JP2547216Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2547216Y2
JP2547216Y2 JP1992045617U JP4561792U JP2547216Y2 JP 2547216 Y2 JP2547216 Y2 JP 2547216Y2 JP 1992045617 U JP1992045617 U JP 1992045617U JP 4561792 U JP4561792 U JP 4561792U JP 2547216 Y2 JP2547216 Y2 JP 2547216Y2
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秀一 戸川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、冷蔵庫内に感温部を有
する連通管の他端に伸縮自在のダイヤフラムが設けら
れ、連通管の内部気体の温度変化によりダイヤフラムが
収縮又は膨張して通電手段を断接させて冷却手段をOF
F/ONさせる温度制御装置を備えた冷蔵庫に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気冷蔵庫における冷凍室の温度
制御装置には、ガス膨張式サーモスタットを使用したも
のがある。このガス膨張式サーモスタット51は、図6
に示すように、冷凍室の温度を連通管からなる感温部5
4にて感温することにより、ダイヤフラム52内のガス
が膨張又は収縮して電気接点53をON/OFFし、こ
の電気接点53に接続される図示しない電動圧縮機及び
電動送風機によって、冷凍室を冷却するようになってい
る。
【0003】ところで、近年、家庭内で冷凍食品を作る
ことが多くなり、このホームフリージングを容易に行う
目的で、一定時間、電動圧縮機を連続して作動させるこ
とが行われている。これは、一般的には、「急冷」若し
くは「おいそぎ冷凍」等と呼称されている。
【0004】ところが、上記ガス膨張式サーモスタット
51を備えた冷蔵庫の温度制御装置51において強制的
に急冷動作を行わせることは、通常では不可能である。
すなわち、この理由は、上記ガス膨張式サーモスタット
51の方式においては、冷凍室内の温度が上昇し、ダイ
ヤフラム52内のガスが膨張して電気接点53をONさ
せない限り、電動圧縮機及び電動送風機が作動しないた
めである。
【0005】これを、可能にする方法として、マイコン
方式による冷凍室の温度制御装置がある。マイコン方式
においては、一般に、冷凍室の通電制御が電気接点リレ
ーのON/OFF制御により行なわれる。すなわち、マ
イコン方式においては、冷凍室内の温度をサーミスタに
て感温し、これを電気信号に変換して、マイコンへ指令
を送り、電気接点リレーを制御することにより、電動圧
縮機及び電動送風機が通電制御され動作する。また、マ
イコン方式の冷凍室の温度制御装置には、通常、急冷を
行うスイッチが設けられており、このスイッチをONす
ることによって、マイコンが電気接点リレーを一定時間
連続して通電させ、これによって、冷却運転が行われて
所望の低温にすることを可能にしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマイコン方式による温度制御装置を備えた冷蔵庫
構成では、ホームフリージングに有効である急冷機能を
発揮させるために、サーミスタ、A/D変換部、マイコ
ン、リレー及び直流電源部等が必要である。このため、
部品コストの増大及びマイコンソフトウェアのプログラ
ム開発費用の増大を招来する等の問題点を有している。
【0007】本考案は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、ガス膨張式サーモスタッ
トの使用を前提として、安価に、急冷機能を満たし得る
温度制御装置を備えた冷蔵庫を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の冷蔵庫は、上記
の課題を解決するために、感温部を有する連通管の他端
に伸縮自在のダイヤフラムが設けられ、連通管の内部気
体の温度変化によりダイヤフラムが収縮又は膨張して通
電手段を断接させて冷却手段をOFF/ONさせる温度
制御装置と、上記連通管の感温部に設けられたヒータ
と、該ヒータを所定時間継続して発熱させるためのタイ
マと、該タイマを作動させるスイッチとを備えているこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、例えば冷凍室を急冷する
ときは、スイッチをON操作する。これによりタイマが
作動して温度制御装置の連通管における感温部に設けら
れたヒータONとなり、ヒータが所定時間継続して発
熱して、連通管の感温部が加熱され、次いで、連通管の
端部に連通されたダイヤフラムを膨張させ通電手段を通
電させて冷却手段をONさせることができる。この結
果、冷蔵庫内では、局所的に連通管の感温部を加熱する
だけであるので、冷蔵庫全体にヒータの熱が及ぶことな
く、冷蔵庫を冷却できる。したがって、マイコン方式の
ように、高価な部材を必要としないので、従来の方式を
用いて安価に、急冷機能を満たすことができる。
【0010】
【実施例】本考案の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0011】本実施例の電気冷蔵庫1は、図2に示すよ
うに、庫内が仕切壁2により上下に区画されており、上
側に冷凍室3が、下側に冷蔵室4が設けられている。上
記冷凍室3及び冷蔵室4を形成する壁面部には、熱可塑
性の樹脂部材が用いられている。また、上記冷凍室3及
び冷蔵室4の正面開口部には、冷凍室ドア5及び冷蔵室
ドア6が開閉可能に設けられている。
【0012】また、図3に示すように、冷凍室ドア5の
正面(図3において左側)の上部には、急冷開始スイッ
(スイッチ)7が設けられている。
【0013】上記電気冷蔵庫1の内部における冷凍室3
と冷蔵室4との間には、冷却器8が設けられており、こ
の冷却器8によって近傍の空気が冷却され、次いで、後
方に設けられた電動送風機9によって、冷気ダクト10
・11を介して各冷凍室3及び冷蔵室4に循環されるよ
うになっている。そして、この電動送風機9と後述する
電動圧縮機12とによって冷却手段が構成されている。
【0014】これら冷却手段は、図4に示すように、電
動圧縮機12と電動送風機9とが商用電源13に並列に
接続されている一方、商用電源13とこれら電動圧縮機
12及び電動送風機9との間にはガス膨張式サーモスタ
ット14が直列に接続されており、このガス膨張式サー
モスタット14のONによってこれら電動圧縮機12及
び電動送風機9が作動するようになっている。
【0015】また、商用電源13の両端部には、タイマ
15とヒータとしての電気ヒータ16とを直列接続した
ものが接続されている。このタイマ15には上記急冷開
始スイッチ7が接続されており、急冷開始スイッチ7の
ONによって、タイマ15は電気ヒータ16を一定時間
連続して加熱させるようになっている。
【0016】上記のガス膨張式サーモスタット14は、
図3に示すように、冷凍室3の後方上部に設けられてお
り、図1に示すように、感温部17aを有する連通管1
7と、連通管17の他端に連通して設けられた伸縮自在
のダイヤフラム18と、このダイヤフラム18の伸縮方
向に設けられた通電手段としての電気接点19とから構
成されている。そして、連通管17の内部気体の温度変
化によりダイヤフラム18が収縮又は膨張して電気接点
19を断接させて電動圧縮機12及び電動送風機9をO
FF/ONさせるようになっている。
【0017】このガス膨張式サーモスタット14は、一
般的に、冷凍室3の平均温度−18℃を維持するため
に、ON温度−16℃及びOFF温度−20℃に設定さ
れている。
【0018】そして、上記連通管17の感温部17aの
周りには、電気ヒータ16が設けられている。
【0019】上記の構成を有する冷蔵庫の温度制御装置
における制御動作について説明する。まず、通常の冷却
運転の場合には、冷凍室3の内部の温度をガス膨張式サ
ーモスタット14の感温部17aが感知する。そして、
その感知温度が高ければ、連通管17の内部気体が膨張
し、これに伴いダイヤフラム18が膨張することによっ
て電気接点19を押圧して接触させ、これにより、電動
圧縮機12と電動送風機9とがONとなり、冷却器8及
び冷気ダクト9・10を介して冷凍室3及び冷蔵室4に
冷気が循環される。そして、図5の左半分の領域に示す
ように、各冷凍室3及び冷蔵室4が所定温度例えば−2
0℃になるまで、電動送風機9及び電動圧縮機12はO
Nの状態を維持する。次いで、冷凍室3において、感温
部17aの感温温度が所定の低温度、例えば−23℃に
到達すると、ガス膨張式サーモスタット14の連通管1
7の内部気体が収縮し、これに伴いダイヤフラム18が
収縮することによって電気接点19がOFFとなり、電
動圧縮機12及び電動送風機9がOFFとなって冷却動
作が停止される。
【0020】そして、冷凍室ドア5の開放等により、冷
凍室3の温度が、例えば−16℃にまで上昇するとガス
膨張式サーモスタット14の連通管17の内部気体が膨
張する。これによって、ダイヤフラム18を介して電気
接点19がONとなり、電動圧縮機12及び電動送風機
9がONとなって、再度冷却運転がなされる。そして、
これらの動作を繰り返すことによって、冷凍室3が所定
の温度に保持されるようになっている。
【0021】次いで、急冷動作について説明する。急冷
動作の場合は、まず、冷凍室ドア5の正面に設けられた
急冷開始スイッチ7がON操作される。これにより、図
5の右半分の領域に示すように、タイマ15が作動して
ガス膨張式サーモスタット14の連通管17における感
温部17aに設けられた電気ヒータ16がONとなり、
電気ヒータ16が発熱して局所的に感温部17aを加熱
する。したがって、ガス膨張式サーモスタット14が本
来のOFF温度(−20℃)以下であっても、上述の動
作によって、電気接点19がONとなり又はONを継続
し、電動圧縮機12及び電動送風機9がONとなって又
はONを継続して冷却運転がなされ、この冷却運転がタ
イマ15による所定時間継続されて、−20℃以下の低
温になるように冷却される。そして、タイマ15におけ
る所定時間の経過により、電気ヒータ16の発熱と電動
圧縮機12及び電動送風機9の冷却運転とが停止され
る。これにより、ガス膨張式サーモスタット14は、前
記の通常の冷却運転の制御に復帰し、通常の冷凍室3の
温度制御がなされる。
【0022】このように、本実施例の電気冷蔵庫1の温
度制御装置は、冷凍室3を急冷するときは、連通管17
の感温部17aに設けられた電気ヒータ16をONさせ
る。これにより、連通管17の感温部17aが加熱さ
れ、次いで、連通管17の端部に連通されたダイヤフラ
ム18を膨張させ電気接点19を接触させて冷却手段を
ONさせることができる。この結果、電気冷蔵庫1にお
ける冷凍室3の内部では、局所的に連通管17の感温部
17aを加熱するだけであるので、冷凍室3の全体に電
気ヒータ16の熱が及ぶことなく、冷凍室3を冷却でき
る。したがって、マイコン方式のように、高価な部材を
必要としないので、従来の方式を用いて安価に、急冷機
能を満たすことができる。
【0023】
【考案の効果】本考案の冷蔵庫は、以上のように、感温
部を有する連通管の他端に伸縮自在のダイヤフラムが設
けられ、連通管の内部気体の温度変化によりダイヤフラ
ムが収縮又は膨張して通電手段を断接させて冷却手段を
OFF/ONさせる温度制御装置と、上記連通管の感温
部に設けられたヒータと、該ヒータを所定時間継続して
発熱させるためのタイマと、該タイマを作動させるスイ
ッチとを備えている構成である。
【0024】これにより、例えば冷凍室を急冷するとき
は、スイッチをON操作することによってタイマが作動
温度制御装置の連通管における感温部に設けられた
ヒータONとなり、ヒータが所定時間継続して発熱し
て、連通管の感温部が加熱され、次いで、連通管の端部
に連通されたダイヤフラムを膨張させ通電手段を通電さ
せて冷却手段をONさせることができる。この結果、冷
蔵庫内では、局所的に連通管の感温部を加熱するだけで
あるので、冷蔵庫全体にヒータの熱が及ぶことなく、冷
蔵庫を冷却できる。したがって、マイコン方式のよう
に、高価な部材を必要としないので、従来の方式を用い
て安価に、急冷機能を満たすことができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すものであり、電気冷蔵
庫の温度制御装置におけるガス膨張式サーモスタットを
示す構造図である。
【図2】上記電気冷蔵庫の概略の正面図である。
【図3】上記電気冷蔵庫の概略の縦断面図である。
【図4】上記電気冷蔵庫の温度制御装置を示す回路図で
ある。
【図5】上記電気冷蔵庫の温度制御装置における温度制
御動作を示すタイムチャートであり、左半分の領域は通
常の冷却制御を示し、右半分の領域は急冷制御を示すも
のである。
【図6】従来例の電気冷蔵庫の温度制御装置におけるガ
ス膨張式サーモスタットを示す構造図である。
【符号の説明】
1 電気冷蔵庫 3 冷凍室 4 冷蔵室7 急冷開始スイッチ(スイッチ) 8 冷却器 9 電動送風機(冷却手段) 12 電動圧縮機(冷却手段) 14 ガス膨張式サーモスタット 15 タイマ 16 電気ヒータ(ヒータ) 17 連通管 17a 感温部 18 ダイヤフラム 19 電気接点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】感温部を有する連通管の他端に伸縮自在の
    ダイヤフラムが設けられ、連通管の内部気体の温度変化
    によりダイヤフラムが収縮又は膨張して通電手段を断接
    させて冷却手段をOFF/ONさせる温度制御装置と、 上記連通管の感温部に設けられたヒータと、 該ヒータを所定時間継続して発熱させるためのタイマ
    と、 該タイマを作動させるスイッチとを備え ていることを特
    徴とする冷蔵庫。
JP1992045617U 1992-06-30 1992-06-30 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP2547216Y2 (ja)

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DE2539914C2 (de) * 1975-09-09 1985-04-04 Bosch-Siemens Hausgeräte GmbH, 7000 Stuttgart Kühlmöbel, insbesondere Zweitemperaturen-Kühlschrank

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