JPS6326059Y2 - - Google Patents
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- JPS6326059Y2 JPS6326059Y2 JP5991782U JP5991782U JPS6326059Y2 JP S6326059 Y2 JPS6326059 Y2 JP S6326059Y2 JP 5991782 U JP5991782 U JP 5991782U JP 5991782 U JP5991782 U JP 5991782U JP S6326059 Y2 JPS6326059 Y2 JP S6326059Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- arm
- spring
- chair
- back arm
- Prior art date
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 5
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 13
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 3
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- TVEXGJYMHHTVKP-UHFFFAOYSA-N 6-oxabicyclo[3.2.1]oct-3-en-7-one Chemical compound C1C2C(=O)OC1C=CC2 TVEXGJYMHHTVKP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は体育館等の観覧席などに取付け使用
される椅子に関する。
される椅子に関する。
一般にこの種の椅子は複数の座席部を有する連
結椅子として構成されて、前後に間隔を存して多
数配列するようにして設けられる。こうした椅子
の場合は着座者が離席すると座が自動的に跳ね上
がつて起立状態となり、これにて移動する観客の
ための通路を得るようになしてあるが、しかしそ
の起立する座は背凭れ前面に重合すべく略垂直状
態まで回動されてしまうことで、再度その椅子に
観客が坐わろうとする場合、直接を尻で座を押し
下げ回動して着席することは困難であつて、手で
座を手前に引き倒すべく押し下げ回動操作してそ
れからお尻を乗せると云つた面倒な操作が必要で
あつてかなり不便であつた。また上述の椅子の背
凭れは着座者が安楽に坐われるように垂直な起立
状態より適度に後傾した状態に保持されているの
が普通であり、この為に当該椅子とその後列の椅
子との間の通路がそれだけ狭くなることから、座
を跳ね上げても2人の観客がすれちがうなどには
無理があつた。
結椅子として構成されて、前後に間隔を存して多
数配列するようにして設けられる。こうした椅子
の場合は着座者が離席すると座が自動的に跳ね上
がつて起立状態となり、これにて移動する観客の
ための通路を得るようになしてあるが、しかしそ
の起立する座は背凭れ前面に重合すべく略垂直状
態まで回動されてしまうことで、再度その椅子に
観客が坐わろうとする場合、直接を尻で座を押し
下げ回動して着席することは困難であつて、手で
座を手前に引き倒すべく押し下げ回動操作してそ
れからお尻を乗せると云つた面倒な操作が必要で
あつてかなり不便であつた。また上述の椅子の背
凭れは着座者が安楽に坐われるように垂直な起立
状態より適度に後傾した状態に保持されているの
が普通であり、この為に当該椅子とその後列の椅
子との間の通路がそれだけ狭くなることから、座
を跳ね上げても2人の観客がすれちがうなどには
無理があつた。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、着
座者が居ない平常時は座に背凭れが互にVの字状
をなすべく、座は適度な前傾状態に背凭れは適度
な後傾状態に起立保持されていて、当該椅子と前
後列の椅子との間を観客が移動できると共に、そ
の観客は従来の如く手を使つて座を押し下げ操作
しなくても直接お尻を当ててそのまゝしやがむこ
とで座を容易に押し下げ回動して簡便に且つ安楽
に着席することができ、また移動する観客が2人
ですれちがう際など前後列の椅子相互間通路をよ
り広くしたい場合には互にV字状となつている座
と背凭れとのどちらも垂直な起立状態に回動操作
することが簡単にできて、前後椅子相互空間を最
大に広くして活用できる非常に実用上簡便なもの
を提供することにある。
座者が居ない平常時は座に背凭れが互にVの字状
をなすべく、座は適度な前傾状態に背凭れは適度
な後傾状態に起立保持されていて、当該椅子と前
後列の椅子との間を観客が移動できると共に、そ
の観客は従来の如く手を使つて座を押し下げ操作
しなくても直接お尻を当ててそのまゝしやがむこ
とで座を容易に押し下げ回動して簡便に且つ安楽
に着席することができ、また移動する観客が2人
ですれちがう際など前後列の椅子相互間通路をよ
り広くしたい場合には互にV字状となつている座
と背凭れとのどちらも垂直な起立状態に回動操作
することが簡単にできて、前後椅子相互空間を最
大に広くして活用できる非常に実用上簡便なもの
を提供することにある。
つまり、この考案の椅子は、脚上部支持体に対
し座を支持する座アームと背凭れを支持する背ア
ームとを支軸を介してそれぞれ起立・転倒方向に
回動可能に枢着し、且つその座アームを起立する
方向に常時附勢する座跳ね上げ用スプリングと、
上記背アームを後傾する方向に常時附勢する停止
用スプリングとをそれぞれ設けると共に、上記背
アームと座アームとの回動を制御するカム機構を
設けてなり、このカム機構は、上記支持体の上記
支軸より下方に偏心した箇所に下部が枢着されて
該支軸に対して前後方向に所定範囲回動可能で、
平常時は上記停止用スプリングの附勢で上記背ア
ームと連動して後方回動限度まで回動して該背ア
ームを適度な後傾状態に保持し、且つ上記座跳ね
上げ用スプリングにより上方に回動する座アーム
に設けた摺動ピンとカム係合して該座アームを前
記背アームとVの字をなす適度な前傾状態に保持
すると共にその座アームの座跳ね上げ用スプリン
グに抗した押下げ回動操作による着座可能な姿勢
への転倒を許容し、更に上記両アームのいずれか
一方を起立方向に押動操作すると上記停止用スプ
リングに抗して前方回動限度まで回動して該両ア
ームをVの字状態から各々垂直な起立状態に回動
させる一枚のカム孔付きカム板を設けて構成した
ものである。
し座を支持する座アームと背凭れを支持する背ア
ームとを支軸を介してそれぞれ起立・転倒方向に
回動可能に枢着し、且つその座アームを起立する
方向に常時附勢する座跳ね上げ用スプリングと、
上記背アームを後傾する方向に常時附勢する停止
用スプリングとをそれぞれ設けると共に、上記背
アームと座アームとの回動を制御するカム機構を
設けてなり、このカム機構は、上記支持体の上記
支軸より下方に偏心した箇所に下部が枢着されて
該支軸に対して前後方向に所定範囲回動可能で、
平常時は上記停止用スプリングの附勢で上記背ア
ームと連動して後方回動限度まで回動して該背ア
ームを適度な後傾状態に保持し、且つ上記座跳ね
上げ用スプリングにより上方に回動する座アーム
に設けた摺動ピンとカム係合して該座アームを前
記背アームとVの字をなす適度な前傾状態に保持
すると共にその座アームの座跳ね上げ用スプリン
グに抗した押下げ回動操作による着座可能な姿勢
への転倒を許容し、更に上記両アームのいずれか
一方を起立方向に押動操作すると上記停止用スプ
リングに抗して前方回動限度まで回動して該両ア
ームをVの字状態から各々垂直な起立状態に回動
させる一枚のカム孔付きカム板を設けて構成した
ものである。
以下、この考案の一実施例を図面に従い説明す
る。先ず第1図において図中1は本考案の椅子を
示し、体育館等の観覧席即ち、ここでは最近利用
が多くなつて来たロールバツクスタンド等と称さ
れている伸縮移動式階段状観覧席2の各段の移動
床台3A,3B,3C…上面にそれぞれ取付けら
れている。この椅子1は第1図及び第2図に示す
如く上記移動床台上面に設けた固定ベース4に軸
5を介して立設した脚6と、この脚6上端に固着
した横杆7上に互に所定の間隔を存して立設した
左右支持体8,8と、この左右支持体8,8に
各々支承した座アーム9及び背アーム10と、そ
の左右の座アーム9,9相互間にビス止め等によ
り取付け支持させたクツシヨン性を有する座11
及び左右の背アーム10,10相互間にビス止め
等により取付け支持させたクツシヨン性を有する
背凭れ12とから構成されている。なお上記横杆
7は長尺で少なくとも2本以上の脚6…上に横架
するようにして支持されていて、その横杆7上に
は左右一組の支持体8,8を複数組該横杆7の長
手方向に配列してそれぞれの組に上記座アーム9
と背アーム10とにより座11と背凭れ12とを
設けることで横一列に複数人が着座できる連結椅
子として構成されている。
る。先ず第1図において図中1は本考案の椅子を
示し、体育館等の観覧席即ち、ここでは最近利用
が多くなつて来たロールバツクスタンド等と称さ
れている伸縮移動式階段状観覧席2の各段の移動
床台3A,3B,3C…上面にそれぞれ取付けら
れている。この椅子1は第1図及び第2図に示す
如く上記移動床台上面に設けた固定ベース4に軸
5を介して立設した脚6と、この脚6上端に固着
した横杆7上に互に所定の間隔を存して立設した
左右支持体8,8と、この左右支持体8,8に
各々支承した座アーム9及び背アーム10と、そ
の左右の座アーム9,9相互間にビス止め等によ
り取付け支持させたクツシヨン性を有する座11
及び左右の背アーム10,10相互間にビス止め
等により取付け支持させたクツシヨン性を有する
背凭れ12とから構成されている。なお上記横杆
7は長尺で少なくとも2本以上の脚6…上に横架
するようにして支持されていて、その横杆7上に
は左右一組の支持体8,8を複数組該横杆7の長
手方向に配列してそれぞれの組に上記座アーム9
と背アーム10とにより座11と背凭れ12とを
設けることで横一列に複数人が着座できる連結椅
子として構成されている。
ここで上記椅子1の脚上部支持体8とその支持
体8に対する座アーム9及び背アーム10の取付
け支持構造を第2図乃至第6図により述べると、
先ず支持体8は互に合致接合することで縦形中空
偏平箱状となる一対の半割形フレーム8A,8B
からなる2分割構造で、その一方の半割形フレー
ム8Aがその内部下部に固着したチヤンネル材1
3を上記横杆7上に溶接固定したチヤンネル材1
4にボルト止めすることで取付け固定され、その
一方の半割形フレーム8Aに対し他方の半割形フ
レーム8Bが上記チヤンネル材13にねじ止めす
ることで合致結合されて立設されている。なお、
その両半割形フレーム8A,8Bの互の合致接合
線部にはその略上半部に亘つて切欠8a,8bが
形成されて開口するようになつている。こうした
支持体8の一方の半割形フレーム8A内面中央
稍々上方寄り部からは切欠15aを有する円筒状
の支軸15が突設されていると共に、その支軸1
5より下側に離問してカム軸16が突設されてい
る。なお、上記円筒状支軸15内中心部には角形
芯棒17が突設されて、その先端が他方の半割形
フレーム8B内面に当接してねじ止めされている
と共に、その芯棒17外周に切り溝18a付き丸
棒状のスプリング受け18が嵌着することで回り
止めされた状態で取付けられ、このスプリング受
け18外周と上記円筒状支軸15内周との相互空
間内に後述する座跳ね上げ用スプリング19が装
着されている。
体8に対する座アーム9及び背アーム10の取付
け支持構造を第2図乃至第6図により述べると、
先ず支持体8は互に合致接合することで縦形中空
偏平箱状となる一対の半割形フレーム8A,8B
からなる2分割構造で、その一方の半割形フレー
ム8Aがその内部下部に固着したチヤンネル材1
3を上記横杆7上に溶接固定したチヤンネル材1
4にボルト止めすることで取付け固定され、その
一方の半割形フレーム8Aに対し他方の半割形フ
レーム8Bが上記チヤンネル材13にねじ止めす
ることで合致結合されて立設されている。なお、
その両半割形フレーム8A,8Bの互の合致接合
線部にはその略上半部に亘つて切欠8a,8bが
形成されて開口するようになつている。こうした
支持体8の一方の半割形フレーム8A内面中央
稍々上方寄り部からは切欠15aを有する円筒状
の支軸15が突設されていると共に、その支軸1
5より下側に離問してカム軸16が突設されてい
る。なお、上記円筒状支軸15内中心部には角形
芯棒17が突設されて、その先端が他方の半割形
フレーム8B内面に当接してねじ止めされている
と共に、その芯棒17外周に切り溝18a付き丸
棒状のスプリング受け18が嵌着することで回り
止めされた状態で取付けられ、このスプリング受
け18外周と上記円筒状支軸15内周との相互空
間内に後述する座跳ね上げ用スプリング19が装
着されている。
こうした支持体8に対して上記座アーム9と背
アーム10とはそれぞれ細長板状をなし且つ基端
部が稍々巾広となつていると共に各々の基端部中
央に円筒状のボス部9a,10aが形成されてい
る構成で、その座アーム9と背アーム10とはそ
の基端ボス部9a,10aを上記支軸15外周に
それぞれ嵌合することで各々支持体8の切欠8
a,8bによる開口を介して外方へ突出する状態
に取付けられて、各々同軸的に即ち、該支軸15
を中心に起立、転倒方向に回動可能に設けられて
いる。ここでその座支持アーム9はその基端ボス
部9aに切欠9bを有すると共に、その基端ボス
部9a近傍にばね受けピン20が取付けられてい
る。そして上記支軸15内のスプリング受け18
外周に巻装したねじりコイルばねからなる座跳ね
上げ用スプリング19がその内端19aを該スプ
リング受18の切り溝18aに係止し外端19b
を上記支軸15の切欠15a及び基端ボス部9a
の切欠9bを介して延出してばね受けピン20に
係止することで設けられて、上記座アーム9を前
方に転倒した状態から上方へ起立する方向に回動
すべく常時弾圧付勢するようになつている。また
上記背アーム10の基端ボス部10a近傍に形成
した小孔10bに上端を係止して下端を上記カム
軸16に係止することで引張りコイルばねからな
る停止用スプリング21が設けられて、該背アー
ム10を直立な起立状態から後方へ傾動する方向
に回動すべく常時引張り付勢するようになつてい
る。
アーム10とはそれぞれ細長板状をなし且つ基端
部が稍々巾広となつていると共に各々の基端部中
央に円筒状のボス部9a,10aが形成されてい
る構成で、その座アーム9と背アーム10とはそ
の基端ボス部9a,10aを上記支軸15外周に
それぞれ嵌合することで各々支持体8の切欠8
a,8bによる開口を介して外方へ突出する状態
に取付けられて、各々同軸的に即ち、該支軸15
を中心に起立、転倒方向に回動可能に設けられて
いる。ここでその座支持アーム9はその基端ボス
部9aに切欠9bを有すると共に、その基端ボス
部9a近傍にばね受けピン20が取付けられてい
る。そして上記支軸15内のスプリング受け18
外周に巻装したねじりコイルばねからなる座跳ね
上げ用スプリング19がその内端19aを該スプ
リング受18の切り溝18aに係止し外端19b
を上記支軸15の切欠15a及び基端ボス部9a
の切欠9bを介して延出してばね受けピン20に
係止することで設けられて、上記座アーム9を前
方に転倒した状態から上方へ起立する方向に回動
すべく常時弾圧付勢するようになつている。また
上記背アーム10の基端ボス部10a近傍に形成
した小孔10bに上端を係止して下端を上記カム
軸16に係止することで引張りコイルばねからな
る停止用スプリング21が設けられて、該背アー
ム10を直立な起立状態から後方へ傾動する方向
に回動すべく常時引張り付勢するようになつてい
る。
また、上記座アーム9と背アーム10とはカム
機構によつて各々の回動が制御されて所定の動き
をなすようにされている。そのカム機構は一枚の
カム板22を上記座アーム9と背アーム10との
相互間に介装した簡単な構成であつて、そのカム
板22は略三角定規に似た様な形態で、中央部に
大径なカム孔22aを有して、上記支軸15の外
周即ち背アーム10の基端ボス部10a外周に遊
嵌することで該背アーム10と座アーム9との相
互間に配され、また下方端部が軸孔22bを介し
て上記支持体8のカム軸16に嵌合せしめられ
て、該カム軸16を中心としてカム孔22aが背
アーム基端ボス部10a外周面の前後部に当る範
囲内で前後方向に回動可能に設けられていると共
に、上方端部が長孔22cを介して上記背アーム
10の基端寄り部に取付けた連動ピン23に摺嵌
されて該背アーム10と連動して回動すべく連結
されている。つまりカム板22は支軸15を中心
に回動可能な背アーム10と連動して該支軸15
より下側に偏心したカム軸16を中心に前後方向
に回動可能で、しかも平常時は上記停止用スプリ
ング21により背アーム10と共に後方へ回動す
べく引張り付勢されているよう設けられている。
こうしたカム板22の中央大径カム孔22aは前
後方向に稍々長い略楕円形状の上半孔部22a′と
その下側に斜めに連続する略U形状の下半孔部2
2a″を有する構成で、その上半孔部22a′が上記
支軸15外周の背アーム基端ボス部10aに遊嵌
してカム板22及びこれに連動する背アーム10
の前後方向の回動を所定の範囲に規制すると共
に、下半孔部22a″内面に上記背アーム9の基端
ボス部9a外周近傍から突設した摺動ピン24が
摺接し、該ピン24を介して座アーム9の回動を
所定の範囲に規制するようになつている。即ち、
外力が加えられていない平常時は第4図に示す如
く停止用スプリング21の引張りにより背アーム
10と連動してカム板22が後方へ回動してカム
孔22aの上半孔部22a′の前側部が基端ボス部
10a前面に当り、これにてカム板22がそれ以
上後方へ回動しないように位置規制される。これ
にて該カム板22に連動ピン23を介し連動した
背アーム10を垂直な起立位置から後方へ角度θ
だけ後傾した状態位置に保持し、座跳ね上げ用ス
プリング19により起立方向へ回動すべく弾圧さ
れている座アーム9をその摺動ピン24が下半孔
部22a″の前側立上り傾斜面部イに当ることで垂
直な起立位置から前方へ角度βだけ前傾した状態
位置に保持して、両アーム9,10を互にVの字
状に開腕した状態で止めておけるようになつてい
る。なおこの際座跳ね上げ用スプリング19によ
る座アーム9の起立方向の回動力で摺動ピン24
がカム板22を前方へ回動させようとする作用力
は停止用スプリング21が該カム板22を後方へ
回動せしめようとする引張り作用力よりも弱く、
これにてカム板22は平常の状態であれば第4図
に示す後方回動限に位置決め停止する構成となつ
ている。又上記第4図のVの字状態で座アーム9
を座跳ね上げ用スプリング19に抗して押し下げ
る外力が加わると、その座アーム10の摺動ピン
24がカム孔22aの下半孔部22a″の後側方に
摺動できることで、第7図に示す如く座アーム9
の下方への回動を許容し、略水平に近い転倒状態
のところで摺動ピン24が下半孔部22a″の後側
立上り段部口に当ることによりそれ以上の下方へ
の回動を阻止する。そして上記押し下げの外力が
解除されると座アーム10の座跳ね上げ用スプリ
ング19による上方への回動を許容して第4図に
示す前傾位置まで自動復帰させる構成である。更
には第4図のVの字状態から座アーム9と背アー
ム10とのいずれか一方を垂直に起立させようと
する外力が加わると、第8図に示す如く停止用ス
プリング21に抗してカム板22は背アーム10
と共に前方へ回動してカム孔22aの上半孔部2
2a′の後側部が基端ボス部10a外周後面に当つ
て止まり、該背アーム10を垂直な起立状態に回
動させると同時に、座アーム9の垂直な起立状態
への回動も許容する構成となつている。
機構によつて各々の回動が制御されて所定の動き
をなすようにされている。そのカム機構は一枚の
カム板22を上記座アーム9と背アーム10との
相互間に介装した簡単な構成であつて、そのカム
板22は略三角定規に似た様な形態で、中央部に
大径なカム孔22aを有して、上記支軸15の外
周即ち背アーム10の基端ボス部10a外周に遊
嵌することで該背アーム10と座アーム9との相
互間に配され、また下方端部が軸孔22bを介し
て上記支持体8のカム軸16に嵌合せしめられ
て、該カム軸16を中心としてカム孔22aが背
アーム基端ボス部10a外周面の前後部に当る範
囲内で前後方向に回動可能に設けられていると共
に、上方端部が長孔22cを介して上記背アーム
10の基端寄り部に取付けた連動ピン23に摺嵌
されて該背アーム10と連動して回動すべく連結
されている。つまりカム板22は支軸15を中心
に回動可能な背アーム10と連動して該支軸15
より下側に偏心したカム軸16を中心に前後方向
に回動可能で、しかも平常時は上記停止用スプリ
ング21により背アーム10と共に後方へ回動す
べく引張り付勢されているよう設けられている。
こうしたカム板22の中央大径カム孔22aは前
後方向に稍々長い略楕円形状の上半孔部22a′と
その下側に斜めに連続する略U形状の下半孔部2
2a″を有する構成で、その上半孔部22a′が上記
支軸15外周の背アーム基端ボス部10aに遊嵌
してカム板22及びこれに連動する背アーム10
の前後方向の回動を所定の範囲に規制すると共
に、下半孔部22a″内面に上記背アーム9の基端
ボス部9a外周近傍から突設した摺動ピン24が
摺接し、該ピン24を介して座アーム9の回動を
所定の範囲に規制するようになつている。即ち、
外力が加えられていない平常時は第4図に示す如
く停止用スプリング21の引張りにより背アーム
10と連動してカム板22が後方へ回動してカム
孔22aの上半孔部22a′の前側部が基端ボス部
10a前面に当り、これにてカム板22がそれ以
上後方へ回動しないように位置規制される。これ
にて該カム板22に連動ピン23を介し連動した
背アーム10を垂直な起立位置から後方へ角度θ
だけ後傾した状態位置に保持し、座跳ね上げ用ス
プリング19により起立方向へ回動すべく弾圧さ
れている座アーム9をその摺動ピン24が下半孔
部22a″の前側立上り傾斜面部イに当ることで垂
直な起立位置から前方へ角度βだけ前傾した状態
位置に保持して、両アーム9,10を互にVの字
状に開腕した状態で止めておけるようになつてい
る。なおこの際座跳ね上げ用スプリング19によ
る座アーム9の起立方向の回動力で摺動ピン24
がカム板22を前方へ回動させようとする作用力
は停止用スプリング21が該カム板22を後方へ
回動せしめようとする引張り作用力よりも弱く、
これにてカム板22は平常の状態であれば第4図
に示す後方回動限に位置決め停止する構成となつ
ている。又上記第4図のVの字状態で座アーム9
を座跳ね上げ用スプリング19に抗して押し下げ
る外力が加わると、その座アーム10の摺動ピン
24がカム孔22aの下半孔部22a″の後側方に
摺動できることで、第7図に示す如く座アーム9
の下方への回動を許容し、略水平に近い転倒状態
のところで摺動ピン24が下半孔部22a″の後側
立上り段部口に当ることによりそれ以上の下方へ
の回動を阻止する。そして上記押し下げの外力が
解除されると座アーム10の座跳ね上げ用スプリ
ング19による上方への回動を許容して第4図に
示す前傾位置まで自動復帰させる構成である。更
には第4図のVの字状態から座アーム9と背アー
ム10とのいずれか一方を垂直に起立させようと
する外力が加わると、第8図に示す如く停止用ス
プリング21に抗してカム板22は背アーム10
と共に前方へ回動してカム孔22aの上半孔部2
2a′の後側部が基端ボス部10a外周後面に当つ
て止まり、該背アーム10を垂直な起立状態に回
動させると同時に、座アーム9の垂直な起立状態
への回動も許容する構成となつている。
而して、上述した構成の椅子1の作用を述べる
と、座11は左右座アーム9,9相互間に取付け
支持されていることで該座アーム9,9と一体に
回動し、又背凭れ12は同じく左右背アーム1
0,10と一体に回動する。ここで外力が掛かつ
ていない平常時は、前述した如くカム板22と停
止用スプリング21及び座跳ね上げ用スプリング
19等の作用で第4図の如く座アーム9,9と背
アーム10,10とが座11及び背凭れ12を支
持した状態で互にVの字状となる半開きのような
位置に保持される。なお、その際の座アーム9即
ち座11の前傾角度βは約35度程度で、背アーム
10即ち背凭れ12の後傾角度θは約20度程度に
設定してある。これにてその椅子1の前後にはあ
る程度の空間が得られて観客が移動可能となる。
ここで観客が当該椅子1に着席する場合は、座1
1が垂直に起立せずに適度に前傾状態となつてい
ることから、従来の如く手で該座11を押し下げ
操作することなく直接お尻を座11上に当ててそ
のまゝしやがみ込むことで該座11が座アーム
9,9と一体に下方に回動して第7図に示す略水
平な転倒状態となるので、観客は全く手を使わず
に簡単に着席可能となる。この際背アーム10,
10及び背凭れ12は後傾状態のまゝ動くことが
なく、これにて観客は安楽な姿勢で着座していら
れると共に後方の人に押されても一切回動するこ
とがないので不快を感じることもない。次に該着
座者が離席すると座11は座アーム9,9と一体
に座跳ね上げ用スプリング19により上方へ回動
して第4図に示す適度な前傾状態に自動起立して
保持される。なおここで当該椅子1の前側又は後
側で2人の観客がすれちがう場合など通路しての
空間をもつと広く必要とする時は、その観客が背
凭れ12又は座11を起立方向に回動すべく押
す。これにて第8図に示す如くカム板22が停止
用スプリング21に抗して回動して該座11と背
凭れ12がそれぞれ座アーム9,9及び背アーム
10,10と一体に垂直な起立状態に回動して、
椅子1全体が前後巾の狭い扁平な状態となる。こ
れにて当該椅子1の前後の通路空間は広くなり2
人の観客がすれちがう場合などでも問題がなく、
観覧席用椅子として非常に便利なものとなる。
と、座11は左右座アーム9,9相互間に取付け
支持されていることで該座アーム9,9と一体に
回動し、又背凭れ12は同じく左右背アーム1
0,10と一体に回動する。ここで外力が掛かつ
ていない平常時は、前述した如くカム板22と停
止用スプリング21及び座跳ね上げ用スプリング
19等の作用で第4図の如く座アーム9,9と背
アーム10,10とが座11及び背凭れ12を支
持した状態で互にVの字状となる半開きのような
位置に保持される。なお、その際の座アーム9即
ち座11の前傾角度βは約35度程度で、背アーム
10即ち背凭れ12の後傾角度θは約20度程度に
設定してある。これにてその椅子1の前後にはあ
る程度の空間が得られて観客が移動可能となる。
ここで観客が当該椅子1に着席する場合は、座1
1が垂直に起立せずに適度に前傾状態となつてい
ることから、従来の如く手で該座11を押し下げ
操作することなく直接お尻を座11上に当ててそ
のまゝしやがみ込むことで該座11が座アーム
9,9と一体に下方に回動して第7図に示す略水
平な転倒状態となるので、観客は全く手を使わず
に簡単に着席可能となる。この際背アーム10,
10及び背凭れ12は後傾状態のまゝ動くことが
なく、これにて観客は安楽な姿勢で着座していら
れると共に後方の人に押されても一切回動するこ
とがないので不快を感じることもない。次に該着
座者が離席すると座11は座アーム9,9と一体
に座跳ね上げ用スプリング19により上方へ回動
して第4図に示す適度な前傾状態に自動起立して
保持される。なおここで当該椅子1の前側又は後
側で2人の観客がすれちがう場合など通路しての
空間をもつと広く必要とする時は、その観客が背
凭れ12又は座11を起立方向に回動すべく押
す。これにて第8図に示す如くカム板22が停止
用スプリング21に抗して回動して該座11と背
凭れ12がそれぞれ座アーム9,9及び背アーム
10,10と一体に垂直な起立状態に回動して、
椅子1全体が前後巾の狭い扁平な状態となる。こ
れにて当該椅子1の前後の通路空間は広くなり2
人の観客がすれちがう場合などでも問題がなく、
観覧席用椅子として非常に便利なものとなる。
なお、ここで上記椅子1は固定の観覧席の床に
脚6を立設固定して設けて使用してもよいが、第
1図で示した如く伸縮移動式階段状観覧席2の各
段の移動床台3A,3B,3C…上面に設けるも
のとしても非常に有効である。
脚6を立設固定して設けて使用してもよいが、第
1図で示した如く伸縮移動式階段状観覧席2の各
段の移動床台3A,3B,3C…上面に設けるも
のとしても非常に有効である。
即ち、第1図に示した伸縮移動式階段状観覧席
2はロールバツクスタンド等と称されているすで
に公知の観覧席と同様で、高さの最も低い第1段
目の移動床台3Aを電動又は手動等により前方に
引き出せば、それに追従する如く次に背の低い第
2段目の移動床台3Bが引き出されると云つた様
にして順次各移動床台3A,3B,3Cが引き出
されて全体的に第1図に示す如く階段状に伸長
し、逆に上記第1段目の移動床台3Aを後退移動
させれば、それが第2段目の移動床台3Bの下側
に入つて該第2段目の移動床台3Bを押しながら
一緒に更に後退すると云つた具合に、次々と各後
段の移動床台下側に退入して全体的に図示しない
が前後巾の狭い垂直棚状に短縮せしめられて保管
されるようになつている構成である。
2はロールバツクスタンド等と称されているすで
に公知の観覧席と同様で、高さの最も低い第1段
目の移動床台3Aを電動又は手動等により前方に
引き出せば、それに追従する如く次に背の低い第
2段目の移動床台3Bが引き出されると云つた様
にして順次各移動床台3A,3B,3Cが引き出
されて全体的に第1図に示す如く階段状に伸長
し、逆に上記第1段目の移動床台3Aを後退移動
させれば、それが第2段目の移動床台3Bの下側
に入つて該第2段目の移動床台3Bを押しながら
一緒に更に後退すると云つた具合に、次々と各後
段の移動床台下側に退入して全体的に図示しない
が前後巾の狭い垂直棚状に短縮せしめられて保管
されるようになつている構成である。
こうした伸縮移動式階段状観覧席2では、各段
の移動床台3A,3B,3C…が第1図に示す如
く前進して全体的に階段状に伸長している状態時
はそれら各上面の椅子1は固定観覧席と同様に脚
6を直立させて全体的に起立したまゝでよいが、
各段の移動床台3A,3B,3C…を後退移動し
て各々の後段の移動床台下側に退入させる時は上
記椅子1が起立したままでは邪魔であるから、各
移動床台上の椅子1は座11と背凭れ12とを重
合すべく折畳み且つ脚6もろとも第1図想像線に
示す如く前方に回動せしめて移動床台上面に扁平
に転倒させて、当該移動床台と一緒にその後段の
移動床台下側に後退し得るようになす必要があ
る。
の移動床台3A,3B,3C…が第1図に示す如
く前進して全体的に階段状に伸長している状態時
はそれら各上面の椅子1は固定観覧席と同様に脚
6を直立させて全体的に起立したまゝでよいが、
各段の移動床台3A,3B,3C…を後退移動し
て各々の後段の移動床台下側に退入させる時は上
記椅子1が起立したままでは邪魔であるから、各
移動床台上の椅子1は座11と背凭れ12とを重
合すべく折畳み且つ脚6もろとも第1図想像線に
示す如く前方に回動せしめて移動床台上面に扁平
に転倒させて、当該移動床台と一緒にその後段の
移動床台下側に後退し得るようになす必要があ
る。
そこで、上記構成の椅子1であればその脚6を
軸5を介して固定ベース4に起立・転倒可能に取
付けておくと共に、その脚6を図示しないがモー
タ或いはその他適宜の手段で上記各移動床台3
A,3B,3C…の前進移動により伸長時は垂直
に起立させて保持し、各移動床台3A,3B,3
C…の後退移動に際しては脚6を前方へ転倒せし
めるように構成しておけば、上記各移動床台3
A,3B,3C…の伸長時は椅子1全体が脚6ご
と立設されて、前述の如く座11と背凭れ12が
平時はVの字状に保持されるなど便利な椅子とし
ての利用可能となり、各移動床台3A,3B,3
Cの後退移動に際して脚6もろとも前方へ回動さ
せると、上記背凭れ12に対しVの字状に開いて
いた座11が当該床台上面に当接して椅子1全体
の自重により座アーム9,9と一体に支持体8に
対し回動し、これにて第8図で示めした如くカム
板22が停止用スプリング21に抗して回動して
背アーム10と一体に背凭れ12が回動して、第
1図想像線に示す如く該座11と背凭れ12とが
重合する状態に折畳まれて全体が扁平な状態とな
つて転倒するようになり、これにて当該移動床台
と一緒に椅子1が何ら邪魔になることなく後段の
移動床台下側に退入して行くことができて、伸縮
移動式観覧席用の椅子としても有効である。
軸5を介して固定ベース4に起立・転倒可能に取
付けておくと共に、その脚6を図示しないがモー
タ或いはその他適宜の手段で上記各移動床台3
A,3B,3C…の前進移動により伸長時は垂直
に起立させて保持し、各移動床台3A,3B,3
C…の後退移動に際しては脚6を前方へ転倒せし
めるように構成しておけば、上記各移動床台3
A,3B,3C…の伸長時は椅子1全体が脚6ご
と立設されて、前述の如く座11と背凭れ12が
平時はVの字状に保持されるなど便利な椅子とし
ての利用可能となり、各移動床台3A,3B,3
Cの後退移動に際して脚6もろとも前方へ回動さ
せると、上記背凭れ12に対しVの字状に開いて
いた座11が当該床台上面に当接して椅子1全体
の自重により座アーム9,9と一体に支持体8に
対し回動し、これにて第8図で示めした如くカム
板22が停止用スプリング21に抗して回動して
背アーム10と一体に背凭れ12が回動して、第
1図想像線に示す如く該座11と背凭れ12とが
重合する状態に折畳まれて全体が扁平な状態とな
つて転倒するようになり、これにて当該移動床台
と一緒に椅子1が何ら邪魔になることなく後段の
移動床台下側に退入して行くことができて、伸縮
移動式観覧席用の椅子としても有効である。
この考案は以上詳述した如くなしたから、着座
者が居ない平常時は座と背凭れが互にVの字状を
なすべく、座は適度な前傾状態に背凭れは適度な
後傾状態に起立保持されて、当該椅子の前後部を
観客等が移動できるようになると共に、観客は従
来の如く手で座を押し下げ操作をしなくても直接
お尻を当ててそのまゝしやがむことで座を容易に
転倒させてその上に簡単且つ安楽な状態で着座す
ることができ、また移動する観客が2人ですれち
がう時などに、手でVの字状に保持されている座
と背凭れとのどちらか一方を起立方向回動操作す
れば、その座と背凭れとが互に重合すべく垂直に
起立して、当該椅子の前後部の通路空間を最大に
広げることができる非常に実用上簡便なものとな
り、更には伸縮移動式階段状観覧席用の椅子とし
ても有効に利用可能なものとなる。
者が居ない平常時は座と背凭れが互にVの字状を
なすべく、座は適度な前傾状態に背凭れは適度な
後傾状態に起立保持されて、当該椅子の前後部を
観客等が移動できるようになると共に、観客は従
来の如く手で座を押し下げ操作をしなくても直接
お尻を当ててそのまゝしやがむことで座を容易に
転倒させてその上に簡単且つ安楽な状態で着座す
ることができ、また移動する観客が2人ですれち
がう時などに、手でVの字状に保持されている座
と背凭れとのどちらか一方を起立方向回動操作す
れば、その座と背凭れとが互に重合すべく垂直に
起立して、当該椅子の前後部の通路空間を最大に
広げることができる非常に実用上簡便なものとな
り、更には伸縮移動式階段状観覧席用の椅子とし
ても有効に利用可能なものとなる。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はこの考案の椅子を伸縮移動式階段状観覧席に
取付けた状態の側面図、第2図はこの考案の椅子
の主要部の斜視図、第3図は左側の支持体及びこ
れに組付けられる各部品の分解斜視図、第4図は
同組立て状態での平常時の姿勢を示す一部省略し
た側面図、第5図は同正面図、第6図は第4図の
−線に沿う拡大断面図、第7図は座が押し下
げられた状態時の側面図、第8図は座又は背を起
立方向に押し動かした際の側面図である。 1……椅子、2……伸縮移動式階段状観覧席、
3A,3B,3C……移動床台、4……固定ベー
ス、5……軸、6……脚、7……横杆、8……支
持体、8A,8B……半割形フレーム、8a,8
b……切欠、9……座アーム、9a……基端ボス
部、9b……切欠、10……背アーム、10a…
…基端ボス部、10b……小孔、11……座、1
2……背凭れ、13,14……チヤンネル材、1
5……支軸、15a……切欠、16……カム軸、
17……芯棒、18……スプリング受け、18a
……切溝、19……座跳ね上げ用スプリング、1
9a……一端部、19b……他端部、20……ば
ね受けピン、21……停止用スプリング、22…
…カム板、22a……カム孔、22a′……上半孔
部、22a″……下半孔部、22b……軸孔、22
c……長孔、23……連結ピン、24……摺動ピ
ン。
図はこの考案の椅子を伸縮移動式階段状観覧席に
取付けた状態の側面図、第2図はこの考案の椅子
の主要部の斜視図、第3図は左側の支持体及びこ
れに組付けられる各部品の分解斜視図、第4図は
同組立て状態での平常時の姿勢を示す一部省略し
た側面図、第5図は同正面図、第6図は第4図の
−線に沿う拡大断面図、第7図は座が押し下
げられた状態時の側面図、第8図は座又は背を起
立方向に押し動かした際の側面図である。 1……椅子、2……伸縮移動式階段状観覧席、
3A,3B,3C……移動床台、4……固定ベー
ス、5……軸、6……脚、7……横杆、8……支
持体、8A,8B……半割形フレーム、8a,8
b……切欠、9……座アーム、9a……基端ボス
部、9b……切欠、10……背アーム、10a…
…基端ボス部、10b……小孔、11……座、1
2……背凭れ、13,14……チヤンネル材、1
5……支軸、15a……切欠、16……カム軸、
17……芯棒、18……スプリング受け、18a
……切溝、19……座跳ね上げ用スプリング、1
9a……一端部、19b……他端部、20……ば
ね受けピン、21……停止用スプリング、22…
…カム板、22a……カム孔、22a′……上半孔
部、22a″……下半孔部、22b……軸孔、22
c……長孔、23……連結ピン、24……摺動ピ
ン。
Claims (1)
- 脚上部支持体に対し座を支持する座アームと背
凭れを支持する背アームとを支軸を介してそれぞ
れ起立・転倒方向に回動可能に枢着し、且つその
座アームを起立する方向に常時附勢する座跳ね上
げ用スプリングと、上記背アームを後傾する方向
に常時附勢する停止用スプリングとをそれぞれ設
けると共に、上記背アームと座アームとの回動を
制御するカム機構を設けてなり、このカム機構
は、上記支持体の上記支軸より下方に偏心した箇
所に下部が枢着されて該支軸に対して前後方向に
所定範囲回動可能で、平常時は上記停止用スプリ
ングの附勢で上記背アームと連動して後方回動限
度まで回動して該背アームを適度な後傾状態に保
持し、且つ上記座跳ね上げ用スプリングにより上
方に回動する座アームに設けた摺動ピンとカム係
合して該座アームを前記背アームとVの字をなす
適度な前傾状態に保持すると共にその座アームの
座跳ね上げ用スプリングに抗した押下げ回動操作
による着座可能な姿勢への転倒を許容し、更に上
記両アームのいずれか一方を起立方向に押動操作
すると上記停止用スプリングに抗して前方回動限
度まで回動して該両アームをVの字状態から各々
垂直な起立状態に回動させる一枚のカム孔付きカ
ム板を設けて構成したことを特徴とする椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5991782U JPS58161567U (ja) | 1982-04-24 | 1982-04-24 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5991782U JPS58161567U (ja) | 1982-04-24 | 1982-04-24 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58161567U JPS58161567U (ja) | 1983-10-27 |
JPS6326059Y2 true JPS6326059Y2 (ja) | 1988-07-15 |
Family
ID=30070191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5991782U Granted JPS58161567U (ja) | 1982-04-24 | 1982-04-24 | 椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58161567U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH023334Y2 (ja) * | 1985-02-18 | 1990-01-25 |
-
1982
- 1982-04-24 JP JP5991782U patent/JPS58161567U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58161567U (ja) | 1983-10-27 |
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