JP2548154B2 - 乗用型作業機 - Google Patents
乗用型作業機Info
- Publication number
- JP2548154B2 JP2548154B2 JP61312387A JP31238786A JP2548154B2 JP 2548154 B2 JP2548154 B2 JP 2548154B2 JP 61312387 A JP61312387 A JP 61312387A JP 31238786 A JP31238786 A JP 31238786A JP 2548154 B2 JP2548154 B2 JP 2548154B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link mechanism
- seat
- seedling
- riding type
- lifting link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、乗用牽引車体の後部に昇降リンク機構を
介して田植装置やい草植装置あるいは野菜移植装置等の
作業装置を装着した乗用型作業機に関するものである。
介して田植装置やい草植装置あるいは野菜移植装置等の
作業装置を装着した乗用型作業機に関するものである。
この種の従来技術としては、実開昭54−15829号公報
に示すように、乗用牽引車体の後部に昇降リンク機構を
介して移植装置を装着し、該乗用牽引車体の操縦座席の
後方に補助座席を設けた乗用型移植機がある。
に示すように、乗用牽引車体の後部に昇降リンク機構を
介して移植装置を装着し、該乗用牽引車体の操縦座席の
後方に補助座席を設けた乗用型移植機がある。
然し乍ら、上記従来の乗用型移植機は、補助座席が乗
用牽引車体の上部にあり、換言すると、補助座席の後方
に昇降リンク機構がある構成である為に、機体の前後長
さが非常に長い大型の構成であって、然も、補助座席の
ステップは昇降リンク機構の上方にある為に、昇降リン
ク機構の上下動するスペースをそのステップの下方に確
保しなければならず更に機体が大型化するものであっ
た。
用牽引車体の上部にあり、換言すると、補助座席の後方
に昇降リンク機構がある構成である為に、機体の前後長
さが非常に長い大型の構成であって、然も、補助座席の
ステップは昇降リンク機構の上方にある為に、昇降リン
ク機構の上下動するスペースをそのステップの下方に確
保しなければならず更に機体が大型化するものであっ
た。
この発明は、上記の課題を解消すべく、乗用牽引車体
1の後部に昇降リンク機構25を介して作業装置27を装着
し、前記乗用牽引車体1の操縦座席13の後方或いは斜め
後方部で且つ機体側面視で昇降リンク機構25の上方部に
前記作業装置27に対する作業を行なう作業者が着座する
補助座席14を設け、前記昇降リンク機構25の横側にステ
ップ9aを設けたことを特徴とする乗用型作業機としたも
のである。
1の後部に昇降リンク機構25を介して作業装置27を装着
し、前記乗用牽引車体1の操縦座席13の後方或いは斜め
後方部で且つ機体側面視で昇降リンク機構25の上方部に
前記作業装置27に対する作業を行なう作業者が着座する
補助座席14を設け、前記昇降リンク機構25の横側にステ
ップ9aを設けたことを特徴とする乗用型作業機としたも
のである。
この発明は前記の構成であるから、機体操縦用の操縦
座席13と作業装置27に対する作業を行なう作業者が着座
する補助座席14とを設けて作業の能率を上げることがで
き、且つ、機体側面視で昇降リンク機構25の上方部に補
助座席14を設けて昇降リンク機構25の横側にステップ9a
を設けたので、従来例に比して機体全長を短くでき小型
軽量で作業性の良い乗用型作業機を得ることができる。
座席13と作業装置27に対する作業を行なう作業者が着座
する補助座席14とを設けて作業の能率を上げることがで
き、且つ、機体側面視で昇降リンク機構25の上方部に補
助座席14を設けて昇降リンク機構25の横側にステップ9a
を設けたので、従来例に比して機体全長を短くでき小型
軽量で作業性の良い乗用型作業機を得ることができる。
1は乗用牽引車で、ミッションケース2の前部にエン
ジン台3を取付けてエンジンを搭載しこれをボンネット
4で覆い、ミッションケース2の前後中間の左右両側に
前輪伝動ケース5、5を介して前輪6、6を装着し、ミ
ッションケース2の後部左右両側に後方下方へ延びるチ
エンケース7を介して後輪8、8を装着し、前記ボンネ
ット4及びミッションケース2の廻りとミッションケー
ス2の左右両側から後方に長く延びる部分にフラット状
のステップ9を設け、後方へ延びる左右のステップ9a、
9a間に内部が中空になっているリンクカバー枠10を膨出
する恰好で構成し、前記左右のチエンケース7、7間を
連結する結合枠11から突出するリンク支持枠12を前記リ
ンクカバー枠10内へ設けている。図例においては、操縦
座席13と補助座席14とは前後に一体構成してあり、前記
左右のリンク支持枠12、12の上部を連結する横枠15から
上方へ突出する筒体16を前記リンクカバー枠10に臨ま
せ、この筒体16に座席支持軸17を挿通して該両座席13、
14が回動可能に構成している。18は座席ロックレバー
で、基部を前記横枠15に枢着して先端をリンクカバー枠
10の前部に突出ならしめ、このレバー18にロックピン19
を遊着しロックピン19の先端をリンクカバー枠10から突
出させてこれを座席受枠20に設けた係止孔21、22に係合
可能に構成している。23はレバー18を引き上げるスプリ
ングを示す。24は操縦ハンドルである。
ジン台3を取付けてエンジンを搭載しこれをボンネット
4で覆い、ミッションケース2の前後中間の左右両側に
前輪伝動ケース5、5を介して前輪6、6を装着し、ミ
ッションケース2の後部左右両側に後方下方へ延びるチ
エンケース7を介して後輪8、8を装着し、前記ボンネ
ット4及びミッションケース2の廻りとミッションケー
ス2の左右両側から後方に長く延びる部分にフラット状
のステップ9を設け、後方へ延びる左右のステップ9a、
9a間に内部が中空になっているリンクカバー枠10を膨出
する恰好で構成し、前記左右のチエンケース7、7間を
連結する結合枠11から突出するリンク支持枠12を前記リ
ンクカバー枠10内へ設けている。図例においては、操縦
座席13と補助座席14とは前後に一体構成してあり、前記
左右のリンク支持枠12、12の上部を連結する横枠15から
上方へ突出する筒体16を前記リンクカバー枠10に臨ま
せ、この筒体16に座席支持軸17を挿通して該両座席13、
14が回動可能に構成している。18は座席ロックレバー
で、基部を前記横枠15に枢着して先端をリンクカバー枠
10の前部に突出ならしめ、このレバー18にロックピン19
を遊着しロックピン19の先端をリンクカバー枠10から突
出させてこれを座席受枠20に設けた係止孔21、22に係合
可能に構成している。23はレバー18を引き上げるスプリ
ングを示す。24は操縦ハンドルである。
25は昇降リンク機構で、上リンク25aと下リンク25bの
基部を前記リンク支持枠12、12に枢結し、後方に延ばし
た両リンク25a、25bの先端側を後部リンク25cで枢結
し、前記上リンク25aを前記牽引車体1側に取付けた油
圧装置26で上下回動するように構成している。そして、
この昇降リンク機構25の基部側は前記リンクカバー枠10
内に位置して上下回動時にはこのカバー枠10内を運動す
るようになっている。
基部を前記リンク支持枠12、12に枢結し、後方に延ばし
た両リンク25a、25bの先端側を後部リンク25cで枢結
し、前記上リンク25aを前記牽引車体1側に取付けた油
圧装置26で上下回動するように構成している。そして、
この昇降リンク機構25の基部側は前記リンクカバー枠10
内に位置して上下回動時にはこのカバー枠10内を運動す
るようになっている。
27は移植装置で、機枠を兼ねる主伝動ケース28aの前
端側に移植具を取付ける副伝動ケース28b、28bを左右に
間隔を配して正面視で門型状になるよう構成し、該副伝
動ケース28bの左右両側にクランクとスイングアームと
で移植具29、29を取付け、主伝動ケース28aの後方上部
に左右に往復横移動する苗収容部30をレール31と支持杆
32介してもうけたレール33で支架し、下部には整地フロ
ート34、34を装着している。前記苗収容部30は側面弓な
りになっているが、この容器には苗の根元側の床土部を
押さえる杆体35、35…が設けられていて苗が転倒するの
を防止している。36は苗の裏面を受けて移送する移送ベ
ルトを示す。
端側に移植具を取付ける副伝動ケース28b、28bを左右に
間隔を配して正面視で門型状になるよう構成し、該副伝
動ケース28bの左右両側にクランクとスイングアームと
で移植具29、29を取付け、主伝動ケース28aの後方上部
に左右に往復横移動する苗収容部30をレール31と支持杆
32介してもうけたレール33で支架し、下部には整地フロ
ート34、34を装着している。前記苗収容部30は側面弓な
りになっているが、この容器には苗の根元側の床土部を
押さえる杆体35、35…が設けられていて苗が転倒するの
を防止している。36は苗の裏面を受けて移送する移送ベ
ルトを示す。
そして、この移植装置27を前記昇降リンク機構25の後
部リンク25cに連結している。
部リンク25cに連結している。
37は予備苗載置台で、前記牽引車体側のステップ9a,9
aの外側上部に設けられている。
aの外側上部に設けられている。
上例の構成において、各予備苗載置台37、37と苗収容
器30とに苗を収容して、操縦座席13と補助座席14とに乗
り込み、作業を開始する。
器30とに苗を収容して、操縦座席13と補助座席14とに乗
り込み、作業を開始する。
即ち、操縦者は昇降リンク機構25を下動操作して整地
フロート34、34が水田の表土面に接地させて牽引車体1
を運転すると共に移植装置27側の伝動クラッチ(図示せ
ず)を「入」にして各部を駆動する。すると、苗収容器
30が左右に往復横移動して下端側の苗を一株づつ移植具
29に供給し、移植具29が供給された苗を保持して下部の
整地フロート34で整地された表土面に移植する。
フロート34、34が水田の表土面に接地させて牽引車体1
を運転すると共に移植装置27側の伝動クラッチ(図示せ
ず)を「入」にして各部を駆動する。すると、苗収容器
30が左右に往復横移動して下端側の苗を一株づつ移植具
29に供給し、移植具29が供給された苗を保持して下部の
整地フロート34で整地された表土面に移植する。
このようにして、移植作業が行われ、苗収容器30内の
苗が少なくなると補助者が予備苗載置台37から苗を取り
だして苗収容器30へ苗を補給するとよい。
苗が少なくなると補助者が予備苗載置台37から苗を取り
だして苗収容器30へ苗を補給するとよい。
また、予備苗載置台37の苗が少なくなると、操縦者が
牽引車体1の前端を畦畔に近づけて停止すると補助者が
ステップ9a、9を通って牽引車体1の前側に進み畦畔に
降り、苗を容易に積み込むことができる。
牽引車体1の前端を畦畔に近づけて停止すると補助者が
ステップ9a、9を通って牽引車体1の前側に進み畦畔に
降り、苗を容易に積み込むことができる。
更に、操縦者と補助者が交代する場合には、座席ロッ
クレバー18を操作して座席を前後に回動すると着座のま
まで容易に交代ができる。
クレバー18を操作して座席を前後に回動すると着座のま
まで容易に交代ができる。
別例の第3図と第4図で示した大型の乗用型移植機に
ついてその構成上の相違点だけを説明すると、補助座席
14、14がステップ9a、9aの外端上に食みでて後輪8、8
上に配設されている。
ついてその構成上の相違点だけを説明すると、補助座席
14、14がステップ9a、9aの外端上に食みでて後輪8、8
上に配設されている。
即ち、ステップ9a、9aが補助座席14とリンクカバー枠
10との間に構成されステップ9に通じている。また、移
植装置27は副伝動ケース28bの前側上方に苗収容器30が
設けられ、後端側に移植具29、29…が装着されている。
そして、補助座席14と苗収容器30との間に補助者の足元
が苗収容器30に当接するのを防止する仕切体38を設けて
いる。
10との間に構成されステップ9に通じている。また、移
植装置27は副伝動ケース28bの前側上方に苗収容器30が
設けられ、後端側に移植具29、29…が装着されている。
そして、補助座席14と苗収容器30との間に補助者の足元
が苗収容器30に当接するのを防止する仕切体38を設けて
いる。
尚、第5図で示す通り、苗収容器30の裏面にあって苗
を移送する前記移送ベルト36の代りに、移送針39を設け
てもよい。この移送針39は、上下方向に設けた軸40に移
動自在に挿通されているメタル41aに交差する筒体41bを
設けてこの筒体41bに嵌挿されており、この基部側を一
定以上の負荷で回転が停止するトルクリミッターが装備
されたモータで回転されるクランク42のクランクピン42
aに枢結している。この移送針39はクランク42の回転で
苗収容基30内へ裏面の長孔43から突入して下方へ移動
し、苗を下方へ移動するように構成されている。
を移送する前記移送ベルト36の代りに、移送針39を設け
てもよい。この移送針39は、上下方向に設けた軸40に移
動自在に挿通されているメタル41aに交差する筒体41bを
設けてこの筒体41bに嵌挿されており、この基部側を一
定以上の負荷で回転が停止するトルクリミッターが装備
されたモータで回転されるクランク42のクランクピン42
aに枢結している。この移送針39はクランク42の回転で
苗収容基30内へ裏面の長孔43から突入して下方へ移動
し、苗を下方へ移動するように構成されている。
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図は側
面図、第2図はその平面図、第3図は別例の側面図、第
4図はその平面図、第1図は要部の断面図を示す。 図中記号1は乗用牽引車体、9aはステップ、13は操縦座
席、14は補助座席、25は昇降リンク機構、27は移植装
置、29は移植具、30は苗収容器、34は整地フロートであ
る。
面図、第2図はその平面図、第3図は別例の側面図、第
4図はその平面図、第1図は要部の断面図を示す。 図中記号1は乗用牽引車体、9aはステップ、13は操縦座
席、14は補助座席、25は昇降リンク機構、27は移植装
置、29は移植具、30は苗収容器、34は整地フロートであ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭52−87379号(実開 昭54− 15829号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】乗用牽引車体1の後部に昇降リンク機構25
を介して作業装置27を装着し、前記乗用牽引車体1の操
縦座席13の後方或いは斜め後方部で且つ機体側面視で昇
降リンク機構25の上方部に前記作業装置27に対する作業
を行なう作業者が着座する補助座席14を設け、前記昇降
リンク機構25の横側にステップ9aを設けたことを特徴と
する乗用型作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61312387A JP2548154B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 乗用型作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61312387A JP2548154B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 乗用型作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63167707A JPS63167707A (ja) | 1988-07-11 |
JP2548154B2 true JP2548154B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=18028637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61312387A Expired - Lifetime JP2548154B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 乗用型作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548154B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0257113A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-26 | Iseki & Co Ltd | 農作業機用乗用走行車 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415829U (ja) * | 1977-06-30 | 1979-02-01 |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP61312387A patent/JP2548154B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63167707A (ja) | 1988-07-11 |
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