JP3301060B2 - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JP3301060B2
JP3301060B2 JP24987497A JP24987497A JP3301060B2 JP 3301060 B2 JP3301060 B2 JP 3301060B2 JP 24987497 A JP24987497 A JP 24987497A JP 24987497 A JP24987497 A JP 24987497A JP 3301060 B2 JP3301060 B2 JP 3301060B2
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明 西岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水源から吐水具
に通じる流路の途中に設けられる減圧弁に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、給水源である水栓の蛇口にホー
スを接続し、このホースの先端に、手元コックを備えた
シャワーや散水器などの吐水具を取り付けて、水栓から
離れた場所での手元コックの開閉操作によって、吐水具
を任意に吐水ならびに止水できるようにした機構におい
て、水栓を開放させた状態で吐水具を止水操作した場
合、ホースの内圧が瞬時に高圧の給水圧になって、ホー
スが蛇口から外れてしまうことから、これを防止するた
めに、図6に示すような減圧弁41を水栓に連結し、こ
の減圧弁41にホースを介して吐水具を接続させてい
る。
【0003】図6において、42は減圧弁本体で、図示
しない水栓とホースとに対する連結用のネジ部j,mが
形成されている。43は減圧弁本体42に内蔵された筒
状部材で、上流側の端面部には内フランジ44が連設さ
れ、かつ、ナット45によって抜け止め固定されてい
る。
【0004】46は筒状部材43の内フランジ44とリ
ング47とによって挟着される弁座受けで、周部に流路
nを形成するように、パッキン状の弁座48が固着され
ている。49は中心部に流路50が形成された筒状弁体
で、その弁体端面を弁座48に相対峙させるように、こ
の筒状弁体49に連設の外フランジ51を、Oリング5
2を介して筒状部材43に内嵌合させている。
【0005】53はOリング54を介して筒状弁体49
を水密状態に保持する弁体ガイドで、Oリング55を介
して筒状部材43に内嵌合されている。56は筒状弁体
49を開弁させるコイルスプリングで、筒状弁体49に
連設の外フランジ51と弁体受けガイド53との間に介
装されており、このコイルスプリング56による筒状弁
体49の前記弁座48に対する絞り開度の規制部材57
が筒状部材43に螺着されている。
【0006】r,tはコイルスプリング56の収容空間
を大気開放の空気室に形成する大気開放流路で、減圧弁
本体42と筒状部材43とに対して、それらの嵌合部間
に介装させたOリング58,59間に形成されている。
【0007】上記の構成において、筒状弁体49の全開
状態で、この筒状弁体49と弁座48との間の流路が、
これよりも上流側の流路よりも絞られるように、絞り開
度規制部材57の取り付け位置が設定され、かつ、その
流路の絞りによる所定の減圧下では、筒状弁体49に連
設の外フランジ51に対する水圧の受圧面積と、筒状弁
体49の弁座側端面に対する水圧の受圧面積との差に基
づく閉弁力に抗して、コイルスプリング56が筒状弁体
49の開弁状態を保持するように、そのコイルスプリン
グ56の開弁力が設定されている。
【0008】従って、上記構成の減圧弁によれば、減圧
弁上流側の水栓を開放し、かつ、減圧弁下流側の吐水具
を吐水操作させると、水栓からの高圧水が、筒状弁体4
9と弁座48との間の絞り流路を通過する間に所定圧に
減圧され、この減圧された水が吐水具から吐水されるこ
とになる。そして、この状態で吐水具を止水操作する
と、減圧弁下流側の流路内圧が高圧になることから、上
記の受圧面積差を基にして、筒状弁体49がコイルスプ
リング56の開弁力に抗して瞬時に閉弁されることにな
り、これによって、減圧弁の下流側流路の異常な圧力上
昇が防止されることで、減圧弁からのホースの外れが確
実に防止されるのである。
【0009】その後、吐水具を吐水操作すると、弁体下
流側のホース内の水が吐水されて内圧が低下し、かつ、
コイルスプリング56の開弁力が、受圧面積差を基にし
た筒状弁体49の閉弁力に打ち勝つことで、筒状弁体4
9が開弁されるもので、これによって吐水具からの減圧
水の吐水が再開されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
減圧弁にあっては、吐水具によって吐水を行っている際
に、ウォータハンマ等によって減圧弁上流側の圧力が極
端に大きく変化した場合に、筒状弁体49と弁座48と
による絞り流路が一定であることから、所定通りの減圧
が成されなくなり、減圧性能が安定しない点で問題があ
った。また、筒状弁体49を水密下でスライドさせるた
めにOリング52,54を設けているが、このOリング
52,54は筒状弁体49のスライド抵抗を大きくする
もので、筒状弁体49をスムースにスライドさせ難い問
題もあった。
【0011】本発明は、減圧弁上流側での大きな圧力変
動に対しても減圧性能が安定する上に、スライド抵抗を
低減させることを図って、弁体をスムースに開閉できる
ようにした減圧弁を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、給水源から吐水具に通じる流路の途中に
設けられる減圧弁において、中心部に流路が形成された
弁座を減圧弁本体内に設け、この弁座中心の流路筒部と
減圧弁本体の弁座下流側の筒部とにわたって、弁棒をス
ライド可能に保持させ、この弁棒の弁座流路筒部に対す
るスライド保持部よりも下流側の弁棒部分に中心流路を
形成すると共に、この弁棒部分と弁座下流側の筒部との
間に止水手段を設け、かつ、弁座流路を上流側で閉じる
主弁体を、前記弁棒に対して所定の範囲にわたってスラ
イド可能に保持させている。
【0013】この一方、主弁体を開弁させるコイルスプ
リングを減圧弁本体に内蔵し、この主弁体の開弁下にお
いて、前記弁棒部分の中心流路を弁座の上流側と下流側
の弁室に連通させる流路部分を、前記弁棒のスライド保
持部に形成し、かつ、弁棒の主弁体保持部を前記スライ
ド保持部よりも小径にして、この主弁体保持部に、スラ
イド保持部の流路部分を主弁体の上流側に連通させる流
路を形成し、この連通流路を弁棒に対する主弁体の相対
的な上流側へのスライドに伴って閉じる副弁体を主弁体
に備えさせている。
【0014】更に、吐水具の止水操作による弁座下流側
の圧力上昇に伴って、前記コイルスプリングの開弁付勢
力に抗して主弁体ならびに副弁体を閉弁させる環状のダ
イヤフラムを、前記止水手段とによって減圧弁本体内に
大気開放の空気室を形成するように、前記弁棒部分と減
圧弁本体との間に設けている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は給水源として湯水混合栓を用い、吐
水具としてシャワーを用いた本発明の第1の実施形態を
示す。
【0016】図1において、1は湯水混合栓で、混合栓
本体2が備える湯流入口と水流入口とからの湯と水と
を、シャワー・止水・吐水の切換えが可能な流量調整ハ
ンドル3の操作と湯温調整ハンドルの操作によって適宜
混合し、所望の混合水をシャワー用吐出口4または蛇口
5から供給できるように構成されている。6はシャワー
用連通ボックスで、一端にシャワー用吐出口4を有し、
他端が、シール用パッキンおよびソケットを介して、混
合栓本体2のシャワー供給口に接続されており、シャワ
ー供給口からの水または混合水を、減圧弁7を介してホ
ース8に接続したシャワー9に送り込む。
【0017】前記シャワー9は、開・閉操作によって吐
水・止水可能なコック10を有するシャワー本体11
と、このシャワー本体11の前面に設けられたノズルヘ
ッド12とで構成される。
【0018】減圧弁7を示す図2において、図中の13
は減圧弁本体であって、シャワー用吐出口4に対する連
結用のネジ部aが形成された上流側の筒部材14と、ホ
ース接続用のネジ部bが形成された下流側の筒部材15
とから成り、後述するダイヤフラムの外周端部をシール
材にして、これらの筒部材14,15を互いに水密状態
に螺合連結させている。
【0019】16は中心部に流路17が形成された弁座
で、上流側の筒部材14の内部に形成されている。18
は弁棒であって、弁座中心の流路筒部19と、下流側筒
部材15の筒部20とにわたって、スライド可能に保持
されており、この弁棒18の流路筒部19に対するスラ
イド保持部21を、弁座16の厚みよりも長くする一
方、図3にも示すように、このスライド保持部21より
も下流側の弁棒部分18aに、中心流路22を形成し、
かつ、この弁棒部分18aにOリングによる止水手段2
3を設けて、弁棒部分18aと下流側筒部材15の筒部
20との間の水密を図っている。
【0020】24は弁座流路17を上流側で閉じる主弁
体で、弁棒18に対する保持筒部cが形成された截頭円
錐台形状の弁体受け座25に、割り筒部26を連設し、
この割り筒部26にパッキンなどの弁体27を嵌め込
み、かつ、割り筒部26を縮径させるようにして、この
割り筒部26に弁体27の抜け止めリング28を無理嵌
めして成り、この主弁体24を、弁棒18の主弁体保持
部29にスライド可能に保持させると共に、主弁体保持
部29に抜け止めナット30を螺着して、主弁体24を
所定の範囲にわたってのみスライド可能としている。
【0021】31は主弁体24を開弁させるために減圧
弁本体13に内蔵されたコイルスプリングで、弁棒18
に連設のスプリング受け座32と下流側筒部材15の段
部受け座33との間に配置されており、このコイルスプ
リング31による主弁体24の開弁下において、前記弁
棒部分18aの中心流路22を弁座16の上流側と下流
側の弁室A,Bに連通させるために、前記弁棒18のス
ライド保持部21に流路部分dを形成して、主弁体24
の上流側から中心流路22に至る間の流路を絞り流路に
形成している。
【0022】一方、弁棒18の主弁体保持部29をスラ
イド保持部21よりも小径にして、コイルスプリング3
1による主弁体24の開弁下において、この主弁体24
が受ける水圧の受圧面積が、下流側の面部に比べて上流
側の面部ほど大きくなるように構成し、即ち、主弁体2
4に対して水圧が閉じ勝手に作用するように構成し、こ
の主弁体保持部29に、先端側の円形部分29aを残し
て流路eを形成して、前記スライド保持部21の流路部
分dを、この流路eと主弁体24の保持筒部cとを通し
て、主弁体24の上流側に連通させるようにしている。
そして、スライドに伴って弁棒先端側の円形部分29a
に密接するOリングによる副弁体34を、前記主弁体2
4の保持筒部cに設けて、前記弁棒18の主弁体保持部
29に対して主弁体24が相対的に上流側にスライドし
た際に、上記の連通流路eを、この副弁体34によって
閉じるようにしている。
【0023】35はシャワー9の止水操作による弁座下
流側の圧力上昇に伴って、前記コイルスプリング31の
開弁付勢力に抗して主弁体24ならびに副弁体34を閉
弁させる環状のダイヤフラムで、このダイヤフラム35
の外周端部を、筒部材14,15の螺合連結によって挟
着すると共に、その内周端部を、弁棒部分18aのネジ
部fに螺着されるナット部材36と、弁棒18に連設の
スプリング受け座32とによって挟着している。尚、ナ
ット部材36には、前記スライド保持部21の流路部分
dを弁座下流側の弁室Bに連通させるための切り欠きh
が形成されている。
【0024】上記のダイヤフラム35は、閉弁機能を持
つ外に、前記止水手段23とによって、前記コイルスプ
リング31の内蔵空間を密閉させる機能をも持つもので
あって、この密閉空間を大気開放の空気室Cに形成する
ために、減圧弁本体13の下流側筒部材15に大気開放
流路iを形成している。
【0025】上記構成の減圧弁7によれば、この減圧弁
7を接続しているシャワー用吐出口4を閉じ、かつ、シ
ャワー9のコック10を吐水操作させた状態では、前記
主弁体24ならびに副弁体34は、いずれもコイルスプ
リング31のばね力によって開弁下に置かれることにな
る。そして、吐水作業を行うために、湯水混合栓1の湯
温調整ハンドルを操作し、かつ、流量調整ハンドル3を
吐水状態にして、シャワー用吐出口4から高圧の水(ま
たは混合水であり、以下同じ)を給水させると、この高
圧水は、図2および図4(A)に示すように、主弁体2
4と弁座16との間を通して、スライド保持部21の流
路部分dから弁棒部分18aの中心流路22に流れ込む
もので、この間の絞り流路を通過する間に、高圧水が所
定圧に減圧され、この減圧された水が、中心流路22か
らホース8を経て、シャワー9のノズルヘッド12から
吐水されることになる。
【0026】ここで、上述したように、主弁体24に対
する水圧の受圧面積に差を持たせて、主弁体24に対し
て水圧が閉じ勝手に作用するように構成しているので、
ウォータハンマ等によって減圧弁7の上流側の圧力が極
端に大きく変化した場合、この大きな水圧によって、主
弁体24は、コイルスプリング31の閉弁力に抗して且
つ水圧の大きさに応じて、絞り流路を更に絞るようにス
ライドすることから、ウォータハンマ等の発生に拘わら
ず、減圧性能は常に安定したものとなる。これは即ち、
従来は、弁体の閉じ方向の移動を、水の流れに逆らわせ
るようにしていたのに対して、本発明では、主弁体24
の閉じ方向の移動を、水の流れ方向と同じにしたことで
成せる技術である。
【0027】上記のシャワー9による吐水の一時停止
は、コック10の止水操作によって行われる。このコッ
ク10によってシャワー9を止水操作した場合は、ホー
ス8の内圧が高くなると同時に、弁座16の下流側弁室
Bの圧力も高くなり、これに伴って瞬時に、ダイヤフラ
ム35が弁室Bの容量を大きくするように撓むことで、
即ち、弁棒18がコイルスプリング31の開弁付勢力に
抗してスライドすることで、図4(B)に示すように、
主弁体24が弁座16の流路17を閉止し、次いで瞬時
に、図4(C)に示すように、副弁体34が主弁体保持
部29の連通流路eを閉止するもので、これによってホ
ース8の内圧が異常に上昇することが確実に防止される
のである。
【0028】この後、シャワー9を再使用するためにコ
ック10を吐水操作すると、ノズルヘッド12が大気に
開放されることで、弁座16よりも下流側の弁室Bを含
む流路の内圧が低下し、この圧力低下に伴って、コイル
スプリング31のばね力で弁棒18が開弁方向にスライ
ドし、先ずは、副弁体34が主弁体保持部29の連通流
路eを開放〔図4(B)を参照〕し、次いで、主弁体2
4が弁座16の流路17を開放〔図4(A)参照〕する
もので、爾後は、絞り流路を通して減圧された水が、シ
ャワー9のノズルヘッド12から吐水されることにな
る。
【0029】ここで、上記止水のための弁体構造とし
て、これを主弁体24と副弁体34とに分けないで、こ
れを一体構造にしても、止水面では何ら問題はないので
あるが、上記のシャワー9による吐水の再開に際して、
何らかの原因で、弁座16の上流側弁室Aの圧力が高く
なった場合に問題を生じる。即ち、一体構造の弁体で
は、弁体に対して閉弁方向に作用する水圧の受圧面積が
大きくなり過ぎて、コイルスプリング31のばね力で
は、この弁体を開弁させ得なくなることがあるのであ
る。
【0030】かゝる実情に鑑みて、本発明では、弁体構
造を主弁体24と副弁体34とに分けて、コイルスプリ
ング31のばね力で、先ずは水圧の受圧面積が小さな副
弁体34を確実に開弁できるようにし、この開弁によっ
て、弁座上流側の弁室Aの圧力を、主弁体保持部29の
流路eからスライド保持部21の流路部分dに逃がすよ
うにして、後はコイルスプリング31のバネ力で主弁体
24を開弁させるようにしているのである。
【0031】また、ダイヤフラム35に代えて、例えば
弁棒18に連設のスプリング受け座32に、Oリングに
よる止水手段を減圧弁本体13の内面に密接させるよう
に設けても、所期の減圧ならびに止水を図ることができ
るのであるが、これでは弁棒18のスライド抵抗が大き
くなることを考慮して、本発明では、上記のようにダイ
ヤフラム35を採用して、弁棒18をスムースにスライ
ドさせ得るようにしているのである。
【0032】尚、給水源として水栓(単水栓)を用い、
水栓の蛇口に接続したホースの先端に、コックを有する
園芸用散水器(吐水具)を取り付け、かつ、上記構成の
減圧弁7を水栓から園芸用散水器に通じる流路の途中に
設けた場合でも、上記の実施の形態と同様の効果を奏す
る。
【0033】図5は本発明による第2の実施の形態を示
し、この実施の形態では、吐水具を湯水混合栓37と
し、この湯水混合栓37に接続される給湯用配管38
と、図面には現れない給水用配管とを給水源とし、か
つ、湯水混合栓37の給湯側偏心管39と、図面には現
れない給水側偏心管とに、上記構成の減圧弁7を内蔵さ
せている。
【0034】かゝる構成においても、上記の実施の形態
と同様の効果を奏することに変わりはないが、湯水混合
栓37にあっては、止水状態で給湯用配管38内の湯温
が上昇して、給湯側偏心管39の内圧が減圧弁7の上流
側で高くなることがあり、かゝる点において、本発明に
かゝる減圧弁7では、上述したように、弁体構造とし
て、主弁体24と副弁体34との組み合わせにしている
ので、湯温の上昇に伴って内圧が高くなっても、開弁を
確実に行わせることができるので、吐水具が湯水混合栓
37である場合は、本発明にかゝる減圧弁7を選択する
ことは頗る好適である。尚、給水源を、給湯用配管と給
水用配管の何れか一方にして、これに接続される湯水混
合栓の偏心管に減圧弁を内蔵させるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成にか
ゝる減圧弁によれば、減圧弁上流側での大きな圧力変動
に対しても減圧性能が安定し、かつ、弁体構造として、
主弁体と副弁体との組み合わせにしたことで、閉弁下に
おいて、何らかの原因で弁座上流側の圧力が高くなって
も、この弁体の開弁を確実に行わせることができる。特
に、ダイヤフラムを用いて、弁棒のスライド抵抗を低減
させたことで、弁棒ひいては弁体をスムースに開閉させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す全体構成説明図
である。
【図2】減圧弁の断面図である。
【図3】減圧弁の主要構成部材の斜視図である。
【図4】(A)は主弁体ならびに副弁体の開弁状態を示
す断面図、(B)は吐水具の止水に伴う主弁体のみの閉
弁状態を示す断面図、(C)は吐水具の止水に伴う主弁
体ならびに副弁体の閉弁状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す構成説明図であ
る。
【図6】従来例を示す減圧弁の断面図である。
【符号の説明】
1…給水源(湯水混合栓)、9…シャワー(吐水具)、
13…減圧弁本体、16…弁座、17…弁座流路、18
…弁棒、18a…弁棒部分、19,20…筒部、21…
スライド保持部、22…中心流路、23…止水手段、2
4…主弁体、29…主弁体保持部、31…コイルスプリ
ング、34…副弁体、35…ダイヤフラム、37…湯水
混合栓(吐水具)、38…給水源(給湯用配管)、d…
流路部分、e…連通流路、A,B…弁室、C…空気室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 17/20 - 17/34 G05D 16/00 - 16/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水源から吐水具に通じる流路の途中に
    設けられる減圧弁であって、中心部に流路が形成された
    弁座を減圧弁本体内に設け、この弁座中心の流路筒部と
    減圧弁本体の弁座下流側の筒部とにわたって、弁棒をス
    ライド可能に保持させ、この弁棒の弁座流路筒部に対す
    るスライド保持部よりも下流側の弁棒部分に中心流路を
    形成すると共に、この弁棒部分と弁座下流側の筒部との
    間に止水手段を設け、かつ、弁座流路を上流側で閉じる
    主弁体を、前記弁棒に対して所定の範囲にわたってスラ
    イド可能に保持させる一方、この主弁体を開弁させるコ
    イルスプリングを減圧弁本体に内蔵し、この主弁体の開
    弁下において、前記弁棒部分の中心流路を弁座の上流側
    と下流側の弁室に連通させる流路部分を、前記弁棒のス
    ライド保持部に形成し、かつ、弁棒の主弁体保持部を前
    記スライド保持部よりも小径にして、この主弁体保持部
    に、スライド保持部の流路部分を主弁体の上流側に連通
    させる流路を形成し、この連通流路を弁棒に対する主弁
    体の相対的な上流側へのスライドに伴って閉じる副弁体
    を主弁体に備えさせ、更に、吐水具の止水操作による弁
    座下流側の圧力上昇に伴って、前記コイルスプリングの
    開弁付勢力に抗して主弁体ならびに副弁体を閉弁させる
    環状のダイヤフラムを、前記止水手段とによって減圧弁
    本体内に大気開放の空気室を形成するように、前記弁棒
    部分と減圧弁本体との間に設けて成ることを特徴とする
    減圧弁。
  2. 【請求項2】 前記吐水具がシャワーである請求項1に
    記載の減圧弁。
  3. 【請求項3】 前記吐水具が散水器である請求項1に記
    載の減圧弁。
  4. 【請求項4】 前記吐水具が湯水混合栓で、給水源が湯
    水混合栓に接続される給水用または給湯用の少なくとも
    一方の配管である請求項1に記載の減圧弁。
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Cited By (5)

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