JP2547027Y2 - 格納家具等の使用状態設定装置 - Google Patents
格納家具等の使用状態設定装置Info
- Publication number
- JP2547027Y2 JP2547027Y2 JP40691090U JP40691090U JP2547027Y2 JP 2547027 Y2 JP2547027 Y2 JP 2547027Y2 JP 40691090 U JP40691090 U JP 40691090U JP 40691090 U JP40691090 U JP 40691090U JP 2547027 Y2 JP2547027 Y2 JP 2547027Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam guide
- arm
- guide rail
- chair
- roller
- Prior art date
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- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、主として各種ホールや劇場或いは体育館等
の建築内に設置されるテーブルや椅子等の家具を収納し
た収納構造体において、収納構造体内の該家具を自動的
に使用状態に設定できるようにした装置に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 近年各種ホールや劇場或いは体育館等の建物では多目的
利用が盛んになって来ており、そのために各種床装置の
開発が行われている。この種の建物の床装置としては大
別すると伸縮移動式床装置と昇降式床装置とが知られて
いる。そして、これらの床装置では、客が腰掛けて楽に
観覧できるように各床台上の床板に椅子(連結椅子)を
設置したものが多くなっている。しかし、この椅子を使
用しない場合には邪魔となるため、不使用時には床台に
取付けた椅子を偏平に折畳んで脚もろとも床下側空間内
に収納保管し、必要時にのみ該床台上より引出せるよう
にしたものが多くなってきた。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、これら従来の床装置では、椅子を使用す
る時には背凭れと共に椅子全体を後方に傾斜させ、不使
用時には偏平に折畳んで収納するが、これら椅子の折畳
み、組立て操作が極めて煩雑であり、さらに、別系統の
椅子傾動用アクチエーターを設けなければならないの
で、その構造が複雑となり、その作業が容易ではなかっ
た。そこで、この考案は上記従来の問題点に鑑み、これ
を解決すべくなされたものであって、椅子等を使用状態
或いは収納状態とするための作動が自動的に行なわれ、
容易に折畳み、組立てできる構造簡単にして堅牢な装置
を得るにある。 〔課題を解決する手段〕 これを達成する手段として、この考案は、収納室内に家
具等の被格納体を取付けた昇降装置を昇降可能に設置す
ると共に、収納室内にカムガイドレールを設け、昇降装
置には上記被格納体に連結したリンク機構を取付けて、
該リンク機構を上記カムガイドレールと当接して誘導さ
れ被格納体を使用姿勢状態に設定しうるようにしたもの
である。 〔実施例〕 この考案の具体的な構成を図面に示す一実施例について
以下詳細に説明する。第1図乃至第7図は、この考案の
第1実施例であって、椅子を収納構造体に収納した実施
例である。1は各種ホールや劇場或いは体育館等の建物
内の床部に設置された床台であって、該床台1内に立設
した枠体2内に上面に開口部3をもった椅子収納室4が
形成されている。5は昇降装置であって、該昇降装置5
に軸7aによって回動自在に枢着した支持杆体7に、折
畳み可能な椅子6を取付け、駆動装置(図示省略)によ
って椅子収納室4内を上下動可能に配すると共に、該椅
子を椅子収納室4より出没可能に昇降させる。8はリン
ク機構であって、昇降装置5に取付けられており、その
一部は上記支持杆体7の下端右側に主アーム9を突設
し、その先端にローラー10が回転自在に取付けられて
いる。また下端左側に突出片11を突設し、その先端に
連結片12の一端を枢着し、該連結片12の他端を副ア
ーム13の一端と枢着する。さらに副アーム13の中間
部分を軸14によって昇降装置5に枢着し、他端にはロ
ーラー15を回転自在に取付ける。16は主カムガイド
レールであって、椅子収納室4の後部枠体2に配設さ
れ、該主カムガイドレール16を挟んで両側に副カムガ
イドレール17が配設されている。そして両カムガイド
レール16、17は第2図に示すように、主カムガイド
レール16には上方近くに傾斜面16aが形成されてそ
れより上端に亘り突出面16bが形成されると共に、傾
斜面16aより下方部分は凹条面16cに形成されてい
る。これに対して副カムガイドレール17には上記主カ
ムガイドレール16の傾斜面16aに対応する位置の下
方に近接した位置に傾斜面17aが形成され、これに連
続して下端まで突出面17bが形成されると共に、傾斜
面17aより上方部分には凹条面17cが形成されてい
る。このように構成されているので、不使用時には第1
図に示すように、椅子6は椅子収納室4内に折畳まれて
収納され、これと共に主アーム9のローラー10は主カ
ムガイドレール16の凹条面16cに当接し、一方副ア
ーム13のローラー15は副カムガイドレール17の突
出面17bに当接した状態にある。この状態から椅子6
を使用状態とするには、昇降装置5を上昇させる。これ
につれて主アーム9のローラー10は主カムガイドレー
ル16の凹条面16cを回転して上昇し、副アーム13
のローラー15は副カムガイドレール17の突出面17
bを回転して上昇し、椅子収納室4の上端近くまで来る
と、椅子6は開口部3より突出するが、第5図に示すよ
うに主アーム9のローラー10が主カムガイドレール1
6の傾斜面16aに達した状態にあるので、副アーム1
3のローラー15は傾斜面17aより浮き上がった状態
にある。さらに昇降装置5が上昇すると主アーム9のロ
ーラー10は傾斜面16aを登り突出面16b上を転動
するようになるので、これにつれて主アーム9は支持杆
体7を押圧し軸7aを中心として椅子6を後方に傾斜せ
せる。これにつれてリンク機構8が作動して、突出片1
1、連結片12を介して副アーム13は軸14を支点と
して回動し、その先端のローラー15は副カムガイドレ
ール17の凹条面17c内に入り込み、第6図に示すよ
うに椅子6を使用状態に設定する。またこれを不使用状
態に格納するには、上記と逆に昇降装置5を降下させれ
ば良い。その際、昇降装置5の降下に連動して副アーム
13のローラー15は、第7図に示すように副カムガイ
ドレール17の凹条面17cより傾斜面17aを登り、
突出面17bに移動するため、軸14を支点としてリン
ク機構8が作動し、連結片12、突出片11を介して支
持杆体7を軸7aを中心に椅子6を前方に引起して収納
状態に姿勢を変える。これと共に支持杆体7に取付けら
れている主アーム9は傾斜面16aを降下して凹条面1
6cに入り込み、第1図に示すように椅子を椅子収納室
4内に格納することができる。第8図乃至第14図は、
この考案の第2実施例であって、机を収納構造体に収納
した実施例である。この実施例の場合には、第1実施例
と同様に床台21内に立設した枠体22内に上面に開口
部23をもった机収納室24が形成され、内部に机26
を立設した昇降装置25が設置されており、該机26
は、天板27が軸28によって回動可能に折畳まれる。
29はリンク機構であって、第1アーム30および第2
アーム31の一端を軸32によって回動自在に昇降装置
25に取付けられ、両アーム30、31の中間部分を連
結レバー33によって枢着し、さらに両アーム30、3
1の先端に夫々ローラー34、35を回転自在に取付け
る。また第2アーム31には連結レバー33の取付けと
共に連動杆36の一端を枢着し、該連動杆36の他端に
は、机26の天板27の先端に一端を枢着したヘ字状の
第1レバー37の他端と、机26の本体部の上端部分に
一端を枢着した第2レバー38の他端とを枢着する。3
9は第1カムガイドレールであって、机収納室24の後
部枠体22に配設され、該第1カムガイドレール39を
挟んで両側に第2カムガイドレール40が配設されてい
る。そして両カムガイドレール39、40は第9図に示
すように、上端近くに突出面39aが形成され、それよ
り下方を下端に亘って凹条面39bに形成されている。
これに対して第2カムガイドレール40には第1カムガ
イドレール39の突出面39aに対応する位置に段部4
0aが形成され、それより下方を突出面40bが、一方
上方に凹条面40cが形成されている。このように構成
されているので、不使用時には第8図に示すように机2
6は机収納室24内に折畳まれて収納され、これと共に
第1アーム30のローラー34は第1カムガイドレール
39の凹条面39bに入り込み、一方第2アーム31の
ローラー35は第2カムガイドレール40の突出面40
bに当接した状態にある。この状態から机26を使用状
態とするには、昇降装置25を上昇させる。これにつれ
て両アーム30、31のローラー34、35は夫々両カ
ムガイドレール39、40に沿って上昇し、机26が机
収納室24より突出する上端近くに来ると、第12図に
示すように第1アーム30のローラー34は突出面39
aの下端に接し、第2アーム31のローラー35は段部
40aに達する。さらに昇降装置25が上昇すると第1
アーム30のローラー34は突出面39aに乗り上げる
ので、第1アーム30は軸32を支点として下方に回動
し、連結レバー33を介して第2アーム31を回動し
て、その先端のローラー35を凹条面40c内に落し込
むと同時に、第2アーム31に連結されている連動杆3
6を下方に引下げるので、該連動杆36の上端に枢着さ
れている第1レバー37および第2レバー38も引張ら
れる。これによって机の天板27は軸28を中心として
第13図に示すように左に回動して水平状態に組立てら
れる。そして昇降装置25が机収納室24の上端に達す
ると、第1アーム30のローラー34は突出面39a上
に乗り、一方第2アーム31のローラー35は凹条面4
0c内に落ち込んだ状態となるため、第14図に示すよ
うに机26の天板27は水平状態に保持されて使用状態
となる。またこれを不使用状態に格納するには、上記と
逆に昇降装置25を降下させれば、上記作動と逆に両ア
ーム30、31は自動的に作動して第1図の収納位置に
復帰する。 〔考案の効果〕 以上、各種実施例について詳述したように、この考案
は、昇降装置に取付けたリンク機構が収納室に設けたカ
ムガイドレールに当接誘導されて作動し、これに取付け
た椅子、机等の被格納体を自動的に組立て使用状態に設
定し、或いは折畳んで格納状態とするものであるから、
従来のような煩瑣な作業を必要とせず能率よく組立て、
折畳むことができるものであり、構造簡単にして堅牢な
装置に見られる如く、別系統の椅子傾動用アクチエータ
ーを設けるような複雑な構成を必要としないものである
から、構造が簡単にして堅牢な装置を得ることができる
ものである。
の建築内に設置されるテーブルや椅子等の家具を収納し
た収納構造体において、収納構造体内の該家具を自動的
に使用状態に設定できるようにした装置に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 近年各種ホールや劇場或いは体育館等の建物では多目的
利用が盛んになって来ており、そのために各種床装置の
開発が行われている。この種の建物の床装置としては大
別すると伸縮移動式床装置と昇降式床装置とが知られて
いる。そして、これらの床装置では、客が腰掛けて楽に
観覧できるように各床台上の床板に椅子(連結椅子)を
設置したものが多くなっている。しかし、この椅子を使
用しない場合には邪魔となるため、不使用時には床台に
取付けた椅子を偏平に折畳んで脚もろとも床下側空間内
に収納保管し、必要時にのみ該床台上より引出せるよう
にしたものが多くなってきた。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、これら従来の床装置では、椅子を使用す
る時には背凭れと共に椅子全体を後方に傾斜させ、不使
用時には偏平に折畳んで収納するが、これら椅子の折畳
み、組立て操作が極めて煩雑であり、さらに、別系統の
椅子傾動用アクチエーターを設けなければならないの
で、その構造が複雑となり、その作業が容易ではなかっ
た。そこで、この考案は上記従来の問題点に鑑み、これ
を解決すべくなされたものであって、椅子等を使用状態
或いは収納状態とするための作動が自動的に行なわれ、
容易に折畳み、組立てできる構造簡単にして堅牢な装置
を得るにある。 〔課題を解決する手段〕 これを達成する手段として、この考案は、収納室内に家
具等の被格納体を取付けた昇降装置を昇降可能に設置す
ると共に、収納室内にカムガイドレールを設け、昇降装
置には上記被格納体に連結したリンク機構を取付けて、
該リンク機構を上記カムガイドレールと当接して誘導さ
れ被格納体を使用姿勢状態に設定しうるようにしたもの
である。 〔実施例〕 この考案の具体的な構成を図面に示す一実施例について
以下詳細に説明する。第1図乃至第7図は、この考案の
第1実施例であって、椅子を収納構造体に収納した実施
例である。1は各種ホールや劇場或いは体育館等の建物
内の床部に設置された床台であって、該床台1内に立設
した枠体2内に上面に開口部3をもった椅子収納室4が
形成されている。5は昇降装置であって、該昇降装置5
に軸7aによって回動自在に枢着した支持杆体7に、折
畳み可能な椅子6を取付け、駆動装置(図示省略)によ
って椅子収納室4内を上下動可能に配すると共に、該椅
子を椅子収納室4より出没可能に昇降させる。8はリン
ク機構であって、昇降装置5に取付けられており、その
一部は上記支持杆体7の下端右側に主アーム9を突設
し、その先端にローラー10が回転自在に取付けられて
いる。また下端左側に突出片11を突設し、その先端に
連結片12の一端を枢着し、該連結片12の他端を副ア
ーム13の一端と枢着する。さらに副アーム13の中間
部分を軸14によって昇降装置5に枢着し、他端にはロ
ーラー15を回転自在に取付ける。16は主カムガイド
レールであって、椅子収納室4の後部枠体2に配設さ
れ、該主カムガイドレール16を挟んで両側に副カムガ
イドレール17が配設されている。そして両カムガイド
レール16、17は第2図に示すように、主カムガイド
レール16には上方近くに傾斜面16aが形成されてそ
れより上端に亘り突出面16bが形成されると共に、傾
斜面16aより下方部分は凹条面16cに形成されてい
る。これに対して副カムガイドレール17には上記主カ
ムガイドレール16の傾斜面16aに対応する位置の下
方に近接した位置に傾斜面17aが形成され、これに連
続して下端まで突出面17bが形成されると共に、傾斜
面17aより上方部分には凹条面17cが形成されてい
る。このように構成されているので、不使用時には第1
図に示すように、椅子6は椅子収納室4内に折畳まれて
収納され、これと共に主アーム9のローラー10は主カ
ムガイドレール16の凹条面16cに当接し、一方副ア
ーム13のローラー15は副カムガイドレール17の突
出面17bに当接した状態にある。この状態から椅子6
を使用状態とするには、昇降装置5を上昇させる。これ
につれて主アーム9のローラー10は主カムガイドレー
ル16の凹条面16cを回転して上昇し、副アーム13
のローラー15は副カムガイドレール17の突出面17
bを回転して上昇し、椅子収納室4の上端近くまで来る
と、椅子6は開口部3より突出するが、第5図に示すよ
うに主アーム9のローラー10が主カムガイドレール1
6の傾斜面16aに達した状態にあるので、副アーム1
3のローラー15は傾斜面17aより浮き上がった状態
にある。さらに昇降装置5が上昇すると主アーム9のロ
ーラー10は傾斜面16aを登り突出面16b上を転動
するようになるので、これにつれて主アーム9は支持杆
体7を押圧し軸7aを中心として椅子6を後方に傾斜せ
せる。これにつれてリンク機構8が作動して、突出片1
1、連結片12を介して副アーム13は軸14を支点と
して回動し、その先端のローラー15は副カムガイドレ
ール17の凹条面17c内に入り込み、第6図に示すよ
うに椅子6を使用状態に設定する。またこれを不使用状
態に格納するには、上記と逆に昇降装置5を降下させれ
ば良い。その際、昇降装置5の降下に連動して副アーム
13のローラー15は、第7図に示すように副カムガイ
ドレール17の凹条面17cより傾斜面17aを登り、
突出面17bに移動するため、軸14を支点としてリン
ク機構8が作動し、連結片12、突出片11を介して支
持杆体7を軸7aを中心に椅子6を前方に引起して収納
状態に姿勢を変える。これと共に支持杆体7に取付けら
れている主アーム9は傾斜面16aを降下して凹条面1
6cに入り込み、第1図に示すように椅子を椅子収納室
4内に格納することができる。第8図乃至第14図は、
この考案の第2実施例であって、机を収納構造体に収納
した実施例である。この実施例の場合には、第1実施例
と同様に床台21内に立設した枠体22内に上面に開口
部23をもった机収納室24が形成され、内部に机26
を立設した昇降装置25が設置されており、該机26
は、天板27が軸28によって回動可能に折畳まれる。
29はリンク機構であって、第1アーム30および第2
アーム31の一端を軸32によって回動自在に昇降装置
25に取付けられ、両アーム30、31の中間部分を連
結レバー33によって枢着し、さらに両アーム30、3
1の先端に夫々ローラー34、35を回転自在に取付け
る。また第2アーム31には連結レバー33の取付けと
共に連動杆36の一端を枢着し、該連動杆36の他端に
は、机26の天板27の先端に一端を枢着したヘ字状の
第1レバー37の他端と、机26の本体部の上端部分に
一端を枢着した第2レバー38の他端とを枢着する。3
9は第1カムガイドレールであって、机収納室24の後
部枠体22に配設され、該第1カムガイドレール39を
挟んで両側に第2カムガイドレール40が配設されてい
る。そして両カムガイドレール39、40は第9図に示
すように、上端近くに突出面39aが形成され、それよ
り下方を下端に亘って凹条面39bに形成されている。
これに対して第2カムガイドレール40には第1カムガ
イドレール39の突出面39aに対応する位置に段部4
0aが形成され、それより下方を突出面40bが、一方
上方に凹条面40cが形成されている。このように構成
されているので、不使用時には第8図に示すように机2
6は机収納室24内に折畳まれて収納され、これと共に
第1アーム30のローラー34は第1カムガイドレール
39の凹条面39bに入り込み、一方第2アーム31の
ローラー35は第2カムガイドレール40の突出面40
bに当接した状態にある。この状態から机26を使用状
態とするには、昇降装置25を上昇させる。これにつれ
て両アーム30、31のローラー34、35は夫々両カ
ムガイドレール39、40に沿って上昇し、机26が机
収納室24より突出する上端近くに来ると、第12図に
示すように第1アーム30のローラー34は突出面39
aの下端に接し、第2アーム31のローラー35は段部
40aに達する。さらに昇降装置25が上昇すると第1
アーム30のローラー34は突出面39aに乗り上げる
ので、第1アーム30は軸32を支点として下方に回動
し、連結レバー33を介して第2アーム31を回動し
て、その先端のローラー35を凹条面40c内に落し込
むと同時に、第2アーム31に連結されている連動杆3
6を下方に引下げるので、該連動杆36の上端に枢着さ
れている第1レバー37および第2レバー38も引張ら
れる。これによって机の天板27は軸28を中心として
第13図に示すように左に回動して水平状態に組立てら
れる。そして昇降装置25が机収納室24の上端に達す
ると、第1アーム30のローラー34は突出面39a上
に乗り、一方第2アーム31のローラー35は凹条面4
0c内に落ち込んだ状態となるため、第14図に示すよ
うに机26の天板27は水平状態に保持されて使用状態
となる。またこれを不使用状態に格納するには、上記と
逆に昇降装置25を降下させれば、上記作動と逆に両ア
ーム30、31は自動的に作動して第1図の収納位置に
復帰する。 〔考案の効果〕 以上、各種実施例について詳述したように、この考案
は、昇降装置に取付けたリンク機構が収納室に設けたカ
ムガイドレールに当接誘導されて作動し、これに取付け
た椅子、机等の被格納体を自動的に組立て使用状態に設
定し、或いは折畳んで格納状態とするものであるから、
従来のような煩瑣な作業を必要とせず能率よく組立て、
折畳むことができるものであり、構造簡単にして堅牢な
装置に見られる如く、別系統の椅子傾動用アクチエータ
ーを設けるような複雑な構成を必要としないものである
から、構造が簡単にして堅牢な装置を得ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図はこの考案の第1実施例であって、第
1図は不使用時の収納状態を示す縦断面側面図、第2図
は両カムガイドレールの縦断側面図、第3図は収納時の
両アームと両カムガイドレールの関係を示す横断平面
図、第4図は使用時の両アームと両カムガイドレールの
関係を示す横断平面図、第5図は昇降装置上昇時の縦断
側面図、第6図は使用状態時の縦断側面図、第7図は昇
降装置降下時の要部縦断側面図、第8図乃至第14図は
この考案の第2実施例であって、第8図は不使用時の収
納状態を示す縦断側面図、第9図は両カムガイドレール
の縦断側面図、第10図は収納時の両アームと両カムガ
イドレールの関係を示す横断平面図、第11図は使用時
の両アームと両カムガイドレールの関係を示す横断平面
図、第12図、第13図は昇降装置の昇降作動時の縦断
側面図、第14図は使用状態時の縦断側面図を示す。 1…床台 2…枠体 4…椅子収納室 5…昇降装置
6…椅子 7…支持杆体 8…リンク機構 9…主アーム 10…ローラー 11
…突出片 12…連結片 13…副アーム 14…軸 15…ローラー 16…主
カムガイドレール 17…副カムガイドレール 16a,17a…傾斜面
16b,17b…突出面 16c,17c…凹条面
1図は不使用時の収納状態を示す縦断面側面図、第2図
は両カムガイドレールの縦断側面図、第3図は収納時の
両アームと両カムガイドレールの関係を示す横断平面
図、第4図は使用時の両アームと両カムガイドレールの
関係を示す横断平面図、第5図は昇降装置上昇時の縦断
側面図、第6図は使用状態時の縦断側面図、第7図は昇
降装置降下時の要部縦断側面図、第8図乃至第14図は
この考案の第2実施例であって、第8図は不使用時の収
納状態を示す縦断側面図、第9図は両カムガイドレール
の縦断側面図、第10図は収納時の両アームと両カムガ
イドレールの関係を示す横断平面図、第11図は使用時
の両アームと両カムガイドレールの関係を示す横断平面
図、第12図、第13図は昇降装置の昇降作動時の縦断
側面図、第14図は使用状態時の縦断側面図を示す。 1…床台 2…枠体 4…椅子収納室 5…昇降装置
6…椅子 7…支持杆体 8…リンク機構 9…主アーム 10…ローラー 11
…突出片 12…連結片 13…副アーム 14…軸 15…ローラー 16…主
カムガイドレール 17…副カムガイドレール 16a,17a…傾斜面
16b,17b…突出面 16c,17c…凹条面
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 収納室内に家具等の被格納体を取付けた昇降装置を昇降
可能に設置すると共に、収納室内にカムガイドレールを
設け、昇降装置には上記被格納体に連結したリンク機構
を取付けて、該リンク機構を上記カムガイドレールと当
接して誘導され被格納体を使用姿勢状態に設定しうるよ
うにしたことを特徴とする格納家具等の使用状態設定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40691090U JP2547027Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 格納家具等の使用状態設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40691090U JP2547027Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 格納家具等の使用状態設定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493636U JPH0493636U (ja) | 1992-08-14 |
JP2547027Y2 true JP2547027Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=31883981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40691090U Expired - Lifetime JP2547027Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 格納家具等の使用状態設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547027Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP40691090U patent/JP2547027Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493636U (ja) | 1992-08-14 |
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