JP2543154B2 - Tig溶接機の電圧重畳回路 - Google Patents
Tig溶接機の電圧重畳回路Info
- Publication number
- JP2543154B2 JP2543154B2 JP63263231A JP26323188A JP2543154B2 JP 2543154 B2 JP2543154 B2 JP 2543154B2 JP 63263231 A JP63263231 A JP 63263231A JP 26323188 A JP26323188 A JP 26323188A JP 2543154 B2 JP2543154 B2 JP 2543154B2
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- JP
- Japan
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- voltage
- welding machine
- circuit
- power supply
- tig welding
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、TIG溶接機を用いて溶接を行なう時、アー
クスタートを容易にするための溶接電圧より高い無負荷
電圧を溶接負荷に供給する電圧重畳回路に関するもので
ある。
クスタートを容易にするための溶接電圧より高い無負荷
電圧を溶接負荷に供給する電圧重畳回路に関するもので
ある。
従来の技術 従来、TIG溶接機においては、アークスタートを容易
にするため第4図に示すような電圧重畳回路が用いられ
ている。
にするため第4図に示すような電圧重畳回路が用いられ
ている。
第4図の従来例のTIG溶接機の電圧重畳回路では、重
畳電圧電源部41より抵抗44を介して、溶接用トーチ45と
母材46間に溶接電圧より高い無負荷電圧を持つ電圧を供
給しようとするものである。一般に重畳電圧電源部は、
単相交流電圧または三相交流電圧を全波整流し直流に変
換する回路で構成されている。
畳電圧電源部41より抵抗44を介して、溶接用トーチ45と
母材46間に溶接電圧より高い無負荷電圧を持つ電圧を供
給しようとするものである。一般に重畳電圧電源部は、
単相交流電圧または三相交流電圧を全波整流し直流に変
換する回路で構成されている。
発明が解決しようとする課題 この従来例の電圧重畳回路では、溶接開始された後の
無負荷電圧は、第5図に示すように一定に保った状態に
されている。そのため、溶接しない待期状態で溶接用ト
ーチに触れると電撃を長時間受けることになり危険であ
る。
無負荷電圧は、第5図に示すように一定に保った状態に
されている。そのため、溶接しない待期状態で溶接用ト
ーチに触れると電撃を長時間受けることになり危険であ
る。
本発明は、従来のTIG溶接機の電圧重畳回路の持って
いた欠点、すなわち待期状態で溶接機の出力端に高い無
負荷電圧が印加されることに対し解決策を提供するもの
である。
いた欠点、すなわち待期状態で溶接機の出力端に高い無
負荷電圧が印加されることに対し解決策を提供するもの
である。
課題を解決するための手段 本発明では、TIG溶接機の出力端に危険な高電圧が印
加されたままになるのを防ぐため、重畳電圧電源部と重
畳電圧電源部からの電圧を徐々に減衰させるための電圧
減衰回路と抵抗を備えている。
加されたままになるのを防ぐため、重畳電圧電源部と重
畳電圧電源部からの電圧を徐々に減衰させるための電圧
減衰回路と抵抗を備えている。
作用 本発明のTIG溶接機の電圧重畳回路では、溶接開始
時、起動スイッチにより高電圧が印加されると略同時に
開閉手段が開き、コンデンサに蓄えられた電荷のみが抵
抗を介して重畳されることにより、高電圧印加直後に重
畳電圧が減衰することとなる。
時、起動スイッチにより高電圧が印加されると略同時に
開閉手段が開き、コンデンサに蓄えられた電荷のみが抵
抗を介して重畳されることにより、高電圧印加直後に重
畳電圧が減衰することとなる。
実 施 例 本発明の電圧重畳回路の具体的実施例の概略ブロック
図を第1図に示し、具体回路を第2図に示す。第1図お
よび第2図において、1は重畳電圧電源部、2は電圧減
衰回路、3は起動スイッチ部、4は抵抗、5は溶接用ト
ーチ、6は母材である。1aは直流電圧電源、2aは起動ス
イッチと同期するリレーの常時閉接点、2bはコンデン
サ、3aは起動スイッチ、3bは起動スイッチ3aと同期する
リレー、3cはリレー駆動用の直流電源である。
図を第1図に示し、具体回路を第2図に示す。第1図お
よび第2図において、1は重畳電圧電源部、2は電圧減
衰回路、3は起動スイッチ部、4は抵抗、5は溶接用ト
ーチ、6は母材である。1aは直流電圧電源、2aは起動ス
イッチと同期するリレーの常時閉接点、2bはコンデン
サ、3aは起動スイッチ、3bは起動スイッチ3aと同期する
リレー、3cはリレー駆動用の直流電源である。
本実施例において、起動スイッチ3aを投入すると、リ
レー3bが動作し、電圧減衰回路部2のリレーの常時閉接
点2aが開く。このとき溶接用トーチ5と母材6間には抵
抗4を介して、コンデンサ2bに蓄えられた電荷が放電さ
れることになる。したがって、溶接用トーチ5と母材6
間の電圧は第3図に示すように時間とともに減衰してい
く。
レー3bが動作し、電圧減衰回路部2のリレーの常時閉接
点2aが開く。このとき溶接用トーチ5と母材6間には抵
抗4を介して、コンデンサ2bに蓄えられた電荷が放電さ
れることになる。したがって、溶接用トーチ5と母材6
間の電圧は第3図に示すように時間とともに減衰してい
く。
発明の効果 本発明のTIG溶接機の電圧重畳回路によると、溶接開
始時必要とされる高いレベルの無負荷電圧が常時保持さ
れるのではなく、起動スイッチが投入されると高いレベ
ルの無負荷電圧は一瞬発生するもののすぐに減衰する。
したがって誤って溶接作業者が溶接用トーチに触れた場
合でも電撃に長時間さらされる危険が少なくなる。
始時必要とされる高いレベルの無負荷電圧が常時保持さ
れるのではなく、起動スイッチが投入されると高いレベ
ルの無負荷電圧は一瞬発生するもののすぐに減衰する。
したがって誤って溶接作業者が溶接用トーチに触れた場
合でも電撃に長時間さらされる危険が少なくなる。
また、重畳回路に連続して電流を流す必要がないため
重畳回路を構成する部品の容量を大巾に減らすことがで
き、重畳回路をコスト的に安く製作できる利点を有す
る。
重畳回路を構成する部品の容量を大巾に減らすことがで
き、重畳回路をコスト的に安く製作できる利点を有す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す電圧重畳回路の概略ブ
ロック図、第2図は同具体的回路図、第3図は同電圧重
畳回路の無負荷電圧の時間特性図、第4図は従来の電圧
重畳回路の概略ブロック図、第5図は同電圧重畳回路の
無負荷電圧の時間特性図である。 1……重畳電圧電源部、1a……直流電圧電源、2……電
圧減衰回路、2a……リレーの常開接点、2b……コンデン
サ、3……起動スイッチ部、3a……起動スイッチ、3b…
…リレー、3c……直流電源、4……抵抗、5……溶接用
トーチ、6……母材。
ロック図、第2図は同具体的回路図、第3図は同電圧重
畳回路の無負荷電圧の時間特性図、第4図は従来の電圧
重畳回路の概略ブロック図、第5図は同電圧重畳回路の
無負荷電圧の時間特性図である。 1……重畳電圧電源部、1a……直流電圧電源、2……電
圧減衰回路、2a……リレーの常開接点、2b……コンデン
サ、3……起動スイッチ部、3a……起動スイッチ、3b…
…リレー、3c……直流電源、4……抵抗、5……溶接用
トーチ、6……母材。
Claims (1)
- 【請求項1】溶接機の出力端に電圧を重畳する重畳用電
圧電源部と、前記溶接機の出力の起動を行う起動スイッ
チと、前記起動スイッチの信号を受けて前記重畳用電圧
電源部と前記出力端とを切り離す開閉手段と、前記開閉
手段よりも前記出力端側に一方の接続点を持つコンデン
サと、前記コンデンサの前記一方の接続点よりも前記出
力端側に設けた抵抗とを備えたTIG溶接機の電圧重畳回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263231A JP2543154B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | Tig溶接機の電圧重畳回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263231A JP2543154B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | Tig溶接機の電圧重畳回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02108462A JPH02108462A (ja) | 1990-04-20 |
JP2543154B2 true JP2543154B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=17386600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63263231A Expired - Lifetime JP2543154B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | Tig溶接機の電圧重畳回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543154B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5645741A (en) * | 1994-12-28 | 1997-07-08 | Daihen Corporation | ARC processing apparatus comprising driving means for controlling output transistor so that output voltage becomes predetermined no-load voltage |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814048Y2 (ja) * | 1975-12-29 | 1983-03-18 | 松下電器産業株式会社 | チヨクリユウtigア−クヨウセツキ |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP63263231A patent/JP2543154B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02108462A (ja) | 1990-04-20 |
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