JPH0524581U - 食品用自立袋体 - Google Patents

食品用自立袋体

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JPH0524581U
JPH0524581U JP9597291U JP9597291U JPH0524581U JP H0524581 U JPH0524581 U JP H0524581U JP 9597291 U JP9597291 U JP 9597291U JP 9597291 U JP9597291 U JP 9597291U JP H0524581 U JPH0524581 U JP H0524581U
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JP9597291U
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Inventor
力 中村
博文 矢木
達郎 樋口
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冨士シール工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内容物が蒸気抜き孔から不慮に出てしまうおそ
れなく、剥離シートを容易に剥離できるようにすると共
に、埃等が袋体に付着することがなく衛生的で、しか
も、不用意に剥離シートが剥離してしまうことのない食
品用自立袋体を提供する。 【構成】電子レンジ調理可能な食品用自立体において、
両側面シート3の互いに重合された上縁部で且つ基材シ
ート10と剥離シート14との間には、非接着または、
接着力を低下させるための剥離部20が、上方に接着部
21を残すように設けられ、両側面シート3における該
剥離部に対応する位置には、側面シート3の上縁部3b
を破断するための破断手段22が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品を収納した状態で電子レンジにて調理可能な食品用自立袋体に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子レンジ調理用の自立可能な袋体として、特開昭63−125177 号公報記載のものがある。この袋体は、基材シートの外面に接着層及びそれより も接着強度の弱い樹脂層を介して金属薄膜層を含む剥離シートを剥離可能に接着 してなる一対の側面シートと、底面シートとから自立可能に構成されたものであ る。
【0003】 この袋体は、金属薄膜層を含む剥離シートを有することから、遮光性及びガス バリアー性等に優れ品質を良好に保持でき、しかも、剥離シートを剥離した状態 の袋体は、マイクロ波を透過可能なので、電子レンジに投入して調理できる利点 がある。 また、上記袋体の上部には、調理時に破袋しないようにミシン目状の蒸気抜き 穴が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記袋体下部の隅部には、剥離シートを剥がす際の手がかりとなるハーフカッ ト部が設けられ、剥離シートを下方から剥離する構成である。このため、袋体を 横に傾けた状態で剥離シートを剥がす場合が多く、この場合、内容が蒸気抜き穴 から出てしまうおそれがある。
【0005】 また、袋体はハーフカットが施されているだけなので、このハーフカット部分 が露出することとなり、ハーフカット部に埃等が付着し易く、不衛生であると共 に、ハーフカット部から剥離シートが不用意に剥離してしまう欠点があった。
【0006】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、内容物が蒸気抜き孔か ら不慮に出てしまうおそれなく、剥離シートを容易に剥離できるようにすると共 に、埃等が袋体に付着することがなく衛生的で、しかも、不用意に剥離シートが 剥離してしまうことのない食品用自立袋体を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案が、上記課題を解決するために講じた技術的手段は、基材シート10の 外面に金属薄膜層12を有するガスバリアー性の剥離シート14が剥離可能に接 着されてなる一対の側面シート3と、底面シート5とから自立可能に構成され、 少なくとも一方の側面シート3の上部に蒸気抜き穴25が設けられた食品用自立 袋体において、前記両側面シート3の互いに重合された上縁部3aで且つ基材シ ート10と剥離シート14との間には、非接着または、接着力を低下させるため の剥離部20が、上方に接着部21を残すように設けられ、両側面シート3にお ける該剥離部20に対応する位置には、側面シート3の上縁部3bを破断するた めの破断手段22が設けられてなることにある。
【0008】 また、前記蒸気抜き穴25は、剥離シート14が剥離された基材シート10を 破断できるように、該基材シート10に間隔を有して複数形成するのが好ましい 。 しかも、前記分断手段22が基材シート10の幅方向に設けられたミシン目か らなることにある。
【0009】
【作用】
本考案の食品用自立袋体において、剥離部20の上方の基材シート10と剥離 シート14とは接着されていることから、該剥離シート14が不慮に剥がれ難く 、この剥離部20に埃等が付着することがなく衛生的である。
【0010】 内容物を電子レンジで調理する場合には、先ず、破断手段22に沿って両側面 シート3の上縁部3aを破断すると、剥離部20により剥離シート14と基材シ ート10の上端縁は分離していることから、この剥離シート14の上端縁部14 aを摘んで上方から下方に向けて容易に剥離することができる。また、この剥離 シート14の剥離に際しては、上方から下方に向けて剥がせるので、自立袋体を 立てた状態で容易に行うことができ、蒸気抜き穴25から内容物が不用意に出て しまうおそれはない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。 図1〜図4において、1は内容物としての電子レンジ用食品を包装するための 袋体で、矩形状の一対の側面シート3と矩形状の底面シート5の外周縁部をシー ルすることにより、自立可能に構成されている。
【0012】 前記各側面シート3は、図7(イ)に示すように熱融着性の無延伸ポリプロピ レン層7、ナイロン層8(商品名)及び延伸ポリプロピレン層9とが内側から重 合された基材シート10と、ポリエチレンテレフタレート層13a、Al箔等の 金属薄膜層12及び該金属薄膜層12の外面に重合されたポリエチレンテレフタ レー13とからなりガスバリアー性及び遮光性を有する剥離シート14とから構 成されている。 そして、剥離シート14のポリエチレンテレフタレート層13aは、前記基材 シート10の延伸ポリプロピレン層9に接着剤等を介して剥離可能に接着されて いる。
【0013】 20は図1及び図7に示す如く、前記基材シート10と剥離シート14との接 着力を低下させるための剥離部で、この剥離部20は、両側面シート3の互いに 重合された上縁部3aで、且つ、その上方に接着部21を残して基材シート10 と剥離シート14との間に設けられている。すなわち、この剥離部20はシリコ ン等の離型材が基材シート10の幅方向にわたってコーティングされたもので、 基材シート10と剥離シート14との剥離部20の位置する部分は非接着部分ま たは極めて接着力の弱い部分である。
【0014】 22は前記剥離部20に対応し、該剥離部20に沿って両側面シート3の幅方 向に形成された破断手段としてのミシン目で、このミシン目22により両側面シ ート3の上端縁部3aが破断できるようになっている。
【0015】 25は前記両基材シート10の上部で且つ前記剥離部20の下方に設けられた 蒸気抜き穴で、その形状及び合計の開口面積は、内容物の量により適宜決定され る。 すなわち、各蒸気抜き穴25は、図8(イ)〜(リ)にそれぞれ示すように形 成することができ、図中25aは円形、楕円形または菱形状の蒸気抜き穴25b 間に形成されたミシン目からなる蒸気抜き穴を示す。また、蒸気抜き穴25の開 口面積と内容部物との関係は、表1に示す如く設定するのが好ましい。
【0016】
【0017】 また、この蒸気抜き穴25は、剥離シート14が除去された基材シート10の 上端部10a破断して開封できるように、基材シート10の幅方向に間隔を有し て複数形成されている。なお、26は前記袋対1の両側縁部1bの前記蒸気抜き 穴25と同一直線上に形成さた切り欠きである。
【0018】 前記底面シート5は、内側から無延伸ポリプロピレン層、ナイロン層、ポリ塩 化ビニリデン層、遮光性印刷層及びポリエチレンテレフタレーとが積層された非 金属材料からなるシート体から構成されている。
【0019】 本実施例の袋体1は以上の構成からなり、次に、その袋体1に収容された内容 物を電子レンジで調理する場合について説明する。 先ず、ミシン目22に沿って両側面シート3の上縁部3aを破断すると、破断 された側面シート3の上端縁において、剥離シート14と基材シート10とは剥 離部20により分離していることから、この剥離シート14の上端縁部を摘んで 上方から下方に向けて容易に剥離することができる(図5及び図7ロ参照)。ま た、この剥離シート14の剥離に際しては、袋体1を立てた状態で容易に剥離す ることができ、蒸気抜き穴25から内容物が不用意に出てしまうおそれはない。
【0020】 次に、剥離シート14を完全に除去した後に、マイクロ波が透過可能な基材シ ート10及び底面シート5からなる袋体1を電子レンジに投入して調理する。 調理後は、切り欠き19を手がかりにして基材シート10の上端部10aを引 き裂くことにより、両基材シート10の上部を蒸気抜き穴25に沿って破断でき 、容易に開封することができるのである(図6参照)。
【0021】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、上記実施例では 、剥離20を形成する手段として、離型材を基材シート10にコーティングした が、該離型材は剥離シート14側にコーティングしても良い。また、剥離部20 は、基材シート10と剥離シート14との間に離型材等を設けることなく、全く の非接着状態にすることも可能である。 しかも、上記実施例では、剥離部20を袋体1の全幅にわたって設けたが、該 剥離部20は袋体1の一部に設けても良い。
【0022】 さらに、蒸気抜き穴25は、内容物が出せる程度に袋体1を開封可能であれば 、一方の側面シート3にのみ設けても良い。 また、前記側面シート3の材質は上記のものに限定されず、袋体1の形状は内 容物の種類に応じて任意に設計変更自在である。 また、前記底面シート5のガスバリアー性等を有する層としては、ポリ塩化ビ ニリデン層以外に、Sn蒸着ラミネート層あるいはガラス蒸着ラミネート層を採 用することができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、前記両側面シートの互いに重合された上縁部で且つ基材シートと剥 離シートとの間には、非接着または、接着力を低下させるための剥離部が上方に 接着部を残すように設けられているので、剥離部が不用意に剥がれ難く、この剥 離部に埃等が付着することもなく、衛生的である。
【0024】 また、両側面シートにおける該剥離部に対応する位置には、側面シートの上縁 部を破断するための破断手段が設けられているので、該破断手段に沿って両側面 シートの上縁部を破断することにより、剥離部により基材シートから分離してい る剥離シートの上端縁を摘んで、袋体を立てた状態のまま剥離シートを上方から 下方に向けて容易に剥離することができ、蒸気抜き穴から内容物が不慮に出てし まうおそれはない。
【0025】 しかも、前記蒸気抜き穴を、剥離シートが剥離された基材シートを破断して開 封できるように、該基材シートに間隔を有して複数形成した場合には、蒸気抜き 穴は調理時の蒸気抜き機能を有すると共に、袋体を容易に開封できることとなり 、その実用的価値は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体正面図。
【図2】同斜視図。
【図3】同分解斜視図。
【図4】同要部を示す斜視図。
【図5】側面シートの剥離時を示す要部斜視図。
【図6】剥離シートを剥がした袋体を、蒸気抜き穴に沿
って破断する状態の正面図。
【図7】袋体上部の断面図を示し、(イ)は基材シート
に剥離シートが接着された状態を示す図、(ロ)は破断
部を介して側面シートの上縁部を破断した状態を示す
図。
【図8】本考案の他の実施例を示し、(イ)〜(リ)は
蒸気抜き穴の形状をそれぞれ示す図。
【符号の説明】
3…側面シート、3a…上縁部、5…底面シート、10
…基材シート、12…金属薄膜、14…剥離シート、2
0…剥離部、22…ミシン目(破断手段)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シート10の外面に金属薄膜層12を
    有するガスバリアー性の剥離シート14が剥離可能に接
    着されてなる一対の側面シート3と、底面シート5とか
    ら自立可能に構成され、少なくとも一方の側面シート3
    の上部に蒸気抜き穴25が設けられた食品用自立袋体に
    おいて、前記両側面シート3の互いに重合された上縁部
    3aで且つ基材シート10と剥離シート14との間に
    は、非接着または、接着力を低下させるための剥離部2
    0が、上方に接着部21を残すように設けられ、両側面
    シート3における該剥離部20に対応する位置には、側
    面シート3の上縁部3bを破断するための破断手段22
    が設けられてなることを特徴とする食品用自立袋体。
  2. 【請求項2】前記蒸気抜き穴25は、剥離シート14が
    剥離された基材シート10を破断して開封できるよう
    に、該基材シート10に間隔を有して複数形成されてな
    る請求項1に記載の食品用自立袋体。
  3. 【請求項3】前記破断手段22が基材シート10の幅方
    向に設けられたミシン目からなる請求項1又は2に記載
    の食品用自立袋体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100799064B1 (ko) * 2006-05-18 2008-01-29 율촌화학 주식회사 용이 찢김성 핀 홀 부를 구비하는 파우치 및 그 제조 방법
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