分の撓み特性を検出するので、シャフ
ト1の各部分毎の特性を把握することができ、結局、ク
ラブシャフト1の全体的な撓み特性を正確に知ることが
できる。
【0026】なお、上述した実施例においては、スライ
ダ7と、両把持アーム9,10と、これらを駆動する駆
動装置が、両クランプ手段によるクラブシャフトのクラ
ンプを解除した状態で、該シャフトを把持してその軸線
方向に所定ピッチ送る送り手段の一例を構成する。同様
にコラム11と、加圧部材12と、これらを上下に作動
させる駆動装置が、一対のクランプ手段によってクラブ
シャフトをクランプし、かつ前記送り手段によるクラブ
シャフトの把持を解除した状態で、両クランプ手段の間
のクラブシャフト部分に当接して、該部分に荷重を加え
る加圧手段の一例を構成している。同じく、加圧部材1
2に付設されたロードセルが、加圧手段によってクラブ
シャフトに加えらけた荷重を検出する荷重検出手段の一
例を構成し、レーザ光源13と受光装置14が、加圧手
段による荷重作用時のクラブシャフトの撓みを検出する
撓み検出手段の一例を構成している。勿論、これら以外
の各種構成を、上記各手段として用いることも可能であ
る。
【0027】また、図1乃至図3に示した撓み特性測定
装置を利用して、クラブシャフト1の外径を測定するこ
ともできる。すなわち、例えば加圧部材12を図1及び
図2に示したようにクラブシャフト1の上方の位置に持
ち上げた状態で、両支持台3,103上にセットしたク
ラブシャフト1に対して、レーザ光源13から帯状のレ
ーザ光Lを出射し、このレーザ光がクラブシャフト1に
よって遮られる領域を受光装置14によって検出し、該
シャフト1の外径を測定するのである。
【0028】
【考案の効果】本考案によれば、クラブシャフトの各部
分毎にその撓み特性を連続して迅速に検出でき、実際の
プレー時にゴルフクラブをスウィングしたときのクラブ
シャフトの撓み特性を正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撓み特性測定装置の全体斜視図である。
【図2】同装置の拡大部分斜視図である。
【図3】レーザ光源と受光装置によってクラブシャフト
の撓みを検知する状態を示す説明図である。
【図4】従来の撓み特性測定装置の一例を示す正面図で
ある。
【図5】従来の撓み特性測定装置の他の例を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 クラブシャフト X 軸線方向

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラブシャフトを、その軸線方向に間隔
    をあけた2個所でそれぞれクランプする一対のクランプ
    手段と、これらクランプ手段によるクラブシャフトのク
    ランプを解除した状態で、該シャフトを把持してその軸
    線方向に所定ピッチ送る送り手段と、前記一対のクラン
    プ手段によってクラブシャフトをクランプし、かつ前記
    送り手段によるクラブシャフトの把持を解除した状態
    で、両クランプ手段の間のクラブシャフト部分に当接し
    て、該部分に荷重を加える加圧手段と、該加圧手段によ
    ってクラブシャフトに加えられた荷重を検出する荷重検
    出手段と、加圧手段による荷重作用時のクラブシャフト
    の撓みを検出する撓み検出手段とを具備して成るクラブ
    シャフトの撓み特性測定装置。
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