JP3090261B2 - 包装装置におけるフィルム折込装置 - Google Patents

包装装置におけるフィルム折込装置

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JP3090261B2 JP09337483A JP33748397A JP3090261B2 JP 3090261 B2 JP3090261 B2 JP 3090261B2 JP 09337483 A JP09337483 A JP 09337483A JP 33748397 A JP33748397 A JP 33748397A JP 3090261 B2 JP3090261 B2 JP 3090261B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被包装物を搬入し
て、フィルムロールから引き出されたフィルムを展張し
つつフィルムを筒状に形成して被包装物に被せ、フィル
ムの両端縁を被包装物の底部で重ね合わせて底シール
し、筒状に形成されたフィルムを前記被包装物間でカッ
タにて切断し、前記カッタにより切断された筒状フィル
ムの前部及び後部を被包装物の底面に沿わせて折り畳む
フィルム折込装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムロールから引き出された
フィルムを展張しつつフィルムを筒状に形成して被包装
物に被せ、フィルムの両端縁を被包装物の底部で重ね合
わせて底シールし、筒状に形成されたフィルムを前記被
包装物間でカッタにて切断し、前記カッタにより切断さ
れた筒状フィルムの前部及び後部の余剰フィルムを被包
装物の底面に沿わせて折り畳むフィルム折込装置が、例
えば実開平1−168403号公報や実開平2−318
01号公報等にて提案されている。
【0003】これらの包装装置における折込装置は、筒
状に形成されたフィルムを前記被包装物間でカッタにて
切断し、この切断された筒状フィルムの前部及び後部の
余剰フィルム箇所を、被包装物の下方に設けられた吸引
機構により吸い込んで、筒状フィルムの前部及び後部を
下方向に引っ張りながら被包装物を搬送させることによ
り、被包装物の底部にフィルムを折り畳む構成を為し、
前部のフィルムにおいては被包装物をそのまま搬送させ
ることで前部のフィルムが被包装物の下方に自然に沿う
形で底面に折り畳まれ、後部のフィルムにあっては被包
装物の搬送速度よりも高速で回転するチェーンローラに
よって前部のフィルムを絡めながら被包装物の下方に沿
わせて折り畳まれるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の包
装装置における折込装置にあっては、余剰フィルムの折
込のために大がかりな吸引機構を設けているため、この
吸引機構の騒音の問題やフィルムの前部及び後部の端部
の吸い込みが確実でないといった問題がある。またこの
吸引機構や構造の複雑なチェーンローラに要するコスト
がかかりすぎるといった問題もあった。
【0005】また、吸引機構によるフィルムの引っ張り
力にて前部及び後部のフィルムを折り込むものであるた
めフィルムの展張力が弱く、包装体の表面のフィルムに
皺が発生するおそれもあり、特にストレッチフィルムを
用いたこの種の包装装置により形成される包装体にあっ
ては、包装体の見た目の悪さは消費意欲を低減させる原
因となり、包装の仕上がり具合の品質の良さも包装装置
に求められるようになってきている。
【0006】そこで本発明は、大がかりな吸引機構や構
造の複雑なチェーンローラを設けること無く、一対のロ
ーラからなるフィルム挟持体によって余剰フィルムを挟
持する構成とし、簡単な構成にして且つ確実なフィルム
折込を可能とし、かつ包装体表面の仕上がりのきれいな
包装装置における折込装置を提供することを目的として
いる。
【0007】また、更に本発明は、この一対のローラに
よる挟持構造に改良を加えることで、折り込む余剰フィ
ルムの中央部に両端縁重合部分があっても均等にこの余
剰フィルムを挟持でき、一層皺が少なくきれいに折り込
み包装できる画期的な包装装置におけるフィルム折込装
置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】被包装物1を搬入する搬入機構2と、フィ
ルムロールRから引き出されたフィルムFを前記被包装
物1と同じ方向に移送するフィルム送り機構3と、前記
フィルムFの両端縁を被包装物1の下方へ案内しフィル
ムFを筒状に形成する製袋機構4と、前記フィルムFの
両端縁を被包装物1の底部で重ね合わせてシールする底
シール機構5と、筒状に形成されたフィルムFを前記被
包装物1間で切断するカッタ機構6と、前記カッタ機構
6の前後に設けられ前記カッタ機構6により切断された
筒状のフィルムFの前部F1及び後部F2を挟持するそ
れぞれ一対のローラ17から成るフィルム挟持体18,19
と、前記フィルム挟持体18,19に対応して前記カッタ機
構6の前後に設けられ前記フィルム挟持体18,19に前記
フィルムFの前部F1及び後部F2を差し込み案内する
押し込み板20とを設け、前記押し込み板20によって前記
フィルム挟持体18,19に差し込まれた前記フィルムFの
前部F1及び後部F2を被包装物1の底面に沿わせて折
り畳むように構成した包装装置におけるフィルム折込装
置であって、少なくとも一方の前記フィルム挟持体18,
19のフィルム挟持部分の中央部に、前記筒状に形成され
るフィルムFの底面中央部に位置するフィルムFの両端
縁重合部分Gを収納する収納部37,40を設けたことを特
徴とする包装装置におけるフィルム折込装置に係るもの
である。
【0010】また、前記一対のローラ17から成る前記フ
ィルム挟持体18,19の少なくとも一方のローラ17の中央
部に径小部を形成することで、前記一対のローラ17が対
向するフィルム挟持部分の中央部に空隙部37A,40Aを
設けて前記収納部37,40を構成したことを特徴とする請
求項1記載の包装装置におけるフィルム折込装置に係る
ものである。
【0011】また、前記一対のローラ17から成るフィル
ム挟持体18,19の双方のローラ17の中央部に径小部を形
成することで、前記一対のローラ17が対向するフィルム
挟持部分の中央部に空隙部37A,40Aを設けて前記収納
部37,40を構成したことを特徴とする請求項2記載の包
装装置におけるフィルム折込装置に係るものである。
【0012】また、前記押し込み板20によって前記フィ
ルム挟持体18,19に差し込まれた前記フィルムFの前部
F1若しくは後部F2を前記被包装物1の移送とともに
前記被包装物1の下方側に向けて引っ張り駆動するよう
前記フィルム挟持体18,19の前記ローラ17を回転駆動す
る回転機構23,33を設けたことを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の包装装置におけるフィルム折
込装置に係るものである。
【0013】また、前記フィルム挟持体18,19の一対の
ローラ17を弾性体Sに抗して離反自在に構成し、前記フ
ィルムFの前部F1若しくは後部F2をこの一対のロー
ラ17によって弾圧状態で挟持し得るように構成し、前記
押し込み板20はこの弾性体Sに抗して前記一対のローラ
17の間隔を押し広げて差し込まれるように構成したこと
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装
装置におけるフィルム折込装置に係るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0015】トレイTに食品等の内容物Wを収納した被
包装物1は搬入機構2により搬入されると共に、フィル
ムロールRから引き出されたフィルムFはフィルム送り
機構3により展張しつつ前記被包装物1と同じ方向に移
送され、製袋機構4によって前記フィルムFの両端縁が
被包装物1の下方へ案内されフィルムFは筒状に形成さ
れて、底シール機構5により前記フィルムFの両端縁が
被包装物1の底部で重ね合わされてシールされる。この
筒状に形成されたフィルムFはカッタ機構6により前記
被包装物1間で切断され、前記カッタ機構6の前後に設
けられ前記カッタ機構6により切断された筒状のフィル
ムFの前部F1及び後部F2は押し込み板20によってそ
れぞれ一対のローラ17から成るフィルム挟持体18,19に
挟持される。
【0016】この前部フィルム挟持体18に挟持されたフ
ィルムFの前部F1は、被包装物1が搬送することで被
包装物1の底面に沿って折り込まれ、後部フィルム挟持
体19に挟持されたフィルムFの後部F2は、この後部フ
ィルム挟持体19が搬送方向に移動することで被包装物1
の底面に沿って折り込まれることとなる。
【0017】この際本発明においては、例えばこの折り
込むフィルムFの前部F1の中央部にフィルム両端縁を
重合させた重合部分Gが前部フィルム挟持体18の一対の
ローラ17の挟持部分の中央部に設けた収納部37に収納さ
れるため、一対のローラ17によるフィルム挟持に片寄り
が生じにくく、フィルム中央部に前記重合部分Gがあっ
てもこの折り込むフィルムFの前部F1を均等に挟持で
きることになるため、このフィルム挟持によるテンショ
ンを余剰フィルムであるフィルムFの前部F1に与えな
がら、このフィルムFの前部F1に皺を生じさせること
なく被包装物1の底面に折り込むことができる。
【0018】また、前記押し込み板20によって前記前部
フィルム挟持体18に差し込まれた前記フィルムFの前部
F1を前記被包装物1の移送とともに前記被包装物1の
下方側に向けて引っ張り駆動するよう前記フィルム挟持
体18の前記ローラ17を回転駆動する回転機構23を設けれ
ば、更に前記前部フィルム挟持体18のローラ17によって
フィルムFの前部F1を片寄りなく挟持した状態でロー
ラ17を回転させて被包装物1の下方向に所定の力で引っ
張りながら折込が行われるので包装体の表面に一層フィ
ルムの皺を発生させること無く包装体を形成することが
できる。
【0019】また、フィルムFの後部F2の折込に際し
ても、同様の作用効果をなすことができ、例えば後部フ
ィルム挟持体19に対し、ローラ17の挟持部分の中央部に
収納部40を設け、この収納部40にフィルムFの後部F2
の重合部分Gを収納させることにより、一対のローラ17
によるフィルム挟持に片寄りが生じにくく、フィルム中
央部に前記重合部分Gがあっても、この折り込むフィル
ムFの後部F2を均等に挟持できることになるため、こ
のフィルム挟持によるテンションを余剰フィルムである
フィルムFの後部F2に与えながら、このフィルムFの
後部F2に皺を生じさせることなく、被包装物1の底面
に折り込むことができる。
【0020】更に前記被包装物1の下方側に向けて後部
の余剰フィルム箇所を引っ張り駆動するよう前記後部フ
ィルム挟持体19の前記ローラ17を回転駆動する回転機構
33を設ければ、フィルムFの後部F2を片寄りなく挟持
した状態でローラ17を回転させて被包装物1の下方向に
所定の力で引っ張りながら折込が行われるので包装体の
表面にフィルムの皺を発生させること無く包装体を形成
することができる。
【0021】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。図1〜図14は、本発明の一実施例を示
すものである。
【0022】本発明の包装装置は、概してトレイTに食
品等の内容物Wを収納した被包装物1を搬入する搬入機
構2と、フィルムロールRから引き出されたストレッチ
フィルムからなるフィルムFを展張しつつ被包装物1と
同じ方向に移送するフィルム送り機構3と、フィルムF
の両端縁を被包装物1の下方へ案内しフィルムFを筒状
に形成する製袋機構4と、フィルムFの両端縁を被包装
物1の底部で重ね合わせてシールする底シール機構5
と、筒状に形成されたフィルムFを被包装物1間で切断
するギロチン状のカッタ機構6と、カッタ機構6の前後
に設けられカッタ機構6により切断された筒状のフィル
ムFの前部F1及び後部F2を被包装物1の底面に沿わ
せて折り込む折込機構7と、被包装物1をフィルム包装
して折込の完了した包装体Bを搬出する搬出機構8とか
ら構成される。
【0023】搬入機構2は無端状のチェーンコンベア9
に所定間隔で起立、傾倒可能な搬送凸部10を設け、この
チェーンコンベア9を回転駆動させることにより順次被
包装物1をフィルム送り機構3に向けて等間隔で送り込
むものである。搬送凸部10を搬送可能な状態となり、チ
ェーンコンベア9の搬送側終端部まで移動すると反転
し、搬送面に反対側に位置するときには傾倒して連続的
な回転駆動が為されるようになっている。
【0024】フィルム送り機構3は、包装装置の上部に
支持されたフィルムロールRから引き出されたフィルム
Fを展張しつつ搬入機構2により搬入されてくる被包装
物1と同じ方向にほぼ同速度でフィルムFを移送するも
のであり、このフィルム送り機構3は、両端が回転ロー
ルで支持された無端状ベルト体11を設け、この無端状ベ
ルト体11を上下に重合させて設置しそのベルト面同志を
互いに接触させて設けたものでを、被包装物1の進行方
向に対して左右にそれぞれ設けている。この無端状ベル
ト体11は被包装物1の進行方向に向けて下方に傾斜させ
て設置されるものである。フィルムFは、幅方向の両端
縁をこの左右の無端状ベルト体11の重合されたベルト面
の間で挟持され被包装物1の進行方向に向けて移送さ
れ、搬送される被包装物1の上面から徐々にフィルムF
を被せるものである。
【0025】搬入機構2の移送方向側にはそれぞれ相反
する方向に回転して被包装物1の側面を挟持して搬送す
るサイドベルトコンベア12を設けており、搬入機構2後
端部から搬出機構8手前まではこのサイドベルトコンベ
ア12によって被包装物1及び筒状のフィルムFの搬送を
行うものである。
【0026】製袋機構4は、フィルム送り機構3により
移送されるフィルムFの左右の両端縁を徐々に被包装物
1の底部の中央部に向けて案内移送するものであり、サ
イドベルトコンベア12の搬入側に取り付けられたフィル
ムガイド棒13から成るものである。
【0027】このフィルムガイド棒13は搬入側が上方か
ら下方に向けて垂直部13Aを有し、被包装物1の搬送面
より若干低い位置にて折曲げられて搬入側から搬送側へ
向けて水平部13Bを有した形状を為して左右に設けれ
ら、前述したフィルム送り機構3の左右の無端状ベルト
体11のフィルム開放部のある両側縁から底シール機構5
のある中央部に向けてフィルムFをしぼり込むよう漸次
幅狭に配置されている。このフィルムガイド棒13からな
る製袋機構4によって、被包装物1に対してフィルムF
の左右両端縁が被包装物1の底部中央に向けて案内さ
れ、フィルムFを筒状に形成するものである。
【0028】底シール機構5は、前記製袋機構4によっ
て被包装物1の底部中央部に案内されたフィルムFの両
端縁を重ね合わせてシールするものであり、当接状態で
配置された左右一対のシールロール14からなるものであ
る。このシールロール14間にフィルムFの両端縁が重合
されたフィルムFを挟持搬送することによりフィルムF
の底シールを施すものであり、フィルムFの材質が自己
圧着性のものからなる場合には特にヒータ機能を持たせ
る必要はないが、場合によってはシールロール14にヒー
タ機能を持たせて密着性を上げるよう構成することもあ
る。
【0029】カッタ機構6は、底シール機構5によりフ
ィルムFが底部でシールされ筒状に形成されたフィルム
Fを被包装物1の前後で切断するものであり、被包装物
1の搬送面の上方に鋸状の切断刃15を備え、この切断刃
15を上下移動可能に設けたギロチン状のものである。
【0030】また、この切断刃15対応位置の搬送面の下
方には、切断刃15対応位置から若干前後にずらして設置
されるとともに前記切断刃15の上下動に応動して上下動
する受け板16を設けている。つまり、切断の際切断刃15
の下降に対応して下部の受け板16が上昇するようにし、
切断後切断刃15が上昇すると受け板16が下降して退避動
するよう構成している。こうすることによって切断時に
は、切断刃15及び受け板16が筒状のフィルムFに向けて
接近し、その後切断刃15と受け板16とが上下方向に重合
し、その間に位置する筒状のフィルFが切断されるもの
であり、良好で確実な切断が行えるようになっている。
【0031】本発明における折込機構7は、前記カッタ
機構6により切断された前部F1及び後部F2の余剰の
フィルムを挟持するそれぞれ一対のローラ17から成る前
部フィルム挟持体18及び後部フィルム挟持体19と、カッ
タ機構6の前後に設けられ前部フィルム挟持体18及び後
部フィルム挟持体19に対応して設けられフィルムの前部
F1及び後部F2を差し込み案内する押し込み板20とか
ら構成されるものである。
【0032】なお、説明上、カッタ機構6により切断さ
れた被包装物1入りの筒状のフィルムFに対し、被包装
物1の移送方向側の余剰部分を前部F1,移送方向手前
側の余剰部分を後部F2と定義することとし、以下にお
いては、このように統一して説明することにする。
【0033】押し込み板20は、カッタ機構6の切断刃15
と一体に取り付けられており、前部フィルム挟持体18と
後部フィルム挟持体19の位置に対応して垂下する板状部
材を切断刃15の前後に所定間隔を為して取り付けられて
おり、フィルムFの切断時には切断刃15の下降動作にと
もなって同体的に下降するものであり、切断されたフィ
ルムFの前部F1及び後部F2をフィルム挟持体18,19
に向けて差し込み案内するものである。
【0034】前部及び後部のフィルム挟持体18,19は同
様の構成からなり、一対のローラ17を対向状態に設け、
一方のローラ17の軸心を保持枠21に固定し、他方のロー
ラ17の軸心を保持枠に対し接離移動可能な移動枠22に軸
支し、保持枠21と移動枠22とを互いにスプリングSによ
って掛け止めることで、移動枠22に支持されたローラ17
を保持枠21のローラ17に対して弾圧的に押圧状態に取り
付けた構成を為し、フィルムFの前部F1または後部の
F2の端部を押し込み板20とともにローラ17間に挟持
し、その後押し込み板20のみが切断刃15の上昇とともに
ローラ17から抜け出してローラ17間に残されたフィルム
Fに前部F1及び後部F2を挟持するものである。この
前部フィルム挟持体18及び後部フィルム挟持体19はその
ローラ17上端が、被包装物1の底面(搬送面)とほぼ同
等の高さ、もしくは若干下方に配置されるものである。
【0035】フィルムFの前部F1の折込に際し前部フ
ィルム挟持体18は、特に移動機構を設けることなく前部
フィルム挟持体18にフィルムFの前部F1を挟持しなが
ら被包装物1のみを搬送させることで自然にフィルムF
の前部F1が被包装物1の底面に沿って折曲げられるも
のである。
【0036】そして、この前部フィルム挟持体18にあっ
ては、前記押し込み板20によて前部フィルム挟持体18に
差し込まれたフィルムFの前部F1を被包装物1の移送
とともに被包装物1の下報側に向けて引っ張り駆動する
よう前部フィルム挟持体18のローラ17を回転駆動する回
転機構23を設けている。
【0037】この場合、前部フィルム挟持体18の回転機
構23は、固定側である保持枠21側のローラ17の端部に従
動プーリー部24を設け、所定の動力軸25に設けられた駆
動プーリー26との間に無端状の紐状ベルト27を掛け渡し
て構成している。動力軸25はサイドベルトコンベア12に
よる被包装物1の移送にともなって回転することにより
紐状ベルト27を介して従動プーリー部24を回転させ、こ
の従動プーリー部24と同軸のローラ17を回転させて、こ
の回転駆動する対向配設されたローラ17間に挟持された
フィルムFの前部F1表面との摩擦力によって所定の引
っ張り力でフィルムFの前部F1を被包装物1の移送と
ともに被包装物1の下方側に向けて引っ張りながら折込
が行われることになる。よって、フィルムFのローラ17
の挟持に加えてこの引っ張り力によってフィルムFの前
部F1は展張力を作用させながら折り込まれることとな
り、包装体Bの表面にフィルムFの皺を発生させること
無く外観品質の良い包装体Bを形成することができる。
【0038】本実施例は、前記一対のローラ17から成る
前部フィルム挟持体18のフィルム挟持部分の中央部に、
前記筒状に形成されるフィルムFの底面中央部に位置す
るフィルムFの両端縁重合部分Gを収納する収納部37を
設けている。
【0039】具体的には、前記一対のローラ17から成る
前部フィルム挟持体18の双方のローラ17の中央部に径小
部を形成することで、前記一対のローラ17が対向するフ
ィルム挟持部の中央部に前記径小部からなる空隙部37A
を設けて前記収納部37を構成している。
【0040】従って、前述のように前記底シール機構5
にフィルムFの左右両縁が底部中央部分で重合シールさ
れて筒状に形成され被包装物1に包装されるため、前記
カッタ機構6により切断され、被包装物1の底面に沿っ
て折り込まれるフィルムFの前部F1の中央部には、フ
ィルムが何重かに重なり厚くなっている重合部分Gがあ
る。しかし、この折り込むフィルムFの前部F1の中央
部のフィルム両端縁重合部分Gは前部フィルム挟持体18
の一対のローラ17の挟持部分の中央部に設けた収納部37
に収納されるため、フィルムFの前部F1は、重合部分
Gとなる中央部の両脇のローラ17箇所に挟持され、一対
のローラ17によるフィルム挟持に片寄りが生じにくく、
フィルム中央部に厚みのある前記重合部分Gがあっても
この折り込むフィルムFの前部F1を左右均等に挟持で
きることになる。従って、このフィルム挟持によるテン
ションと前記回転機構23によるテンションとを確実にこ
のローラ17により挟持するフィルムFの前部F1に均等
に与えながらフィルムFの前部F1に皺を生じさせるこ
となく被包装物1の底面に折り込むことができる。
【0041】また、本実施例では、このように簡単なロ
ーラ17の改良により前記作用・効果を発揮する収納部37
を形成でき、しかも一対の対向ローラ17の双方に径小部
を設けることで、簡単にして十分な大きさの収納部37を
形成でき、製作コストもかからず量産性に秀れ、極めて
実用性に秀れる。
【0042】一方、フィルムFの後部F2の折込に際し
てはフィルムFの前部F1の単純な折込とは異なり、フ
ィルムFの後部のF2の折込用の後部フィルム挟持体19
を、被包装物1の移送方向側に移動させる必要がある。
【0043】本実施例にあっては後部フィルム挟持体19
を被包装物1の移送方向側に独立して移動する水平移動
機構28を設けている。
【0044】この水平移動機構28は、被包装物1の搬送
方向に平行に設けられたスライド軸29を設け、このスラ
イド軸29に貫通されてこのスライド軸29に沿って摺動移
動可能に設けられたスライド体30を設け、このスライド
体30に前記後部フィルム挟持体19を取り付け、一端部を
このスライド体30に連結するとともに、他端部を回転す
るカム板31の周面に弾圧的に接触し、中央部を回動支点
とする作動杆32を介して後部フィルム挟持体19を水平方
向つまり被包装物1の移送方向と平行に移動可能に設け
ている。
【0045】具体的には、カッタ機構6の切断刃15及び
押し込み板20が下降し、切断されたフィルムFの前部F
1及び後部F2が、前部フィルム挟持体18及び後部フィ
ルム挟持体19に差し込み案内されて前部フィルム挟持体
18及び後部フィルム挟持体19に挟持され、押し込み板20
及び切断刃15が上昇した後に、後部フィルム挟持体19が
搬送方向に水平移動するようにカム板31の形状が設定さ
れている。
【0046】このとき被包装物1は停止状態で、フィル
ムFの後部F2を挟持した後部フィルム挟持体19のみが
被包装物1の移送方向へ移動することにより、フィルム
Fの後部F2が被包装物1の底面に沿って折り畳まれる
ことになる。
【0047】この場合、本発明装置にあっては、後部フ
ィルム挟持体19は、水平移動機構28による後部フィルム
挟持体19の移動にともなって、後部フィルム挟持体19の
ローラ17を回転駆動する回転機構33を設けている。
【0048】後部フィルム挟持体19のローラ17の回転機
構33は固定側である保持枠21側のローラ17の端部に設け
られた歯車34とこの歯車34に噛合し、包装装置の機台35
に被包装物1の搬送方向とほぼ平行に所定長さを有して
設けられたラック体36とから構成されている。こうする
ことによってフィルムFの後部F2の折込動作に必要で
ある後部フィルム挟持体19の被包装物1の移送方向への
水平移動に伴って、ローラ17の歯車34がラック体36に噛
合しつつ回転し、ローラ17を回転させて、この回転駆動
する対向配設されたローラ17間に挟持されたフィルムF
の後部F2表面との摩擦力によって所定の引っ張り力で
フィルムFの後部F2の被包装物1の下方側に向けて引
っ張りながら折込が行われることになる。
【0049】こうしてフィルムFの後部F2の折込が容
易に行えるとともに、フィルムFの後部F2を被包装物
1の下方向に所定の力で引っ張りながら折込が行われる
ので包装体Bの表面にフィルムFの皺を発生させること
無く包装体Bを形成することができる。
【0050】また、後部フィルム挟持体19の水平移動に
ともなって後部フィルム挟持体19のローラ17がフィルム
Fの後部F2を被包装物1の下方に向けて引っ張るよう
に回転するので、水平移動のための単一の駆動源により
後部フィルム挟持体19のローラ17の回転駆動を生み出す
ことができ構造の簡略化を図ることも可能となる。
【0051】尚、この後部フィルム挟持体19の一対のロ
ーラ17の一方の周面に回転方向に並設状態にして多数の
凹条38を形成して挟持したフィルムFの後部F2の抜け
を良好としている。
【0052】また、本実施例では、この後部フィルム挟
持体19のフィルム挟持部分の中央部にも、前記筒状に形
成されるフィルムFの底面中央部に位置するフィルムF
の両端縁重合部分Gを収納し、しかもこのフィルムFの
両端縁重合部分Gを強く挟持せず筒状フィルムF内の空
気が脱気し得る脱気機能も有する収納部40を設けてい
る。
【0053】具体的には、後部フィルム挟持体19の双方
のローラ17の中央部に径小部を形成することで、前記一
対のローラ17が対向するフィルム挟持部分の中央部に外
径寸法を径小とした空隙部40Aを設けて前記収納部40を
構成している。
【0054】従って、後部フィルム挟持体19によるフィ
ルムFの後部F2の挟持に際し、フィルムが何重かに重
なり厚くなっている重合部分Gを収納するので、フィル
ムFの後部F2は、重合部分Gとなる中央部の両脇のロ
ーラ17箇所に挟持され、一対のローラ17によるフィルム
挟持に片寄りが生じにくく、フィルム中央部に厚みのあ
る前記重合部分Gがあっても、この折り込むフィルムF
の後部F2を左右均等に挟持できることになる。
【0055】従って、このフィルム挟持によるテンショ
ンと前記回転機構33によるテンションとを確実にこのロ
ーラ17により挟持するフィルムFの後部F2に均等に与
えながらフィルムFの後部に皺を生じさせることなく被
包装物1の底面に折り込むことができる。
【0056】また、このフィルムFの後部F2をローラ
17によって挟持する際、この収納部40にフィルムFの中
央部の前記重合部分Gが収納されてローラ17によって強
く挟持されないため、フィルムFの内側同士の密着を防
ぎ、この後部F2の折り込みに際してこの重合部分Gか
ら空気が抜け、風船のようにフィルムFがふくらみ折り
込みが良好に行えなかったり、包装体Bの包装外観が損
なわれることも防止される。
【0057】また、このように重合部分Gを利用して脱
気するようにするため、包装工程に支障を来さず、また
単に後部フィルム挟持体19のローラ17に前記簡単な改良
を施すだけで脱気できるから、製作コストもかからず量
産性に秀れ、しかも一対のローラ17の双方に径小部から
なる空隙部40Aを設けることで簡単に十分な大きさの脱
気機能を有する収納部40を形成でき、極めて実用性に秀
れる。また、この収納部40をローラ17間の中央部に設け
ることで被包装物1の横幅寸法が変化してもそのまま適
用できる効果も有する。
【0058】以下、本発明装置の動作説明を図9から図
14の図面を基にして説明する。
【0059】被包装物1が搬入され、この被包装物1と
同じ方向に移送されるフィルムFを筒状に形成した底シ
ールされてなる被包装物1入りのフィルムFが切断位置
であるカッタ機構6位置に搬入され、被包装物1間にフ
ィルムFが移送されると、サイドベルトコンベア12が停
止し、カッタ機構6が作動する。この時搬入されてくる
フィルムFは前方の被包装物1のフィルムFの前側F1
が既に折り畳まれた状態となっている。
【0060】切断刃15及び押し込み板20が同体的に下降
すると、先ず切断刃15がフィルムFに当接し、フィルム
Fが切断され、その後、更なる下降によって前後の押し
込み板20がフィルムFに当接し、この切断されたフィル
ムFの前部F1及び後部F2が前部フィルム挟持体18及
び後部フィルム挟持体19のローラ17間に向けて案内さ
れ、スプリングSの圧接力に抗して押し込まれる(図9
参照)。
【0061】その後、切断刃15及び前後の押し込み板20
が同体的に上昇し、フィルムFの前部F1及び後部F2
のみが前部フィルム挟持体18,後部フィルム挟持体19に
挟持された状態で残される(図10参照)。このとき、
前部フィルム挟持体18のローラ17に設けた収納部37に
は、フィルムFの中央部の重合部分Gが収納されること
になる。また、後部フィルム挟持体19のローラ17に設け
た脱気機能を有する収納部40には、同様に重合部分Gが
収納されることとなる。
【0062】次に、水平移動機構28の作動により停止状
態にある被包装物1に対し、後部フィルム挟持体19のみ
が搬送方向に移動する。このとき後部フィルム挟持体19
に備えられた前述した回転機構33により、後部フィルム
挟持体19の移動に伴ってローラ17が回転してフィルムF
の後部F2を被包装物1の下方に向けて引っ張りながら
被包装物1の底面に沿わせて折込を行う(図11,図1
2参照)。このとき、フィルムFの後部F2は後部フィ
ルム挟持体19のローラ17に挟持され、テンションも与え
られているが、それぞれ左右均一にフィルムFを挟持で
き、均一にテンションを与えることができるため、きれ
いに皺なく良好な折り込みが行える。
【0063】また、フィルムFの重合部分Gはこの収納
部40に収納されていて強く挟持されていないため、フィ
ルムFは風船のように膨らむことはなく、余分な空気は
この重合部分Gから脱気される。
【0064】こうしてフィルムFの後部F2の折込が容
易に行えるとともに、フィルムFの後部F2を被包装物
1の下方向に所定の力で引っ張りながら折込が行われる
ので包装体Bの表面にフィルムFの皺を一層発生させる
こと無く包装体Bを形成することができる。
【0065】続いてサイドベルトコンベア12が駆動して
被包装物1をフィルムFとともに搬送すると、前部フィ
ルム挟持体18にフィルムFの前部F1を挟んだままの状
態で後続の被包装物1が搬送させると、固定的に設けら
れた前部フィルム挟持体18に対して被包装物1が搬送さ
せるのでフィルムFの前部F1は自然に被包装物1の底
面に沿って折り込まれる。このとき前部フィルム挟持体
18に備えられた前述した回転機構23により、被包装物1
の搬送にともなってローラ17が回転しフィルムFの前部
F1を被包装物1の下方に向けて引っ張りながら被包装
物1の底面に沿わせて折込を行う。また、前方の被包装
物1は、フィルムFの前部F1,後部F2が折り畳まれ
た完成した包装体Bとして搬出機構8に向けて移送され
る(図13,図14参照)。
【0066】こうしてフィルムFの前部F1を被包装物
1の下方向に所定の力で引っ張りながら折込が行われる
ので包装体Bの表面にフィルムFの皺を発生させること
無く包装体Bを形成することができる。このとき、厚さ
のあるフィルムFの重合部分Gは、前部フィルム挟持体
18のローラ17に設けた収納部37に収納されているため、
それぞれ左右均一にフィルムFを挟持でき、均一にテン
ションを与えることができるため、きれいに皺なく良好
な折り込みが行える。
【0067】なお、本実施例にあっては、上部に切断刃
15及び押し込み板20を設け、切断刃15に対応する下部位
置に受け板16を設けてカッタ機構6を構成していたが、
上部に受け板を設け、この受け板位置に対応する下部位
置に切断刃を設けるものであってもよいし、前記受け板
は切断刃の前後両方に設けるようにしてもよい。
【0068】また、各フィルム挟持体18,19のローラ17
の当接力をローラ17を支持する保持枠21と移動枠22との
間に掛け止められたスプリングSの弾性力を適宜選択す
ることで調整できる。こうすることにより折込時におけ
るフィルムFの引っ張り力を調整でき、例えばトレイT
の材質や収納される内容物Wの種類に応じてフィルムF
の張り具合を調整することも可能である。つまり、フィ
ルムFの引っ張り力を強くしてタイトな包装体Bを形成
した場合には、このスプリングSの弾性力を強くしてフ
ィルム挟持体18,19のローラ17同志の圧接力を強くして
ローラ17間に挟持されるフィルムFを滑りにくくしてフ
ィルムFの下方側への引き込み力を強くして折込を行う
ものである。この場合においては、特に収納部37,脱気
用収納部40の効果は一層重要なものとなる。
【0069】逆に包装される内容物WやトレイTが弱く
つぶれ易いものからなる場合にはソフトな包装体Bを形
成する必要があり、この場合にはスプリングSの弾性力
を弱くしてフィルム挟持体18,19のローラ17同志の圧接
力を弱くしてローラ17間に挟持されるフィルムFを滑り
易くしてフィルムFの下方側への引き込み力を弱くして
折込を行うものである。
【0070】また、フィルムFの後部F2の折込に際し
て本実施例では、被包装物1の搬送を停止させた状態
で、後部フィルム挟持体19のみを被包装物1の搬送方向
に水平移動させてフィルムFの後部F2を被包装物1の
底面に沿わせて折込を行うものであったが、被包装物1
を搬送させながら、この搬送速度より高速で後部フィル
ム挟持体19を被包装物1の搬送方向に水平移動させた
り、あるいは、被包装物1を一時的に逆移動させること
でフィルムFの後部F2の折込を行うように構成しても
よい。
【0071】また、水平移動機構28の駆動方式は、カム
板31と作動杆32とにより行っていたが、シリンダ装置等
の往復移動機構を用いてもよい。
【0072】また、収納部37,40の収納容量(空隙部37
A,40Aの大きさ)は、重合部分Gが完全に収納される
十分な大きさであることが望ましいが、あまり大きくと
りすぎるとローラ挟持力が低下するおそれを考慮して設
計するもので、たとえ完全に重合部分Gを収納できず一
部ローラ17により挟持しても十分に前記作用・効果は発
揮し得る。
【0073】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、一
対のローラからなるフィルム挟持体によって余剰フィル
ムを挟持する構成とすることで、簡単な構成にして且つ
確実なフィルム折込を可能とし包装体表面の仕上がりの
きれいな包装装置における折込装置を提供することがで
きる。
【0074】しかも、一対のローラによる挟持構造に単
にフィルムの両端縁重合部分を収納する収納部を設ける
だけで、折り込むフィルムの中央部に厚い両端縁重合部
分があっても均等にこの余剰フィルムを挟持でき、皺が
少なく一層きれいに折り込み包装できる画期的な包装装
置におけるフィルム折込装置となる。
【0075】また、請求項2記載の発明並びに請求項3
記載並びに請求項5記載の発明においては、極めて簡易
な構成により前記作用・効果を発揮する包装装置におけ
るフィルム折込装置を実現できる画期的な包装装置にお
けるフィルム折込装置となる。
【0076】特に請求項3記載の発明においては、容易
に十分な大きさの収納部を一層容易に形成できることと
なる。
【0077】また、請求項4記載の発明においては、更
に、押し込み板によってフィルム挟持体に差し込まれた
フィルムの前部若しくは後部を被包装物の下方向に所定
の力で引っ張りながら折込が行われるので包装体の表面
に一層フィルムの皺を発生させること無く包装体を形成
することができる一層画期的な包装装置におけるフィル
ム折込装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体構成を示す側面図である。
【図2】本実施例の全体構成を示す平面図である。
【図3】本実施例のフィルム送り機構を示す斜視図であ
る。
【図4】本実施例のサイドベルトコンベア及びカッタ機
構及び底シール機構を示す正面図である。
【図5】本実施例の要部を示す側面図である。
【図6】本実施例の要部を示す斜視図である。
【図7】本実施例のサイドベルトコンベア及びカッタ機
構及び前部フィルム挟持体を示す正面図である。
【図8】本実施例の要部の拡大平面図である。
【図9】本実施例の押し込み板により前部フィルム挟持
体と後部フィルム挟持体にフィルムの前部,後部を押し
込み案内した状態を示す作用説明側面図である。
【図10】本実施例の前部フィルム挟持体と後部フィル
ム挟持体にフィルムの前部と後部とが挟持した状態の作
動説明側面図である。
【図11】本実施例の後部フィルム挟持体が移動してフ
ィルムの後部が折り込まれる動作を示す作動説明側面図
である。
【図12】本実施例のフィルムの後部の折り込み動作完
了時を示す作動説明側面図である。
【図13】本実施例の前部フィルム挟持体の上方を被包
装物が搬送してフィルムの前部が折り込まれる動作を示
す作動説明側面図である。
【図14】本実施例のフィルムの前部の折り込み動作完
了時を示す作動説明側面図である。
【符号の説明】
1 被包装物 2 搬入機構 3 フィルム送り機構 4 製袋機構 5 底シール機構 6 カッタ機構 17 ローラ 18 前部フィルム挟持体 19 後部フィルム挟持体 20 押し込み板 23 回転機構 33 回転機構 37 収納部 37A 空隙部 40 収納部 40A 空隙部 F フィルム F1 前部 F2 後部 G 重合部分 R フィルムロール S 弾性体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−161488(JP,A) 実開 平1−168403(JP,U) 実開 平2−31801(JP,U) 実開 昭54−116168(JP,U) 実開 昭57−156401(JP,U) 実開 昭63−34003(JP,U) 特表 昭58−501906(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/08 - 11/14 B65B 49/08 B65B 49/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物を搬入する搬入機構と、フィル
    ムロールから引き出されたフィルムを前記被包装物と同
    じ方向に移送するフィルム送り機構と、前記フィルムの
    両端縁を被包装物の下方へ案内しフィルムを筒状に形成
    する製袋機構と、前記フィルムの両端縁を被包装物の底
    部で重ね合わせてシールする底シール機構と、筒状に形
    成されたフィルムを前記被包装物間で切断するカッタ機
    構と、前記カッタ機構の前後に設けられ前記カッタ機構
    により切断された筒状のフィルムの前部及び後部を挟持
    するそれぞれ一対のローラから成るフィルム挟持体と、
    前記フィルム挟持体に対応して前記カッタ機構の前後に
    設けられ前記フィルム挟持体に前記フィルムの前部及び
    後部を差し込み案内する押し込み板とを設け、前記押し
    込み板によって前記フィルム挟持体に差し込まれた前記
    フィルムの前部及び後部を被包装物の底面に沿わせて折
    り畳むように構成した包装装置におけるフィルム折込装
    置であって、少なくとも一方の前記フィルム挟持体のフ
    ィルム挟持部分の中央部に、前記筒状に形成されるフィ
    ルムの底面中央部に位置するフィルムの両端縁重合部分
    を収納する収納部を設けたことを特徴とする包装装置に
    おけるフィルム折込装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のローラから成る前記フィルム
    挟持体の少なくとも一方のローラの中央部に径小部を形
    成することで、前記一対のローラが対向するフィルム挟
    持部分の中央部に空隙部を設けて前記収納部を構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の包装装置におけるフィ
    ルム折込装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のローラから成るフィルム挟持
    体の双方のローラの中央部に径小部を形成することで、
    前記一対のローラが対向するフィルム挟持部分の中央部
    に空隙部を設けて前記収納部を構成したことを特徴とす
    る請求項2記載の包装装置におけるフィルム折込装置。
  4. 【請求項4】 前記押し込み板によって前記フィルム挟
    持体に差し込まれた前記フィルムの前部若しくは後部を
    前記被包装物の移送とともに前記被包装物の下方側に向
    けて引っ張り駆動するよう前記フィルム挟持体の前記ロ
    ーラを回転駆動する回転機構を設けたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装装置における
    フィルム折込装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルム挟持体の一対のローラを弾
    性体に抗して離反自在に構成し、前記フィルムの前部若
    しくは後部をこの一対のローラによって弾圧状態で挟持
    し得るように構成し、前記押し込み板はこの弾性体に抗
    して前記一対のローラの間隔を押し広げて差し込まれる
    ように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の包装装置におけるフィルム折込装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1069241C (zh) * 1996-02-19 2001-08-08 株式会社神户制钢所 连铸方法

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