JP3136558B2 - 節水型フラッシュバルブ - Google Patents

節水型フラッシュバルブ

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JP3136558B2
JP3136558B2 JP07237660A JP23766095A JP3136558B2 JP 3136558 B2 JP3136558 B2 JP 3136558B2 JP 07237660 A JP07237660 A JP 07237660A JP 23766095 A JP23766095 A JP 23766095A JP 3136558 B2 JP3136558 B2 JP 3136558B2
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数実 土井内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、節水型フラッシュ
バルブに関し、特に簡単な施工により確実に一定以上の
節水の効果が得られるようにした節水型フラッシュバル
ブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、わが国では上水道設備が高度に
整備されており、上質で安価な生活用水が供給されてい
る。しかし、水道水といえども一定基準以上の水質を確
保するためには種々の処理費用が必要であり、無料で水
が供給できるものではない。また、異常気象によって渇
水状態になった場合には、生活用水が確保できない場合
もある。このため、日常から節水を心掛けることが好ま
しく、種々の節水方法が提案されている。節水を図る上
で常に問題に上げられるのは水洗便所における必要以上
の水の使用であり、水洗便所で使用する水を節約するた
めに種々の節水型フラッシュバルブが提案されている。
【0003】従来、フラッシュバルブには、不使用時の
漏水を防止するために、例えば、実開平6−71569
号公報に記載されているように、主弁の上流側に止水栓
(同公報の図1において、符号18で示している。)
設けられている。この止水栓を収納する弁ケースは、主
弁を収納する弁ケースとは別体に形成され、ユニオン継
手で主弁を収納する弁ケースに接続される場合と、主弁
を収納する弁ケースと一体をなすように形成される場合
とがあり、何れの場合にも上流側の給水管とユニオン継
手で接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この止水栓の最大開度
を開閉ネジで調整することにより、最大流量を調整する
ことができるが、一般に、止水栓の開度調整方法として
は、一旦止水栓を全開にし、実際の吐水状態を見ながら
水量の調節ネジを操作し、勘によって吐水量を調節する
という方法が採用されているので、作業者の調節具合に
よって、水量がまちまちになり、確実に一定以上の節水
効果が得られる保証は存在しない。
【0005】又、このように水量の調節ネジによる調整
は、実際の吐水状態を見ながら調節ネジを操作し、勘に
よって吐水量を調整するものであるから、その調整には
経験を要し、到底一般人ができるものではなかった。
【0006】本発明は、前記技術的課題に鑑み完成され
たものであって、職人に頼る事なく、一般人でも簡単に
施工できる上、一定以上の節水効果が得られるようにし
た節水型フラッシュバルブを提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る節水型フラ
ッシュバルブは、前記目的を達成するために、主弁を収
納する弁ケースを上流側に接続するユニオン継手(以
下、給水側ユニオン継手という。)及び/又は該弁ケー
スを下流側に接続するユニオン継手(以下、吐水側ユニ
オン継手という。)の内部に、当該ユニオン継手のユニ
オンナットが回転 自在に外嵌されるナット側管体及び/
又は該ユニオンナットが螺合されるユニオンネジが形成
されたネジ側管体に内嵌される本体と、この本体と一体
をなし、前記ナット側、ネジ側の両管体の端面間に突入
する外つば部と、前記本体内に通設され、前記ナット側
管体とネジ側管体とを連通させるオリフィスとを有する
節水コマを配置したことを特徴とするものである。
【0008】以下、本発明を更に詳細に説明すると、先
ず、本発明のフラッシュバルブは、節水コマが付加され
ることを除けば、一般に使用されているフラッシュバル
ブ或いは従来の節水型フラッシュバルブと同様に構成さ
れ、例えば後述するように、弁ケース内に、主弁と、パ
イロット弁と、このパイロット弁に連結されたステムと
が収納され、弁ケースに揺動可能に支持させたハンドル
を中立位置から揺動させることによりパイロット弁を開
弁させ、主弁の給水側と吐水側との差圧により主弁を開
弁させて給水側から吐水側に水を流すように構成され
る。
【0009】又、主弁が開弁された後、吐水側にある程
度の水が流れると、主弁に作用する差圧が小さくなり、
主弁は閉弁されるように構成されるが、ハンドルを例え
ば手で下方に抑えて、ハンドルを中立位置から傾け続け
る間は、主弁が閉じてもパイロット弁が開けられ、パイ
ロット弁を通って最小流量の水が給水側から吐水側に流
れ続けるようにしている。
【0010】更に、前記主弁の上流側には、例えば同じ
弁ケース内に、又はユニオン継手を介して接続される別
の弁ケース内に止水栓が設けられ、この止水栓の上流側
に水道(上水道、又は中水道、若しくは工業用水道)が
接続される。
【0011】加えて、前記弁ケースの下流側には、ユニ
オン継手を介して吐水管が接続され、この治水管の端末
が便器内に形成された放水路に接続される。
【0012】ここで、ユニオン継手とは、2本の管体を
突き合わせて接続する継手の一種であり、接続される管
体のうちの一方の管体の端部に回転自在に外嵌されるユ
ニオ ンナットと、この一方の管体からユニオンナットが
脱出することを防止するためにこの一方の管体の端部に
形成した外つばからなるユニオンつばと、他方の管体の
外周面に形成され、前記ユニオンナットが螺合されるユ
ニオンネジとからなる継手のことである。
【0013】本発明の節水型フラッシュバルブには、給
水側ユニオン継手及び/又は吐水側ユニオン継手の内部
に節水コマが組み込まれるのであるが、この給水側ユニ
オン継手により接続される管体の内径及び/又は外径が
同じであることは必要でなく、吐水側ユニオン継手によ
り接続される管体の内径及び/又は外径が同じであるこ
とも必要ではない。内径及び/又は外径が異なる管体を
接続するユニオン継手の構成は公知であるので、その詳
細な説明は省略する。
【0014】本発明に用いる節水コマは、本体と、外つ
ば部と、オリフィスとを有するものであり、その材質
は、特に限定されないが、水道水に不純物を溶出しない
ものを採用することが好ましく、例えば真鍮、砲金、ス
テンレス、プラスチックなどを用いることが好ましい。
【0015】前記本体は、ユニオン継手によって接続さ
れる1対の管体、すなわち、当該ユニオン継手のユニオ
ンナットが回転自在に外嵌されるナット側管体と、該ユ
ニオンナットが螺合されるユニオンネジが形成されたネ
ジ側管体との一方又は両方に内嵌される。
【0016】この本体は、互いに接続される管体に内嵌
されるので、これらの管体よりも小径に形成されていれ
ばよく、管体の内面との間に隙間が生じてもよい。又、
その外形は円筒形、楕円筒形、角筒形などの任意の形状
にしてもよい。
【0017】前記外つば部は、節水コマが下流側に移動
することを防止するために設けられるものであり、前記
本体と一体をなし、接続される1対の管体のうち少なく
とも下流側の管体の端面に受止められるように、本体の
外周面からその全周または周 方向の一部にわたって前記
ナット側、ネジ側の両管体の端面間に突入するように形
成してあれば良い。
【0018】たとえば、上流側の管体の内径が下流側の
管体の内径よりも大きい場合には、外つば部の外径が上
流側の管体の内径よりも小さくても、下流側の管体の内
径よりも大きければ、下流側の管体に外つば部が受止め
られ、節水コマが下流側に移動することを防止できるか
らよいのである。
【0019】しかしながら、節水コマの遊動を無くし、
水流を安定させるために、外つば部は接続される1対の
管体の間に挟持させることが好ましく、又、本体の全周
にわたって突設することが好ましい。もちろん、この外
つば部の外径は節水コマをユニオンナット内に収めるた
めにユニオンネジの外径よりも小さく形成される。
【0020】又、この外つば部は、特に限定されない
が、節水効率を確実に制御するために全周にわたって連
続して設けることが好ましく、これの両面と両側の管体
の端面との間にゴム等で作られたパッキンを介在させる
ことが好ましい。
【0021】更に、この外つば部は、本体の外周面から
突設してあればよく、本体の給水側と吐水側との両端面
の中間に形成してもよいが、加工工数を削減して低価格
化を図るため、本体の給水側又は吐水側の端部に形成す
ることが好ましい。
【0022】節水コマの本体内に形成されるオリフィス
は、節水コマの上流側と下流側とを連通させるように形
成してあれば良く、その上流側と下流側との両端は本体
の端面に開口させても、本体の周面に開口させてもよ
い。したがって、オリフィスの流路形状は直線形に限定
されず、コ字形、く字形、L字形、レ字形等の他、屈曲
ないし湾曲した形状のものでもよい。もちろん、その数
は特に限定されず、途中で分岐したり、集合させたりし
て、給水側の口数と吐水側の口数とを異ならせても良
く、たとえばT字形、矢印形、Y字形、X字形などの流
路形状を有するオリフィスを形成してもよいのである。
又、内外に同心状に複数のオリフィスを形成 することも
可能である。
【0023】更に、オリフィスの流路断面積は一様であ
っても、先細り、先太り、鼓形など流路に沿って変化さ
せてもよく、オリフィス内には逆止弁を組み込むことも
可能である。なお、オリフィスは実質的に本体内に形成
してあればよいので、その一側面が全長又はその一部に
わたって本体の外周面に開放されていてもよい。
【0024】又、このオリフィスの流路断面積は節水効
率を決定する上で重要であり、経験的に設計される。
【0025】
【作用】 本発明は、上述したように、フラッシュバルブ
の給水側ユニオン継手及び/又は吐水側ユニオン継手の
内部に節水コマを配置したことを特徴とする。そして、
この節水コマは、当該ユニオン継手のナット側管体及び
/又はネジ側管体に内嵌される本体と、この本体と一体
をなし、前記ナット側、ネジ側の両管体の端面間に突入
する外つば部とを有するので、フラッシュバルブの給水
側ユニオン継手或いは吐水側ユニオン継手のユニオンナ
ットをユニオンネジに螺合する前に、ナット側管体又は
ネジ側管体、若しくはナット側管体及びネジ側管体に本
体を差込み、ユニオンナットをユニオンネジに螺合する
という簡単な施工でフラッシュバルブに組み込むことが
できる、という作用を得ることができる。
【0026】又、この節水コマは、前記本体内に通設さ
れ、前記ナット側管体とネジ側管体とを連通させるオリ
フィスとを有するので、前記本体及び外つば部により仕
切られるユニオン継手の上流側と下流側とがオリフィス
によって連通され、このオリフィスの絞り作用によって
水量が制限されると共に水の勢いが増すという作用が得
られる。そして、この作用により、一定の節水効果を確
実に得られるようになるのである。
【0027】更に、本発明において、節水コマを組み込
むユニオン継手は給水側ユニオン継 手であっても、吐水
側ユニオン継手であっても、その両方であってもよい
が、特に吐水側ユニオン継手内に節水コマを配置する場
合には、弁ケース内の水圧低下が小さく、主弁を短時間
で閉弁させることができる作用が得られる。従って、こ
の場合には、この作用によって一層節水効果を高めるこ
とができるのである。
【0028】
【発明の実施の態様】 本発明の一実施例に係る節水型
ラッシュバルブを図面に基づいて具体的に説明すれば、
以下の通りである。
【0029】図1は、本発明の一実施例に係る節水型フ
ラッシュバルブの断面図であり、この節水型フラッシュ
バルブ1は大便器用のものであり、弁ケース2内に、主
弁3と、パイロット弁4と、このパイロット弁4に連結
されたステム5とが収納され、弁ケース2の横側に揺動
可能に支持させたハンドル6を中立位置から揺動させる
ことによりパイロット弁4を開弁させ、主弁3の給水側
と吐水側との差圧により主弁3を開弁させて給水側から
吐水側に水を流すように構成している。
【0030】そして、吐水側にある程度水が流れると主
弁3に作用する差圧が小さくなり、弁3は閉弁され、パ
イロット弁4は任意の時点でハンドル6を手放すことに
より閉弁される。従って、主弁3が閉弁した後にも、用
便者がハンドル6を例えば押し下げていると、パイロッ
ト弁4を通って吐水側に最小流量で水が流れる。
【0031】なお、弁ケース2の上蓋8に螺合された調
整ネジ9によってパイロット弁4の最大開度を調整でき
るように構成されている。
【0032】前記弁ケース2は給水側ユニオン継手10
によって止水栓11に接続されるが、この給水側ユニオ
ン継手10の内部に節水コマ12が組み込まれている。
【0033】図1の断面図、図2の側面図及び図3の斜
視図に示すように、この給水側ユニオン継手10のユニ
オンつば13が設けられるナット側管体14は弁ケース
2に 螺合することにより弁ケース2と一体化され、前記
節水コマ12は、このナット側管体14に内嵌された本
体15と、この本体15の給水側の端部から全周にわた
って突設された外つば部16とを有し、本体15内には
流路断面積が一様な2本の直線形のオリフィス17が形
成され、このオリフィス17によって給水側と吐水側と
が連通されている。
【0034】この実施例では、止水栓11の弁ケースと
一体に形成された給水側ユニオン継手10のネジ側管体
18の内径が、前記ナット側管体14の内径よりも大径
に形成され、節水コマ12の外つば部16は、ユニオン
ナット19の内径よりも小径に形成されているが、ネジ
側管体18の外径及びユニオンつば13の外径とほぼ同
径に形成されて、ネジ側管体18の端面とユニオンつば
13との間に挟持されるようにしている。
【0035】なお、この弁ケース2のナット側管体14
は弁ケース2の本体に対して螺進退可能に螺合された管
体で構成されているが、このナット側管体14を弁ケー
ス2の本体と一体物として形成することは何ら支障がな
い。又、図1において、符号20は給水管、21はバキ
ュームブレーカ、22は吐水管、27はハンドル取付部
の水漏れを防止するパッキン、28は吐水管22からの
漏水を防止するためのパッキンをそれぞれ示す。
【0036】この節水型フラッシュバルブ1において、
用便者がハンドル6を操作して給水側から吐水側に水を
流すと、その水量が節水コマ12によって確実に一定以
下に制限され、大幅な節水が行われる。又、オリフィス
17の絞り作用で弁ケース2内の主弁3及びパイロット
弁4よりも給水側の静圧上昇が抑制され、開弁後短時間
内に主弁3に作用する差圧が小さくなり、主弁3が短時
間内に閉じられる。この結果、流量制限と開弁時間の短
縮とが相乗的に作用して一層大幅な節水が行われる。具
体的には、例えば、節水コマ12を用いない場合には1
1リットルの水量が流れていた場合、この節水コマ12
を用いることにより8.3リットルに水量を削減するこ
とができたのである。
【0037】上記の実施例では節水コマ12を主弁3及
びパイロット弁4よりも給水側に設けているが、これに
代えて、例えば図4に示すように、節水コマ12を主弁
3及びパイロット弁4よりも吐水側に配置っしてもよ
い。
【0038】この場合、節水コマ12の絞り作用により
主弁3及びパイロット弁4の吐水側の水圧が高くなり、
主弁3の開弁時間が短縮される。したがって、節水コマ
12を主弁3及びパイロット弁4の給水側に設けた場合
と同様に、オリフィス17による流量制限と、主弁3の
開弁時間の短縮とが相乗的に作用して、大幅な節水効果
が得られるのである。
【0039】なお、図4において、23は吐水側ユニオ
ン継手、24はそのユニオンつば、25はそのユニオン
ネジ、26はそのユニオンナットである。
【0040】又、同図において、27はハンドル取付部
の漏れを防止するパッキン、28は吐水管22と節水コ
マ12との間からの漏水を防止するためのパッキンであ
る。
【0041】図5に示す本発明の他の実施例に係る節水
型フラッシュバルブ31は、小便器用のものであり、弁
ケース32内に、主弁33と、パイロット弁34と、こ
のパイロット弁34に連結されたステム35とが収納さ
れ、弁ケース32の前面に進退可能に支持させた押ボタ
ン36を押し込むことによりパイロット弁34を開弁さ
せ、主弁33の給水側と吐水側との差圧により当該主弁
33を開弁させて給水側から吐水側に水を流すように構
成している。
【0042】吐水側にある程度水が流れると主弁33に
作用する差圧が小さくなり、主弁33は閉弁され、パイ
ロット弁34は任意の時点で押ボタン36を手放すこと
により閉弁される。従って、主弁33が閉弁した後に
も、用便者が押ボタン36を押し続けていると、パイロ
ット弁34を通って吐水側に最小流量で水が流れる。
【0043】なお、弁ケース2の上蓋38に螺合された
調整ネジ39によってパイロット弁34の最大開度を調
整することにより最小流量が調整できる。
【0044】弁ケース32の吐水側は吐水側ユニオン継
手40によって吐水管41に連結されるが、この吐水側
ユニオン継手40内に節水コマ12が組み込まれてい
る。
【0045】図5に示すように、この節水コマ12は、
吐水側ユニオン継手40のユニオンつば43が形成され
る吐水管41の端部からなるナット側管体44に内嵌さ
れた本体15と、この本体15の給水側の端部から全周
にわたって突設された外つば部16とを有し、本体15
内には流路断面積が一様な2本の直線形のオリフィス1
7が形成され、このオリフィス17によって給水側と吐
水側とが連通されている。
【0046】前記外つば部16は、吐水管41側のナッ
ト側管体44と弁ケース2側のネジ側管体48との間に
挟まれ、ナット側管体44に回転自在に外嵌されたユニ
オンナット49をネジ側管体48に形成したユニオンネ
ジに螺締することによりユニオン継手40内に固定され
る。
【0047】この節水型フラッシュバルブ31において
は、用便者が押ボタン36を操作して給水側から吐水側
に水を流すと、その水量が節水コマ42によって確実に
一定以下に制限されるとともに、オリフィス17の絞り
作用によって弁ケース32の内圧が高く保持され、主弁
3の閉弁時期が早められるので、流量制限と開弁時間の
短縮とが相乗的に作用して一層大幅な節水が行われる。
【0048】なお、図5において、符号46は押ボタン
組付部からの漏水を防止するパッキン、47は吐水側ユ
ニオン継手部40からの漏水を防止するためのパッキン
である。
【0049】前記の各実施例において、用いられた節水
コマ12のオリフィス17は2本で あるが、これに代え
て、例えば図6及び図7に示すように、4本の直線オリ
フィス47を有する節水コマ42や、図8及び図9に示
すように1本の直線オリフィス57を有する節水コマ5
2や、図10及び図11に示すように1本の幹部67a
をそれの先端から四方に直角に分岐させた分岐部67b
とを有する分岐形オリフィス67を有する節水コマ62
や、図12及び図13に示すように1本の幹部77aと
それの先端から四方に鋭角に挟む方向に折り返された分
岐部77bとを有する反転分岐形オリフィス77を有す
る節水コマ72や、図14及び図15に示す二重オリフ
ィス87a,87bを有する節水コマ82や、図16及
び図17に示すように逆止弁90と閉弁バネ91を介在
させたオリフィス97を有する節水コマ92を用いても
よい。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の節水型
フラッシュバルブによれば、弁ケースを給水側ユニオン
継手で給水側の配管に接続する際及び/又は弁ケースを
吐水側ユニオン継手で吐水側の配管の接続する際に、当
該ユニオン継手のユニオンナットをユニオンネジに螺合
する前に節水コマをナット側管体及び/又はネジ側管体
に差込むという、一般人でもできる簡単な施工で、この
節水コマに設けたオリフィスの絞り効果により、確実に
一定以上の節水効果を得ることができる。
【0051】特に、本発明において、吐水側ユニオン継
手内に節水コマを組み込む場合には、弁ケース内の水圧
低下が少なく、短時間で主弁を閉弁させることができる
ので、一層節水効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図である。
【図2】本発明の断面部分を含む側面図である。
【図3】本発明の斜視図である。
【図4】本発明の断面図である。
【図5】本発明の断面図である。
【図6】本発明で好適に用いられる節水コマの断面部分
を含む側面図である。
【図7】本発明で好適に用いられる節水コマの斜視図で
ある。
【図8】本発明で好適に用いられる節水コマの断面部分
を含む側面図である。
【図9】本発明で好適に用いられる節水コマの斜視図で
ある。
【図10】本発明で好適に用いられる節水コマの断面部
分を含む側面図である。
【図11】本発明で好適に用いられる節水コマの斜視図
である。
【図12】本発明で好適に用いられる節水コマの断面部
分を含む側面図である。
【図13】本発明で好適に用いられる節水コマの斜視図
である。
【図14】本発明で好適に用いられる節水コマの断面部
分を含む側面図である。
【図15】本発明で好適に用いられる節水コマの斜視図
である。
【図16】本発明で好適に用いられる節水コマの断面部
分を含む側面図である。
【図17】本発明で好適に用いられる節水コマの斜視図
である。
【符号の説明】
2 弁ケース 10 給水側ユニオン継手 11 止水栓 12 節水コマ 14 ナット側管体 15 本体 16 外つば部 17 オリフィス 18 ネジ側管体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 21/00 E03D 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主弁を収納する弁ケースを上流側に接続
    するユニオン継手及び/又は該弁ケースを下流側に接続
    するユニオン継手の内部に、当該ユニオン継手のユニオ
    ンナットが回転自在に外嵌されるナット側管体及び/又
    は該ユニオンナットが螺合されるユニオンネジが形成さ
    れたネジ側管体に内嵌される本体と、この本体と一体を
    なし、前記ナット側、ネジ側の両管体の端面間に突入す
    る外つば部と、前記本体内に通設され、前記ナット側管
    体とネジ側管体とを連通させるオリフィスとを有する節
    水コマを配置したことを特徴とする節水型フラッシュバ
    ルブ。
  2. 【請求項2】 弁ケースと吐水管とを接続するユニオン
    継手の内部に前記節水コマを配置した請求項1に記載の
    節水型フラッシュバルブ。
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