JP2547336Y2 - ルーバ - Google Patents
ルーバInfo
- Publication number
- JP2547336Y2 JP2547336Y2 JP4724891U JP4724891U JP2547336Y2 JP 2547336 Y2 JP2547336 Y2 JP 2547336Y2 JP 4724891 U JP4724891 U JP 4724891U JP 4724891 U JP4724891 U JP 4724891U JP 2547336 Y2 JP2547336 Y2 JP 2547336Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- piece
- louver
- mounting holes
- locking claws
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、天井等に取付けられ
る照明器具のルーバに関するものである。
る照明器具のルーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4および図5は従来のルーバの接合部
の構造を示したものである。51はルーバ片、52は外
枠、53はカバーである。ルーバ片51は、断面形状が
略V形で対向片56の側縁の上部および下部に一対の係
止爪54,55が上向きに突設してある。外枠52は、
上部に略Z形の一対のスリット孔57,57が設けてあ
り、これらスリット孔57,57の間には長孔58が設
けてある。また、下端は折曲げられるとともにスリット
孔59,59が設けてある。カバー53は、ルーバ片5
1の上部の開口を覆うもので、端縁に突片60が設けて
ある。
の構造を示したものである。51はルーバ片、52は外
枠、53はカバーである。ルーバ片51は、断面形状が
略V形で対向片56の側縁の上部および下部に一対の係
止爪54,55が上向きに突設してある。外枠52は、
上部に略Z形の一対のスリット孔57,57が設けてあ
り、これらスリット孔57,57の間には長孔58が設
けてある。また、下端は折曲げられるとともにスリット
孔59,59が設けてある。カバー53は、ルーバ片5
1の上部の開口を覆うもので、端縁に突片60が設けて
ある。
【0003】上記のように構成したルーバの組立て作業
においては、ルーバ片51の係止爪54,55をそれぞ
れスリット孔57,59に差し込んで係止し、カバー5
3でルーバ片51の上部の開口を覆い突片60を長孔5
8に差し込み固定する(図5)。
においては、ルーバ片51の係止爪54,55をそれぞ
れスリット孔57,59に差し込んで係止し、カバー5
3でルーバ片51の上部の開口を覆い突片60を長孔5
8に差し込み固定する(図5)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この場合、上部の係止
爪54がスリット孔57に嵌合したのち抜けないように
し、かつ上部の係止爪54の外側面とスリット孔57と
の間に隙間が形成されないようにして見栄えを良くする
必要性がある。しかしながら、上部の係止爪54の抜け
防止においては、図5に示すように、下部の係止爪55
のフック55aの下方に外枠52の下端を折曲げた縁部
61が位置するように寸法設定することが重要である。
このため加工精度が要求され製作が難しいという問題点
があった。また、スリット孔57の上記隙間をなくすた
めには、図6に示すように、スリット孔57の上端の嵌
合部の寸法Aを、係止爪54の厚さとほぼ同一に設定す
る必要がある。しかしながら、このようなスリット孔を
製作するためには極めて細い金型が必要となり金型の耐
久性が低下するという問題点があった。
爪54がスリット孔57に嵌合したのち抜けないように
し、かつ上部の係止爪54の外側面とスリット孔57と
の間に隙間が形成されないようにして見栄えを良くする
必要性がある。しかしながら、上部の係止爪54の抜け
防止においては、図5に示すように、下部の係止爪55
のフック55aの下方に外枠52の下端を折曲げた縁部
61が位置するように寸法設定することが重要である。
このため加工精度が要求され製作が難しいという問題点
があった。また、スリット孔57の上記隙間をなくすた
めには、図6に示すように、スリット孔57の上端の嵌
合部の寸法Aを、係止爪54の厚さとほぼ同一に設定す
る必要がある。しかしながら、このようなスリット孔を
製作するためには極めて細い金型が必要となり金型の耐
久性が低下するという問題点があった。
【0005】したがって、この考案の目的は、上部の係
止爪の抜けを防止するとともに係止爪の周辺の隙間をな
くし外観の向上を図ることができるルーバを提供するこ
とである。
止爪の抜けを防止するとともに係止爪の周辺の隙間をな
くし外観の向上を図ることができるルーバを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のルーバは、断
面形状が略V形で対向片の側縁の上部および下部に一対
の係止爪を上向きに突設した弾性材からなるルーバ片
と、前記対向片が近接するように弾性変形させた状態で
前記係止爪が嵌挿される一対の取付孔が上部および下部
に穿設されかつ上部の一対の取付孔の近傍に長孔が穿設
された外枠と、前記長孔に嵌挿される突片が端縁に突設
され前記一対の対向片の上端縁に嵌合するカバーとを備
えたルーバにおいて、前記上部の一対の取付孔を外側に
水平部を有する逆L形に形成し、これら一対の取付孔の
外角部の上方にわたって前記長孔を穿設し、前記上部の
係止爪を前記取付孔の水平部に係止するとともに前記長
孔に嵌挿した突片を下方に折曲げてその両側縁で前記上
部の係止爪を位置決めしたことを特徴とするものであ
る。
面形状が略V形で対向片の側縁の上部および下部に一対
の係止爪を上向きに突設した弾性材からなるルーバ片
と、前記対向片が近接するように弾性変形させた状態で
前記係止爪が嵌挿される一対の取付孔が上部および下部
に穿設されかつ上部の一対の取付孔の近傍に長孔が穿設
された外枠と、前記長孔に嵌挿される突片が端縁に突設
され前記一対の対向片の上端縁に嵌合するカバーとを備
えたルーバにおいて、前記上部の一対の取付孔を外側に
水平部を有する逆L形に形成し、これら一対の取付孔の
外角部の上方にわたって前記長孔を穿設し、前記上部の
係止爪を前記取付孔の水平部に係止するとともに前記長
孔に嵌挿した突片を下方に折曲げてその両側縁で前記上
部の係止爪を位置決めしたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】上部の係止爪を逆L形の取付孔の下部に差し込
み、取付孔の形状に沿って移動させ水平部に位置させ
る。そして、長孔に嵌挿したカバーの突片を下方に折曲
げてその両側縁で係止爪を位置決めする。上記取付孔は
寸法精度が要求されず広く設定できるため、金型の設計
が容易になるとともに耐久性が向上する。また、このよ
うに取付孔を広く設定できるため、係止爪の移動がスム
ーズに行なえる。さらに、上記のように突片の両側縁で
係止爪が位置決めされるため、係止爪は取付状態におい
ては移動することができない。したがって、係止爪の抜
け防止になるとともに係止爪の外側面と取付孔の間に隙
間が形成されることはなく外観が向上する。
み、取付孔の形状に沿って移動させ水平部に位置させ
る。そして、長孔に嵌挿したカバーの突片を下方に折曲
げてその両側縁で係止爪を位置決めする。上記取付孔は
寸法精度が要求されず広く設定できるため、金型の設計
が容易になるとともに耐久性が向上する。また、このよ
うに取付孔を広く設定できるため、係止爪の移動がスム
ーズに行なえる。さらに、上記のように突片の両側縁で
係止爪が位置決めされるため、係止爪は取付状態におい
ては移動することができない。したがって、係止爪の抜
け防止になるとともに係止爪の外側面と取付孔の間に隙
間が形成されることはなく外観が向上する。
【0008】
【実施例】この考案の一実施例のルーバを図1ないし図
3に基づいて説明する。1はルーバ片、2は外枠、3は
カバーである。ルーバ片1は、弾性材からなり断面形状
が略V形で対向片5,5の側縁の上部に一対の係止爪
4,4が上向きに突設される。また、この対向片5,5
の側縁の下部の屈曲部1aの近傍にも一対の係止爪6,
6が上向きに突設される。
3に基づいて説明する。1はルーバ片、2は外枠、3は
カバーである。ルーバ片1は、弾性材からなり断面形状
が略V形で対向片5,5の側縁の上部に一対の係止爪
4,4が上向きに突設される。また、この対向片5,5
の側縁の下部の屈曲部1aの近傍にも一対の係止爪6,
6が上向きに突設される。
【0009】外枠2は、上端を水平に折曲げ下端を上向
きに折曲げた形状で、その上部の所定位置に相互に近接
する一対の取付孔7,7および長孔8が穿設される。こ
れら一対の取付孔7,7は水平部7a,7aが互いに外
方向に延びる逆L形であり、ルーバ片1の係止爪4,4
が差し込める大きさに形成する。また、水平部7aの高
さは係止爪4の基端4aの高さよりもわずかに大きく設
定しておく。長孔8は、一対の取付孔7,7の外角部の
上方にわたって穿設される。また、一対の取付孔7,7
の下方の折曲げ部分に、ルーバ片1の係止爪6,6が差
し込める一対の取付孔9,9が穿設される。
きに折曲げた形状で、その上部の所定位置に相互に近接
する一対の取付孔7,7および長孔8が穿設される。こ
れら一対の取付孔7,7は水平部7a,7aが互いに外
方向に延びる逆L形であり、ルーバ片1の係止爪4,4
が差し込める大きさに形成する。また、水平部7aの高
さは係止爪4の基端4aの高さよりもわずかに大きく設
定しておく。長孔8は、一対の取付孔7,7の外角部の
上方にわたって穿設される。また、一対の取付孔7,7
の下方の折曲げ部分に、ルーバ片1の係止爪6,6が差
し込める一対の取付孔9,9が穿設される。
【0010】カバー3は、ルーバ片1の上部に形成され
た開口11を覆うもので、ルーバ片1の対向片5,5の
上端縁に嵌合する垂下片10が長手方向の両側縁の一部
に形成される。また、両端部には外枠2の長孔8に嵌挿
される突片12が略水平方向に突設される。また、ルー
バ片1は、外枠2に所定間隔をおいて複数配設されるも
のであり、取付孔7,7、長孔8、取付孔9,9もこれ
に応じて穿設される。
た開口11を覆うもので、ルーバ片1の対向片5,5の
上端縁に嵌合する垂下片10が長手方向の両側縁の一部
に形成される。また、両端部には外枠2の長孔8に嵌挿
される突片12が略水平方向に突設される。また、ルー
バ片1は、外枠2に所定間隔をおいて複数配設されるも
のであり、取付孔7,7、長孔8、取付孔9,9もこれ
に応じて穿設される。
【0011】つぎに、このルーバの組立手順について説
明する。図2に示すように、ルーバ片1の対向片5,5
が近接するように弾性変形させつつ上部の係止爪4,4
を取付孔7,7の下部より差し込んで矢印で示すように
移動させその基端4a,4aを水平部7a,7aに嵌合
させる。また、下部の係止爪6,6を取付孔9,9に下
方から差し込む。つぎに、カバー3の突片12を長孔8
に嵌挿してその垂下片10を対向片5,5の上端縁に嵌
合させてルーバ片1の開口11を覆う。これとともに、
図3に示すように、長孔8から突出した突片12を下方
に折曲げてその両側縁を係止爪4,4に当接させて位置
決めする。これにより、係止爪4の抜けが確実に防止さ
れ、内側に移動することはない。このため、下部の係止
爪6と外枠2の折曲げ部分との寸法設定が従来のように
要求されることはない。また、これに伴い係止爪4の外
側面と取付孔7との間に隙間が形成されることはなく外
観が向上する。
明する。図2に示すように、ルーバ片1の対向片5,5
が近接するように弾性変形させつつ上部の係止爪4,4
を取付孔7,7の下部より差し込んで矢印で示すように
移動させその基端4a,4aを水平部7a,7aに嵌合
させる。また、下部の係止爪6,6を取付孔9,9に下
方から差し込む。つぎに、カバー3の突片12を長孔8
に嵌挿してその垂下片10を対向片5,5の上端縁に嵌
合させてルーバ片1の開口11を覆う。これとともに、
図3に示すように、長孔8から突出した突片12を下方
に折曲げてその両側縁を係止爪4,4に当接させて位置
決めする。これにより、係止爪4の抜けが確実に防止さ
れ、内側に移動することはない。このため、下部の係止
爪6と外枠2の折曲げ部分との寸法設定が従来のように
要求されることはない。また、これに伴い係止爪4の外
側面と取付孔7との間に隙間が形成されることはなく外
観が向上する。
【0012】また、外枠2の設計において、取付孔7を
広く設定できるため金型の製作を容易にしかつ金型の耐
久性も向上する。
広く設定できるため金型の製作を容易にしかつ金型の耐
久性も向上する。
【0013】
【考案の効果】この考案のルーバによれば、外枠の上部
に形成した取付孔は寸法精度が要求されず広く設定でき
るため、金型の設計が容易になるとともに耐久性が向上
する。また、このように取付孔を広く設定できるため、
この取付孔に差し込まれる係止爪の移動がスムーズに行
なえる。さらに、カバーの突片の両側縁で係止爪が位置
決めされるため、係止爪は取付状態においては移動する
ことができない。したがって、係止爪の抜け防止になる
とともに係止爪の外側面と取付孔の間に隙間が形成され
ることはなく外観が向上する。
に形成した取付孔は寸法精度が要求されず広く設定でき
るため、金型の設計が容易になるとともに耐久性が向上
する。また、このように取付孔を広く設定できるため、
この取付孔に差し込まれる係止爪の移動がスムーズに行
なえる。さらに、カバーの突片の両側縁で係止爪が位置
決めされるため、係止爪は取付状態においては移動する
ことができない。したがって、係止爪の抜け防止になる
とともに係止爪の外側面と取付孔の間に隙間が形成され
ることはなく外観が向上する。
【図1】この考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】要部拡大斜視図である。
【図3】組立手順を示す説明図である。
【図4】従来例の分解斜視図である。
【図5】図4の組立状態を示す側面図である。
【図6】従来の問題点を示す説明図である。
1 ルーバ片 2 外枠 3 カバー 4 係止爪 5 対向片 6 係止爪 7 取付孔 7a 水平部 8 長孔 9 係止爪 12 突片
Claims (1)
- 【請求項1】 断面形状が略V形で対向片の側縁の上部
および下部に一対の係止爪を上向きに突設した弾性材か
らなるルーバ片と、前記対向片が近接するように弾性変
形させた状態で前記係止爪が嵌挿される一対の取付孔が
上部および下部に穿設されかつ上部の一対の取付孔の近
傍に長孔が穿設された外枠と、前記長孔に嵌挿される突
片が端縁に突設され前記一対の対向片の上端縁に嵌合す
るカバーとを備えたルーバにおいて、前記上部の一対の
取付孔を水平部が互いに外方向に延びる逆L形に形成
し、これら一対の取付孔の外角部の上方にわたって前記
長孔を穿設し、前記上部の係止爪を前記取付孔の水平部
に係止するとともに前記長孔に嵌挿した突片を下方に折
曲げてその両側縁で前記上部の係止爪を位置決めしたこ
とを特徴とするルーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4724891U JP2547336Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | ルーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4724891U JP2547336Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | ルーバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051111U JPH051111U (ja) | 1993-01-08 |
JP2547336Y2 true JP2547336Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=12769951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4724891U Expired - Lifetime JP2547336Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | ルーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547336Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP4724891U patent/JP2547336Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051111U (ja) | 1993-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |