JPH0949855A - 圧電センサ - Google Patents

圧電センサ

Info

Publication number
JPH0949855A
JPH0949855A JP7202628A JP20262895A JPH0949855A JP H0949855 A JPH0949855 A JP H0949855A JP 7202628 A JP7202628 A JP 7202628A JP 20262895 A JP20262895 A JP 20262895A JP H0949855 A JPH0949855 A JP H0949855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
piezoelectric element
base member
recess
piezoelectric sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7202628A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Yamauchi
克己 山内
Takashi Yamamoto
隆 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP7202628A priority Critical patent/JPH0949855A/ja
Publication of JPH0949855A publication Critical patent/JPH0949855A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で、耐衝撃性に優れ、信頼性が高く、量産
性の高い2方向加速度検出用圧電センサを提供する。 【解決手段】ベース部材1は、第1の凹部11A及び素
子取り付け部12Aの組み合わせと、第2の凹部11B
及び素子取り付け部12Bの組み合わせとを有してい
る。第1、第2の圧電素子2A、12Bは中間部が第
1、第2の素子取り付け部12A、12Bに固定され、
第1、第2の凹部11A、11B上に配置され、第1、
第2の凹部11A、11Bの底面111との間に間隔gを
有している。第1、第2の圧電素子2A、2Bは、両主
面のある厚み方向X、Yが互いにほぼ直交する関係で配
置されている。第1の圧電素子2Aが水平方向Xの加速
度または衝撃を感知し、第2の圧電素子2Bが垂直方向
Yの加速度または衝撃を感知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の圧電センサは、例えばハードデ
ィスクドライブ装置、エアバックシステム、電子制御サ
スペンションシステム等において、加速度や衝撃を検知
するために使用されるものであり、高度の信頼性と共
に、部品点数が少なく、小型であることが極めて重要に
なる。先行技術文献としては、特開平3ー156375
号公報が知られている。この先行技術文献に記載された
発明は、2枚のく形状圧電セラミックの間に金属箔を直
列に接着した2個の圧電バイモルフを、上記圧電バイモ
ルフと同じ幅を有する固定柱の両面にそれぞれ直交する
ように配置し、直交2方向の加速度を検出できるように
したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の圧電センサ
は、上述したような用途で用いられるため、小型で、耐
衝撃性に優れ、信頼性が高いことが極めて重要になる。
また、量産性に優れている子のも重要である。ところ
が、従来の圧電センサは、複雑な組立構造を有し、部品
点数も多く、上述した要求を必ずしも満たすものではな
かった。
【0004】本発明の課題は、小型で、耐衝撃性に優
れ、信頼性の高い圧電センサを提供することである。
【0005】本発明のもう一つの課題は、量産性に優れ
た圧電センサを提供することである。
【0006】本発明のもう一つの課題は、垂直加速度及
び水平加速度の両者を、確実に感知し得る圧電センサを
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る圧電センサは、 ベース部材と、第1
の圧電素子と、第2の圧電素子とを含む。前記ベース部
材は、第1の凹部及び第1の素子取付部の組み合わせ
と、第2の凹部及び第2の素子取付部の組み合わせとを
有する。前記第1の凹部及び第2の凹部は、前記ベース
部材の一面上に設けられている。前記第1の素子取付部
及び第2の素子取付部は、前記第1の凹部及び前記第2
の凹部のほぼ中間部に設けられている。前記第1の圧電
素子は、中間部が前記第1の素子取付部に固定され、前
記第1の凹部上に配置され、前記第1の凹部の底面との
間に間隔を有している。前記第2の圧電素子は、中間部
が前記第2の素子取付部に固定され、前記第2の凹部上
に配置され、前記第2の凹部の底面との間に間隔を有し
ている。前記第1の圧電素子及び前記第2の圧電素子
は、厚み方向において相対向する両主面に電極を有し、
前記両主面のある厚み方向が互いにほぼ直交する関係で
配置されている。
【0008】本発明に係る圧電センサにおいて、ベース
部材は、第1の凹部及び第1の素子取付部の組み合わせ
と、第2の凹部及び第2の素子取付部の組み合わせとを
有しており、第1の及び第2の素子取付部は、第1の及
び第2の凹部のほぼ中間部に設けられている。第1の圧
電素子は第1の素子取付部に固定され第1の凹部上に配
置され、第1の凹部の底面との間に間隔を有している。
第2の圧電素子は第2の素子取付部に固定され、第2の
凹部上に配置され、第2の凹部の底面との間に間隔を有
している。この構造によれば、加速度または衝撃を受け
たとき、第1の及び第2の圧電素子は、ベース部材から
なんらの干渉を受けることなく、第1の及び第2の凹部
上で応答動作をし、それによって加わった加速度または
衝撃が検知される。
【0009】本発明に係る圧電センサは、基本要素とし
て、第1の及び第2の圧電素子と、それを支持するベー
ス部材とを有すればよいから、簡単な構造で、加速度ま
たは衝撃を確実に検知し得る。また、部品点数が少な
く、構造が簡単であるから、小型で、耐衝撃性に優れた
信頼性の高い圧電センサが得られる。
【0010】しかも、第1の凹部及び第1の素子取付部
の組み合わせと、第2の凹部及び第2の素子取付部の組
み合わせとを有するベース部材に対して、第1及び第2
の圧電素子を組み合わせる構造であるので、量産性が高
くなる。
【0011】また、第1の及び第2の圧電素子が中間部
で支持されているため、端部で支持しているものより、
支持安定性が高くなり、安定した加速度及び振動の検出
動作が可能になる。
【0012】更に、第1の圧電素子及び第2の圧電素子
は、厚み方向において相対向する両主面に電極を有し、
両主面のある厚み方向が互いにほぼ直交する関係で配置
されているから、垂直加速度及び水平加速度の両者を、
確実に感知し得る圧電センサが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る圧電センサの
外観斜視図、図2は図1に示された圧電センサにおいて
蓋を取り外した状態の分解斜視図、図3は図1に示され
た圧電センサにおいて蓋を取り外した状態の斜視図、図
4は図3の平面図、図5は図4のA5ーA5線上断面
図、図6は図4のA6−A6線上における断面図、図7
は図3のA7−A7線上における断面図である。本発明
に係る圧電センサは、ベース部材1と、第1の圧電素子
2Aと、第2の圧電素子2Bとを含んでいる。蓋3はベ
ース部材1に対して、その内部に気密空間が形成される
ように、接合される。
【0014】ベース部材1は、第1の凹部11A及び素
子取付部12Aの組み合わせと、第2の凹部11B及び
素子取付部12Bの組み合わせとを有している。第1の
凹部11A及び第2の凹部11Bはベース部材1の一面
上に設けられている。第1の素子取付部12Aは、第1
の凹部11Aの中間部に設けられている。第2の素子取
付部12Bは、第2の凹部11Bの中間部に設けられて
いる。
【0015】第1の圧電素子2Aは、長さ方向の中間部
が第1の素子取付部12Aに固定され、第1の凹部11
A上に配置され、第1の凹部11Aの底面111との間に
間隔g(図5及び図6参照)を有している。第2の圧電
素子2Bは、長さ方向の中間部が第2の素子取付部12
Bに固定され、第2の凹部11B上に配置され、第2の
凹部11Bの底面111との間に間隔g(図5及び図6参
照)を有している。第1の及び第2の素子取付部12
A、12Bの位置する中間部は、必ずしもベース部材1
の長さ方向の中心部を意味しない。第1の及び第2の圧
電素子2A、2Bの中間部も同様である。
【0016】加速度または衝撃を受けたとき、第1の圧
電素子2A及び第2の圧電素子2Bがベース部材1から
なんらの干渉も受けることなく第1の及び第2の凹部1
1A、11B上で応答動作をし、それによって加わった
加速度または衝撃が検知される。このように、基本要素
として、第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2Bと
それを支持するベース部材1とを有すればよいから、簡
単な構造で、加速度または衝撃を確実に検知し得る圧電
センサが得られる。また、部品点数が少なく、構造が簡
単であるから、小型で、耐衝撃性に優れ、信頼性の高い
圧電センサが得られる。
【0017】しかも、第1の凹部11A及び第1の素子
取付部12Aの組み合わせと、第2の凹部11B及び第
2の素子取付部12Bの組み合わせとを有するベース部
材1に対して、第1及び第2の圧電素子2A、2Bを組
み合わせる構造であるので、組立工程が簡素化され、量
産性が高くなる。
【0018】また、第1の圧電素子2A及び第2の圧電
素子2Bが中間部で支持されているため、端部で支持さ
れている片持支持と較べて、支持安定性が高くなり、安
定した加速度及び振動の検出動作が可能になるととも
に、同じ静電容量でも高い自己共振周波数を持つ圧電セ
ンサが得られる。
【0019】第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2
Bは、厚み方向X、Yにおいて相対向する両主面に電極
21、22を有し、両主面のある厚み方向X、Yが互い
にほぼ直交する関係で配置されている。実施例におい
て、ベース部材1の一面に対し、第1の圧電素子2Aの
両主面の方向Xが、略平行で、第2の圧電素子2Bの両
主面の方向Yが略垂直となる関係で配置されている。第
2の圧電素子2Bの厚み方向Yを基準にして考えた場
合、第1の圧電素子2Aの厚み方向Xは、厚み方向Yの
まわりの全周S(図2及び図3参照)にとることができ
る。この構造によれば、ベース部材1の一面に対して垂
直に作用する加速度及び水平に作用する加速度の両者を
感知し得る圧電センサが得られる。実施例の場合、第1
の圧電素子2Aが水平方向Xの加速度または衝撃を感知
し、第2の圧電素子2Bが垂直方向Yの加速度または衝
撃を感知する。
【0020】ベース部材1は少なくとも2対の端子導体
(13A、14A)、(13B、14B)を有してい
る。第1の端子導体13A、13Bはベース部材1の一
端側に設けられ、第2の端子導体14A、14Bは他端
側に設けられている。第1の圧電素子2Aは第1の端子
導体13A及び第2の14Aに導通し、第2の圧電素子
2Bは第1の端子端子導体13B及び第2の端子導体1
4Bに導通している。このような構造であると、回路基
板またはその他の外部装置への実装に当たり、両端にあ
る第1の端子導体13A、13B及び第2の端子導体1
4A、14Bを用いて、面実装し、強固で安定した取り
付け構造を実現できる。
【0021】第1の端子導体13A、13Bは、リード
導体131が素子取付部12の一側部に導かれており、第
2の端子導体14A、14Bはリード導体141が素子
取付部12の他側部に導かれている。第1の圧電素子2
A及び第2の圧電素子2Bはその電極21、21がリー
ド導体131、141のそれぞれに接続固定されている。この
ような構造であると、圧電素子2を、両側に配置された
リード導体131、141を介してベース部材1に確実に接続
固定できる。このため、耐衝撃性が向上する。
【0022】第1の圧電素子2Aに導通する第1の端子
導体13A及び第2の14Aと、第2の圧電素子2Bに
導通する第1の端子端子導体13B及び第2の端子導体
14Bは互いに独立している。このような構造である
と、第1の圧電素子2Aの感知信号及び第2の圧電素子
2Bの感知信号を、互いに独立に取り出すことができ
る。
【0023】第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2
Bを検知素子として用いることの利点は、耐衝撃性に優
れた堅牢な構造を容易に実現できることである。第1の
圧電素子2A及び第2の圧電素子2Bの好ましい例は、
バイモルフ圧電素子である。図はバイモルフ圧電素子を
示し、一対の圧電素子20、20を有している。一対の
圧電素子20、20は、圧電素体の両面に電極21、2
2を有しており、一方の圧電素子20の電極22と他方
の圧電素子20の電極22とが互いに面接触するように
して、重ね合わされ接合されている。一対の圧電素子2
0、20は、温度変動によるノイズをキャンセルするた
め、分極方向が互いに逆向きとなるように重ね合わされ
る。別の例では、一対の圧電素子20、20は分極方向
が同一となるように重ねて結合されることもある。この
場合には、共通に接続された電極が例えばアースに接続
される。共通に接続される電極間に、導電性を有する金
属弾性板で構成される振動板を介在させ、この振動板を
アースに接続する構成もよくとられる。バイモルフ圧電
素子を用いた圧電センサは特開昭64ー72012号公報、特開
平2ー93370号公報で公知である。
【0024】第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2
Bを取り付ける第1の及び第2の素子取付部12A、1
2Bは、好ましくは、凹溝で構成する。凹溝でなる第1
の及び第2の素子取付部12A、12Bは、その底面が
凹部11A、11Bの底面111よりも少し高く、かつ、
ベース部材1の一面よりも低くなるように、オフセット
を付する。第1の及び第2の素子取付部12A、12B
の幅は、第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2Bの
幅に対応した寸法に定める。上記構造により、第1の圧
電素子2A及び第2の圧電素子2Bを第1の及び第2の
素子取付部12A、12Bに配置するだけで、第1の及
び第2の素子取付部12A、12Bの底面と凹部11
A、11Bの底面11との間の段差を利用して、第1の
圧電素子2A及び第2の圧電素子2Bと凹部11A、1
1Bの底面111との間に必要な間隔gを確保すると共
に、第1の及び第2の素子取付部12A、12Bの底面
とベース部材1の一面との間の段差を利用して第1の圧
電素子2A及び第2の圧電素子2Bを位置決めないしは
固定できる。このため、ベース部材1に対する第1の圧
電素子2A及び第2の圧電素子2Bの取り付け、位置決
め及び固定を簡単、かつ、確実に実行できる。
【0025】第1の圧電素子2Aは、第1の素子取付部
12Aに挿入されたとき、両側に現れる電極21、21
が導電性接着剤41A、42Aによって、リード導体13
1及び141のそれぞれに接続されている。第1の圧電素子
2Aと第1の素子取付部12Aとの間は、例えば、絶縁
性接着剤5を用いて接合することが望ましい。こうする
ことにより、耐衝撃性を一層向上させることができる。
【0026】第2の圧電素子2Bは、第2の素子取付部
12Bに挿入された状態で、上側に現れる電極21が導
電性接着剤42Bによって、リード導体141に接続され
ている。第2の圧電素子2Bの下側に現れる電極21
は、例えば、図8に拡大して示すように、第1の端子導
体13Bのリード導体131を第2の凹部12Bの内部に
延長させて形成された延長部分132に、導電性接着剤4
1Bを用いて接続される。
【0027】ベース部材1は電気絶縁性セラミックまた
はプラスチック等によって形成される。用い得るセラミ
ック材料としては、アルミナ、フォルステライト、ステ
アタイト等がある。プラスチック材料を用いる場合は、
高耐熱性のものを用いることが望ましい。
【0028】第1の端子導体13A、13B及び第2の
端子導体14A、14Bは、印刷、スパッタ、蒸着また
はこれらとメッキとの組み合わせ等によって形成され
る。第1の端子導体13A、13B及び第2の端子導体
14A、14Bは、ベース部材1の一面側から、側面を
通り、更に他面(裏面)に達するように形成されてい
る。
【0029】蓋3は電気絶縁性セラミックまたはプラス
チック等によって形成される。用い得るセラミック材料
としては、アルミナ、フォルステライト、ステアタイト
等がある。プラスチック材料を用いる場合は、高耐熱性
のもを用いることが望ましい。蓋3はベース部材1の一
面側に第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2Bを包
囲するように配置され、接触端面が接着その他の手段に
よって、ベース部材1に接合される。接合面の周囲は樹
脂封止することが望ましい。
【0030】図9は本発明に係る圧電センサにおいてベ
ース部材1に対する第1の圧電素子2A及び第2の圧電
素子2Bの組み合わせ構造の別の実施例を示す平面図で
ある。第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2Bは第
1の及び第2の素子取付部12A、12Bから見た両側
の長さL1、L2が異なるように配置されている。より
具体的には、第1の素子取付部12Aの両側における第
1の圧電素子2Aの長さL1、L2を異ならせる。第2
の素子取付部12Bについても同様である。この構造の
場合は、第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2Bの
自己共振のQを低く抑え、ノイズによる影響を受けにく
くした圧電センサが得られる。
【0031】図10は本発明に係る圧電センサにおいて
ベース部材1に対する第1の圧電素子2A及び第2の圧
電素子2Bの組み合わせ構造の更に別の実施例を示す斜
視図である。この実施例の特徴は、第1の端子導体13
Aと第2の端子導体14Aとの間、及び、第1の端子導
体13Bと第2の端子導体14Bとの間に、それぞれ、
抵抗体60、61を設けたことである。この種の圧電セ
ンサは、不要な低周波数領域のノイズを遮断するため、
通常、センサと抵抗体が電気的に、並列接続されて使用
される。従来は、抵抗体は、圧電センサとは独立して備
えられ、プリント基板上において、圧電センサと抵抗体
とを電気的に接続していた。図10に示す実施例の場
合、従来は、外部において接続していた抵抗体60、6
1が、ベース部材上に形成されているため、センサを使
用する際に、外部に別途抵抗体を設置する必要がない。
しかも、抵抗体60、61は、凹部11A、11Bの周
りのベース部材1の一面上に設けられている。この構造
によれば、第1の端子導体13A、13B及び第2の端
子導体14A、14Bとともに、抵抗体60、61を印
刷等の手段によって容易に形成することができる。
【0032】図11は本発明に係る圧電センサの別の実
施例を示す平面図である。この実施例では、第1の圧電
素子12A及び第2の圧電素子12Bは、長さ方向が互
いに略90度異なる位置に配置されている。このような
構造は、ベース部材1の上に、第1の圧電素子12A及
び第2の圧電素子12Bの検知信号を処理する回路素子
7を配置する場合に有効である。第1の圧電素子12A
及び第2の圧電素子12Bの長さ方向の交差角度は、任
意でよい。
【0033】図12は本発明に係る圧電センサの更に別
の実施例を示す断面図である。この実施例では、蓋3の
外周にシールド膜8を有する。シールド膜8は金属膜で
ある。蓋3は、シールド膜8が第1の端子導体13A、
13B及び第2の端子導体147A、14B端子導体1
3、14に電気的に接触しないように絶縁層9を介して
ベース部材1の上に取り付けられる。第1の端子導体1
3A、13B及び第2の端子導体14A、14Bの何れ
か一方と、シールド膜8は導電性接着剤10によって電
気的に接続する。
【0034】第1の圧電素子2A及び第2の圧電素子2
Bは絶縁抵抗が非常に高い。このため、圧電センサが、
周囲の信号線あるいは空電界等により雑音重畳を受け易
い。この実施例によれば、このような雑音の重畳を防止
できる。
【0035】以上、好ましい実施例を参照して本発明を
説明したが、基本的思想及び範囲に従い、本発明が種々
変形され得ることは、当業者に自明である。例えば、説
明されていないけれども、複数示された実施例の組み合
わせが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 (a)小型で、耐衝撃性に優れ、信頼性の高い圧電セン
サを提供することができる。 (b)量産性に優れた圧電センサを提供することができ
る。 (c)垂直加速度及び水平加速度の両者を、確実に感知
し得る圧電センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電センサの外観斜視図である。
【図2】図1に示された圧電センサにおいて蓋を除いた
分解斜視図である。
【図3】図1に示された圧電センサにおいて蓋を取り外
した斜視図である。
【図4】図1に示された圧電センサにおいて蓋を取り外
した平面図である。
【図5】図4のA5−A5線上における断面図である。
【図6】図4のA6−A6線上における断面図である。
【図7】図4のA7−A7線上における断面図である。
【図8】本発明に係る圧電センサにおいてベース部材に
対する第2の圧電素子の組み合わせ構造を拡大して示す
断面図である。
【図9】本発明に係る圧電センサの更に別の実施例を示
す平面図である
【図10】本発明に係る圧電センサの更に別の実施例を
示す斜視図である。
【図11】本発明に係る圧電センサの更に別の実施例を
示す平面図である。
【図12】本発明に係る圧電センサの更に別の実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ベース部材 2A 第1の圧電素子 2B 第2の圧電素子 11A 第1の凹部 11B 第2の凹部 12A 第1の素子取付部 12B 第2の素子取付部 13A 第1の端子導体 13B 第1の端子導体 14A 第2の端子導体 14B 第2の端子導体 131 リード導体 141 リード導体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の圧電センサ
は、上述したような用途で用いられるため、小型で、耐
衝撃性に優れ、信頼性が高いことが極めて重要にある。
また、量産性に優れていることも重要である。ところ
が、従来の圧電センサは、複雑な組立構造を有し、部品
点数も多く、上述した要求を必ずしも満たすものではな
かった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材と、第1の圧電素子と、第2
    の圧電素子とを含む圧電センサであって、 前記ベース部材は、第1の凹部及び第1の素子取付部の
    組み合わせと、第2の凹部及び第2の素子取付部の組み
    合わせとを有しており、 前記第1の凹部及び第2の凹部は、前記ベース部材の一
    面上に設けられており、 前記第1の素子取付部及び第2の素子取付部は、前記第
    1の凹部及び前記第2の凹部のほぼ中間部に設けられて
    おり、 前記第1の圧電素子は、中間部が前記第1の素子取付部
    に固定され、前記第1の凹部上に配置され、前記第1の
    凹部の底面との間に間隔を有しており、 前記第2の圧電素子は、中間部が前記第2の素子取付部
    に固定され、前記第2の凹部上に配置され、前記第2の
    凹部の底面との間に間隔を有しており、 前記第1の圧電素子及び前記第2の圧電素子は、厚み方
    向において相対向する両主面に電極を有し、前記両主面
    のある厚み方向が互いにほぼ直交する関係で配置されて
    いる圧電センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された圧電センサであっ
    て、 前記第1の素子取付部及び前記第2の素子取付部は凹溝
    で構成されており、 前記凹溝は前記第1の凹部または前記第2の凹部の底面
    よりも少し高く、かつ、前記ベース部材の前記一面より
    も低い底面を有する圧電センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された圧電センサであっ
    て、 前記第1の圧電素子及び前記第2の圧電素子は、バイモ
    ルフ圧電素子である圧電センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された圧電センサであっ
    て、 前記ベース部材は、少なくとも2対の端子導体を有して
    おり、 前記2対の端子導体の各対は、前記第1の圧電素子及び
    前記第2の圧電素子のそれぞれに接続されている圧電セ
    ンサ。
JP7202628A 1995-08-08 1995-08-08 圧電センサ Withdrawn JPH0949855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202628A JPH0949855A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 圧電センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202628A JPH0949855A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 圧電センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949855A true JPH0949855A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16460506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7202628A Withdrawn JPH0949855A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 圧電センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0949855A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6800986B2 (en) 2002-01-23 2004-10-05 Tdk Corporation Piezoelectric sensor
KR100563868B1 (ko) * 1998-04-13 2006-03-23 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 압전형 가속도센서, 가속도 검출방법 및 압전형 가속도센서의 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100563868B1 (ko) * 1998-04-13 2006-03-23 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 압전형 가속도센서, 가속도 검출방법 및 압전형 가속도센서의 제조방법
US6800986B2 (en) 2002-01-23 2004-10-05 Tdk Corporation Piezoelectric sensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0660119B1 (en) Acceleration sensor
JP3433401B2 (ja) 静電容量型加速度センサ
JPH03183963A (ja) 加速度計
US11269024B2 (en) Magnetic sensor
JP3805576B2 (ja) 振動変換器およびこの振動変換器を備えた加速度センサ
US7096733B2 (en) Angular velocity sensor
JPH08220130A (ja) 圧電加速度センサ
US20050066727A1 (en) Angular velocity sensor
JPH0955638A (ja) 圧電部品
JPH0949855A (ja) 圧電センサ
JPH07209327A (ja) 加速度センサ
JPH07202283A (ja) 圧電センサ及びその製造方法
JP3805644B2 (ja) 圧電アクチュエータ
JPH0954111A (ja) 圧電センサ
JP3386233B2 (ja) 圧電センサ及びその製造方法
JP2732413B2 (ja) 加速度センサ
JP3129963B2 (ja) 圧電センサ
JP2001074767A (ja) 加速度センサおよびその製造方法
JPH08170918A (ja) 振動ジャイロ
JPH09304172A (ja) 圧電センサ
JP2543419Y2 (ja) 赤外線検出素子の保持構造
JP2002040042A (ja) 圧電センサ及びその製造方法
JP2689799B2 (ja) 加速度センサ
JP3833422B2 (ja) 振動変換器およびこの振動変換器を備えた加速度センサ
JP2001074768A (ja) 圧電センサおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105