JP2546573Y2 - 振動パーツフィーダにおける防振ゴムの位置決め固定装置 - Google Patents

振動パーツフィーダにおける防振ゴムの位置決め固定装置

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JP2546573Y2 JP1988149996U JP14999688U JP2546573Y2 JP 2546573 Y2 JP2546573 Y2 JP 2546573Y2 JP 1988149996 U JP1988149996 U JP 1988149996U JP 14999688 U JP14999688 U JP 14999688U JP 2546573 Y2 JP2546573 Y2 JP 2546573Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は振動パーツフィーダにおける防振ゴムの位置
決め固定装置に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
振動パーツフィーダは内周部に螺旋状のトラックを形
成させたボウルをねじり振動させ、部品を所定の姿勢で
振動により移送させて次工程に供給するのに広く利用さ
れている。然るにこのような振動パーツフィーダはその
全体を設置台に設置するのに周囲の振動が伝わらないよ
うに防振ゴムを介して支持するようにしている。又、一
般に振動パーツフィーダはそれ自体単独で使用されるこ
とは少なく、これから供給される次工程は複数種の機種
でなる場合が多くこれらの部品の供給、排出の位置関係
を定めるために各種機器の位置決めが行われている。振
動パーツフィーダもその位置決めが行われるのであるが
設置台に支持される防振ゴムを介して位置決めされるこ
とになる。このような位置決め機構として従来では第4
図に示されるようなものが知られている(第4図は本願
考案の実施例を示すものであるが、位置固定部材(15)
を除いては従来と同一である)。
即ち、第4図において(14)は上述の振動パーツフィ
ーダのベースブロックの一部を示すものであるが、これ
に防振ゴム(21)を介して設置台(30)に支持されてい
る。防振ゴム(21)はほゞ円筒状のゴム本体(25)、こ
れに埋設される芯金(24)及びこれと一体的にゴム本体
(25)から上方へ突出するボルト部(22)とから成って
おり、ボルト部(22)には螺子が形成されており、これ
が振動パーツフィーダのベースブロック(14)に形成さ
れた螺子孔(14a)に螺着され、且つ回り止めナット(2
3)を締め付けることにより、防振ゴム(21)は振動パ
ーツフィーダに取り付けられることになるのであるが、
振動パーツフィーダ、即ち防振ゴム(21)の設置台(3
0)に対する位置決めに対しては金属部材(16)が用い
られている。即ちこはほゞ長方形状の板状部材で成るが
この両端部には螺子挿通孔(16b)(16c)が形成され、
中央部には位置決め用の円筒状の凸部(16a)が形成さ
れている。金属製の位置決め部材(16)の螺子挿通孔
(16b)(16c)に整列させて筒状のスペーサ部材(17)
(18)が配設され、更にこの上端面に第7図に明示され
るような位置決め固定部材(1)が載せられる。この位
置決め固定部材(1)は板状であって第7図に明示され
るように中央部にはほゞ半円形状の切欠き(1a)が形成
され、又、この両側にはボルト挿通用の孔(1b)(1c)
が形成されている。ボルト(19)(20)が第4図に示さ
れるように位置決め固定用部材(1)のボルト挿通用の
孔(1b)(1c)に嵌められ且つスペーサ部材(17)(1
8)を挿通し、更に位置決め部材(16)の挿通孔(16b)
(16c)に挿通した上、設置台(30)の螺子孔(30a)
(30b)に螺着し締め付けることにより、第4図若しく
は第7図に示すような状態となる。尚、上述したように
第4図は本考案の実施例を示すものであるが、位置決め
固定部材(15)を除いては同一であるので、更にこの第
4図を参照して防振ゴム(21)の位置決め及び位置固定
について説明すると防振ゴム(21)のゴム本体(25)の
底部には円形の孔(26)が形成されており、位置決め部
材(16)の凸部(16a)に嵌着させられており、上述の
スペーサ部材(17)(18)はこの嵌着の後に配設され、
ボルト(19)(20)を設置台(30)の螺子孔(30a)(3
0b)に螺着締め付けることにより、第4図に示すような
状態となり防振ゴム(21)本体、即ち振動パーツフィー
ダが設置台(30)に於いて所定の位置に位置決めされ、
又、位置決め固定部材(1)が第7図に示すようにゴム
本体(25)の約半分を覆うことにより、例えばこの状態
で振動パーツフィーダをトラックなどで輸送して衝撃力
を受けても所定の位置から飛び出して位置がずれるのを
防止されるのであるが、この組み立てには以下の様な欠
点がある。
即ち、第7図に示すような位置決め固定部材(1)が
ボルト部(22)を切欠き(1a)内に位置させボルト(1
9)(20)を位置決め固定部材(1)のボルト挿通用の
孔(1b)(1c)に挿通させ、且つ円筒状のスペーサ部材
(17)(18)に挿通させ、更に位置決め部材(16)の挿
通孔(16b)(16c)に挿通させた上で設置台(30)の螺
子孔(30a)(30b)に螺着締め付けることにより、振動
パーツフィーダは防振ゴム(21)を介して設置台(30)
の所定の位置に位置決めされ、且つこの位置に固定され
るのであるが、第4図からも伺えるようにパーツフィー
ダのベースブロック(14)と設置台(30)との間には限
られた空間しか存在せず振動パーツフィーダを所定の位
置に位置決めするのに防振ゴム(21)の本体(25)の孔
(26)を位置決め部材(16)の凸部(16a)に嵌着させ
た後、上述のようにボルト(19)(20)を各部材に挿通
させるのであるが、ボルト(19)(20)を挿通させるに
当ってはベースブロック(14)の下方に各部材を持ち来
たす。第4図に示す状態に位置決め固定部材(1)、ス
ペーサ部材(17)(18)及び位置決め部材(16)を組み
合わせた後にボルト(19)(20)を挿通させる。ゴム本
体(25)を位置決め部材(16)の凸部(16a)に嵌着さ
せて、位置決めさせた上で既に各部材に挿通したボルト
(19)(20)を、例えばスパナで回動させ締め付けるこ
とにより、第4図に示すように各部材を一体的に固定す
るのであるが、二つのボルト(19)(20)を挿通させた
上、ベースブロック(14)の下方限られた空間内に持ち
来たし、上述のスパナによる回動締め付け作用を行わな
ければならないので、その作業は非常に面倒なものであ
り、特にこのような防振ゴム(21)は通常はベースブロ
ック(14)の下方に3箇所乃至4箇所設けられているの
で、それだけ作業工数が増加し、製造コストを上昇させ
ていた。
以上の操作では、振動パーツフィーダのベースブロッ
ク(14)と設置台(30)との間にスペーサ部材(17)
(18)に挿通させたボルト(18)(19)を設置台のねじ
孔(30a)(30b)に螺合させ得るだけのスペースがある
場合としたが、もしこのスペースがなければ、例えばボ
ルト部(22)に螺合しているナット(23)を弛め、ベー
スブロック(14)の高さを調節しなければならない。
又、位置固定部材(1)が防振ゴム(25)の少なくとも
一部を被覆することにより、この振動パーツフィーダを
設置台(30)と共に輸送する時に所定の位置からずれる
のを防止するのであるが、振動パーツフィーダの駆動時
には、この位置固定部材(1)を取り除かねばならず、
又、再び輸送する時にはその防振ゴム(21)の少なくと
も一部を被覆すべく、面倒な作業をしなければならな
い。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題点に鑑みてなされ、製造コストを従
来より大巾に低下させる振動パーツフィーダにおける防
振ゴムの位置決め固定装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、内部にらせん状のトラックを形成させた
ボウルと、該ボウルをねじり振動させるねじり振動駆動
部と、該ねじり振動駆動部を取り付けたベースブロック
とを備えた振動パーツフィーダの前記ベースブロックの
底部に等角度間隔でそのボルト部で螺着固定された複数
の防振ゴムの底部に形成させた孔に嵌入される凸部を有
する位置決め部材と、前記凸部の両側に形成されたボル
ト挿通用孔に整列して配設され、前記防振ゴムの高さに
ほぼ等しい高さの一対の筒状のスペーサ部材と、一縁部
の中央部に切欠きと、該切欠きの両側に前記スペーサ部
材に整列可能なボルト挿通用孔を有する板状の位置固定
部材とを備え、前記切欠き内に前記防振ゴムのボルト部
を位置させ、前記ベースブロックの底部の直下方に位置
させて前記位置固定部材のボルト挿通用孔、前記スペー
サ部材及び前記位置決め部材のボルト挿通用孔を整列さ
せて、これらに各々ボルトを挿通し、更にこれらボルト
を設置台に形成したねじ孔に螺着、締めつけることによ
り前記防振ゴムを位置決め、固定させるようにした振動
パーツフィーダにおける防振ゴムの位置決め固定装置に
おいて、前記板状の位置固定部材のボルト挿通用孔の少
なくとも一方は前記ベースブロックの内方側縁部で開口
する切欠きとして形成されていることを特徴とする振動
パーツフィーダにおける防振ゴムの位置決め固定装置、
により達成される。
〔作用〕
設置台のねじ孔に位置決め部材の一対のボルト挿通用
孔を整列させ、これに更に筒状のスペーサ部材を整列さ
せて配設し、更に位置固定部材の一対のボルト挿通用孔
を整列して配設させた後、ボルトをこれらに挿通し、設
置台のねじ孔に螺合し、仮締めする。位置固定部材は一
方のボルトを支軸として外方へ偏位させておく。振動パ
ーツフィーダのベースブロックの底部に等角度間隔で、
そのボルト部で螺合、固定された防振ゴムを下方にし
て、その底面に形成された孔を位置決め部材の凸部に嵌
入すべく、上方から持ち来し、すべての防振ゴムの孔が
位置決め部材の凸部に嵌入した状態で、その重力により
設置台に載置させる。これにより振動パーツフィーダが
設置台上の所定の位置に位置決めされたものであるが、
その後、位置固定部材を一方のボルトの周りにベースブ
ロックの径内方側へと回動させ、その一対のボルト挿通
用孔を筒状のスペーサ部材に整列させた上でボルトを締
め付ける。これにより防振ゴムの上面の少なくとも一部
はこれとわずかな隙間をおいて被覆される。よってこの
状態で設置台と共に振動パーツフィーダを輸送しても、
揺動して振動パーツフィーダが設置台の所定の位置から
ずれるといういうことは防止される。次に、所定の場所
でこの振動パーツフィーダを運転する場合には位置固定
部材の一対のボルト挿通用孔に挿通しているボルトを弛
め、一方のボルトを支軸として外方へ回動させ、防振ゴ
ムの上面を上方に対してフリーとして支軸となったボル
トを締め付けることにより、位置固定部材は固定され
る。この状態で振動パーツフィーダがいかなる振巾で運
転されようと、ベースブロックの振動は防振ゴムにより
吸収されて設置台に伝達されることは防止される。運転
を停止し、再び輸送される場合には設置台に取り付けた
ままで、一対のボルトを弛め、一方のボルトを支軸とし
てベースブロックの径内方側に回動させ、ボルトを締め
付ける。よって、輸送時に振動パーツフィーダが設置台
の所定の位置からずれることが防止される。以上のよう
な操作は位置固定部材の一縁部のボルト挿通孔の少なく
とも一方が切欠きとされ、径内方に向かって開口してい
るので、この開口を含めて上記位置固定部材のボルト挿
通用孔、上記スペーサ部材及び上記位置決め部材のボル
ト挿通用孔は上記ベースブロックの直下方に整列してい
るけれども、容易に行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例による振動パーツフィーダにお
ける防振ゴムの位置決め固定装置について図面を参照し
て説明する。
第1図は本考案の実施例による振動パーツフィーダの
全体を示すものであり、(10)で示されているがボウル
(11)内には公知のように螺旋状のトラックが内周壁部
に形成されており、これはねじり振動駆動部(12)によ
り、ねじり振動を行わされる。そしてこのベースブロッ
ク(14)の直下方には位置決め・固定装置(13)により
防振ゴム(21)が位置決めされ、且つ固定されて振動パ
ーツフィーダ(10)全体を設置台(30)上に支持してい
る。第2図は防振ゴムの位置決め・固定装置(13)の配
置及びこれにより位置決め固定される防振ゴム(21)の
配置を示すものであるが、本実施例によれば120°の角
度間隔で配設されている。
第3図及び第4図は、一つの防振ゴムの位置決め・固
定装置(13)の詳細を示すものであるが、従来の装置と
同様に板状の位置決め部材(16)の凸部(16a)が防振
ゴム(21)のゴム本体(25)の孔(26)に嵌着されるこ
とにより振動パーツフィーダ(10)は設置台(30)に位
置決めされている。そして第3図に明示されるような本
考案に関わる、位置固定部材(15)によりその位置に固
定されるのであるが、次にこの組み立て手順について説
明する。
即ち、本考案によれば位置固定部材(15)のベースブ
ロック(14)の径内方側縁部には半円形状の切欠き(15
a)が形成され、第3図においてこの右側には従来と同
様にボルト挿通孔(15b)が形成されているが、更に左
方には同縁部において開口するほゞ半円形状の切欠き
(15c)が形成されている。
従って組み立てにおいては第5図に示すように一方の
ボルト(19)は位置固定部材(15)の孔(15b)に挿通
させてベースブロック(14)の下方に持ち来たらされ、
設置台(30)の螺子孔(30b)に螺着し、緩んだ状態に
しておかれる。この状態で一方の筒状のスペーサ部材
(18)に挿通させたボルト(20)を設置台(30)の螺子
孔(30a)に整列させて配置する。そしてある程度螺着
させた上、第5図に示すように、位置固定部材(15)を
矢印で示す方向に回動させて位置固定部材(15)の切欠
き(15c)をボルト(20)の軸部に嵌め込むことによ
り、第3図及び第4図に示すようにセットされ、次いで
ボルト(19)(20)を、例えばスパナにより締め付けれ
ば振動パーツフィーダ(10)を所定の位置に位置決めし
た上、その位置に固定することができる。
なお、振動パーツフィーダ(10)を設置台(30)の所
定の位置にセットするにあたっては、位置固定部材15は
第5図で実線に示す位置におかれており、この状態で振
動パーツフィーダ(10)を上方から防振ゴム(21)をそ
のボルト部(22)で取り付けた状態で位置決め部材(1
6)の凸部(16a)に嵌入させることにより位置決めされ
る。この後、上述のようにして仮止めされているボルト
(19)の周りに位置固定部材(15)をベースブロックの
径内方側へと回動させて、切欠き(15c)として形成さ
れているボルト挿通用孔を他方のボルト(20)の軸部に
係合させた後、両ボルト(19)(20)を締め付ければ防
振ゴム(25)の約半分を被覆した状態で、かつこの表面
との間にわずかな隙間をおいて位置決め固定される。
以上の従来技術で述べたように従来は両ボルト(19)
(20)をそれぞれ筒状のスペーサ部材(17)(18)及び
位置固定部材に挿通させた上で更に位置決め部材(16)
にも挿通させ、このアッセンブリをベースブロック(1
4)の下方の限られた空間に持ち来たして、各ボルト(1
9)(20)を設置台(30)の螺子孔(30a)(30b)に螺
着し、締め付けるようにしていた。この様に従来の装置
の組み立ては非常に面倒であるが、本実施例によれば、
組み立ては一方のボルト(19)の筒状のスペーサ部材
(17)と位置固定部材(15)に挿通させた上で位置固定
部材(15)をボルト(20)の軸部に持ち来たすことで組
み立てられるので、従来よりもはるかに組み立て作業が
簡単となり、製造コストを大巾に低下させることができ
る。
又、第2図に明示されているように、ベースブロック
の直下方にすべての位置決め・固定装置(13)が位置し
ているので、設置スペースを小さくすることができ、よ
ってこれによる占有床面積を小さくすることができる。
又、第4図に示すように位置固定部材(15)とゴム本
体(25)との間に隙間を設けていても振動パーツフィー
ダ(10)全体が例えばトラックによる輸送時に位置決め
された位置から離脱するということは防止されるが、こ
の隙間の大きさによっては第4図に示す状態で振動パー
ツフィーダ(10)を駆動しても防振することはできる。
然しながら振動パーツフィーダ(10)の振巾を更に大き
くするために、位置固定部材(15)を取り除きたい場合
には第5図に明示されるようにボルト(19)(20)を緩
めた後、一方のボルト(19)を支軸として矢印で示す方
向に回動させることができるため、取り外し作業も従来
よりは、はるかに簡単である。
第6図は本考案の第2実施例による振動パーツフィー
ダにおける位置決め・固定装置を示すものであるが、本
実施例によれば位置固定部材(31)の中央の切欠き(31
a)の両側にはやはり切欠き(31b)(31c)が形成され
ているが、一方の切欠き(31c)は上述の実施例と同様
にベースブロック(14)の径内方側に向って開口して形
成されているが、他方の切欠き(31b)は側方に向って
開口して形成されている。このような位置固定部材(3
1)によっても第1実施例と同様な効果が得られること
は明らかである。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本
考案はこれらに限定されることなく、本考案の技術的思
想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施例においては、位置固定部材(15)
(31)はゴム本体(25)の約半分を被覆するような形状
とされたが、更に大きな面積を被覆するようにしてもよ
い。即ち第3図又は第6図に示す板状の位置固定部材
(15)(31)の巾を更に大きくして、例えば下方の位置
決め部材(16)の巾より大きくすれば、ほゞ全域に渡っ
てゴム本体(25)を被覆することができ、この状態でボ
ルト(19)(20)を締め付けることにより、所定の位置
に固定させるようにしてもよい。この場合には勿論、本
実施例よりは更に振動パーツフィーダの位置固定作用を
確実にすることができる。
又、以上の実施例では第4図に示すように位置固定部
材(15)とゴム本体(25)との間には僅かな隙間をおい
て所定の位置から離脱しないようにしたが、この隙間を
零として、当接させて固定させるようにしてもよい。更
に若干ゴム本体(25)を圧縮した状態で固定させるよう
にしてもよい。
又、以上の実施例では位置決め・固定装置(13)は12
0°間隔で第2図に示すように配設したが、更に個数の
増大と共に従来例と比べると製造コストをより大巾に低
下させることができるものである。
〔考案の効果〕
以上、述べたように本考案の振動パーツフィーダにお
ける防振ゴムの位置決め固定装置によれば、その組み立
て作業は従来よりもはるかに簡単となり、この個数が増
加すればするほど製造コストを従来より大巾に低下させ
ることができる。又、ベースブロックの直下方に位置決
め・固定装置が位置しているので、設置スペースを小さ
くすることができ、よってこれによる占有床面積を小さ
くすることができる。さらに、設置台に振動パーツフィ
ーダを位置決め固定させて輸送させても設置台上での所
定の位置を維持することができるのであるが、防振ゴム
の上面と位置固定部材との隙間が振動パーツフィーダの
運転時におけるベースブロックの防振を充分に行なうほ
ど大きくなければ、大とすべく容易にこれに対処するこ
とができる。又、更に輸送する場合にも、従来よりはる
かに簡単にこれに対処することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による振動パーツフィーダの部
分破断側面図、第2図は第1図におけるII−II線方向断
面図、第3図は第1図における位置決め・固定装置の詳
細を示す拡大断面図、第4図は第3図におけるIV−IV線
方向断面図、第5図は同装置の組立作業を説明するため
の斜視図、第6図は本考案の第2実施例による位置決め
・固定装置の第3図と同様な拡大断面図及び第7図は従
来例の防振ゴムの位置決め・固定装置を示す第3図と同
様な断面図である。 なお図において、 (10)……振動パーツフィーダ (13)……位置決め・固定装置 (14)……ベースブロック (15)(31)……位置固定部材 (15c)(31c)……切欠き (16)……位置決め部材 (17)(18)……スペーサ部材 (19)(20)……ボルト (21)……防振ゴム (30)……設置台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にらせん状のトラックを形成させたボ
    ウルと、該ボウルをねじり振動させるねじり振動駆動部
    と、該ねじり振動駆動部を取り付けたベースブロックと
    を備えた振動パーツフィーダの前記ベースブロックの底
    部に等角度間隔でそのボルト部で螺着固定された複数の
    防振ゴムの底部に形成させた孔に嵌入される凸部を有す
    る位置決め部材と、前記凸部の両側に形成されたボルト
    挿通用孔に整列して配設され、前記防振ゴムの高さにほ
    ぼ等しい高さの一対の筒状のスペーサ部材と、一縁部の
    中央部に切欠きと、該切欠きの両側に前記スペーサ部材
    に整列可能なボルト挿通用孔を有する板状の位置固定部
    材とを備え、前記切欠き内に前記防振ゴムのボルト部を
    位置させ、前記ベースブロックの底部の直下方に位置さ
    せて前記位置固定部材のボルト挿通用孔、前記スペーサ
    部材及び前記位置決め部材のボルト挿通用孔を整列させ
    て、これらに各々ボルトを挿通し、更にこれらボルトを
    設置台に形成したねじ孔に螺着、締めつけることにより
    前記防振ゴムを位置決め、固定させるようにした振動パ
    ーツフィーダにおける防振ゴムの位置決め固定装置にお
    いて、前記板状の位置固定部材のボルト挿通用孔の少な
    くとも一方は前記ベースブロックの内方側縁部で開口す
    る切欠きとして形成されていることを特徴とする振動パ
    ーツフィーダにおける防振ゴムの位置決め固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101476055B1 (ko) * 2013-09-25 2014-12-23 손정남 방진고무마운트

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