JPS62175654A - 籾乾燥機における水分自動測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、循環乾燥中の籾を予め設定された仕上り水分
値となるよう、より正確に乾燥せしめるための籾乾燥機
における水分自動測定装置に関する。

従　来　技　術 従来、乾燥機内を循環流動されている籾に乾燥熱風を浴
びせて乾燥せしめる過程において、前記循環乾燥中の籾
の一部を取り出して該籾の水分値を水分検出器で検出せ
しめながら熱風温度や風量を増減調節せしめて、籾を予
め設定された仕上り水分値となるように乾燥せしめるた
めの乾燥籾粒の水分自動測定装置ａは本出願前例えば特
公昭４９−１６３０５号公報に記載されていて公知であ
る。

発明が解決しようとする問題点 ところで、従来公知の水分自動測定装置においては、籾
の水分値検出に際しては、籾中に多く混入されていた塵
埃物を選別除去することなく循環乾燥工程中の籾の一部
を無作為に取り出した後、これを水分検出ロールに供給
してその水分値を検出し、該検出水分値が予め設定され
た仕上り水分値となった時点で乾燥機の運転に停止させ
乾燥籾を次工程に移行せしめていたものである。

しかしながら、上述の如く、包中の塵埃物を選別除去す
ることなく籾の水分検出作業を行った際には塵埃物のた
め検出水分値にバラツキが多く発生し正確な水分値全検
出することができない許りか、検出籾は籾殻に覆われた
籾全対象としているので、籾殻のため検出水分値がさら
にバラツキ、到底正確な水分値を期待できない。

以上の事柄は、予め設定された仕上り水分値に乾燥され
たとする乾燥籾の水分値を、脱秤、選別作業により得ら
れた整粒玄米（製品）の検出水分値と比較した場合には
水分値に差が生じることからして明らかである。従って
、籾殻により覆われた籾の検出水分値だけでは予め設定
された仕上り水分値の製品を正確に得ることはできない
間鴎が生じた。

そこで本発明は、循環乾燥中の包中より取り出した検出
用の籾は必らず風選別作用により包中に混入した塵埃物
を選別除去した後、水分検出ロールに供給してバラツキ
を発生させることなく常時循環乾燥中の籾の水分値を正
確に検出せしめると共に、水分検出ロールにより得られ
た検出水分値が予め設定された水分値に近づいたら自動
切替シャッタにより供給された籾に籾摺ロールに供給し
玄米として風選別した後、水分検出ロールにより予め設
定された水分値まで正確に検出ができる目的をもった籾
乾燥機における水分自動測定装置全提供して、上記の問
題を解決したものである。

問題を解決するための手段 従って、本発明の技術的課題は、循環乾燥中の籾の水分
値が予め設定された仕上り水分値となったこと全自動的
に検出させることにある。この技術的課題を解決するた
め、特にその構成音、籾乾燥機の循環工程中の適所に、
供給樋および排出樋を夫々接続した水分検出１ｔ−設け
、上記供給樋と排出樋との水分検出筒内部には、供給樋
の下端を臨ませた籾摺ロールと、該籾摺ロールの下部に
上下二段に亘り斜設した玄米流穀板と籾流穀板の末端側
に噴風口を臨ませた選別送風機と、風選別された玄米又
は籾の水分値全検出する水分検出ロールを順次配設する
と共に、供給樋の末端側と籾摺−ロールとの間には、供
給樋より供給された籾を水分検出ロールの検出水分値に
より籾流穀板又は籾摺ロールに切替え供給せしめる自動
切替シャッタ全振動自在に軸架したことを特徴とする籾
乾燥機にふ・ける水分自動測定装置としたものである。

作　　　　　　　　用 上記技術的手段は次のように作用する（図面参照）。

今、多くの塵埃物を含んだ籾を乾燥機本体１内に収容し
、該籾を昇降機２を介して乾燥機本体１内部を循環流動
せしめながら乾燥せしめると共に乾燥籾の水分値を測定
する。この籾の水分値検出作業の始動時にあっては、自
動切替シャッタ１４により籾摺ロール７．７への供給路
が遮断されているため、供給ｔｉ１！４に取り出された
循環乾燥中の籾の一部は供給樋４より籾流穀Ｆｉ、９上
に供給され、次いで籾流穀板９の末端部において選別送
風践１０の噴風口１１より勢いよく噴出される選別風に
浴びて混入された塵埃物のみを籾より風選除去し、精選
された籾のみを水分検出ロール１２，１２に供給して該
籾の水分値を検出する。以上のような水分値検出作業は
籾が予め設定された仕上り水分値（例えば１４．５％）
に略近づくまで何回となく行われる。そして循環乾燥作
用によって、乾燥籾の水分値が仕上り水分値に略近づい
た水分値（例えば１５，５％）となったことが水分検出
ロール１２゜１２により検出されると、その検出信号に
より自動切替シャッタ１４は供給＠４と籾流穀板９との
通路を遮断する側に振動して、供給＠４よりの籾を籾摺
ロール７．７へ供給せしめて脱存し、得らｌた玄米と籾
殻とを玄米流穀板８に沿い流下させ、その末端部におい
て噴風口１１より勢いよく噴出される選別風で籾殻と玄
米と金風還別し、精選された玄米のみ全水分検知ロール
１２．１２に供給して、玄米の水分値を検出する作業を
何回となく行う。そして、その検出水分値が予め設定さ
れた水分値（例えば１４．５％）となったら、その時点
で籾乾燥作業を停止せしめれば、乾燥籾が例え籾殻によ
って覆われたものであっても、予め設定された仕上り水
分値の乾燥籾が正確に得られる。

実　　　施　　　例 以下本発明の一実施例を説明する。

図面において、１は適宜の型式からなる公知の循環型の
籾乾燥機であって、該籾乾燥機１の一側には昇降機２を
付設して、籾乾燥機１に投入収容された籾を昇降機２′
に介して籾乾煙ａ１内部に循環流動せしめながら予め設
定された仕上げ水分値（例えば１４．５％）となるよう
に乾燥せしめる。

３は上端側に供給樋４を、又下端側に排出樋５全夫々設
けた水分検出筐であって、上記供給機４の先端側および
排出樋５の下端側は、昇降Ｑ２の適所に夫々接続せしめ
ると共に供給樋４と昇降機２との接続位置には循環乾燥
中の籾の一部を供給樋４に取り出すための開閉弁６が開
閉自在に軸架されている。この開閉弁６は作業者により
適宜振動せしめるか、若しくはタイマ付の電磁石の吸着
作用或はその他適宜の装置により一定時間毎に間欠開閉
せしめてもよい。上記供給樋４と排出樋５との間の水分
検出ロール部には、供給樋４の下端を臨ませた籾摺ロー
ル７．７と、籾僧ロール７゜Ｔの下部に上下二段【こ亘
り斜設された玄米流穀板８と籾流穀板９の末端側に噴風
口１１を臨ませた選別送風機１０と、風選別された精選
状の玄米又は籾の水分値全検出する水分検出ロール１２
．１２を順次配設せしめである。１３は風選別された以
後の玄米又は籾を受は止めて水分検出ロール１２゜１２
へ供給させるための多孔流穀板であり、前記水分検出ロ
ール１２．１２より排出された玄米又は籾は排出樋５を
経て昇降機２内に還流されるようになって−る。上述し
た供給樋４の末端側と籾摺ロール７．７との間には、供
給樋４より供給された籾を籾流穀板９上に供給せしめた
り又は籾摺ロール７．７に切替え供給させるための自動
切替シャッタ１４が振動自在に軸架されている。上記自
動切替シャッタ１４の切替え振動作動は水分検出ロール
１２．１２により検出された水分値が予め設定された籾
の仕上り水分値（例えば１４．５％）に近づいた水分値
（例えば１５．５％）となったら検出水分値の信号を受
けて自動的に振動されるように構成されている。

従って、水分検出ロール１２．１２に一端を接続したリ
ード線１５．１５の他端を電気抵抗計１６に接続せしめ
て水分検出ロール１２．１２と電気抵抗計１６との間に
検出回路を形成せしめると共に、電気抵抗計１６と自動
切替シャッタ１４を切替え振動させる　振動部ｖ４１７
とは電気的に接続せしめである。１８は供給樋４より籾
摺ロール７．７に余分の籾が供給された際に、該余分の
溢流籾を溢流させるための溢流口であって、溢流口１８
を経て溢流さｒた溢流籾は溢流板１９に沿って流下さｌ
、排出樋５を経て昇降機２に還流される。

２０は多孔流穀板１３の上端側に基端側？軸として左右
に振動できるように軸架された選別調節板である。

この実施例の水分自動測定装置は、循環乾燥中の籾の水
分値が予め設定された仕上げ水分値に略近づくまでは自
動切替シャッタ１４により供給樋４′５Ｉ：経て取り出
した一部の籾を脱拌させずに籾流穀板９へ供給し、これ
が包中に混入した塵埃物を選別送風機１０の噴風口１１
より噴出さｌた選別風で選別して塵埃物全速かに除去し
た後、水分検出ロール１２．１２に供給して、その籾の
水分値の検出作業全行わせると共に、循環乾燥作業の進
行により、上記水分検出ロール１２．１２により検出さ
ｊた水分値が予め設定さｎた仕上り水分値（例えば１４
．５％）に近づいた水分値（例えば１５゜５％）となる
と自動切替シャッタ１４が自動的に切替わって供給樋４
よりの籾を籾摺ロール７．７へ供給せしめ、これ全脱存
して玄米としたのち、さらに選別送風機１０の噴風口１
１より噴出された選別風で玄米と籾殻とを分離し、玄米
を水分検出ロール１２．１２に供請して水分検出作宋に
隨時行い、得られた検出水分値が予め設定さｌた仕上り
水分値（例えば１４．５％）となった時点で籾乾燥機１
の運転全停止すれば、総ての乾燥籾全所定の仕上り水分
値となるように乾燥させることができる。

発明の効果 要するに本発明は、前記の如き技術的手段を有し、かつ
作用をするものであるから、循環乾燥工程中の籾の一部
を随時、水分検出筐３に供給して該籾の水分値を何時で
も検出せしめて乾燥状態を知ることができる許りか、水
分検出筐３内に供給さ社た籾は、該籾の検出水分値が予
め設定さ社た仕上り水分値に近づくまでの間は脱拌する
ことな（籾流穀板５上へ供給して、その末端部において
包中に混入した塵埃物を噴風口１１より噴出する選別送
風機１０の選別風により分離し、精選籾とした後、水分
検出ロール１２，１２へ供給して、バラツキを発生させ
ることなく正確な水分値の検出作業を行わせることがで
きると共に、籾の検出水分値が予め設定された水分値に
近づいたら自動切替シャッタ１４の切替作動で、籾を籾
摺ロール７、Ｔに供給して脱秤し、玄米となし、さらに
玄米を選別送風機１０により風選別して精選玄米とした
後、水分検出ロール１２，１２に供給して玄米の水分値
の検出作業をバラツキも発生させず正確に行わせ、玄米
の検出水分値が予め設定さｎた仕上り水分値となった時
点で籾乾燥機１の運転を停止せしめｌば、籾乾燥機１に
収容さｒた籾の総てを予め設定さｒた仕上り水分値とな
るよう正確に乾燥させることができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は籾乾燥機における水分自動測定装置の一実施例を
示すものであって、第１図は側面図、第２図は要部全拡
大し、かつ一部を切欠した縦断側面図である。 １・・・籾乾燥機、２・・・昇降機、３・・・水分検出
筐、４・・・供給樋、５・・・排出樋、７，７・・・籾
摺ロール、８・・・玄米流穀板、９・・・籾流穀板、１
０・・・選別送風機、１１・・・噴風口、１２．１２・
・・水分検出ロール、１４・・・自動切替シャッタ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 籾乾燥機の循環工程中の適所に、供給樋および排出樋を
   夫々接続した水分検出器を設け、上記供給樋と排出樋と
   の間の水分検出筐内部には、供給樋の下端を臨ませた籾
   摺ロールと、該籾摺ロールの下部に上下二段に亘り斜設
   した玄米流穀板と籾流穀板の末端側に噴風口を臨ませた
   選別送風機と、風選別された玄米又は籾の水分値を検出
   する水分検出ロールを順次配設すると共に、供給樋の末
   端側と籾摺ロールとの間には、供給樋より供給された籾
   を水分検出ロールの検出水分値により籾流穀板又は籾摺
   ロールに切替え供給せしめる自動切替シャッタを振動自
   在に軸架したことを特徴とする籾乾燥機における水分自
   動測定装置。