JP2545046Y2 - 産業用マニプレータ - Google Patents

産業用マニプレータ

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JP2545046Y2
JP2545046Y2 JP1993023918U JP2391893U JP2545046Y2 JP 2545046 Y2 JP2545046 Y2 JP 2545046Y2 JP 1993023918 U JP1993023918 U JP 1993023918U JP 2391893 U JP2391893 U JP 2391893U JP 2545046 Y2 JP2545046 Y2 JP 2545046Y2
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JP
Japan
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arm
driver
master
seat
swivel
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JP1993023918U
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JPH07688U (ja
Inventor
努 井沢
敏男 中川
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Meidensha Corp
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は産業用マニプレータに関
し、特に垂直多関節のものに用いて有用なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳物工場で行なう鋳ばらし作業
は、手作業で行なっている。この鋳ばらし作業の工程中
では、ベルトコンベアで搬送されてくる鋳型及び鋳物製
品を下記のように処理する。
【0003】(1)荒仕分け作業−I からみ合った湯口製品の仕分け。
【0004】(2)荒仕分け作業−II 前工程で既に分解している製品と湯口の整列、及びセキ
折りの作業のために前工程で仕分けた湯口付き製品の仕
分け。
【0005】(3)セキ折り作業 ゲートベッカーで湯道と製品を分離。
【0006】(4)整列作業 セキ折り後の製品と湯道を分離して整列。
【0007】(5)ハンガー掛け作業 ショットブラストへの投入作業。
【0008】従来、上述の如き鋳ばらし作業は、作業員
が全て手作業で行なっているので、能率が悪く、また重
労働である。このため、省力化とともに機械化を図り得
るマニプレータの出現が待望されている。
【0009】かかる用途に供するための従来のマスタ・
スレーブ方式によるマニプレータにあっては、スレーブ
アームが装着されている旋回台に操作者が座る運転席が
固定され、この運転席に隣接してスレーブアームに動作
指令を送るマスタアームが取付けられている。従って、
操作者は運転席に座り、このマスタアームを操作するこ
とでスレーブアームを作動させて各種の作業を行う。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のマスタ
・スレーブ方式によるマニプレータにあっては、操作者
が旋回台に取付けられた運転席に座ってマスタアームを
操作してスレーブアームを作動させている。従って、ス
レーブアームを作動させるために旋回台を旋回動作させ
ると、操作者も一緒に旋回することとなる。
【0011】そのため、操作者がスレーブアームによっ
てハンドリングなどの操作を行うとき、このスレーブア
ームが邪魔となって作業物体が視覚により確認できなく
なる場合があり、操作の妨げとなってしまうという問題
があった。
【0012】また、スレーブアームによるその他の作業
においても、前述と同様に、スレーブアーム等により操
作者の死角ができてスレーブアームの迅速な作動が困難
となり、マニプレータによる作業の作業性が悪化してし
まうという問題があった。
【0013】本考案はこのような問題を解決するもので
あり、マスターアームによるスレーブアームの操作性を
良好として作業性の向上を図った産業用マニプレータを
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本考案の産業用マニプレータは、スレーブアームの
旋回台に操作者が座る運転席と前記スレーブアームに動
作指令を送るマスタアームを装着し、マスタ・スレーブ
方式によって操作して作業物体に対して作業を行う産業
用マニプレータにおいて、作業状況に応じて前記運転席
が前記旋回台に対して、少なくとも前記スレーブアーム
の両側部を含む複数の取付位置に着脱自在としたことを
特徴とするものである。
【0015】
【作用】運転席が旋回台に対して少なくともスレーブア
ームの両側部を含む複数の取付位置に着脱自在となって
いるので、作業状況に応じて運転席を操作者がマニプレ
ータを操作しやすい最適の位置に取付けることで、例え
ば、スレーブアームによる操作者の死角がなくなって各
種作業を良好な状態で行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図6及び図7に本考案の一実施例に係る垂
直多関節の産業用マニプレータにおいてスレーブアーム
を抽出した基本構成を表す概略を示す。
【0018】図1に示すように、旋回台1は、床面2に
設置してある基台3に対し1軸モータ(図示せず)によ
り水平面内を回動可能に構成してある。垂直アーム4
は、その基端部を、旋回台1で支持して2軸モータ(図
示せず)により回動する回動軸5に固定するとともに、
その先端部を、上部ユニット7で支持して3軸モータ
(図示せず)により回動する回動軸6に固定してある。
垂直レバー8は、その基端部を、軸9を介して旋回台1
に、またその先端部を、軸10を介して上部ユニット7
にそれぞれ回動可能に取付けてある。すなわち、旋回台
1、上部ユニット7、垂直アーム4、垂直レバー8、回
動軸5,6及び軸9,10により4節の平行リンク機構
を形成している。
【0019】水平アーム11は、その途中を、前記回動
軸6に固定し、上部ユニット7に対して回動可能に構成
してある。カウンタウェイト12は水平アーム11の基
端部に固定してある。また、水平アーム11の先端部に
は、L字状の手首部13が軸14を介して回動可能に取
付けてある。水平レバー15はその両端部を軸16,1
7にそれぞれ回動可能に取付けてある。このとき、軸1
6は、基端部を上部ユニット7に垂直に固着してあるブ
ラケット18の先端部に、また軸17は、手首部13の
ブラケット13aの先端部にそれぞれ回動可能に取付け
てある。すなわち、回動軸6、軸14,16,17、ブ
ラケット13a,18、水平アーム11及び水平レバー
15により4節の平行リンク機構を形成している。
【0020】ハンド部19は、その上端部を回動軸20
を介して4軸モータ(図示せず)により回動可能に手首
部13に取付けて垂下するとともに、先端部である把持
部19aと基端部19bとからなり、把持部19aが5
軸モータ(図示せず)により図示の状態で水平面内を回
動可能に構成してある。
【0021】かかるスレーブアームは、オペレータによ
るマスターアーム(図示せず)の操作に対応して動作す
ることにより把持部19aで搬送部を把んで所定位置迄
搬送するものであるが、このときの動作は次の通りであ
る。
【0022】1軸モータの駆動により旋回台1が基台3
に対し水平面内を回動する。
【0023】2軸モータの駆動により回動軸5が回動
し、垂直アーム4を含む平行リンク機構が動作して垂直
アーム4及び垂直レバー8が垂直面内を回動する結果、
上部ユニット7が垂直面内を移動する。
【0024】3軸モータの駆動により回動軸6が回動
し、水平アーム11を含む平行リンク機構が動作して水
平アーム11及び水平レバー15が垂直面内を回動する
結果、手首部13及びハンド部19が垂直面内を移動す
る。このとき、ブラケット13a,18は平行であり、
しかもブラケット18は垂直であるため、ブラケット1
3aも同様に常に垂直となる。すなわち、手首部13の
姿勢は常に一定に保持される(図1の状態から回動軸
5,6が回動した状態である図2参照)。
【0025】4軸モータの駆動により回動軸20が回動
し、ハンド部19が垂直面内を回動する。また、5軸モ
ータの駆動により把持部19aが水平面内を回動する。
【0026】かかる1軸〜5軸モータの駆動による各部
の移動により把持部19aを所定位置から所定位置へ移
動させる。
【0027】図1に図6に示したスレーブアームを有す
る本実施例に係る産業用マニプレータの平面視、図2は
そのマニプレータの正面視、図3はその側面視を示す。
なお、前述した概略説明のものと同様の機能を有する部
材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0028】図1乃至図3に示すように、旋回台1には
運転席21、マスターアーム22及びジョイステックレ
バー23が配設してある。旋回台1を回動する1軸モー
タは、基台3内に収納してある。垂直アーム4を回動す
る2軸モータ24は、支持部25を介して旋回台1に配
設してある。水平アーム11を回動する3軸モータ26
は上部ユニット7に配設してある。ハンド部19を垂直
面内で回動する4軸モータ27は、手首部13に水平に
突出して配設してある。把持部19aを水平面内で回動
する5軸モータ28は、手首部13に垂直に突出して配
設してある。
【0029】上述の1軸〜5軸モータで回動する旋回台
1、垂直アーム4、水平アーム11、ハンド部19及び
把持部19aの回動中心を図3〜図5中にそれぞれ
1 ,O2 ,O3 ,O4 ,O5 で示す。
【0030】マスターアーム22は、スレーブアームと
相似形に形成してあり、このマスターアーム22をオペ
レータが操作することによりスレーブアームがマスター
アームと相似形となるように制御される。ジョイステッ
クレバー23は、これをオペレータが前後に倒すことに
より旋回台1を大きく、高速度で左右方向に回動するた
めのものである。マスターアーム22は運転席21のオ
ペレータが右手で操作するように運転席21の右側に、
ジョイステックレバー23は前記オペレータが左手で操
作するように運転席21の左側にそれぞれ配設してあ
る。
【0031】また、本実施例の産業用マニプレータにあ
っては、運転席21が旋回台1に対して複数の取付位置
に着脱自在となっている。図4に運転席の着脱状態を表
す旋回台の平面視、図5に旋回台の正面視を示す。
【0032】図4及び図5に示すように、基台3に旋回
自在に取付けられた旋回台1にはその回動中心O1 を中
心とする円周上に複数(本実施例では12個)の取付孔
31が等間隔で形成されている。一方、マスタ運転台3
2上には運転席21とマスターアーム22とジョイステ
ックレバー23が装着されており、このマスタ運転台3
2の下面には下方に突出した嵌合突起33が一体に形成
されている。
【0033】マスタ運転台32を旋回台1に取付ける連
結バー34は棒状をなし、一端部のY字形状の取付部3
5には旋回台1の各取付孔31に対応する複数の取付孔
36が形成されている。そして、連結バー34の他端部
には二又状の切欠部37が形成されている。
【0034】従って、旋回台1の取付孔31と連結バー
34の取付孔36とを適合させた状態で両取付孔31,
36にボルト38を挿通させて固定することで、連結バ
ー34は旋回台1に固定される。また、マスタ運転台3
2の嵌合突起33を連結バー34の切欠部37に嵌合さ
せた状態でボルト39により固定することで、連結バー
34にマスタ運転台32が固定される。
【0035】上述した本実施例の産業用マニプレータに
おいて、旋回台1を旋回させる際、オペレータが運転席
21に着席して高速旋回するときにはジョイステックレ
バー23を操作し、低速で正確な位置決め旋回をすると
きにはマスターアーム22の1軸を旋回動作する。
【0036】そして、このような産業用マニプレータに
よるマスタアーム22もしくはジョイステックレバー2
3を操作することでスレーブアームを作動させることが
できるが、作業の種類やその作業状況によってはこのス
レーブアームが邪魔となってオペレータから作業物体が
見えにくくなってしまう場合がある。
【0037】この場合、図1あるいは図4に示すよう
に、旋回台1に対するマスタ運転台32(連結バー3
4)の取付位置を変更したり、あるいは、旋回台1に対
するマスタ運転台32の取付角度を変更する。このよう
にマスタ運転台32の取付位置及び角度を変更、調整す
ることによって運転台32の運転席21に座るオペレー
タからの作業物体の死角をなくして作業をしやすくでき
る。
【0038】
【考案の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本考案の産業用マニプレータによれば、運転席を旋
回台に対して少なくともスレーブアームの両側部を含む
複数の取付位置に着脱自在としたので、マニプレータに
よる作業状況に応じて操作者がマニプレータを操作しや
すい最適の運転位置に運転席の位置を調整することがで
き、例えば、スレーブアームの動作作業中に、このスレ
ーブアームによる作業物体に対する操作者の死角がなく
なって各種作業を良好な状態で行うことができる。その
結果、スレーブアームによる作業の作業性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスレーブアームを有す
る産業用マニプレータの平面図である。
【図2】マニプレータの正面図である。
【図3】マニプレータの側面図である。
【図4】運転席の着脱状態を表す旋回台の平面図であ
る。
【図5】運転席の着脱状態を表す旋回台の正面図であ
る。
【図6】垂直多関節の産業用マニプレータにおいてスレ
ーブアームを抽出した基本構成を表す概略図である。
【図7】スレーブアームの基本構成を表す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 旋回台 3 基台 4 垂直アーム 21 運転席 22 マスターアーム 23 ジョイステックレバー 31,36 取付孔 32 マスタ運転台 34 連結バー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スレーブアームの旋回台に操作者が座る
    運転席と前記スレーブアームに動作指令を送るマスタア
    ームを装着し、マスタ・スレーブ方式によって操作して
    作業物体に対して作業を行う産業用マニプレータにおい
    て、作業状況に応じて前記運転席が前記旋回台に対し
    、少なくとも前記スレーブアームの両側部を含む複数
    の取付位置に着脱自在としたことを特徴とする産業用マ
    ニプレータ。
JP1993023918U 1993-05-10 1993-05-10 産業用マニプレータ Expired - Lifetime JP2545046Y2 (ja)

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JPH07688U JPH07688U (ja) 1995-01-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE9001589U1 (ja) * 1990-02-12 1990-06-13 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh, 7930 Ehingen, De
JP2771027B2 (ja) * 1990-09-27 1998-07-02 住友建機株式会社 ホイールクレーンにおける運転室

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