JP2546369Y2 - 船首用ランプ装置 - Google Patents

船首用ランプ装置

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JP2546369Y2
JP2546369Y2 JP1988022070U JP2207088U JP2546369Y2 JP 2546369 Y2 JP2546369 Y2 JP 2546369Y2 JP 1988022070 U JP1988022070 U JP 1988022070U JP 2207088 U JP2207088 U JP 2207088U JP 2546369 Y2 JP2546369 Y2 JP 2546369Y2
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JP
Japan
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panel
bow
guide rail
fulcrum
shore
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JP1988022070U
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JPH01125798U (ja
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鈴木  茂
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KYB Corp
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上陸用艦艇などの特殊船舶に備えて海岸と
の間で人や車両を通行させるランプ装置に関する。
(従来の技術) 船首を海岸に直接乗り上げる機能を備えた上陸用艦艇
などの船舶は一般に船首に扉付きの乗降口を備え、着岸
時にはこの乗降口の扉を開いて人や車両を乗降させるよ
うになっている。この乗降口と海岸との間に段差が生じ
るため、乗降口と海岸の間に歩板を架設して通行を確保
する。
(考案の課題) しかしながら、着岸時にこのような歩板を例えば船内
の格納位置から運搬して架設し、離岸に際してこれを撤
去する作業は時間や人手を要し、乗降や荷揚げを効率良
く行う上での障害となっていた。
本考案は、このような状況に鑑みてなされたもので、
架設と撤去を速やかに行える船首用のランプ装置を提供
することを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本考案は上記課題を達成するための第一の手段とし
て、一対の平行なガイドレールの先端を船首に設けた支
点に鉛直方向に回転自由に取り付け、この支点を中心に
ガイドレールの後部を持ち上げる回動手段を備え、船首
と海岸との間に架設するパネルをこのガイドレールに沿
ってスライドするホルダーに着脱自在に係合させてい
る。
また、第二の手段として、昇降並びに水平旋回する旋
回昇降台を互いに隣接させて船首に設け、船首と海岸と
の間に架設されるパネルの基端をそれぞれ前記旋回昇降
台の頂部に設けた支点に鉛直方向に回転自由に取り付け
るとともに、この支点を中心にパネルを鉛直方向に回動
する回動手段を備えている。
(作用) 上記の第一の手段において、ホルダーはパネルと係合
したままガイドレールに沿って船首前方へスライドす
る。回動手段は船首に設けた支点を中心にガイドレール
の後部を持ち上げることにより、スライドしたパネルの
先端を下方へ回動してパネル先端を海岸に接地させる。
このとき、パネルの先端は、この回動手段による調節
で、海岸に対して完全に接地させられる。接地後、ホル
ダーはパネルとの係合を解く。
また、撤去時にはパネルにホルダーを係合させて、回
動手段がガイドレールを介してパネルの先端を海岸から
持ち上げた後、パネルと係合したホルダーがガイドレー
ルに沿って船上の格納位置へスライドする。
第二の手段において、旋回昇降台は回動手段に水平に
支持されたパネルとともにそれぞれ逆方向に180°水平
旋回し、各パネルを外側から船首の前方へ回動する。ま
た、回動後は降下してパネルの基端の高さを甲板に合わ
せる。回動手段はこの状態からパネル先端を下方へと回
動して海岸に接地させる。
パネルの撤収は回動手段がパネルを水平位置に回動し
た後、旋回昇降台がパネル全体を持ち上げて元の方向に
180°旋回し、パネルを船上に回収することで行う。
(実施例) 第1図及び第2図を用いて本考案の第1実施例を説明
する。
第1図において、1は船体、2は船首扉、3は甲板で
ある。甲板3の前部は船首に向けて傾斜し、この上に第
2図に示す一対の平行なガイドレール5が格納される。
ガイドレール5は先端を船首部分に設けた支点4に鉛直
方向に回転自由に結合し、甲板3に沿って後方へ延びる
途中に起伏シリンダ6が連結する。この起伏シリンダ6
は船体1の内側から甲板3に突出し、伸張により支点4
を中心にガイドレール5の後部を持ち上げて回動する回
動手段として備えられる。
ガイドレール5の内側にはホルダー7がスライド自由
に収装される。ホルダー7はガイドレール5とほぼ等し
い長さの一対の平行部材であり、その内側には船首と海
岸との間に架設するパネル8が側面に取り付けた転動自
由なローラ9を介してスライド自由に係合する。
パネル8の後端8Aは架設状態で略水平となるように下
方へ若干折り曲げられ、架設時にこの後端8Aを支持する
ため、上下に伸縮する支持シリンダ10が船体1の船首扉
2と甲板3の間に形成した凹部1Aに据え付けられる。ま
た、パネル8の先端にはフラップ11が上下方向に回転自
由に取り付けられる。
なお、ホルダー7及びガイド8をガイドレール5に沿
ってスライドさせるために図示されない駆動手段が設け
られる。この駆動手段はラックとピニオンあるいはウィ
ンチに連結したワイヤー等の公知の構造による。
次に作用を説明する。
ランプ装置は第1図(a)に示すように閉じた船首扉
2の後方に格納され、船体1の外側へ突出しないため、
航行には全く影響を及ぼさない。
船体1が船首から着岸すると、船首扉2を開いた後、
第1図(b)に示すようにパネル8を係合したホルダー
7を駆動手段を介してガイドレール5に沿って船首前方
へスライドさせる。このスライドによりパネル8の後端
8Aが支持シリンダ10の上方に移動する。
次に起伏シリンダ6を伸張させて、ガイドレール5の
後部を持ち上げる。この時、ホルダー7の後半部がガイ
ドレール5の内側に収装され、またパネル8の後半部が
ホルダー7の内側に係合しているので、ホルダー7とパ
ネル8は支点4を中心にガイドレール5と一体に回動
し、やがて第1図(c)のようにパネル8の先端のフラ
ップ11が海岸に接地する。このとき、フラップ11は、起
伏シリンダー6による調節で、海岸に対して完全に接地
させられる。そこで、支持シリンダ10を伸張駆動してパ
ネル8の後端8Aに当接させておく。
これにより、パネル8は支持シリンダ10と海岸との間
に架設された状態となるので、第1図(d)に示すよう
にホルダー7をパネル8との係合から離脱させ、ガイド
レール5に沿って後方へスライドさせる。そして、第1
図(e)に示すようにパネル8の後端8Aが甲板3と同一
高さとなるまで支持シリンダ10を収縮させれば、甲板3
と海岸とがパネル8を介して連続し、通行可能となる。
なお、車両等の通行の邪魔にならないよう、起伏シリン
ダ6を収縮してガイドレール5を格納位置に格納位置に
戻しておく。
一方、パネル8の撤去は架設時と逆の順序で行う。す
なわち、支持シリンダ10と起伏シリンダ6をそれぞれ伸
張し、ホルダー7を前方へスライドしてパネル8に係合
させ、起伏シリンダ6を収縮してガイドレール5を格納
位置に回動した後、ホルダー7をパネル8とともに後方
へスライドさせてガイドレール5の内側に格納する。
このようにして、作業はすべて機械的に行われるの
で、パネル8の架設と撤去は労力を費やすことなく短時
間で終了する。また、起伏シリンダ6による調節で、架
設時には、海岸に対するフラップ11の接地性を十分に高
めることができる。
なお、起伏シリンダ6のストロークを大きくすること
により、甲板3に傾斜を設けず、ガイドレール5を水平
に格納することも可能である。
次に、第3図及び第4図により本考案の第2実施例を
説明する。
ここでは、船首扉2と甲板3との間に形成した凹部1A
の中に左右一対の旋回昇降台20が第4図に示すように隣
接して据え付けられる。これらの旋回昇降台20は図示さ
れない駆動装置の駆動により一体に昇降し、また反対方
向へ同期的に水平旋回する。
船首と海岸との間に架設するパネル8は軽量合金を用
いて第4図(a)に示すように横断方向に2分割した形
に形成され、それぞれの基端が旋回昇降台20の頂部に設
けた支点21に鉛直方向に回転自由に取り付けられる。こ
のパネル8の下方への回動と干渉しないよう、旋回昇降
台20の頂部は一部を斜めに切り欠いた形状に形成され
る。
パネル8と旋回昇降台20との間にはパネル8を鉛直方
向に回動する手段として起伏シリンダ6が介装される。
なお、旋回する起伏シリンダ6と干渉しないように甲板
3は凹部1Aに向けて傾斜させておく。各パネル8の先端
にはそれぞれフラップ11が取り付けられる。
パネル8は先端を船体1の後部に向けて甲板3上に並
んで格納される。架設の際は、まず第3図(a)のよう
に起伏シリンダ6でパネル8を水平に支持しつつ駆動装
置の駆動により旋回昇降台20を少し上昇させ、パネル8
を甲板3から浮上させる。
次に船首扉2を開き、旋回昇降台20を旋回させる。旋
回昇降台20は反対方向へ同期的に水平旋回するため、支
点21に支持された各パネル8は第4図(b)に示すよう
に先端をそれぞれ船体1の外側を経由して前方へ回動す
る。
ところでこの時、パネル8を片持ち支持する旋回昇降
台20は旋回昇降台20を支持する船体1に対してもモーメ
ントを及ぼすが、パネル8が同期的に外側へ旋回するこ
とによりこのモーメントは互いに打ち消されるので、パ
ネル8の回動により船体1に不自然な力が加わる恐れは
ない。こうして、パネル8はそれぞれ反対方向に180°
旋回し、第3図(c)のように先端を船首前方に張り出
した状態で並列する。
次に、旋回昇降台20を降下させて、パネル8の基端の
高さを甲板3に合わせ、起伏シリンダ6を収縮してパネ
ル8を下方へ回動する。これにより、パネル8は先端の
フラップ11を海岸に接地し、架設を完了する。なお、架
設後は旋回昇降台20の旋回駆動装置と起伏シリンダ6を
ともにフリー状態にしておけば、パネル8は船体1の動
揺に追随して変位するので通行は常時確保される。
架設状態からのパネル8の格納は、起伏シリンダ6を
伸張させてパネル8を架設位置から水平位置に回動し、
パネル8の旋回可能な高さまで旋回昇降台20を上昇させ
た後、架設時とは逆方向に旋回昇降台20をそれぞれ180
°旋回する。第1図(a)の状態に戻ったら、旋回昇降
台20を降下させてパネル8を甲板3上に格納する。
このランプ装置においても前記第1実施例と同様の作
用が得られる。さらに、この実施例では索取りが不要な
ため、一連の操作を自動化するのに適している。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば船首を海岸に直接乗り
上げる機能を備えた上陸用艦艇等において、船首と海岸
を連絡する通行用パネルの架設と撤去とを機械的に行う
ことができる。このため、乗降や荷揚げなどに必要なこ
れらの作業を労力を要さず速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すランプ装置の側面
図、第2図は同じく平面図である。 第3図は本考案の第2実施例を示すランプ装置の側面
図、第4図は同じく平面図である。 1……船体、3……甲板、4、21……支点、5……ガイ
ドレール、6……起伏シリンダ、7……ホルダー、8…
…パネル、10……支持シリンダ、20……旋回昇降台、

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の平行なガイドレールの先端を船首に
    設けた支点に鉛直方向に回転自由に取り付け、この支点
    を中心にガイドレールの後部を持ち上げる回動手段を備
    え、船首と海岸との間に架設するパネルをこのガイドレ
    ールに沿ってスライドするホルダーに着脱自在に係合さ
    せたことを特徴とする船首用ランプ装置。
  2. 【請求項2】昇降並びに水平旋回する旋回昇降台を互い
    に隣接させて船首に設け、船首と海岸との間に架設され
    るパネルの基端をそれぞれ前記旋回昇降台の頂部に設け
    た支点に鉛直方向に回転自由に取り付けるとともに、こ
    の支点を中心にパネルを鉛直方向に回動する回動手段を
    備えたことを特徴とする船首用ランプ装置。
JP1988022070U 1988-02-22 1988-02-22 船首用ランプ装置 Expired - Lifetime JP2546369Y2 (ja)

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JPH01125798U JPH01125798U (ja) 1989-08-28
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