JP2544527Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2544527Y2
JP2544527Y2 JP1991112109U JP11210991U JP2544527Y2 JP 2544527 Y2 JP2544527 Y2 JP 2544527Y2 JP 1991112109 U JP1991112109 U JP 1991112109U JP 11210991 U JP11210991 U JP 11210991U JP 2544527 Y2 JP2544527 Y2 JP 2544527Y2
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JP
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lock
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metal hood
connector
piece
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義明 五十嵐
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DDK Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はコネクタフードへのロ
ック片取付構造、特に取付構造の簡単化などに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コネクタを外部雑音信号から遮蔽するた
め、例えば図4に示す正面図のように雄コネクタ(1)
を金属製フード(2)内に収容し、これをここに接続さ
れるシールドケーブル(3)により接地して、雄コネク
タ(1)に差し込まれた雌コネクタ(4)と共にシール
ドすることが行われている。ところでこのような金属製
フードを有するコネクタにおいては、不測な外力により
雌雄コネクタの接続が解除されて接続が断となるのを防
ぐことが要求される。そこで例えばその1例として図4
のように金属製フード(2)の左右側面に、ばね性をも
つ金属板により作られたロック片(5)を取付け、その
上端を例えば2つ折りして作られた金属製フード(2)
の面との間にばね力を生ずるロックばね片部(5a)に
より、下端のロック鉤部(5b)が雌コネクタ(4)側
の係止部(4a)に係止されるようにして、雄コネクタ
(1)をパネルなどに固定された雌コネクタ(4)にロ
ックすることが行われている。なお(5c)はロックば
ね片(5a)の対向辺部を樹脂により形成して設けた押
圧部である。ところで、金属製フード(2)へのロック
片(5)の取付けに当たっては、例えば図5に示す部分
拡大斜視図の(a)図のように、金属製フード(2)の
側面を切起こし折曲げて設けたピン通し穴部(2a)の
中心切欠部(2a′)に、(b)図のようにロック片
(5)の中央くびれ部に設けた半円状屈曲支承部(5
d)を位置させて、(c)図のように支承ピン(6)を
通すことにより取付ける構造を採用している。また、他
の例として、図6(a)のように金属製フード(2)の
側面から上方に立上るL形状ロック片支承部(7)を設
け、またロック片(5)の中央部付近には、図6(b)
のように前記L形状ロック片支承部(7)が入る横幅を
もち縦幅がL形状ロック片支承部(7)の板厚より十分
大きい仮保持用窓抜き部(8a)と、これと上端におい
て連なる横幅と縦幅が前記L形状ロック片支承部横幅及
び縦幅よりやや大きい本保持用窓抜き部(8b)を備え
た鉤形窓抜き部(8)を設けて、図6(c)のように前
記L形状ロック片支承部(7)をロック片(5)の仮保
持用窓抜き部(8a)を介して本保持用窓抜き部(8
b)内に入れることにより、ロックばね片(5a)のば
ね力を利用して図7に示す部分正面図のように金属製フ
ード(2)にロック片(5)を取付けるようにしたコネ
クタフードへのロック片取付構造も提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来用いられ
ている前記図5で示すロック片(5)の取付構造では、
金属製フード(2)のピン通し穴部(2a)の径が小さ
いため、その切起こし折曲げ加工が難しく、また、ロッ
ク片(5)の半円状屈曲支承部(5d)も同様に径が小
さいため、これまた折曲げ加工が難しい。これに加えて
半円状屈曲支承部(5d)を、ピン通し穴部(2a)の
中心切欠部(2a′)に位置決めするときロック片
(5)にはロックばね片(5a)によって、中心切欠部
2a′)からロック片(5)を押し出そうとする力が
働くため、位置決めが極めて難しい。また、細く小さい
ピン(6)を通すのも難しく、製造コストが高くなるの
をまぬがれ得ないと云う難点がある。また、図6で示す
従来のものにあっては金属製フード(2)側のL形状ロ
ック片支承部(7)に、ロック片の鉤形窓抜き部(8)
を差し込むことによって保持できるので、図5に示した
もののように加工の難しいピン通し穴(2a)を金属製
フード(2)に設けたり、ロック片(5)に加工の難し
い半円状の支承部(5d)を設けたりする必要が全くな
い。また金属製フード(2)へのロック片(5)の位置
決めやピン(6)通しの難しさも解消されるばかりか、
ピン(6)を使用しないので部品点数を少なくできるな
どの優れた効果を奏する。しかし反面この構成では使用
者が使用中、このコネクタを電子機器から挿抜する際に
ロック片(5)が金属製フード(2)のロック片支承部
(7)から外れるという事故が起きていた。
【0004】
【考案の目的】この考案は斯かる現状に鑑みてなされた
ものであって、製作・組立等が簡単で、かつ取付け後は
簡単には外ずされないロック片取付構造を有するコネク
タの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための本考案の手段】上記目的は次の
ような手段を講ずることにより達成できる。 (1)金属製フードの左右両側のロック片の取付部に、
断面が逆L字形に形成されたガイドが対向して設けられ
ると共に、この金属製フードの挿抜端側に凹部が設けら
れていること。 (2)ロック片に、金属製フードのガイドによって形成
されたガイド溝に挿通可能な幅狭部と挿通不能な幅広部
とが形成されると共に、この幅狭部がガイド溝に挿通さ
れて幅狭部と幅広部との境界の肩部が金属製フードのガ
イドに当接したとき、金属製フードに形成された凹部に
落ち込んで係止する舌片が形成されていること。
【0006】
【作用】金属製フードの左右両側に設けたガイドに従っ
て、ロック片を挿入していくと、ロック片の肩部がガイ
ドの端部に当接して止まり、かつロック片の舌片が金属
製フードの凹部に落ち込んで係止される。このようにし
て金属製フードに取り付けられたロック片は、金属製フ
ードのガイドにより左右横方向の動きは規制され、また
ロック片に設けられた舌片及び肩部により前後縦方向の
動きも規制される。
【0007】
【実施例】図1はこの考案にかかる一具体例を説明する
ための斜視図である。図1において(1)は雄コネク
タ、(2)は金属製フードであって、雄コネクタ(1)
は金属製フード(2)内に収容固定され、更に必要に応
じて金属製フードは図1のようにプラスチック製フード
(9)内に収容される。この金属製フード(2)の左右
両側には図2(a)に示す斜視図を参照して明らかなよ
うに、相手コネクタの挿抜端と反対側の位置に切欠き
(2b1)を備えた、断面が逆L字形のガイド(2b)
(2b)が対向して設けられており、このガイド(2
b)(2b)によって形成されるガイド溝は、後記する
ロック片(5)を金属製フード(2)に取付ける際、ロ
ック片(5)の挿入を案内する。また金属製フード
(2)の図示しない相手コネクタとの挿抜端側には、凹
部(2c)が設けられており、前記ガイド(2b)とこ
の凹部(2c)は、ロック片(5)の金属製フード
(2)へ挿入後保持具として機能する。(3)はシール
ドケーブルであって、例えばコネクタのコンタクト(図
示せず)のそれぞれに結線される複数本の絶縁電線(3
a)の外側に、これらを束ねる絶縁テープの回層巻(3
b)が施され、更にその外側には金属製フード(2)に
電気的に接続される例えば錫めっき銅線の編組(3c)
が施され、更にその外側にシース(3d)が施されたも
の等、適宜用途に見合うものが使用される。(5)はば
ね性を有する金属板により作られたロック片で、その一
端を例えば2つ折して作られたロックばね片(5a)が
設けられており、他端には相手コネクタの図示しない鉤
部に係止されるロック鉤部(5b)が設けられている。
またロックばね片(5a)を設けたロック片(5)の上
端をゴム,プラスチック等により絶縁被覆して作られた
押圧部(5c)が設けられている。更にロック片(5)
には図2(押圧部(5c)を省略)を参照して明らかな
ように、舌片(5e)と肩部(5f)が設けられてお
り、この舌片(5e)はロックはね片(5a)の方向を
先端とし、その先端が金属製フード(2)の方向に落ち
込むように、切込み折り曲げ加工が施されて作られる。
また肩部(5f)は舌片(5e)とロックばね片(5
a)との間に設けられていて、図2のように肩部(5
f)から舌片(5e)側が2段の幅狭部(5f1)(5
f2)となっている。また肩部(5f)からロックはね
片(5a)側が幅広部(5f3)になっており、幅狭部
(5f1)の幅は、金属製フード(2)設けた左右の
ガイド(2b)(2b)の先端間に入りうるように作ら
れ、幅狭部(5f2)の幅は左右ガイド(2b)(2
b)によるガイド溝の内壁間に入りうるように作られ
る。また幅広部(5f3)の幅は、左右ガイド(2b)
(2b)の最外壁間の幅とほぼ同等に作られる。
【0008】次に以上の構成をもつ各部の組立て要領に
ついて図3(a)(b)(c)を参照して説明する。図
3(a)に示すようにロック片(5)の幅狭部(5f
1)を金属製フード(2)の左右ガイド(2b)(2
b)間に入れたのち、図中矢印の方向にロック片(5)
を押し進める。押し進めが進行するとロック片(5)の
幅狭部(5f2)は、図3(b)に示す図2のA−A′
部断面図のようにガイド(2b)間に入る。更に押し進
めが進むと、図3(c)に示す図2のB−B′断面図の
ようにロック片(5)の幅広部(5f3)がガイド(2
b)の切欠き(2b1)内に入る。更に押し進めが進む
と、ロック片(5)の肩部(5f)が切欠き(2b1)
の底壁面に突き当たって、ロック片(5)の進行が止め
られる。これと同時ロック片(5)の舌片(5e)の先
端が自己のばね力により金属製フード(2)に設けた凹
部(2c)内に落ち込む。従ってロック片(5)は金属
製フード(2)に取付けられる、この状態は図示しない
取り外し工具により、ロック片(5d)の先端を金属製
フード(2)の凹部(2c)内から持ち上げない限り続
くので、確実な取付けが行われる。なおロック片(5)
の金属製フード(2)への取付け手段として次の方法を
とることもできる。例えば左右のガイド(2b)(2
b)を金属製フード(2)と別個に設ける。そしてロッ
ク片(5)の舌片(5e)が、凹部(2c)内に落ち込
むようにロック片(5)を金属製フード(2)の側面に
当てがいながら、ガイド(2b)を金属製フード(2)
に固定するようにしてもよい。この場合には幅狭部(5
f1 )を必要としない。
【0009】
【考案の効果】この考案に係るコネクタにおいては、金
属製フード(2)にはガイド(2b)を、ロック片
(5)には舌片(5e)及び肩部(5c)を設けるとい
う極めて簡易な手段を施すことにより、構造が単純で製
造コストを全く上げることなく、むしろ低廉できるう
えに、組立が簡単容易で、かつ取付組立後はもはや簡単
には外ずれないロック片取付構造を有するコネクタを提
供できるという極めて顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかるコネクタの一具体例の外観図
である。
【図2】この考案にかかるロック片と金属製フードの外
部外観図である。
【図3】この考案にかかるロック片と金属製フードの組
立要領の説明図である。
【図4】従来のコネクタのロック部の説明図である。
【図5】従来のコネクタにおける金属製フードのロック
片の取付構造を示す部分外観図である。
【図6】他の従来のコネクタにおける金属製フードへの
ロック片の取付構造を示す部分外観斜視図である。
【図7】他の従来のコネクタのロック部の説明図であ
る。
【符号の説明】
(1) 雄コネクタ (2) 金属製フード (2b) ガイド (2b1) 切欠き (2c) 凹部 (5) ロック片 (5d) 舌片 (5f) 肩部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタの外側に設けられた金属製フー
    ドの左右両側のそれぞれに、一端に相手側コネクタの係
    止部に係合するロック鉤部が設けられ、他端に前記ロッ
    ク鉤部の係合とその解除を制御せしめるロックばね片が
    設けられているロック片が取り付けられているコネクタ
    において、 前記金属製フードの左右両側に断面が逆L字形に形成さ
    れたガイドが対向して設けられると共に、該金属製フー
    ドの挿抜端側に凹部が設けられ、 前記ロック片は前記金属製フードのガイドによって形成
    されたガイド溝に挿通可能な幅狭部と、前記ガイド溝に
    挿通不能な幅広部とが形成されると共に、前記幅狭部が
    ガイド溝に挿通されて前記幅狭部と幅広部との境界の肩
    部が前記ガイドに当接したとき、前記金属製フードに形
    成された凹部に落ち込んで係止する舌片が形成されてい
    ことを特とするコネクタ。
JP1991112109U 1991-12-26 1991-12-26 コネクタ Expired - Lifetime JP2544527Y2 (ja)

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JPH0555476U JPH0555476U (ja) 1993-07-23
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JPS50104164U (ja) * 1974-01-31 1975-08-27
JP3062468U (ja) * 1999-03-25 1999-10-08 株式会社四エッチクラブ 衣料陳列用箱

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