JP2546274Y2 - ドライヤーカンバスの継手部 - Google Patents
ドライヤーカンバスの継手部Info
- Publication number
- JP2546274Y2 JP2546274Y2 JP1990038832U JP3883290U JP2546274Y2 JP 2546274 Y2 JP2546274 Y2 JP 2546274Y2 JP 1990038832 U JP1990038832 U JP 1990038832U JP 3883290 U JP3883290 U JP 3883290U JP 2546274 Y2 JP2546274 Y2 JP 2546274Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canvas
- dryer
- dryer canvas
- core wire
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は抄紙機の乾燥部に有端状のドライヤーカンバ
スを掛入れて無端状に接合する時のファスナー付補助布
を持ったドライヤーカンバスの継手部に関する。
スを掛入れて無端状に接合する時のファスナー付補助布
を持ったドライヤーカンバスの継手部に関する。
(従来の技術) ドライヤーカンバスの継手には本体経糸を折りかえし
てループを形成したものや,スパイラル線を端部に取付
けたもの等があり,これら両端部の輪状部を突き合わせ
て噛み合せ,その共通孔に接合芯線を挿通して無端状に
している。
てループを形成したものや,スパイラル線を端部に取付
けたもの等があり,これら両端部の輪状部を突き合わせ
て噛み合せ,その共通孔に接合芯線を挿通して無端状に
している。
最近,端部の輪状部が小型化し,芯線の挿通が困難に
なっているので接合補助具としてファスナーを取付けた
継手が採用されている。
なっているので接合補助具としてファスナーを取付けた
継手が採用されている。
例えば特開昭61−167097号公報にはドライヤーカンバ
スの両端部にファスナーを取付け,更に誘導布の一端に
もファスナーを取付けて接合を容易にしたドライヤーカ
ンバスが開示されている。また,実開平1−153399号公
報にもファスナー付きの接合補助布をもったドライヤー
カンバスが開示されている。
スの両端部にファスナーを取付け,更に誘導布の一端に
もファスナーを取付けて接合を容易にしたドライヤーカ
ンバスが開示されている。また,実開平1−153399号公
報にもファスナー付きの接合補助布をもったドライヤー
カンバスが開示されている。
(考案が解決しようとする課題) ここで上記従来の技術に開示されているようなファス
ナー付継手部をもったドライヤーカンバスには,次のよ
うな問題点が発生する場合がある。
ナー付継手部をもったドライヤーカンバスには,次のよ
うな問題点が発生する場合がある。
即ち,一般にカンバスの接合芯線の挿入は裏面(BS)
側から実施する場合が多く,そのためファスナー付き補
助布は表面(PS)側に取付けることになる。
側から実施する場合が多く,そのためファスナー付き補
助布は表面(PS)側に取付けることになる。
この時,逆にPS側から芯線を挿入するとファスナー付
補助布で継手輪状部を覆う事になるのでその場合にはBS
にファスナーを取付けるのが好ましい。しかしながら抄
紙乾燥機においては,各パートに使用されているカンバ
スの品種を統一し,寸法を共通とする事により予備反と
して在庫するカンバスの反数を減少する事が可能にな
る。この事は複数のマシンにまたがる場合もある。しか
し,この場合にはカンバスの掛入れ時,接合芯線の挿入
を表裏どちらの面において行うかは不明である。また,
新設の乾燥機であって表裏何れの面から芯線挿入するか
不明な場合もあり,ファスナー付補助布の取付け面が確
定出来ない不便があった。
補助布で継手輪状部を覆う事になるのでその場合にはBS
にファスナーを取付けるのが好ましい。しかしながら抄
紙乾燥機においては,各パートに使用されているカンバ
スの品種を統一し,寸法を共通とする事により予備反と
して在庫するカンバスの反数を減少する事が可能にな
る。この事は複数のマシンにまたがる場合もある。しか
し,この場合にはカンバスの掛入れ時,接合芯線の挿入
を表裏どちらの面において行うかは不明である。また,
新設の乾燥機であって表裏何れの面から芯線挿入するか
不明な場合もあり,ファスナー付補助布の取付け面が確
定出来ない不便があった。
(課題を解決するための手段) 本考案はかかる従来の不都合に着目してなされたもの
でファスナーが取付けられた接合補助布をカンバスの両
端部の表側および裏側に、カンバスへの取付場所が重な
らない位置に、取外し可能に取付けられているドライヤ
ーカンバスの継手部を提供するものである。
でファスナーが取付けられた接合補助布をカンバスの両
端部の表側および裏側に、カンバスへの取付場所が重な
らない位置に、取外し可能に取付けられているドライヤ
ーカンバスの継手部を提供するものである。
したがって,本カンバスの継手を用いることにより,接
合芯線の通し方が表裏何れの面からであっても対応が可
能となった。
合芯線の通し方が表裏何れの面からであっても対応が可
能となった。
図面を用いて説明するとカンバス1には両端部に接合
用の輪状部4(ループ)を設け,これを抄紙機上で図の
ように噛み合せ接合芯線5を挿通し,無端状となす。
用の輪状部4(ループ)を設け,これを抄紙機上で図の
ように噛み合せ接合芯線5を挿通し,無端状となす。
この場合,芯線挿通に先立って多人数によってカンバ
ス端を把持し,両端を近づけ所定の位置に固定し輪状部
を正確に噛み合せる必要がある。この固定作業を簡易化
するため,例えばカンバス裏側(BS)から,作業者が作
業を行う場合,カンバス下面(接紙面)にファスナー付
補助布2,2′を予めカンバス両端部に取付け,このファ
スナーのスライダーを閉じることによって両端部の輪状
部4を正確に噛み合せ保持し,この場合上面(カンバス
裏面)から接合芯線を挿通する。
ス端を把持し,両端を近づけ所定の位置に固定し輪状部
を正確に噛み合せる必要がある。この固定作業を簡易化
するため,例えばカンバス裏側(BS)から,作業者が作
業を行う場合,カンバス下面(接紙面)にファスナー付
補助布2,2′を予めカンバス両端部に取付け,このファ
スナーのスライダーを閉じることによって両端部の輪状
部4を正確に噛み合せ保持し,この場合上面(カンバス
裏面)から接合芯線を挿通する。
しかしながら,操業の都合により,このカンバスを接
紙面(PS)から作業をする必要がある場合には表裏が逆
になるので,このファスナー補助布は役立たなくなる。
紙面(PS)から作業をする必要がある場合には表裏が逆
になるので,このファスナー補助布は役立たなくなる。
そこで本考案のように表裏両面にファスナー補助布を
取付けておき,カンバス掛入れ直前において使用しない
側のファスナー補助布を取外し使用する側のみを残すも
のである。
取付けておき,カンバス掛入れ直前において使用しない
側のファスナー補助布を取外し使用する側のみを残すも
のである。
補助布の取付けは片面をその位置をずらすため継ぎ足
し布3を縫付けて全体の幅を広くしておく。ファスナー
の位置がカンバス輪状部4の上下に重なる位置に取付け
ても,あるいは図のように若干その位置をずらすことも
自由である。ただ,カンバスへの縫着場所が上下同じ所
に来ないように留意し,カンバスへの損傷を防止するの
が好ましい。
し布3を縫付けて全体の幅を広くしておく。ファスナー
の位置がカンバス輪状部4の上下に重なる位置に取付け
ても,あるいは図のように若干その位置をずらすことも
自由である。ただ,カンバスへの縫着場所が上下同じ所
に来ないように留意し,カンバスへの損傷を防止するの
が好ましい。
なお,補助布の取付けは単環縫いミシン等を用いて取
外しが容易であるように行う。
外しが容易であるように行う。
(考案の効果) 上記のように本考案はカンバスの掛入れ側が事前に確
定していない場合であってもカンバス両端の継手部上下
面にファスナー補助布を取付けているので表裏何れの側
からでも芯線挿入が可能となり,また補助布は単環縫い
等の要領で取り外し容易に取付けられているので不必要
な側のファスナー補助布は現場において容易に取外し得
る。
定していない場合であってもカンバス両端の継手部上下
面にファスナー補助布を取付けているので表裏何れの側
からでも芯線挿入が可能となり,また補助布は単環縫い
等の要領で取り外し容易に取付けられているので不必要
な側のファスナー補助布は現場において容易に取外し得
る。
したがって,本考案は同一品種で,かつ,共通寸法パ
ートで,カンバスの両端接合作業面が異なる場合や新マ
シン用カンバスの継手部として有用なものである。
ートで,カンバスの両端接合作業面が異なる場合や新マ
シン用カンバスの継手部として有用なものである。
図は本考案のカンバス継手部の縦断面図を示す説明図で
ある。 1:カンバス、2:ファスナー付補助布 3:継ぎ足し布、4:輪状部(ループ)
ある。 1:カンバス、2:ファスナー付補助布 3:継ぎ足し布、4:輪状部(ループ)
Claims (1)
- 【請求項1】抄紙用ドライヤーカンバスの両端部に設け
た輪状部を噛み合い状に突合わせて出来る共通孔に接合
芯線を挿通して無端状となすドライヤーカンバスの継手
部において、 ファスナー付接合補助布がカンバス端部の表および裏側
に、カンバスへの取付場所が重ならない位置に、取外し
可能に取付けられている事を特徴とするドライヤーカン
バスの継手部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990038832U JP2546274Y2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | ドライヤーカンバスの継手部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990038832U JP2546274Y2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | ドライヤーカンバスの継手部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128696U JPH03128696U (ja) | 1991-12-25 |
JP2546274Y2 true JP2546274Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=31547195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990038832U Expired - Lifetime JP2546274Y2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | ドライヤーカンバスの継手部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546274Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01153399U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-10-23 | ||
JPH0516240Y2 (ja) * | 1988-06-27 | 1993-04-28 |
-
1990
- 1990-04-10 JP JP1990038832U patent/JP2546274Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03128696U (ja) | 1991-12-25 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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