JP2546782B2 - 枚葉物の集積装置 - Google Patents

枚葉物の集積装置

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JP2546782B2 JP5342233A JP34223393A JP2546782B2 JP 2546782 B2 JP2546782 B2 JP 2546782B2 JP 5342233 A JP5342233 A JP 5342233A JP 34223393 A JP34223393 A JP 34223393A JP 2546782 B2 JP2546782 B2 JP 2546782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板紙、プラスチック板、
金属板等の枚葉物の集積方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、帯状物の連続断裁ライン、或い
は枚葉物の塗装、乾燥、鑚孔等の連続加工ラインでは、
枚葉物送りコンベアの出側に集積台を配置し、コンベア
が投入する枚葉物を集積台上に集積可能としている。
【0003】このとき、従来の集積装置は、集積台上に
所要集積高さの枚葉物が集積された後、この枚葉物を横
移動して排出するため、枚葉物投入領域に差込まれて新
たに投入されてくる枚葉物を一時的に支持する差込ロッ
ドを備えている。即ち、集積済の枚葉物集積体上に多数
の差込ロッドを差込み、後続する枚葉物を差込ロッドの
上に一時的に支持し、上記集積体の横移動後に差込ロッ
ドを抜去して該差込ロッド上に一時的に支持した新集積
体を集積台に移載するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
には、下記、の問題点がある。 図8に示す如く、差込ロッド1を前述の新集積体2の
下面から抜去し、この新集積体2を集積台上の例えばパ
レット3に移載するとき、差込ロッド1に接していた枚
葉物を差込ロッド1の移動とともに1〜2枚ずらしてし
まう。また、このとき、パレット3に着座する集積体2
の後端下部が垂れ下がって差込ロッド1の厚み分に起因
する前後方向のずれaを生ずる。このずれaは、パレッ
ト3に移載後に維持され、集積体2の前端下部に突出部
を生じさせることとなる。上記突出部は、これを放置す
るとすれば、集積体2の包装時にバンド結束力等により
破損することが必至である。このため、集積体2を反転
させて上面側に位置することとなる突出部のずれaを解
消させる等の煩雑な手直し作業が伴うことになる。
【0005】図9に示す如く、複数条をなす各帯状物
を異なる長さに切断し、切断長の異なる枚葉物を同時に
並列的に生産し、短寸法の集積体2Aと長寸法の集積体
2Bとを集積台4の上の各パレット3A、3Bに集積せ
しめるとき、短寸法の集積体2Aのための差込ロッド1
と長寸法の集積体2Bのための差込ロッド1とが全体同
時一体駆動(図7)となっている。このため、パレット
3A上の短寸法の集積体2Aが一定高さに達したとき、
パレット3B上の長寸法の集積体2Bが未だ低レベルで
あっても、パレット3A上の短寸法の集積体2Aを横移
動して排出すべく、全差込ロッド1を全枚葉物投入領域
に差込み、未だ低レベルのパレット3B上の長寸法の集
積体2Bも排出するものとなり、長寸法枚葉物の集積高
さを任意に設定することができない。また、長寸法枚葉
物のためのパレット3Bの交換頻度が必要以上に多頻度
となり、断裁システム全体の運営効率が低下する。尚、
特開平2−175519号公報では、差込ロッドの抜去
時に上述の枚葉物のずれを伴うことなく集積台上に移載
可能とすべく、枚葉物投入領域における差込ロッドの差
込レベルに対する直上に差込まれて枚葉物の両側エッジ
を支持するエッジ支持具を荷くずれ防止手段として備え
るものを開示している。即ち、このエッジ支持具は、差
込ロッドと同時に枚葉物投入領域に差込まれ、差込ロッ
ドの抜去より遅れて同領域から抜去される。これによれ
ば、差込ロッドを新積層体の下面から抜去し、この新積
層体を集積台上に移載するとき、枚葉物は左右両端部を
上記エッジ支持具に支持されて左右方向で凹状をなす。
この凹状の湾曲形態により、枚葉物の後端下部が従来の
如く垂れ下がって移載されることがない。このため、後
端下部の垂れ下がりに基づく差込ロッドの厚み分に起因
する前後方向のずれを生ずることがなく、左右方向にお
ける湾曲の略中央部から集積台上に設置開始され、その
後エッジ支持具の抜去とともに移載完了されて集積台上
に適正な荷姿で移載される。 然しながら、特開平2−1
75519号公報では、(a)差込ロッドとは別にエッ
ジ支持具、エッジ支持具の駆動手段を設ける必要があ
り、またエッジ支持具の差込/抜去タイミングの制御も
必要となる等、装置構成が複雑となる。また、(b)枚
葉物投入領域まわりの両側にエッジ支持具、エッジ支持
具の駆動手段を 設ける必要があり、装置構成が大型にな
る。
【0006】本発明は、簡素且つコンパクトな装置構成
により、差込ロッド上の枚葉物を集積台側に移載するに
際し、枚葉物の荷くずれを防止することを目的とする。
【0007】また、本発明は、簡素且つコンパクトな装
置構成により、複数条をなす各帯状物から切断された各
枚葉物を並列的に集積するに際し、各枚葉物の集積高さ
を個別に設定、管理することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、集積台上方の枚葉物投入領域に多数の差込ロッドを
差込んで当該領域に投入される枚葉物を一時的に支持し
た後、それらの差込ロッドを当該領域から抜去して上記
の一時的に支持した枚葉物を集積台上に移載可能として
なる枚葉物の集積装置において、各差込ロッドの差込/
抜去動作を単数または複数のロッド単位で独立駆動可能
としてなり、各差込ロッドを枚葉物投入領域から抜去す
る際、枚葉物を一時的に支持している差込ロッドのうち
の一部のもののみを先行して抜去し、枚葉物における先
行して抜去される差込ロッドに支持されていた部分のみ
を集積台上に着座させた後、残余の差込ロッドを抜去
能としてなるようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、複数条をなす
各帯状物を異なる長さに切断し、切断長の異なる枚葉物
を同時に並列的に生産し、集積台上方の枚葉物投入領域
に多数の差込ロッドを差込んで当該領域に投入される各
枚葉物を一時的に支持した後、それらの差込ロッドを当
該領域から抜去して上記の一時的に支持した各枚葉物を
集積台上に移載可能としてなる枚葉物の集積装置におい
て、各差込ロッドの差込/抜去動作を単数または複数の
ロッド単位で独立駆動可能としてなり、集積台を切断長
の異なる枚葉物毎に並置し、各差込ロッドの枚葉物投入
領域への差込タイミングを各集積台上での枚葉物集積高
さに応じて各集積台毎に変更可能としてなるようにした
ものである。
【0010】
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記
作用がある。 枚葉物を多数の差込ロッドによって一時的に支持した
後、この一時的に支持した集積体を集積台側に移載する
に際し、先ず、枚葉物を一時的に支持している差込ロッ
ドのうちの一部のもののみを先行して抜去し、枚葉物に
おけるこの先行して抜去された差込ロッドに支持されて
いた部分のみを集積台上に着座させる。これにより、枚
葉物は左右方向(差込ロッドの軸直角方向)で凹状もし
くは凸状になるものの、前後方向(差込ロッドの軸方
向)では垂れ下がりを生ずる如くがなく、集積台側に一
部着座せしめられるものとなる。その後、残余の差込ロ
ッドが抜去されると、枚葉物は左右方向の一部における
着座状態を維持しながら、残る全部を着座せしめられ
る。
【0012】枚葉物は、この集積台側への移載時に、予
めその一部を集積台側に着座されて接触保持されるか
ら、残余の差込ロッドの移動とともにずれる如くがな
い。
【0013】また、枚葉物は、この集積台側への移載時
に、予めその一部を集積台側に着座されて左右方向で凹
状もしくは凸状となり、前後方向での垂れ下がりを生じ
ないから、この前後方向の垂れ下がりに基づく差込ロッ
ドの厚み分に起因する前後方向のずれを生ずることがな
く、荷くずれを生じない。
【0014】尚、先行して抜去される差込ロッドとし
て、枚葉物の中央部、もしくは両側部を支持しているも
のを選定することにより、集積台側に予め一部着座せし
められる枚葉物を左右対称的に凹状もしくは凸状とし、
その後の集積台側への移載荷姿をより安定、適正化でき
る。差込ロッドとは異なる格別の荷くずれ防止手段を用い
ることなく、差込ロッドの抜去タイミングの調整のみに
より荷くずれ防止でき、装置構成は簡素且つコンパクト
になる。
【0015】請求項2に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 複数条をなす各帯状物を異なる長さに切断し、切断長
の異なる枚葉物を同時に並列的に生産し、短寸法の枚葉
物と長寸法の枚葉物とを並列的に集積せしめるとき、短
寸法の枚葉物のための集積台に対する差込ロッドの差込
タイミングと、長寸法の枚葉物のための集積台に対する
差込ロッドの差込タイミングとが互いに異とされる。従
って、短寸法の集積体が一定高さに達したとき、長寸法
の集積体が未だ低レベルであれば、(a)短寸法の集積
体を横移動して排出すべく、この短寸法の集積体のため
の集積台に対する差込ロッドのみをその枚葉物投入領域
に差込み、(b)未だ低レベルにある長寸法の集積体の
ための集積台に対する差込ロッドは差込まず、当該集積
台上への集積を継続可能とする。
【0016】これにより、短寸法枚葉物と長寸法枚葉物
の各集積高さを個別に、設定、管理できる。また、長寸
法枚葉物のためのパレット等の交換頻度を必要以上に多
頻度とすることがなくなり、断裁システム全体の運営効
率を向上できる。
【0017】複数の各集積台に対応する差込ロッドの
差込タイミングの調整のみにより、各集積台上での各枚
葉物の集積高さを個別に設定、管理でき、装置構成は簡
素且つコンパクトになる。
【0018】
【実施例】図1は枚葉物の並列断裁集積設備を示す模式
図、図2は集積装置を示す模式図、図3は集積装置の差
込ロッドを示す模式図、図4は差込ロッドの変形例を示
す模式図、図5は差込ロッドの差込/抜去状態を示す模
式図、図6は差込ロッドの他の変形例を示す模式図、図
7は従来の差込ロッドを示す模式図、図8は従来の差込
ロッド抜去状態を示す模式図、図9は従来の集積装置を
示す模式図である。
【0019】枚葉物断裁装置10は、図1に示す如く、
広幅帯状物11をスリッタ12により3条の狭幅帯状物
13とし、これら3条の帯状物13のうちの1条の帯状
物13をカッタ14により短尺切断して短寸法の枚葉物
15Aとし、他の2条の帯状物13をカッタ16により
長尺切断して長寸法の枚葉物15Bとする。即ち、切断
長の異なる枚葉物15A、15Bを同時に並列的に生産
する。
【0020】枚葉物集積装置20は、図1、図2に示す
如く、枚葉物断裁装置10の枚葉物送りコンベア17の
出側に集積台21A、21Bを配置し、コンベア17が
投入する枚葉物15A、15Bをそれらの集積台21
A、21Bに並列的に集積可能としている。このとき、
集積台21Aと集積台21Bは、切断長の異なる短寸法
の枚葉物15Aと長寸法の枚葉物15Bとに分割して並
置されたものである。尚、各集積台21A、21Bは、
枚葉物15A、15Bの集積高さの変化に応じて、リフ
タ22A、22Bにより個別に昇降可能とされている。
また、各集積台21A、21Bは、パレット23A、2
3Bを載置され、それらのパレット23A、23Bの上
に枚葉物15A、15Bを集積可能とする。
【0021】枚葉物集積装置20は、集積台21A、2
1Bの上方に差込装置25を設置している。差込装置2
5は、集積台21A、21Bの上方の枚葉物投入領域に
差込/抜去できる多数の差込ロッド26を有している。
差込装置25は、集積台21A、21Bの上に所要集積
高さの枚葉物15A、15Bが集積された後、この枚葉
物15A、15Bをパレット23A、23Bとともに横
移動して排出するため、差込ロッド26を各枚葉物投入
領域の前方から後方に向けて差込み、新たに投入されて
くる枚葉物15A、15Bを一時的に支持する。即ち、
集積済の枚葉物集積体上に差込ロッド26を差込み、後
続する枚葉物15A、15Bを差込ロッド26の上に一
時的に支持し、上記集積体の横移動排出後に、差込ロッ
ド26を該投入領域から抜去し、該差込ロッド26の上
に一時的に支持した新集積体を集積台21A、21Bの
上の新たなパレット23A、23Bに移載するのであ
る。
【0022】尚、枚葉物集積装置20は、各集積台21
A、21Bへの各枚葉物投入領域の左右両側に案内プレ
ート28を配置し、枚葉物15A、15Bの両外縁部を
案内し、集積台21A、21B上での枚葉物15A、1
5Bの荷姿を左右方向で揃えることとしている。
【0023】然るに、枚葉物集積装置20にあっては、
差込装置25の各差込ロッド26の差込/抜去動作を単
数又は複数のロッド単位で独立駆動可能としている。
【0024】即ち、差込装置25は、図3に示す如く、
各差込ロッド26毎にロッドレスシリンダ30を設け、
シリンダ30のシリンダボディ31をステー32に固定
し、各シリンダボディ31の外周部に装着されている移
動体33の下面に各差込ロッド26の基端部を固定して
いる。ロッドレスシリンダ30は、シリンダボディ31
内に磁石内蔵ピストンを備え、このピストンを流体圧力
によって往復動させ、この往復動するピストンに磁気吸
着される移動体33をシリンダボディ31に沿って往復
動せしめるものである。即ち、各差込ロッド26は、各
ロッドレスシリンダ30の駆動制御により、互いに独立
駆動されて、移動体33とともにシリンダボディ31に
沿って往復動し、枚葉物投入領域に差込/抜去せしめら
れるものとなる。尚、各差込ロッド26の先端部〜基端
部は、その往復動時、支持ローラー34に担持される。
【0025】尚、差込装置25は、図4に示す如く、各
差込ロッド26の基端部をロッドレスシリンダ30にお
ける移動体33の上面に固定するものであっても良い。
図4において、図3と同一機能部分は同一符号を付して
ある。
【0026】また、差込装置25は、図4に示す如く、
各差込ロッド26毎にモータ40と、このモータ40に
よって周回動せしめられるチェーン41とを設け、各差
込ロッド26の基端部に固定した移動体42(移動体3
3と一体)をガイドレール43上に載架するとともに、
チェーン41をこの移動体42に連結するものであって
も良い。44A、44Bはチェーン41のためのスプロ
ケットホイールである。これによれば、各差込ロッド2
6は、各モータ40の駆動制御により、互いに独立駆動
されて、移動体42とともにガイドレール43に沿って
往復動し、枚葉物投入領域に差込/抜去せしめられるも
のとなる。
【0027】以下、枚葉物集積装置20における差込装
置25の差込/抜去動作について説明する(図5)。
【0028】(A) 差込動作(図5(A)) 枚葉物断裁装置10において、複数条をなす各帯状物1
3を異なる長さに切断し、切断長の異なる枚葉物15
A、15Bを同時に並列的に生産し、短寸法の枚葉物1
5Aと長寸法の枚葉物15Bとを並列的に集積せしめる
とき、集積台21A、21Bを切断長の異なる枚葉物1
5A、15B毎に分割して並置する。そして、集積台2
1A(もしくは21B)上に所要レベルの枚葉物15A
(もしくは15B)が集積されて該枚葉物15A(もし
くは15B)をパレット23A(もしくは23B)とと
もに横移動排出するに際し、当該枚葉物15A(もしく
は15B)の集積体上に多数の差込ロッド26を差込む
とき、各差込ロッド26の当該枚葉物15A(もしくは
15B)投入領域への差込タイミングを、各差込ロッド
26のロッドレスシリンダ30(もしくはモータ40)
の駆動制御により、各集積台21A、21B上での枚葉
物集積高さに応じて各集積台21A、21B毎に異なら
せる。
【0029】即ち、短寸法の枚葉物15Aのための集積
台21Aに対する差込ロッド26の差込タイミングと、
長寸法の枚葉物15Bのための集積台21Bに対する差
込ロッド26の差込タイミングとが互いに異とされる。
従って、短寸法の集積体が一定高さに達したとき、長寸
法の集積体が未だ低レベルであれば、(a) 短寸法の集積
体を横移動して排出すべく、この短寸法の集積体のため
の集積台21Aに対する差込ロッド26のみをその枚葉
物投入領域に差込み、(b) 未だ低レベルにある長寸法の
集積体のための集積台21Bに対する差込ロッド26は
差込まず、当該集積台21B上への集積を継続可能とす
る。
【0030】これにより、短寸法枚葉物15Aと長寸法
枚葉物15Bの各集積高さを個別に、設定、管理でき
る。また、長寸法枚葉物15Bのためのパレット23B
等の交換頻度を必要以上に多頻度とすることがなくな
り、断裁システム全体の運営効率を向上できる。また、
複数の各集積台21A(もしくは21B)に対応する差
込ロッド26の差込タイミングの調整のみにより、各集
積台21A(もしくは21B)上での各枚葉物の集積高
さを個別に設定、管理でき、装置構成は簡素且つコンパ
クトになる。
【0031】(B) 抜去動作(図5(B)) 集積台21A(もしくは21B)上に集積された所要レ
ベルの枚葉物15A(もしくは15B)をパレット23
A(もしくは23B)とともに横移動排出した後、当該
集積台21A(もしくは21B)の上方に差込まれて新
規投入中の枚葉物15A(もしくは15B)を一時的に
支持していた多数の差込ロッド26を当該枚葉物15A
(もしくは15B)の投入領域から抜去して、当該差込
ロッド26の上の新規枚葉物15A(もしくは15B)
を当該集積台21A(もしくは21B)の上の新たなパ
レット23A(もしくは23B)に移載する際、当該集
積台21Aに対応する各差込ロッド26を以下の如く抜
去する。即ち、当該集積台21A(もしくは21B)に
対応する各差込ロッド26のロッドレスシリンダ30
(もしくはモータ40)の駆動制御により、枚葉物15
A(もしくは15B)を一時的に支持している差込ロッ
ド26のうちの一部のもの(中央のもの)のみを先行し
て抜去し、枚葉物15A(もしくは15B)における先
行して抜去される差込ロッド26に支持されていた部分
(中央部分)のみを集積台21A(もしくは21B)の
上に着座させた後、残余の差込ロッド26を抜去する。
【0032】即ち、枚葉物15A、15Bを多数の差込
ロッド26によって一時的に支持した後、この一時的に
支持した集積体を集積台21A、21B側に移載するに
際し、先ず、枚葉物15A、15Bを一時的に支持して
いる差込ロッド26のうちの一部のもののみを先行して
抜去し、枚葉物15A、15Bにおけるこの先行して抜
去された差込ロッド26に支持されていた部分のみを集
積台21A、21B上に着座させる。これにより、枚葉
物15A、15Bは左右方向(差込ロッド26の軸直角
方向)で凹状もしくは凸状になるものの、前後方向(差
込ロッド26の軸方向)では垂れ下がりを生ずる如くが
なく、集積台21A、21B側に一部着座せしめられる
ものとなる。その後、残余の差込ロッド26が抜去され
ると、枚葉物15A、15Bは左右方向の一部における
着座状態を維持しながら、残る全部を着座せしめられ
る。
【0033】枚葉物15A、15Bは、この集積台21
A、21B側への移載時に、予めその一部を集積台21
A、21B側に着座されて接触保持されるから、残余の
差込ロッド26の移動とともにずれる如くがない。
【0034】また、枚葉物15A、15Bは、この集積
台21A、21B側への移載時に、予めその一部を集積
台21A、21B側に着座されて左右方向で凹状もしく
は凸状となり、前後方向での垂れ下がりを生じないか
ら、この前後方向の垂れ下がりに基づく差込ロッド26
の厚み分に起因する前後方向のずれを生ずることがな
く、荷くずれを生じない。
【0035】尚、先行して抜去される差込ロッド26と
して、枚葉物15A、15Bの中央部、もしくは両側部
を支持しているものを選定することにより、集積台21
A、21B側に予め一部着座せしめられる枚葉物15
A、15Bを左右対称的に凹状もしくは凸状とし、その
後の集積台21A、21B側への移載荷姿をより安定、
適正化できる。また、差込ロッド26とは異なる格別の
荷くずれ防止手段を用いることなく、差込ロッド26の
抜去タイミングの調整のみにより荷くずれ防止でき、装
置構成は簡素且つコンパクトになる。
【0036】図6は、前述(A) の差込動作に適用できる
差込装置50である。差込装置50は、2個の移動台5
1A、51Bのそれぞれに多数の差込ロッド52を備え
ている。これにより、移動台51Aに設けてある差込ロ
ッド52を例えば前述集積台21Aの上方の枚葉物投入
領域へと差込み、移動台51Bに設けてある差込ロッド
52を例えば前述集積台21Bの上方の枚葉物投入領域
へと差込むものとし、移動台51Aの差込ロッド52の
差込タイミングと移動台51Bの差込ロッド52の差込
タイミングを互いに異にすることができる。尚、移動台
51Aへの差込ロッド52の取付本数と、移動台51B
への差込ロッド52の取付本数とは、それら移動台51
A、51Bの取付孔53への差込ロッド52の着脱によ
り増減できる。これは、各集積台21A、21Bのそれ
ぞれにおける枚葉物投入領域の幅サイズ変更に応ずるも
のである。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡素且つ
コンパクトな装置構成により、差込ロッド上の枚葉物を
集積台側に移載するに際し、枚葉物の荷くずれを防止す
ることができる。
【0038】また、本発明によれば、簡素且つコンパク
トな装置構成により、複数条をなす各帯状物から切断さ
れた各枚葉物を並列的に集積するに際し、各枚葉物の集
積高さを個別に設定、管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は枚葉物の並列断裁集積設備を示す模式図
である。
【図2】図2は集積装置を示す模式図である。
【図3】図3は集積装置の差込ロッドを示す模式図であ
る。
【図4】図4は差込ロッドの変形例を示す模式図であ
る。
【図5】図5は差込ロッドの差込/抜去状態を示す模式
図である。
【図6】図6は差込ロッドの他の変形例を示す模式図で
ある。
【図7】図7は従来の差込ロッドを示す模式図である。
【図8】図8は従来の差込ロッド抜去状態を示す模式図
である。
【図9】図9は従来の集積装置を示す模式図である。
【符号の説明】
13 帯状物 15A、15B 枚葉物 17 枚葉物送りコンベア 20 枚葉物集積装置 21A、21B 集積台 26 差込ロッド 30 ロッドレスシリンダ 40 モータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積台上方の枚葉物投入領域に多数の差
    込ロッドを差込んで当該領域に投入される枚葉物を一時
    的に支持した後、それらの差込ロッドを当該領域から抜
    去して上記の一時的に支持した枚葉物を集積台上に移載
    可能としてなる枚葉物の集積装置において、各差込ロッドの差込/抜去動作を単数または複数のロッ
    ド単位で独立駆動可能としてなり、 各差込ロッドを枚葉物投入領域から抜去する際、枚葉物
    を一時的に支持している差込ロッドのうちの一部のもの
    のみを先行して抜去し、枚葉物における先行して抜去さ
    れる差込ロッドに支持されていた部分のみを集積台上に
    着座させた後、残余の差込ロッドを抜去可能としてなる
    ことを特徴とする枚葉物の集積装置
  2. 【請求項2】 複数条をなす各帯状物を異なる長さに切
    断し、切断長の異なる枚葉物を同時に並列的に生産し、
    集積台上方の枚葉物投入領域に多数の差込ロッドを差込
    んで当該領域に投入される各枚葉物を一時的に支持した
    後、それらの差込ロッドを当該領域から抜去して上記の
    一時的に支持した各枚葉物を集積台上に移載可能として
    なる枚葉物の集積装置において、各差込ロッドの差込/抜去動作を単数または複数のロッ
    ド単位で独立駆動可能としてなり、 集積台を切断長の異なる枚葉物毎に並置し、各差込ロッ
    ドの枚葉物投入領域への差込タイミングを各集積台上で
    の枚葉物集積高さに応じて各集積台毎に変更可能として
    なることを特徴とする枚葉物の集積装置
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