JP2543587Y2 - シリンダの揺戻し防止回路 - Google Patents

シリンダの揺戻し防止回路

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JP2543587Y2
JP2543587Y2 JP1990117729U JP11772990U JP2543587Y2 JP 2543587 Y2 JP2543587 Y2 JP 2543587Y2 JP 1990117729 U JP1990117729 U JP 1990117729U JP 11772990 U JP11772990 U JP 11772990U JP 2543587 Y2 JP2543587 Y2 JP 2543587Y2
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JP
Japan
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line
cylinder
port
cylinder chamber
throttle
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JP1990117729U
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JPH0475201U (ja
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勝美 荻島
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は油圧掘削機に於て、油圧シリンダで作動する
作業機の停止後に発生する揺戻し防止回路に関するもの
である。
(従来技術) 第3図は従来型の油圧回路である。シリンダ1のロッ
ド2がシリンダ室Aからシリンダ室B方向(もしくはシ
リンダ室Bからシリンダ室A方向)へ移動中にコントロ
ールバルブ3のスプールに依りロッド2の移動が停止し
た場合、シリンダ1に依り作動していた作業機の慣性力
が作用してシリンダ室B(もしくはシリンダ室A)の油
は圧縮され、シリンダ室B(もしくはシリンダ室A)の
圧力は上がる。
一方シリンダ室A(もしくはシリンダ室B)の油は膨
張し、シリンダ室A(もしくはシリンダ室B)の圧力は
下る。この為シリンダ1のロッド2にはBからA方向へ
の力が発生し、ロッド2はBからA方向(もしくはAか
らB方向)へ戻される。そして次にはシリンダ室A(も
しくはシリンダ室B)は圧縮され、シリンダ室A(もし
くはシリンダ室B)の圧力が上りシリンダ室B(もしく
はシリンダ室A)は膨張し、シリンダ室B(もしくはシ
リンダ室A)の圧力は下り、シリンダ1のロッド2には
AからB方向への力が発生しロッド2はAからB方向
(もしくはBからA方向)へ戻される。
この様に作業機の慣性力に依り、シリンダ1のシリン
ダ室Aとシリンダ室Bの圧力は交互に高くなったり低く
なったりをくり返し、ロッド2はAからBと、又Bから
Aへの移動をくり返すことゝなる。この結果シリンダ1
により作動する作業機には揺戻しが発生し、作業機停止
後の位置決め等が容易に行えないという問題があった。
(考案が解決しようとする課題) 従来技術の問題点に鑑み、油圧シリンダで作動する作
業機の停止後に発生する揺戻しを防止し、作業機の位置
決め等の容易な揺戻し防止回路を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 油圧ショベルの油圧シリンダ1を作動させる回路に於
て、コントロールバルブ3と油圧シリンダ1のロッド側
のシリンダ室A間に接続したラインaと、同じくコント
ロールバルブ3と油圧シリンダ1のチューブ側のシリン
ダ室B間に接続したラインbとの間にラインcとライン
dを並列に設け、ラインcには2つのポートiとiiを有
し、一方のポートiはラインaから絞り8を有するライ
ンeに接続され、他方のポートiiは直接ラインaに接続
されているリリーフ弁4と、絞り5とが直列に配されて
おり、又ラインdには2つのポートiiiとivを有し、一
方のポートiiiはラインbから絞り10を有するラインf
に接続されており、他方のポートivは直接ラインdに接
続されているリリーフ弁6と絞り7が直列に配されてい
る。
油圧ショベルの油圧シリンダ1を作動させる回路に於
て、コントロールバルブ3と油圧シリンダ1のロッド側
のシリンダ室A間に接続したラインaと、同じくコント
ロールバルブ3と油圧シリンダ1のチューブ側のシリン
ダ室B間に接続したラインbとの間にラインcを設け、
該ラインcにチェックポジションと絞りポジションを有
する2つの切換弁11と12を直列に接続し、一方の切換弁
11は2つのポートiとiiを有し、一方のチェックポジシ
ョン側のポートiはラインaから絞り3を有するライン
dを介し接続され、他方の絞りポジション側のポートii
はラインaに直接に接続されており、他方の切換弁12は
2つのポートiiiとivを有し、チェックポジション側の
ポートiiiはラインbから絞り14を有するラインfに接
続され、他方の絞りポジション側のポートivはラインb
に直接接続されている。
(実施例) 第1図に基いて説明する。第1図は油圧シリンダ1の
ロッド側のシリンダ室A及びチューブ側のシリンダ室B
とコントロールバルブ3内のスプールを結ぶラインaと
ラインb間にまたがって、ラインcとラインdが並列に
設けられている。ラインcにはリリーフ弁4と絞り5が
直列に配され、ラインdにはリリーフ弁6と絞り7が同
様に直列に配されている。リリーフ弁4は2つのポート
を有し、一方のポートiはラインaと絞り8を有するラ
インeに依り接続され、他方のポートiiはラインaと接
続されている。リリーフ弁6も2つのポートを有し、一
方のポートiiiはラインcと絞り10を有するラインfに
依り接続され、他方のポートivはラインbと接続されて
いる。
第2図はシリンダ1のシリンダ室A及びシリンダ室B
とコントロールバルブ3内のスプールを結ぶラインaと
ラインb間にまたがって接続されたラインcを有し、こ
のラインc内に切換弁11と12が直列の配されている。切
換弁11は2つのポートiとiiを有し、一方のチェックポ
ジション側のポートiはラインaから絞り13を有するラ
インdを介し接続され、他方の絞りポジション側のポー
トiiはラインaとラインeで接続されている。又切換弁
12も2つのポートiiiとivを有している。一方のチェッ
クポジション側のポートiiiはラインb絞り14を有する
ラインfで接続し、他方の絞りポジション側のポートiv
はラインbとラインgで接続されている。
(作用) 第3図の公知回路では油圧シリンダ1に接続された作
業機が停止した時、油圧シリンダ1のシリンダ室A,B内
の圧力は第4図と第5図に示す様に180°位相がずれた
状態で挙動する(第4図と第5図の圧力波形はシリンダ
1のロッド2がA室からB室方向へ移動中に作業機が停
止した時のものである)。
これに対し第1図の回路を用いた場合、作業機停止時
に高圧側のシリンダ室Bの圧力がラインb及びラインg
を介しリリーフ弁6のポートivに伝わる。この時他方の
ラインfを介しポートiiiにもシリンダ室Bの圧力は伝
わるが、ラインf内の絞り10に依りポートivより若干遅
れる。この為リリーフ弁6を介しシリンダ室Bの圧力が
ラインdをへて低圧側のシリンダ室Aに接続されたライ
ンaに伝わる。したがって高圧側のシリンダ室Bの圧力
は低下し、ロッド2をシリンダ室Bからシリンダ室Aへ
移動させようとする力も低下し、従来回路よりシリンダ
1の揺戻し現象を短時間で収めることが可能となる。リ
リーフ弁6の作動時間はポートiiiの圧力がポートivの
圧力と同圧になるまでの時間に相当する。
次に第2図の回路を用いた場合には作業機停止時に高
圧側のシリンダ室Bの圧力がラインb及びラインgを介
し切換弁12のポートivに伝わる。この時ラインfを介し
ポートiiiにもシリンダ室Bの圧力は伝わるが、ライン
f内の絞り14に依りポートivより若干遅れる。この為切
換弁12のポジションは絞り側に切換わり、シリンダ室B
の圧力はラインcを介し低圧側のシリンダ室Aに接続さ
れたラインaに伝わる。したがって高圧側のシリンダ室
Bの圧力は低下し、ロッド2をシリンダ室Bからシリン
ダ室Aへ移動させようとする力も低下し、従来の回路よ
りシリンダ1の揺戻し現象を短時間で収めることができ
る。切換弁12の作動時間はポートiiiの圧力がポートiv
の圧力と同圧になるまでの時間に相当する。
(効果) シリンダ室のロッド側に接続したラインaとシリンダ
室のチューブ側に接続したラインb間に配設したリリー
フ弁と絞りとにより、或いは又チェックポジションと絞
りポジションを有する切換弁により短絡可能とした。こ
のように簡単な回路の付加により油圧シリンダで作動す
る作業機の停止後に発生する揺戻し現象を防止すること
ができるので、作業機停止後の位置決め等の作業を速か
に行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る揺戻し防止回路の第1実施例回路
図。 第2図は同じく第2実施例回路図。 第3図は公知油圧回路図。 第4図及び第5図は油圧シリンダ内のロッドがロッド側
からチューブ側へ移動する時のB室及びA室内の圧力波
形を示す図。 図において; A……(ロッド側の)シリンダ室 B……(チューブ側の)シリンダ室 a〜h……ライン 1……シリンダ、2……ロッド 3……コントロールバルブ、4……リリーフ弁 5……絞り、6……リリーフ弁 7……絞り、8……絞り 10……絞り、11,12……切換弁 13,14……絞り

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ショベルの油圧シリンダ(1)を作動
    させる回路に於て、コントロールバルブ(3)と油圧シ
    リンダ(1)のロッド側のシリンダ室(A)間に接続し
    たライン(a)と、同じくコントロールバルブ(3)と
    油圧シリンダ(1)のチューブ側のシリンダ室(B)間
    に接続したライン(b)との間にライン(c)とライン
    (d)を並列に設け、ライン(c)には2つのポート
    (iとii)を有し、一方のポート(i)はライン(a)
    から絞り(8)を有するライン(e)に接続され、他方
    のポート(ii)は直接ライン(a)に接続されているリ
    リーフ弁(4)と、絞り(5)とが直列に配されてお
    り、又ライン(d)には2つのポート(iiiとiv)を有
    し、一方のポート(iii)はライン(b)から絞り(1
    0)を有するライン(f)に接続されており、他方のポ
    ート(iv)は直接ライン(d)に接続されているリリー
    フ弁(6)と絞り(7)が直列に配されていることを特
    徴とするシリンダの揺戻し防止回路。
  2. 【請求項2】油圧ショベルの油圧シリンダ(1)を作動
    させる回路に於て、コントロールバルブ(3)と油圧シ
    リンダ(1)のロッド側のシリンダ室(A)間に接続し
    たライン(a)と、同じくコントロールバルブ(3)と
    油圧シリンダ(1)のチューブ側のシリンダ室(B)間
    に接続したライン(b)との間にライン(c)を設け、
    該ライン(c)にチェックポジションと絞りポジション
    を有する2つの切換弁(11と12)を直列に接続し、一方
    の切換弁(11)は2つのポート(iとii)を有し、一方
    のチェックポジション側のポート(i)はライン(a)
    から絞り(3)を有するライン(d)を介し接続され、
    他方の絞りポジション側のポート(ii)はライン(a)
    に直接に接続されており、他方の切換弁(12)は2つの
    ポート(iiiとiv)を有し、チェックポジション側のポ
    ート(iii)はライン(b)から絞り(14)を有するラ
    イン(f)に接続され、他方の絞りポジション側のポー
    ト(iv)はライン(b)に直接接続されていることを特
    徴とするシリンダの揺戻し防止回路。
JP1990117729U 1990-11-13 1990-11-13 シリンダの揺戻し防止回路 Expired - Lifetime JP2543587Y2 (ja)

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JPH0475201U JPH0475201U (ja) 1992-06-30
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JPH0448585Y2 (ja) * 1987-09-10 1992-11-16

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