JP2543419Y2 - 赤外線検出素子の保持構造 - Google Patents

赤外線検出素子の保持構造

Info

Publication number
JP2543419Y2
JP2543419Y2 JP6907692U JP6907692U JP2543419Y2 JP 2543419 Y2 JP2543419 Y2 JP 2543419Y2 JP 6907692 U JP6907692 U JP 6907692U JP 6907692 U JP6907692 U JP 6907692U JP 2543419 Y2 JP2543419 Y2 JP 2543419Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
detecting element
light receiving
area
supports
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6907692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0628663U (ja
Inventor
暁 治田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daishinku Corp filed Critical Daishinku Corp
Priority to JP6907692U priority Critical patent/JP2543419Y2/ja
Publication of JPH0628663U publication Critical patent/JPH0628663U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2543419Y2 publication Critical patent/JP2543419Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は焦電型赤外線検知器等の
赤外線検出器に搭載される赤外線検出素子の保持構造に
関し、一般的に二素子型と呼ばれる焦電型赤外線検出器
における検出素子の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の赤外線検出器の構造を、焦電型赤外
線検出器を例にし、図面とともに説明する。図3に示す
ように、複数のリード端子31,32,33はベース1
の透孔にガラスを介して気密かつ絶縁して封着されてい
る。そして、前記ベース1の上部にはプリント配線され
た絶縁基板5が設置され、その表裏面にはFET6、抵
抗7等の回路部品並びに金属柱等からなる支持体8A,
8Bが搭載されている。そして、受光電極10A,10
B、裏面電極12A,12B、前記受光電極10A,1
0Bの連結電極11が形成された焦電性を有するセラミ
ック基板である赤外線検出素子9はその赤外線検出素子
の両端部で前記支持体上に導電性接合材で固着される。
以上のように構成されたベース1に光学フィルタ4を有
する窓を設けられたキャップ2をかぶせ気密封止する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、赤外線検出素
子9の両端部で支持体8A,8Bと固着接合しているた
めに、図4に示すように、赤外線検出素子を支持体に搭
載する際にずれることがあり、そのずれにより赤外線検
出素子9と支持体8A,8Bとの接触領域13A,13
Bが左右の支持体によって面積が異なる。そのため、支
持体8Aと受光電極10Aの熱伝導率と支持体8Bと受
光電極10Bの熱伝導率とに違いが生じ、左右の赤外線
検出素子間で感度にばらつきが生じたり、温度変化によ
る単発ノイズが生じたりすることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため、本考案の赤外
線検出素子の保持構造は、電気的に独立して設けられた
複数のリード端子を有するベースが有り、その上部にプ
リント配線された基板を設置し、表面には一対の受光用
電極が設けられ、かつ、その少なくとも対向面である裏
面にも一対の裏面電極が設けられた赤外線検出素子と、
前記赤外線検出素子を支持する少なくとも二つの支持
体、並びに、回路部品を前記基板に搭載し、前記ベース
上部にキャップをかぶせて気密封止され、前記キャップ
上面には窓を設け、この窓に所望の波長の赤外線を透過
する光学フィルタを設置してなる赤外線検出素子の保持
構造において、前記各々の支持体と前記赤外線検出素子
との接合領域は、前記受光用電極の形成領域より狭める
とともに、前記各々の受光用電極の形成領域から前記赤
外線検出素子の裏面側へ最短距離で透過させた領域内の
前記裏面電極に前記各々の支持体を接合した。
【0005】
【作用】つまり、前記各々の支持体と前記赤外線検出素
子との接合領域は、前記受光用電極の形成領域より狭め
るとともに、前記各々の受光用電極の形成領域から前記
赤外線検出素子の裏面側へ最短距離で透過させた領域内
の前記裏面電極に接合させてあるため、赤外線検出素子
を支持体に搭載する際に多少ずれても、赤外線検出素子
と支持体の接触領域が左右の支持体によって異なる事が
なく、左右で同面積の接触領域が得られ、左側の支持体
と左側の受光電極間の熱伝導率と右側の支持体と右側の
受光電極間の熱伝導率とが等しくなる。
【0006】
【実施例】次に、本考案の赤外線検出器として、焦電型
赤外線検出器を例にし、図面を参照にして説明する。
尚、従来と同様の部分については同番号を付した。図1
は本考案の実施例を示す斜視図正面図、図2は図1のキ
ャップを封止する前の平面図を示す。なお従来と同様の
部分については同番号を付した。赤外線検出素子9はチ
タン酸鉛系の焦電性を有するセラミックからなり、板厚
方向に分極処理されていて、かつ矩形形状に切断加工さ
れている。この赤外線検出素子9は一般的に二素子型と
呼ばれるもので次のような電極構成である。つまり、表
面には、所定の間隔に蒸着等の手段により、受光用の金
属膜電極(CrあるいはNi−Cr等)10A,10B
が設けられており、裏面においては金属膜電極(Ag
等)12A,12Bが設けられている。なお、受光用の
電極10A,10Bは連結電極(CrあるいはNi−C
r等)11で共通接続されている。そして、ベース1は
金属からなり、上部にプリント配線された絶縁基板5を
設置し、その表裏面に外部回路を構成するFET6、抵
抗等の電子部品7並びに赤外線検出素子9を支持し金属
柱等からなる支持体81A,81Bを搭載し、必要な接
続がなされている。さらに、この支持体81A,81B
における赤外線検出素子との接合部分は、前記赤外線検
出素子の受光電極10A,10Bの縦と横の幅より狭め
て形成され、そして、電極12A,12B上で、かつ、
前記受光電極の形成領域から赤外線検出素子の裏面側へ
垂直に透過させた領域内で導電性接合材によって赤外線
検出素子9と電気的、機械的接合がなされている。ま
た、ベース1は電気的に独立して設けられた複数のリー
ド端子31,32,33を有し、ベース1の透孔にガラ
スを介して気密かつ絶縁して封着されている。これら各
構成要素を封止するキャップ2の中央付近には赤外線入
射窓が設けられ、この赤外線入射窓の下方にはある特定
波長領域の赤外線のみを透過させる光学フィルタ4が取
り付けられている。当該赤外線検出素子は感度に波長依
存性がないため、所望の波長領域をあらかじめ選択して
おく必要があるためである。そして、このキャップ2と
ベース1とを気密封止する。
【0007】次に、この実施例における赤外線検出素子
9と支持体(81A,81B)、各電極(10A,10
B,11,12A,12B)の寸法例を、図5、図6、
図7を参照にして述べる。赤外線検出素子9は長手方向
の寸法(l0)が5.2mm、短手方向の寸法(w0)が3.8mm
であり、前記赤外線検出素子9の表面には、赤外線検出
素子の長手方向両端部よりそれぞれ1.1mm内方側(l3 ,
4)の部分であり、赤外線検出素子の短手方向両端部
よりそれぞれ0.9mm内方側(w2,w3)の部分から、縦
(w1)2mmで横(l1,l2)1mmの受光電極10A,1
0Bを形成し、受光電極10Aと受光電極10Bの間に
幅(w4)0.2mmの連結電極11が形成されている。そし
て、裏面には赤外線検出素子の長手方向両端部からそれ
ぞれ2.1mm内方側(l5,l6)に向かって、全面に、裏
面電極12A,12Bが形成されている。また、支持体
81A,81Bは、縦(L)1.5mm、横(W)0.5mm、高
さ(H)0.6mmの寸法で形成されている。そして前述の
赤外線検出素子9と支持体81A,81Bは、前記受光
電極の領域{w1×l1(縦2mm、横1mm),w1×l2(縦
2mm、横1mm)}を赤外線検出素子の裏面側へ垂直に透過
させた領域内であり、かつ、前記裏面電極12A,12
B上で、それぞれ、導電性接合材によって赤外線検出素
子9と電気的、機械的接合がなされている。つまり、裏
面電極上の搭載可能領域15A,15B(赤外線検出素
子裏面の長手方向両端部より1.1mm内方側の部分で、か
つ、赤外線検出素子裏面の短手方向両端部より0.9mm内
方側の部分の縦2mmで横1mm領域)で支持体が赤外線検出
素子と接合されていればよい。そのため、赤外線検出素
子を支持体に搭載する際に多少ずれても、図2が示す、
赤外線検出素子9と支持体(81A,81B)との接触
領域14A,14Bが同面積の接触領域が得られる。
【0008】
【考案の効果】本考案により、赤外線検出素子を支持体
に搭載する際にずれても、赤外線検出素子と支持体の接
触領域が左右の支持体によって異なる事がなく、左右で
同面積の接触領域が得られ、左側の支持体と左側の受光
電極間の熱伝導率と右側の支持体と右側の受光電極間の
熱伝導率とが等しくなり、左右の赤外線検出素子間で感
度がばらつくことがなくなった。また、温度変化による
単発ノイズが生じることがなくなった。このため、信頼
性の高い赤外線検出器が得られるとともに、多少のずれ
も問題がないため取付精度が高く、自動機にも適応する
赤外線検出素子の保持構造が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す透視正面図である。
【図2】図1のキャップを封止する前の平面図である。
【図3】従来の実施例を示す透視正面図である。
【図4】従来のキャップを封止する前の実施例で素子に
ずれが生じた場合の平面図である。
【図5】本考案の素子の平面図である。
【図6】本考案の支持体の斜視図である。
【図7】本考案の素子の底面図である。
【符号の説明】
1・・・ベース 2・・・キャップ 31,32,33・・・リード端子 4・・・フィルタ 5・・・絶縁基板 6・・・FET 7・・・抵抗 8A,8B、81A,81B・・・支持体 9・・・赤外線検出素子 10A,10B・・・受光電極 11・・・連結電極 12A,12B・・・裏面電極 13A,13B、14A,14B・・・接触領域 15A,15B・・・搭載可能領域

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に独立して設けられた複数のリー
    ド端子を有するベースが有り、その上部にプリント配線
    された基板を設置し、表面には一対の受光用電極が設け
    られ、かつ、その少なくとも対向面である裏面にも一対
    の裏面電極が設けられた赤外線検出素子と、前記赤外線
    検出素子を支持する少なくとも二つの支持体、並びに、
    回路部品を前記基板に搭載し、前記ベース上部にキャッ
    プをかぶせて気密封止され、前記キャップ上面には窓を
    設け、この窓に所望の波長の赤外線を透過する光学フィ
    ルタを設置してなる赤外線検出素子の保持構造におい
    て、前記各々の支持体と前記赤外線検出素子との接合領
    は、前記受光用電極の形成領域より狭めるとともに
    前記各々の受光用電極の形成領域から前記赤外線検出素
    子の裏面側へ最短距離で透過させた領域内の前記裏面電
    極に前記各々の支持体を接合したことを特徴とする赤外
    線検出素子の保持構造。
JP6907692U 1992-09-07 1992-09-07 赤外線検出素子の保持構造 Expired - Lifetime JP2543419Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6907692U JP2543419Y2 (ja) 1992-09-07 1992-09-07 赤外線検出素子の保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6907692U JP2543419Y2 (ja) 1992-09-07 1992-09-07 赤外線検出素子の保持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0628663U JPH0628663U (ja) 1994-04-15
JP2543419Y2 true JP2543419Y2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=13392133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6907692U Expired - Lifetime JP2543419Y2 (ja) 1992-09-07 1992-09-07 赤外線検出素子の保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2543419Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021100357A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 株式会社村田製作所 光センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0628663U (ja) 1994-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1225721A (en) Infra-red radiation detector
JP2543419Y2 (ja) 赤外線検出素子の保持構造
US6121615A (en) Infrared radiation sensitive device
EP0736911B1 (en) Method of manufacturing an infrared detector
JPH09178549A (ja) 赤外線検出器
JPH07202283A (ja) 圧電センサ及びその製造方法
JP2004301699A (ja) 赤外線検出器
WO2018168663A1 (ja) 赤外線センサ
JP6741201B2 (ja) 赤外線センサ
JPH0955638A (ja) 圧電部品
JP2532159Y2 (ja) 焦電型赤外線検出器
JPH0743780U (ja) 表面実装型赤外線検出器
JPH05340962A (ja) 静電容量型加速度センサ
JPH049560Y2 (ja)
JPH03209746A (ja) 半導体パッケージ
JPH0835880A (ja) 赤外線検出器
JP3144159B2 (ja) 加速度センサとその製造方法
JP2002071456A (ja) 赤外線検出器、および赤外線検出器の製造方法
JP3129963B2 (ja) 圧電センサ
JP2996161B2 (ja) 白金感温抵抗体
JP3386233B2 (ja) 圧電センサ及びその製造方法
JP4016454B2 (ja) 電子部品
JPH0949855A (ja) 圧電センサ
JPH11218443A (ja) 焦電センサ
JPS59112236A (ja) 赤外線検出器