JP2546760B2 - 縦型充填包装機のシワ取り方法および装置 - Google Patents

縦型充填包装機のシワ取り方法および装置

Info

Publication number
JP2546760B2
JP2546760B2 JP13583392A JP13583392A JP2546760B2 JP 2546760 B2 JP2546760 B2 JP 2546760B2 JP 13583392 A JP13583392 A JP 13583392A JP 13583392 A JP13583392 A JP 13583392A JP 2546760 B2 JP2546760 B2 JP 2546760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular film
pair
sandwiching
film
sealer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13583392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05310204A (ja
Inventor
廣康 磯村
伸安 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP13583392A priority Critical patent/JP2546760B2/ja
Publication of JPH05310204A publication Critical patent/JPH05310204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546760B2 publication Critical patent/JP2546760B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、縦型充填包装機にお
いて、筒状フィルムにエンドシールを施す際に、該シー
ル部にシワが発生するのを防止するようにしたシワ取り
方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】筒状フィルムに落下供給される被包装物の
上下位置をエンドシール・切断して、包装体を得る縦型
充填包装機において、筒状フィルムにエンドシールを施
す際に、そのシール部にシワが発生するのを防止する装
置として、例えば実開昭59−75401号公報や実開
昭59−168303号公報に記載された技術が提案さ
れている。これらの提案に係るシワ取り装置は、何れも
エンドシーラの上方に設けた拡開装置により筒状フィル
ムを偏平状に拡開し、この状態で該フィルムにエンドシ
ールを施すことにより、シワの発生を抑制する構成とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先に述べた従来技術に
係るシワ取り装置は、使用されるフィルムが充分な厚み
と腰がある材質のものでは、シワの発生を抑制して美麗
なエンドシールを施すことができる。しかしフィルムが
薄くて腰のない材質の場合や、被包装物の充填重量が重
い場合、また包装袋幅が広い場合等において、拡開装置
によりフィルムを拡開していても、主にエンドシール部
の中央部分にシワが発生し、見栄えの悪い包装体となる
ばかりでなく、場合によっては、確実な密封シールを行
なうことができず、包装不良品を発生する要因となって
いた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従来技術に係る縦型充填包装
機に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決す
るべく提案されたものであって、フィルムの材質や被包
装物の充填重量等の包装条件が変わっても、常にエンド
シール部でのシワの発生を防止して、確実な密封シール
を行なうことが可能なシワ取り方法とその装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明に係るシワ取り方法は、筒
状フィルムの給送路を挟んで対向移動する一対のエンド
シーラを備え、筒状フィルム中に落下供給された被包装
物を挟む上下の位置でエンドシールを施すようにした縦
型充填包装機において、前記一対のエンドシーラにより
エンドシールを施すに際し、該シーラが筒状フィルムに
接触する以前に、筒状フィルムにおけるエンドシール位
置直上部の幅方向中央部を、袋幅の略1/3の長さに亘
ってエアーが通過不能な状態で挟持し、次いで前記エン
ドシーラが筒状フィルムを挟圧する際に、エンドシーラ
の下方に臨む袋内のエアーを、筒状フィルムの両側部を
介して上方に逃出させることによりエンドシール時のシ
ワの発生を防止するようにしたことを特徴とする。
【0006】同じく前記課題を克服し所期の目的を達成
するために、本願の別の発明に係るシワ取り装置は、筒
状フィルムの給送路を挟んで対向移動する一対のエンド
シーラを備え、筒状フィルム中に落下供給された被包装
物を挟む上下の位置でエンドシールを施すようにした縦
型充填包装機において、前記エンドシーラの上方に位置
し、シーラの対向移動方向に向けて、相互に近接、離間
移動可能に設定されると共に、袋幅の略1/3の長さに
寸法設定された挟持部を備えた一対の挟持手段を設け、
前記挟持部により、前記一対のエンドシーラが筒状フィ
ルムに接触する以前に、筒状フィルムにおけるエンドシ
ール位置直上部の幅方向中央部を圧持するよう構成した
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】被包装物が所定量充填された筒状フィルムが、
所定送り量分下方に給送された後、一対のエンドシーラ
が筒状フィルムに当接する以前に、一対の挟持手段を相
互に近接移動させる。そして両挟持手段に配設されたフ
ィルム挟持部により、エンドシーラの直上部に位置する
筒状フィルムの幅方向中央部を、袋幅の略1/3の長さ
に亘ってエアーが通過不能な状態で挟持する。次に、エ
ンドシーラが筒状フィルムにシールを施す際のフィルム
挟持作用にて、エンドシーラの下方に臨む袋内のエアー
は、筒状フィルムの挟持中央部を挟む両側を介して一気
に上方へ逃出し、該エアーにより筒状フィルムの両側部
が展張した状態となる。この状態でエンドシーラがフィ
ルムを挟圧する結果、フィルムにはシワの無い美麗で確
実なシールが施される。
【0008】また、フィルム挟持部にて筒状フィルムが
挟持された際には、フィルム挟持手段に設けられた支持
部により、次に落下供給された被包装物のエンドシール
位置への落下が防止される。
【0009】
【実施例】本願の発明者は、縦型充填包装機にて筒状フ
ィルムにエンドシールを施す際の、シワの発生要因につ
いて検討を重ねた結果、一対のエンドシーラが筒状フィ
ルムを挟圧する際には、エンドシーラの下方に臨む袋内
のエアーが、シール位置の上方に逃出する現象を生じ、
このエアーがシール位置を通過することが、シール時に
シワが発生する最大の要因であることを見出した。そし
て、筒状フィルムの幅方向中央部で該フィルムを偏平状
に圧接して、その部分のエアーの通過を阻止すること
で、シール時に発生するシワを、防止し得ることを突き
止めた。
【0010】以下に、本発明の好適な実施例を挙げて、
添付図面を参照しながら説明する。なお実施例では、縦
型製袋充填包装機のシワ取り方法および装置につき説明
することとし、発明の理解に資するため、該包装機の概
略構成を先ず説明する。また、明細書中で「袋幅」とは、
筒状フィルムにエンドシールが施された後に、該フィル
ムが偏平となった状態での幅寸法を意味するものとして
使用する。
【0011】図1に示すように、図示しない原反ロール
から繰出されたフィルム10は、案内ローラ12を経て
製袋器14に向け給送される。製袋器14は、直立配置
した中空マンドレル16と同心配置され、前記フィルム
10は該製袋器14を通過する際に筒状に成形されて前
記マンドレル16の外周に沿いつつ下方へ間欠給送され
る。そして筒状フィルム10の長手方向に重なり合う端
縁部は、縦シーラ(図示せず)によって、該フィルム10
が下方へ給送された後のフィルム給送休止期間中に縦シ
ールが施される。
【0012】また製袋器14の直上まで延びるマンドレ
ル16の上方には、各種の被包装物18が投入されるホ
ッパ(図示せず)が配設され、公知の供給装置により、被
包装物18が所要タイミングで落下供給されるようにな
っている。前記マンドレル16の下方には、筒状フィル
ム10の給送路を挟んで一対の固定ホルダ21,23が
水平移動可能に対向配置され、両ホルダ21,23は、
エアシリンダ等の駆動手段(図示せず)により相互に近接
および離間移動されるよう構成される。この固定ホルダ
21,23の対向面にエンドシーラ22,24が対向配置
され、両ホルダ21,23を相互に近接移動し、筒状フ
ィルム10に供給される被包装物18を挟む上下の位置
において、両エンドシーラ22,24で該フィルム10
を挟圧することによりエンドシールが施される。なお一
方のエンドシーラ22にはカッタ26が設けられている
ので、両シーラ22,24による筒状フィルム10の挟
圧時に該フィルム10の切断が併せて達成される。
【0013】図2に示す如く、前記エンドシーラ22,
24の上方には、前記筒状フィルム10の給送路を挟む
幅方向(エンドシーラ22,24の移動方向と交差する方
向)両側に、機枠28(図1に一部のみ図示)に固定され
た保持部材30,32が延在しており、両保持部材30,
32の間に、筒状フィルム10におけるエンドシール位
置の直上部を挟持して、エンドシール時に発生するシワ
を防止するシワ取り装置34が配設される。このシワ取
り装置34は、エンドシーラ22,24の対向移動方向
と同一方向に揺動可能な一対の挟持手段36,36と、
両挟持手段36,36を相互に近接・離間移動させるエ
アシリンダ38とから基本的に構成される。なお、両挟
持手段36,36の構成は同一であるので、図1におい
て右側の挟持手段36の構成につき説明し、他方の挟持
手段36の同一部材には同一の符号を付して、その詳細
説明は省略する。
【0014】前記保持部材30,32には、図2に示す
如く、レバー40,42が、その長手方向一端に配設し
た枢支軸40a,42aを介して回転自在に枢支されて
いる。両レバー40,42の下端部間には、他方の挟持
手段36側に延出するよう支持プレート44が配設固定
され、レバー40(42)および支持プレート44は、そ
の全体における側面形状(図1)として逆く字状を呈して
いる(図1において左側の挟持手段36におけるレバー
40および支持プレート44は、く字状を呈する)。ま
た、この支持プレート44の長さ寸法は、筒状フィルム
10における袋幅m2より長尺に設定されている。
【0015】前記支持プレート44の開放端部下面に
は、その開放端部から前方(他方の挟持手段36を指向
する方向)に所定長さだけ延出する可撓性プレート46
が配設される。この可撓性プレート46は、図2に示す
如く、支持プレート44の長手方向と略同一長さに設定
された基部46aと、該基部46aの前端中央部に突出
形成された挟持部としての押え片46bとから構成さ
れ、可撓性プレート46の基部46aは、支持プレート
44の上面側に臨ませたナットプレート50および固定
ねじ48により、支持プレート44からの突出量を調節
可能に固定されている。
【0016】前記押え片46bの幅寸法m1は、図2に
示す如く、筒状フィルム10における袋幅m2の略1/
3に設定されると共に、両挟持手段36,36を相互に
近接した際には、対向する両押え片46b,46bによ
り筒状フィルム10におけるエンドシール位置の直上部
で、該フィルムの幅方向中央部を偏平状に圧接するよう
設定される(図5参照)。これにより、エンドシーラ2
2,24の下方に臨む袋内から上方に逃出するエアーの
通過を阻止し、エンドシール部の中央部分でのシワの発
生を確実に防止することができる。更に、両押え片46
b,46bで筒状フィルム10を挟持した際には、図5
に示す如く、該押え片46b,46bの左右両側の基部
46a,46a(この部位が支持部として機能する)は所
定距離だけ離間して、その間に臨む筒状フィルム10を
挟持しないよう構成されている。従って、エンドシール
を施すに際して下方の袋内から押出されるエアーは、両
押え片46b,46bの左右両側から上方に一気に逃出
する。そしてこのエアーは、筒状フィルム10を左右に
拡開(展張)するべく機能し、その後、エンドシーラ2
2,24がフィルムを挟圧する。この結果として、エン
ドシール部でのシワの発生は確実に防止される。なお、
後述する如く、両挟持手段36,36を相互に近接し、
筒状フィルム10を前記一対の押え片46b,46bに
て偏平状に圧接した際には、前記支持プレート44,4
4に配設された可撓性プレート46,46が、次に落下
供給される被包装物18の、エンドシール位置への落下
を防止するストッパーとしても機能する。
【0017】前記押え片46bの幅寸法m1に関して
は、袋幅m2の略1/2,1/3,1/4の幅寸法m1に設
定された各押え片のサンプルによりシールテストを行な
った結果、袋幅m1の略1/3に設定されたものにおい
ては、略100%の確率でシワ取りを行なうことができ
たのに対して、袋幅m2の略1/2に設定されたもので
は、袋両側からのエアーの逃出が充分になされず、エン
ドシール時に袋の両側部にシワが発生する場合があっ
た。また、袋幅m2の略1/4に設定されたものにおい
ては、エアーが上方へ逃出される際に袋の展張が充分に
なされず、特に、押え片46bによる挟持部付近の袋の
幅方向中央部にシワが発生する場合があった。これによ
り、前記押え片46bの幅寸法m1は、袋幅m2の略1/
3程度が最適寸法として選択された。
【0018】前記一方のレバー40に配設した枢支軸4
0aには、図2に示す如く、保持部材30の外側(他方
の保持部材32から離間する側)に突出する軸端にピニ
オン52が一体回転可能に配設されている。また保持部
材30に、ピニオン52の上方に水平に張出すブラケッ
ト54が配設され、該ブラケット54の上面にエアシリ
ンダ38が倒立配置される。このシリンダ38における
ブラケット54の下面に突出するピストンロッド38a
には、図3に示す如く、両挟持手段36,36のピニオ
ン52,52と共通的に噛合するラック56が配設して
ある。従って、エアシリンダ38を正逆付勢させれば、
ラック56とピニオン52,52との噛合作用下に、両
挟持手段36,36は所要中心角で揺動して相互に近接
・離間移動する(図3および図4参照)。そして両挟持手
段36,36が相互に近接した際に、図3に示す如く、
前記可撓性プレート46,46における押え片46b,4
6bが、筒状フィルム10におけるエンドシール位置の
直上の幅方向中央部を偏平状に圧接するようになってい
る。なお両挟持手段36,36は、筒状フィルム10に
エンドシールを施すに際し、前記エンドシーラ22,2
4が筒状フィルム10に接触する以前に、該フィルム1
0を圧接するよう設定されている。
【0019】
【実施例の作用】次に、実施例に係るシワ取り装置の作
用につき、シワ取り方法との関係において説明する。
【0020】図4に示す如く、前記一対の挟持手段3
6,36および一対のエンドシーラ22,24は、相互に
離間して筒状フィルム10の通過を許容する状態で待機
している。下端にエンドシールが施された筒状フィルム
10に所定量の被包装物18が充填された所要のタイミ
ングで、筒状フィルム10が1包装長分下方に間欠給送
された後、前記エアシリンダ38が、そのピストンロッ
ド38aをバレル内に引込む方向に付勢される。これよ
り、ラック56と一対のピニオン52,52との噛合作
用下に、前記一対の挟持手段36,36は、図3に示す
如く、相互に近接する方向に揺動し、筒状フィルム10
を両側から偏平状に折り曲げる。そして前記両可撓性プ
レート46,46の押え片46b,46bがフィルム10
を偏平状に圧接することにより、該フィルム10の中央
部は、袋幅m2の略1/3の長さ(m1)に亘ってエアーの
通過が阻止される。このとき、押え片46b,46bの
左右に臨む筒状フィルム10は、図5に示す如く、両可
撓性プレート46,46により挟持されておらず、エア
ーの通過を許容する状態となっている。
【0021】また両挟持手段36,36が相互に近接す
ることにより、前記支持プレート44,44は逆ハ字状
に対向して、前記可撓性プレート46,46により、次
に落下供給される被包装物18のエンドシール位置への
落下は防止される。
【0022】次いで前記エンドシーラ22,24が相互
に近接移動し、筒状フィルム10における前記押え片4
6b,46bで挟持されている部位の直下を挟圧する。
このとき、エンドシーラ22,24の下方に臨む袋体の
エアーが、押え片46b,46bの両側から上方に一気
に逃出することにより、筒状フィルム10は左右に拡開
されて展張状態となり、両エンドシーラ22,24が最
終的にフィルム10を挟圧することにより、シワのない
美麗なエンドシールが施される。
【0023】
【別実施例について】図6は、本発明に係るシワ取り装
置の別実施例を示すものであって、前記エンドシーラ2
2,24の上方における前記筒状フィルム10の給送路
を挟む両側に、一対の挟持手段36,36が、その支持
プレート44,44の一端部において回転自在に枢支さ
れている。両挟持手段36,36は、公知のリンク機構
等の作動手段(図示せず)を介して相互に反対方向に揺動
されるよう構成されている。そして両挟持手段36,3
6を相互に近接するよう回動した際に、図に示す如く、
支持プレート44,44の先端に配設した可撓性プレー
ト46,46における押え片46b,46bにより、エン
ドシール位置の直上の筒状フィルム10における幅方向
中央部を挟持するようになっている。
【0024】なお、図1や図6に示す実施例において、
筒状フィルム10を挟持する部材としては、前述した可
撓性プレート44に限定されるものでなく、筒状フィル
ム10を挟持した際に損傷を与えるものでなければ、図
7に示すようなローラ58であってもよい。但しローラ
58の長さ寸法は、袋幅m2の略1/3に設定されるこ
とは勿論である。
【0025】次に図8は、本発明に係るシワ取り装置の
更に別の実施例を示すものであって、前記エンドシーラ
22,24の固定ホルダ21,23に、挟持手段36が夫
々配設され、エンドシーラ22,24が近接移動する際
に、一対の挟持手段36,36による筒状フィルム10
の挟持が行なわれるようになっている。なお挟持手段3
6,36の構成は同一であるので、エンドシーラ22に
配設される挟持手段36の構成についてのみ説明する。
【0026】すなわち、エンドシーラ22が配設される
固定ホルダ21の上面に支持台60が配設され、この支
持台60には、エンドシーラ22の移動方向に水平摺動
自在に支持棒62が配設される。この支持棒62の他方
のエンドシーラ24を指向する前端部に、支持プレート
44が斜めに配設され、該プレート44の傾斜下端に可
撓性プレート46が配設される。また支持棒62の後端
部にストッパ64が配設されると共に、支持台60と支
持プレート44との間に圧縮ばね66が弾力的に介装さ
れ、支持プレート44に配設した可撓性プレート46
は、図8(a)に示す如く、常には圧縮ばね66の弾力付
勢下にエンドシーラ22の前端部より前方に臨むよう設
定してある。
【0027】この可撓性プレート46の前端中央には、
前述した如く、筒状フィルム10における袋幅m2の略
1/3の長さ寸法に設定された押え片46bが形成され
る。そして、前記支持プレート44,44が圧縮ばね6
6,66の弾力付勢下に支持台60,60から筒状フィル
ム10の給送路側に延出している状態(図8(a)に示す
状態)での両押え片46b,46bにおける対応のエンド
シーラ22,24前端部からの突出寸法は、両エンドシ
ーラ22,24が相互に近接移動して筒状フィルム10
に接触する以前に、当該押え片46b,46bがフィル
ム10の幅方向中央に圧接されるよう設定してある。な
お支持プレート44の前端に、可撓性プレート46に代
えて図7に示すローラ58を配設してもよい。
【0028】図8に示す別実施例では、筒状フィルム1
0にエンドシールを施すに際し、両エンドシーラ22,
24が相互に近接移動すると、該エンドシーラ22,2
4が筒状フィルム10に接触する以前に、先ず可撓性プ
レート46,46が筒状フィルム10に両側から当接し
て、これを給送経路の中央部に向けて徐々に折り曲げ
る。そして両可撓性プレート46,46に形成した押え
片46b,46bが筒状フィルム10を挟んで当接した
以後は、図8(b)に示す如く、両エンドシーラ22,2
4が近接移動するにつれて、前記圧縮ばね66,66が
圧縮されて筒状フィルム10の中央部はエアーの通過不
能の状態で挟持されるに至る。この状態で、更に両エン
ドシーラ22,24が相互に近接することにより、該エ
ンドシーラ22,24が、押え片46b,46bで挟持さ
れている筒状フィルム10の直下を挟圧する。この結
果、前述した実施例と同様にシワのない美麗なエンドシ
ールが施される。
【0029】なお図示の実施例では、エンドシーラが固
定位置で水平に対向移動する方式としたが、これに限定
されるものではない。例えば筒状フィルムが下方へ給送
される際に、エンドシーラが該フィルムを挟持した状態
でフィルム給送速度と同期した速度で下方へ垂直に移動
する、所謂ボックスモーション方式にも好適に実施し得
る。
【0030】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る縦型
充填包装機のシワ取り方法および装置によれば、筒状フ
ィルムにおけるエンドシール位置直上中央部を、袋幅の
略1/3の長さに亘ってエアーの通過不能の状態で挟持
することにより、各種の包装条件においても、エンドシ
ール部でのシワの発生を確実に防止でき、包装不良品の
発生を低減することができる。また重量物を充填包装す
る場合に、従来求められていたフィルム厚さより薄いフ
ィルムを使用することができ、包装コストを低く抑える
ことが可能となる等の優れた効果がある。
【0031】更に、挟持手段を相互に近接した際に、次
に充填される被包装物のエンドシール位置への落下防止
用ストッパーとしても機能するよう構成したので、スト
ッパーが必要な包装仕様の場合には、装置の簡略化が可
能となり、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシワ取り装置を採用した
縦型製袋充填包装機の概略構成を示す側面図である。
【図2】シワ取り装置を一部切欠いて示す正面図であ
る。
【図3】一対の挟持手段により筒状フィルムを挟持した
状態で示すシワ取り装置の側面図である。
【図4】図3に示すシワ取り装置の開放状態での側面図
である。
【図5】図3に示す状態でのシワ取り装置の横断平面図
である。
【図6】本発明に係るシワ取り装置の別の実施例を示す
側面図である。
【図7】シワ取り装置における筒状フィルムを挟持する
部材の変形例を示す要部概略斜視図である。
【図8】本発明に係るシワ取り装置の更に別の実施例を
示す側面図である。
【符号の説明】
12 筒状フィルム 22 エンドシーラ 24 エンドシーラ 36 挟持手段 46a 支持部 46b 押え片(挟持部) m2 袋幅

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状フィルムの給送路を挟んで対向移動
    する一対のエンドシーラを備え、筒状フィルム中に落下
    供給された被包装物を挟む上下の位置でエンドシールを
    施すようにした縦型充填包装機において、 前記一対のエンドシーラによりエンドシールを施すに際
    し、該シーラが筒状フィルムに接触する以前に、筒状フ
    ィルムにおけるエンドシール位置直上部の幅方向中央部
    を、袋幅の略1/3の長さに亘ってエアーが通過不能な
    状態で挟持し、 次いで前記エンドシーラが筒状フィルムを挟圧する際
    に、エンドシーラの下方に臨む袋内のエアーを、筒状フ
    ィルムの両側部を介して上方に逃出させることによりエ
    ンドシール時のシワの発生を防止するようにしたことを
    特徴とする縦型充填包装機のシワ取り方法。
  2. 【請求項2】 筒状フィルムの給送路を挟んで対向移動
    する一対のエンドシーラを備え、筒状フィルム中に落下
    供給された被包装物を挟む上下の位置でエンドシールを
    施すようにした縦型充填包装機において、 前記エンドシーラの上方に位置し、シーラの対向移動方
    向に向けて、相互に近接、離間移動可能に設定されると
    共に、袋幅の略1/3の長さに寸法設定された挟持部を
    備えた一対の挟持手段を設け、 前記挟持部により、前記一対のエンドシーラが筒状フィ
    ルムに接触する以前に、筒状フィルムにおけるエンドシ
    ール位置直上部の幅方向中央部を圧持するよう構成した
    ことを特徴とする縦型充填包装機のシワ取り装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の挟持手段は、その長さが前記
    袋幅より長尺に設定されると共に、前記挟持部の両側に
    水平方向に延出する支持部を備え、該支持部は、前記挟
    持部にて筒状フィルムが挟持された際に、次に落下供給
    された被包装物のエンドシール位置への落下を防止し得
    る間隔まで近接するよう構成した請求項2記載の縦型充
    填包装機のシワ取り装置。
JP13583392A 1992-04-28 1992-04-28 縦型充填包装機のシワ取り方法および装置 Expired - Lifetime JP2546760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13583392A JP2546760B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 縦型充填包装機のシワ取り方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13583392A JP2546760B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 縦型充填包装機のシワ取り方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05310204A JPH05310204A (ja) 1993-11-22
JP2546760B2 true JP2546760B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=15160846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13583392A Expired - Lifetime JP2546760B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 縦型充填包装機のシワ取り方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546760B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05310204A (ja) 1993-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3681890A (en) Method of and apparatus for forming packages with tear tabs
JP3242947B2 (ja) 箱状要素の包装機械
JP2546760B2 (ja) 縦型充填包装機のシワ取り方法および装置
JP2002019737A (ja) ヒートシール装置
IE48821B1 (en) Method and apparatus for packaging commodities
JP4741636B2 (ja) 横形製袋充填機におけるエンドシール部のしわ取り装置
WO1998054055A1 (fr) Dispositif a replier une feuille pour machine d'emballage
JP2917119B2 (ja) 縦型製袋充填機のシワ防止装置
JP3802595B2 (ja) シール装置
JPS6346325Y2 (ja)
JPS6323283Y2 (ja)
JPH04367405A (ja) 自動包装装置における長尺筒袋の幅方向加熱溶着装置
JP3278761B2 (ja) パックシーラ
JP2936452B2 (ja) 包装機におけるフィルム開口保持装置
JPH09124009A (ja) 縦型製袋充填機のシワ防止装置
JPH0223522Y2 (ja)
JP2001031016A (ja) 包装装置
JP3090262B2 (ja) 包装装置におけるフィルム折込装置
JP3090261B2 (ja) 包装装置におけるフィルム折込装置
JP3090263B2 (ja) 包装装置におけるフィルムカッタ装置
RU2182545C1 (ru) Устройство для изготовления, наполнения сыпучим продуктом и запечатывания пакетов из ленточного термосклеивающегося материала
JPH0454882Y2 (ja)
JPH0255285B2 (ja)
JPS5820487Y2 (ja) 四方シ−ル包装機
JPH0749287B2 (ja) 真空包装方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808