JP2546610Y2 - 多極コネクタ - Google Patents

多極コネクタ

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JP2546610Y2
JP2546610Y2 JP1990107177U JP10717790U JP2546610Y2 JP 2546610 Y2 JP2546610 Y2 JP 2546610Y2 JP 1990107177 U JP1990107177 U JP 1990107177U JP 10717790 U JP10717790 U JP 10717790U JP 2546610 Y2 JP2546610 Y2 JP 2546610Y2
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茂 橋爪
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TAIYO INDUSTRIAL CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、機器内もしくは機器間の接続に用いるコネ
クタの構造に関し、特には極めて多数の端子を接続する
多極コネクタの構造に関する。
【従来の技術】
従来の多極コネクタとしては、DIN系コネクタ、フラ
ット・ケーブル用コネクタ等がある。 これらは、多くても60ピン程度の極数であるので、コ
ンピュータやマイクロコンピュータ応用機器に使用する
場合等であって、例えば600個の端子を接続しなければ
ならない場合は、機器側には60ピンコネクタを10個独立
して設け、ケーブル側としては、上記コネクタに対応す
る60ピンコネクタと60芯ケーブルを接続したセットを10
本用意して、10組のコネクタの着脱を個別に行ってい
た。
【考案が解決しようとする課題】
従来のように、多数のコネクタのセットを必要個数組
み合わせる方法では、ピン数が多くなるとコネクタのセ
ットを増やさなければならない。即ち、着脱箇所が増え
る。 例えば、30×30の多極コネクタを成型すると、着脱に
かかる抵抗が増大し、着脱困難になるという欠点と、そ
のような特殊仕様のコネクタは多数製作するときは良い
が、少数製作の場合にはコスト高となるという問題があ
る。 なお、実願昭56−119279には、横方向のコネクタ部材
を蟻溝を用いて連結したコネクタブロック(第1層相
当)に、縦方向のコネクタ部材を差し込んで第2層を形
成したワイヤリングの連結装置が開示されているが、第
1層の複数のコネクタ部材を連結するために蟻溝が必要
であるので、コネクタの構造が特殊になりコストが増大
するという問題がある。また、第1層と第2層とが異な
る形状のコネクタ部材であるため、互換性がないという
問題がある。さらに、連結装置とワイヤリングとの接続
にスプリングを用いていないために、1本ずつ抜き差し
しなければならず、着脱の作業が面倒であるという問題
がある。 また、着脱を容易にする構造として、実願昭63−6105
4においてスプリングを用いた構成が開示されている
が、多数のピンを接続するためには、広い面積のバック
パネルを要し、部分的に交換することはできないので、
劣化・損傷した場合にはバックパネル全体を交換する必
要があり、ランニングコストが嵩むという問題がある。 また、特開昭61−214384には、列状のコネクタを用い
て基板どうしを連結する構成が開示されているが、多極
コネクタを構成するためには、連結するための基板が必
要であるとともに、スプリングを用いていないために、
着脱の抵抗が大きいという問題がある。また、2層構造
でないので、部分的に簡単には交換することができず、
ハンダ付けの作業等を必要とするので、作業性が悪いと
いう問題がある。 そして、実開昭51−21880には、コネクタ用ガイドに
関する構成が開示されているが、多極コネクタを構成し
た場合には、着脱の抵抗が大きいという問題と、部分的
に交換できないという問題がある。 このような、種々の問題点に鑑みて、本考案は、多種
多様の仕様で少量しか生産しないプリント基板の試験装
置等のコンピュータ応用機器等に適した多極コネクタの
提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
本考案においては上記課題に鑑みてなされたものであ
って、ケーブルに接続された電極板をスプリングプロー
ブの設けられたピン配列板と接続して用いる多極コネク
タの前記電極板を、表面には多数の電極孔が列設され、
裏面には前記各電極孔にそれぞれ対応して接続された配
線が施された長方形状のコネクタ部材を、その長辺側を
相互に向かい合わせて多数個並べて第1層を形成し、表
面に多数の電極孔が列設され、該各電極孔に対応して接
続されるとともに前記第1層の電極孔に嵌合しうる電極
ピンが列設された長方形状のコネクタ部材を、その長手
方向が前記第1層のコネクタ部材の長手方向と直交する
向きで多数個並べて第2層を形成するとともに、前記第
1層のコネクタ部材と第2層のコネクタ部材とを同一形
状に形成し、且つ前記第2層の裏面の各電極ピンは前記
第1層の表面の対応する各電極孔に嵌合するという手段
を講じた。 また、前記第1層の裏面には、表面の各電極孔に対応
して接続された電極ピンと、該電極ピンが接続されたプ
リント基板と、該プリント基板に接続されたケーブルを
具備しても良い。
【作用】
上記構成の本考案によれば、表面には多数の電極孔が
列設され、裏面には前記各電極孔にそれぞれ対応して接
続された配線が施された長方形状の汎用のコネクタ部材
を、複数個縦方向に並べた第1層と、同様のコネクタ部
材を複数個横方向に並べた第2層とを重ね、該第2層の
裏面の各電極ピンを前記第1層の表面の対応する各電極
孔に嵌合したので、個別の独立した汎用のコネクタ部材
が、大きな一体状の電極面を持った多極コネクタとな
る。 また、前記第1層のコネクタ部材と第2層のコネクタ
部材とは同一形状の汎用のコネクタ部材を組み合わせて
構成されているので、随時分解組立が可能で、劣化した
部分を交換したり、電極の数を変更したりすることが容
易である。 上記構成の多極コネクタをスプリングプローブが配列
されたピン配列板に押しつけると、多数の電極が同時に
接続される。
【実施例】
以下に、本考案の実施例の多極コネクタを図面に基づ
いて詳説する。 第2図において、Aは32ピン×2列の汎用コネクタで
あり、表面には挿入孔A1が、裏面にはピンA2が形成さ
れ、前記挿入孔A1と前記ピンA2とは金属製で一体構成と
なっている。このようなピンと孔を備えた電極が樹脂製
ベースA3に32ピン×2列構成で配列されているのであ
る。 第1図において、1は該汎用コネクタAを16個並べて
32ピン×32列の電極を構成した第層である。 2は、前記汎用コネクタAを前記第層1と直角の方
向に16個並べた第層で、この第層2の表面の挿入孔
A1に前記第層の裏面のピンA2を挿入して接続するもの
である。第1図においては、第層1と第層2とを連
結していない状態の斜視図を示している。 第3図において、第層1の裏面にはピンA2が1024本
あり、これらのピンは全て第層2の表面の挿入孔A1に
挿入されているので、第層1と第層2とは強固に結
合されている。また、第層1と第層2を構成する汎
用コネクタAは相互に直交する方向に配列されているの
で、1024個の電極は相互に分離することは無い。 第層2の裏面のピンA2は、小基板3の両面のパター
ンにそれぞれハンダ付けされ、更に64芯のフラットケー
ブル4に接続されている。上記第層1、第層2、小
基板3、およびフラットケーブル4で本考案の多極コネ
クタ8は構成されている。 このフラットケーブル4の他端には従来のフラットケ
ーブル用のコネクタ5が接続され、このコネクタ5は機
器本体のコネクタ7に従来の方法で嵌め合わされてい
る。 上記構成の多極コネクタ8を備えたプリント基板検査
装置9において、第4図,第5図に示すように、検査プ
ローブ90と接続されているボードアタッチメント91のス
プリングプローブ面92を上記多極コネクタ8の第層1
の表面に押しつけると、第層1の表面の挿入孔と同一
ピッチに配列されているスプリングプローブ93はスプリ
ングの付勢力によって押圧されて、前記挿入孔と確実に
接続される。 この多極コネクタ8とボードアタッチメント91の圧接
状態を保持するために、前記小基板3の肩の部分31を固
定バー32で押さえるようにする。この固定バー32はエア
ーシリンダ等で動かすようにすると良い。 また、全ての小基板3に開けた穴33に軸を挿通して固
定することも可能である。 もちろん、電極の配置は、2列でなく、1列とより少
なくしても良く、また、より多くしても良い。 また、数千の極数が必要なときは、この多極コネクタ
8を複数組同時に使用しても良い。例えば、4組で4096
(=32×32×4)個の電極に対応できる。
【効果】
このようにして、本考案にかかる多極コネクタによれ
ば、汎用のコネクタ部材を組み合わせて任意の極数の多
極コネクタとすることができるので、極めて低コストで
多品種の多極コネクタを提供できるという効果が得られ
る。これらは、イニシャルコストの低減効果となる。 また、本考案のような用途においては、ピン配列板と
直接繰り返し接触する部分の劣化・損傷が多いが、本考
案においては、2層構造にしたので、ピン配列板と直接
接触を繰り返す第2層のコネクタ部材のみを交換するだ
けでよく、第1層まで交換する必要がない。よって、経
済的に長期間に渡って信頼性の高い状態で多極コネクタ
を使用することが可能である。 また、第1層と第2層とを嵌合させることによって一
体化して面状に電極が配列された多極コネクタの電極板
を構成したので、長方形状のコネクタ部材を連結するた
めの平面状の基板が不要となり、嵌合解除するだけで分
解し、第2層の任意のコネクタ部材を交換できるので、
交換作業が簡単で作業性が優れている。 また、第1層のコネクタ部材と第2層のコネクタ部材
とを同一形状とすることにより、同一仕様のコネクタ部
材を使用できるので、部品の在庫等の管理か効率よくで
きるという効果が得られる。これらは、ランニングコス
トの低減の効果となる。 よって、本考案の多極コネクタは、イニシャルコスト
もランニングコストも経済的てあるとともに、着脱の作
業性も優れており、多極の電極を頻繁に着脱するプリン
ト基板試験装置等に最適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる多極コネクタの実施例の斜視
図、第2図は同多極コネクタに用いる汎用コネクタの斜
視図、第3図は同多極コネクタの要部を拡大した側面断
面図、第4図は同多極コネクタの使用状態の平面図、第
5図は同多極コネクタを用いたプリント基板検査装置の
構成を示す図である。 A……コネクタ部材、A1……電極孔 A2……電極ピン、1……第層 2……第層、3……プリント基板 4……ケーブル、8……多極コネクタ 10……電極板、91……ピン配列板 93……スプリングプローブ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルに接続された電極板をスプリング
    プローブの設けられたピン配列板と接続して用いる多極
    コネクタにおいて、 前記電極板は、表面には多数の電極孔が列設され、裏面
    には前記各電極孔にそれぞれ電気的に接続された電極ピ
    ンが配設された長方形状のコネクタ部材をその長辺側を
    相互に向かい合わせて多数個並べて形成された第1層
    と、表面に多数の電極孔が列設され、該各電極孔にそれ
    ぞれ電気的に接続されるとともに前記第1層の電極孔に
    嵌合しうる電極ピンが列設された長方形状のコネクタ部
    材をその長手方向が前記第1層のコネクタ部材の長手方
    向と直交する向きで多数個並べて形成された第2層とか
    ら構成されるとともに、前記第1層のコネクタ部材と第
    2層のコネクタ部材とは同一形状に形成され、且つ前記
    第2層の裏面の各電極ピンは前記第1層の表面の対応す
    る各電極孔に嵌合されていることを特徴とする多極コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】前記第1層の裏面には、表面の各電極孔に
    対応して接続された電極ピンと、該電極ピンが接続され
    た小基板と、該小基板に接続されたケーブルが設けられ
    ていることを特徴とする請求項記載の多極コネクタ。
JP1990107177U 1990-10-12 1990-10-12 多極コネクタ Expired - Lifetime JP2546610Y2 (ja)

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JPH0463583U JPH0463583U (ja) 1992-05-29
JP2546610Y2 true JP2546610Y2 (ja) 1997-09-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436294Y2 (ja) * 1974-08-07 1979-11-02
JPS575829Y2 (ja) * 1981-01-16 1982-02-03
JPS61214384A (ja) * 1985-03-18 1986-09-24 日本電気株式会社 パツケ−ジ間接続方式
JPH01164681U (ja) * 1988-05-11 1989-11-16

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