JP2544585Y2 - 冷蔵庫等の自動開閉扉 - Google Patents

冷蔵庫等の自動開閉扉

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JP2544585Y2
JP2544585Y2 JP5193491U JP5193491U JP2544585Y2 JP 2544585 Y2 JP2544585 Y2 JP 2544585Y2 JP 5193491 U JP5193491 U JP 5193491U JP 5193491 U JP5193491 U JP 5193491U JP 2544585 Y2 JP2544585 Y2 JP 2544585Y2
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JP
Japan
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door
closing
sector gear
gear
angle
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JP5193491U
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JPH04135684U (ja
Inventor
正明 亀崎
Original Assignee
株式会社省熱学研究所
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Publication date
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  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、業務用の大
形冷蔵庫並に冷凍庫、冷蔵倉庫並に冷凍倉庫等(以下、
冷蔵庫等と記す)の出入口扉に係り、電動で自動的に開
閉作動するようにした自動開閉扉に係るものであって、
特に、故障、停電等の事故発生時に、人力で、人の出入
りが可能な角度で、扉の開閉動をなし得るようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0002】
【従来の課題】冷蔵庫等の出入りに際して、作業者は両
手に品物を持っていたり、搬送車を押していたりして、
両手がふさがっている場合が多いため、押ボタンスイッ
チ、フートスイッチ等で作動するモーターを用いて、手
を使わずに自動的に扉を開閉する自動開閉扉が使用され
ているが、冷蔵庫等の扉は大形で重量が大であり、特に
閉止時に風に煽られてばたつくことがない強力な密閉力
を要求されるため、強力なモーターが必要とされ、そこ
で、通常のモーターでは大形になるため、小形で強力な
ブレーキ付のギヤモーターが好適とされている。
【0003】ところが該ギヤモーターは小形で回転駆動
力が強大な反面、故障、停電等で停止すると人力では到
底回転できないため、扉閉止状態でギヤモーターが停止
すると、作業者が庫内に閉じ込められる危険があり、よ
って、その使用に制約を受けていたものである。
【0004】そこで本考案は、上記ギヤモーターを使用
し乍ら、故障等の事故停止時には、扉を、人の出入りが
可能な開閉角度だけ、人力で開閉回動し得る安全機能付
きの自動開閉扉を考案して、上記従来の課題を解決した
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は、扉の開
閉角度と見合った円弧角度の歯部を備えた扇形ギヤを、
扉の上方壁面に固着したブラケットの軸に回動自在に枢
着し、該軸を開閉回動自在に支持した扉の回転軸(蝶
番)と同一中心軸線上に位置せしめ、
【0006】扉閉止位置で、扇形ギヤの前端が衝突停止
するストッパーをブラケットに突設すると共に、同位置
で扇形ギヤの後端と壁面との間に設定角度の間隔を形成
し、また、軸に巻装したばねの弾発力で扇形ギヤを扉閉
止回動方向に付勢し、
【0007】一方、扉の上端部に設置したギヤモーター
の駆動ギヤを上記扇形ギヤに噛合して構成した、冷蔵庫
等の自動開閉扉によって、従来の課題を解決したもので
ある。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面につき説明する
と、
【0009】扉1の開閉角度と見合った円弧角度の歯部
2aを備えた扇形ギヤ2を、扉1の上方壁面7に固着し
たブラケット3の軸4に回動自在に枢着し、該軸4を開
閉回動自在に支持した扉1の回転軸(蝶番)5と同一中
心軸線上に位置せしめ、
【0010】扉1閉止位置で、扇形ギヤ2の前端2bが
衝突停止するストッパー6をブラケット3に突設すると
共に、同位置で扇形ギヤ2の後端2cと壁面7との間に
設定角度α°の間隔を形成し、また、軸4に巻装したば
ね8の弾発力で扇形ギヤ2を扉閉止回動方向に付勢し、
【0011】一方、扉1の上端部に設置したギヤモータ
ー9の駆動ギヤ9aを上記扇形ギヤ2に噛合して冷蔵庫
等の自動開閉扉を構成したものである。
【0012】上記構成において、扉1の開閉角度に見合
った扇形ギヤ2の歯部2aの円弧角度は、例えば100
°〜130°位に形成する(図示例は約120°)。
【0013】また、扇形ギヤ2の後端2cと壁面の間に
形成する間隔の設定角度α°は25°〜35°位とする
(図示例は約30°)。
【0014】10は扉全閉時に扉1が衝突して、ギヤモ
ーター9を停止するなどの作用を行うリミットスイッ
チ。
【0015】11は扉全開時に扉1が衝突してギヤモー
ター9を停止するなどの作用を行うリミットスイッチで
ある。
【0016】
【作用及び効果】扉を閉止し、扇形ギヤ2の前端2bが
ストッパー6に衝突停止した扉全閉状態で(図1)、図
示しないフートスイッチを作動するなどによって、ギヤ
モーター9を運転しその駆動ギヤ9aを回転すると、該
駆動ギヤ9aは扇形ギヤ2の歯部2a上を扉開動方向に
噛合転動し、よって、該ギヤモーター9を設置した扉1
が開動し、
【0017】扉全開位置で、扉がリミットスイッチ11
に衝突するなどによって、ギヤモーター9を停止する
と、扉1は全開位置で停止し、同状態を維持する。(図
2)
【0018】次に、扉1を閉止するときは、再びフート
スイッチを作動するなどによって、ギヤモーター9の駆
動ギヤ9aを逆回転すると、該駆動ギヤ9aは歯部9a
上を前と反対の扉閉動方向に噛合転動し、よって扉1が
閉動し、
【0019】扉全閉位置で、扉1がリミットスイッチ1
0に衝突するなどによって、ギヤモーターを停止すると
共に、扇形ギヤ2の前端2bがストッパー6に衝突停止
して、扉全閉状態となる。(再び図1)
【0020】上記扉1の閉動作用時に、歯部9aに噛合
した駆動ギヤ9aの逆回転駆動によって、扇形ギヤ9を
その後端2cと壁面7の間に形成した間隔α°の方向へ
回動せんとする力が作用するが、扇形ギヤ2の軸4に巻
装したばね8の弾発力がそれと反対方向(扉閉動方向)
に強く作用しているため、扇形ギヤ2の前端2bがスト
ッパー6に衝突した位置を保持し得て、よって、駆動ギ
ヤ9aの扉閉方向への噛合転動が確実に行われて、扉を
全閉し得る。
【0021】扉1の全閉状態は、ギヤモーター9の駆動
ギヤ9aと扇形ギヤ2の歯部2aの噛合状態と、特に、
軸4に巻装したばね8の弾発力が扇形ギヤ2(同時に扉
1)を常時扉閉方向への回動力として作用していること
によって、極めて安定的に保持され、よって、風に煽ら
れてばたつくような恐れがない特長がある。
【0022】而して、扇全閉状態でギヤモーター9の故
障、停電等の不慮の事態が発生し、ギヤモーター9によ
る扉1の開動が不能となると、前記の如くギヤモーター
9は人力などで容易に回転できないため、作業者が庫内
に閉じ込められる危険があり、また、修理等のための庫
内立入りさえもできなくなる恐れがあるが、
【0023】その点、本考案は、扇形ギヤ2の後端2c
と壁面7の間に間隔α°を形成してあるので、扉1を、
人力で、庫内側から押し若しくは庫外側から引くことに
よって、該間隔α°だけ、扉1(及び扇形ギヤ2)をば
ね8の弾発力に抗して開方向回動でき、よって、作業者
の庫内出入りを可能となし得る秀れた効果がある。(図
3)
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例自動開閉扉の要部の平面図で扉全
閉状態を示す図。
【図2】扉全開状態を示す図。
【図3】扉全閉状態から扉を人力により設定間隔α°開
回動した状態を示す図。
【図4】冷蔵庫等に本考案自動開閉扉を設置した一部正
面図。
【符号の説明】
1 扉 2 扇形ギヤ 2a 歯部 2b 前端 2c 後端 3 ブラケット 4 軸 5 回転軸(蝶番) 6 ストッパー 7 壁面 8 ばね 9 ギヤモーター 9a 駆動ギヤ 10 リミットスイッチ 11 リミットスイッチ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉の開閉角度と見合った円弧角度の歯部を
    備えた扇形ギヤを、扉の上方壁面に固着したブラケット
    の軸に回動自在に枢着し、該軸を開閉回動自在に支持し
    た扉の回転軸(蝶番)と同一中心軸線上に位置せしめ、
    扉閉止位置で、扇形ギヤの前端が衝突停止するストッパ
    ーをブラケットに突設すると共に、同位置で扇形ギヤの
    後端と壁面との間に設定角度の間隔を形成し、また、軸
    に巻装したばねの弾発力で扇形ギヤを扉閉止回動方向に
    付勢し、一方、扉の上端部に設置したギヤモーターの駆
    動ギヤを上記扇形ギヤに噛合して構成した、冷蔵庫等の
    自動開閉扉。
  2. 【請求項2】扉の開閉角度に見合った扇形ギヤの歯部の
    円弧角度を100°〜130°位とした、請求項1の冷
    蔵庫等の自動開閉扉。
  3. 【請求項3】扇形ギヤの後端と壁面の間の間隔角度を2
    5°〜35°位に設定した、請求項1の冷蔵庫等の自動
    開閉扉。
JP5193491U 1991-06-10 1991-06-10 冷蔵庫等の自動開閉扉 Expired - Lifetime JP2544585Y2 (ja)

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JP5193491U JP2544585Y2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 冷蔵庫等の自動開閉扉

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Publication Number Publication Date
JPH04135684U JPH04135684U (ja) 1992-12-17
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ID=31928582

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6884455B1 (ja) * 2021-02-22 2021-06-09 株式会社シェルタージャパン シェルター扉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6223766B2 (ja) * 2013-09-30 2017-11-01 日本電産サンキョー株式会社 冷蔵庫
JP6223765B2 (ja) * 2013-09-30 2017-11-01 日本電産サンキョー株式会社 冷蔵庫
JP6230899B2 (ja) * 2013-12-19 2017-11-15 日立アプライアンス株式会社 開扉装置及びこれを備えた機器

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WO2022176636A1 (ja) * 2021-02-22 2022-08-25 株式会社シェルタージャパン シェルター扉
TWI788216B (zh) * 2021-02-22 2022-12-21 日商庇護日本股份有限公司 避難所門

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JPH04135684U (ja) 1992-12-17

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