JP2546027Y2 - V型エンジンの補機構造 - Google Patents
V型エンジンの補機構造Info
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- JP2546027Y2 JP2546027Y2 JP1991024830U JP2483091U JP2546027Y2 JP 2546027 Y2 JP2546027 Y2 JP 2546027Y2 JP 1991024830 U JP1991024830 U JP 1991024830U JP 2483091 U JP2483091 U JP 2483091U JP 2546027 Y2 JP2546027 Y2 JP 2546027Y2
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- JP
- Japan
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- type engine
- cylinder
- space
- intake manifold
- cooling water
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はV型エンジンの補機構
造に係り、特にV字形状に第1、第2シリンダバンクを
配設したシリンダブロックを有するV型エンジンの補機
構造に関する。
造に係り、特にV字形状に第1、第2シリンダバンクを
配設したシリンダブロックを有するV型エンジンの補機
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンは、シリンダの配列形式によっ
てシリンダを直列状態に接続したエンジンや、シリンダ
を対向状態に接続したエンジンや、V型エンジン等があ
る。
てシリンダを直列状態に接続したエンジンや、シリンダ
を対向状態に接続したエンジンや、V型エンジン等があ
る。
【0003】前記V型エンジンは、図3に示す如く、V
字形状のシリンダブロック104の上面部位に第1、第
2シリンダヘッド110−1、110−2と第1、第2
シリンダヘッドカバー112−1、112−2とを夫々
載置することにより、V字形状に第1、第2シリンダバ
ンク114−1、114−2を形成している。
字形状のシリンダブロック104の上面部位に第1、第
2シリンダヘッド110−1、110−2と第1、第2
シリンダヘッドカバー112−1、112−2とを夫々
載置することにより、V字形状に第1、第2シリンダバ
ンク114−1、114−2を形成している。
【0004】前記V型エンジン102上部である第1、
第2シリンダバンク114−1、114−2間に空間部
116が形成され、この空間部116に前記第1、第2
シリンダヘッド110−1、110−2に架設された吸
気マニホルド(図示せず)や補機が配置されている。
第2シリンダバンク114−1、114−2間に空間部
116が形成され、この空間部116に前記第1、第2
シリンダヘッド110−1、110−2に架設された吸
気マニホルド(図示せず)や補機が配置されている。
【0005】また、V型エンジンにおける補機の配置構
造としては、実開昭62−84635号公報に開示され
る如く、エンジン本体のクランク軸方向一端外側にクラ
ンクプーリとその他端外側にミッションケースとを組付
けるようにしたV型エンジンであってエンジン本体の一
対のバンク間のVバンク間のVバンク空間に吸気マニホ
ルドを配置してなる物において、吸気マニホルドをこれ
に組付けるスロットルボディがミッションケースの上方
空間に張り出すようにVバンク空間のミッションケース
側に寄せて設けてVバンク空間のクランクプーリ側に吸
気マニホルドの存在しない空間を形成し、空間にクラン
クプーリを介して駆動される補機を配置したものがあっ
た。
造としては、実開昭62−84635号公報に開示され
る如く、エンジン本体のクランク軸方向一端外側にクラ
ンクプーリとその他端外側にミッションケースとを組付
けるようにしたV型エンジンであってエンジン本体の一
対のバンク間のVバンク間のVバンク空間に吸気マニホ
ルドを配置してなる物において、吸気マニホルドをこれ
に組付けるスロットルボディがミッションケースの上方
空間に張り出すようにVバンク空間のミッションケース
側に寄せて設けてVバンク空間のクランクプーリ側に吸
気マニホルドの存在しない空間を形成し、空間にクラン
クプーリを介して駆動される補機を配置したものがあっ
た。
【0006】更に、実開昭62−69034号公報に開
示される如く、個々のシリンダが直列状に配列されるこ
とにより形成された2組のシリンダ列を所定のバンク角
でV字状に結合してなるV型エンジンにおいて、2組の
シリンダ列を収容するシリンダ列を収容するシリンダブ
ロックの上側中央にV谷部に被駆動プーリを備えた補機
部品を収容し、被駆動プーリをベルト伝動系を介してク
ランクシャフトが駆動するものがあった。
示される如く、個々のシリンダが直列状に配列されるこ
とにより形成された2組のシリンダ列を所定のバンク角
でV字状に結合してなるV型エンジンにおいて、2組の
シリンダ列を収容するシリンダ列を収容するシリンダブ
ロックの上側中央にV谷部に被駆動プーリを備えた補機
部品を収容し、被駆動プーリをベルト伝動系を介してク
ランクシャフトが駆動するものがあった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のV型
エンジンの補機構造においては、図3に示す如く、V型
エンジン102のクランク軸中心C1と補機であるジェ
ネレータ144のジェネレータ軸中心C2とが同一線上
に一致するように前記ジェネレータ144を前記V型エ
ンジン102の空間部116に配設されていた。
エンジンの補機構造においては、図3に示す如く、V型
エンジン102のクランク軸中心C1と補機であるジェ
ネレータ144のジェネレータ軸中心C2とが同一線上
に一致するように前記ジェネレータ144を前記V型エ
ンジン102の空間部116に配設されていた。
【0008】また、冷却水パイプ142は、V型エンジ
ン102の両側の排気マニホルド162近傍に外側に突
出されて配設されていた。
ン102の両側の排気マニホルド162近傍に外側に突
出されて配設されていた。
【0009】この結果、V型エンジン102を駆動させ
た際には、排気マニホルド156の熱によって前記冷却
水パイプ142が加熱されてしまい、冷却水の冷却効率
の低下を招き、実用上不利であるという不都合があっ
た。
た際には、排気マニホルド156の熱によって前記冷却
水パイプ142が加熱されてしまい、冷却水の冷却効率
の低下を招き、実用上不利であるという不都合があっ
た。
【0010】上述した不都合を回避するためには、ラジ
エータ(図示せず)を大型化しなければならないという
不都合があった。
エータ(図示せず)を大型化しなければならないという
不都合があった。
【0011】また、V型エンジン102のクランク軸中
心C1と補機であるジェネレータ144のジエネレータ
軸中心C2とが一致するようにこのジェネレータ144
を前記V型エンジン102の空間部116に配設されて
いることにより、この空間部116を効率良く使用して
その他の補機をレイアウトすることができず、実用上不
利であるという不都合があった。
心C1と補機であるジェネレータ144のジエネレータ
軸中心C2とが一致するようにこのジェネレータ144
を前記V型エンジン102の空間部116に配設されて
いることにより、この空間部116を効率良く使用して
その他の補機をレイアウトすることができず、実用上不
利であるという不都合があった。
【0012】更に、V型エンジン102搭載時には、冷
却水パイプ142が外側に突出されていることにより、
V型エンジン102の組付作業性の悪化を招くととも
に、冷却水パイプ142が損壊される惧れがあり、実用
上不利であるという不都合があった。
却水パイプ142が外側に突出されていることにより、
V型エンジン102の組付作業性の悪化を招くととも
に、冷却水パイプ142が損壊される惧れがあり、実用
上不利であるという不都合があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この考案は、上
述不都合を除去するために、V字形状に第1、第2シリ
ンダバンクを配設したシリンダブロックを有するV型エ
ンジンにおいて、このV型エンジンの第1、第2シリン
ダバンク間の空間部に吸気マニホルドをクランク軸線方
向他側にオフセットさせて配設し、前記シリンダブロッ
クと吸気マニホルド間に冷却水パイプを配設し、前記V
型エンジンの空間部のクランク軸線方向一側にクランク
軸中心に対して補機軸中心を前記第1シリンダバンク側
にオフセットさせて補機を配設し、前記吸気マニホルド
と補機との各オフセットによって前記空間部のクランク
軸線方向一側且つ第2シリンダバンク側に生じた間隙部
位から前記冷却水パイプを取り出す構成としたことを特
徴とする。
述不都合を除去するために、V字形状に第1、第2シリ
ンダバンクを配設したシリンダブロックを有するV型エ
ンジンにおいて、このV型エンジンの第1、第2シリン
ダバンク間の空間部に吸気マニホルドをクランク軸線方
向他側にオフセットさせて配設し、前記シリンダブロッ
クと吸気マニホルド間に冷却水パイプを配設し、前記V
型エンジンの空間部のクランク軸線方向一側にクランク
軸中心に対して補機軸中心を前記第1シリンダバンク側
にオフセットさせて補機を配設し、前記吸気マニホルド
と補機との各オフセットによって前記空間部のクランク
軸線方向一側且つ第2シリンダバンク側に生じた間隙部
位から前記冷却水パイプを取り出す構成としたことを特
徴とする。
【0014】
【作用】上述の如く考案したことにより、このV型エン
ジンは、V型エンジンの第1、第2シリンダバンク間の
空間部に吸気マニホルドをクランク軸線方向他側にオフ
セットさせて配設し、V型エンジンの空間部のクランク
軸線方向一側にクランク軸中心に対して補機軸中心を第
1シリンダバンク側にオフセットさせて補機を配設し、
吸気マニホルドと補機との各オフセットによって空間部
のクランク軸線方向一側且つ第2シリンダバンク側に隙
間部位を生じさせ、この間隙部位からV型エンジンのシ
リンダブロックと吸気マニホルド間に配設された冷却水
パイプを取り出している。これにより、冷却水パイプを
V型エンジンの外側に突出させることなく、排気マニホ
ルドから離間させて配設することができる。
ジンは、V型エンジンの第1、第2シリンダバンク間の
空間部に吸気マニホルドをクランク軸線方向他側にオフ
セットさせて配設し、V型エンジンの空間部のクランク
軸線方向一側にクランク軸中心に対して補機軸中心を第
1シリンダバンク側にオフセットさせて補機を配設し、
吸気マニホルドと補機との各オフセットによって空間部
のクランク軸線方向一側且つ第2シリンダバンク側に隙
間部位を生じさせ、この間隙部位からV型エンジンのシ
リンダブロックと吸気マニホルド間に配設された冷却水
パイプを取り出している。これにより、冷却水パイプを
V型エンジンの外側に突出させることなく、排気マニホ
ルドから離間させて配設することができる。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】図1、図2はこの考案の実施例を示すもの
である。図2において、2はV型エンジン、4はシリン
ダブロックである。このV型エンジン2は、V型のシリ
ンダブロック4の下部にベアリングキャップ6を取付
け、このベアリングキャップ6の下部にオイルパン8が
取付けられている。
である。図2において、2はV型エンジン、4はシリン
ダブロックである。このV型エンジン2は、V型のシリ
ンダブロック4の下部にベアリングキャップ6を取付
け、このベアリングキャップ6の下部にオイルパン8が
取付けられている。
【0017】このシリンダブロック4の上面部位には、
第1、第2シリンダヘッド10−1、10−2と第1、
第2シリンダヘッドカバー12−1、12−2が載置さ
れている。前記第1シリンダヘッド10−1と第1シリ
ンダヘッドカバー12−1とが前記V型エンジン2の一
側(図2の右側)に配設されているとともに、第2シリ
ンダヘッド10−2と第2シリンダヘッドカバー12−
2とがV型エンジン2の他側(図2の左側)に配設され
ている。前記第1、第2シリンダヘッド10−1、10
−2を載置することによりV字形状に一側及び他側シリ
ンダバンクである第1、第2シリンダバンク14−1、
14−2が配設されている。この第1、第2シリンダバ
ンク14−1、14−2間には、空間部16が形成され
ている。
第1、第2シリンダヘッド10−1、10−2と第1、
第2シリンダヘッドカバー12−1、12−2が載置さ
れている。前記第1シリンダヘッド10−1と第1シリ
ンダヘッドカバー12−1とが前記V型エンジン2の一
側(図2の右側)に配設されているとともに、第2シリ
ンダヘッド10−2と第2シリンダヘッドカバー12−
2とがV型エンジン2の他側(図2の左側)に配設され
ている。前記第1、第2シリンダヘッド10−1、10
−2を載置することによりV字形状に一側及び他側シリ
ンダバンクである第1、第2シリンダバンク14−1、
14−2が配設されている。この第1、第2シリンダバ
ンク14−1、14−2間には、空間部16が形成され
ている。
【0018】また、V型エンジン2の前後方向におい
て、シリンダブロック4とベアリングキャップ6とによ
ってクランク軸18が回転可能に支持されている。この
クランク軸18のクランク軸線方向一側(図1の下側)
であるシリンダブロック4の前方側のクランク軸18の
前端部は、クランクプーリ20を取付けるためにシリン
ダブロック4の前端面から少許突出して設けられてい
る。
て、シリンダブロック4とベアリングキャップ6とによ
ってクランク軸18が回転可能に支持されている。この
クランク軸18のクランク軸線方向一側(図1の下側)
であるシリンダブロック4の前方側のクランク軸18の
前端部は、クランクプーリ20を取付けるためにシリン
ダブロック4の前端面から少許突出して設けられてい
る。
【0019】前記シリンダブロック4の一側(図2の右
側)部位には、パワステポンプ22が取付けられてい
る。このパワステポンプ22は、パワステプーリ24を
固定したパワステポンプ軸26が回転することによって
駆動される。
側)部位には、パワステポンプ22が取付けられてい
る。このパワステポンプ22は、パワステプーリ24を
固定したパワステポンプ軸26が回転することによって
駆動される。
【0020】前記シリンダブロック4の他側(図2の左
側)部位には、エアコンコンプレッサ28が取付けられ
ている。このエアコンコンプレッサ28は、コンプレッ
サプーリ30を固定したコンプレッサ軸32が回転する
ことによって駆動される。
側)部位には、エアコンコンプレッサ28が取付けられ
ている。このエアコンコンプレッサ28は、コンプレッ
サプーリ30を固定したコンプレッサ軸32が回転する
ことによって駆動される。
【0021】更に、前記クランクプーリ20の上方のシ
リンダブロック4には、ウォータポンプ34が付設され
ている。このウォータポンプ34は、ウォータポンププ
ーリ36を固定したウォータポンプ軸38が回転するこ
とによって駆動されている。
リンダブロック4には、ウォータポンプ34が付設され
ている。このウォータポンプ34は、ウォータポンププ
ーリ36を固定したウォータポンプ軸38が回転するこ
とによって駆動されている。
【0022】このV型エンジン2は、第1、第2シリン
ダバンク14−1、14−2間の空間部16に、第1、
第2シリンダヘッド10−1、10−2に架設された吸
気マニホルド40を配設している。この吸気マニホルド
40は、図1に示す如く、クランク軸線方向他側(図1
の上側)にオフセットさせて配設している。このV型エ
ンジン2のシリンダブロック4と吸気マニホルド40と
の間には、冷却水パイプ42をクランク軸線方向に指向
させて配設している。
ダバンク14−1、14−2間の空間部16に、第1、
第2シリンダヘッド10−1、10−2に架設された吸
気マニホルド40を配設している。この吸気マニホルド
40は、図1に示す如く、クランク軸線方向他側(図1
の上側)にオフセットさせて配設している。このV型エ
ンジン2のシリンダブロック4と吸気マニホルド40と
の間には、冷却水パイプ42をクランク軸線方向に指向
させて配設している。
【0023】また、このV型エンジン2は、前記空間部
16のクランク軸線方向一側に、クランク軸18のクラ
ンク軸中心C1に対してジエネレータ軸50のジエネレ
ータ軸中心C2を第1シリンダバンク14−1側(図2
の右側)にオフセットさせて、補機であるジエネレータ
44を配設している。このV型エンジン2は、吸気マニ
ホルド40のクランク軸線方向他側へのオフセット及び
ジエネレータ44の第1シリンダバンク14−1側への
オフセットによって空間部16のクランク軸線方向一側
且つ第2シリンダバンク14−2側に生じた間隙46部
位から、前記冷却水パイプ42を取り出す構成としてい
る。
16のクランク軸線方向一側に、クランク軸18のクラ
ンク軸中心C1に対してジエネレータ軸50のジエネレ
ータ軸中心C2を第1シリンダバンク14−1側(図2
の右側)にオフセットさせて、補機であるジエネレータ
44を配設している。このV型エンジン2は、吸気マニ
ホルド40のクランク軸線方向他側へのオフセット及び
ジエネレータ44の第1シリンダバンク14−1側への
オフセットによって空間部16のクランク軸線方向一側
且つ第2シリンダバンク14−2側に生じた間隙46部
位から、前記冷却水パイプ42を取り出す構成としてい
る。
【0024】詳述すれば、V型エンジン2は、前記空間
部16に吸気マニホルド40及びジエネレータ44を配
設する。このとき、吸気マニホルド40を空間部16の
クランク軸線方向他側にオフセットさせて配設し、クラ
ンク軸線方向一側のジェネレータ44を空間部16の第
1シリンダバンク14−1側にオフセットさせて配設し
ている。そして、この吸気マニホルド40とジェネレー
タ44との各オフセットによって空間部16のクランク
軸線方向一側且つ第2シリンダバンク14−2側に隙間
46を生じさせ、この間隙46からシリンダブロック4
と吸気マニホルド40間に配設された冷却水パイプ42
の第1、第2開口部42−1、42−2を取り出してい
る。
部16に吸気マニホルド40及びジエネレータ44を配
設する。このとき、吸気マニホルド40を空間部16の
クランク軸線方向他側にオフセットさせて配設し、クラ
ンク軸線方向一側のジェネレータ44を空間部16の第
1シリンダバンク14−1側にオフセットさせて配設し
ている。そして、この吸気マニホルド40とジェネレー
タ44との各オフセットによって空間部16のクランク
軸線方向一側且つ第2シリンダバンク14−2側に隙間
46を生じさせ、この間隙46からシリンダブロック4
と吸気マニホルド40間に配設された冷却水パイプ42
の第1、第2開口部42−1、42−2を取り出してい
る。
【0025】前記ジェネレータ44は、ジェネレータプ
ーリ48を固定したジェネレータ軸50が回転すること
によって駆動される。
ーリ48を固定したジェネレータ軸50が回転すること
によって駆動される。
【0026】前記クランクプーリ20とパワステプーリ
24とジェネレータプーリ48とには、第1駆動用ベル
ト52が巻掛けられている。また、クランクプーリ20
とコンプレッサプーリ30とウォータポンププーリ36
とには、第2駆動用ベルト54が巻掛けられている。
24とジェネレータプーリ48とには、第1駆動用ベル
ト52が巻掛けられている。また、クランクプーリ20
とコンプレッサプーリ30とウォータポンププーリ36
とには、第2駆動用ベルト54が巻掛けられている。
【0027】なお、符号56は排気マニホルドである。
【0028】次に作用について説明する。
【0029】このV型エンジン2は、第1、第2シリン
ダバンク14−1、14−2間の空間部16に吸気マニ
ホルド40をクランク軸線方向他側にオフセットさせて
配設し、空間部16のクランク軸線方向一側にクランク
軸中心C1に対してジェネレータ軸中心C2を第1シリ
ンダバンク14−1側にオフセットさせて配設する。
ダバンク14−1、14−2間の空間部16に吸気マニ
ホルド40をクランク軸線方向他側にオフセットさせて
配設し、空間部16のクランク軸線方向一側にクランク
軸中心C1に対してジェネレータ軸中心C2を第1シリ
ンダバンク14−1側にオフセットさせて配設する。
【0030】そして、吸気マニホルド40とジェネレー
タ44との各オフセットによって空間部16のクランク
軸線方向一側且つ第2シリンダバンク14−2側に隙間
46を生じさせ、この間隙46からV型エンジン2のシ
リンダブロック4と吸気マニホルド40間に配設された
冷却水パイプ42の第1、第2開口部42−1、42−
2を外部に取り出している。
タ44との各オフセットによって空間部16のクランク
軸線方向一側且つ第2シリンダバンク14−2側に隙間
46を生じさせ、この間隙46からV型エンジン2のシ
リンダブロック4と吸気マニホルド40間に配設された
冷却水パイプ42の第1、第2開口部42−1、42−
2を外部に取り出している。
【0031】これにより、冷却水パイプ42をV型エン
ジン2の外側に突出させることなく配設することがで
き、V型エンジン2をコンパクトに形成でき、V型エン
ジン2の組付性を向上し得て、実用上有利であるととも
に、冷却水パイプ42の長さを短縮することができる。
ジン2の外側に突出させることなく配設することがで
き、V型エンジン2をコンパクトに形成でき、V型エン
ジン2の組付性を向上し得て、実用上有利であるととも
に、冷却水パイプ42の長さを短縮することができる。
【0032】また、前記冷却水パイプ42を空間部16
に配設し、この冷却水パイプ42を排気マニホルド56
から離間させたことにより、排気マニホルドからの熱の
伝達がなくなり、冷却水の冷却効率を良好に維持でき、
実用上有利である。
に配設し、この冷却水パイプ42を排気マニホルド56
から離間させたことにより、排気マニホルドからの熱の
伝達がなくなり、冷却水の冷却効率を良好に維持でき、
実用上有利である。
【0033】更に、前記冷却水パイプ42をV型エンジ
ン2の第1、第2シリンダバンク14−1、14−2間
に形成される空間部16に配設したことにより、従来に
比しV型エンジン2の組付時における冷却水パイプ42
の損壊を確実に防止でき、冷却水パイプ42の使用寿命
を長くすることができ、V型エンジン2のコストを低減
し得て、経済的に有利である。
ン2の第1、第2シリンダバンク14−1、14−2間
に形成される空間部16に配設したことにより、従来に
比しV型エンジン2の組付時における冷却水パイプ42
の損壊を確実に防止でき、冷却水パイプ42の使用寿命
を長くすることができ、V型エンジン2のコストを低減
し得て、経済的に有利である。
【0034】
【考案の効果】以上詳細に説明した如く、この考案によ
れば、V型エンジンの第1、第2シリンダバンク間の空
間部に吸気マニホルドをクランク軸線方向他側にオフセ
ットさせて配設し、V型エンジンの空間部のクランク軸
線方向一側にクランク軸中心に対して補機軸中心を第1
シリンダバンク側にオフセットさせて補機を配設し、吸
気マニホルドと補機との各オフセットによって空間部の
クランク軸線方向一側且つ第2シリンダバンク側に生じ
させた間隙部位からシリンダブロックと吸気マニホルド
間に配設された冷却水パイプを取り出す構成としている
ことにより、冷却水パイプをV型エンジンの外側に突出
させることなく、排気マニホルドから離間させて配設す
ることができる。このため、このV型エンジンは、V型
エンジンをコンパクトに形成でき、V型エンジンの組付
性を向上し得て、実用上有利であるとともに、冷却水パ
イプの長さを短縮することができる。
れば、V型エンジンの第1、第2シリンダバンク間の空
間部に吸気マニホルドをクランク軸線方向他側にオフセ
ットさせて配設し、V型エンジンの空間部のクランク軸
線方向一側にクランク軸中心に対して補機軸中心を第1
シリンダバンク側にオフセットさせて補機を配設し、吸
気マニホルドと補機との各オフセットによって空間部の
クランク軸線方向一側且つ第2シリンダバンク側に生じ
させた間隙部位からシリンダブロックと吸気マニホルド
間に配設された冷却水パイプを取り出す構成としている
ことにより、冷却水パイプをV型エンジンの外側に突出
させることなく、排気マニホルドから離間させて配設す
ることができる。このため、このV型エンジンは、V型
エンジンをコンパクトに形成でき、V型エンジンの組付
性を向上し得て、実用上有利であるとともに、冷却水パ
イプの長さを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例のV型エンジンの概略平面図
である。
である。
【図2】V型エンジンの概略正面図である。
【図3】この考案の従来の技術を示すV型エンジンの概
略正面図である。
略正面図である。
2 V型エンジン 4 シリンダブロック 10 シリンダヘッド 12 シリンダヘッドカバー 14 シリンダバンク 16 空間部 18 クランク軸 22 パワステポンプ 28 エアコンコンプレッサ 34 ウォータポンプ 40 吸気マニホルド 42 冷却水パイプ 44 ジェネレータ 46 間隙 48 ジェネレータプーリ 50 ジェネレータ軸 52 第1駆動用ベルト 54 第2駆動用ベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 V字形状に第1、第2シリンダバンクを
配設したシリンダブロックを有するV型エンジンにおい
て、このV型エンジンの第1、第2シリンダバンク間の
空間部に吸気マニホルドをクランク軸線方向他側にオフ
セットさせて配設し、前記シリンダブロックと吸気マニ
ホルド間に冷却水パイプを配設し、前記V型エンジンの
空間部のクランク軸線方向一側にクランク軸中心に対し
て補機軸中心を前記第1シリンダバンク側にオフセット
させて補機を配設し、前記吸気マニホルドと補機との各
オフセットによって前記空間部のクランク軸線方向一側
且つ第2シリンダバンク側に生じた間隙部位から前記冷
却水パイプを取り出す構成としたことを特徴とするV型
エンジンの補機構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024830U JP2546027Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | V型エンジンの補機構造 |
KR1019910016116A KR950003062B1 (ko) | 1990-10-31 | 1991-09-16 | V형 엔진의 냉각수 통로구조 |
US07/775,817 US5216986A (en) | 1990-10-31 | 1991-10-11 | V-engine construction |
GB9122390A GB2249347B (en) | 1990-10-31 | 1991-10-22 | V-engine construction |
DE4136021A DE4136021C2 (de) | 1990-10-31 | 1991-10-31 | Kühlrohranordnung für eine Brennkraftmaschine mit V-förmiger Anordnung der Zylinder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024830U JP2546027Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | V型エンジンの補機構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113753U JPH04113753U (ja) | 1992-10-06 |
JP2546027Y2 true JP2546027Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=31909694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991024830U Expired - Fee Related JP2546027Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1991-03-20 | V型エンジンの補機構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546027Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60166212A (ja) * | 1984-02-09 | 1985-08-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 炭化けい素の製造方法 |
IT1179524B (it) * | 1984-12-21 | 1987-09-16 | Pirelli | Pressa di vulcanizzazione a doppio stampo |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP1991024830U patent/JP2546027Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04113753U (ja) | 1992-10-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |