JP2543198Y2 - フューエルタンクの取付ブラケットの補強構造 - Google Patents
フューエルタンクの取付ブラケットの補強構造Info
- Publication number
- JP2543198Y2 JP2543198Y2 JP6555092U JP6555092U JP2543198Y2 JP 2543198 Y2 JP2543198 Y2 JP 2543198Y2 JP 6555092 U JP6555092 U JP 6555092U JP 6555092 U JP6555092 U JP 6555092U JP 2543198 Y2 JP2543198 Y2 JP 2543198Y2
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- JP
- Japan
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- mounting bracket
- wall
- fixed
- fuel tank
- mounting
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はフューエルタンクを車体
に取付けるための取付ブラケットの補強構造に関する。
に取付けるための取付ブラケットの補強構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にフューエルタンクを車体下部に取
付ける方法としては、例えば実開平３ー５３３１９号公
報に示されているように、車体の下部両側に配設するサ
イドメンバ間に前記フューエルタンクを配置すると共
に、該フューエルタンクに設けたフランジを前記サイド
メンバに固定するようにしている。
付ける方法としては、例えば実開平３ー５３３１９号公
報に示されているように、車体の下部両側に配設するサ
イドメンバ間に前記フューエルタンクを配置すると共
に、該フューエルタンクに設けたフランジを前記サイド
メンバに固定するようにしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで前記フューエ
ルタンクをサイドメンバに支持するのに、図４に示すよ
うに、前記サイドメンバＡの側壁Ｂに取付ブラケットＣ
の上端部をスポット溶接により固着すると共に、該取付
ブラケットＣの下端部に前記フューエルタンクＤをボル
ト止めするのが一般的であるが、前記取付ブラケットＣ
の上端部を前記サイドメンバＡの側壁Ｂに固着しただけ
では、該取付ブラケットＣの前記サイドメンバＡに対す
る取付強度を充分確保することが難しい。かかる不具合
を解消する方法として、前記取付ブラケットＣと前記サ
イドメンバＡ間に補強部材を別途組付ける方法も考えら
れるが、かかる方法では、部品点数並びに組付手間が増
大する不具合がある。
ルタンクをサイドメンバに支持するのに、図４に示すよ
うに、前記サイドメンバＡの側壁Ｂに取付ブラケットＣ
の上端部をスポット溶接により固着すると共に、該取付
ブラケットＣの下端部に前記フューエルタンクＤをボル
ト止めするのが一般的であるが、前記取付ブラケットＣ
の上端部を前記サイドメンバＡの側壁Ｂに固着しただけ
では、該取付ブラケットＣの前記サイドメンバＡに対す
る取付強度を充分確保することが難しい。かかる不具合
を解消する方法として、前記取付ブラケットＣと前記サ
イドメンバＡ間に補強部材を別途組付ける方法も考えら
れるが、かかる方法では、部品点数並びに組付手間が増
大する不具合がある。
【０００４】本考案は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、通常、リヤホイール用のブレーキチューブを
車体下部に配設支持するための支持ブラケットが前記サ
イドメンバに設けられていることに着目し、該支持ブラ
ケットの有効利用により、別途補強部材を用いることな
く、前記フューエルタンクの取付ブラケットのサイドメ
ンバに対する取付強度を充分高めることの出来る前記取
付ブラケットの補強構造を提供するにある。
であって、通常、リヤホイール用のブレーキチューブを
車体下部に配設支持するための支持ブラケットが前記サ
イドメンバに設けられていることに着目し、該支持ブラ
ケットの有効利用により、別途補強部材を用いることな
く、前記フューエルタンクの取付ブラケットのサイドメ
ンバに対する取付強度を充分高めることの出来る前記取
付ブラケットの補強構造を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】しかして本考案は、左右
一対の側壁１１・１２とこれら側壁１１・１２の下端側
を連結する下壁１３とを備えた断面Ｕ状のサイドメンバ
１における前記側壁１１に、フューエルタンク４の取付
ブラケット３の上端側を固着する一方、前記下壁１３
に、ブレーキチューブ５０の支持ブラケット５を固着す
るようにした車両において、前記下壁１３に固着する前
記支持ブラケット５の固着壁部５１に、前記取付ブラケ
ット３の背面側で且つ前記側壁１１への固着部下方に固
着して該取付ブラケット３を補強する補強壁部５４を一
体形成していることを特徴とするものである。
一対の側壁１１・１２とこれら側壁１１・１２の下端側
を連結する下壁１３とを備えた断面Ｕ状のサイドメンバ
１における前記側壁１１に、フューエルタンク４の取付
ブラケット３の上端側を固着する一方、前記下壁１３
に、ブレーキチューブ５０の支持ブラケット５を固着す
るようにした車両において、前記下壁１３に固着する前
記支持ブラケット５の固着壁部５１に、前記取付ブラケ
ット３の背面側で且つ前記側壁１１への固着部下方に固
着して該取付ブラケット３を補強する補強壁部５４を一
体形成していることを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】本考案によれば、前記支持ブラケット５に一体
形成した前記補強壁部５４により、前記サイドメンバ１
の側壁１１に固着されている前記固定片３１の下部が保
持されるので、別途補強部材を組付けずとも前記取付ブ
ラケット３の前記サイドメンバ１に対する取付強度が高
くなるし、しかも前記補強壁部５４の前記固定片３１に
対する固着により、前記支持ブラケット５の前記サイド
メンバ１に対する取付強度も同時に高くなる。
形成した前記補強壁部５４により、前記サイドメンバ１
の側壁１１に固着されている前記固定片３１の下部が保
持されるので、別途補強部材を組付けずとも前記取付ブ
ラケット３の前記サイドメンバ１に対する取付強度が高
くなるし、しかも前記補強壁部５４の前記固定片３１に
対する固着により、前記支持ブラケット５の前記サイド
メンバ１に対する取付強度も同時に高くなる。
【０００７】また前記支持ブラケット５に支持される前
記ブレーキチューブ５０も、前記取付ブラケット３に対
して所定間隔離れた位置に確実に保持され、前記取付ブ
ラケット３に不用意に接触するようなことがなくなる。
記ブレーキチューブ５０も、前記取付ブラケット３に対
して所定間隔離れた位置に確実に保持され、前記取付ブ
ラケット３に不用意に接触するようなことがなくなる。
【０００８】
【実施例】図において１は、車体の下部両側に配設され
るサイドメンバであって、該サイドメンバ１は、既知の
通り左右一対の側壁１１・１２とこれら側壁１１・１２
の下端側を連結する下壁１３とを備えた断面Ｕ状に形成
され、前記側壁１１・１２の上端部に屈曲形成した一対
の取付フランジ１１ａ・１２ａを、車体のフロアパネル
２下面にスポット溶接により固着している。
るサイドメンバであって、該サイドメンバ１は、既知の
通り左右一対の側壁１１・１２とこれら側壁１１・１２
の下端側を連結する下壁１３とを備えた断面Ｕ状に形成
され、前記側壁１１・１２の上端部に屈曲形成した一対
の取付フランジ１１ａ・１２ａを、車体のフロアパネル
２下面にスポット溶接により固着している。
【０００９】３は、前記フロアパネル２の下方に設置す
るフューエルタンク４を前記サイドメンバ１に取付ける
ための取付ブラケットであって、該取付ブラケット３
は、前記サイドメンバ１における側壁の一方１１に固定
する固定片３１と該固定片３１の下端部から屈曲して前
記フューエルタンク４を取付ける取付片３２とを備え、
該取付片３２にボルト３０の挿通孔（図示せず）を形成
して、該取付片３２の上面に、前記挿通孔に連通するナ
ット３３を固着する一方、前記取付ブラケット３の固定
片３１乃至取付片３２の両側に一対の補強フランジ３４
を、また前記固定片３１の中央部には上下方向に延びる
補強リブ３５をそれぞれ設けている。
るフューエルタンク４を前記サイドメンバ１に取付ける
ための取付ブラケットであって、該取付ブラケット３
は、前記サイドメンバ１における側壁の一方１１に固定
する固定片３１と該固定片３１の下端部から屈曲して前
記フューエルタンク４を取付ける取付片３２とを備え、
該取付片３２にボルト３０の挿通孔（図示せず）を形成
して、該取付片３２の上面に、前記挿通孔に連通するナ
ット３３を固着する一方、前記取付ブラケット３の固定
片３１乃至取付片３２の両側に一対の補強フランジ３４
を、また前記固定片３１の中央部には上下方向に延びる
補強リブ３５をそれぞれ設けている。
【００１０】また５は、車体下面に配索したリヤホイー
ル用のブレーキチューブ５０を車体下面に支持するため
の支持ブラケットであって、前記サイドメンバ１の下面
に固着する固着壁部５１と、該固着壁部５１の長さ方向
一端部に屈曲形成した支持壁部５２とを備え、該支持壁
部５２に、前記ブレーキチューブ５０を挿通支持するた
めの支持孔５３を形成する一方、前記支持ブラケット５
における前記固着壁部５１の幅方向一端に、斜め下方に
屈曲する補強壁部５４を一体形成している。
ル用のブレーキチューブ５０を車体下面に支持するため
の支持ブラケットであって、前記サイドメンバ１の下面
に固着する固着壁部５１と、該固着壁部５１の長さ方向
一端部に屈曲形成した支持壁部５２とを備え、該支持壁
部５２に、前記ブレーキチューブ５０を挿通支持するた
めの支持孔５３を形成する一方、前記支持ブラケット５
における前記固着壁部５１の幅方向一端に、斜め下方に
屈曲する補強壁部５４を一体形成している。
【００１１】そして以上の構造の支持ブラケット５は、
前記固着壁部５１を、前記サイドメンバ１における下壁
１３の下面で且つこのサイドメンバ１に固着した前記取
付ブラケット３における固定片３１の車幅方向内方にス
ポット溶接により固着すると共に、前記補強壁部５４
を、前記固定片３１における前記側壁１１との固着部位
よりも下方に固着するのである。
前記固着壁部５１を、前記サイドメンバ１における下壁
１３の下面で且つこのサイドメンバ１に固着した前記取
付ブラケット３における固定片３１の車幅方向内方にス
ポット溶接により固着すると共に、前記補強壁部５４
を、前記固定片３１における前記側壁１１との固着部位
よりも下方に固着するのである。
【００１２】斯くして前記サイドメンバ１の側壁１１に
固着されている前記固定片３１の下部が、前記支持ブラ
ケット５の補強壁部５４によっても保持されるので、前
記取付ブラケット３の前記サイドメンバ１に対する取付
強度が高くなるし、且つ前記補強壁部５４の前記固定片
３１に対する固着により、前記支持ブラケット５の前記
サイドメンバ１に対する取付強度も同時に高くなるので
ある。また前記支持ブラケット５の支持壁部５２に挿通
支持される前記ブレーキチューブ５０も、前記取付ブラ
ケット３の固定片３１に不用意に接触するようなことな
く、該固定片３１の背面に対して所定間隔離れた位置に
確実に配設されることとなる。
固着されている前記固定片３１の下部が、前記支持ブラ
ケット５の補強壁部５４によっても保持されるので、前
記取付ブラケット３の前記サイドメンバ１に対する取付
強度が高くなるし、且つ前記補強壁部５４の前記固定片
３１に対する固着により、前記支持ブラケット５の前記
サイドメンバ１に対する取付強度も同時に高くなるので
ある。また前記支持ブラケット５の支持壁部５２に挿通
支持される前記ブレーキチューブ５０も、前記取付ブラ
ケット３の固定片３１に不用意に接触するようなことな
く、該固定片３１の背面に対して所定間隔離れた位置に
確実に配設されることとなる。
【００１３】
【考案の効果】以上のごとく本考案は、左右一対の側壁
１１・１２とこれら側壁１１・１２の下端側を連結する
下壁１３とを備えた断面Ｕ状のサイドメンバ１における
前記側壁１１に、フューエルタンク４の取付ブラケット
３の上端側を固着する一方、前記下壁１３に、ブレーキ
チューブ５０の支持ブラケット５を固着するようにした
車両において、前記下壁１３に固着する前記支持ブラケ
ット５の固着壁部５１に、前記取付ブラケット３の背面
側で且つ前記側壁１１への固着部下方に固着して該取付
ブラケット３を補強する補強壁部５４を一体形成したこ
とにより、該補強壁部５４により、前記サイドメンバ１
の側壁１１に固着されている前記固定片３１の下部が保
持されるので、別途補強部材を組付けずとも前記取付ブ
ラケット３の前記サイドメンバ１に対する取付強度が高
くなるし、しかも前記補強壁部５４の前記固定片３１に
対する固着により、前記支持ブラケット５の前記サイド
メンバ１に対する取付強度も同時に高くなる。
１１・１２とこれら側壁１１・１２の下端側を連結する
下壁１３とを備えた断面Ｕ状のサイドメンバ１における
前記側壁１１に、フューエルタンク４の取付ブラケット
３の上端側を固着する一方、前記下壁１３に、ブレーキ
チューブ５０の支持ブラケット５を固着するようにした
車両において、前記下壁１３に固着する前記支持ブラケ
ット５の固着壁部５１に、前記取付ブラケット３の背面
側で且つ前記側壁１１への固着部下方に固着して該取付
ブラケット３を補強する補強壁部５４を一体形成したこ
とにより、該補強壁部５４により、前記サイドメンバ１
の側壁１１に固着されている前記固定片３１の下部が保
持されるので、別途補強部材を組付けずとも前記取付ブ
ラケット３の前記サイドメンバ１に対する取付強度が高
くなるし、しかも前記補強壁部５４の前記固定片３１に
対する固着により、前記支持ブラケット５の前記サイド
メンバ１に対する取付強度も同時に高くなる。
【００１４】また本考案によれば。前記支持ブラケット
５に支持される前記ブレーキチューブ５０も、前記取付
ブラケット３に対して所定間隔離れた位置に確実に保持
され、前記取付ブラケット３に不用意に接触するような
ことがなくなる。
５に支持される前記ブレーキチューブ５０も、前記取付
ブラケット３に対して所定間隔離れた位置に確実に保持
され、前記取付ブラケット３に不用意に接触するような
ことがなくなる。
【図１】本考案にかかるフューエルタンクの取付ブラケ
ットの補強構造の一実施例を示す斜視図。
ットの補強構造の一実施例を示す斜視図。
【図２】同側面図。
【図３】図２におけるＸーＸ線断面図。
【図４】従来の取付ブラケットのサイドメンバに対する
取付構造の一例を示す概略断面図。
取付構造の一例を示す概略断面図。
１ サイドメンバ １１・１２ 側壁 １３ 下壁 ３ 取付ブラケット ４ フューエルタンク ５ 支持ブラケット ５１ 固着壁部 ５４ 補強壁部
Claims (1)
- 【請求項１】 左右一対の側壁１１・１２とこれら側壁
１１・１２の下端側を連結する下壁１３とを備えた断面
Ｕ状のサイドメンバ１における前記側壁１１に、フュー
エルタンク４の取付ブラケット３の上端側を固着する一
方、前記下壁１３に、ブレーキチューブ５０の支持ブラ
ケット５を固着するようにした車両において、前記下壁
１３に固着する前記支持ブラケット５の固着壁部５１
に、前記取付ブラケット３の背面側で且つ前記側壁１１
への固着部下方に固着して該取付ブラケット３を補強す
る補強壁部５４を一体形成していることを特徴とするフ
ューエルタンクの取付ブラケットの補強構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6555092U JP2543198Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | フューエルタンクの取付ブラケットの補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6555092U JP2543198Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | フューエルタンクの取付ブラケットの補強構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0627276U JPH0627276U (ja) | 1994-04-12 |
| JP2543198Y2 true JP2543198Y2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=13290238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6555092U Expired - Fee Related JP2543198Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | フューエルタンクの取付ブラケットの補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2543198Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP6555092U patent/JP2543198Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0627276U (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |