JP2544376Y2 - 研削盤のスルーフィード装置 - Google Patents

研削盤のスルーフィード装置

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JP2544376Y2
JP2544376Y2 JP11006590U JP11006590U JP2544376Y2 JP 2544376 Y2 JP2544376 Y2 JP 2544376Y2 JP 11006590 U JP11006590 U JP 11006590U JP 11006590 U JP11006590 U JP 11006590U JP 2544376 Y2 JP2544376 Y2 JP 2544376Y2
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blade
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blades
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JP11006590U
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Inventor
茂雄 小林
Original Assignee
株式会社日平トヤマ
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 「産業上の利用分野」 この考案は両頭研削盤のスルーフィード装置に関す
る。
「従来の技術」 従来、両頭研削盤では対向端面に加工物を送り込む方
法の一つとしてスルーフィード装置が用いられている。
第6図は従来例の正面図、第7図は第6図の平面図、
第8図は第7図のB−B断面図であり、これは各調整を
手動により行うようにしたものである。砥石1,2の対向
する端面間を挿通する平行なブレード3,3を砥石1,2の外
部に延在させている。ブレード3,3及びガイド板4,6間の
間隔は加工物Wが移動できるように合せてある。そして
ブレード3,3及びガイド板4、ガイド板6を案内として
多数の例えば円板形或は長物の加工物Wを送って両砥石
1,2の砥石面で加工物の研削を行う。
ねじれ勝手の異なるねじ部16R,16Lを備え、該ねじに
夫々送りナット13をねじ込まれた送りねじ16の端部は工
具柄16aが設けられ、クランクハンドルが着脱可能とな
っている。送りねじ16はガイド板4の板面に平行でブレ
ード3に直交しており、ガイド板4の端部に設けたブラ
ケット4cに軸方向移動しないように軸承されている。
ブレード3,3に引張力を与えるため、各ブレード3の
一端にブラケット3aが設けられ一方のガイド板4に該ブ
ラケット3aが引っ掛けられており、他端にはナット21が
固定され、ナット21にねじ込んだ押しボルト22がブレー
ド3に直交する不動部材を押圧している。ブレード3を
貫通したクランプボルト23は長孔11を挿通して送りナッ
ト13にねじ込まれている。加工物変更によるブレード3,
3の間隔調整は押しボルト22、クランプボルト23をゆる
めて、送りねじ16の工具柄16aにクランクハンドルを差
込み、送りねじ16を回転し、ブレード3,3の間隔を計測
し、新しい加工物が通過する寸法に調整することによ
り、所望の大きさとし、次に押しボルト22を締め込みブ
レード3,3を引張ってから、クランクボルト23を締込み
ブレード3,3をガイド板4に固定する。
同様に、ガイド板4,6間の間隔調整は、図示されない
機枠に固設されたハウジング5の加工物通過位置に対
し、外方にある調整ノブ24により、調整する。
「考案が解決しようとする課題」 このように従来のスルーフィード装置はブレード3を
固定するための複数のボルトがあり、その間隔調整のた
めの締結の解除、ブレード間隔変更及び再締結に時間が
かかる。又、ブレード3の間隔を調整する際、ボルト23
に力を加えて移動するが該ボルト23は砥石1,2の外周側
の両側にあるため、ブレード3を正確に同量移動するの
は困難であり、ブレード3が不正確な状態となった場合
にその間隔を計測したり、或は加工物Wに現合しても、
ボルト23を締め込む際にブレード3が移動して間隔が変
ってしまい、再調整が必要となる場合が少なくない。
又、ガイド板6の調整も加工物幅により違い、研削精
度にも影響するため、調整を行うには、熟練を要する。
このように従来のスルーフィード装置の段取り替えは
時間のかかるものであった。そこで段取り替えの迅速化
が要請されるようになっており、特に、最近混流ライ
ン、或はFMS化の要請が大きくなり、加工物変更に対し
て段取替時間の大幅な短縮が要求されるようになってい
る。
この考案は上記課題に鑑みてなされたもので、ブレー
ド間隔及びガイド板間隔を正確且つ迅速に変更可能な両
頭研削盤のスルーフィード装置を提供することを目的と
する。
「課題を解決するための手段」 この考案の第1の考案は回転する砥石端面を対向させ
てこの間に加工物を通過させて加工物の両面を研削する
平面研削盤のスルーフィード装置において、加工物の送
り方向を規制するブレードを互いに平行位置に所定量移
動可能なブレード間隔調整手段及び加工物の幅方向を規
制するガイド板を所定量移動可能なガイド板調節手段と
を備え、ブレード間隔調整手段は2枚のブレードを送り
ねじによって連結され、該送りねじの回転によってブレ
ード間隔を規制する制御手段を備えたことを特徴とする
研削盤のスルーフィド装置である。
この考案の第2の考案はブレードの引張装置を有し、
前記ブレード間隔調整手段が動作する時はブレードの引
張装置がブレードの引張力を開放し、該ブレード間隔調
整終了後はブレードの引張装置がブレードに引張力を与
える制御手段を備えた第1の考案に記載の研削盤のスル
ーフィード装置である。
「実施例」 以下この考案の実施例を図面により説明する。第1図
は正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第2図の
AーA拡大断面図である。対向する砥石1,2間にはブレ
ード3,3が加工物Wを通し得るように平行に配設されて
いる。ブレード3,3にはブレード位置調整クイル7が接
しており、ブレード3,3の厚みは加工物Wの厚みよりわ
ずかに薄く、ブレード3,3間の外方にはガイド板4に対
して加工物Wの厚さよりもわずかに大きい間隔をおいて
ガイド板6が配設されている。ガイド板4は図示されな
い機枠に固定されている。ガイド板6は、図示されない
機枠に固設されたハウジング5の加工物通過位置に対
し、外方に設置された位置決めモータ20により駆動され
る直線連動装置(不図示)でもって加工物幅方向に進退
可能となっている。
第4図に示すように送りナット12にはブレード3を位
置決めかつ、保持するブレード位置調整クイル7、及び
このクイル7を移動させるための駆動ギヤ8a,8b及びク
イル7の進退用駆動モータ10が組み込まれている。即
ち、送りナット12には砥石軸と平行に移動自在にクイル
7が嵌合しており、クイル7の外周に設けた送りねじ9
にその中心孔に設けためねじをねじ込んだ駆動ギヤ8b
に、かみ合う駆動ギヤ8aは送りナット12に固定した駆動
モータ10のモータ軸端に固定されている。駆動ギヤ8bは
両端面がナット12の軸受面12aに摺動するようになって
おり、軸方向には不動である。従って駆動モータ10が付
勢されると駆動ギヤ8aが回転して駆動ギヤ8bに回転を伝
え、駆動ギヤ8bのめねじが送りねじ9を送り、クイル7
を送りナット12中から進退させる。クイル7の先端部は
第5図に示すように二面幅部7aが設けられ、ガイド板4
にはブレード3,3に直交する方向の長孔11,11が設けら
れ、該長孔11,11にはブレード位置調整クイル7の二面
幅部7aが夫々移動自在に嵌合している。該ブレード位置
調整クイル7には強い引張力を生ずる直動のアクチュエ
ータとなっている自動クランプ装置25,25が固定されて
おり、自動クランプ装置25,25の出力用のロッド14,14は
該ブレード位置調整クイル7を挿通してブレード3,3を
貫通しており、該ロッド14,14の軸端に切られたおねじ
に夫々ナット15がねじ込まれている。
該送りナット12にはブレード3と直交する方向でガイ
ド板4の板面に平行に送りねじ16がねじ込まれている。
2つの送りナット12にねじ込まれる送りねじ16の2つの
ねじ部16R,16Lはねじれ勝手を異にしている。該送りね
じ16はガイド板4の端部に設けたブラケット部4cに回転
自在に軸方向移動しないように支持されている。ガイド
板4のブラケット部4cには送りモータ17が固定され、該
送りモータ17の軸は送りねじ16に連結されている。
ブレード3,3は夫々一端にブラケット3aを設けられ一
方のガイド板4に該ブラケット3aが引っ掛けられてお
り、他端に不可逆に作動する直動アクチュエータを有す
る自動テンショナー18が取付けられている。自動テンシ
ョナー18の出力ロッド19はブレード3に直交する不動部
材の面を押圧している。尚、自動テンショナー18を備え
ない場合もある。
上記構成は自動テンショナー関係を除き加工物を送り
込む側と送り出す側とは同構成であり砥石1,2の直径を
わたる両側に配設されている。
加工物Wは第1図、第2図の左から右へ送られてく
る。送られて来た加工物Wは図示されない送りローラで
つづいて付勢され、一方のブレード3,3、ガイド板4,6に
囲まれた空間を進み回転している砥石1,2により両面が
研削され、砥石1,2間から出た加工物Wは他方のブレー
ド3,3、ガイド板4,6に囲まれた空間を進み、排出され
る。
加工物W変更のため、ブレード3,3間の間隔を変える
には、加工物Wを総て送り出した状態において、図に示
されない操作ボタンを押すと制御装置26は自動クランプ
装置25を解除してロッド14を突出させて停止する。ここ
で自動テンショナー18はロッド19を引込め、ロッド19先
端は押圧していた不動部材から離れる。ガイド板6は位
置決めモータ20により、離脱しており、ブレード3,3の
引張は解除されているのでブレード3,3は移動可能とな
る。次に送りモータ17,17は同期駆動され、送りねじ16
は回転し、送りナット12は同量宛反対方向に移動するの
でブレード3,3は平行を保って間隔が変更され、所望の
間隔において停止する。又、加工物の厚み方向に対する
ブレード3の位置を設定するために、クイル進退用駆動
モータ10により、クイル7を進退させ、所望の位置にて
停止させる。
制御装置26は先に自動テンショナー18を付勢してロッ
ド19を不動部材に押圧してブレード3,3に引張力を加
え、次に自動クランプ装置25を付勢してロッド14を締込
むと、ブレード3はブレード位置調整クイル7へ押され
て固定される。ガイド板6は前記ブレード調整の一連の
動作とは別に、単独に位置決めモータ20により位置決め
される。
実施例はブレード3,3の間隔を調節するのにブレード
3,3を同量移動するようにしたがブレード3,3の一方のみ
を固定して不動とし、残りのブレード3を移動してブレ
ード間隔を調節するようにしてもよい。又、ブレード3,
3を共に移動する場合に別個に夫々自動で移動し、ブレ
ード3,3の移動量を異にする構成もこの考案に含まれ
る。
〔考案の効果〕
この考案の第1の考案は加工物の送り方向を規制する
ブレードを互いに平行位置に所定量移動可能なブレード
間隔調整手段及び加工物の幅方向を規制するガイド板を
所定量移動可能なガイド板調節手段とを備え、ブレード
間隔調整手段は2枚のブレードを送りねじによって連結
され、該送りねじの回転によってブレード間隔を規制す
る制御手段を備えたことを特徴とする研削盤のスルーフ
ィード装置としたから、加工物の変更に伴って従来段取
り替えのため両頭研削盤のカバーを開放して作業し難い
個所で多大の時間を要してブレードの調整及びガイド板
の調整を行っていたのが解消し、両頭研削盤外部から、
ボタン操作により従来より大幅に短かい時間で簡単に段
取替が完了する。これによって両頭研削盤を混流ライン
に組込み、或はFMS化の要求に応えることができるよう
になる。
この考案の第2の考案はブレードの引張装置を有し前
記ブレード間隔調整手段が動作する時はブレードの引張
装置がブレードの引張力を開放し、該ブレード間隔調整
終了後はブレードの引張装置がブレードに引張力を与え
る制御手段を備えたため、第1の考案に加えるにブレー
ドに加える引張力の附与解除が自動化され、手作業がな
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の正面図、第2図は第1図の
平面図、第3図は第2図のA−A拡大断面図、第4図は
ナットの縦断面図、第5図はクイルの一部斜視図、第6
図は従来例の正面図、第7図は第6図の正面図、第8図
は第7図のB−B拡大断面図である。 W……加工物、1,2……砥石、3……ブレード、3a……
ブラケット、4,6……ガイド板、4c……ブラケット部、
5……ハウジング、7……ブレード位置調整クイル、8
a,8b……駆動ギヤ、9……送りネジ、10……駆動モー
タ、11……長孔、12、13……送りナット、14……ロッ
ド、15……ナット、16……送りねじ、16a……工具柄、1
6R,16L……ねじ部、18……自動テンショナー、20……位
置決めモータ、21……ナット、22……押しボルト、23…
…クランプボルト、24……調整ノブ、25……自動クラン
プ装置、26……制御装置。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する砥石端面を対向させてこの間に加
    工物を通過させて加工物の両面を研削する平面研削盤の
    スルーフィード装置において、加工物の送り方向を規制
    するブレードを互いに平行位置に所定量移動可能なブレ
    ード間隔調整手段及び加工物の幅方向を規制するガイド
    板を所定量移動可能なガイド板調節手段とを備え、ブレ
    ード間隔調整手段は2枚のブレードを送りねじによって
    連結され、該送りねじの回転によってブレード間隔を規
    制する制御手段を備えたことを特徴とする研削盤のスル
    ーフィード装置。
  2. 【請求項2】ブレードの引張装置を有し、前記ブレード
    間隔調整手段が動作する時はブレードの引張装置がブレ
    ードの引張力を開放し、該ブレード間隔調整終了後はブ
    レードの引張装置がブレードに引張力を与える制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の研削盤のス
    ルーフィード装置。
JP11006590U 1990-10-19 1990-10-19 研削盤のスルーフィード装置 Expired - Lifetime JP2544376Y2 (ja)

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