JP2543706B2 - 手動式ケ−ブルカッタ− - Google Patents

手動式ケ−ブルカッタ−

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JP2543706B2
JP2543706B2 JP62165075A JP16507587A JP2543706B2 JP 2543706 B2 JP2543706 B2 JP 2543706B2 JP 62165075 A JP62165075 A JP 62165075A JP 16507587 A JP16507587 A JP 16507587A JP 2543706 B2 JP2543706 B2 JP 2543706B2
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B17/00Hand cutting tools, i.e. with the cutting action actuated by muscle power with two jaws which come into abutting contact
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D29/00Hand-held metal-shearing or metal-cutting devices
    • B23D29/02Hand-operated metal-shearing devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/005Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for cutting cables or wires, or splicing

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えばワイヤーロープ・電線・通信線・鉄
筋バー等の各種金属ケーブルを容易に切断することので
きる手動式ケーブルカッターの改良に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来のこの種ケーブルカッターの一例として、特公昭
58−第28049号公報に示すものが存在する。
該従来カッターの基本構造は、具体的には図示しない
が、上部が相互に連結され且つばね作用により拡開方向
に付勢された一対のハンドルを備え、該両ハンドルの一
方を固定ハンドルと、他方を揺動ハンドルとなし、固定
ハンドルの上部に、固定切断刃の基部を固定すると共
に、該固定切断刃の先端部に、円弧状外側面に歯部を連
続形成した旋回切断刃の基端部を軸着して、該旋回切断
刃を軸着部を中心として旋回移動できる構成となってい
る。
又、揺動ハンドルの上部には、上記旋回切断刃の外側
歯部と咬合する係合爪を有する作動レバーを回動可能に
軸着して、揺動ハンドルの開閉操作に伴う該作動レバー
の押動作用で、咬合状態にある旋回切断刃を閉じ方向、
即ちケーブルの切断方向に旋回移動させる構成となって
いる。
そして、実際の使用に際しては、旋回切断刃を開放し
て、該旋回切断刃と固定切断刃間に画成される空所内
に、工作物たるケーブルを挿通し、次いで旋回切断刃の
自由端部を軸着部を支点として閉じ方向に案内して、該
旋回切断刃と固定切断刃でケーブルの外周域を完全に包
囲した後、一対のハンドルを把持して、揺動ハンドルを
連続して開閉操作すると、該揺動ハンドルの開閉の都
度、旋回切断刃の外側歯部に自身の係合爪を咬合してい
る作動レバーの空滑りと押動作用で、旋回切断刃を上記
空所を零にするまで自動的に旋回移動させることによ
り、該旋回切断刃と固定切断刃の対向側縁に形成された
刃部で、各種金属ケーブルを切断するものである。
又、斯る従来カッターにおいて、固定切断刃の先端部
に旋回切断刃の基端部を軸着して、両切断刃の軸着個所
をカッター本体の最上部に設定する構成は、ケーブルを
固定切断刃と旋回切断刃で完全に包囲した状態で、切断
することを可能とするものであるから、比較的径の太い
金属ケーブル類も切断できることとなる。
「発明が解決しようとする問題点」 然し乍ら、従来のケーブルカッターにあっては、旋回
切断刃を閉じ方向に移動させる駆動手段に、揺動ハンド
ルに回動可能に軸着された作動レバーを用いているの
で、揺動ハンドルの開閉操作と連動して、旋回切断刃を
閉じ方向に移動させてケーブルを切断する点だけを見る
と、該作動レバー自体が切断刃同士の軸着個所や揺動ハ
ンドルの連結個所と共働して、所謂トグル機構を構成す
るので、小さな力で旋回切断刃に大きな剪断力を提供で
きる利点を有するが、斯るトグル機構の採用は、反面金
属ケーブルの切断途中で、旋回切断刃を開き方向に強制
的に逆戻りさせることができないという構造上の大きな
欠点を有している。
即ち、各種金属ケーブルの切断作業にあっては、カッ
ターの切断能力やケーブルの硬度・径等の関係で、いく
ら揺動ハンドルを開閉操作しても、切断途中で旋回切断
刃が閉じ方向に旋回移動できなくなる不測のトラブルが
屡々発生する。
従って、この種ケーブルカッターには、このようなト
ラブルに対して極めて容易に対処できる構造、換言すれ
ば旋回切断刃を強制的に開き方向に逆戻りさせて、トラ
ブルケーブルを容易に取り除ける構造が、絶対的に要求
されることとなるが、従来カッターはその構造上、既述
した如く、トラブルに際しては、旋回切断刃を強制的に
逆戻りさせることが全くできないので、この点が使用上
の最大の問題点とされていた。
尚、従来のケーブルカッターは、旋回切断刃の外側歯
部に対する作動レバーの係合爪の咬合を解除できる機構
を一応は備えているが、これはあくまでも切断終了後或
いは切断開始前に、旋回切断刃を手で把持して、開放方
向に旋回移動させるためのもので、切断途中で旋回切断
刃を逆戻り方向に移動させるためのものでないから、一
旦トラブルが生じて、旋回切断刃が金属ケーブル内に強
固に食い込んでしまったような場合には、例え作動レバ
ーの係合爪の咬合を解除して、旋回切断刃を自由旋回可
能状態に置いたとしても、手の力のみでこれを逆戻りさ
せることは到底不可能であるばかりか、極めて危険な作
業が要求されることとなる。
「問題点を解決するための手段」 而して、本発明は上記従来の問題点を有効に解決する
ために開発されたもので、上部が相互に連結され且つば
ね作用により拡開方向に付勢された一対のハンドルを備
え、該両ハンドルの一方を固定ハンドルと、他方を揺動
ハンドルとなし、固定ハンドルの上部に、固定切断刃の
基部を固定すると共に、該固定切断刃の先端部に、自身
の円弧状外側面に歯部を連続形成した旋回切断刃の基端
部を旋回可能に軸着して、ケーブルを該旋回切断刃と固
定切断刃とで完全に包囲した状態で切断する手動式ケー
ブルカッターを前提として、固定ハンドル側に上記旋回
切断刃の外側歯部と咬合する第一歯車と、該第一歯車と
同軸に軸着された第二歯車を夫々設ける一方、揺動ハン
ドル側に該第二歯車と咬合する第三歯車を設けると共
に、該第三歯車に対し咬合状態とニュートラル状態に切
り替えできるラチェットレバーを設けて、揺動ハンドル
の開閉操作に伴い、ラチェットレバーで第三歯車を回転
させて、該第三歯車の回転力を第二歯車から同軸の第一
歯車を経て、旋回切断刃に伝達する構成となし、且つ上
記第三歯車に対し咬合状態とニュートラル状態に切り替
えできる逆転防止爪を設け、更に上記第一歯車と第二歯
車を軸着する軸に、強制旋回用ノブを一体に設けて、該
強制旋回用ノブの操作で、旋回切断刃を旋回移動できる
構成を採用した。
「作用」 依って、本発明にあっては、ラチェットレバーをニュ
ートラル状態に切り替えると同時に、逆転防止爪をもニ
ュートラル状態に切り替えて、第一乃至第三歯車の自由
回転状態を保障した後、強制旋回用ノブを所定方向に回
転すると、該強制旋回用ノブの手動操作で、第一歯車を
介して旋回切断刃を強制的に逆戻り方向に旋回移動でき
るので、これにより旋回切断刃と固定切断刃間からケー
ブルを取り除いて、トラブルを容易に解消できる。
「実施例」 以下、本発明を図示する実施例に基づいて詳述する。
本実施例に係る手動式ケーブルカッターは、第1図乃
至第5図に示す如く、ばね作用により拡開方向に付勢さ
れる一対のハンドル1・2を備え、該両ハンドルの一方
を固定ハンドル1と、他方を揺動ハンドル2となし、且
つ固定ハンドル1の上部に、固定切断刃3の巾広基部3a
を固定すると共に、該固定切断刃3の上端部に、自身の
円弧状外側面に歯部4aを連続形成した旋回切断刃4の基
端部を軸7を介して旋回可能に軸着して、ケーブルを該
旋回切断刃4と上記固定切断刃3とで完全に包囲した状
態で、各切断刃3・4の対向側縁に形成された受刃部5
と押刃部6で切断できる構成となっている。
又、図示する如く、固定ハンドル1と揺動ハンドル2
の上部正面側は、一側に折曲壁8aを有する矩形状カバー
板8を介して連結するものとし、該カバー板8と固定ハ
ンドル1の関係は、螺子部材9で両者1・8を固定し、
揺動ハンドル2との関係では、軸10を介して揺動可能に
連結すると共に、ハンドル1・2の上部背面側は、上記
固定切断刃3の巾広基部3aで連結するものとし、該巾広
基部3aとの関係も、固定ハンドル1を螺子部材9で同様
に固定し、揺動ハンドル2を上記軸10を介して揺動可能
に連結して、揺動ハンドル2を固定ハンドル1に対して
開閉操作できる構成を採用している。
そして、本実施例にあっては、固定切断刃3の巾広基
部3aとカバー板8間の固定ハンドル1側近傍に、上記旋
回切断刃4の外側歯部4aと直接咬合する第一小歯車11
と、該第一小歯車11と同軸13で軸着された第二大歯車12
を夫々設けると共に、第一小歯車11と第二大歯車12を軸
着する軸13のカバー体8から突出する先端に、揺動ハン
ドル2の開閉操作によらずに、手動で旋回切断刃4を閉
じ方向のみならず開き方向にも旋回移動させることので
きる強制旋回用ノブ14を一体に固設する一方、固定切断
刃3の巾広基部3aとカバー板8間に延在する揺動ハンド
ル2の上部に、上記軸10を介して第二大歯車12と咬合す
る第三小歯車15を回動可能に設け、且つ該第三小歯車15
に対して咬合状態とニュートラル状態に切り替えできる
ラチェットレバー16を設ける。
該ラチェットレバー16は、特に第4図・第5図に示す
如く、外側部分と内側部分とから成り、外側部分は上記
カバー板8の折曲壁8aに形成された切欠部8bから外方に
操作可能に突出し、内側部分は先端に上記第三小歯車15
と咬合する1個の押爪16aを一体に形成して、支持軸17
を介して揺動ハンドル2の上部に回動可能に軸支される
と共に、該軸支部の後面側に突起部16bを形成して、該
突起部16bを有する後面側を、揺動ハンドル2内に設け
られたベアリング18とスプリング19により押圧される構
成となっている。
従って、ラチェットレバー16を回動操作して、ベアリ
ング18を突起部16bの一側に係合ロックすると、上記内
側部分の押爪16aが第三小歯車15の歯に確実に咬合し
て、ラチェットレバー16が第三小歯車15に対する咬合状
態に置かれ、逆にラチェットレバー16を回動操作して、
ベアリング18を突起部16cの他側に係合ロックすると、
押爪16aの第三小歯車15に対する咬合が自動的に解除さ
れて、ラチェットレバー16を第三小歯車15に対するニュ
ートラル状態に切り替えできることとなる。
又、本実施例のケーブルカッターは、第三小歯車15に
咬合して逆転を防止する逆転防止爪20を備える。該逆転
防止爪20は、第4図・第5図に示す如く、固定切断刃3
の巾広基部3aに軸21を介して回動可能に軸着されると共
に、該軸21に装着されてカバー板8の折曲壁8a間に介在
する捩じりばね22のばね圧で、常時第三小歯車15と咬合
する状態に付勢される構成となっていると共に、逆転防
止爪20の近傍に、押圧駒23を軸24を介して回動可能に軸
着し、且つ該軸24の固定切断刃3の基部3aから突出する
先端に、押圧駒23を所定方向に回動させる操作レバー25
を一体に固設する構成となっている。
従って、操作レバー25の回動操作で、押圧駒23の作用
端23aを逆転防止爪20の側面から離間する方向に回動す
ると、逆転防止爪20は上記捩じりばね22のばね圧により
第三小歯車15と咬合して、該逆転防止爪20が第三小歯車
15に対する咬合状態に置かれて、第三小歯車15の逆回転
を確実に阻止するが、第三小歯車15が所定方向に回転す
る時は、該第三小歯車15の回転を空滑り状態で許容する
こととなる。
又、逆に操作レバー25を操作して、押圧駒23の作用端
23aで逆転防止爪20を捩じりばね22に抗して押圧する
と、逆転防止爪20が第三小歯車15の歯から強制的に外れ
て、第三小歯車15に対するニュートラル状態に切り替え
できることとなる。
以上の構成から、本実施例にあっては、上記ラチェッ
トレバー16をニュートラル状態に切り替えると同時に、
該逆転防止爪20をも押圧駒23でニュートラル状態に切り
替えると、第三小歯車15は勿論のこと、第二大歯車12・
第一小歯車11の正逆自由回転状態が保障されるので、斯
る状態において、強制旋回用ノブ14を所定方向に回転し
て、第一小歯車11を直接同方向に回転させると、揺動ハ
ンドル2の開閉操作以外でも、ノブ14による手動操作
で、旋回切断刃4を強制的に正逆両方向に旋回移動する
ことが可能となる。
尚、図中26は一対のハンドル1・2を拡開方向に付勢
する太鼓状を呈するコイルばね、27は不使用時に一対の
ハンドル1・2を閉じた状態にロックするロック部材
で、固定ハンドル1に設けられた該ロック部材27を、上
記コイルばね26に抗して揺動ハンドル2のロック溝28内
に係入することにより、一対のハンドル1・2の閉じた
不使用状態を維持するものである。
依って、斯る構成の手動式ケーブルカッターを用い
て、各種金属ケーブルを切断する場合には、第4図に示
す如く、予め操作レバー25を介して、押圧駒23の作用端
23aを逆転防止爪20の側面から回動離間して、逆転防止
爪20を第三小歯車15に対する咬合状態に切り替えセット
する一方、ラチェットレバー16の押爪16aを第三小歯車1
5の歯に咬合して、該ラチェットレバー16をも第三小歯
車15に対する咬合状態に切り替えセットする。
そして、旋回切断刃4を開放して、該旋回切断刃4と
固定切断刃3間に画成される空所S内にケーブル(図示
せず)を挿通し、次いで旋回切断刃4の自由端部をカバ
ー板8と固定切断刃3の巾広基部3a間内に案内して、該
旋回切断刃4と固定切断刃3でケーブルの外周域を完全
に包囲した後、一対のハンドル1・2を把持して、揺動
ハンドル2を連続して開閉操作すると、該揺動ハンドル
2の開閉の都度、ラチェットレバー16の押爪16aで、第
三小歯車15を図中矢印方向に回転させることとなる。
尚、この作業時にあっては、揺動ハンドル2の開き操
作時には、押爪16aが第三小歯車15上を空滑りして、揺
動ハンドル2の開き操作を許容し、閉じ操作時のみ、押
爪16aで第三小歯車15を押動させると共に、第三小歯車1
5は逆転防止爪20の咬合により逆回転が阻止されている
ことは言うまでもない。
すると、第三小歯車15の回転により、第二大歯車12が
回転すると同時に、該第二大歯車12と同軸13の第一小歯
車11も図中矢印方向に回転して、該第一小歯車11に外側
歯部4aを咬合する旋回切断刃4を、空所Sを零とする閉
じ方向に自動的に旋回移動させるので、これにより旋回
切断刃4の押刃部6と固定切断刃3の受刃部5で、ケー
ブルが容易に切断されることとなる。
又、特にラチェットレバー16の咬合切り替え操作にお
いては、揺動ハンドル2を最大限に開いた場合に、ニュ
ートラル状態にあるラチェットレバー16が、カバー板8
の折曲壁8aの下端縁に衝突するように設定すれば、作業
者自ら切り替え操作を行わなくとも、揺動ハンドル2の
最初の開き操作で、ラチェットレバー16を自動的に咬合
状態に切り替えることが可能となる。
更に、ケーブルの切断に際しては、ラチェットレバー
16をニュートラル状態にセットする一方、固定ハンドル
1と揺動ハンドル2とを閉じ状態となして、強制旋回用
ノブ14の手動操作で、旋回切断刃4をケーブルの切断開
始直前まで閉じ方向に移動して、その後揺動ハンドル2
を開閉操作すれば、揺動ハンドル2の開閉操作で、ケー
ブルを即座に切断できるので、切断作業が極めて短時間
に行えることとなる。
そして、ケーブルの切断過程でトラブルが発生して、
以後の切断続行が不能となったような場合には、今度は
第5図に示す如く、ラチェットレバー16をニュートラル
状態に切り替えると同時に、操作レバー25の回動操作に
伴う押圧駒23の押圧作用で、逆転防止爪20をも同時にニ
ュートラル状態に切り替えて、各歯車15・12・11の自由
回転状態を保障した後、既述の軸13に固設された強制旋
回用ノブ14を所定方向に回転すると、該ノブ14の手動回
転操作で、軸13に軸着されている第一小歯車11が直接図
中矢印方向に回転して、該第一小歯車11に自身の外側歯
部4aを咬合している旋回切断刃4を、強制的に逆戻り方
向(開き方向)に旋回移動できるので、斯るノブ14の手
動操作で旋回切断刃4を開放すれば、両切断刃3・4間
からケーブルを簡単に取り出して、トラブルを容易に解
消することが可能となる。
しかも、本実施例にあっては、強制旋回用ノブ14の回
転操作で、旋回切断刃4を機械的に逆戻りさせるのであ
るから、作業が簡単且つ安全に行なえる利点がある。
「発明の効果」 以上の如く、本発明は、固定ハンドル側に旋回切断刃
の外側歯部と咬合する第一歯車と、該第一歯車と同軸に
軸着された第二歯車を設ける一方、揺動ハンドル側に第
二歯車と咬合する第三歯車と、該第三歯車に対し咬合状
態とニュートラル状態に切り替えできるラチェットレバ
ーと、第三歯車に対し咬合状態とニュートラル状態に切
り替えできる逆転防止爪を設けたことを特徴とするもの
であるから、予め、逆転防止爪とラチェットレバーを夫
々咬合状態に切り替えセットした後、一対のハンドルを
把持して、揺動ハンドルを連続して開閉操作すれば、旋
回切断刃と固定切断刃とで、如何なる種類の金属ケーブ
ルをも容易に切断することが可能となる。
その上、ケーブルの切断過程でトラブルが発生して、
以後の切断続行が不能となった時には、ラチェットレバ
ーをニュートラル状態に切り替えると同時に、逆転防止
爪をもニュートラル状態に切り替えて、第一乃至第三歯
車の各自由回転状態を保障した後、強制旋回用ノブを所
定方向に回転すると、該強制旋回用ノブの手動操作で、
第一歯車を介して旋回切断刃を強制的に逆戻り方向に旋
回移動できるので、これにより、両切断刃の間からケー
ブルを容易に取り除いて、トラブルを即座に解消できる
こととなる。
従って、本発明にあっては、斯る旋回切断刃の強制逆
戻りにより、従来カッターが抱える最大の使用上の問題
点を解決して、極めて使用便利な手動式ケーブルカッタ
ーを初めて提供できることとなった。
しかも、本発明は、従来の如きトグル機構を一切採用
せずに、基本的には歯車運動機構を採用しているので、
既述の旋回切断刃の強制逆戻りが初めて可能となったこ
とは言うまでもないが、各歯車の径比・歯数等を適宜選
択することにより、切断ケーブルに応じた剪断力を自由
に設定することが可能となるばかりか、同時に第三歯車
の間欠回転送り量を調整すれば、一回の揺動ハンドルの
開閉操作における各歯車の回転量、換言すればケーブル
の切断量を自由に設定できる利点をも併せて有すること
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る手動式ケーブルカッター
を示す正面図、第2図は同ケーブルカッターの背面図、
第3図は同ケーブルカッターの側面図、第4図はラチェ
ットレバーと逆転防止爪の咬合状態及びその関連構造を
示す要部拡大断面図、第5図はラチェットレバーと逆転
防止爪のニュートラル状態及びその関連構造を示す要部
拡大断面図である。 1……固定ハンドル、2……揺動ハンドル、3……固定
切断刃、3a……巾広基部、4……旋回切断刃、4a……外
側歯部、8……カバー板、11……第一小歯車、12……第
二大歯車、13……同軸、14……強制旋回用ノブ、15……
第三小歯車、16……ラチェットレバー、16a……押爪、2
0……逆転防止爪、23……押圧駒、26……コイルばね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部が相互に連結され且つばね作用により
    拡開方向に付勢された一対のハンドルを備え、該両ハン
    ドルの一方を固定ハンドルと、他方を揺動ハンドルとな
    し、固定ハンドルの上部に、固定切断刃の基部を固定す
    ると共に、該固定切断刃の先端部に、自身の円弧状外側
    面に歯部を連続形成した旋回切断刃の基端部を旋回可能
    に軸着して、ケーブルを該旋回切断刃と固定切断刃とで
    完全に包囲した状態で切断する手動式ケーブルカッター
    において、 固定ハンドル側に上記旋回切断刃の外側歯部と咬合する
    第一歯車と、該第一歯車と同軸に軸着された第二歯車を
    夫々設ける一方、揺動ハンドル側に該第二歯車と咬合す
    る第三歯車を設けると共に、該第三歯車に対し咬合状態
    とニュートラル状態に切り替えできるラチェットレバー
    を設けて、揺動ハンドルの開閉操作に伴い、ラチェット
    レバーで第三歯車を回転させて、該第三歯車の回転力を
    第二歯車から同軸の第一歯車を経て、旋回切断刃に伝達
    する構成となし、且つ、上記第三歯車に対し咬合状態と
    ニュートラル状態に切り替えできる逆転防止爪を設け、
    更に、上記第一歯車と第二歯車を軸着する軸に、強制旋
    回用ノブを一体に設けて、該強制旋回用ノブの操作で、
    旋回切断刃を旋回移動できるように構成したことを特徴
    とする手動式ケーブルカッター。
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