JP2542585Y2 - 照明付シャワ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は照明付シャワーに関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、浴室、或いはシャワ−室でシャワ
ーを浴びることがよく行なわれる。このような場合、使
用者は天井からの照明で体を照らしながらシャワ−を浴
びる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来にお
いては前述のように天井からの照明で体を照らしながら
行なうので、体の部分によっては光が当たらないところ
も出てくる虞れがある。特に近年では側方から水が出て
くるシャワ−があり、このようなシャワ−を使用する時
には水の当たる部分（体の側部）に光が当たらないので
不便である。更に従来のシャワーを使用する際には天井
からの照明で体を照らすので、体の側部には光が当ら
ず、体の汚れているところを見おとす虞れがあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、支柱の上下方向に複数の吐水口を設け、支柱
の各吐水口の近傍にこの吐水口の吐水方向を指向させて
照明部を取付けた。

【０００５】

【作用】支柱の上下方向に複数の吐水口を設け、支柱の
各吐水口の近傍にこの吐水口の吐水方向を指向させて照
明部を取付けたので、支柱を設置するだけで簡単に照明
付シャワーを設けることができる。又、利用者は自分の
身体のうちシャワーの当る部分、即ち、洗おうとしてい
る部分を常に照らすことができ便利である。

【０００６】

【実施例】以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。

【０００７】図１は浴室の斜視図、図２はシャワーの正
面図、図３は同側面図、図４は同背面図を示す。

【０００８】図１中、１は床面、２，２は壁部、３は天
井、４は窓、５は段部を示し、段部５には凹部５ａを形
成する。前記壁部２にはシャワー６を設け、このシャワ
ー６の下端は前記凹部５ａに臨む。

【０００９】７はシャワー６の支柱を示し、この支柱７
は背面側に設けた取付部８，９（図３参照）を介して壁
部２に固定される。この支柱７は上下方向に延出し、そ
の上下端には内方に屈曲する屈曲部１１，１２を形成す
る。支柱７の中間部には係止部１４を取付け、この係止
部１４でハンドシャワー１５を取外し自在に係止する。
又、支柱７の係止部１４の下方には左右に延出する支持
部１６を設け、この支持部１６前面の左右端にはシャワ
−部１７，１７を形成する。

【００１０】図５は屈曲部１１の縦断面図、図６は図５
の６−６線断面図、図７は図５の７−７線断面図を示
す。これらの図にも示すように屈曲部１１内にはシャワ
ー部２０、ミストシャワー部２１を設け、シャワー部２
０、ミストシャワー部２１は管体２０ａ，２１ａを介し
て給水管（図示せず）に連結する。

【００１１】屈曲部１１内のシャワー部２０よりも下方
には照明部２２を設け、この照明部２２は、図７に示す
ように屈曲部１１内に嵌合した有底筒状の基部２２ａ
と、この基部２２ａ内に配設したハロゲンランプ２２ｂ
と、基部２２ａ先端側に嵌合する保持部２２ｃと、該保
持部２２ｃに保持される透明ガラス（強化ガラスにて形
成する）２２ｄ等にて構成する。この照明部２２はシャ
ワ−部２０、ミストシャワ−部２１、の吐水方向と同方
向を指向する。ハロゲンランプ２２ｂが点燈するとこの
光は透明ガラス２２ｄから屈曲部１１の開口１１ａを介
して使用者の体を上方から照らす。

【００１２】一方、図８、図９に示すように屈曲部１２
内には照明部２４及びシャワー部２０、カラン２７を設
ける。前記照明部２４は、前記照明部２２とほぼ同様の
構造を成し、屈曲部１１内に固定する記部２４ａと、こ
の基部２４ａ内に配設したハロゲンランプ２４ｂと、基
部２４ａに嵌合する保持部２４ｃと、該保持部２４ｃに
保持される透明ガラス（強化ガラスにて形成する）２４
ｄ等にて構成される。ハロゲンランプ２４ｂが点燈する
と、この光は透明ガラス２４ｄから屈曲部１２の開口１
２ａを介して外方に届き、矢印Ａで示すように床面１で
反射してシャワー部２６の吐水方向に向い、使用者の身
体を間接的に下方から照す。

【００１３】支柱７の背面側には照明部２８を設け、こ
の照明部２８は図４、図１０に示すように上下方向に延
出する凹部２９と、この凹部２９内にその長さ方向に沿
って複数配置したランプ３０…とで構成し、ランプ３０
が点灯するとこの光は壁部２で反射し、使用者の体を間
接的に側方から、即ち、吐水口１７の吐水方向から照ら
す。

【００１４】尚、図２中、３２は照明の明るさ、シャワ
ーの湯量、温度等を制御するコントロール部である。

【００１５】以上において本実施例では、照明部２２、
２４、２８が夫々シャワ−部２０、２１、２６、１７の
吐水方向と同方向を指向するので、使用者は自分の体の
うちシャワ−の水に当たる部分を、即ちこれから洗おう
としている部分を確実に照明することができ、便利であ
る。

【００１６】

【考案の効果】支柱の上下方向に複数の吐水口を設け、
支柱の各吐水口の近傍にこの吐水口の吐水方向を指向さ
せて照明部を取付けたので、支柱を設置するだけで簡単
に照明付シャワーを設けることができる。又、利用者は
自分の身体のうちシャワーの当る部分、即ち、洗おうと
している部分を常に照らすことができ便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】浴室の斜視図

【図２】シャワ−の正面図

【図３】シャワ−の側面図

【図４】シャワ−の背面図

【図５】上部の屈曲部の縦断面図

【図６】図５の６−６線断面図

【図７】図５の７−７線断面図

【図８】下部の屈曲部の縦断面図

【図９】図８の９矢視図

【図１０】図４の１０−１０線断面図

【符号の説明】

７…支柱、 １７，２０，２１，２
６…吐水口、２２，２４，２８…照明。

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−283339（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−228922（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−98791（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 支柱の上下方向に複数の吐水口を設け、
   前記支柱の各吐水口の近傍にこの吐水口の吐水方向を指
   向させて照明部を取付けたことを特徴とする照明付シャ
   ワー。