JP2544203Y2 - 分岐水栓 - Google Patents

分岐水栓

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JP2544203Y2
JP2544203Y2 JP1992023884U JP2388492U JP2544203Y2 JP 2544203 Y2 JP2544203 Y2 JP 2544203Y2 JP 1992023884 U JP1992023884 U JP 1992023884U JP 2388492 U JP2388492 U JP 2388492U JP 2544203 Y2 JP2544203 Y2 JP 2544203Y2
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JP1992023884U
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明 西岡
勲 小寺
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株式会社三栄水栓製作所
アサヒ衛陶株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水洗便器への貯水タン
クに至る既設の配管系に介装された止水栓の止水弁体に
代えて、当該止水栓の栓本体に装着される分岐水栓に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、水洗便器に温水洗浄や温水便座等
の設備を付帯させることが普及しつつあり、その際、貯
水タンクに対する既設の配管系から新たに設置した付帯
設備に給水させるのに従来は、図4に示すように、既設
の止水栓41から貯水タンク42に至る給水管43を取り外し
て、分岐流路部分44を備えたストレーナ付き分岐水栓45
を既設の止水栓41の吐出部に接続し、かつ、前記分岐流
路部分44の接続部長さに相当する分だけ給水管43の下端
部cを切除して、残りの給水管部分43aを分岐水栓45と
貯水タンク42とにわたって接続し直す一方、前記分岐水
栓45と付帯設備46の給湯部47とにわたって導水管48を接
続させる形態をとっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の分岐形
態では、止水栓41と分岐水栓45とが輻輳して見栄えが悪
くなる上に、既設給水管43の取り外しと所定長さの切
断、既設の止水栓41に対する分岐水栓45の取り付け、切
断後の給水管部分43aの再接続といった多大の手間と時
間を要し、かつ、上記の作業を専門業者の手に委ねざる
を得ない点で改善の余地があった。本考案は、上記の作
業を一切要することなく、既設の止水栓に対するパッキ
ン交換と変わりのない誰にでもできる簡単な作業によっ
て、分岐流路をシンプルに取り出すことができる分岐水
栓を提供することを目的としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の目的を達成する
ために本考案は、既設の止水栓本体の弁体取付部に装着
される分岐水栓本体に、前記止水栓本体の弁座に密接し
て当該弁座流路に連通される導水流路が形成された部材
を設けると共に、前記導水流路下流端側の分岐水栓本体
に分岐室を設け、この分岐室に、止水栓本体連通さ
る第1弁座と水洗便器の付帯設備に対する導水管
通さる第2弁座とを設け、かつ、前記第1弁座に対す
る流量調整用の第1弁体と、スプリングの付勢力による
逆止機能を有せしめた前記第2弁座に対する流量調整用
の第2弁体を、前記止水栓本体に内蔵すると共に、前記
導水管に対するストレーナを、前記第2弁体に対する流
量調整用の操作部材を囲繞させる状態で分岐水栓本体に
挿抜自在に設け、更に、このストレーナの挿抜用開口を
密閉する閉塞部材を、前記第2弁体の操作部材を貫通さ
せる状態で前記分岐水栓本体に取り外し可能に設けた点
に特徴がある。
【0005】
【作用】上記の特徴構成によれば、既設の止水栓におけ
る止水弁体を取り外して、その弁体取付部に分岐水栓を
取り付けることによって、貯水タンクへの給水は勿論の
こと水洗便器の付帯設備への流路の取り出しが達成され
る。また、流量調整用の第2弁体によって第2弁座を閉
じて、付帯設備に対する導水管への給水を停止させるこ
とで、ストレーナの交換や清掃等のメンテナンスを行う
ことができる。さらに、前記分岐室を導水流路の下流端
側に設け、この分岐室に第1弁座および第2弁座を設け
ることで、両弁座に設けられた第1および第2弁体によ
ってほぼ同じ条件で流量を調整することができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は貯水タンク1を密結した既設の水洗便器2
を示し、使い勝手を向上させるために、図示しない温水
洗浄装置を有する便座カバー3付きの温水便座4が、新
たに付帯設備として水洗便器2に取り付けられている。
5は貯水タンク1に至る既設の配管系で、既設の止水栓
41から止水弁体関係49を取り外した栓本体6をそのまま
利用して、この止水栓本体6に分岐水栓7を装着すると
共に、当該分岐水栓7と前記付帯設備4の給湯部8とに
わたって導水管9を接続して、給水元管10から分岐水栓
7と給水管11とを通して前記貯水タンク1に給水させる
状態と、前記給水元管10から分岐水栓7と導水管9とを
通して付帯設備4の給湯部8に給水させる状態とをとる
ことができるようにしている。
【0007】図2,3は分岐水栓7の具体構造を示すも
のであって、図において、12は内部室13が止水栓本
体6の吐出側流路14に連通される分岐水栓本体で、前
記止水栓本体6の弁体取付部15にナット16を介して
装着され、かつ、前記弁体取付部15に対する連結筒部
17に相対応させて分岐室18が形成されている。19
は分岐室18の壁部に水密保持されたスライド自在な導
水部材で、一端(下流端)側が分岐室18で開口し且つ
他端側が連結筒部17から突出する導水流路aが形成さ
れており、前記分岐水栓本体12を弁体取付部15に装
着させた状態で当該分岐水栓本体12に螺着させたネジ
蓋20を締め込むことによって、前記導水部材19の他
端側が止水栓本体6の止水弁座21に密接されると共
に、前記導水流路a止水弁座21の弁座流路bに連通
されるように構成されている。
【0008】22,23は前記分岐室18の壁部を開口
させて形成された第1及び第2の弁座で、この内の第1
弁座22は分岐室18を止水栓本体6に連通させ、第2
弁座23は分岐室18を付帯設備4への導水管9に連通
させるもので、それぞれの弁座22,23に対応させて
前記分岐水栓本体12に筒状部材24,25が形成され
ている。26は第1弁座22に対する流量調整用の第1
弁体で、当該弁体26に対する操作部材27が前記筒状
部材24に螺着され、かつ、当該筒状部材24には、前
記操作部材27の操作部を突出させる状態で水封手段2
8が設けられている。29は第2弁座23に対する流量
調整用の第2弁体で、当該弁体29に対する操作部材3
0が前記筒状部材25に螺着され、かつ、この筒状部材
25の操作部材螺着部よりも下流側の部位に、前記導水
管9に対する接続部31が連設されている。つまり、前
記分岐室18を導水流路aの下流端側に設けて、この分
岐室18に第1弁座22および第2弁座23を設けるこ
とにより、両弁座22,23に設けられた第1弁体26
および第2弁体29によってほぼ同一の条件で流量を調
整でき、片方の流路にほとんど水が流れないという事態
が生じないように構成されている。
【0009】32は前記第2弁体29を閉止方向に付勢させ
る圧縮スプリングで、前記第2弁体29に逆止機能を有せ
しめるものである。33は前記操作部材30を囲繞する状態
で接続部31の流路を横断する筒状のストレーナで、前記
筒状部材25に対して挿抜自在に設けられている。34は前
記筒状部材25のストレーナ挿抜用の開口を密閉する閉塞
部材で、前記第2弁体29の操作部材30を貫通させる状態
で前記筒状部材25に取り外し可能に設けられている。
【0010】上記の構成によれば、図に示した既設の
止水栓41の止水栓本体6から止水弁体関係49を取り
外して、この止水栓本体6の弁体取付部15に分岐水栓
7を装着すると共に、当該分岐水栓7の接続部31と付
帯設備4の給湯部8とにわたって導水管9を接続するこ
とによって、前記貯水タンク1への給水は勿論のこと水
洗便器2の付帯設備4に対する分岐給水が達成される。
そして、前記第2弁体29に対する操作部材30の締め
込みによって第2弁座23を閉止させ、かつ、前記閉塞
部材34を筒状部材25から取り外すことによって、前
記ストレーナ33の交換や清掃等のメンテナンスを簡易
に行うことができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案の分岐水栓に
よれば、止水栓に対するパッキンの交換と同じような手
間のかゝらない極めて簡単な短時間の作業によって、専
門の業者に頼らずとも誰にでも簡易に、水洗便器の付帯
設備に対する流路の分岐取り出しを行うことができる。
また、既設の止水栓を利用して、それの止水栓本体その
ものに分岐水栓を組み込むので、分岐流路の取り出しを
見栄えよくシンプルに達成することができ、かつ、スト
レーナに対するメンテナンスも必要に応じて任意に行う
ことができるのである。さらに、前記分岐室を導水流路
の下流端側に設けて、この分岐室に第1弁座および第2
弁座を設けることによって、両弁座に設けられた第1お
よび第2弁体によってほぼ同じ条件で流量を調整するこ
とができ、片方の流路にほとんど水が流れないという事
態が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を取り出して分解図示した水洗便器に対す
る配管系の説明図である。
【図2】分岐水栓の縦断側面図である。
【図3】導水管接続部を展開して仮想図示した分岐水栓
の一部分解の断面図である。
【図4】従来例の既設の配管系に対する分岐流路の取り
出し説明図である。
【符号の説明】
1…貯水タンク、2…水洗便器、4…付帯設備、5…配
管系、6…止水栓本体、9…導水管、12…分岐水栓本
体、15…弁体取付部、18…分岐室、19…導水部
材、21〜23…弁座、26,29…弁体、30…操作
部材、32…スプリング、33…ストレーナ、34…閉
塞部材、41…止水栓、a…導水流路、b…弁座流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−147179(JP,A) 実開 平2−31966(JP,U) 実開 昭61−124766(JP,U) 特公 昭59−42191(JP,B2) 実公 平3−32855(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水洗便器への貯水タンクに至る既設の配
    管系に介装された止水栓の止水栓本体に装着される分岐
    水栓であって、 前記止水栓本体の弁体取付部に装着される分岐水栓本体
    に、前記止水栓本体の弁座に密接して当該弁座流路に連
    通される導水流路が形成された部材を設けると共に、 前記導水流路下流端側の分岐水栓本体に分岐室を設け、
    この分岐室に、止水栓本体連通さる第1弁座と
    洗便器の付帯設備に対する導水管連通さる第2弁座
    とを設け、 かつ、前記第1弁座に対する流量調整用の第1弁体と、
    スプリングの付勢力による逆止機能を有せしめた前記第
    2弁座に対する流量調整用の第2弁体を、前記止水栓本
    体に内蔵すると共に、 前記導水管に対するストレーナを、前記第2弁体に対す
    る流量調整用の操作部材を囲繞させる状態で分岐水栓本
    体に挿抜自在に設け、 更に、このストレーナの挿抜用開口を密閉する閉塞部材
    を、前記第2弁体の操作部材を貫通させる状態で前記分
    岐水栓本体に取り外し可能に設けてあることを特徴とす
    る分岐水栓。
JP1992023884U 1992-03-21 1992-03-21 分岐水栓 Expired - Lifetime JP2544203Y2 (ja)

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JPH0577671U JPH0577671U (ja) 1993-10-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5942191A (ja) * 1982-09-03 1984-03-08 Kawasaki Steel Corp 銅もしくは銅合金クラツド鋼の製造方法
JPS62147179A (ja) * 1985-12-21 1987-07-01 Yamamoto Seisakusho:Kk 各種温水器用の湯水混合シヤワ−水栓及びこれを備えたシヤワ−装置
JPH0626775Y2 (ja) * 1988-08-24 1994-07-20 松下電器産業株式会社 電磁給水弁
JPH0332855U (ja) * 1989-08-02 1991-03-29

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