JP2546105B2 - 電子秤装置 - Google Patents

電子秤装置

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JP2546105B2
JP2546105B2 JP4195676A JP19567692A JP2546105B2 JP 2546105 B2 JP2546105 B2 JP 2546105B2 JP 4195676 A JP4195676 A JP 4195676A JP 19567692 A JP19567692 A JP 19567692A JP 2546105 B2 JP2546105 B2 JP 2546105B2
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尚人 大杉
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Teraoka Seiko Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の総重量を計量
し、この総重量を単位重量で割って物品の個数を求め、
それを表示する電子計数秤等の電子秤装置に関し、特
に、各物品毎の単位重量があらかじめ記憶されている電
子秤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計数秤等の電子秤装置を用いて物品
の総重量を計量し、この総重量を単位重量で割って物品
の個数を求める計数作業において、物品の個数を正確に
計数するためには、正確な単位重量を設定する必要があ
る。そのため、従来の電子秤装置には、単位重量を再計
算(リコンピューティング)する再計算機能を有してい
るものがある。
【0003】ここで、再計算機能について説明する。ま
ず、電子秤装置において、単位重量は、あらかじめ個数
のわかっている複数個の物品の総重量をサンプル計量
し、この総重量をその個数で割って求め、記憶手段に記
憶しておくのが一般的である。この場合、統計学上は、
計量された少ない総重量を少ない個数で割るよりも、計
量されたより多い総重量をより多い個数で割ったほうが
単位重量の精度が良くなる。
【0004】そこで、計数作業を続けている中で、ある
条件が満たされた場合に、算出された個数で計量された
総重量を割って単位重量を計算し直し(再計算)、再計
算により算出された単位重量を新たな単位重量として記
憶手段に記憶する。そして、その新たな単位重量を用い
て計数作業を続行することにより、物品の正確な個数を
計数することができる。
【0005】なお、上述したある条件とは、再計算によ
り単位重量の精度の向上が期待できると判断される物品
の個数(以下、再計算個数という)であり、この再計算
個数を求めるための様々な理論が現在あるが、通常は、
単位重量の大きさ、あるいは、単位重量の大きさとそれ
を求めた時の物品の個数とに基づいて再計算個数を算出
している。以上説明したように、計数作業中に物品の個
数が再計算個数に到達した場合に単位重量を再計算する
機能を再計算機能という。
【0006】また、最近、あらかじめ物品毎に単位重量
を記憶手段に記憶しておき、計数作業時には、物品を指
定するだけで単位重量の設定が自動的に行えるように構
成した電子計数秤が開発されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の、単位重量の設定が自動的に行われる電子計数秤に
おいては、以下に示す問題があった。すなわち、物品の
単位重量は、その製造ロット毎に多少のバラツキがある
ため、あらかじめ記憶手段に記憶されている単位重量
が、今計数する物品の製造ロットの正確な単位重量でな
い場合があり、この場合には、物品の個数を正確に計数
することができないからである。
【0008】このような問題は、記憶手段に記憶されて
いる単位重量を上述した再計算機能により再計算するこ
とにより解決できるが、この場合には、各物品に応じた
再計算個数をどのように設定するかが新たな問題とな
る。本発明は、このような背景の下になされたもので、
物品に応じた再計算個数の設定を簡単に行うことができ
る電子秤装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品の総重量を計量し、前記総重量を単位重量で割って
前記物品の計数値を求め、それを表示する電子秤装置に
おいて、前記物品の識別データである物品番号に対応し
て、前記単位重量、再計算個数および前記再計算個数の
近傍の個数であるセットポイントを百分率で表したセッ
トポイント百分率があらかじめ記憶された記憶手段と、
前記物品番号を入力するキーなどの複数のキーからなる
入力手段と、該入力手段によって入力された前記物品番
号に応じた前記単位重量、前記再計算個数および前記セ
ットポイント百分率を前記記憶手段から読み出して設定
する設定手段とを具備することを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記計数値が前記再計算個数に等しい場合
に、前記再計算が許可されることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記計数値が前記再計算個数に等しい場合
に、前記再計算が自動的に実行されることを特徴として
いる。請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明にお
いて、前記計数値が前記再計算個数に等しい場合に、
記入力手段の所定のキーが操作されることにより、前記
再計算が自動的に実行されることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記計数値が、前記再計算個数と前記セッ
トポイント百分率から求められた前記セットポイント以
上であって、前記再計算個数以下である場合に、前記再
計算が許可されることを特徴としている。請求項6記載
の発明は、請求項5記載の発明において、前記計数値
が、最初に、前記再計算個数と前記セットポイント百分
率から求められた前記セットポイント以上であって、前
記再計算個数以下という条件を満足した場合に、前記再
計算が自動的に実行されることを特徴としている。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記計数値が、前記再計算個数と前記セッ
トポイント百分率から求められた前記セットポイント以
上であって、前記再計算個数以下である場合に、前記入
力手段の所定のキーが操作されることにより、前記再計
算が自動的に実行されることを特徴としている。請求項
8記載の発明は、請求項3、4、6、7のいずれかに記
載の発明において、前記再計算を実行した際の前記物品
の総重量および計数値から新たな再計算個数を算出して
設定することを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、作業者が入力手
段によって物品番号を入力すると、設定手段は、入力さ
れた物品番号に応じた単位重量、再計算個数およびセッ
トポイント百分率を記憶手段から読み出して設定する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例による電子
秤装置の外観構成を示す斜視図、図2は同実施例の電気
的構成を示すブロック図であり、これらの図において、
1は装置各部を制御するCPU(中央処理装置)、2お
よび3はそれぞれスケールであり、これらは計量部4を
構成しており、それぞれ選択されて計量結果に応じた計
量信号をCPU1へ転送する。
【0016】また、5はプラズマディスプレイ等からな
る表示部であり、重量および単位重量等のデータの表示
や風袋引中等の各種の状態表示を行う。6は操作部であ
り、表示部5上に配設されたタッチパネル6aと、テン
キーおよびファンクションキー6bと、アルファベット
キー6cとから構成されている。このうち、タッチパネ
ル6aは、表示部5の表示画面に表示されるキートップ
表記部を作業者がタッチすると、当該部分の項目が入力
されるようになっている。
【0017】さらに、図2において、7はROMであ
り、計量処理、印字処理、表示処理およびデータの書込
み処理等を制御する制御プログラムエリアと、文字パタ
ーンを記憶するテーブルとから構成されている。8はR
AMであり、各種のフラグやレジスタが確保されたワー
キングエリアと、物品データを格納するための物品デー
タファイル8aと、集計データを格納するための集計デ
ータファイルと、作業実績データを格納するための作業
実績データファイルとから構成されている。このうち、
物品データファイル8aには、図3に示すように、物品
番号に対応して、品名、単位重量、上述した再計算個数
およびセットポイント百分率が記憶されるように構成さ
れている。ここで、セットポイント百分率とは、再計算
個数の近傍のある値(これをセットポイントという)を
百分率で表したものである。なお、再計算個数は、あら
かじめ物品毎にそれぞれ適当な個数、たとえば、単位重
量が小さい場合には、比較的大きい数等を選定して設定
しておく。
【0018】また、図1および図2において、9は印字
部であり、作業者がファンクションキー6bの1つのプ
リントキーなどを押圧することにより、CPU1によっ
てRAM8から読み出された入出庫に関する情報などを
ラベルやレシートに印字する。さらに、10は複数の物
品が収納されるトレイが載置された複数の棚から構成さ
れた回転ラック(図示略)を制御する回転ラック制御部
であり、作業者が入出庫開始を指示することにより、棚
番号データを送出し、その棚番号データに基づいて対応
する物品が収納されているトレイが載置されている棚を
取り出し易い位置まで回転させるとともに、表示灯によ
り取り出す位置を報知する。なお、電子秤装置と図示せ
ぬ回転ラックとからなる在庫管理装置の構成の詳細につ
いては、本出願人が先に提案した特願平1−22554
8号の願書に添付した明細書および図面を参照された
い。加えて、11は計数作業により計数値が再計算セッ
トポイント個数を越えた場合や再計算個数を越えた場合
などに計数値が再計算セットポイント個数を越えた旨や
再計算個数を越えた旨を異なった態様で報知するブザー
やランプ等の報知部である。
【0019】このような構成において、計数作業をする
場合のCPU1の処理および作業者の動作について図4
および図5の処理図を参照して説明する。この第1の実
施例においては、計数値が再計算個数に等しくなった時
に必ず1回、単位重量の再計算が実行される。再計算の
実行は、操作部6の再計算キーを作業者が操作すること
により行われる。
【0020】作業者は、まず、図4のステップSA1の
処理へ進み、計数する物品の物品番号を入力する。すな
わち、作業者は、操作部6のテンキー6bなどを操作し
てその物品の物品番号を入力する。これより、CPU1
は、ステップSA2の処理へ進み、その物品番号を検索
キーとして物品データファイル8aを検索し、物品デー
タファイル8aからこの物品番号の物品データ(品名、
単位重量、再計算個数およびセットポイント百分率)を
読み出し、ワーキングエリアの各レジスタに記憶すると
ともに、表示部5に表示する。なお、これ以降、単位重
量をU、再計算個数をK、セットポイント百分率をPで
表し、後述するステップSA5の処理で計量部4によっ
て行われる物品の計量の結果である計量値をWで表すこ
とにする。そして、CPU1は、ステップSA3へ進
む。
【0021】ステップSA3では、CPU1は、読み出
された再計算個数Kとセットポイント百分率Pとから再
計算セットポイント個数K’を以下に示す式に基づい
て計算した後、ステップSA4へ進む。 K’=(K×P)/100・・・ ステップSA4では、作業者は、計量部4のスケール2
あるいは、3に計数する物品を適当個数(小量)載置し
た後、ステップSA5へ進む。
【0022】ステップSA5では、CPU1は、計量部
4において測定された物品の計量値Wを、ステップSA
2の処理で読み出された単位重量で除算した後、その除
算結果の小数点以下の数値のまるめを行って、その結果
を計数値Sとして表示部5に表示した後、ステップSA
6へ進む。ステップSA6では、ステップSA5の処理
で求めた計数値SがステップSA3の処理で求めた再計
算セットポイント個数K’以上であるか否かを判断す
る。この判断結果が「NO」の場合には、その旨が報知
部11のブザー等により報知されないので、作業者は、
ステップSA7へ進む。
【0023】ステップSA7では、作業者は、計量部4
のスケール2あるいは、3に載置した物品の個数が再計
算セットポイント個数K’より少ないと判断して、計量
部4のスケール2あるいは、3にさらに物品を適当個数
載置する。これにより、CPU1は、ステップSA5へ
戻り、再び計数を行う。いっぽう、ステップSA6の判
断結果が「YES」の場合、すなわち、ステップSA5
の処理で求めた計数値SがステップSA3の処理で求め
た再計算セットポイント個数K’以上である場合には、
CPU1は、ステップSA8へ進む。ステップSA8で
は、CPU1は、計数値Sが再計算個数Kより大きいか
否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合に
は、ステップSA9へ進む。
【0024】ステップSA9では、CPU1は、計数値
Sが再計算個数Kより大きい旨を報知部11のブザー等
により報知する。これにより、作業者は、計量部4のス
ケール2あるいは、3に載置した物品の個数が再計算個
数Kより大きいと判断して、ステップSA10へ進み、
計量部4のスケール2あるいは、3に載置した物品を適
当個数取り除く。これにより、CPU1は、ステップS
A5へ戻り、再び計数を行う。
【0025】いっぽう、ステップSA8の判断結果が
「NO」の場合、すなわち、計数値Sが再計算個数K以
下である場合には、CPU1は、ステップSA11へ進
む。ステップSA11では、CPU1は、計数値Sが再
計算個数Kに等しいか否かを判断する。この判断結果が
「NO」の場合には、ステップSA12へ進む。ステッ
プSA12では、CPU1は、計数値Sが再計算個数K
に等しくない旨を報知部11のブザー等により報知す
る。これにより、作業者は、計量部4のスケール2ある
いは、3に載置した物品の個数が再計算セットポイント
個数K’より大きいが、再計算個数Kより少ないと判断
して、ステップSA7へ進み、計量部4のスケール2あ
るいは、3にさらに物品を適当個数載置する。この場
合、計数値Sは、以下に示す不等式(式)を満足して
おり、再計算個数Kに近い個数であるので、追加する物
品の個数は、表示部5の表示を見ながら、計数値Sが再
計算個数Kが等しくなる個数にする。 K’≦S<K・・・ これにより、CPU1は、ステップSA5へ戻り、再び
計数を行う。
【0026】いっぽう、ステップSA11の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、計数値Sが再計算個数K
に等しい場合には、CPU1は、図5のステップSA1
3へ進む。ステップSA13では、CPU1は、計数値
Sが再計算個数Kに等しい旨を報知部11のブザー等に
より報知する。これにより、作業者は、計量部4のスケ
ール2あるいは、3に載置した物品の個数が再計算個数
Kに等しいと判断して、ステップSA14へ進み、操作
部6の単位重量を再計算させるためのキーである再計算
キーを操作する。
【0027】これにより、CPU1は、ステップSA1
5へ進み、式に基づいて単位重量の再計算を実行し
て、新たな単位重量U’を算出し、RAM8のワーキン
グエリアの該当するレジスタに記憶されている単位重量
Uを新たに単位重量U’に書き換えるとともに、表示部
5に表示する。そして、ステップSA16へ進む。 U’=W/S・・・ ステップSA16では、作業者は、再計算された単位重
量U’を用いて計数作業を行った後、一連の作業を終了
する。
【0028】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。まず、電子秤装置の構成については、上述した第
1の実施例と同様である。次に、計数作業をする場合の
CPU1の処理および作業者の動作について図6および
図7の処理図を参照して説明する。この第2の実施例に
おいては、計数値Sが最初に上述した式を満足する個
数になった時に必ず1回、単位重量の再計算が実行され
る。再計算の実行は、操作部6の再計算キーを作業者が
操作することにより行われる。
【0029】作業者は、まず、図6のステップSB1の
処理へ進み、計数する物品の物品番号を入力する。すな
わち、作業者は、操作部6のテンキー6bなどを操作し
てその物品の物品番号を入力する。これより、CPU1
は、ステップSB2の処理へ進み、その物品番号を検索
キーとして物品データファイル8aを検索し、物品デー
タファイル8aからこの物品番号の物品データ(品名、
単位重量、再計算個数およびセットポイント百分率)を
読み出し、ワーキングエリアの各レジスタに記憶すると
ともに、表示部5に表示した後、ステップSB3へ進
む。
【0030】ステップSB3では、CPU1は、読み出
された再計算個数Kとセットポイント百分率Pとから再
計算セットポイント個数K’を以下に示す式に基づいて
計算した後、ステップSB4へ進む。 K’=(K×P)/100・・・ ステップSB4では、作業者は、計量部4のスケール2
あるいは、3に計数する物品を適当個数(小量)載置し
た後、ステップSB5へ進む。
【0031】ステップSB5では、CPU1は、計量部
4において測定された物品の計量値Wを、ステップSB
2の処理で読み出された単位重量で除算した後、その除
算結果の小数点以下の数値のまるめを行って、その結果
を計数値Sとして表示部5に表示した後、ステップSB
6へ進む。ステップSB6では、ステップSB5の処理
で求めた計数値SがステップSB3の処理で求めた再計
算セットポイント個数K’以上であるか否かを判断す
る。この判断結果が「NO」の場合には、その旨が報知
部11のブザー等により報知されないので、作業者は、
ステップSB7へ進む。
【0032】ステップSB7では、作業者は、計量部4
のスケール2あるいは、3に載置した物品の個数が再計
算セットポイント個数K’より少ないと判断して、計量
部4のスケール2あるいは、3にさらに物品を適当個数
載置する。これにより、CPU1は、ステップSB5へ
戻り、再び計数を行う。いっぽう、ステップSB6の判
断結果が「YES」の場合、すなわち、ステップSB5
の処理で求めた計数値SがステップSB3の処理で求め
た再計算セットポイント個数K’以上である場合には、
CPU1は、ステップSB8へ進む。ステップSB8で
は、CPU1は、計数値Sが再計算個数Kより大きいか
否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合に
は、ステップSB9へ進む。
【0033】ステップSB9では、CPU1は、計数値
Sが再計算個数Kより大きい旨を報知部11のブザー等
により報知する。これにより、作業者は、計量部4のス
ケール2あるいは、3に載置した物品の個数が再計算個
数Kより大きいと判断して、ステップSB10へ進み、
計量部4のスケール2あるいは、3に載置した物品を適
当個数取り除く。これにより、CPU1は、ステップS
B5へ戻り、再び計数を行う。
【0034】いっぽう、ステップSB8の判断結果が
「NO」の場合、すなわち、計数値Sが、再計算個数K
より小さい場合、すなわち、上述した式を満足する個
数である場合には、CPU1は、図7のステップSB1
1へ進む。ステップSB11では、CPU1は、計数値
Sが上述した式を満足する個数である旨を報知部11
のブザー等により報知する。これにより、作業者は、計
量部4のスケール2あるいは、3に載置した物品の個数
が上述した式を満足する個数であると判断して、ステ
ップSB12へ進み、操作部6の単位重量を再計算させ
るためのキーである再計算キーを操作する。
【0035】これにより、CPU1は、ステップSB1
3へ進み、式に基づいて単位重量の再計算を実行し
て、新たな単位重量U’を算出し、RAM8のワーキン
グエリアの該当するレジスタに記憶されている単位重量
Uを新たに単位重量U’に書き換えるとともに、表示部
5に表示する。そして、ステップSB14へ進む。 U’=W/S・・・ ステップSB14では、作業者は、再計算された単位重
量U’を用いて計数作業を行った後、一連の作業を終了
する。
【0036】なお、上述した第1および第2の実施例で
は、再計算可能状態において、作業者が操作部6の再計
算キーを操作した場合に単位重量の再計算が実行される
例を示したが、これに限定されず、最初に再計算実行可
能状態になった場合に、自動的に単位重量の再計算を実
行するようにしてもよい。また、上述した第1および第
2の実施例においては、再計算個数のセットポイントを
百分率で設定し、部品データファイル8aに記憶する例
を示したが、これに限定されず、セットポイントの個数
を直接物品データファイル8aに記憶するようにしても
よい。すなわち、上述した第1および第2の実施例にお
いては、図3に示すように、物品データファイル8aに
再計算個数として50個、セットポイント百分率として
80%を記憶しているが、物品データファイル8aに再
計算個数として50個、セットポイントとして40個
(=(50×80)/100)を記憶してもよい。
【0037】さらに、上述した第1および第2の実施例
においては、再計算した新たな単位重量U’を用いて計
数作業を行っているが、新たな単位重量U’は、物品デ
ータファイル8aに書き込まれるようには構成されてい
ない。つまり、物品データファイル8aに記憶されてい
る単位重量は、再計算しても書き換えられない。しか
し、これに限定されず、新たな単位重量U’を再計算し
た際、物品データファイル8aの単位重量を自動的に書
き換えるように構成してもよい。また、物品データファ
イル8aの単位重量を自動的に書き換えるか否かを選択
可能に構成するようにしてもよい。
【0038】加えて、上述した第1および第2の実施例
においては、単位重量を1回しか再計算しない例を示し
たが、これに限定されず、本出願人が先に提案したディ
ジタル表示計数秤の再計数装置の特公昭62−4460
1号公報に開示したように、第1回目の再計算を実行し
た際のデータから第2回目の再計算個数(の最大値)を
求め、計数値がある所定の条件を満足する場合には、再
計算を何回も繰り返すように構成してもよい。なお、上
述した公報に開示したディジタル表示計数秤の再計数装
置の場合、最初の単位重量をサンプル計量で求めている
が、上述した第1および第2の実施例においては、最初
の単位重量および第1回目の再計算個数は、物品データ
ファイル8aから読み出されて設定されているので、第
2回目以降の再計算に上述した公報に開示した技術を適
用することになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物品番号を入力して単位重量を設定すると、計数すべき
物品に応じた再計算個数が自動的に設定されるので、作
業者は、計数すべき物品を変更する都度、再計算個数を
キー入力する必要がないという効果がある。また、あら
かじめ記憶手段に物品毎に再計算個数のセットポイント
百分率を設定してあるので、計数作業時には、従来と比
べて、余計な操作をする必要が全くない。そして、計数
された物品の個数が再計算個数に近づいたときにその旨
が報知されるので、再計算作業が効率よく行えるという
効果がある。さらに、計数すべき物品および再計算個数
に応じた再計算セットポイント百分率が自動的に設定さ
れるので、物品に応じた再計算個数の設定が簡単に行わ
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施例による電子秤
装置の外観構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1および第2の実施例による電子秤
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】物品データファイル8aの構成の一例を示す図
である。
【図4】この発明の第1の実施例におけるCPU1の処
理および作業者の動作を示す処理図である。
【図5】この発明の第1の実施例におけるCPU1の処
理および作業者の動作を示す処理図である。
【図6】この発明の第2の実施例におけるCPU1の処
理および作業者の動作を示す処理図である。
【図7】この発明の第2の実施例におけるCPU1の処
理および作業者の動作を示す処理図である。
【符号の説明】
1 CPU 2,3 スケール 4 計量部 5 表示部 6 操作部 6a タッチパネル 6b テンキー,ファンクションキー 6c アルファベットキー 7 ROM 8 RAM 8a 物品データファイル 9 印字部 10 回転ラック制御部 11 報知部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の総重量を計量し、前記総重量を単
    位重量で割って前記物品の計数値を求め、それを表示す
    る電子秤装置において、 前記物品の識別データである物品番号に対応して、前記
    単位重量、再計算個数および前記再計算個数の近傍の個
    数であるセットポイントを百分率で表したセットポイン
    ト百分率があらかじめ記憶された記憶手段と、 前記物品番号を入力するキーなどの複数のキーからなる
    入力手段と、 該入力手段によって入力された前記物品番号に応じた前
    記単位重量、前記再計算個数および前記セットポイント
    百分率を前記記憶手段から読み出して設定する設定手段
    とを具備することを特徴とする電子秤装置。
  2. 【請求項2】 前記計数値が前記再計算個数に等しい場
    合に、前記再計算が許可されることを特徴とする請求項
    記載の電子秤装置。
  3. 【請求項3】 前記計数値が前記再計算個数に等しい場
    合に、前記再計算が自動的に実行されることを特徴とす
    請求項2記載の電子秤装置。
  4. 【請求項4】 前記計数値が前記再計算個数に等しい場
    合に、前記入力手段の所定のキーが操作されることによ
    り、前記再計算が自動的に実行されることを特徴とする
    請求項2記載の電子秤装置。
  5. 【請求項5】 前記計数値が、前記再計算個数と前記セ
    ットポイント百分率から求められた前記セットポイント
    以上であって、前記再計算個数以下である場合に、前記
    再計算が許可されることを特徴とする請求項1記載の電
    子秤装置。
  6. 【請求項6】 前記計数値が、最初に、前記再計算個数
    と前記セットポイント百分率から求められた前記セット
    ポイント以上であって、前記再計算個数以下という条件
    を満足した場合に、前記再計算が自動的に実行されるこ
    とを特徴とする請求項5記載の電子秤装置。
  7. 【請求項7】 前記計数値が、前記再計算個数と前記セ
    ットポイント百分率から求められた前記セットポイント
    以上であって、前記再計算個数以下である場合に、前記
    入力手段の所定のキーが操作されることにより、前記再
    計算が自動的に実行されることを特徴とする請求項5
    載の電子秤装置。
  8. 【請求項8】 前記再計算を実行した際の前記物品の総
    重量および計数値から新たな再計算個数を算出して設定
    することを特徴とする請求項3、4、6、7のいずれか
    に記載の電子秤装置。
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