JP2546912Y2 - スポイト容器 - Google Patents
スポイト容器Info
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- JP2546912Y2 JP2546912Y2 JP1993060694U JP6069493U JP2546912Y2 JP 2546912 Y2 JP2546912 Y2 JP 2546912Y2 JP 1993060694 U JP1993060694 U JP 1993060694U JP 6069493 U JP6069493 U JP 6069493U JP 2546912 Y2 JP2546912 Y2 JP 2546912Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は化粧水或いは薬液等の取
出し等に用いるスポイト容器に係る。
出し等に用いるスポイト容器に係る。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平5−10258号の考案が
知られている。該容器は口頸部を起立する容器体と、そ
の口頸部へ螺合させたキャップとからなり、該キャップ
は、容器体口頸部外面へ下半を螺合させた周壁の中間部
から、口頸部上端面へ載置させて突出する内向きフラン
ジを介して上記容器体内へスポイト管を垂下すると共
に、該管上端に弾性ドームの下部を嵌着させ、又上記周
壁上部の左右両部に割溝を縦設したスポイト付き部材
と、上記割溝内へ、頂板周縁から垂下する筒部下端の左
右両部から外方突出するピンを上下動自在に挿通させる
と共に頂板中央部から垂下する押棒を上記弾性ドーム上
へ載置させた押釦と、上記スポイト付き部材周壁の外面
へ外筒を、その周壁の左右外面へ所定角度範囲で設けた
凹部内へ外筒内面に付設した係合子を凹部内での回動が
可能に、かつ凹凸条嵌合により上下動不能に嵌合させた
筒状操作部材とからなり、上記押釦の筒部の外面と筒状
操作部材外筒の内面とにはカム機構を設けて、筒状操作
部材の係合子がスポイト付き部材凹部の周壁締め方向側
端部に接したとき押釦が押下げられて、該押釦の押棒が
弾性ドームを押下げ圧搾し、又上記係合子が凹部の弛め
方向側端部に接したとき、弾性ドームが弾性復元して押
釦を押上げ可能となし、該状態から筒状操作部材を弛め
方向へ回動させることで、上記係合子を介してスポイト
付き部材周壁が容器体口頸部から螺脱するよう設けてい
る。尚上記弾性ドームの圧搾によりスポイト管内の空気
が排出され、その弾性復元により容器体内液体が吸込み
され、スポイト付き部材を螺脱させた後、押釦を押下げ
ることでスポイト管内液体を注出するものである。
知られている。該容器は口頸部を起立する容器体と、そ
の口頸部へ螺合させたキャップとからなり、該キャップ
は、容器体口頸部外面へ下半を螺合させた周壁の中間部
から、口頸部上端面へ載置させて突出する内向きフラン
ジを介して上記容器体内へスポイト管を垂下すると共
に、該管上端に弾性ドームの下部を嵌着させ、又上記周
壁上部の左右両部に割溝を縦設したスポイト付き部材
と、上記割溝内へ、頂板周縁から垂下する筒部下端の左
右両部から外方突出するピンを上下動自在に挿通させる
と共に頂板中央部から垂下する押棒を上記弾性ドーム上
へ載置させた押釦と、上記スポイト付き部材周壁の外面
へ外筒を、その周壁の左右外面へ所定角度範囲で設けた
凹部内へ外筒内面に付設した係合子を凹部内での回動が
可能に、かつ凹凸条嵌合により上下動不能に嵌合させた
筒状操作部材とからなり、上記押釦の筒部の外面と筒状
操作部材外筒の内面とにはカム機構を設けて、筒状操作
部材の係合子がスポイト付き部材凹部の周壁締め方向側
端部に接したとき押釦が押下げられて、該押釦の押棒が
弾性ドームを押下げ圧搾し、又上記係合子が凹部の弛め
方向側端部に接したとき、弾性ドームが弾性復元して押
釦を押上げ可能となし、該状態から筒状操作部材を弛め
方向へ回動させることで、上記係合子を介してスポイト
付き部材周壁が容器体口頸部から螺脱するよう設けてい
る。尚上記弾性ドームの圧搾によりスポイト管内の空気
が排出され、その弾性復元により容器体内液体が吸込み
され、スポイト付き部材を螺脱させた後、押釦を押下げ
ることでスポイト管内液体を注出するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例のスポイト
容器は、スポイト付きのキャップを容器体口頸部へ螺合
し締付けた状態から、キャップを外すだけで自動的にス
ポイト管内へ容器体内液体を吸込みできる便利がある
が、容器体口頸部へキャップを螺合し締付けを完了した
状態でスポイト管上端の弾性ドーム状部が押釦の押下げ
棒で押下げられ圧搾されているため、その弾性ドームの
弾性疲労が大となる欠点があった。
容器は、スポイト付きのキャップを容器体口頸部へ螺合
し締付けた状態から、キャップを外すだけで自動的にス
ポイト管内へ容器体内液体を吸込みできる便利がある
が、容器体口頸部へキャップを螺合し締付けを完了した
状態でスポイト管上端の弾性ドーム状部が押釦の押下げ
棒で押下げられ圧搾されているため、その弾性ドームの
弾性疲労が大となる欠点があった。
【0004】また上記弾性ドームは通常ゴム製であって
該弾性ドームとスポイト内とが連通状態にあるため、そ
のゴム臭が液体に移ることがあり、化粧液の場合好まし
くなかった。
該弾性ドームとスポイト内とが連通状態にあるため、そ
のゴム臭が液体に移ることがあり、化粧液の場合好まし
くなかった。
【0005】本案は、容器体口頸部からのキャップ螺脱
時に自動的に容器体内液体がスポイト内へ吸入される従
来例スポイト容器の利点を残して、容器体口頸部へのキ
ャップ螺合締付け時に弾性ドームが弾性復元状態を保つ
ことが可能とし、しかもスポイト付き部材から起立する
栓棒上端が、弾性ドームの頂部を介して押釦を上限に位
置決めして、押釦押下げによる弾性ドームの圧搾が不能
とし、併せてその螺合締付け時にスポイトと弾性ドーム
との連通が遮断されて、上記臭い移りが生じないよう設
けたものである。
時に自動的に容器体内液体がスポイト内へ吸入される従
来例スポイト容器の利点を残して、容器体口頸部へのキ
ャップ螺合締付け時に弾性ドームが弾性復元状態を保つ
ことが可能とし、しかもスポイト付き部材から起立する
栓棒上端が、弾性ドームの頂部を介して押釦を上限に位
置決めして、押釦押下げによる弾性ドームの圧搾が不能
とし、併せてその螺合締付け時にスポイトと弾性ドーム
との連通が遮断されて、上記臭い移りが生じないよう設
けたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】口頚部を起立する容器体
1と、その口頸部外面へ螺合させたキャップ3とからな
り、該キャップは上記口頸部外面に螺合させた第1周壁
5の左右両部外面へ所定角度範囲で凹部6、6を穿設
し、かつ第1周壁上面を閉塞する第1頂壁8中央部から
は容器体内へスポイト13を垂下し、該スポイト上端が囲
む頂壁部分中央からは上部小外径の栓棒9を、頂壁外周
部からは雄ねじ筒10を、頂壁中間部からはシリンダ11
を、それぞれ起立し、栓棒下端外周の頂壁部分にはスポ
イト内とシリンダ内とを連通する通気孔16を穿設したス
ポイト付き部材4と、上記栓棒9上部を遊挿させた空気
孔21を中央部に有する第2頂壁22外周から、上記雄ねじ
筒10上部へ浅く螺合させて第2周壁24を垂下すると共に
第2頂壁から垂下する筒部下端にシリンダ11上部内面へ
嵌合する筒状ピストン26を付設し、又第2頂壁外周部か
ら上記栓棒9上端との間に圧搾用間隙をおいて弾性ドー
ム29を起立し、上記第2周壁24下端に付設した外向きフ
ランジの左右両部に係合溝28、28を穿設した圧搾部材20
と、上記第2周壁の上部外面へ、第3頂壁32周縁から垂
下する上部小外径の第3周壁33下部を浅く抜出し不能に
突条係合させて、嵌合させると共に第3頂壁下面を弾性
ドーム29頂部へ載置させて、該弾性ドームの弾性に抗し
て押下げ可能に形成した押釦31と、上記第3周壁33の下
方大外径部上面へ筒部上端の内向きフランジ41を、かつ
第1周壁5の下部外面に周設した係合条へ筒部下部内面
に周設した係合条を、それぞれ係合させて、第1、第
2、第3周壁外面へ筒部43を回動可能に嵌合させ、上記
係合溝28、28を摺動自在に嵌合させて筒部43の左右両部
内面へ縦設した係合突条44、44の下部を凹部6、6の弛
め方向端部へ当接させた外筒40とからなり、スポイト付
き部材4に対する外筒回動で係合突条44、44が凹部6、
6の締め方向端部に接したとき、弾性ドームの頂部内面
が栓棒9上端に接し、かつ空気孔21が栓棒中間の大外径
部上端外面へ密嵌可能に形成した。
1と、その口頸部外面へ螺合させたキャップ3とからな
り、該キャップは上記口頸部外面に螺合させた第1周壁
5の左右両部外面へ所定角度範囲で凹部6、6を穿設
し、かつ第1周壁上面を閉塞する第1頂壁8中央部から
は容器体内へスポイト13を垂下し、該スポイト上端が囲
む頂壁部分中央からは上部小外径の栓棒9を、頂壁外周
部からは雄ねじ筒10を、頂壁中間部からはシリンダ11
を、それぞれ起立し、栓棒下端外周の頂壁部分にはスポ
イト内とシリンダ内とを連通する通気孔16を穿設したス
ポイト付き部材4と、上記栓棒9上部を遊挿させた空気
孔21を中央部に有する第2頂壁22外周から、上記雄ねじ
筒10上部へ浅く螺合させて第2周壁24を垂下すると共に
第2頂壁から垂下する筒部下端にシリンダ11上部内面へ
嵌合する筒状ピストン26を付設し、又第2頂壁外周部か
ら上記栓棒9上端との間に圧搾用間隙をおいて弾性ドー
ム29を起立し、上記第2周壁24下端に付設した外向きフ
ランジの左右両部に係合溝28、28を穿設した圧搾部材20
と、上記第2周壁の上部外面へ、第3頂壁32周縁から垂
下する上部小外径の第3周壁33下部を浅く抜出し不能に
突条係合させて、嵌合させると共に第3頂壁下面を弾性
ドーム29頂部へ載置させて、該弾性ドームの弾性に抗し
て押下げ可能に形成した押釦31と、上記第3周壁33の下
方大外径部上面へ筒部上端の内向きフランジ41を、かつ
第1周壁5の下部外面に周設した係合条へ筒部下部内面
に周設した係合条を、それぞれ係合させて、第1、第
2、第3周壁外面へ筒部43を回動可能に嵌合させ、上記
係合溝28、28を摺動自在に嵌合させて筒部43の左右両部
内面へ縦設した係合突条44、44の下部を凹部6、6の弛
め方向端部へ当接させた外筒40とからなり、スポイト付
き部材4に対する外筒回動で係合突条44、44が凹部6、
6の締め方向端部に接したとき、弾性ドームの頂部内面
が栓棒9上端に接し、かつ空気孔21が栓棒中間の大外径
部上端外面へ密嵌可能に形成した。
【0007】
【作用】図1は、キャップ3を容器体口頸部に螺合締付
けした後、外筒40だけを弛め方向へ戻した状態を示す。
該状態で外筒40の係合突条44、44は、スポイト付き部材
第1周壁5の左右両側外面の凹部6、6の弛め方向端部
に接するから、外筒40を弛め方向に更に回すことでスポ
イト付き部材4を弛め方向へ回すことが出来、よってキ
ャップを螺脱でき、該螺脱状態から押釦31を押下げるこ
とでスポイト13内液体を注出できる。
けした後、外筒40だけを弛め方向へ戻した状態を示す。
該状態で外筒40の係合突条44、44は、スポイト付き部材
第1周壁5の左右両側外面の凹部6、6の弛め方向端部
に接するから、外筒40を弛め方向に更に回すことでスポ
イト付き部材4を弛め方向へ回すことが出来、よってキ
ャップを螺脱でき、該螺脱状態から押釦31を押下げるこ
とでスポイト13内液体を注出できる。
【0008】液体注出後、キャップ3を容器体口頸部へ
螺合し締付けすることで図2の状態となり、その螺合時
において圧搾部材20はスポイト付き部材4に対して螺降
し、栓棒9の大外径部上端部に圧搾部材第2頂壁の空気
孔21が密嵌して弾性ドーム29とスポイト13との連通を遮
断し、又その弾性ドーム29頂部を栓棒9上端と押釦の第
3頂壁32から垂下する短筒35とが挟持する。
螺合し締付けすることで図2の状態となり、その螺合時
において圧搾部材20はスポイト付き部材4に対して螺降
し、栓棒9の大外径部上端部に圧搾部材第2頂壁の空気
孔21が密嵌して弾性ドーム29とスポイト13との連通を遮
断し、又その弾性ドーム29頂部を栓棒9上端と押釦の第
3頂壁32から垂下する短筒35とが挟持する。
【0009】スポイト容器不使用時は図2の状態として
おき、容器使用の際、外筒40を弛め方向へ回す。すると
外筒40の係合突条44、44が凹部6、6の弛め方向端部ま
で移動し、該移動により圧搾部材20も上記係合突条44、
44と係合溝28、28との係合により弛め方向へ回されてて
螺上昇し、図1の状態となり、該螺上昇による筒状ピス
トン26の上昇でスポイト13内に容器体内液体が吸込みさ
れる。
おき、容器使用の際、外筒40を弛め方向へ回す。すると
外筒40の係合突条44、44が凹部6、6の弛め方向端部ま
で移動し、該移動により圧搾部材20も上記係合突条44、
44と係合溝28、28との係合により弛め方向へ回されてて
螺上昇し、図1の状態となり、該螺上昇による筒状ピス
トン26の上昇でスポイト13内に容器体内液体が吸込みさ
れる。
【0010】
【実施例】本案容器は容器体とスポイト付きのキャップ
とからなり、又そのキャップはスポイト付き部材と圧搾
部材と押釦と外筒とからなる。
とからなり、又そのキャップはスポイト付き部材と圧搾
部材と押釦と外筒とからなる。
【0011】容器体1はキャップ3螺合用の口頸部2を
起立する。キャップ3を図1の状態で説明する。
起立する。キャップ3を図1の状態で説明する。
【0012】スポイト付き部材4は、容器体口頸部へ螺
合させた第1周壁5の左右両部外面に、所定角度範囲で
周方向に凹部6、6を有し、又下端部外周に係合凹溝7
を周設する。その第1周壁上面を閉塞する第1頂壁8の
中央部からは、上部小外径の栓棒9を、又外周やや内方
からは雄ねじ筒10を、更にそれ等の中間部からはシリン
ダ11を、それぞれ起立する。又栓棒とシリンダとの間の
頂壁部分下面からはスポイト嵌合筒12を垂下し、該嵌合
筒外面に上端大内径部を嵌着させてスポイト13を容器体
内へ垂下する。その上端大内径部上端には外向きフラン
ジ14を付設して、その下面に付設したパッキング15を介
して容器体口頸部上端面上へ載置させてもよい。上記ス
ポイト嵌合筒12と栓棒9との間の頂壁部分には、スポイ
ト内とシリンダ内とを連通する複数の通気孔16を穿設す
る。
合させた第1周壁5の左右両部外面に、所定角度範囲で
周方向に凹部6、6を有し、又下端部外周に係合凹溝7
を周設する。その第1周壁上面を閉塞する第1頂壁8の
中央部からは、上部小外径の栓棒9を、又外周やや内方
からは雄ねじ筒10を、更にそれ等の中間部からはシリン
ダ11を、それぞれ起立する。又栓棒とシリンダとの間の
頂壁部分下面からはスポイト嵌合筒12を垂下し、該嵌合
筒外面に上端大内径部を嵌着させてスポイト13を容器体
内へ垂下する。その上端大内径部上端には外向きフラン
ジ14を付設して、その下面に付設したパッキング15を介
して容器体口頸部上端面上へ載置させてもよい。上記ス
ポイト嵌合筒12と栓棒9との間の頂壁部分には、スポイ
ト内とシリンダ内とを連通する複数の通気孔16を穿設す
る。
【0013】圧搾部材20は、上記栓棒上部の小外径部を
遊挿させた空気孔21を中央部に有する第2頂壁22外周か
ら上記雄ねじ筒10上部へ浅く螺合させて、上端外周に第
1係合条23を有する第2周壁24を垂下する。又第2頂壁
下面から嵌合筒25を垂下し、該嵌合筒内へ、筒状ピスト
ン26から内向きフランジを介して起立するピストン筒27
を嵌着させている。筒状ピストン26はシリンダ11の上部
内面へ嵌合させる。又第2周壁24下端に付設した外向き
フランジの左右両部には係合溝28、28を穿設している。
第2頂壁22の外周部上面には凹溝を周設して、その凹溝
内へ弾性ドーム29の周壁下端に設けた厚肉部を嵌着させ
ることで弾性ドーム29を組付けている。その弾性ドーム
頂部下面と栓棒上端との間には弾性ドーム押下げ圧搾に
よってスポイト13内液体を注出可能な間隙を設けてお
く。
遊挿させた空気孔21を中央部に有する第2頂壁22外周か
ら上記雄ねじ筒10上部へ浅く螺合させて、上端外周に第
1係合条23を有する第2周壁24を垂下する。又第2頂壁
下面から嵌合筒25を垂下し、該嵌合筒内へ、筒状ピスト
ン26から内向きフランジを介して起立するピストン筒27
を嵌着させている。筒状ピストン26はシリンダ11の上部
内面へ嵌合させる。又第2周壁24下端に付設した外向き
フランジの左右両部には係合溝28、28を穿設している。
第2頂壁22の外周部上面には凹溝を周設して、その凹溝
内へ弾性ドーム29の周壁下端に設けた厚肉部を嵌着させ
ることで弾性ドーム29を組付けている。その弾性ドーム
頂部下面と栓棒上端との間には弾性ドーム押下げ圧搾に
よってスポイト13内液体を注出可能な間隙を設けてお
く。
【0014】押釦31は、第3頂壁32周縁から上部小外径
の第3周壁33を垂下し、その周壁下端内面に設けた第2
係合条34を上記第1係合条23下面へ係合させて抜出し不
能とし、又第3頂壁中央部から短筒35を垂下してその短
筒下端面を弾性ドーム29の頂部上面へ載置する。但し該
短筒を設けず、直接第3頂壁を載置してもよい。該押釦
は押下げ可能で、その押下げで弾性ドーム29を圧搾で
き、又弾性ドームの弾性復元で上記第1、第2係合条2
3、34が係合する位置まで復帰可能とする。
の第3周壁33を垂下し、その周壁下端内面に設けた第2
係合条34を上記第1係合条23下面へ係合させて抜出し不
能とし、又第3頂壁中央部から短筒35を垂下してその短
筒下端面を弾性ドーム29の頂部上面へ載置する。但し該
短筒を設けず、直接第3頂壁を載置してもよい。該押釦
は押下げ可能で、その押下げで弾性ドーム29を圧搾で
き、又弾性ドームの弾性復元で上記第1、第2係合条2
3、34が係合する位置まで復帰可能とする。
【0015】外筒40は、上記第3周壁33の下方大外径部
上面へ、筒部上端に付設した内向きフランジ41を係合さ
せ、又筒部下端内面に周設した第3係合条42を既述第1
周壁5下端外周の係合凹溝7内へ回動可能に嵌合させて
いる。筒部43の左右両部内面には係合突条44、44が縦設
してあり、該突条下部は既述凹部6、6の弛め方向端部
に接し、又その係合突条44、44の中間部へ、既述第2周
壁24下端外向きフランジの係合溝28、28を摺動可能に嵌
合させる。
上面へ、筒部上端に付設した内向きフランジ41を係合さ
せ、又筒部下端内面に周設した第3係合条42を既述第1
周壁5下端外周の係合凹溝7内へ回動可能に嵌合させて
いる。筒部43の左右両部内面には係合突条44、44が縦設
してあり、該突条下部は既述凹部6、6の弛め方向端部
に接し、又その係合突条44、44の中間部へ、既述第2周
壁24下端外向きフランジの係合溝28、28を摺動可能に嵌
合させる。
【0016】既述スポイト付き部材雄ねじ筒10と圧搾部
材20の第2周壁24とのねじ部のリードは、上記係合溝2
8、28を嵌合させた外筒40の係合突条44が、凹部6、6
の弛め方向端部から締め方向端部まで移動したとき、図
1の状態から図2の状態まで圧搾部材20が螺降し、筒状
ピストン26はシリンダ11の下部内へ移動し、又弾性ドー
ム29の頂部下面は栓棒9の上端面へ接し、更に空気孔21
は栓棒9中間の大外径部上端部外面へ水密に嵌合するよ
う設けておく。
材20の第2周壁24とのねじ部のリードは、上記係合溝2
8、28を嵌合させた外筒40の係合突条44が、凹部6、6
の弛め方向端部から締め方向端部まで移動したとき、図
1の状態から図2の状態まで圧搾部材20が螺降し、筒状
ピストン26はシリンダ11の下部内へ移動し、又弾性ドー
ム29の頂部下面は栓棒9の上端面へ接し、更に空気孔21
は栓棒9中間の大外径部上端部外面へ水密に嵌合するよ
う設けておく。
【0017】上記各部材は、弾性ドーム29を除き、すべ
て合成樹脂で形成し、弾性ドームはゴムないしゴム類似
の部材で形成する。
て合成樹脂で形成し、弾性ドームはゴムないしゴム類似
の部材で形成する。
【0018】
【考案の効果】本案は既述構成とするもので、容器体口
頸部へスポイト付きのキャップを螺合し、締付けた状態
では、図2のように圧搾部材20の第2頂壁中央の空気孔
21は栓棒9の中間の大外径部上端部外面で密閉されるか
ら、弾性ドーム29とスポイト13との連通路が遮断される
ことになって、弾性ドームの臭いが容器体内液体に付着
するようなことがなく、又既述従来例にあっては、容器
体口頸部にキャップ3を螺合させて締付けする際、押釦
が自動的に押下げられて、弾性ドームを圧搾し、又外筒
を弛め方向へ回すことで弾性ドームが弾性復元し、この
ときスポイト内が負圧化して容器体内液体を吸い込むよ
う設けたから、キャップ締付け状態のまま放置すると、
弾性ドームも圧搾状態のままで放置されることとなり、
弾性疲労が大となる欠点があったが、本案では弾性ドー
ム29がキャップの螺合、螺脱の際、自動的に圧搾される
ことはなく、スポイト内への液体吸込みは、シリンダ11
に対する筒状ピストン26の上昇で行うようにし、弾性ド
ーム29の圧搾は、人為的に押釦31を押下げることで行う
ようにしたから、既述従来例のように、弾性ドームが圧
搾状態のままで放置されるおそれは全くない。更に図2
が示すようにキャップ締付け状態では弾性ドーム29頂部
は栓棒9上端面と第1、第2係合条23、34の係合で抜出
し不能とした押釦31の第3頂壁32とで直接ないし間接に
挾持され、圧搾状態を保つよう設けたから、不用意に押
釦31が押下げられて弾性ドームを圧搾するおそれも全く
ない。
頸部へスポイト付きのキャップを螺合し、締付けた状態
では、図2のように圧搾部材20の第2頂壁中央の空気孔
21は栓棒9の中間の大外径部上端部外面で密閉されるか
ら、弾性ドーム29とスポイト13との連通路が遮断される
ことになって、弾性ドームの臭いが容器体内液体に付着
するようなことがなく、又既述従来例にあっては、容器
体口頸部にキャップ3を螺合させて締付けする際、押釦
が自動的に押下げられて、弾性ドームを圧搾し、又外筒
を弛め方向へ回すことで弾性ドームが弾性復元し、この
ときスポイト内が負圧化して容器体内液体を吸い込むよ
う設けたから、キャップ締付け状態のまま放置すると、
弾性ドームも圧搾状態のままで放置されることとなり、
弾性疲労が大となる欠点があったが、本案では弾性ドー
ム29がキャップの螺合、螺脱の際、自動的に圧搾される
ことはなく、スポイト内への液体吸込みは、シリンダ11
に対する筒状ピストン26の上昇で行うようにし、弾性ド
ーム29の圧搾は、人為的に押釦31を押下げることで行う
ようにしたから、既述従来例のように、弾性ドームが圧
搾状態のままで放置されるおそれは全くない。更に図2
が示すようにキャップ締付け状態では弾性ドーム29頂部
は栓棒9上端面と第1、第2係合条23、34の係合で抜出
し不能とした押釦31の第3頂壁32とで直接ないし間接に
挾持され、圧搾状態を保つよう設けたから、不用意に押
釦31が押下げられて弾性ドームを圧搾するおそれも全く
ない。
【図1】容器体口頸部へキャップを締め付けた後、外筒
を弛め方向へ戻してスポイト内へ液体を吸込んだ状態で
示す本案スポイト容器の縦断面図である。
を弛め方向へ戻してスポイト内へ液体を吸込んだ状態で
示す本案スポイト容器の縦断面図である。
【図2】容器体口頸部へキャップを締付けた状態で示
す、縦断面図である。
す、縦断面図である。
1…容器体,3…キャップ,4…スポイト付き部材,20
…圧搾部材,31…押釦,40…外筒
…圧搾部材,31…押釦,40…外筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岸 隆生 東京都江東区大島3の2の6 株式会社 吉野工業所内 (56)参考文献 実開 昭63−99858(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 口頚部を起立する容器体1と、その口頸
部外面へ螺合させたキャップ3とからなり、該キャップ
は上記口頸部外面に螺合させた第1周壁5の左右両部外
面へ所定角度範囲で凹部6、6を穿設し、かつ第1周壁
上面を閉塞する第1頂壁8中央部からは容器体内へスポ
イト13を垂下し、該スポイト上端が囲む頂壁部分中央か
らは上部小外径の栓棒9を、頂壁外周部からは雄ねじ筒
10を、頂壁中間部からはシリンダ11を、それぞれ起立
し、栓棒下端外周の頂壁部分にはスポイト内とシリンダ
内とを連通する通気孔16を穿設したスポイト付き部材4
と、上記栓棒9上部を遊挿させた空気孔21を中央部に有
する第2頂壁22外周から、上記雄ねじ筒10上部へ浅く螺
合させて第2周壁24を垂下すると共に第2頂壁から垂下
する筒部下端にシリンダ11上部内面へ嵌合する筒状ピス
トン26を付設し、又第2頂壁外周部から上記栓棒9上端
との間に圧搾用間隙をおいて弾性ドーム29を起立し、上
記第2周壁24下端に付設した外向きフランジの左右両部
に係合溝28、28を穿設した圧搾部材20と、上記第2周壁
の上部外面へ、第3頂壁32周縁から垂下する上部小外径
の第3周壁33下部を浅く抜出し不能に突条係合させて、
嵌合させると共に第3頂壁下面を弾性ドーム29頂部へ載
置させて、該弾性ドームの弾性に抗して押下げ可能に形
成した押釦31と、上記第3周壁33の下方大外径部上面へ
筒部上端の内向きフランジ41を、かつ第1周壁5の下部
外面に周設した係合条へ筒部下部内面に周設した係合条
を、それぞれ係合させて、第1、第2、第3周壁外面へ
筒部43を回動可能に嵌合させ、上記係合溝28、28を摺動
自在に嵌合させて筒部43の左右両部内面へ縦設した係合
突条44、44の下部を凹部6、6の弛め方向端部へ当接さ
せた外筒40とからなり、スポイト付き部材4に対する外
筒回動で係合突条44、44が凹部6、6の締め方向端部に
接したとき、弾性ドームの頂部内面が栓棒9上端に接
し、かつ空気孔21が栓棒中間の大外径部上端外面へ密嵌
可能に形成したことを特徴とするスポイト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060694U JP2546912Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | スポイト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060694U JP2546912Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | スポイト容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726365U JPH0726365U (ja) | 1995-05-16 |
JP2546912Y2 true JP2546912Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=13149667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993060694U Expired - Lifetime JP2546912Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | スポイト容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546912Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016050019A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 株式会社吉野工業所 | スポイト容器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6103596B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2017-03-29 | 株式会社吉野工業所 | スポイト容器 |
JP6208083B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2017-10-04 | 株式会社吉野工業所 | スポイト容器 |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP1993060694U patent/JP2546912Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016050019A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 株式会社吉野工業所 | スポイト容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0726365U (ja) | 1995-05-16 |
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