JP2000179706A - ポペット弁の制御装置 - Google Patents
ポペット弁の制御装置Info
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Abstract
止要素と他の利点とを有する制御装置を提供する。 【解決手段】 改良された負荷ドリフト制御を実現する
ポペット弁の制御装置が開示される。この制御装置は、
閉位置と、関連のポペット制御チャンバからの流れを可
能にする所定の範囲の開位置との間を作動的に動くこと
が可能である弁部材と、第1の空洞部分と第2の空洞部
分との間における弁部材の周囲での漏洩を防止するため
に、制御チャンバと連通している第1の空洞部分と第2
の空洞部分との間に配置されている封止要素とを含む。
この封止要素は、封止要素を弁部材がその中に支持され
ている孔との厳密な整合状態に維持する構造によって支
持されており、幾つかの実施形態では封止要素が上記孔
と共に一体的に形成されており、他の実施形態では、こ
の封止要素が上記孔と自己整合する。
Description
弁等の制御装置に関し、特に、改良された負荷ドリフト
制御(load drift control)を可能にする封止要素と他の
利点とを有する制御装置に関する。
タ、及び他の作動要素からの作動液の排出を制御する用
途等、さまざまな用途で使用されている。一般に、入口
ポートからポペット弁を通過してその出口ポートに流れ
る流体流は、座に対して封止関係にある閉位置と、座か
ら離れている所定の範囲の開位置との間でポペットを制
御可能に動かすことによって制御される。1つの基本的
なタイプのポペット弁は、ポペットの後ろ側で制御チャ
ンバに入口ポート内の圧力を連通するための、ポペット
内を通過する少なくとも1つの絞りスロットを有する。
制御チャンバ内の流体圧力が、ポペットに対して閉じ力
を及ぼし、ポペットを座に押し付ける。一般的に、入口
ポートと制御チャンバと出口ポートの各々の内部の圧力
条件が平衡化される時にポペットを座に押し付けて保持
するために、ばねも使用される。
装置は公知である。こうした公知の制御装置は、一般的
には、パイロット流体信号やソレノイド等の制御を受け
る可変調整または流れ制御オリフィスによって、制御チ
ャンバとポペットの出口ポートのような別の場所との間
の連通を調整することによって機能する。制御チャンバ
内の流体圧力が入口圧力と等しくなりかつ制御チャンバ
内の圧力によってポペットが座に押し付けられるよう
に、通常、この可変調整または流れ制御オリフィスは閉
じられている。ポペットを開くことは、出口ポートまた
は他の場所と制御チャンバを連通させるために可変調整
または流れ制御オリフィスを制御可能に開くことによっ
て実現される。この事により、ポペット内の絞りスロッ
トを通しての圧力降下が生じ、平衡圧力よりも制御圧力
が低下するので入口圧力が座からポペットを引き離すよ
うにする。その後で、ポペットの開きの度合いが、可変
調整または流れ制御オリフィスを通過する流れを制御す
ることによって制御され、平衡状態と、絞りスロットを
通過する流れとを調整するようにする。
を通して生じることが予想され、典型的には、タンクへ
の流体ドレンが、こうした漏洩を排出させるために備え
られている。しかし、例えばポペットが負荷制御装置と
して使用される特定の用途では、こうした漏洩が、ポペ
ットが平衡状態に維持されることを困難にし、その結果
として負荷ドリフトを生じさせ、すなわち、負荷を制御
するアクチュエータまたは他の作動要素の変位を生じさ
せる可能性があるので、こうした漏洩は問題である。
介して漏洩を除去可能とすることには幾つかの問題点が
ある。制御装置を介しての負荷圧力からドレンへの圧力
降下が、ポペット弁を介しての圧力降下とは同じではな
いことが一般的なので、こうした問題点は、ポペットが
制御し難くなるということを含んでいる。ポペット弁は
又、下流側圧力(背圧)の影響を受けやすくなり、高い
背圧において不安定化される可能性がある。すなわち、
完全な開位置に移行してしまい、制御入力に対して応答
できない可能性がある。さらに、流れがタンクに排出さ
れることが可能である場合には、液圧シリンダ回路を含
む再生動作が過負荷下で作動する間、排出上の問題が生
じる可能性がある。さらに、過負荷での作動時における
排出の問題に対処するために、タンクへの管路内に背圧
が導入される場合が多い。しかし、背圧の付加は、ポペ
ットを不安定化することが既に分かっている。
は、上記の1つ以上の問題点を克服することを目的とす
る。
は、改良された負荷ドリフト制御を実現する封止要素を
含む、ポペット弁の制御装置が開示されている。この制
御装置は、第1の空洞部分と、この第1の空洞部分と連
通接続されている第2の空洞部分とを画定するハウジン
グを含む。このハウジングは、ポペット弁の制御チャン
バから流体を受け取るために第1の空洞部分をポペット
弁の制御チャンバに連通させるような第1のポートと、
流体を受け取るために第1の空洞部分を別の位置に連通
させるような第2のポートとを含む。弁座が、第1のポ
ートと第2のポートとの間で第1の空洞部分の周囲に延
びている。この制御装置は、第1の端部部分と、その反
対側の第2の端部部分と、これらの間を延びる軸線とを
有する弁部材を含む。上記第1の端部部分が第1の空洞
部分と連通しているハウジング内の孔の中に配置され、
弁部材を、弁座に対して封止関係にある閉位置と、第1
のポートと第2のポートとの間で弁座を通過する流体の
流れが可能となり、弁部材に対して加えられる開き力に
応答してポペット弁を制御可能に開くようにする、弁座
から離れた所定の範囲の開位置との間を軸方向に移動す
るように支持する。弁部材の上記第2の端部部分が、上
記第1の空洞部分と上記第2の空洞部分との間に延びて
いる。
位置に移動することを弾性的に阻止するように配置され
ており、封止要素が、弁部材の第2の端部部分の周囲に
おいて、上記第1の空洞部分と上記第2の空洞部分との
間に配置されている。封止要素が、上記第1の空洞部分
と上記第2の空洞部分との間での流体漏洩を制限するよ
うに弁部材の第2の端部部分の周囲に実質的な封止状態
を形成し、この構造が、封止要素を上記孔と整合させて
支持する。
1は、ポペット弁12の作用を制御するための、本発明
の教示にしたがって構成され、実施可能である制御装置
10を示している。制御装置10とポペット弁12の両
方の大部分がハウジング14内に収容されており、ハウ
ジング14は、ポペット弁12の入口ポート18と連通
接続されている主流体通路16も形成する。さらに、ハ
ウジング14は、弁12の出口ポート20と、ポペット
弁12の制御チャンバ24と連通している制御装置10
の入口ポート22と、制御装置10の出口ポート28を
ポペット弁12の出口ポート20と連通させる戻り導管
26と、制御装置10をパイロット信号源(図示されて
いない)と連通させるパイロット信号導管30とを形成
する。
ポート20との間の流体通過を制御するために、出口ポ
ート20の周囲に延びる環状の座36との封止係合状態
で示されるような閉位置と、入口ポート18と出口ポー
ト20との間の流体の流れを可能にするように座36に
対して間隔を置いた所定の範囲の開位置(図示されてい
ない)との間を、ハウジング14内の孔34の中で軸方
向に移動するように配置されているポペット32を含
む。ポペット32は、それを横切って入口ポート18を
制御チャンバ24と連通させる複数の絞りスロット38
を含む。ポペット32は、さらに、入口ポート18内の
圧力を受けた流体がポペット32を開位置に向けて押し
動かすように、入口ポート18と連通する環状反応表面
40を含む。制御チャンバ24内の圧力を受けた流体が
入口ポート18内の圧力によってポペットに対して及ぼ
される力に対抗してポペット32に対して作用するよう
に、他の反応表面42が、反応表面40の反対側のポペ
ット32上に位置し、制御チャンバ24の一部分を画定
する。圧縮ばね44が、ポペット32を座36に向けて
弾性的に押圧する。
と、この第1の空洞部分46と連通しているねじ山付き
穴48とを形成する。ハウジング14は、第1の空洞部
分46を封止するようにねじ山付き穴48内にねじ込み
装着されているバルブボンネット50を含み、バルブボ
ンネット50が第2の空洞部分52を画定する。バルブ
ボンネット50が、第1の開放端部54と、第1の開放
端部54とは反対側の第2の開放端部56とを含み、こ
の第2の開放端部は、ねじ山付きナット58をそれを封
止するようにねじ込み式に受け入れる。第1の空洞部分
46は、入口ポート22と出口ポート28とに対して流
体連通しており、これらのポートの間に配置されている
周囲弁座60を含む。第1の空洞部分46が、さらに、
パイロット信号導管30と連通している、弁座60に隣
接する細長い円筒形案内孔62を含む。
と第2の空洞部分52との間を延びる。弁部材64は、
案内孔62内に支持されている円筒形の第1の端部部分
66と、弁部材の周囲に周方向に間隔を置いて配置され
る複数の可変流れ制御オリフィス68と、弁座60と封
止係合可能である先細の周囲弁部分70と、第1の端部
部分66の反対側の第2の端部部分72とを含む。軸線
73が、第1の端部部分66と第2の端部部分72との
間を弁部材64を通って延びる。弁部材64は、弁部分
70が弁座60と封止係合している閉位置と、弁座60
から弁部分70が軸方向に移動して、可変流れ制御オリ
フィス68を通る流体流が入口ポート22と出口ポート
28との間において弁座60を通過するのを可能にす
る、所定の範囲の開位置との間を、軸方向に移動するこ
とが可能である。開位置へ向かっての弁部材64の移動
が矢印Aで示されており、この移動は、矢印Bによって
示されているような弁部材64に対して開く力を作用さ
せる、パイロット信号導管30を介して第1の端部部分
66に伝達される流体入力または制御信号によって開始
させられる。
部部分72との間において、弁部材64の周囲に延びて
いる。環状の肩部76が、第1の空洞部分46と第2の
空洞部分52との間において、バルブボンネット50の
周囲に延びている。さらに、円筒形封止要素78と第1
の圧縮コイルばね80とが、肩部74と肩部76との間
に配置されており、弁座60と封止係合するように弁部
材64を押し動かし、かつ、開位置に向かう弁部材64
の動きを抑制するように、ばね80が圧縮状態にされて
いる。さらに明確に述べれば、封止要素78は、ばね8
0に当接している第1の軸方向端部部分82と、肩部7
6に当接している反対側の第2の軸方向端部部分84と
を含み、かつ、軸方向端部部分84と肩部76との間に
封止状態が形成されるように、軸方向端部部分84が凸
状の丸形断面形状を有し、肩部76が嵌合する凹状の丸
形断面形状を有する。封止要素78は、軸方向端部部分
82、84の間に延びる滑らかな円筒形内側表面86を
有し、弁部材64の第2の端部部分72は、弁部材64
が止まっている時と移動している時との両方の場合で内
側表面86と封止係合可能な位置で、弁部材64の周囲
に延びている丸形シールリング88を含む。封止要素7
8と肩部76との間に形成される封止状態と、封止要素
78とシールリング88との間に形成される封止状態と
が、第1の空洞部分46から第2の空洞部分52への流
体漏洩をほぼ制限するということが重要である。これに
加えて、第1の空洞部分46と第2の空洞部分52との
間の封止状態が弁部材の移動の範囲の全体にわたって維
持されるように、封止要素78及び肩部76とシールリ
ング88との間の湾曲した境界面が自己整合機能を提供
する。
ト58を貫通するねじ山付き開口92の中にねじ込み装
着されている調整ねじ90を含む。調整ねじ90は、ナ
ット58と共に封止状態を形成するOリング98をその
中に収容する環状溝96を有する第1のばね保持子94
を含む。第2のばね保持子100は、第1のばね保持子
94に対して間隔を置いて反対側に位置するように、弁
部材64の段付き端部102に取り付けられており、第
2の圧縮コイルばね104が、方向Aの弁部材64の動
きを抑制するために、ばね保持子94とばね保持子10
0との間の空間内に配置されている。ナット58に対し
て調整ねじ90をねじ込み移動することによって、ばね
104の圧縮とばね80の圧縮とが調整可能であり、止
めナット106とのねじ係合によって、ねじ90が所望
の位置に固定可能である。
端部部分84と肩部76との間の封止係合と、シールリ
ング88と封止要素の内側表面86との間の封止係合と
が協働して、第1の空洞部分46から第2の空洞部分5
2への流体の著しい漏洩を防止するようにし、案内孔6
2に対して軸方向に整合していない場合でさえ、封止状
態が維持されるように、第2の軸方向端部部分84と、
肩部76と、シールリング88との丸い形状が、上記自
己整合機能を提供する。これに加えて、自己整合機能
は、弁部材64のさらに自由な軸方向移動を可能にする
効果を有する。第1の空洞部分と第2の空洞部分との間
に封止状態を維持するこの機能は、漏洩による負荷ドリ
フトをほぼ排除することが分かっており、このことが本
発明の重要な目的である。予防的処置として、発生する
かも知れない漏洩を排出するために、補助排出管路10
8が第2の空洞部分52と連通接続されている。
教示にしたがって実施可能であるように構成されてい
る、例えばポペット弁12等のようなポペット弁の制御
装置の他の実施形態110が示されており、実施形態1
10と実施形態10とで同じ部品は同じ参照番号で示さ
れている。制御装置110は、例えばポペット弁12
(図示されていない)のようなポペット弁も収容するこ
とが好ましいハウジング14内にその大部分が含まれて
位置すると共に、ポペット弁の制御チャンバと流体連通
して接続されている入口ポート22を有していて、さら
に、この制御装置は、ポペット弁からその下流の位置等
に流体を配送するための戻り導管26に流体連通して接
続されている出口ポート28を含んでいる。ハウジング
14は、制御装置110を含む円筒形空洞112を形成
する。空洞112は、スプール状の孔114を含み、こ
の孔は一方の端部においてパイロット信号導管30と連
通すると共に、他方の端部において、入口ポート22と
出口ポート28とに連通している第1の空洞部分116
と連通している。空洞112は、ねじ山付き穴120と
連通している第2の空洞部分118を含む。細長いスプ
ール状弁部材122が、空洞112内に作動可能に配置
されている。弁部材122は、第1の端部部分124
と、反対側の第2の端部部分126と、これらの間を延
びる長手方向軸線127とを含む。円筒形の弁座128
は、入口ポート22と出口ポート28との中間の第1の
空洞部分116内に配置されており、弁部材122は、
その第2の端部部分126が弁座128と封止係合する
閉位置と、その弁部材の可変流れ制御オリフィス130
が入口ポート22と出口ポート28との間の連通を可能
にするように位置させられる、弁座からその第2の端部
部分が間隔を置くようにされる、所定の範囲の開位置と
の間を、軸方向に移動することが可能である。これに加
えて、弁座128の長さXが相当大きいので、結果とし
て「不感域(dead band)」、すなわち、入力パイロット
信号または弁部材を開くように作用する他の力の発生
と、その結果として生じる弁部材の軸方向移動との間の
タイムラグ、が通常よりも幾分か長くなるであろう。こ
うした不感域を相殺するために、第2のばねと係合する
前に、弁座128の長さXの全部または一部分に相当す
る距離だけ弁部材が移動することを可能にするタイミン
グギャップが得られるように、第2の圧縮コイルばね1
44を十分に短い長さにすることが可能である。
の穴120内にねじ込みによって取り付けられ、バルブ
ボンネット132内に取り付けられるねじ山付き調整ね
じ134を含んでいる。調整ねじ134は、バルブボン
ネット132の周囲に封止状態を形成するためのOリン
グを受け入れるための周囲溝96をその周囲に有する第
1のばね保持子136を含む。第2の段付きばね保持子
138が弁部材122の段付き端部140に取り付けら
れ、図示されている閉位置から所定の範囲の開位置に向
かって弁部材122が移動することを抑制するために、
第1の圧縮コイルばね142と第2の圧縮コイルばね1
44とが、ばね保持子136とばね保持子138との間
に配置されている。
と、第2の空洞部分118との間で弁部材122の第2
の端部部分126の周囲に配置される円筒形封止要素1
46を含むことが重要である。弁部材が静止している時
と、第1の空洞部分116と第2の空洞部分118との
間の流体漏洩を制限するような弁部材の移動時との両方
において、弁部材122の第2の端部部分126の周囲
に実質的な封止状態を形成するように、封止要素146
は弁部材122の第2の端部部分126よりも直径方向
にわずかだけ大きい。封止要素146は、スプール状孔
114と軸方向に厳密に整合するように、ハウジング1
4と共に一体的に形成されかつそのハウジングによって
支持されている。この点に関して、低い漏洩可能性とそ
の結果としての低い負荷ドリフトとを得るために、封止
要素146とスプール状孔114との間において厳密な
整合とサイズとが維持されるように、封止要素146と
スプール状孔114とが、同一の工具を使用してハウジ
ング14内に同時に形成されることが企図される。
は、本発明によるスプールタイプの制御装置の第2の実
施形態148が示されている。制御装置148と制御装
置10及び110とにおける同じ部品は、同じ参照番号
で示されている。制御装置148は、ハウジング14内
の空洞152内に配置されている細長いスプール状弁部
材150を含む。空洞152は、その一方の端部におい
てパイロット信号導管(図示されていない)と連通する
と共にその反対側の端部において第1の空洞部分154
と連通しているスプール状孔を含む。空洞部分154
は、上述したように、1つの場所において、制御チャン
バから流体を受けるためにポペットの制御チャンバと連
通接続するようにされている入口ポートと連通し、か
つ、別の場所において、流体を受け入れるための出口ポ
ートと連通している。これに加えて、上述のように、弁
座(図示されていない)が、入口ポートと出口ポートと
の中間で第1の空洞部分154の周囲に延びている。第
1の空洞部分154は、ハウジング14内の穴156と
連通している。穴156は、内側にねじ山が付けられた
側壁部分158によって部分的に画定され、かつ、先細
の環状側壁部分160によって部分的に画定される。ス
プール状の孔と先細環状側壁部分160とが、軸線16
1を中心として軸方向に厳密に整合していることが重要
であり、かつ、こうした厳密な軸方向整合を実現するた
めに、これらの両方が、必要な精度を与える単一の形状
の工具を使用して形成されることが可能である。バルブ
ボンネット162が、ねじ山付き側壁部分158とねじ
係合する対応したねじ山付き部分164と、先細環状側
壁部分160に対して対向して位置する環状外側先細表
面166とを有する。外側先細表面166は、先細環状
側壁部分160と封止係合するようにその中にOリング
を受け入れる環状溝168を含む。これに加えて、外側
先細表面166と先細環状側壁部分160とが、長手方
向軸線161に対して異った角度で方向配置され、環状
接触線172に沿って係合し、バルブボンネットがスプ
ール状孔と整合するようにする。
分154と、バルブボンネット162内に位置している
第2の空洞部分174との間における漏洩を防止するた
めに、弁部材150の第2の端部部分126と共に実質
的な封止状態を形成する弁部材150の第2の端部部分
126の周囲に延びる封止部分146を含んでいる、バ
ルブボンネット162を貫通する孔を有している。封止
部分146は、スプール状の孔と厳密に軸方向に整合す
るように、外側先細表面166と厳密に同中心である。
この場合にも同様に、漏洩とドリフトとを実質的に防ぐ
ために、封止要素146は比較的長い軸方向長さを有す
ると共に、弁部材の第2の端部部分126の直径と近似
した直径サイズを有し、これらの間の典型的な隙間は約
40ミクロンのオーダーである。これに加えて、バルブ
ボンネット162は、弁部材150の端部に取り付けら
れている第2の段付きばね保持子138に対して間隔を
置いて対向した位置にある段付きばね保持子136を含
む調整ねじ134をねじ込みによって受け入れるねじ山
付きナット58を含み、第1の圧縮コイルばね142と
第2の圧縮コイルばね144とが、実施形態110に関
して上述したように、ばね保持子136とばね保持子1
38との間に配置され、動作可能である。
止要素を有する本発明のポペット弁制御装置は、負荷ド
リフトが概ねゼロであることが望ましい様々な液圧シス
テム用途において有用である。こうした用途の事例は、
掘削、土砂掘削運搬、建設、採鉱等のために使用される
機器のバケットおよびブレード制御システムを含む。
良された負荷ドリフト制御のための封止要素を有する制
御装置の1つの実施形態の略示部分断面図である。
制御のための封止要素を有する制御装置の他の実施形態
の略示部分断面図である。
の部分断面図である。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 ポペット弁の制御装置であって、 第1の空洞部分と、前記第1の空洞部分と連通接続して
いる第2の空洞部分とを画定するハウジングであって、
前記ハウジングが、前記ポペット弁の制御チャンバから
流体を受け取るために前記第1の空洞部分を前記ポペッ
ト弁の制御チャンバと連通させるようにする第1のポー
トと、流体を受け取るために前記第1の空洞部分を他の
位置に連通させるようにする第2のポートとを含み、弁
座が、前記第1のポートと前記第2のポートとの間にお
いて前記第1の空洞部分の周囲に延びているハウジング
と、 第1の端部部分と、その反対側の第2の端部部分と、こ
れらの間を延びている軸線とを有する弁部材であって、
前記弁座に対して封止関係にある閉位置と、前記第1の
ポートと前記第2のポートとの間で前記弁座を通過する
流体の流れが、前記弁部材に対して加えられる開く力に
応答して前記ポペット弁を制御可能に開くために可能に
される、前記弁座から離れた所定の範囲の開位置との間
で、軸方向に動くように前記弁部材を支持するために、
前記第1の空洞部分と連通している前記ハウジング内の
孔の中に前記第1の端部部分が配置され、かつ、前記第
2の端部部分が、前記第1の空洞部分と前記第2の空洞
部分との間を延びている、弁部材と、 前記弁部材が前記開位置に向かって移動することを弾性
的に抑制するように配置されている少なくとも1つの付
勢部材と、 前記第1の空洞部分と前記第2の空洞部分との間で前記
弁部材の前記第2の端部部分の周囲に配置されている封
止要素であって、前記封止要素が、前記第1の空洞部分
と前記第2の空洞部分との間の流体漏洩を制限するよう
に前記弁部材の前記第2の端部部分の周囲に実質的な封
止状態を形成し、この構造が、前記封止要素を前記弁部
材との整合状態で支持する、封止要素と、 を備えるポペット弁の制御装置。 - 【請求項2】 前記弁部材がスプール状の弁であり、か
つ、前記封止要素と、前記封止要素を支持する構造と
が、前記ハウジングと共に一体的に形成されている請求
項1に記載の制御装置。 - 【請求項3】 前記少なくとも1つの付勢部材が、前記
弁部材と係合して位置付けられた、第1のばね定数を有
する第1の圧縮ばねと、前記開位置に向かっての前記弁
部材の移動を抑制するような位置に前記第1の圧縮ばね
を支持するための位置において前記ハウジングに固定的
に取り付けられている支持部材と、前記開位置に向かっ
ての前記弁部材の移動を抑制するために、前記弁部材と
前記支持部材との間に配置されており、前記第1のばね
定数よりも大きい第2のばね定数を有する第2の圧縮ば
ねとを備える請求項1に記載の制御装置。 - 【請求項4】 前記第2のばねが、前記弁部材と前記支
持部材との間の空間内に配置されており、前記空間が第
1の長さを有し、前記第2の圧縮ばねが、非圧縮状態に
ある時に第2の長さを有し、前記第1の長さが前記第2
の長さよりも長い請求項3に記載の制御装置。 - 【請求項5】 前記ハウジングが、さらに、前記第2の
空洞部分と連通している穴を備え、前記封止要素を支持
する前記構造が、前記封止要素を支持するように前記穴
の中に固定配置されているバルブボンネットを備え、前
記弁部材の前記第2の端部部分と、前記封止要素と、前
記バルブボンネットとが、前記弁部材に対する前記封止
要素の自己整合を可能にする協働して係合可能な部分を
含む請求項1に記載の制御装置。 - 【請求項6】 前記弁部材の前記第2の端部部分が、前
記弁部材の前記第2の端部部分の周囲に延び、前記封止
要素と周囲で封止係合するように配置されている、隆起
周囲延在部分を含む請求項5に記載の制御装置。 - 【請求項7】 前記封止要素が、前記バルブボンネット
の周囲に延びる環状の肩部と協働して封止係合される軸
方向端部を含む円筒形部材であり、前記軸方向端部の表
面と前記肩部とが噛み合い湾曲形状を有する請求項6に
記載の制御装置。 - 【請求項8】 前記封止要素を支持する前記構造が、前
記第2の空洞部分を画定するバルブボンネットを有し、
前記バルブボンネットが、前記孔と軸方向に整合してい
る先細環状側壁部分によって画定される前記ハウジング
内の穴の中に取り付けられており、前記バルブボンネッ
トが、前記封止要素と、前記封止要素と軸方向に整合し
ている外側先細表面とを含み、前記外側先細表面が、前
記先細環状側壁部分と係合し、それよって前記弁部材と
の整合状態に前記封止要素を維持する請求項1に記載の
制御装置。 - 【請求項9】 前記弁部材がスプール状の弁である請求
項8に記載の制御装置。 - 【請求項10】 さらに、前記第2の空洞部分と連通す
る排出管路も備える請求項1に記載の制御装置。
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