JP2545188Y2 - 通気性包装袋 - Google Patents
通気性包装袋Info
- Publication number
- JP2545188Y2 JP2545188Y2 JP1991017451U JP1745191U JP2545188Y2 JP 2545188 Y2 JP2545188 Y2 JP 2545188Y2 JP 1991017451 U JP1991017451 U JP 1991017451U JP 1745191 U JP1745191 U JP 1745191U JP 2545188 Y2 JP2545188 Y2 JP 2545188Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging bag
- gas barrier
- back double
- barrier layer
- breathable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、芳香剤や防虫剤等を収
納するための包装袋に関し、詳しくは、販売時において
は、袋を構成するガスバリヤ層によりその内部に収納さ
れている芳香剤等の放散を防止する一方、使用時におい
て、ガスバリヤ層を剥離することにより芳香剤等の放散
を可能ならしめる通気性包装袋に関する。
納するための包装袋に関し、詳しくは、販売時において
は、袋を構成するガスバリヤ層によりその内部に収納さ
れている芳香剤等の放散を防止する一方、使用時におい
て、ガスバリヤ層を剥離することにより芳香剤等の放散
を可能ならしめる通気性包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に使用されているこの種の通気
性包装袋を図1に示している。図1に示めされるよう
に、この種の通気性包装袋は、一般的に、表裏両面シー
トをその両側縁、上縁及び下縁の四方をシールした偏平
状のものである。
性包装袋を図1に示している。図1に示めされるよう
に、この種の通気性包装袋は、一般的に、表裏両面シー
トをその両側縁、上縁及び下縁の四方をシールした偏平
状のものである。
【0003】ところで、当然のことながら、この偏平状
袋は、その形態上、販売時において陳列棚にそれ自体を
自立させることはできない。陳列効果を効果ならしめる
ためには、袋自体が自立し得ることが好ましい。
袋は、その形態上、販売時において陳列棚にそれ自体を
自立させることはできない。陳列効果を効果ならしめる
ためには、袋自体が自立し得ることが好ましい。
【0004】また、一般に芳香剤や防虫剤自体の芳香ガ
スの比重は空気より重い。従来、懸吊式の袋も提供され
ており、この場合は、袋の上縁に吊り下げ穴を設けてい
る。したがって、芳香面すなわち表裏両面は常に垂直方
向を向いている。しかしながら、芳香剤等の上記性質に
鑑みるならば、袋の底面より放散させることが好まし
い。
スの比重は空気より重い。従来、懸吊式の袋も提供され
ており、この場合は、袋の上縁に吊り下げ穴を設けてい
る。したがって、芳香面すなわち表裏両面は常に垂直方
向を向いている。しかしながら、芳香剤等の上記性質に
鑑みるならば、袋の底面より放散させることが好まし
い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案が
解決すべき技術的課題は、販売時における陳列効果を高
めるために、それ自体が自立しうる構成を有するととも
に、使用時において吊り下げた場合にその底面より比重
の重いガスが放散降下すべく構成した新規な通気性包装
袋を提供するにある。
解決すべき技術的課題は、販売時における陳列効果を高
めるために、それ自体が自立しうる構成を有するととも
に、使用時において吊り下げた場合にその底面より比重
の重いガスが放散降下すべく構成した新規な通気性包装
袋を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記技術的
課題を解決するために、本考案によれば、次の構成の通
気性包装袋が提供される。
課題を解決するために、本考案によれば、次の構成の通
気性包装袋が提供される。
【0007】すなわち、この通気性包装袋は、両側縁及
び上縁の内面同志が夫々互いに接着された表裏両面シー
トと、その周囲縁部が表裏両面シートの下縁内面に接着
された底面シートとから構成される。そして表裏両面シ
ートはガスバリヤ性を有する。底面シートは、表裏両面
シートの内面に接着された通気性フィルムと、通気性フ
ィルムの外面に剥離自在に接着されたガスバリヤ層より
構成される。上記底面シートのガスバリヤ層は、その周
囲縁部のみが上記通気性フィルムの周囲縁部に接着さ
れ、その中央部分は、上記通気性フィルムに対して非接
着である。
び上縁の内面同志が夫々互いに接着された表裏両面シー
トと、その周囲縁部が表裏両面シートの下縁内面に接着
された底面シートとから構成される。そして表裏両面シ
ートはガスバリヤ性を有する。底面シートは、表裏両面
シートの内面に接着された通気性フィルムと、通気性フ
ィルムの外面に剥離自在に接着されたガスバリヤ層より
構成される。上記底面シートのガスバリヤ層は、その周
囲縁部のみが上記通気性フィルムの周囲縁部に接着さ
れ、その中央部分は、上記通気性フィルムに対して非接
着である。
【0008】上記構成によれば、底面シートが表裏両面
シートの下縁に接着されているので、この底面シートを
広げることにより、袋の底部を広げて袋自体を自立させ
ることができる。これにより、陳列効果をうることがで
きる。また、芳香剤等が収納されたこの通気性包装袋を
使用する場合には、まず底面シートに接着されているガ
スバリヤ層を剥離して底面シートの通気性フィルムを外
部に露出する。ついで袋自体を吊り下げれば、収納され
ている比重の重い芳香剤等は底面の通気性フィルムより
下方に効率よく放散する。
シートの下縁に接着されているので、この底面シートを
広げることにより、袋の底部を広げて袋自体を自立させ
ることができる。これにより、陳列効果をうることがで
きる。また、芳香剤等が収納されたこの通気性包装袋を
使用する場合には、まず底面シートに接着されているガ
スバリヤ層を剥離して底面シートの通気性フィルムを外
部に露出する。ついで袋自体を吊り下げれば、収納され
ている比重の重い芳香剤等は底面の通気性フィルムより
下方に効率よく放散する。
【0009】また、上記構成によれば、ガスバリヤ層を
剥離するとき、その中央部分は通気性フィルムに接着さ
れていないため、剥離が容易である。
剥離するとき、その中央部分は通気性フィルムに接着さ
れていないため、剥離が容易である。
【0010】
【実施例】以下に、図2,3に示した本考案の実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0011】本実施例にかかる通気性包装袋は、表裏両
面シート10,11と底面シート12より構成してい
る。表裏両面シート10,11は 大略長方形状であっ
て、その上縁15及び両側縁13,14は互いに接着さ
れている。一方、底面シート12は、その周囲縁部が表
裏両面シート10,11の下縁17の内面に接着されて
いる。したがって、図2,3に示されるように、底面シ
ート12が広げられることにより、表裏両面シート1
0,11の下部も広げられて、その容量が大きくなると
ともに自立することができる。なお、図中25は袋内に
収納される芳香剤や殺虫剤等である。
面シート10,11と底面シート12より構成してい
る。表裏両面シート10,11は 大略長方形状であっ
て、その上縁15及び両側縁13,14は互いに接着さ
れている。一方、底面シート12は、その周囲縁部が表
裏両面シート10,11の下縁17の内面に接着されて
いる。したがって、図2,3に示されるように、底面シ
ート12が広げられることにより、表裏両面シート1
0,11の下部も広げられて、その容量が大きくなると
ともに自立することができる。なお、図中25は袋内に
収納される芳香剤や殺虫剤等である。
【0012】表裏両面シート10,11はそれぞれ同一
構成を有しており、ガスバリヤ層20の内面にヒートシ
ール層21を積層した構成となっている。
構成を有しており、ガスバリヤ層20の内面にヒートシ
ール層21を積層した構成となっている。
【0013】一方、底面シート12は、通気性フィルム
22の外面に弱接着性のヒートシール層23とガスバリ
ヤ層24を積層してなる2層シートを通気性フィルム2
2の外面に接着して構成している。そして、通気性フィ
ルム22の周囲縁部が表裏両面シート10,11の下縁
内面にヒートシール層21によりヒートシールされてい
る。さらに、ガスバリヤ層24は、その周囲縁部のみが
ヒートシール層23を介して通気性フィルム22の周囲
内面に接着される一方、ガスバリヤ層24の中央部分は
通気性フィルム22には接着されていない。なお、ガス
バリヤ層24の周囲所定箇所Aはつまみ部分であって、
この部分も通気性フィルム22には接着されていない。
つまり、ガスバリヤ層24を剥離する場合には、つまみ
Aをつまんで引き剥がすようになっているのである。
22の外面に弱接着性のヒートシール層23とガスバリ
ヤ層24を積層してなる2層シートを通気性フィルム2
2の外面に接着して構成している。そして、通気性フィ
ルム22の周囲縁部が表裏両面シート10,11の下縁
内面にヒートシール層21によりヒートシールされてい
る。さらに、ガスバリヤ層24は、その周囲縁部のみが
ヒートシール層23を介して通気性フィルム22の周囲
内面に接着される一方、ガスバリヤ層24の中央部分は
通気性フィルム22には接着されていない。なお、ガス
バリヤ層24の周囲所定箇所Aはつまみ部分であって、
この部分も通気性フィルム22には接着されていない。
つまり、ガスバリヤ層24を剥離する場合には、つまみ
Aをつまんで引き剥がすようになっているのである。
【0014】表裏両面シート10,11及び底面シート
12の積層材料は、たとえば次のようなものが好適に使
用される。
12の積層材料は、たとえば次のようなものが好適に使
用される。
【0015】表裏両面シート10,11のガスバリヤ層
20としては、ポリ塩化ビニリデンコートした延伸ナイ
ロンが好適に使用される。またヒートシール層21とし
ては、未延伸ポリプロピレン、またはポリエチレンに未
延伸ポリプロピレンを積層したものが好適に用いられ
る。また、底面シート12の通気性フィルムとしては、
ポリプロピレン系の通気性フィルム(たとえば徳山曹達
製・商品名「NFシート」や積水化学製・商品名「セルポ
ア」)が好適に使用される。また、そのヒートシール層2
3としてはイージーピールフィルム(たとえば東レ合成
製商品番号「9501C」)が好適に使用され、またガス
バリヤ層24としては、表裏両面シートの場合と同様
に、ポリ塩化ビニリデンコートしたナイロンが好適に使
用される。
20としては、ポリ塩化ビニリデンコートした延伸ナイ
ロンが好適に使用される。またヒートシール層21とし
ては、未延伸ポリプロピレン、またはポリエチレンに未
延伸ポリプロピレンを積層したものが好適に用いられ
る。また、底面シート12の通気性フィルムとしては、
ポリプロピレン系の通気性フィルム(たとえば徳山曹達
製・商品名「NFシート」や積水化学製・商品名「セルポ
ア」)が好適に使用される。また、そのヒートシール層2
3としてはイージーピールフィルム(たとえば東レ合成
製商品番号「9501C」)が好適に使用され、またガス
バリヤ層24としては、表裏両面シートの場合と同様
に、ポリ塩化ビニリデンコートしたナイロンが好適に使
用される。
【0016】上記構成の通気性包装袋は、図2によく示
されるように、それ自体自立性を有し、したがって自立
した状態で商品陳列を行なうことができ、陳列効果上優
れている。
されるように、それ自体自立性を有し、したがって自立
した状態で商品陳列を行なうことができ、陳列効果上優
れている。
【0017】また、この通気性包装袋内に収納された芳
香剤等を使用する場合は、まずガスバリヤ層24のつま
みAをつまんで通気性フィルム22により引き剥がす。
これにより、通気性フィルム22は外面に露呈すること
になり、一般的に空気に対して比重の重い芳香剤や殺虫
剤等のガスがこの通気性フィルム22を介して下方に放
散することになる。したがって、吊り下げ用穴16を利
用して、この包装袋をたとえばタンス内上方に吊り下げ
ることにより、芳香剤や殺虫剤等のガスをタンス内上方
から下方に全体にわたって効率よく放散させることがで
きるのである。
香剤等を使用する場合は、まずガスバリヤ層24のつま
みAをつまんで通気性フィルム22により引き剥がす。
これにより、通気性フィルム22は外面に露呈すること
になり、一般的に空気に対して比重の重い芳香剤や殺虫
剤等のガスがこの通気性フィルム22を介して下方に放
散することになる。したがって、吊り下げ用穴16を利
用して、この包装袋をたとえばタンス内上方に吊り下げ
ることにより、芳香剤や殺虫剤等のガスをタンス内上方
から下方に全体にわたって効率よく放散させることがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例にかかる通気性包装袋の斜視図であ
る。
る。
【図2】 本考案の一実施例にかかる通気性包装袋の一
部破断斜視図である。
部破断斜視図である。
【図3】 図2の通気性包装袋の要部拡大断面図であ
る。
る。
10,11 表裏両面シート、12 底面シート、13,
14 側縁、15 上縁、16 吊り下げ穴、17 下
縁、20 ガスバリヤ層、21 ヒートシール層、22
通気性フィルム、23 ヒートシール層、24 ガス
バリヤ層、25芳香剤等。
14 側縁、15 上縁、16 吊り下げ穴、17 下
縁、20 ガスバリヤ層、21 ヒートシール層、22
通気性フィルム、23 ヒートシール層、24 ガス
バリヤ層、25芳香剤等。
Claims (2)
- 【請求項1】 両側縁(13,14)及び上縁(15)
の内面同士が夫々互いに接着された表裏両面シート(1
0,11)と、 その周囲縁部が表裏両面シート(10,11)の下縁
(17)内面に接着された底面シート(12)とよりな
り、 表裏両面シート(10,11)はガスバリヤ性を有し、 底面シート(12)は、表裏両面シート(10,11)
内面に接着された通気性フィルム(22)と、通気性フ
ィルム(22)の外面に剥離自在に接着されたガスバリ
ヤ層(24)よりなり、 上記底面シート(12)のガスバリヤ層(24)は、そ
の周囲縁部のみが上記通気性フィルム(22)の周囲縁
部に接着され、その中央部分は通気性フィルム(22)
に対して非接着であることを特徴とする通気性包装袋。 - 【請求項2】 接着された表裏両面シート(10,1
1)の上縁(15)に、吊り下げ穴(16)を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の通気性包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991017451U JP2545188Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 通気性包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991017451U JP2545188Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 通気性包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115169U JPH04115169U (ja) | 1992-10-12 |
JP2545188Y2 true JP2545188Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=31904218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991017451U Expired - Lifetime JP2545188Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 通気性包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545188Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5675611A (en) * | 1979-11-26 | 1981-06-22 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Lens for behind diaphragm |
JPS57112851A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-14 | Fujitsu Ltd | Ultrasonic diagnostic apparatus |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP1991017451U patent/JP2545188Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04115169U (ja) | 1992-10-12 |
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