JP2548562Y2 - アプローチ等の組立建物における横樋 - Google Patents
アプローチ等の組立建物における横樋Info
- Publication number
- JP2548562Y2 JP2548562Y2 JP1993007457U JP745793U JP2548562Y2 JP 2548562 Y2 JP2548562 Y2 JP 2548562Y2 JP 1993007457 U JP1993007457 U JP 1993007457U JP 745793 U JP745793 U JP 745793U JP 2548562 Y2 JP2548562 Y2 JP 2548562Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gutter
- girder
- perforated plate
- wall
- side wall
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主としてアプローチ、
カーポート等に立てられる組立建物における横樋に関す
る。
カーポート等に立てられる組立建物における横樋に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種組立建物は例えば複数の支柱が所
定間隔を保って左右2列に立てられ、各列の支柱上に前
後方向に伸びる左右一対の桁が設けられ、これら左右の
桁には屋根を支持する複数の垂木が渡し止められてい
る。
定間隔を保って左右2列に立てられ、各列の支柱上に前
後方向に伸びる左右一対の桁が設けられ、これら左右の
桁には屋根を支持する複数の垂木が渡し止められてい
る。
【0003】上記組立建物において、桁の外側面には上
部が開口する横樋が桁に沿って設けられ、屋根面から流
れ落ちる雨水はこの横樋で受けられ、さらに横樋から支
柱に取付けられた竪樋を通って流れ落ちる。
部が開口する横樋が桁に沿って設けられ、屋根面から流
れ落ちる雨水はこの横樋で受けられ、さらに横樋から支
柱に取付けられた竪樋を通って流れ落ちる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】アプローチなどの組立
建物は樹木に隣接して設けられる場合が多い。そのた
め、落葉樹などではその落葉が組立建物の屋根および横
樋に多数落下し、これらの落葉は雨水によって流されて
最終的に竪樋上端の入口を塞ぐことが多い。そのため、
雨水が竪樋内に流れ落ちず、横樋から溢れ出ることとな
る。したがって、これを防止するには定期的に横樋を清
掃しなければならないが、落葉は横樋の底部に溜まって
おり、その除去作業にかなりの手間を要するという問題
がある。
建物は樹木に隣接して設けられる場合が多い。そのた
め、落葉樹などではその落葉が組立建物の屋根および横
樋に多数落下し、これらの落葉は雨水によって流されて
最終的に竪樋上端の入口を塞ぐことが多い。そのため、
雨水が竪樋内に流れ落ちず、横樋から溢れ出ることとな
る。したがって、これを防止するには定期的に横樋を清
掃しなければならないが、落葉は横樋の底部に溜まって
おり、その除去作業にかなりの手間を要するという問題
がある。
【0005】本考案の目的は、比較的簡単な構成で落葉
による竪樋入口の閉塞を防止することができるアプロー
チ等の組立建物における横樋を提供することにある。
による竪樋入口の閉塞を防止することができるアプロー
チ等の組立建物における横樋を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、桁の外側面の
下部から横方向へ底壁が張り出され、底壁に桁の外側面
と対向して側壁が設けられ、上部を開口としたアプロー
チ等の組立建物における横樋において、多孔板の内縁部
が桁の上面に支持されると共に同外縁部が側壁の内側部
に固定され、側壁の上側には桁の上面より高く延長壁が
設けられていると共に桁の上面には垂木の支持部が突出
状に設けられており、桁および横樋の両端にはエンドキ
ャップが被せ止められ、多孔板が延長壁、垂木支持部お
よび両エンドキャップによって囲まれているものであ
る。
下部から横方向へ底壁が張り出され、底壁に桁の外側面
と対向して側壁が設けられ、上部を開口としたアプロー
チ等の組立建物における横樋において、多孔板の内縁部
が桁の上面に支持されると共に同外縁部が側壁の内側部
に固定され、側壁の上側には桁の上面より高く延長壁が
設けられていると共に桁の上面には垂木の支持部が突出
状に設けられており、桁および横樋の両端にはエンドキ
ャップが被せ止められ、多孔板が延長壁、垂木支持部お
よび両エンドキャップによって囲まれているものであ
る。
【0007】
【作用】本願考案の横樋によれば、多孔板によって樋内
に落葉が入るのが阻止され、雨水だけが流入される。そ
して、本願考案の場合、多孔板の内縁部が桁の上面に支
持されると共に同外縁部が側壁の内側部に固定されると
いう簡単な構成であるため、多孔板の幅を変えるだけで
種々の雨樋に対応することができる。 更に、本願考案で
は、多孔板が延長壁、垂木支持部および両エンドキャッ
プによって囲まれているため、多孔板上に落葉が載った
状態において、横樋に雨水が流入しても、上記延長壁、
垂木支持部および両エンドキャップによって、雨水が多
孔板から流れ落ちずに横樋の外方へ流れ出るのが阻止さ
れると共に、その雨水が多孔板における落葉の載ってい
ない部分から適当に流れ落ちるものである。
に落葉が入るのが阻止され、雨水だけが流入される。そ
して、本願考案の場合、多孔板の内縁部が桁の上面に支
持されると共に同外縁部が側壁の内側部に固定されると
いう簡単な構成であるため、多孔板の幅を変えるだけで
種々の雨樋に対応することができる。 更に、本願考案で
は、多孔板が延長壁、垂木支持部および両エンドキャッ
プによって囲まれているため、多孔板上に落葉が載った
状態において、横樋に雨水が流入しても、上記延長壁、
垂木支持部および両エンドキャップによって、雨水が多
孔板から流れ落ちずに横樋の外方へ流れ出るのが阻止さ
れると共に、その雨水が多孔板における落葉の載ってい
ない部分から適当に流れ落ちるものである。
【0008】
【実施例】次に、本考案の構成をアプローチの横樋に適
用した場合の実施例について説明する。図2に示すよう
に、アプローチは複数の支柱(1) が所定間隔を保って左
右2列に立てられ、各列の支柱(1) 上に前後方向に伸び
る左右一対の桁(2) が渡し止められ、さらに両桁(2) 間
に垂木(4) を介して屋根板(3) が支持されている。
用した場合の実施例について説明する。図2に示すよう
に、アプローチは複数の支柱(1) が所定間隔を保って左
右2列に立てられ、各列の支柱(1) 上に前後方向に伸び
る左右一対の桁(2) が渡し止められ、さらに両桁(2) 間
に垂木(4) を介して屋根板(3) が支持されている。
【0009】なお、本明細書において、「内側」および
「外側」とはアプローチなどの組立建物を基準としてそ
の内方および外方をそれぞれ示すものである。
「外側」とはアプローチなどの組立建物を基準としてそ
の内方および外方をそれぞれ示すものである。
【0010】図1に示すように、横樋(5) はアルミニウ
ム押出形材製の桁(2) の外側面に一体に設けられてい
る。すなわち、桁(2) の外側面(2b)の下部から底壁(5a)
が横方向へ略水平に張り出され、この底壁(5a)の先端に
桁(2) の外側面(2b)と対向して側壁(5b)が設けられ、上
部を開口(5c)とした横樋(5) であって、開口(5c)全体が
多孔板(7) により塞がれているものである。
ム押出形材製の桁(2) の外側面に一体に設けられてい
る。すなわち、桁(2) の外側面(2b)の下部から底壁(5a)
が横方向へ略水平に張り出され、この底壁(5a)の先端に
桁(2) の外側面(2b)と対向して側壁(5b)が設けられ、上
部を開口(5c)とした横樋(5) であって、開口(5c)全体が
多孔板(7) により塞がれているものである。
【0011】本実施例において、側壁(5b)の上端部内面
に受け部(6) が水平に設けられ且つその上面(6a)が桁
(2) の上面(2a)と同一高さとされ、桁(2) 上面(2a)と受
け部(6) の上面(6a)に横樋(5) の開口(5c)を塞ぐ多孔板
(7) の両側縁がそれぞれ支持されている。また、雨水が
多孔板(7) 上から横樋(5) の外側へ流れ落ちるのを阻止
するため、側壁(5b)の上端に延長壁(8) が一体に設けら
れている。
に受け部(6) が水平に設けられ且つその上面(6a)が桁
(2) の上面(2a)と同一高さとされ、桁(2) 上面(2a)と受
け部(6) の上面(6a)に横樋(5) の開口(5c)を塞ぐ多孔板
(7) の両側縁がそれぞれ支持されている。また、雨水が
多孔板(7) 上から横樋(5) の外側へ流れ落ちるのを阻止
するため、側壁(5b)の上端に延長壁(8) が一体に設けら
れている。
【0012】受け部(6) は、逆L字形のアルミニウム板
(11)の基部(11a) を側壁(5b)にビス(12)止めすることに
より構成される。なお、この受け部(6) は側壁(5b)に一
体に設けられることもある。
(11)の基部(11a) を側壁(5b)にビス(12)止めすることに
より構成される。なお、この受け部(6) は側壁(5b)に一
体に設けられることもある。
【0013】多孔板(7) は、アルミニウム製であって、
外側端がビス(9) により受け部(6)上に固定され、また
内側端は桁(2) の上面(2a)に当接されている。しかし、
本考案はこれに限定されず、多孔板の他の支持手段とし
て、例えば横樋(5) の上部の開口(5c)において、桁(2)
の外側面(2b)からも受け板を突出させ、対向する側壁(5
b)の受け板とによって多孔板が支持されるようにしても
良い。
外側端がビス(9) により受け部(6)上に固定され、また
内側端は桁(2) の上面(2a)に当接されている。しかし、
本考案はこれに限定されず、多孔板の他の支持手段とし
て、例えば横樋(5) の上部の開口(5c)において、桁(2)
の外側面(2b)からも受け板を突出させ、対向する側壁(5
b)の受け板とによって多孔板が支持されるようにしても
良い。
【0014】なお、多孔板(7) は、パンチング・メタル
からなるが、金網など多数の透孔を有するものであれば
良く、特にこれを限定するものではない。また、いずれ
の場合でも、落葉は通さず、雨水だけを効率的に通す孔
径とすることは勿論である。
からなるが、金網など多数の透孔を有するものであれば
良く、特にこれを限定するものではない。また、いずれ
の場合でも、落葉は通さず、雨水だけを効率的に通す孔
径とすることは勿論である。
【0015】桁(2) 上には斜め外側上方へ傾斜して垂木
(4) の外端(4a)を受ける垂木支持部(13)が桁(2) の長さ
方向に突設されている。この垂木支持部(13)は雨水が多
孔板(7) 上から桁(2) の内端側へ流入するのを阻止する
部分となる。
(4) の外端(4a)を受ける垂木支持部(13)が桁(2) の長さ
方向に突設されている。この垂木支持部(13)は雨水が多
孔板(7) 上から桁(2) の内端側へ流入するのを阻止する
部分となる。
【0016】なお、図中(7a)は多孔板(7) における小
穴、(10)は桁(2) および横樋(5) の両端部を塞ぐエンド
キャップ、また(12)は横樋(5) の底壁(5a)に連通される
竪樋を示す。
穴、(10)は桁(2) および横樋(5) の両端部を塞ぐエンド
キャップ、また(12)は横樋(5) の底壁(5a)に連通される
竪樋を示す。
【0017】
【考案の効果】本考案のアプローチ等組立建物における
横樋によれば、上部の開口に取付けられた多孔板によっ
て横樋内へ落葉が入るのが防止されるため、竪樋の上端
入口を塞ぐことがない。したがって、雨水が横樋から溢
れ出るおそれがないものである。そして、本願考案の場
合、多孔板の内縁部が桁の上面に支持されると共に同外
縁部が側壁の内側部に固定されるという簡単な構成であ
るため、多孔板の幅を変えるだけで種々の雨樋に対応す
ることができる。 更に、本願考案では、多孔板が延長
壁、垂木支持部および両エンドキャップによって囲まれ
ているため、多孔板上に落葉が載った状態において、横
樋に雨水が流入しても、上記延長壁、垂木支持部および
両エンドキャップによって、雨水が多孔板から流れ落ち
ずに横樋の外方へ流れ出るのが阻止されると共に、その
雨水が多孔板における落葉の載っていない部分から適当
に流れ落ちるものである。 この他、本考案の横樋におい
て、多孔板上の落ち葉は風でさらに下へ落下するが、適
当に清掃しても良く、この場合、従来のように横樋の底
部を掃除する必要がないため、極めて簡単に行える。
横樋によれば、上部の開口に取付けられた多孔板によっ
て横樋内へ落葉が入るのが防止されるため、竪樋の上端
入口を塞ぐことがない。したがって、雨水が横樋から溢
れ出るおそれがないものである。そして、本願考案の場
合、多孔板の内縁部が桁の上面に支持されると共に同外
縁部が側壁の内側部に固定されるという簡単な構成であ
るため、多孔板の幅を変えるだけで種々の雨樋に対応す
ることができる。 更に、本願考案では、多孔板が延長
壁、垂木支持部および両エンドキャップによって囲まれ
ているため、多孔板上に落葉が載った状態において、横
樋に雨水が流入しても、上記延長壁、垂木支持部および
両エンドキャップによって、雨水が多孔板から流れ落ち
ずに横樋の外方へ流れ出るのが阻止されると共に、その
雨水が多孔板における落葉の載っていない部分から適当
に流れ落ちるものである。 この他、本考案の横樋におい
て、多孔板上の落ち葉は風でさらに下へ落下するが、適
当に清掃しても良く、この場合、従来のように横樋の底
部を掃除する必要がないため、極めて簡単に行える。
【0018】また、本考案の横樋は、構成が比較的簡単
であるため、製造が容易である他、種々の組立建物に適
用にすることができるものである。
であるため、製造が容易である他、種々の組立建物に適
用にすることができるものである。
【図1】本考案の横樋の一実施例を示す要部断面図であ
る。
る。
【図2】本考案の横樋を有する組立建物の正面図であ
る。
る。
(2) 桁 (2a) 上面 (2b) 外側面 (5) 横樋 (5a) 底壁 (5b) 側壁 (5c) 開口
Claims (1)
- 【請求項1】 桁(2) の外側面(2b)の下部から横方向へ
底壁(5a)が張り出され、底壁(5a)に桁(2) の外側面(2b)
と対向して側壁(5b)が設けられ、上部を開口(5c)とした
アプローチ等の組立建物における横樋において、多孔板
(7) の内縁部が桁(2) の上面(2a)に支持されると共に同
外縁部が側壁(5b)の内側部に固定され、側壁(5b)の上側
には桁(2) の上面(2a)より高く延長壁(8) が設けられて
いると共に桁(2) の上面(2a)には垂木(4) の支持部(13)
が突出状に設けられており、桁(2) および横樋(5) の両
端にはエンドキャップ(10)が被せ止められ、多孔板(7)
が延長壁(8) 、垂木支持部(13)および両エンドキャップ
(10)によって囲まれているアプローチ等の組立建物にお
ける横樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993007457U JP2548562Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | アプローチ等の組立建物における横樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993007457U JP2548562Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | アプローチ等の組立建物における横樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665530U JPH0665530U (ja) | 1994-09-16 |
JP2548562Y2 true JP2548562Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=11666357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993007457U Expired - Lifetime JP2548562Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | アプローチ等の組立建物における横樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548562Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7284827B2 (ja) * | 2019-11-01 | 2023-05-31 | 平田機工株式会社 | トラバーサ、ベースユニット及び移動ユニット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524749Y2 (ja) * | 1988-12-17 | 1993-06-23 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP1993007457U patent/JP2548562Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0665530U (ja) | 1994-09-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970401 |