JP2548079B2 - 折畳装置の折帳搬出装置 - Google Patents

折畳装置の折帳搬出装置

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JP2548079B2
JP2548079B2 JP5220536A JP22053693A JP2548079B2 JP 2548079 B2 JP2548079 B2 JP 2548079B2 JP 5220536 A JP5220536 A JP 5220536A JP 22053693 A JP22053693 A JP 22053693A JP 2548079 B2 JP2548079 B2 JP 2548079B2
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隆史 宮澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、折畳装置におけるデ
リバリーファンの下方に設けられる折帳搬出装置、特に
デリバリーファンとの間隔を調整することができる折帳
搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走行紙を鋸胴と折胴との間に導き入れて
所定長さで切断すると共に、切断したものを折り畳み、
この折帳をデリバリーファンで受領し、更にデリバリー
ファンの下方に設けられた搬出装置によって折畳装置か
ら搬出するようにした折畳装置の従来の技術におけるも
のには、例えば、「NEWSPAPER LETTERPRESS PRESSES 」
(Copyright 1970. ANPA Research Institute 発行 1
36〜146頁)、「新聞印刷 印刷編 改訂版」(昭
和55年10月31日 社団法人日本新聞協会発行 4
7,55頁)、「オフ輪印刷技術」(昭和56年9月1
5日 GATF極東事務所発行 57頁)及び「印刷機
械入門」(昭和60年7月1日 印刷学会出版部発行
55〜57頁)に記載されているものがある。
【0003】それらの折畳装置においては、前記「NEWS
PAPER LETTERPRESS PRESSES 」146頁右欄5〜7行に
記載されているように折帳の厚さ等に応じて前記搬出装
置を上下に変位させて、デリバリーファンと搬出装置と
の間隔を調整し、デリバリーファン下方の折帳の通過間
隔を適正に維持し、搬出装置によって搬出される折帳の
並びに乱れが生じないようにすることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術によ
る折畳装置の折帳搬出装置におけるデリバリーファンと
の間隔を調整する機構は、搬出装置が外部搬送装置と連
係する必要があることから、搬出装置における搬出下流
側を変位させないで、専ら搬出上流側を適宜の回動中心
によって回動変位させる構成となっている。従って、デ
リバリーファンと搬出装置との最近接位置における両者
の間隔が適正になるように広大調整すると、搬出装置に
おけるデリバリーファンとの最近接位置よりも搬出上流
側は、デリバリーファンから必要以上に離隔してしま
う。
【0005】そのため、デリバリーファンから押し出さ
れた折帳の搬出装置までの落下距離が大きくなり、折帳
が搬出装置上で無用のバウンドをし、折帳の搬出装置上
での静止位置が左右及び/又は前後にずれることが多
く、搬出される折帳の並びに、飛び出しやピッチ不揃い
等の不具合が生じていた。
【0006】この発明は、デリバリーファンと搬出装置
との間隔調整において、搬出装置の一部分がデリバリー
ファンから必要以上に離隔するのを防止できる搬出装置
を提供し、搬出される折帳の並びからの折帳の飛び出し
やピッチ不揃いを一掃し、後工程、例えば折帳の自動計
数、自動集積等が、円滑且つ適正に行われるようにする
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の折畳装置の折
帳搬出装置は、第1回動中心回りに回動し得るように設
けられた第1回動部と、第1回動部の回動先端側に設け
られた第2回動中心回りに回動し得るように設けられた
第2回動部と、第1回動部を回動変位させる調整部と、
第2回動部を第1回動部の回動方向と逆方向に第1回動
部の回動に連動回動させる伝動手段と、デリバリーファ
ンの下方に配置され、第1回動部の回動先端側に上流端
が支持された第1搬送手段と、第2回動部の回動先端側
に上流端が支持され、且つ第1搬送手段の上流側に連係
して設けられた第2搬送手段とを具備している。
【0008】
【作用】切断・折畳み工程の結果の折帳は、折畳装置か
ら時計回りに回転するデリバリーファンの上方位置周面
において受領され、走行する第1搬送手段の上流側に順
次落下移転される。そして、折帳は、第1搬送手段によ
り順次搬出される。デリバリーファンの下方周面に対す
る第1搬送手段、特に上流側の搬送面の間隔を調整する
のに際しては、調整部により第1回動部を第1回動中心
回りに回動して行い、第1回動部の回動によりその回動
先端側に上流端が支持された第1搬送手段、特に上流端
をデリバリーファンの下方周面に対し接近・離隔する。
【0009】上記のデリバリーファンの下方位置周面に
対する第1搬送手段の間隔位置を調整するに際しては、
同時に第2搬送手段の間隔位置も伝動手段の作動により
連動して行われる。尤も第2搬送手段における下流端
は、第1搬送手段における上流端の変位において、一体
的にデリバリーファンの下方位置周面に対し接近・離隔
することは明らかである。
【0010】そして、伝動手段の作用により、第1回動
部の回動において第2回動部は、第1回動部の回動方向
と逆方向に第1回動部の回動に連動して回動する。それ
により第2回動部の回動先端側に上流端が支持された第
2搬送手段は、デリバリーファンの周面に対し第1搬送
手段と逆に変位する。従って、デリバリーファンの周面
と第2搬送手段との間隔は、第1搬送手段の上下変位に
伴って第1搬送手段とデリバリーファンの周面との間隔
の増減の大きさと略同一の大きさを維持して同様に増減
される。
【0011】それにより、デリバリーファンの下方位置
周面と第1搬送手段の上流側搬送面との間隔が厚手の折
帳に整合するように広げられても、デリバリーファンの
下方位置周面より上流側の搬送面である第2搬送手段の
搬送面は、デリバリーファンの周面との間隔を無用に広
げることがなく、第1搬送手段がデリバリーファンの周
面から離隔したのと略同一の大きさ離隔するだけなの
で、デリバリーファンから落下する折帳が詰まることは
なく、且つ無用のバウンドをすることもない。
【0012】逆にデリバリーファンの下方位置周面と第
1搬送手段の上流側搬送面との間隔が薄手の折帳に整合
するように狭められても、デリバリーファンの下方位置
周面より上流側の搬送面である第2搬送手段の搬送面
は、デリバリーファンの周面との間隔を無用に狭めるこ
とがなく、第1搬送手段がデリバリーファンの周面に接
近したのと略同一の大きさ接近するだけなので、デリバ
リーファンから落下する折帳が詰まることはなく、且つ
無用のバウンドをすることもない。
【0013】
【実施例】この発明の実施例における折畳装置の折帳搬
出装置を図面に従って説明する。図1及び図2に示すよ
うに、折帳搬出装置は、デリバリーファンの下側に位置
し、デリバリーファンDの下の位置において接続された
下流側の第1搬送部Aと上流側の第2搬送部Bとから構
成され、第1搬送部Aを回動変位させる調整部C及び第
1搬送部Aの回動と第2搬送部Bの回動とを連係させる
伝動手段Eを具備しており、第1搬送部Aと上流側の第
2搬送部Bとにおいては、夫々の回動部に搬送手段が設
けられている。
【0014】対設されたフレームF,Fには、デリバリ
ーファンDの下の位置より下流側の位置において第1回
動中心となる軸線の回動軸1の両端が回転自在に軸受け
されており、回動軸1には、フレームF,Fの内側面と
適宜の間隔をあけて第1回動部となる回動枠2,2の基
部が結合(例えばキー結合)されており、デリバリーフ
ァンDの下の位置にまで伸びた回動枠2,2の先端部に
、第2回動中心となる軸線と同一軸線の回転軸3の両
端部が回転自在に軸受けされている。回転軸3には、第
1搬送部Aの上流側プーリー4,4‥‥と第2搬送部B
の下流側プーリー5,5‥‥とが交互に配設されてい
る。更に基部近くにおいて回動枠2,2に上流側プーリ
ー4,4‥‥に対応した中間プーリー6,6‥‥が回転
自在に取付けられている。
【0015】第1搬送部Aにおいては、下流側で上流側
プーリー4,4‥‥に対応して下流側プーリー7a,7
a‥‥を取付けた回転軸7bの両端がフレームF,Fに
回転自在に軸受けされており、上流側プーリー4,4‥
‥と下流側プーリー7a,7a‥‥とには、コンベヤベ
ルト8,8‥‥が巻掛けられている。第1搬送部Aは、
下流側において、図示しない他の後続搬送手段に連係さ
れていると共に、例えば回転軸7bが図示しない駆動伝
動手段により駆動伝動されている。更に、回転軸7bに
固着されたスプロケット(図略)、回動軸1に回転自在
に軸受けされた中間スプロケット9及び回転軸3に固着
されたスプロケット10には、無端チェーン11A,11Bが
順次巻掛けられ、上流側プーリー4,4‥‥と下流側プ
ーリー7a,7a‥‥とは、同期回転し、コンベヤベル
ト8,8‥‥が図1で反時計回りに回動するようになっ
ている。
【0016】又、後記のような回転軸3、即ち上流側プ
ーリー4の変位に対応してコンベヤベルト8の張力を維
持するように、例えば図1に示すように、第1搬送部A
には、一端が空気圧シリンダー12のピストン棒に枢着
されたベルクランク13の他端に回転自在に軸支された
テンションプーリ14a及びベルクランク枢軸部のプー
リー14bが各コンベヤベルト8に対して設けられ、テ
ンションプーリー14a及びプーリー14bがコンベヤ
ベルト8に対し係合している。
【0017】第2搬送部Bにおいては、回転軸3と同軸
線関係で各回動枠2の先端部に外側に突出して設けられ
第2回動中心となる軸線の枢軸15に、第2回動部と
なるベルクランク16の屈曲部が回動自在に嵌着され、
ベルクランク16,16の回動先端となる一端(図1に
おいて右端)には支持軸17の両端が取付けられてい
る。支持軸17には、第2搬送部Bの下流側プーリー
5,5‥‥に対応した位置に空気圧シリンダー18,1
8‥‥が取付けられ、そのピストン棒端には、夫々第2
搬送部Bの上流側プーリー19が回転自在に軸支されて
おり、下流側プーリー5と上流側プーリー19とには、
第2搬送部Bのコンベヤベルト20が巻掛けられてい
る。即ち、第2回動部となるベルクランク16の回動先
端には空気圧シリンダー18を介して第2搬送部Bの上
流側プーリー19が支持されている。そして、既述のよ
うな回転軸3の回転による下流側プーリー5,5‥‥の
一体回転で、コンベヤベルト20,20‥‥が図1で反
時計回りに回動するようになっている。
【0018】第1搬送部Aを回動変位させる調整部Cに
おいては、フレームFの内側面と回動枠2との間で回動
軸1の一端部に、回動腕21の中間部が、他端部に回動腕
22の基部が夫々結合(例えばキー結合)されており、回
動腕21の一端及び回動腕22の先端には、夫々、引張りコ
イルばね23の一端が結合され、引張りコイルばね23の他
端は、フレームFに取付けられたブラケット24にナット
25を介して調節自在に取付けられたボルト25に結合され
ており、従って回動腕21及び回動腕22は、引張りコイル
ばね23のばね力により反時計回り(図1)に回動される
ようになっている。引張りコイルばね23のばね力は、ナ
ットを調節回転してボルト25を変位することにより調節
される。
【0019】図2及び図3に示すように、回動腕21の
他端部には、フォーク状となり溝部21aが形成されて
おり、溝部21aには、扁平形の雌ねじ部材26が嵌装
され、雌ねじ部材26の端部には、少なくとも、反時計
回りの回動腕21の他端部の変位に対向するような半径
方向の突出部26aが形成されている。雌ねじ部材26
に螺合し、フレームFに平行なねじ杆27は、フレーム
Fに固着されたブラケット28に軸線方向には拘束さ
れ、且つ回転自在に取付けられている。ねじ杆27の端
部に取付けられた傘歯車29は、フレームFに回転自在
に取付けられた調整軸30の内端に取付けられた傘歯車
31と噛み合い、調整軸30の外端には、回転ハンドル
32が取付けられている。なお、ねじ杆27のねじ部の
両端部には夫々ストッパー33が取付けられている(例
えばナットが螺着されている)。
【0020】第1搬送部Aの回動と第2搬送部Bの回動
とを連係させる伝動手段Eにおいては、回動枠2,2の
基部及びベルクランク16,16の屈曲部の外端面に
は、夫々スプロケット34,35が取付けられている
(スプロケット34は、独立して回動軸1に取付けられ
ていてもよい)。即ちスプロケット34は、回動枠2及
び回動軸1と一体的に回転自在であり、スプロケット
は、ベルクランク16と一体的に枢軸15に対し回動
自在である。一端側で一方の噛合い側がスプロケット3
4の部分周に係合し、他端側で他方の噛合い側がスプロ
ケット35の部分周に係合したチェーン36の各端は、
夫々スプロケット34,35に結合されている。即ちチ
ェーン36は、図1に示す方向のS字状となっている。
なお、チェーン36の中間部は、適宜回動枠2に回転自
在に軸着された中間スプロケット37の部分周に係合し
ている。
【0021】そして、各ベルクランク16の回動基端と
なる他端(支持軸17を支持する回動基端の反対側)に
は、夫々、引張りコイルばね38の一端が結合され、引
張りコイルばね38の他端は、回動枠2に取付けられた
ブラケット39にナットを介して調節自在に取付けられ
たボルト40に結合されており、従ってベルクランク1
6は、引張りコイルばね38のばね力により時計回り
(図1)に回動されるようになっている。引張りコイル
ばね38のばね力は、ナットを調節回転してボルト40
を変位することにより調節される。
【0022】上記の折畳装置の折帳搬出装置の作用につ
いて述べる。第1搬送部Aにおいて、下流側の回転軸7
bが図示しない駆動伝動手段により駆動伝動されると、
下流側プーリー7a,7a‥‥が反時計回りに回転する
と共に、回転軸7bのスプロケットの回転、無端チェー
ン11Aの回動、中間スプロケット9の回転及び無端チェ
ーン11Bの回動を介してスプロケット10、即ち回転軸3
が回転する。それによつて上流側プーリー4,4‥‥が
反時計回りに同期回転し、その結果、コンベヤベルト
8,8‥‥は反時計回りに回動する。
【0023】第2搬送部Bにおいては、上記のように回
転軸3が回転するので、下流側プーリー5が回転し、そ
の結果、コンベヤベルト20,20‥‥も反時計回りに回動
する。その際、第1搬送部Aのコンベヤベルト8,8‥
‥及び第2搬送部Bのコンベヤベルト20,20‥‥の張力
は常に空気圧シリンダー12,12‥‥;18,18‥‥の作動
によるテンションプーリー14a;上流側プーリー19をも
って維持される。
【0024】かくして、切断・折畳み工程の結果の折帳
は、折畳装置から時計回りに回転するデリバリーファン
Dに受領され、下方位置周面から第1搬送部Aと第2搬
送部Bとの接続位置付近でコンベヤベルト上に順次落下
移転される。そして、コンベヤベルト上に順次載せられ
た折帳は、図1において右側から第2搬送部B及び第1
搬送部Aにより順次左側へと搬送される。
【0025】デリバリーファンDの下方位置周面に対す
る第1搬送部A、特に上流側の間隔位置を調整するに際
しては、回転ハンドル32を所望の方向に回動操作する。
例えば、図3で時計回りに回動操作すると、傘歯車31,
29を介してねじ杆27が傘歯車29側から見て時計回りに回
転するので、雌ねじ部材26の突出部26aは左行し、その
結果、回動腕21,22は、引張りコイルばね23のばね力に
より図1で反時計回りに回動し、それにより回動軸1が
反時計回りに回動する。
【0026】又、図3で反時計回りに回動操作すると、
傘歯車31,29を介してねじ杆27が傘歯車29側から見て反
時計回りに回転するので、雌ねじ部材26の突出部26aは
右行し、その結果、回動腕21,22は、引張りコイルばね
23のばね力に抗して図1で時計回りに回動し、それによ
り回動軸1が時計回りに回動する。
【0027】回動軸1が反時計回りに回動すると、回動
枠2,2が回動軸1の軸線回りに反時計回りに回動し、
回動端の回転軸3、即ち第1搬送部Aの上流側プーリー
4,4‥‥が上昇し、デリバリーファンDの下方位置周
面に接近する。従って、第1搬送部Aと第2搬送部Bと
の接続位置Pにおけるコンベヤベルト8の搬送面とデリ
バリーファンDの下方位置周面との間隔は狭まり、コン
ベヤベルト8の搬送面が全体としてもデリバリーファン
Dの下方位置周面に接近する。
【0028】逆に回動軸1が時計回りに回動すると、回
動枠2,2が回動軸1の軸線回りに時計回りに回動し、
回動端の回転軸3、即ち第1搬送部Aの上流側プーリー
4,4‥‥が下降し、デリバリーファンDの下方位置周
面から離隔する。従って、第1搬送部Aと第2搬送部B
との接続位置Pにおけるコンベヤベルト8の搬送面とデ
リバリーファンDの下方位置周面との間隔は広がり、コ
ンベヤベルト8の搬送面が全体としてもデリバリーファ
ンDの下方位置周面から離隔する。
【0029】上記のデリバリーファンDの下方位置周面
に対する第1搬送部Aの間隔位置を調整するに際して
は、同時に第2搬送部Bの間隔位置の調整も伝動手段E
の作動により連動して行われる。尤も第2搬送部Bにお
ける下流側プーリー5は、第1搬送部Aにおける上流側
プーリー4の変位において、一体的にデリバリーファン
Dの下方位置周面に対し接近・離隔することは明らかで
ある。
【0030】そして、チェーン36の巻掛方向が図1に示
すようである場合、上記のように回転軸1が反時計回り
(図1)に回動すると、スプロケット34,34が一体的に
反時計回りに回動し、チエーン36がスプロケット34側で
緩められるので、圧縮コイルばね38のばね力により、ベ
ルクランク16は枢軸15の軸線回りに時計回りに回動され
るので、支持軸17の軸心、延いては上流側プーリー19の
軸心も枢軸15の軸線回りに時計回りに回動変位する。そ
の結果、コンベヤベルト20は、全体として下流側プーリ
ー5を中心に時計回り(図1)に回動する。
【0031】逆に回転軸1が時計回り(図1)に回動す
ると、スプロケット34,34が一体的に時計回りに回動
し、チエーン36がスプロケット34側で巻取られるので、
圧縮コイルばね38のばね力に抗してベルクランク16は枢
軸15の軸線回りに反時計回りに回動されるので、支持軸
17の軸心、延いては上流側プーリー19の軸心も枢軸15の
軸線回りに反時計回りに回動変位する。その結果、コン
ベヤベルト20は、全体として下流側プーリー5を中心に
反時計回り(図1)に回動する。
【0032】即ち、第1搬送部Aのコンベアベルト4の
上流側搬送面がデリバリーファンDの下方位置周面から
離隔する場合にも、デリバリーファンDの下方位置周面
に接近する場合にも、第2搬送部Bのコンベアベルト20
の搬送面は第1搬送部Aのコンベアベルト4の搬送面と
逆に変位し、デリバリーファンDの周面と第2搬送部B
のコンベアベルト20の搬送面との間隔は、第1搬送部A
の上下変位に伴ってコンベアベルト4とデリバリーファ
ンDの周面との間隔が増減される大きさと略同一の大き
さを維持して同様に増減される。即ち、第2搬送部Bの
コンベアベルト20は、第1搬送部Aのコンベアベルト4
と同様にデリバリーファンDに対し略同一の大きさで離
隔、又は接近させられ、必要以上に離隔、又は接近させ
られることがない。
【0033】それにより、デリバリーファンDの下方位
置周面と第1搬送部Aのコンベアベルト4の上流側搬送
面との間隔が取り扱われる折帳の厚さに整合させて調整
されたときは、デリバリーファンDの下方位置周面より
上流側の搬送面である第2搬送部Bのコンベアベルト20
の搬送面も、デリバリーファンDの周面との近接位置で
取り扱われる折帳の厚さに整合した間隔が維持されるの
で、デリバリーファンDから落下する折帳が詰まること
もなく、且つ無用のバウンドをすることもない。
【0034】上記の実施例における折帳搬出装置の第1
搬送部A、第2搬送部B、調整部C及び伝動手段Eの機
構は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で変更し得る。
例えば、伝動手段Eにおいてスプロケット34,35をピッ
チ円径比率が相異する組合せとなるように多段に設け、
チェーン36を各組合せのスプロケット間に掛け換え可能
に設ける機構とし、第1搬送部Aの変位の大きさに対す
る第2搬送部Bの変位の大きさを変更し得るようにした
り、スプロケット・チェーン機構を等価的なリンク機構
に変更したりすることは可能である。
【0035】
【発明の効果】この発明の折畳装置の折帳搬出装置にお
いては、第1搬送手段の上流側搬送面がデリバリーファ
ンの下方位置周面から離隔する場合にも、デリバリーフ
ァンの下方位置周面に接近する場合にも、第2搬送手段
の搬送面は第1搬送手段の搬送面と逆に変位し、デリバ
リーファンの周面と第2搬送手段の搬送面との間隔は、
第1搬送手段の上下変位に伴って第1搬送手段とデリバ
リーファンの周面との間隔が増減される大きさと略同一
の大きさを維持して同様に増減させられる。
【0036】それにより、デリバリーファンの下方位置
周面と第1搬送手段の上流側搬送面との間隔が厚手の折
帳に整合するように広げられても、デリバリーファンの
下方位置周面より上流側の搬送面である第2搬送手段の
搬送面は、デリバリーファンの周面との間隔を無用に広
げることがなく、第1搬送手段がデリバリーファンの周
面から離隔したのと略同一の大きさだけ離隔するだけな
ので、デリバリーファンから落下する折帳が詰まること
はなく、且つ無用のバウンドをすることもない。
【0037】逆にデリバリーファンの下方位置周面と第
1搬送手段の上流側搬送面との間隔が薄手の折帳に整合
するように狭められても、デリバリーファンの下方位置
周面より上流側の搬送面である第2搬送手段の搬送面
は、デリバリーファンの周面との間隔を無用に狭めるこ
とがなく、第1搬送手段がデリバリーファンの周面に接
近したのと略同一の大きさ接近するだけなので、デリバ
リーファンから落下する折帳が詰まることはなく、且つ
無用のバウンドをすることもない。
【0038】従って、デリバリーファンと搬出手段との
間隔調整において、搬出手段の一部分がデリバリーファ
ンから必要以上に離隔したり、接近したりするのを防止
できるので、搬出される折帳の並びからの折帳の飛び出
しやピッチ不揃いを一掃し、後工程、例えば折帳の自動
計数、自動集積等が、円滑且つ適正に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における折帳搬出装置の主要
構成の正面図である。
【図2】この発明の実施例における折帳搬出装置の主要
構成の展開平面図である。
【図3】この発明の実施例における折帳搬出装置の調整
部の部分平面図である。
【符号の説明】
D デリバリーファン A 第1搬送部 B 第2搬送部 C 調整部 E 伝動手段 F フレーム 1 回動軸 2 回動枠 3,7b 回転軸 4,19 上流側
プーリー 5,7a 下流側プーリー 6 中間プーリ
ー 8,20 コンベヤベルト 9,37 中間ス
プロケット 10,34,35 スプロケット 11A,11B 無
端チェーン 12,18 空気圧シリンダー 13,16 ベルク
ランク 14a テンションプーリ 14b プーリー 15 枢軸 17 支持軸 21,22 回動腕 21a 溝部 23,38 引張りコイルばね 24,28,39 ブ
ラケット 25,40 ボルト 26 雌ねじ部材 26a 突出部 27 ねじ杆 29,31 傘歯車 30 調整軸 32 回転ハンドル 33 ストッパー 36 チェーン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1回動中心回りに回動し得るように設
    けられた第1回動部と、第1回動部の回動先端側に設け
    られた第2回動中心回りに回動し得るように設けられた
    第2回動部と、第1回動部を回動変位させる調整部と、
    第2回動部を第1回動部の回動方向と逆方向に第1回動
    部の回動に連動回動させる伝動部材と、デリバリーファ
    ンの下方に配置され、第1回動部の回動先端側に上流端
    が支持された第1搬送手段と、第2回動部の回動先端側
    に上流端が支持され、且つ第1搬送手段の上流側に連係
    して設けられた第2搬送手段とを具備した折畳装置の折
    帳搬出装置
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