JP2574689Y2 - 屋外通路等の屋根構造 - Google Patents

屋外通路等の屋根構造

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JP2574689Y2
JP2574689Y2 JP1992082090U JP8209092U JP2574689Y2 JP 2574689 Y2 JP2574689 Y2 JP 2574689Y2 JP 1992082090 U JP1992082090 U JP 1992082090U JP 8209092 U JP8209092 U JP 8209092U JP 2574689 Y2 JP2574689 Y2 JP 2574689Y2
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JP
Japan
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roof
weir plate
outdoor passage
main body
gutter
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JP1992082090U
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JPH0644882U (ja
Inventor
吉俊 川渕
Original Assignee
立山アルミニウム工業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、学校、病院、
工場等において、建物間を連絡する屋外通路等に設置さ
れる屋根の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、学校、病院、工場などにおいて
は、建物間を連絡する通路に屋根を設け、雨天の場合に
も傘をささずに通行できるようにしている場合が多い。
【0003】図5は従来の屋外通路の一例を示す側面
図、図6はその正面図、図7は図6の一部拡大図であ
る。地中に立設された例えばアルミニウム形材からなる
各一対の支柱2の上端部には、アルミニウム形材からな
り水路4を備えた桁3a,3bが固定されており、両桁
3a,3b間には円弧状の妻垂木6が橋絡され、その上
に屋根材7を載置し、妻垂木6に沿って屋根押え8で固
定して屋根1を構成したものである。なお、屋根1の終
端部近傍あるいは途中には、図8に示すように桁3a,
3bの水路4に連通する樋9が取付けられている。
【0004】上記のような構成の屋外通路の屋根1にお
いては、雨が降ると円弧状の屋根材7上に落ちた雨水
は、その円弧面に沿って両側に流れて桁3a,3bの水
路4に集まり、水路4を流れて樋9から排水される。こ
のため、屋外通路を通る人は、雨天の際も傘をさすこと
なく通行することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のような屋外通路
の屋根1において、大雨が降ると円弧状の屋根1に落ち
た雨水は、両側に設けた水路4に流れるよりも、屋根1
の長さ方向に沿って流れる雨水の方が多くなり、屋根1
の終端部から滝のように流れ落ちるため、傘をささずに
は通れなくなることがある。この現象は階段や坂道の上
に傾斜して屋根1を設けた場合、特に著しい。
【0006】本考案は、上記の課題を解決すべくなされ
たもので、大雨が降っても屋根の終端部から雨水が直接
流れ落ちるおそれのない屋外通路の屋根構造を得ること
を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る屋外通路等
の屋根構造は、屋外通路等の両側に立設された複数対の
支柱と、水路を備え前記支柱上に取付けられた長尺の桁
と、該桁間に取付けられたほぼ円弧状の屋根と、該屋根
とほぼ相似形の本体及び該本体の両側に一対に形成され
た連結部からなる堰板とを備え、該堰板の本体を前記屋
根の終端部にその一部を該屋根の上面から突出させて取
付けると共に、前記連結部を前記桁に連結し、さらに、
前記堰板の連結部に樋を取付けたものである。
【0008】
【作用】大雨が降ると屋根の長さ方向に沿って流れた雨
水は堰板で阻止され、堰板に沿って連結部に導かれ、樋
から排水される。このため、屋根の終端部から直接流れ
落ちることはない。
【0009】
【実施例】図1は本考案実施例の要部を示す側面図、図
2はその正面図である。なお、図5〜図8の従来例と同
じ部分には同じ符号を付し、説明を省略する。図におい
て、10は金属または合成樹脂からなり、屋根1の終端
部に装着された堰板で、この堰板10は図3に示すよう
に、妻垂木6と相似形でこれより大きく、断面L字状に
形成されて背面にフランジ12が突設された本体11
と、本体11の両端部にこれと一体に構成されたほぼ箱
状の連結部13a,13bとからなっており、連結部1
3a,13bは、桁3a,3bの水路4の底板5に連結
される結合部14と、これより低い位置に設けられた雨
水受け部15とからなっている。なお、16は雨水受け
部15に設けた排水穴である。
【0010】上記のような堰板10を屋根1の終端部に
装着するには、図4に示すように、堰板10の本体11
のフランジ12を屋根材7の下に挿入すると共に、連結
部13a,13bを桁3a,3bの端部に当接し、その
結合部14を桁3a,3bに設けた水路4の底板5の下
に挿入して本体11を妻垂木6にビス止めする。このと
き、本体11の一部は、屋根1の屋根材7より上方に突
出している。ついで、連結部13a,13bの雨水受け
部15に樋9を装着する。
【0011】上記のように構成した本考案においては、
雨が降ると屋根1に落ちた雨水は屋根材7に沿って左右
に流れ落ち、水路4を流れて連結部13a,13bに至
り、排水穴16から樋9によって排水される。また、大
雨が降るとその一部は上記のように屋根材7に沿って水
路4に流れ落ちるが、大部分は屋根1の長さ方向に沿っ
て流れる。しかし、この雨水は屋根1の終端部において
堰板10によって阻止され、堰板10に沿って屋根材7
上を左右に導かれ、連結部13a,13bの雨水受け部
15に流入して樋9により排水される。このため、屋根
1の終端部から直接雨水が落下することはない。
【0012】以上本考案の実施例について説明したが、
本考案に係る屋根の桁、連結部を含む堰板等の構造は図
示のものに限定するものではなく、本考案の要旨を逸脱
しない範囲で適宜変更することができる。
【0013】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
は屋外通路等に設置した屋根の終端部に、桁の水路に連
結される連結部を備えた堰板を装着したので、大雨が降
って雨水が屋根の長さ方向に沿って流れても堰板によっ
て阻止され、堰板に沿って連結部に導かれ、樋から排水
される。このため、大雨が降っても屋根の終端部から雨
水が直接流れ落ちることがないので、傘をさすことなく
屋外通路を通行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の要部を示す側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本考案の要部をなす堰板の斜視図である。
【図4】堰板の取付状態を示す説明図である。
【図5】従来の屋外通路の屋根の一例を示す側面図であ
る。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図5の支柱と桁と屋根との連結状態を示す説明
図である。
【図8】図5の樋の取付を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 支柱 3a,3b 桁 4 水路 9 樋 10 堰板 11 本体 13a,13b 連結部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外通路等の両側に立設された複数対の
    支柱と、 水路を備え前記支柱上に取付けられた長尺の桁と、 該桁間に取付けられたほぼ円弧状の屋根と、 該屋根とほぼ相似形の本体及び該本体の両側に一体に形
    成された連結部からなる堰板とを備え、 該堰板の本体を前記屋根の終端部にその一部を該屋根の
    上面から突出させて取付けると共に、前記連結部を前記
    桁に連結し、さらに、前記堰板の連結部に樋を取付けた
    ことを特徴とする屋外通路等の屋根構造。
JP1992082090U 1992-11-27 1992-11-27 屋外通路等の屋根構造 Expired - Lifetime JP2574689Y2 (ja)

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JPH0644882U JPH0644882U (ja) 1994-06-14
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