JP2544913B2 - 白米計量包装装置 - Google Patents

白米計量包装装置

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JP2544913B2 JP61182291A JP18229186A JP2544913B2 JP 2544913 B2 JP2544913 B2 JP 2544913B2 JP 61182291 A JP61182291 A JP 61182291A JP 18229186 A JP18229186 A JP 18229186A JP 2544913 B2 JP2544913 B2 JP 2544913B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、精米工場等における白米計量包装装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、精米機の後工程あるいは白米を一時貯留する白
米タンクの後工程に白米計量包装装置を配設し、精米機
から直接又は白米タンクを介して白米計量包装装置に白
米を導き、計量・包装を行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に、精米直後の白米は精米時の発熱によって外気
温よりも10〜15℃程度高温となっている。そこで、精米
直後の精白米を計量包装装置によって計量してビニール
袋等に袋詰めすると外気温と袋内との間に温度差が生
じ、袋内壁面に露を結ぶ。白米タンク内に一時貯留され
た白米も急速に温度が下がることがなく(白米粒子間げ
きの空気が保温の役目をするので、外気温まで放熱する
のに2〜3日を要す)、精米直後同然の高温状態で袋詰
めされ、結露を生じていた。
袋内の結露水は一部の白米に吸収され、時間と共にカ
ビ等が繁殖し、変色(赤色、茶色)して食味低下や商品
価値低下といった問題が生じていた。
この発明は前記問題点を考え合わせ、包装後、袋内で
の白米の変色等が生じることない白米計量包装装置を提
供することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記問題点を解決するためこの発明は、精米装置から
排出された白米を受け入れて、この白米を冷湿風で冷却
するための加湿空気発生装置と空気冷却装置とを備えた
白米冷却装置に連結してなる白米計量包装装置であっ
て、前記精米装置から前記白米冷却装置に至る流路中に
白米タンクを設けるとともにこの白米タンクに、タンク
内の白米の温度を検出する穀温測定計を設け、この穀温
測定計が予め定めた一定値以下の白米温度を検出したと
きに白米を前記白米冷却装置に通すことなく前記白米計
量包装装置に導く分岐路を設ける、という技術的手段を
講じた。
〔作 用〕
精米装置から排出されて高温となった白米は、いった
ん白米タンク内に貯留されるとともに穀温測定計によっ
てその穀温が測定される。そして、穀温測定計が、あら
かじめ設定した、結露現象を生じない一定温度超を検知
したときは、白米タンク内の白米は白米冷却装置に投入
され、加湿空気発生装置及び空気冷却装置によって発生
する冷湿風に接して冷却された後、白米計量包装装置に
供給して計量・包装が行われる。
一方、前記穀温測定計が前記一定温度以下を検知した
ときは、白米タンク内の白米は前記白米冷却装置を通る
ことなく白米計量包装装置に供給される。
〔発明の実施例〕
本発明の好適な実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図は本発明実施例の全体を示す一部破断の正面図
である。符号1は精米機からなる精米装置の全体を示し
(研米機等の場合もある。)、同2は供給ホッパー、同
3は排出樋、同4は多孔壁除糠精白筒であり、多孔壁除
糠精白筒4内には精白転子5が回転自在に横架してあ
る。本実施例における精白転子5は金剛砂ロールで形成
したが、攪拌(かくはん)ロールによって形成する場合
もあり、また、金剛砂ロール型精米機と攪拌ロール型精
米機とを組合わせて連座とすることもある。符号6は除
糠ホッパー、同7は除糠用の排風機、同8Aは供給ホッパ
ー2に原料玄米を供給する揚穀機、例えばバケットエレ
ベーターである。
符号9は精米機1から排出される白米を冷却するため
の白米冷却装置であり(第2図参照)、本実施例におい
ては、精米機1の排出樋3から吐出される白米を、揚穀
機8B及び白米タンク10を介して後工程へ供給するように
形成し、白米冷却装置9は、後述する計量包装装置29の
直前工程に設けられる。また、前記白米タンク10には該
タンク10内の白米の穀温を検知する穀温測定計10Mが装
備される。
白米冷却装置9につき、以下に説明する。符号11は白
米を張り込む穀槽、同12は穀槽11上部に設けた供給口、
同13は供給ホッパー、同14は供給口12下方に回転可能に
吊るして設けた飛散盤である。符号15は穀槽11の一側壁
に設けた給気室、同16は他側壁に設けた排気路であり、
給気室15と排気路16との間には複数段、かつ平行に横架
した断面形状山形の風路が形成される。すなわち、一端
を給気室15に開口した給気用山形風路17と、一端を排気
路16に開口した排気用山形風路18とが一段置きに多数設
けられる。符号19は超音波発生器及び送風機からなる加
湿空気発生装置であり、加湿空気発生装置19は風路すな
わち給気ダクト20を介して給気室15に連結してある。符
号21は供給ダクト20に設けた空気冷却装置であり、空気
冷却装置21は熱交換器やコンプレッサー等で形成され
る。
符号22は穀槽11の側壁に設けた穀温測定計、同23は同
じく側壁に設けた含水率測定計であり、穀温測定計22と
含水率測定計23とは白米冷却装置9の制御部(図示せ
ず)に電気的に連絡してある。これにより、白米を冷却
する速度を制御したり、所定の穀温になると白米を自動
的に排出させるよう形成される。符号24は穀槽11内の下
部に設けるとともに間けつ作動するロータリーバルブ、
同25はロータリーバルブ24の下方に設けた排出用スクリ
ューコンベア、同26は排出用スクリューコンベア25の終
端部に接続したバケットエレベーター、同27はバケット
エレベーター26の排出部と供給ホッパー13下部とを接続
する循環用スクリューコンベアであり、バケットエレベ
ーター26排出部には白米の流れを循環用スクリューコン
ベア27側へ切換える切換弁(図示せず)が設けられる。
符号28は排気路16に接続する風路、すなわち排気ダクト
であり、排気ダクト28の他端側は排風機(図示せず)に
連結するとともにその端部は屋外に臨ませてある。
符号29は計量包装装置の全体を示し、同30は供給ホッ
パー、同31はバケットエレベーター26の吐出部と供給ホ
ッパー30とを連絡するシュート、同32は計量槽33等を備
えた計量部、同34は排出シュート35やシーラー36等を備
えた包装部である。符号37はチューブ状ロールフィル
ム、同38は計量・包装後の包装袋(製品)を搬送するベ
ルトコンベアである。
次に、上記実施例における作用について説明する。
揚穀機8Aによって原料玄米を精米機1の供給ホッパー
2に投入するとともに精米機1の運転を開始する。原料
玄米は多孔壁除糠筒4と精白転子5との間隙(精白室)
を排出樋3側へ流動する間に精白作用を受けるが、この
とき、かなりの発熱を伴う。発熱した白米は揚穀機8Bを
経て白米タンク10に投入される。そして、白米タンク10
に設けた穀温測定計10Mが検出する白米温度が一定温度
を超えるとき(結露現象の恐れがあるとき)に穀温測定
計10Mからの信号によって流路切換弁39のモーターを作
動させて分岐路40aを開通させることによって白米を白
米冷却装置9へ導き、前記検出温度が一定温度を超えな
いときは、流路切換弁39により分岐路40bに切換え、白
米冷却装置9を介さないで計量包装装置29によって計量
・包装するよう形成する。
なお、穀温測定計22,10Mの検出する白米温度が「一定
温度」超であっても、その差が微少であるときは、空気
冷却装置の作用を停止し、常温加湿風のみで白米を冷却
することもある。
次に、白米冷却装置9における作用につき述べる。
白米冷却装置9の供給ホッパー13に供給された白米
は、供給口12から穀槽11内に投入される。この際、供給
口12下方には飛散盤14が回転しているので、前記白米は
穀槽11内に均一に張り込まれることになる。飛散盤14に
よって穀槽11内にまき散らされるように投入される白米
は、更に給気用山形風路17及び排気用山形風路18によっ
て分流されて攪拌されながら下方へ流下する。
一方、加湿空気発生装置19によって霧状の水分を含ん
だ加湿空気流が発生するとともに、前記加湿空気は供給
ダクト20の中途に設けた空気冷却装置21によって冷却さ
れ、いわゆる冷湿風となって給気室15から多数の給気用
山形風路17内に送り込まれる。給気用山形風路17内に送
風された前記冷湿風は各給気用山形風路17の下端から穀
槽11内に流出し、白米粒子間を通過して白米を冷却しな
がら多数の排気用山形風路18の下端へ流入する。こうし
て、穀槽11内の白米の冷却が行われるのであるが、冷却
だけでなく加湿空気によって同時に水分添加も行うの
で、白米が過乾燥状態となって胴割れ現象を生じること
がない。したがって、白米粒子間を通過する冷湿風中に
は、冷風によって失われる水分を補償する程度の量の水
分を含むものとする。
ほぼ外気温に冷却された白米は、ロータリーバルブ24
の回転によって穀槽11底部に流下し、排出用スクリュー
コンベア25、バケットエレベーター26及びシュート31を
経て計量包装装置29側へ移送されるのであるが、穀槽11
内の白米の温度及び含水率は穀温測定計22及び含水率測
定計23によって常時測定されており、適正な穀温及び含
水率となるよう加湿空気発生装置19及び空気冷却装置21
の制御を行うとともに、必要ならバケットエレベーター
26の排出部に設けた切換弁を切換えて、白米を複数回穀
槽11内を循環させる。
白米粒子間を通過して排気用山形風路18から排気路16
へ合流した使用済みの冷湿風は、排気ダクト28を経て屋
外へ除去される。
白米冷却装置9によって外気温程度に冷却された白米
は、シュート31を経て計量包装装置29の供給ホッパー30
に供給される。そして、計量部32で一定重量に計量され
た後、包装部34にてチューブ状ロールフィルム37内に投
入され、シールして密封される。
第3図は白米計量包装装置29の上方に白米冷却装置9
の穀槽11を配設し、穀槽11内には給気用山形風路17と排
気用山形風路18とを多数横架するとともに、穀槽11の排
出部と白米計量包装装置29の供給部とを短絡的に接続し
た場合の実施例を示すものである。作用については先の
実施例とほぼ同様であるので省略するが、このようにし
た場合は、白米が長い流路を移動中に再び温度上昇する
ことがなく、また精米工場内のスペースを有効に使用で
きるものである。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の白米計量包装装置は、精米
装置から排出された白米を受け入れて、この白米を冷湿
風で冷却するための加湿空気発生装置と空気冷却装置と
を備えた白米冷却装置を設け、しかも、この白米冷却装
置に至る流路中に白米タンクを設け、この白米タンクに
設けた穀温測定計により穀温を測定し、この穀温が一定
値以下のときには前記白米冷却装置を通さず、分岐路に
より直接白米計量包装装置に導くようにしたので、白米
計量包装装置に供給される白米は冷却されており、白米
計量包装装置によって包装される包装袋内で結露現象を
生じることがなく、白米の品質が長期間保たれる。ま
た、白米を冷却する際に失われる水分を補償するため、
冷却とともに湿風を施すので胴割れの恐れがなく、同時
に製品の水分むらをなくして品質を向上するものであ
る。加えて、白米温度が、結露を生じるおそれのある温
度に達しない冬季等においては、不必要に白米を冷却し
ない一方、夏季等において、精米工場内に冷房による冷
風を送風したときでも結露の心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例を示す一部破断の正面図、第2図
は第1図の一部の側断面図、第3図は別の実施例を示す
正面図である。 1……精米機、2……供給ホッパー、3……排出樋、4
……多孔壁除糠精白筒、5……精白転子、6……除糠ホ
ッパー、7……排風機、8A,8B……揚穀機、9……白米
冷却装置、10……白米タンク、11……穀槽、12……供給
口、13……供給ホッパー、14……飛散盤、15……給気
室、16……排気路、17……給気用山形風路、18……排気
用山形風路、19……加湿空気発生装置、20……給気ダク
ト、21……空気冷却装置、22……穀温測定計、23……含
水率測定計、24……ロータリーバルブ、25……排出用ス
クリューコンベア、26……バケットエレベーター、27…
…循環用スクリューコンベア、28……排気ダクト、29…
…計量包装装置、30……供給ホッパー、31……シュー
ト、32……計量部、33……計量槽、34……包装部、35…
…排出シュート、36……シーラー、37……チューブ状ロ
ールフィルム、38……ベルトコンベア、39……流路切換
弁、40a,40b……分岐路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】精米装置から排出された白米を受け入れ
    て、この白米を冷湿風で冷却するための加湿空気発生装
    置と空気冷却装置とを備えた白米冷却装置に連結してな
    る白米計量包装装置であって、前記精米装置から前記白
    米冷却装置に至る流路中に白米タンクを設けるとともに
    この白米タンクに、タンク内の白米の温度を検出する穀
    温測定計を設け、この穀温測定計が予め定めた一定値以
    下の白米温度を検出したときに白米を前記白米冷却装置
    に通すことなく前記白米計量包装装置に導く分岐路を設
    けたことを特徴とする白米計量包装装置。
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