JP2548041Y2 - 基板保持装置 - Google Patents

基板保持装置

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JP2548041Y2
JP2548041Y2 JP1268491U JP1268491U JP2548041Y2 JP 2548041 Y2 JP2548041 Y2 JP 2548041Y2 JP 1268491 U JP1268491 U JP 1268491U JP 1268491 U JP1268491 U JP 1268491U JP 2548041 Y2 JP2548041 Y2 JP 2548041Y2
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JP
Japan
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substrate
clamper
arm
holding device
base
Prior art date
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JP1268491U
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Inventor
茂久 田村
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばイオン注入装
置、薄膜形成装置等に用いられるものであって、基板を
保持する基板保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板保持装置の従来例を図4に
示す。
【0003】この基板保持装置は、基板(例えばウェー
ハ)2を載せるベース4と、基板2の周縁部をベース4
に対して押さえ付ける環状のクランパー6とを備えてお
り、このクランパー6を上下させてそれとベース4との
間に基板2を挟んで保持する構造をしている。
【0004】ベース4には、複数本のクランパー軸10
が上下動自在に貫通しており、それらの上端部にクラン
パー6が取り付けられており、下端部に連結板14が取
り付けられている。各クランパー軸の周りには、各クラ
ンパー軸10およびクランパー6をベース4に向けて弾
性的に押し下げるばね(例えば圧縮コイルばね)12が
設けられている。また、ベース4の表面には、基板2と
の間の熱伝導を良くするためにラバー8が設けられてい
る。
【0005】上記のように保持された基板2に、クラン
パー6の開口部を通してイオンビームを照射する等し
て、基板2にイオン注入等の処理を施すことができる。
処理後は、クランパー6を上昇させて保持を解除するこ
とで、基板搬送手段(図示省略)によって基板2を取り
出すことができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記基板保
持装置においては、基板2の処理後等においてクランパ
ー6を上昇させたときに、基板2がクランパー6に付着
したまま持ち上がり、基板2の取り出しに支障を来すこ
とがあるという問題がある。この基板2の付着の原因と
しては、イオン注入に伴う基板2のチャージアップ(帯
電)によるクランパー6への静電吸着や、基板2とクラ
ンパー6との接触面の汚れによる付着等が挙げられる。
【0007】ちなみにこのような問題は、基板2のサイ
ズが小さくなるほど、その重さが軽くなるので起こりや
すくなる。
【0008】そこでこの考案は、基板がクランパーに付
着するのを防止することができるようにした基板保持装
置を提供することを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案の基板保持装置は、前述したようなクラン
パーに、基板の半径方向に対してほぼ直交しかつ基板表
面にほぼ平行な軸と、この軸を支点に回動可能なアーム
であってその先端部が基板の端部に当接可能なものと、
このアームの先端部を弾性的に押し下げるばねとを設け
たことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、クランパーを上昇させる際
に、ばねの力によってアームの先端部が押し下げられ、
これによって基板がクランパーから強制的に引き離され
る。その結果、基板がクランパーに付着するのが防止さ
れる。
【0011】
【実施例】図1は、この考案の一実施例に係る基板保持
装置を示す平面図である。図2は、図1の線A−Aに沿
う拡大断面図である。図3は、図2中のアーム周りを示
す平面図である。図4の従来例と同一または相当する部
分には同一符号を付し、以下においては当該従来例との
相違点を主に説明する。
【0012】この実施例においては、前述したようなク
ランパー6の下面側の4個所に凹部6aを設け、その中
に、ブラケット16に保持されたアーム20をそれぞれ
収納している。
【0013】各ブラケット16は、図3に示すように平
面形状がコ字状をしており、そこに、基板2の半径方向
に対してほぼ直交しかつ基板2の表面にほぼ平行になる
ように軸18が通されている。そしてこの軸18に、細
長いアーム20が、矢印B(図2参照)のように回動可
能に支持されており、このようなものが、クランパー6
の各凹部6a内に収納されてねじ24によって固定され
ている。
【0014】各アーム20の先端部は、図2に示すよう
に、基板2の端部に当接可能である。また、クランパー
6と各アーム20との間には、各アーム20の先端部を
弾性的に押し下げるばね(例えば圧縮コイルばね)22
が設けられている。各ばね22は、この実施例では、ア
ーム20の上面部に設けた凹部20a内に収納されてい
る。
【0015】図2に示すようにクランパー6を下げてそ
れとベース4との間に基板2を保持した状態では、各ア
ーム20の先端部は基板2によって押され、ばね22を
圧縮している。
【0016】基板2に対する処理が終了する等してクラ
ンパー6を上昇させる際は、ばね22の力によって各ア
ーム20の先端部が押し下げられ、これによって基板2
がクランパー6から強制的に引き離される。従って、静
電気や汚れ等によって基板2がクランパー6に付着する
ことを防止することができる。
【0017】基板2をクランパー6から引き離す力は、
ばね22の強さ等によって調整することができる。ま
た、上記のようなアーム20等は、基板2の周囲の複数
個所に設ける方が基板2の引き離しは容易になるが、1
個所でもクランパー6から引き離すと基板2は自重で比
較的簡単に離脱するので、少なくとも1個所に設ければ
良い。
【0018】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、アーム
によって基板を強制的にクランパーから引き離すことが
できるので、基板がクランパーに付着するのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例に係る基板保持装置を示
す平面図である。
【図2】 図1の線A−Aに沿う拡大断面図である。
【図3】 図2中のアーム周りを示す平面図である。
【図4】 従来の基板保持装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 基板 4 ベース 6 クランパー 16 ブラケット 18 軸 20 アーム 22 ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を載せるベースと、基板の周縁部を
    ベースに対して押さえ付ける環状のクランパーとを備え
    る基板保持装置において、前記クランパーに、基板の半
    径方向に対してほぼ直交しかつ基板表面にほぼ平行な
    と、この軸を支点に回動可能なアームであってその先端
    部が基板の端部に当接可能なものと、このアームの先端
    部を弾性的に押し下げるばねとを設けたことを特徴とす
    る基板保持装置。
JP1268491U 1991-02-13 1991-02-13 基板保持装置 Expired - Lifetime JP2548041Y2 (ja)

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JPH04103643U JPH04103643U (ja) 1992-09-07
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JP5606726B2 (ja) * 2009-12-02 2014-10-15 日本電子株式会社 試料ホルダ及び試料取り付け取り外し治具

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