JP2548449Y2 - ピンミラーカッタ - Google Patents
ピンミラーカッタInfo
- Publication number
- JP2548449Y2 JP2548449Y2 JP10472091U JP10472091U JP2548449Y2 JP 2548449 Y2 JP2548449 Y2 JP 2548449Y2 JP 10472091 U JP10472091 U JP 10472091U JP 10472091 U JP10472091 U JP 10472091U JP 2548449 Y2 JP2548449 Y2 JP 2548449Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- chip pocket
- throw
- pin mirror
- mirror cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Milling Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ピンミラーカッタに関
し、特に、切屑の排出が良好となるように改善したもの
である。
し、特に、切屑の排出が良好となるように改善したもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のピンミラーカッタは、溝
側面および溝底面を切削するスローアフウェイチップに
対し、切屑ポケットがそれぞれ１つ設けられるようにな
っているものである。
側面および溝底面を切削するスローアフウェイチップに
対し、切屑ポケットがそれぞれ１つ設けられるようにな
っているものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】したがって、切屑の排
出性を良くするためには、特に溝底面切削用チップに対
する切屑ポケットを大きくすることがまず考えられる。
しかし、この場合は、工具本体の剛性が不足し、切削性
能を低下させるという問題点があった。
出性を良くするためには、特に溝底面切削用チップに対
する切屑ポケットを大きくすることがまず考えられる。
しかし、この場合は、工具本体の剛性が不足し、切削性
能を低下させるという問題点があった。
【０００４】このようなことから、本考案では、溝底面
切削用チップに対する切屑ポケットの構成を改善するよ
うにしたものである。
切削用チップに対する切屑ポケットの構成を改善するよ
うにしたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の点に鑑
みなされたもので、縦インサート形式のスローアウェイ
チップが千鳥刃状に取付けられるようにしたピンミラー
カッタにおいて、溝底面側のスローアウェイチップに対
する切屑ポケットがその断面で、外周側面側に向かって
３段階に順次傾斜する構成を採っているものである。
みなされたもので、縦インサート形式のスローアウェイ
チップが千鳥刃状に取付けられるようにしたピンミラー
カッタにおいて、溝底面側のスローアウェイチップに対
する切屑ポケットがその断面で、外周側面側に向かって
３段階に順次傾斜する構成を採っているものである。
【０００６】
【作用】本考案のピンミラーカッタは、溝底面の切削側
に位置する切屑ポケットが第２切屑ポケット〜第４切屑
ポケットによって構成されるため、切屑の排出性が良好
になるものである。そして、切屑ポケットの容積も横断
方向側で大きくなっているため、高送り、耐振動性が問
題となる切削に対しても充分対応できるものである。
に位置する切屑ポケットが第２切屑ポケット〜第４切屑
ポケットによって構成されるため、切屑の排出性が良好
になるものである。そして、切屑ポケットの容積も横断
方向側で大きくなっているため、高送り、耐振動性が問
題となる切削に対しても充分対応できるものである。
【０００７】
【実施例】以下、本考案ピンミラーカッタの一実施例に
ついて、図を参照しながら説明する。
ついて、図を参照しながら説明する。
【０００８】図１および図２において、１は円柱状をな
すインターナルピンミラーカッタであり、この工具本体
２の内周部分には、縦インサート形式のスローアウェイ
チップ３R，３L，４R，４Lが千鳥刃状に組込まれてい
る。この場合、スローアウェイチップ３R，３L，４R，
４Lは、中央取付け穴５を利用して取付けねじ６によっ
て固定される。
すインターナルピンミラーカッタであり、この工具本体
２の内周部分には、縦インサート形式のスローアウェイ
チップ３R，３L，４R，４Lが千鳥刃状に組込まれてい
る。この場合、スローアウェイチップ３R，３L，４R，
４Lは、中央取付け穴５を利用して取付けねじ６によっ
て固定される。
【０００９】しかして、前記スローアウェイチップ
３R，３L，４R，４Lは、図３で示されるように、ジャー
ナル７に対して、段付き溝８の切削を行うものである。
すなわち、スローアウェイチップ３R，３Lは、溝側面を
切削し、スローアウェイチップ４R，４Lは、溝底面を切
削するものである。そして、これらの切削にあたって
は、スローアウェイチップ３R，３Lに対しては、工具本
体２の側面部分にある第１切屑ポケット９R，９Lが関与
し、スローアウェイチップ４R，４Lに対しては、内周方
向および側面方向にある第２切屑ポケット１０R，１
０L、第３切屑ポケット１１R，１１Lおよび第４切屑ポ
ケット１２R，１２Lが関与する。この場合、第１切屑ポ
ケット９R，９Lは、スローアウェイチップ３R，３Lの側
面方向の切刃稜に対し平行でなく、周方向に幾分捩れる
ようにした方が切屑排出性の点で好ましい。
３R，３L，４R，４Lは、図３で示されるように、ジャー
ナル７に対して、段付き溝８の切削を行うものである。
すなわち、スローアウェイチップ３R，３Lは、溝側面を
切削し、スローアウェイチップ４R，４Lは、溝底面を切
削するものである。そして、これらの切削にあたって
は、スローアウェイチップ３R，３Lに対しては、工具本
体２の側面部分にある第１切屑ポケット９R，９Lが関与
し、スローアウェイチップ４R，４Lに対しては、内周方
向および側面方向にある第２切屑ポケット１０R，１
０L、第３切屑ポケット１１R，１１Lおよび第４切屑ポ
ケット１２R，１２Lが関与する。この場合、第１切屑ポ
ケット９R，９Lは、スローアウェイチップ３R，３Lの側
面方向の切刃稜に対し平行でなく、周方向に幾分捩れる
ようにした方が切屑排出性の点で好ましい。
【００１０】また、第２切屑ポケット１０R，１０L、第
３切屑ポケット１１R，１１Lおよび第４切屑ポケット１
２R，１２Lは、図４〜図６で明示されているように、そ
の横断方向で段階的に傾斜するようになっているもので
ある。すなわち、第２切屑ポケット１０R，１０Lは、工
具本体２の剛性アップのためＲ形状で切上げ、第３切屑
ポケット１１R，１１Lは、傾斜角θ1，第４切屑ポケッ
ト１２R，１２Lは、傾斜角θ2を有するようにしてい
る。この場合、これらの傾斜角θ1，θ2は、θ1＜θ2の
関係にあり、θ1は５°〜３０°，θ2は３０°〜８０°
の範囲で設定されることが好ましい。
３切屑ポケット１１R，１１Lおよび第４切屑ポケット１
２R，１２Lは、図４〜図６で明示されているように、そ
の横断方向で段階的に傾斜するようになっているもので
ある。すなわち、第２切屑ポケット１０R，１０Lは、工
具本体２の剛性アップのためＲ形状で切上げ、第３切屑
ポケット１１R，１１Lは、傾斜角θ1，第４切屑ポケッ
ト１２R，１２Lは、傾斜角θ2を有するようにしてい
る。この場合、これらの傾斜角θ1，θ2は、θ1＜θ2の
関係にあり、θ1は５°〜３０°，θ2は３０°〜８０°
の範囲で設定されることが好ましい。
【００１１】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、溝底面
側の切屑に関与するスローアウェイチップ４R，４Lに対
する切屑ポケットの排出性を改善するようにしたもので
ある。したがって、切屑の噛み込みがなくなり、高送
り、耐振動性で問題となるピンミラーカッタで有効性が
発揮できるという利点を有する。
側の切屑に関与するスローアウェイチップ４R，４Lに対
する切屑ポケットの排出性を改善するようにしたもので
ある。したがって、切屑の噛み込みがなくなり、高送
り、耐振動性で問題となるピンミラーカッタで有効性が
発揮できるという利点を有する。
【図１】本考案ピンミラーカッタの一実施例を示す刃先
部分の一部平面図である。
部分の一部平面図である。
【図２】切屑ポケットの除去状態をハッチングで示した
一部側面図である。
一部側面図である。
【図３】切削軌跡の関係を示す概念的な説明図である。
【図４】第２切屑ポケット部分の関係を示す説明図であ
る。
る。
【図５】第３切屑ポケット部分の関係を示す説明図であ
る。
る。
【図６】第４切屑ポケット部分の関係を示す説明図であ
る。
る。
１ インターナルピンミラーカッタ ２ 工具本体 ３R，３L スローアウェイチップ ４R，４L スローアウェイチップ ５ 中央取付け穴 ６ 取付けねじ ７ ジャーナル ８ 段付き溝 ９R，９L 第１切屑ポケット １０R，１０L 第２切屑ポケット １１R，１１L 第３切屑ポケット １２R，１２L 第４切屑ポケット
Claims (1)
- 【請求項１】 円板状をなす工具本体２の周方向には、
段付き溝８の底面および側面をそれぞれ切削する縦イン
サート形式のスローアウェイチップ３R，３L，４R，４L
が千鳥刃状に取付けられるようにしたピンミラーカッタ
において、 前記工具本体２には、溝側面側に位置するスローアウェ
イチップ３R，３Lに対する第１切屑ポケット９R，９Lが
設けられるとともに、溝底面側に位置するスローアウェ
イチップ４R，４Lに対する第２切屑ポケット１０R，１
０L、第３切屑ポケット１１R，１１Lおよび第４切屑ポ
ケット１２R，１２Lが設けられ、これらの横断面では、
第２切屑ポケット１０R，１０Lから外周側側面側にある
第４切屑ポケット１２R，１２Lに向かって順次傾斜して
いることを特徴とするピンミラーカッタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10472091U JP2548449Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | ピンミラーカッタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10472091U JP2548449Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | ピンミラーカッタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544408U JPH0544408U (ja) | 1993-06-15 |
| JP2548449Y2 true JP2548449Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=14388329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10472091U Expired - Fee Related JP2548449Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | ピンミラーカッタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548449Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101238849B1 (ko) * | 2008-09-04 | 2013-03-04 | 가부시키가이샤 탕가로이 | 사이드 커터 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP10472091U patent/JP2548449Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0544408U (ja) | 1993-06-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970422 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
| R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
| R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |