JP2544878B2 - 電池用セパレ―タ― - Google Patents

電池用セパレ―タ―

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JP2544878B2
JP2544878B2 JP5046958A JP4695893A JP2544878B2 JP 2544878 B2 JP2544878 B2 JP 2544878B2 JP 5046958 A JP5046958 A JP 5046958A JP 4695893 A JP4695893 A JP 4695893A JP 2544878 B2 JP2544878 B2 JP 2544878B2
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い強度と高い透過性
をかね備えた多孔化透過性ポリエチレンフィルムを用い
た電池用セパレーターに関するものである。詳しくは、
電池を構成する正極板と負極板との間に介在させ、正負
極が接触して短絡するのを防止するための多孔性薄膜か
らなり、事故によりショートしてもフィルムの孔が閉塞
して過熱や発火を防止する電池用セパレーターに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンのフィルムは、耐薬品性が
良好である事等からフィルムとして多く使用されてい
る。又、電池用セパレーターには、多孔化された透過性
ポリエチレンフィルムが使用されている。この多孔化フ
ィルムの強度の高いものが得られれば更にその需要は拡
大すると思われる。強度の高いポリエチレンフィルムを
作成する為には、延伸をほどこすことが不可欠である
が、一軸延伸では一方向は強いがそれに直角な方向は弱
いという欠点を有するので二軸延伸する事が望ましい。
【0003】又、使用するポリエチレンの分子量を高く
する事により延伸したフィルムの強度が強くなる事は周
知であるが、分子量を高くすれば押出性等の成形性が低
下することも明らかであり、工業的な生産を考えて現在
その分子量は20万程度にとどまっているのが現状であ
り、この為フィルムの強度にも上限がみられる。多孔化
透過性のフィルムについてみると、透過性膜の製造方法
の代表的なものとして以下のものがある。
【0004】(イ)樹脂微粉末を焼結する。 (ロ)ポリオレフィン系樹脂を溶融延伸した後熱処理、
再延伸する。(例えば特公昭46−40119号公報) (ハ)樹脂に液体又は固体を混入し、成形加工した後混
入した、液体又は固体を抽出する抽出法。(例えば特開
昭54−52167、特開昭55−131028、特開
昭55−746号公報)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記における従
来の方法で得られたフィルムはまだ電池用セパレーター
としては充分なものとは云い難かった。即ち、(イ)の
方法で得られた多孔膜では形成される孔径が数10μと
粗大であり孔径のコントロールが困難である。(ロ)の
方法では、熱可塑性樹脂を溶融延伸して、得られたフィ
ルムをさらに延伸して多孔膜とするものであるがその製
法の制限により多孔膜の異方性が大きくなり一方向にさ
けやすい。次に(ハ)の抽出法においては得られたフィ
ルムが空孔率の高いほどもろくなり、破断しやすくフィ
ルム強度と透過性のバランスから見てある程度の強度を
要する用途には使用できない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の様な
状況に鑑み、従来にない強度と、透過性のバランスの優
れた多孔化透過性フイルムからなる電池用セパレーター
を提供することを目的に、種々検討を行なった結果、高
分子量ポリエチレンを用いることにより目的を達成し本
発明を完成した。即ち、本発明の要旨は、粘度平均分子
量40万以上の高分子量ポリエチレンからなり、強度が
5kg/mm2以上の引張強度であり、かつ空孔率が1
0〜90%で、窒素ガスの透過係数が1.0×10
6(ml・cm/sec・cm2・cmHg)以上である事を特徴とする、
多孔化透過性ポリエチレンフイルムからなる電池用セパ
レーターに存する。
【0007】本発明における強度と透過性のバランスを
有した、多孔化膜を得るためには、まず粘度平均40万
以上という高分子量のポリエチレンを使用することであ
る。高分子量ポリエチレンとしてはエチレン単独重合体
のほかプロピレン、ブチレン、ペンテン、ヘキセン、4
メチルペンテン、オクテン等との共重合体であっても良
く、共重合成分としては5モル%以下が好ましい。しか
しながら40万以上の高分子量のポリエチレンは溶融粘
度が高い、それ故成形方法は限られ、圧縮成形又は特殊
な成形機を用いた押出成形、射出成形が実施されている
が、ほとんどは圧縮成形に限られており、その成形時間
も1回当り数時間を要する場合もある。延伸フィルムの
原反シートを押出成形で作成しようとしても、成形ダイ
スを通すために高圧力を要し、又たとえダイス内を流動
させたとしても、流出時にいわゆるメルトフラクチャー
が発生して均一なシートは得られない。更に原反の延伸
によりフィルムを得ようとしてもその延伸性が通常のポ
リエチレンに比較して悪く望みの倍率に均一に延伸出来
ない。
【0008】上記の様な成形性、延伸性を改良するため
に高分子量ポリエチレン{(A)成分}に該(A)成分
を膨潤あるいは湿潤せしめる脂肪族又は脂環式化合物
{(B)成分}を加える。(B)成分としては、高分
子量ポリエチレン(PE)と相溶性が良く、特に溶融状
態で均一に混合される事、延伸性を向上させるため又高
分子PEの溶融を促進させる点から融点が高分子量P
Eより低く容易に該PEを膨潤あるいは湿潤せめしる
事、取扱いの容易な溶媒である水、低級アルコール又
はこれらの混合物等に可溶であって、シートやフィルム
とした後これらで抽出が可能であること、更に好ましく
はシートに加工した後の取り扱いの易さから常温固形
であること、等の要件を満す必要がある。
【0009】脂肪族又は脂環族化合物{(B)成分}は
一般に融点が100℃未満であり、高分子量ポリエチレ
ンの融点以上すなわち150℃以上の温度で容易に高分
子量ポリエチレンを膨潤あるいは湿潤せしめる。該脂肪
族化合物はその炭素数が増すにつれ高分子量ポリエチレ
ンとの相溶性が良好となるため高分子量ポリエチレンを
充分に膨潤あるいは湿潤させるには炭素数15以上が望
まれる。又炭素数15以下では常温液状であり延伸成形
物とした際(B)成分がブリードしやすいといった面で
も好ましくない。
【0010】上記要件を満す(B)成分の具体例として
はセチルアルコール{CH3 (CH 2 14CH2
H}、ヘプタデシルアルコール{CH3 (CH2 15
2 OH}、ステアリルアルコール{CH3 (CH2
16CH2 OH}、セリルアルコール{CH3 (CH2
24CH2 OH}、ベヘニルアルコール{CH3 (C
2 20CH2 OH}等のアルコール類;ジオクチルエ
ーテル{(C8 172 O}、ジデシルエーテル{(C
10212 O}、ジドデシルエーテル{(C12252
O}、ジオクタデシルエーテル{(C18372 O}等
のエーテル類;メチルテトラデシルケトン{CH3 CO
(CH2 13CH3 }、n−プロピルヘキサデシルケト
ン{CH3 (CH2 2 CO(CH2 15CH3 }、ジ
ドデシルケトン{CH3 (CH2 11CO(CH2 11
CH3 }、ジオクタデシルケトン{CH3(CH2 17
CO(CH2 17CH3 }等のケトン類;ラウリン酸オ
クチル{CH3 (CH2 10COO(CH2 7
3 }、パルミチン酸エチル{CH3 (CH2 14CO
OCH2 CH3 }、ステアリン酸ブチル{CH3 (CH
2 16COO(CH2 3 CH3 }、ステアリン酸オク
チル{CH3 (CH2 16COO(CH2 7 CH3
等のエステル類等の脂肪族化合物、ジシクロペンタジエ
ンを主成分とする平均分子量500〜2000程度の石
油樹脂又は該石油樹脂の水添物等の脂環式化合物等が挙
げられる。
【0011】(A),(B)両成分を均一に混合する方
法としては二軸押出機ブラベンダー混練機、バンバリー
ミキサー等を用いて出来るが、あらかじめ(A),
(B)両成分をパウダーで混合した後150〜180℃
で放置して(B)成分が(A)成分を膨潤した状態にし
て上記混合機に供給すると、両成分の均一混合を効率良
く達成する事が出来る。この均一混合において、(A)
成分の重量が、60重量%を超えると、上記通常の混練
機による均一混合が困難となる。短時間では、超高分子
量PEが充分に溶解せず均一にするために、長時間混練
りを加えると、発熱のため温度が異常に高くなり、しか
も高いせん断力がかるため、高分子量PEの分子量が大
巾に低下してしまう。
【0012】均一混合をする必要性は主として次の2点
からである。即ち第1にたとえば(A),(B)両成分
を単にパウダーブレンドしただけで、通常成形に用いら
れる単軸押出機に供給すると、融点の低い(B)成分の
みが先に溶解するため押出機内ですべりが発生し、高分
子PE自体にはせん断力が加わらず溶融が不完全とな
る。このため、組成物の押出しが間欠的になったり更に
ひどい場合には閉そくして押出しが不能となる。
【0013】第2に組成が不均一であると、ダイス等に
おける流れが一定とならず、たとえば均一な特に厚さが
1mm以下の薄いシートを得ることが困難となる。ここ
でより均一な成形を行うためには、混練機で混合した均
一混合物を、固化させる事なく、溶融した状態で、押出
機に供給する事が望ましい。この理由は一旦冷却固化さ
せると、若干の相分離が起り、このため、先に述べた単
軸押出機供給部分において、(A),(B)両成分の溶
融が均一に行なわれないためと考えられる。
【0014】上記の様にして得た組成物を延伸するため
の原反に加工する方法としては、(B)成分により充分
流動性が向上しているために、通常のポリエチレンと同
様の成形方法を採用する事が出来る。具体例としては、
Tダイ〜ロール、インフレーションフィルム成形法等が
挙げられる。次に上記の様に得た、原反から本発明の様
な強度と透過性のバランスの優れた、多孔化透過性フィ
ルムを得るためには二軸延伸するのが望ましい。この二
軸延伸において延伸温度は50〜150℃の広い温度領
域で均一に高倍率の延伸を達成する事が出来る。しかし
ながら高温で延伸すると、多孔化しなくなるため高い透
過性を得るためには、50〜130℃の範囲での延伸が
望ましい。又本発明の高強度を達成する為には延伸速度
50%/sec以上で3×3倍以上の延伸をする事が望
ましい。
【0015】更に、多孔化透過性ポリエチレンフイルム
は電池用セパレーターに適用するために親水性をもたせ
ると効果的な場合があるが、このことは例えば界面活性
剤を含ませる事により達成する事が出来る。本発明の電
池用セパレーターにおいて透過性フイルムの空孔率は、
10〜90%であり、好ましくは30〜80%程度であ
る。
【0016】多孔質フィルムまたはシートに界面活性剤
を含ませるには、界面活性剤と実質的に均一混合する液
体に界面活性剤を混合あるいは溶解し、該溶液に多孔質
フィルムまたはシートを浸漬させることにより行なうこ
とが出来る。界面活性剤と実質的に均一に混合する液体
としては、純水、更にはメチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール等のアルコール類が用
いられる。またこれらの混合物も用いることが出来る。
更には脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、クロロホル
ム、アセトン、四塩化炭素など、あるいはさらにこれら
の混合物も用いることが出来る。
【0017】界面活性剤の濃度しては0.1重量%以
上、さらには1重量%以上とすることが好ましい。界面
活性剤の濃度が0.1重量%未満であると、親水化処理
が可能であっても浸漬時間が長くなり、好ましくない。
多孔質フィルムまたはシートに公知のコロナ処理、フレ
ーム処理等の表面処理を施した後に界面活性剤を含ませ
ることも出来る。
【0018】界面活性剤を含浸させる時期は、延伸後で
も前でもかまわないが、延伸後がより好ましい。更に
(B)成分をアルコール等で抽出する際、該アルコール
に予め界面活性剤を溶解しておけば抽出と同時に含浸を
実施する事が出来る。界面活性剤としては種々のものが
用い得るが、例えば非イオン系界面活性剤としては、ポ
リオール、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルリン酸等、カチオン系界面活
性剤としては第四級アンモニウム塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、アルキルアミンオキシド等、アニオ
ン系界面活性剤としてはアルキルスルフォン酸塩、アル
キルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナフタレンスル
フォン酸塩、アルキルフルホコハク酸塩、アルキルスル
フォン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルスル
フォン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ルスルフォン酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオ
キシエチレンアルキルリン酸塩等から用いられる。
【0019】
【実施例】本発明の効果を明らかにするために、実施例
を示す。しかし本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものでない。本発明の明細書および実施例に示され
ている諸物性は次の方法に従って測定した。 ○引張強度(Kg/mm2 ):ASTM D−882に
準拠し、引張速度50mm/分にて測定。 ○N2 ガス透過係数(ml・cm/sec ・cm2 ・cmHg):ア
シコン社製UF攪拌セル12型を使用し、差圧1Kg/
cm2 、温度25℃にて測定。 ○空孔率(%):(空孔容積/多孔膜容積)×100 ○粘度平均分子量(Mv):溶媒テトラリン、測定温度
135℃にて〔η〕を測定し次式により計算。 〔η〕=4.60×10-4<M>0.725 (Tungの
式)
【0020】実施例−1 粘度平均分子量が150万であるポリエチレン20重量
%に対してステアリルアルコール80重量%をパウダー
ブレンドした後、170℃のオーブン中に30分間放置
し、ポリエチレンをアルコールで湿潤させた。この際混
合物100重量部に対して0.5重量部のフェノール系
安定剤を添加した。この混合物をジャケット温度170
℃、回転数100rpmの条件で10分間混練りした。
樹脂温は185℃で一定、トルクも一定であり混合物は
溶融状態で透明であり均一であった。
【0021】該均一混合物が冷却固化する前に170℃
の温度でプレス成形し0.5mmのプレスシートを得
た。該シートを、50〜60℃のエタノール中に5分間
浸漬しステアリルアルコールを抽出した。このシートは
多孔化のため白色を示した。この抽出後のシートを、二
軸延伸機を用い120℃の温度で200%/secで縦
横同時に、4×4倍の延伸を行った。この時のフィルム
の性質を表−1に示す。このフィルムを電池用セパレー
ターとして用いたが良好に機能した。
【0022】実施例−2〜5 二軸延伸の温度と延伸倍率を表−1に記載してある通り
にする以外は、実施例−1と同様の方法で延伸フィルム
を作成した各フィルムの性質を表−1に示す。得られた
フィルムを電池用セパレーターとして用いたが良好に機
能した。
【0023】比較例−1,2 表−1に示す様な条件で二軸延伸する以外は実施例−1
と同様の方法で延伸フィルムを作成した各フィルムの性
質を表−2に示す。得られたフィルムを電池用セパレー
ターとして用いたが良好とは云い難かった。
【0024】
【表1】
【0025】実施例−6 実施例−1で得た多孔化透過性フィルムを非イオン系界
面活性剤のポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト〔Tween20,東京化成(株)〕の1%エチルア
ルコール溶液に1分間浸漬後風乾した。この処理フィル
ムの透湿度及び吸湿率を表−2に示すが、親水処理しな
い場合に比較し、透湿度、吸湿量とも向上している事が
判る。得られたフィルムを電池用セパレーターとして用
いたが、良好に機能した。尚これらの測定方法は、下記
の通りである。 (イ)透湿度(g/m2 24時間):JIS Z020
8−1976に準じ温度30℃、相対湿度90%で測定
した。 (ロ)吸湿率(重量%):フィルムを40℃、3時間乾
燥後20℃、相対湿度100%の条件下で24時間後の
重量増加を測定、重量百分率で示す。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】本発明のフィルムは高強度で、かつ良好
なる透過性を有するものであり、電池用セパレーターと
して用いて大変好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 9/36 CES C08J 9/36 CES // B29C 55/02 7639−4F B29C 55/02 C08J 7/06 CES C08J 7/06 CES B29K 23:00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘度平均分子量40万以上の高分子量ポリ
    エチレンからなり、強度が5kg/mm2以上の引張強
    度であり、かつ空孔率が10〜90%で、窒素ガスの透
    過係数が1.0×10 6(ml・cm/sec・cm2・cmHg)以上で
    ある事を特徴とする、多孔化透過性ポリエチレンフイル
    ムからなる電池用セパレーター。
  2. 【請求項2】多孔化透過性ポリエチレンフイルムが親水
    化してなるものである事を特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の電池用セパレーター。
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