JP2546181B2 - カウンタを具備する電気的消去・書き換え可能な半導体記憶装置 - Google Patents

カウンタを具備する電気的消去・書き換え可能な半導体記憶装置

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JP2546181B2
JP2546181B2 JP9840794A JP9840794A JP2546181B2 JP 2546181 B2 JP2546181 B2 JP 2546181B2 JP 9840794 A JP9840794 A JP 9840794A JP 9840794 A JP9840794 A JP 9840794A JP 2546181 B2 JP2546181 B2 JP 2546181B2
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博志 田沼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的消去・書き換え
可能な半導体記憶装置(以下、EEPROMと称する)
に関し、特に、メモリセルの書き換え回数をカウントす
るカウンタを具備するEEPROMに関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMのメモリセルは、消去・書
き込みの繰返しにより記憶特性が劣化するため、その書
き換え回数をカウントするカウンタを設け、カウンタ値
を読み取ることによりEEPROMの記憶動作の信頼性
を確認することが行われている。
【0003】上記のようなカウンタを具備するEEPR
OMとして、本来のメモリ部に対し、書き換え回数を保
持するメモリ部を書き換え回数のカウントを制御するカ
ウントアップ回路から構成するものが特開平2−103
798号公報、特開昭58−169395号公報、特開
昭63−161500号公報に記載されている。
【0004】また、上記の書き換え回数を保持するメモ
リ部を本来のメモリ部とは物理的に異なるメモリで構成
する例が特開昭62−82600号公報、特開昭62−
52796号公報に記載されている。
【0005】図7は、特開平2−103798号公報に
記載されるような、本来のメモリ部に対し、書き換え回
数を保持するメモリ部を書き換え回数のカウントを制御
するカウントアップ回路から構成したEEPROMの従
来例の構成を示す図である。
【0006】本従来例は、データ制御回路701、アド
レスデコーダ702、メモリセルアレイ703、カウン
ト値保持回路704、カウントアップ回路705、読み
出し書き込み制御回路706および書き込み回路707
より構成されている。
【0007】メモリセルアレイ703の、アドレスデコ
ーダ702によってデコードされたアドレスデータ(A
D)のアドレスに、書き込み回路707により書き込み
がなされる。読み出し書き込み制御回路706は、入力
されるライトイネーブル信号(WE)、チップイネーブ
ル信号(CE)、アウトプットイネーブル信号(OE)
により上記各回路を制御するためのパルス信号を発生す
る。書き込み回路707は読み出し書き込み制御回路7
06からのパルスにより高電圧書き込みパルスをを発生
し、メモリセルアレイ703へ出力する。カウントアッ
プ回路705は、メモリセルアレイ703における書き
換え回数をカウントし、該カウント数をカウント値保持
メモリ704へ出力する。また、カウント値保持メモリ
704にはカウントアップ回路705から出力される複
数ビットのデータを書き込むことができる。
【0008】上記のように構成される従来例の動作につ
いて説明する。外部からの書き込み動作が開始される
と、読み出し書き込み制御回路706によりカウント値
保持メモリ704の出力データがカウントアップ回路7
05にラッチされ、カウント値保持メモリ704の入出
力端子は入力モードに切り替わる。その後、カウントア
ップ回路705は読み出し書き込み制御回路706によ
り「1」だけカウントアップされ、その出力は出力状態
となり、カウント値保持メモリ704に入力される。そ
の間、カウント値保持メモリ704の内容はメモリセル
アレイ703と同時に書き込み回路707により一度消
去され、カウントアップ回路705の出力がカウントア
ップされた値となった後に書き込み回路707によりそ
の値がカウント値保持メモリ704に書き込まれる。こ
れらの動作によって、カウント値保持メモリ704には
メモリセルアレイ703への書き込み回数が更新されて
記憶される。
【0009】上記のシステム構成とすることで、メモリ
セルアレイ703への書き込み回数をカウント値保持メ
モリ704に記憶させ、これをデータ制御回路701を
通して書き込み回数データをして出力させることが可能
となり、該出力内容により使用者はメモリセルアレイ7
03の書き換え回数を認識する。
【0010】従来の方式で、カウンター部を本来のメモ
リ部と同一チップで構成した場合の、カウンター値を保
持するメモリセルの書き換え状態を図8に示す。図8で
は本来のメモリ部を8回書き換えた時の、カウンター値
を保持するメモリセルの書き換え状態を示してある。
【0011】図8中、□印はメモリセルに電荷が注入さ
れていない状態(通常、システムから見た場合、“1”
と判定される)を示す。■印は、メモリセルに電荷が注
入されている状態(システムからは“0”と判定され
る)を示す。図8に示した例では、8回カウント終了
時、ビットb0は4回の書き換え(■印から□印への書
き換え)が発生し、ビットb1は4回の書き換え、ビッ
トb2は4回の書き換え、ビットb3は0回の書き換えが
発生している。このため、本来のメモリ部を8回書き換
えるとカウンター値を保持するメモリセルは4回書き換
えられることとなる。ここで注意しなければならないの
は、本来のメモリ部の各ビットの書き換え状態の最悪値
は、図8で示すビットb0,b1,b2と同じという事で
ある。このため、本来のメモリ部の劣化とカウンター値
を保持するメモリセルの劣化が同等となってしまうこと
となり、必然的にカウンター値の上限を、本来のメモリ
部の書き換え可能回数よりも、かなり低い値に設定して
おく必要があり、本来のメモリ部の書き換え回数を十分
に活用することができなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の書き換え回数を
カウントするメモリの制御方式は前記の様に、カウント
値を保持するメモリセルとカウントを制御する回路を本
来のメモリ部と同一のチップ内に構成する方式と、本来
のメモリ部とは物理的に分離する方式の2方式に大別さ
れる。
【0013】カウント値を保持するメモリセルとカウン
トを制御する回路を本来のメモリ部と同一のチップ内に
構成する方式では、カウント値を保持するメモリセルも
本来のメモリ部の書き換えにともない劣化してしまう。
このためカウント値の制限を本来のメモリ部の書き換え
可能回数よりもかなり低くおさえる必要があり、本来の
メモリ部の書き換え可能回数を十分に活用することがで
きないという問題点がある。
【0014】また、カウント部分を物理的に分離する方
式は、本来のメモリ部の書き換え可能回数を十分に活用
できるが、システム的に制御が複雑になるという問題点
があり、また、構成チップ数も多くなるため、コストが
高くなるという問題点がある。
【0015】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、システム構成
を複雑とすることなく、本来のメモリ部を十分な書き換
え回数にて使用することのできるカウンタを具備する電
気的消去・書き換え可能な半導体記憶装置を実現するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のカウンタを具備
する電気的消去・書き換え可能な半導体記憶装置は、メ
モリセルの書き換え回数をカウントするカウンタを具備
する電気的消去・書き換え可能な半導体記憶装置におい
て、前記カウンタのカウント値に所定の値を乗算する乗
算回路と、前記カウンタを構成する階層化された複数の
メモリ部と、前記階層化されたメモリ部のうち、少なく
とも最下層のメモリ部についてはジョンソンカウンタと
して動作させるカウント制御部とを有し、前記階層化さ
れた複数のメモリ部は、それぞれの下層となるメモリ部
のカウントアップ信号をカウントするように構成されて
いることを特徴とする。
【0017】この場合、カウント制御部は、ジョンソン
カウンタとして動作させないメモリ部については、最下
位ビットから順に書き換えビットを増やすように動作さ
せてもよい。
【0018】本発明の他の形態によるカウンタを具備す
る電気的消去・書き換え可能な半導体記憶装置は、メモ
リセルの書き換え回数をカウントするカウンタを具備す
る電気的消去・書き換え可能な半導体記憶装置におい
て、前記カウンタのカウント値に所定の値を乗算する乗
算回路と、前記カウンタを構成する、階層化された複数
のメモリ部および書き換え回数をカウントしてカウント
アップ信号を前記複数のメモリ部へ出力するジョンソン
カウンタと、前記階層化されたメモリ部のカウント動作
を制御するカウント制御部とを有し、前記階層化された
複数のメモリ部は、それぞれの下層となるメモリ部また
はジョンソンカウンタのカウントアップ信号をカウント
するように構成されていることを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明のカウンタを具備する電気的消去・書き
換え可能な半導体記憶装置においては、カウンタの入力
段がジョンソンカウンタとして動作するメモリ部または
ジョンソンカウンタにて構成され、これらのカウントア
ップ信号を複数の階層化されたメモリ部にてメモリセル
の書き換え回数がカウントされる。
【0020】通常の2進カウンタであれば、最下位ビッ
トは入力の度に書き換えられるが、本発明のものにおい
ては上述のように入力段がジョンソンカウンタまたはジ
ョンソンカウンタとして動作するように構成されている
ので、これらのカウンタがカウントアップされない限
り、入力段を構成する各ビットに書き換えが生じること
はなく、書き換え回数は非常に少ないものとなる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0022】図1は本発明のカウンタを具備する電気的
消去・書き換え可能な半導体記憶装置の一実施例の要部
構成を示す図である。本実施例は、図7に示した従来例
のカウント値保持メモリ704を複数のメモリセルから
なるカウント値保持メモリ104としたものである。こ
の他のデータ制御回路101、アドレスデコーダ10
2、メモリセルアレイ103、カウントアップ回路10
5、読み出し書き込み制御回路106および書き込み回
路107の構成および動作は、それぞれは、図7に示し
たデータ制御回路701、アドレスデコーダ702、メ
モリセルアレイ703、カウントアップ回路705、読
み出し書き込み制御回路706および書き込み回路70
7と同様であるため、説明は省略する。
【0023】図2は、カウント値保持メモリ104の構
成を示す図である。
【0024】本実施例のカウント値保持メモリ104
は、階層化された複数のメモリセルを有するもので、メ
モリセル2060〜206511からなる第1のメモリセル
と、該第1のカウントアップ値を記憶する2050〜2
05255からなる第2のメモリセルが設けられている。
【0025】リード/ライト/イレーズシーケンス制御
部201は、カウント制御部202およびカウント制御
部203のそれぞれが、メモリセル2050〜205255
およびメモリセル2060〜206511に対して行う、保
持していたカウント値の読み出しおよびメモリセル20
0〜205255,2060〜206511のイレーズおよび
新しいカウント値の書き込みのタイミング制御を行う。
【0026】カウント制御部202およびカウント制御
部203は、リード/ライト/イレーズシーケンス制御
部201から出力されるリードタイミング信号(RD
T)、イレーズタイミング信号(ERT)およびライト
タイミング信号(WRT)に従ってメモリセル2050
〜205255,2060〜206511が保持していたカウ
ント値の読み出しと、カウント値のラッチと、メモリセ
ル2050〜205255,2060〜206511の消去およ
び新しいカウント値の書き込み制御を実施するもので、
カウント制御部203は、メモリセル2060〜206
511をジョンソンカウンタとして動作させる書き込み制
御を行い、カウント制御部205はメモリセル2050
〜205255を、メモリセル2060〜206511よりカ
ウントアップ信号が入力される毎に、最下位ビットから
順に書き換えビットを増やすように動作させる書き込み
制御を行う。
【0027】メモリセル2050〜205255,2060
〜206511は、カウント制御部202およびカウント
制御部203から出力されるメモリセルのソース電圧を
制御する信号WCS0〜WCS255およびCS0〜CS511
とゲート電圧を制御する信号WCG0〜WCG255および
CG0〜CG511とドレイン電圧を制御する信号WCD0
〜WCD255およびCD0〜CD511により、メモリセル
2050〜205255,2060〜206511のフローティ
ングゲートに対し電荷の注入および電荷の抜き取りを実
施する。
【0028】カウント制御部203からカウント制御部
202に入力される信号UPは、通常のカウンタのキャ
リー信号と同じ働きをする。即ち、本実施では、ビット
51 0が■印となると出力され、次の、本来のメモリ部
書き換えが発生すると、対応したビットC0〜ビットC
255の□印を■印に書き換える制御が実施される。
【0029】カウンタ読み出し部204は、メモリセル
2050〜205255に保持されているカウント値を、図
1に示したシステムのバス幅である8ビットの幅に変換
し、信号WCD0〜WCD7として出力する。
【0030】システムからは、信号WCD0〜WCD7
示す値を512倍する乗算回路(不図示)が設けられて
おり、この乗数値が書き換え回数として読み出される。
【0031】本実施例における入力値のカウントは、ジ
ョンソンカウンタとして動作させる第1のメモリ部と、
本来のメモリセルと同様の2進カウンタとして動作する
第2のメモリ部とが組み合わされたカウンタによってカ
ウントが行われる。
【0032】図3は、本発明のカウンタ値を保持するメ
モリセルの書き換え状態を説明するための図であり、8
ビット出力のジョンソンカウンタのカウント動作を示す
図である。
【0033】図3に示すように入力値に応じて本来の8
ビットのカウントを実施する際に、ビットb0,b1,b
2,b3,b4,b5,b6の各メモリセルにはは1回の書
き換えが発生し、ビットb7には0回の書き換えが発生
する。図3の様なメモリセルのライトおよびイレーズ制
御を実施することにより、カウンター値を保持するメモ
リセルの書き換え回数を本来のメモリ部の書き換え回数
よりも大幅に下げることができ、本来のメモリ部の書き
換え可能回数を十分に活用できる。
【0034】図4は、本発明の実施例での、カウンター
値を保持するメモリセルの書き換え状態を示してある。
図4では、カウンタ値を保持するメモリセルの構成を2
ブロックに分けている。ビットb0〜ビットb510は、図
3で示した例と同じ動作を行う。ビットc0〜ビットc
255はビットb510が■印(本来のメモリ部の書き換えが
511回実施された)になった後、次の本来のメモリ部
の書き換えが実施されると■印となる。本来のメモリ部
の書き換えから513回となると、ビットb0が■印と
なる。この時ビットc0は■印のままである。順次以下
同様な動作が繰り返される。ビットb0〜ビットb
510は、書き換えが繰り返されるごとにカウント値に対
応したメモリセルが■印となる。ビットc0〜ビットc
255は書き換えが512回繰り返されるごとに対応した
メモリセルが■印となる。図4に示した例では、131
072回(512×256回)までカウント値を保持で
きる。この時、ビットb0〜ビットb510の書き換え(■
印から□印への書き換え)は256回実施される。また
ビットc0〜ビットc255の書き換え(■印から□印への
書き換え)は、0回である。この様に10万回以上の書
き換え回数のカウントを1kビット程度のメモリセルを
利用し数百回程度の書き換え回数で実現できる。
【0035】フラッシュEEPROMの書き換え回数
は、現在10万回程度の書き換え回数が保障されてい
る。書き換え回数が多くなると書き換え時間が増大する
傾向になり、従来のカウンタ付メモリでは、カウンタ部
の書き換え回数も本来のメモリ部の書き換えにともない
増大し、カウンタ部にあるメモリセルのばらつきによっ
ては、本来のメモリ部の書き換え時間よりも長くなって
しまう場合も想定され、この場合、カウンタ部のメモリ
セルの書き換え時間が、本来のメモリ部の書き換え時間
の性能に影響を及ぼすことになってしまう。
【0036】本発明のカウント方式を採用すれば、カウ
ンタ部にあるメモリセルの書き換え回数の負荷は大幅に
軽減されるため、カウンタ部にあるメモリセルの書き換
え時間が、本来のメモリ部の書き換え時間に影響を及ぼ
すことはない。
【0037】図4では、カウンタ部のメモリセルの構成
をビットb0〜ビットb510とビットc0〜ビットc255
2構成としたが、ビットb0〜ビットb510の方式を複数
構成としてもよい。またビットb0〜ビットb510および
ビットc0〜ビットc255のビット列の数も、本来のメモ
リ部の書き換え回数の実力に合わせ増減させても良い。
例えば、書き換え回数のカウント値を100万回以上と
りたければ、ビットb 0〜ビットb510の構成をビットb
0〜ビットb254とビットb’0〜ビットb’254とし、ビ
ットc0〜ビットc255をビットc0〜ビットc15とする
ことにより、256×256×16回=1048576
回までカウント可能となる。この場合、ビットb0〜ビ
ットb254の書き換え回数(■印から□印の変化)は、
4096回、ビットb’0〜ビットb’254の書き換え回
数は256回、ビットc0〜ビットc15の書き換え回数
は0回となる。
【0038】図5および図6は、リード/ライト/イレ
ーズシーケンス制御部201がカウント制御部202,
203へのタイミング信号を生成する動作を示すフロー
チャートである。
【0039】まず、カウント制御部203に対するタイ
ミング信号の生成動作について図5を参照して説明す
る。
【0040】まず、本来のメモリ部の書き換えが実施さ
れると、メモリセル2060〜206511の各セル電圧の
読み出しが実施される(ステップS501)。このタイ
ミングは信号RDTで与えられる。セル電圧が“1”の
場合(図4では□印のビット)、メモリセルのソース、
ゲート、ドレインに対して特に電圧の出力を実施するこ
となく終了とする(ステップS504)。
【0041】セル電圧が“0”の場合(図4では■印の
ビット)、次ビットのメモリセルのソース、ゲート、ド
レインに対し書き込み電圧を生成し、自ビットのメモリ
セルのソース、ゲート、ドレインに対し消去電圧を生成
する(ステップS502)。消去電圧生成後、次ビット
のメモリセルの書き込みおよび自ビットメモリセルの消
去を実施して終了とする(ステップS503)。
【0042】例えば、メモリセル2060(図4の例で
はビットb0に相当)が■印状態のとき、読み出し電圧
は“0”となる。読み出し後のこの値がカウント制御部
3にラッチされ、メモリセル9の信号CS0,CG0,
CD0には消去電圧が出力され、メモリセル8(図4で
はビットb1に相当)には、信号CS1,CG1,CD
1に書き込み電圧が出力される。残りのメモリセル、例
えばメモリセル20651 1は下位ビットのメモリセルが
□印であり、自ビットも□印であるため、信号C
511,CG511,CD511には特に電圧が出力されな
い。
【0043】次に、カウント制御部202に対するタイ
ミング信号の生成動作について図6を参照して説明す
る。
【0044】まず、本来のメモリ部の書き換えが実施さ
れると、メモリセル2050〜205255の各セル電圧の
読み出しが実施される(ステップS601)。このタイ
ミングは信号RDTで与えられる。セル電圧が“1”の
場合、メモリセルのソース、ゲート、ドレインに対して
特に電圧の出力を実施することなく終了とする(ステッ
プS604)。
【0045】セル電圧が“0”の場合、次ビットのメモ
リセルのソース、ゲート、ドレインに対し書き込み電圧
を生成し(ステップS602)、次ビットのメモリセル
の書き込みを実施して終了とする(ステップS60
3)。
【0046】上記のようにカウント制御部202に対す
るタイミング信号生成動作はカウント制御部203に対
するものと同等であるが、自ビットセルが■印の時、自
ビットセルの消去を実施しない分が簡素化されている。
【0047】なお、以上説明した実施例においては、階
層化されたメモリ部を2つのメモリ部からなるものと
し、入力段となるメモリ部のみをジョンソンカウンタと
して動作させ、ジョンソンカウンタとして動作させない
メモリ部については、最下位ビットから順に書き換えビ
ットを増やすように動作させるとして説明したが、本発
明の構成はこれに限定されるものではない。
【0048】ジョンソンカウンタとして動作させないメ
モリ部については通常の2進カウンタとして動作させて
もよく、このように構成した場合には、実施例と比較し
て制御は複雑となるものの、メモリ部をより小さな容量
にて構成することが可能となる。
【0049】例えば、上記各メモリ部のそれぞれをジョ
ンソンカウンタとして動作させてもよく、また、実際に
ジョンソンカウンタを組み込んでも当然よい。
【0050】実際にジョンソンカウンタを組み込んだ場
合には、メモリ制御が簡略化され、構成を簡単とするこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるため、以下に記載するような効果を奏する。
【0052】請求項1に記載のものにおいては、カウン
タを構成するメモリセルの書き換え回数を、本来のメモ
リ部の書き換え可能回数よりも非常に少ないものとする
ことができ(実施例では200分の1程度)、かつ、カ
ウンタ部で利用するメモリセルの容量非常に小さな(実
施例では1Kビット程度)容量で構成することができ
る。これにより、システム構成を複雑とすることなく、
本来のメモリ部を十分な書き換え回数にて使用すること
ができる効果がある。
【0053】請求項2に記載のものにおいては、制御部
の構成が簡単となるために上記各効果に加えて、製造コ
ストを低減することができる効果がある。
【0054】請求項3に記載のものにおいても、構成が
簡略化されるため、上記各効果に加えて、製造コストを
低減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成例を示す図である。
【図2】図1中のカウント値保持メモリの構成を示す図
である。
【図3】本発明のメモリセル書き換え状態を示す図であ
る。
【図4】本実施例のメモリセル書き換え状態を示す図で
ある。
【図5】本発明のメモリセル電圧制御フローチャートで
ある。
【図6】本発明のメモリセル電圧制御フローチャートで
ある。
【図7】従来の書き換え回数カウント部を有するメモリ
チップの構成例を示す図である。
【図8】従来の発明で実施した場合のメモリセル書き換
え状態を示す図である。
【符号の説明】
101 データ制御回路 102 アドレスデコーダ 103 メモリセルアレイ 104 カウント値保持メモリ 105 カウントアップ回路 106 読み出し書き込み制御部 107 書き込み回路 201 リード/ライト/イレーズシーケンス制御部 202 カウント制御部 203 カウント制御部 204 カウンター読み出し部 2050〜205255,2060〜206511 メモリセ
ル S501〜S504,S601〜S604 ステップ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルの書き換え回数をカウントす
    るカウンタを具備する電気的消去・書き換え可能な半導
    体記憶装置において、 前記カウンタのカウント値に所定の値を乗算する乗算回
    路と、 前記カウンタを構成する階層化された複数のメモリ部
    と、 前記階層化されたメモリ部のうち、少なくとも最下層の
    メモリ部についてはジョンソンカウンタとして動作させ
    るカウント制御部とを有し、 前記階層化された複数のメモリ部は、それぞれの下層と
    なるメモリ部のカウントアップ信号をカウントするよう
    に構成されていることを特徴とするカウンタを具備する
    電気的消去・書き換え可能な半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカウンタを具備する電気
    的消去・書き換え可能な半導体記憶装置において、 カウント制御部は、ジョンソンカウンタとして動作させ
    ないメモリ部については、最下位ビットから順に書き換
    えビットを増やすように動作させることを特徴とするカ
    ウンタを具備する電気的消去・書き換え可能な半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 メモリセルの書き換え回数をカウントす
    るカウンタを具備する電気的消去・書き換え可能な半導
    体記憶装置において、 前記カウンタのカウント値に所定の値を乗算する乗算回
    路と、 前記カウンタを構成する、階層化された複数のメモリ部
    および書き換え回数をカウントしてカウントアップ信号
    を前記複数のメモリ部へ出力するジョンソンカウンタ
    と、 前記階層化されたメモリ部のカウント動作を制御するカ
    ウント制御部とを有し、 前記階層化された複数のメモリ部は、それぞれの下層と
    なるメモリ部またはジョンソンカウンタのカウントアッ
    プ信号をカウントするように構成されていることを特徴
    とするカウンタを具備する電気的消去・書き換え可能な
    半導体記憶装置。
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