JP2545754Y2 - ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン - Google Patents

ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン

Info

Publication number
JP2545754Y2
JP2545754Y2 JP4898692U JP4898692U JP2545754Y2 JP 2545754 Y2 JP2545754 Y2 JP 2545754Y2 JP 4898692 U JP4898692 U JP 4898692U JP 4898692 U JP4898692 U JP 4898692U JP 2545754 Y2 JP2545754 Y2 JP 2545754Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding gun
stroke
cylinder
stopper
type welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4898692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065776U (ja
Inventor
滋 梅田
真人 春名
Original Assignee
小原株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小原株式会社 filed Critical 小原株式会社
Priority to JP4898692U priority Critical patent/JP2545754Y2/ja
Publication of JPH065776U publication Critical patent/JPH065776U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2545754Y2 publication Critical patent/JP2545754Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上下のア―ムの開放ス
トロ―クをそれぞれ調整するための長さが調節可能なス
トッパ―ボルトと該ストッパ―ボルトが当接するストッ
パ―プレ―トを有するストロ―ク調整装置付きX型溶接
ガンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5および図6に示すようなスト
ロ―ク調整装置付きX型溶接ガンがある。即ち,先端に
電極31を取付けた上部ア―ム32と、先端に電極33
を取付けた下部ア―ム34とが、ロボット側(図示せ
ず)に取付けられるクレ―デル35の先端に設けた軸3
6に枢支され、前記各ア―ム32,34にはそれぞれ長
さが調節可能なストッパ―ボルト37,38が配置され
ている。また、前記クレ―デル35には前記ストッパ―
ボルト37,38に対向した位置にストッパ―プレ―ト
39,40を形成する突片41が一体的に設けられてい
る。そして、42は下部ア―ム34の後端に固着された
加圧シリンダであり、該シリンダのピストンロッド43
は上部ア―ム32の中間部にリンク44を介して接続さ
れている。
【0003】そして、両ア―ム32,34が閉じた状態
で溶接作業を行った後、該ア―ムを開放状態にするに
は、先ず、加圧シリンダ42のピストンロッド43を後
退させることによって、上部ア―ム32がリンク44に
よって引っ張られ上方に開き、ストッパ―ボルト37が
ストッパ―プレ―ト39に当接する。該ストッパ―ボル
ト37のストッパ―プレ―ト39への当接によって上部
ア―ム32の開放移動は停止される。さらにピストンロ
ッド43を後退させることによって、下部ア―ム34が
下方に開き、ストッパ―ボルト38がストッパ―プレ―
ト40に当接する。該ストッパ―ボルト38のストッパ
―プレ―ト40への当接によって下部ア―ム34の開放
移動は停止される。
【0004】該溶接ガンにおいて、上下ア―ム32,3
4の開放ストロ―クをより大きくするためには、図6に
示すようなシリンダストロ―クの大きい加圧シリンダ4
2が必要となる場合がある。そして、その場合には該シ
リンダのストロ―クが長くなった分ピルトンロッド43
も長くなるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に上下ア―ム32,34の開放ストロ―クをより大きく
するため、シリンダを代えてピルトンロッド43をL1
からL2まで拡大すると、これに見合ってア―ムの片側
もしくは両側共にその大きさを変更することが要求され
た。
【0006】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、上下ア―ムの開放ストロ―クをより大きくする
ためには、シリンダストロ―クの大きい加圧シリンダを
使用しようとする場合にも、前記上下のア―ムを変更す
る必要がない有効なストロ―ク調整装置付きX型溶接ガ
ンを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案におけるストロ―ク調整装置付きX型溶接ガ
ンは、下部ア―ムの後端にスペ―サ―を介して加圧シリ
ンダを取付け、該シリンダのピストンロッドの先端を上
部ア―ム側に連結し、前記スペ―サ―の大きさをシリン
ダストロ―クの大きさに比例させたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】上記のように構成されたストロ―ク調整装置付
きX型溶接ガンであるので、上下ア―ムの開放ストロ―
クをより大きくするために、シリンダストロ―クの大き
い加圧シリンダを使用しようとする場合には、前記上下
ア―ムはそのまま使用し、下部ア―ムの後端と加圧シリ
ンダとの間のスペ―サ―をより大きなものと変換して、
下部ア―ムと加圧シリンダとを接続すればよい。
【0009】
【実施例】図1ないし図3を参照してこの考案の一実施
例について説明をする。図において、1は先端に電極2
を取付けた上部ア―ムであり、3は先端に電極4を取付
けた下部ア―ムである。そして、該上下のア―ム1,3
はロボット側(図示せず)に取付けられるクレ―デル5
の先端に設けた軸6に枢支されていて、全体としてX型
溶接ガンを構成している。
【0010】前記下部ア―ム3の後端にはスペ―サ―7
を介して加圧シリンダ8が固着されていると共に中間部
にストッパ―ボルト9が挿通されるボルト孔を有するス
トッパ―ボルト保持部材10が設けられている。また、
前記上部ア―ム1にはリンク11の取付け部材12が設
けられ該リンク11は前記加圧シリンダ8に設けたピス
トンロッド13に連結されている。また該上部ア―ム1
には曲面からなるストッパ―プレ―ト14を保持するス
トッパ―プレ―ト保持部材15が設けられている。
【0011】また、前記クレ―デル5には前記ストッパ
―ボルト9の先端に対向する位置に曲面からなるストッ
パ―プレ―ト16を保持するストッパ―保持部材17が
設けられていると共に該保持部材17には前記ストッパ
―プレ―ト14に指向するストッパ―ボルト18が挿通
されるボルト孔が形成されている。
【0012】以上のような構成からなるストロ―ク調整
装置付きX型溶接ガンであるので、両ア―ム1,3が閉
じた状態で溶接作業を行った後、ア―ム1,3を開放状
態にするには、先ず、加圧シリンダ8のピストンロッド
13を後退させることによって、上部ア―ム1がリンク
11によって引っ張られ上方に開き、ストッパ―プレ―
ト14がストッパ―ボルト18に当接する。該ストッパ
―プレ―ト14のストッパ―ボルト18への当接によっ
て上部ア―ム1の開放移動は停止される。さらにピスト
ンロッド13を後退させることによって、下部ア―ム3
が下方に開き、ストッパ―ボルト9がストッパ―プレ―
ト16に当接する。該ストッパ―ボルト9のストッパ―
プレ―ト16への当接によって下部ア―ム3の開放移動
は停止される。そして、ストッパ―ボルト18のストッ
パ―プレ―ト14への当接方向およびストッパ―ボルト
9のストッパ―プレ―ト16への当接方向はそれぞれ直
角となっている。
【0013】前記上下ア―ム1,3のそれぞれの開放ス
トロ―クを調整する場合には、例えば上部ア―ム1の開
放ストロ―クを少なく、下部ア―ム3の開放ストロ―ク
を大きくするには、ストッパ―ボルト18の突出長さを
長く、ストッパ―ボルト9の突出長さを短くするとよ
い。このようにすることによってストッパ―ボルト18
とストッパ―プレ―ト14の当接位置およびストッパ―
ボルト9とストッパ―プレ―ト16の当接位置がそれぞ
れ変更されると共に相対的な傾斜方向も変更されるの
で、各ストッパ―ボルト18,9に対するストッパ―プ
レ―ト14,16の面を、前記ストッパ―ボルト18,
9が当接する位置において常時ストッパ―ボルト18,
9がストッパ―プレ―ト14,16の略直角方向に当接
するような曲面とする。
【0014】ところで、前記上下ア―ムの開放ストロ―
クをより大きくするために、シリンダストロ―クの大き
い加圧シリンダ8を使用しようとする場合には、図2に
示すようにピストンロッド13がLからL2に拡大され
る。そこで、スペ―サ―7を前記L2に見合う大きさの
ものに変更すると、上下ア―ム1,3は図1のものをそ
のまま使用できるのである。また、更に上下ア―ムの開
放ストロ―クをより大きくするために、シリンダストロ
―クの更に大きい加圧シリンダ8を使用しようとする場
合には、図3に示すようにピストンロッド13がL2か
らL3に拡大される。そこで、スペ―サ―7を前記L3に
見合う大きさのものに変更すると、上下ア―ム1,3は
図1のものをそのまま使用できるのである。
【0015】図4は他の実施例であり、前記従来例と同
一タイプのX型溶接ガンに適したものである。そして同
一部品には同一符号を付してその説明を省略する。
【0016】この実施例でも、下部ア―ム3の後端にス
ペ―サ―7を介して加圧シリンダ8が取付けられ、該シ
リンダ8のピストンロッド13の先端は上部ア―ム1側
に連結してある。そして、上下ア―ム1,3の開放スト
ロ―クをより大きくするために、シリンダストロ―クの
大きい加圧シリンダ8を使用しようとする場合には、ピ
ストンロッド13がL2に拡大されるので、それに見合
うスペ―サ―7を取付けるとよい。
【0017】
【考案の効果】本考案は、上述のような構成から成るの
で、各ア―ムの開放ストロ―クをより大きくするため
に、シリンダストロ―クの大きい加圧シリンダを使用し
ようとする場合には、下部ア―ムの後端と加圧シリンダ
との間に介在するスペ―サ―のみを該シリンダのストロ
―クに見合うよう大きくすればよく、前記各ア―ムはそ
のまま使用できるので、新たに各種大きさのア―ムを用
意する必要がなく、コスト安のストロ―ク調整装置付き
X型溶接ガンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るストロ―ク調整装置付きX型溶接
ガンの一部断面を含む側面図である。
【図2】開放ストロ―クをより大きくすることができた
溶接ガンの一部断面を含む側面図である。
【図3】開放ストロ―クを更により大きくすることがで
きた溶接ガンの一部断面を含む側面図である。
【図4】本考案に係るストロ―ク調整装置付きX型溶接
ガンの他の実施例の側面図である。
【図5】従来例のストロ―ク調整装置付きX型溶接ガン
の側面図である。
【図6】図5の溶接ガンの開放ストロ―クをより大きく
することができた溶接ガンの側面図である。
【符号の説明】
1 上部ア―ム 2,4 電極 3 下部ア―ム 5 クレ―デル 6 軸 7 スペ―サ― 8 加圧シリンダ 13 ピストンロッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各先端に電極を取付けた上下のア―ムを
    クレ―デルに設けた軸に枢支したX型溶接ガンにおい
    て、下部ア―ムの後端にスペ―サ―を介して加圧シリン
    ダを取付け、該シリンダのピストンロッドの先端を上部
    ア―ム側に連結し、前記スペ―サ―の大きさをシリンダ
    ストロ―クの大きさに比例させたことを特徴とするスト
    ロ―ク調整装置付きX型溶接ガン。
JP4898692U 1992-06-22 1992-06-22 ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン Expired - Lifetime JP2545754Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4898692U JP2545754Y2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4898692U JP2545754Y2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH065776U JPH065776U (ja) 1994-01-25
JP2545754Y2 true JP2545754Y2 (ja) 1997-08-27

Family

ID=12818563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4898692U Expired - Lifetime JP2545754Y2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2545754Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263823A (ja) * 2006-05-01 2006-10-05 Denyo Kogyo:Kk スポット溶接ガン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065776U (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2074696A1 (en) Lift assist mechanism for retractable awning
JP2545754Y2 (ja) ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン
JPH08118591A (ja) 輪転印刷機のゴム胴を作動位置に入れ、および作動位置から外す装置
US4887803A (en) Power actuated cam clamp
KR930004459Y1 (ko) 로보트용 용접건 장치
JP2550726Y2 (ja) ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン
JP2540281Y2 (ja) ストロ―ク調整装置付きx型溶接ガン
JPH0753816Y2 (ja) ロボット用c型ガン保持装置
JPH0741578Y2 (ja) ロボット用溶接ガン接続装置
JP3063843U (ja) 自動車用ホイ―ルカバ―の拡張装置
JPS61255790A (ja) リンクと油圧シリンダを使つたクランクプレスの過負荷防止装置
JPH0395177U (ja)
SU897461A1 (ru) Устройство дл демонтажа прессовых соединений
JPS5821634Y2 (ja) クランプ装置
JPS586629Y2 (ja) エコライジング溶接ガン
JP3040338U (ja) 挟持解体装置のアームへの取付け構造
JPS6038640Y2 (ja) フオ−クリフトトラツク等のクランプ装置
JPH0349825Y2 (ja)
JPH0336371U (ja)
JPH05139685A (ja) 型鋼用グリツパー装置
JPS6122275U (ja) 抵抗溶接ガン装置
JPH01128979U (ja)
JPS5949482U (ja) スポツト溶接ガン
JPS6366321U (ja)
JPS58100177U (ja) 自動車キヤブのチルト装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term