JP2547667Y2 - 出 窓 - Google Patents

出 窓

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JP2547667Y2
JP2547667Y2 JP4085293U JP4085293U JP2547667Y2 JP 2547667 Y2 JP2547667 Y2 JP 2547667Y2 JP 4085293 U JP4085293 U JP 4085293U JP 4085293 U JP4085293 U JP 4085293U JP 2547667 Y2 JP2547667 Y2 JP 2547667Y2
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JP
Japan
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shutter
bay window
waist
sleeve
bottom member
Prior art date
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JP4085293U
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English (en)
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JPH0710364U (ja
Inventor
満 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、下部の腰部を器材の
格納部とした出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】出窓には、シャッターや照明あるいはエ
アコン機器など器材を納める格納部が設けられることが
多い。例えば、下方の格納部から上方へ引きあげて開口
部を遮蔽するリフトアップシャッター(以下、単にシャ
ッターと言うことがある)を備えた出窓では、下部の腰
部が格納部とされ、内部にシャッターの巻取部やガイド
部材などが配置される。
【0003】このような格納部に納められた器材はメイ
ンテナンスを必要とするので、格納部は一部が開放でき
るようにされている。例えば、前記のリフトアップシャ
ッターを備えた出窓の場合、腰部の下面カバーが取り外
し可能となっていて、シャッターの巻取部やガイド部材
などのメインテナンスが下面カバーを外して行われる。
【0004】しかし、この場合、図5のように建物の2
階部分に出窓1が取付けられる状況では、建物の小屋根
2と出窓1の腰部3下面との間隔が接近し、これらの間
の空間がメインテナンス作業に十分とは言えない。この
ため、作業は不自然な姿勢で行うことになり、相当の困
難を伴う。一般に、出窓の腰部は出窓を構成する構造体
の一部と考えるので、格納部としても全体的な形態を崩
さない位置に点検孔を設ける技術的思想となっている。
このため前記のように上面又は下面のみが開放されるこ
とが多く、作業空間が狭くなりやすい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、下部の腰
部を器材格納部とした出窓であって、下方に十分な作業
空間を取りにくい個所に取り付けられても、内部に格納
されている器材に対する点検などの作業を行い易い構造
を備えた出窓の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】出窓下部の腰部が器材の
格納部とされる。腰部の少なくとも正面部材と底面部材
が、底面部材の建物側縁辺を回動中心として一体に下方
へ回動可能とされる。格納されている器材が底面部材と
一体に回動される配置にされることがある。
【0007】
【作用】腰部の少なくとも正面部材と底面部材が底面部
材の建物側縁辺を回動中心として一体に下方へ回動され
る構成は、格納部の内部を出窓の前方へ大きく露出させ
ることを可能とする。
【0008】
【実施例】図2は、リフトアップシャッターを備えた出
窓1であって、下部の腰部3がシャッター体4の巻取用
器材等を納める格納部とされている。出窓1は、屋根部
5、本体部6および腰部3を備え、また、それぞれが正
面部aとその左右両側の袖部b,cからなる。屋根部5
には、シャッター体4の引上げ装置6が配置されてい
る。
【0009】本体部7の正面部は正面開口部7a、袖部
は袖開口部7(b,c)とされ、それぞれに正面シャッ
ター体4a,袖シャッター体4(b,c)が装備されて
いる。なお、以下、例えば、正面シャッター体4a,袖
シャッター体4(b,c)をまとめてシャッター体4の
ように説明する場合がある。
【0010】本体部7は、屋外側左右の方立8,8、屋
内側左右の取付け枠9,9および棚板10を含む直方体
の枠構造に構成されており(図2、図3)、取付け枠9
で建物の躯体に固定されている。方立8と取付け枠9に
よって正面部aと袖部b,cが区画されるとともに左右
の方立8,8の対向面と方立8と取付け枠9の対向面
に、それぞれガイド溝11が形成されている。シャッタ
ー体4はいずれもこのガイド溝11に両側を案内されて
上下に移動される。
【0011】シャッター体4は、正面部と両側の袖部と
でそれぞれに独立して構成されており、通常、腰部3に
納められた正面シャッター巻取部12a、袖シャッター
巻取部12(b,c)に巻き取られている。シャッター
体4は、屋根部5に納められた引上げ装置6とワイヤ1
3で結合されており、引上げ装置6が駆動されるとシャ
ッター体4は一斉に引き上げられて開口部7(a〜c)
を遮蔽する。
【0012】なお、正面シャッター体4aと袖シャッタ
ー体4(b,c)は、出窓1が基本とする平面視台形の
屋外側各辺に沿って配置されるので、それぞれの巻取部
12をそれぞれの開口部7(a〜c)の直下に配置した
のでは、正面シャッター巻取部12aの両端と袖シャッ
ター巻取部12(b,c)の端部とが干渉する。
【0013】このため、袖シャッター巻取部12(b,
c)は、それぞれ左右の袖開口部7(b,c)の直下に
配置されるが、正面シャッター巻取部12aは平面視に
おいて正面開口部7aの直下から屋内側にシフトして配
置され(図3)、正面シャッター巻取部12aの両端が
袖シャッター巻取部12(b,c)の端部と干渉しない
ようにされている。正面シャッター体4aは正面シャッ
ター巻取部12aから径の小さなガイドローラー14を
介して引き出される。ガイドローラー14は正面開口部
7aの直下に、正面開口部7aの左右方向と平行に配置
されている。
【0014】腰部3は、構造枠15とカバー体16から
なる。構造枠15は頑丈な部材で構成され、格納部とし
ての腰部3内部に装備されるシャッター巻取部12を支
持する。カバー体16は正面部材17、袖面部材部材1
8および底面部材19を備え、この実施例においてこれ
らの部材17,18,19は頑丈な基枠20によって一
体に構成されている(図1、図2)。基枠20には前記
の構造枠15が固定され、また、正面部材17、袖面部
材18および底面部材19は縁材やカバー材を組み合わ
せて腰部3の外観を整えるように構成されている。
【0015】カバー体16は、基枠20の建物側縁辺が
蝶番21で回動可能に装着されることにより、下方へ回
動できるように構成されている。正面部材17と袖面部
材18の上縁には、シャッター4の出入り口22とカバ
ー体16を本体部7の下縁23に固定するための取り付
け部24が形成されている。この実施例において、固定
手段はボルト25である。符号26は蓋部材で、シャッ
ター体4の引き出し端に取り付けられ、シャッター体4
が下方へ引き込まれたとき出入り口22を閉鎖するため
のものである。カバー体16の平面形状は出窓1が基本
とする台形と相似であって、カバー体16の上方移動、
下方移動に本体側との干渉は生じない。
【0016】引上げ装置6が正方向に作動されるとシャ
ッター体4は巻取部12から巻き戻され、開口部7の外
面に沿って引き上げられ、開口部7が遮蔽される。正面
シャッター体4aは正面シャッター巻取部12aから袖
シャッター巻取部12(b、c)の上方に導かれ、ガイ
ドローラー14によって方向を上方に向けられて正面部
aのシャッター出入り口22aから上方へ移動される。
袖シャッター体4(b,c)はそれぞれの巻取部12
(b,c)から袖部b,cのシャッター出入り口22
(b,c)に導かれ、直接上方へ移動される。
【0017】シャッター体4が上限位置に到達するとリ
ミットスイッチが作動され、引上げ装置6のブレーキが
作動する。同時にモーターへの電力供給が遮断され、引
上げ作動が停止する。シャッター体4は戻り(落下)を
制動されて、開口部7を遮蔽した位置に維持される。ブ
レーキは電力が遮断されると制動力を発揮する負作動型
のものが使用されている。
【0018】引上げ装置6が逆方向に作動されるとシャ
ッター体4は、巻き取り部12に内装された巻き戻しば
ねの勢力によって腰部3に引き込まれ、それぞれの巻取
部12に巻き取られる。戻しばねの勢力は、シャッター
体4が引き上げられる際に蓄勢される。
【0019】腰部3に格納したシャッター巻取部12を
点検するには、まず、引上げ装置6とシャッター体4の
蓋部材26を繋ぐワイヤ13を取り外し、シャッター体
4を巻取部12へ完全に巻き込む。ついで、ボルト25
を抜き取り、カバー体16の全体を下方へ回動させる。
すると、カバー体16の内部、すなわち、格納部として
の腰部3の内部は出窓の前方へ大きく開放され、また、
bk実施例においてシャッター巻取部12もカバー体1
6の回動と共に前方に露出される。したがって、点検作
業は通常開放された空間である出窓1の前方側から容易
に行うことができる。作業終了後は、カバー体16を押
上げて上縁を本体部7の下縁にボルト25で固定すれ
ば、簡単に腰部3を閉じることができる。カバー体16
は一体であって、取り外したり、開閉する部材の数が少
なく作業能率が良い。
【0020】図4は、第2の実施例で、シャッター巻取
部12の装着に関する。この実施例では、構造枠15が
建物側にボルト27で固定されている。他の構成は、第
1の実施例と同様であり、シャッター巻取部12は、出
窓1の腰部3に格納され、腰部3は構造枠15とカバー
体16からなる。カバー体16が基枠20で一体に結合
された正面部材17、袖面部材18および底面部材19
を備え、底面部材19の縁辺で建物側に下方へ回動自在
に取り付けられている。
【0021】このため、カバー体16が下方へ回動され
ても、内部のシャッター巻取部12は前方に露出してこ
ない。しかし、カバー体16が下方へ開放されることで
これらの前方には大きな作業空間が作られる。また、カ
バー体16や本体部7でシャッター巻取部12の重量を
支える必要がないので、構造の面から出窓のコストを低
くできる。なお、カバー体16を開放する際には、シャ
ッター体4の取出し端から蓋部材26を取り外し、取出
し端を腰部3の内部に落し込んでから回動させる。
【0022】以上は、実施例であって、本願考案は図示
された具体的構成に限定されない。実施例としてリフト
アップシャッターを備えた出窓1に付いて説明したが、
腰部3に格納する器材は、他にエアコンや障子の開閉装
置あるいは照明装置が考えられる。実施例ではカバー体
16は、正面部材17、袖面部材18および底面部材1
9が一体に構成され、全体として回動する構造を示した
が、正面部材17と底面部材だけが一体となって下方へ
回動できるものであっても良い。カバー体16を上方位
置に固定するための手段は係合によるものであっても良
い。
【0023】
【考案の効果】出窓における腰部の内部に納められた器
材のメインテナンスを行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線に沿った断面透視図(第1実施
例)。
【図2】出窓の全体構造を示すための斜視図。
【図3】図2のB−B線に沿った断面透視図。
【図4】図2のA−A線に沿った断面透視図(第2実施
例)。
【図5】出窓取付け位置を示すための概略図。
【符号の説明】
1 出窓 2 小屋根 3 腰部 4 シャッター体 5 屋根部 6 引上げ装置 7 本体部 a 正面部 b 袖部(左) c 袖部(右) 7a 正面開口部 7b,7c 袖部開口部 8 方立 9 取り付け枠 10 棚板 11 ガイド溝 12a 正面シャッター巻取部 12b,12c 袖部シャッター巻取部 13 ワイヤ 14 ガイドローラー 15 構造枠 16 カバー体 17 正面部材 18 袖面部材 19 底面部材 20 基枠 21 蝶番 22 出入り口 23 下縁 24 取り付け部 25 ボルト 26 蓋部材 27 ボルト 28 取付け枠 29 棚板 30 ガイド溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出窓下部の腰部が器材の格納部とされて
    おり、腰部の少なくとも正面部材と底面部材が、底面部
    材の建物側縁辺を回動中心として一体に下方へ回動可能
    に装着されていることを特徴とした出窓。
  2. 【請求項2】 格納された器材が底面部材と一体に回動
    されることを特徴とした請求項1に記載の出窓。
JP4085293U 1993-07-27 1993-07-27 出 窓 Expired - Lifetime JP2547667Y2 (ja)

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JP4085293U JP2547667Y2 (ja) 1993-07-27 1993-07-27 出 窓

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JP4085293U JP2547667Y2 (ja) 1993-07-27 1993-07-27 出 窓

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JPH0710364U JPH0710364U (ja) 1995-02-14
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