JP2542427Y2 - マッサージ装置 - Google Patents
マッサージ装置Info
- Publication number
- JP2542427Y2 JP2542427Y2 JP3688591U JP3688591U JP2542427Y2 JP 2542427 Y2 JP2542427 Y2 JP 2542427Y2 JP 3688591 U JP3688591 U JP 3688591U JP 3688591 U JP3688591 U JP 3688591U JP 2542427 Y2 JP2542427 Y2 JP 2542427Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- roller
- shaft portion
- massage device
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Massaging Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は椅子型乃至ベット型で
あって、これらの背中が当る部分のバックレスト外皮内
に、一対の支持ロールが前記バックレスト面に添って往
復移動するマッサージ装置に関するのものである。
あって、これらの背中が当る部分のバックレスト外皮内
に、一対の支持ロールが前記バックレスト面に添って往
復移動するマッサージ装置に関するのものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のマッサージ機において
は、主として椅子型のものであり、バックレスト外皮内
に、バックレスト面に添って、上下動する移動体が設け
てあり、この移動体は上下往復駆動手段と連結してゆっ
くり上下動自在に設けてあり、前記移動体には、前記バ
ックレスト面に添った水平なクランク軸が回転自在に設
けてあり、このクランク軸の偏芯軸部位置の傾斜軸部に
は一対の揉ローラがクランク軸に対して傾斜して回転自
在に設けてあり、前記クランク軸は回転駆動手段と連結
したものが市場に見受けられる。しかしながら揉ローラ
とその傾斜回転軸部が端に滑り嵌合又は内環、外環の間
ベアリングボールを装備した市販のボールベアリングで
あるため、傾斜軸部に装備した前記揉ローラは刻々側圧
方向に荷重が変化し、かつクランク軸の回転及びマッサ
ージ部分の凹凸によっても荷重が変化するため前述の揉
ローラと傾斜軸部との嵌合部の回転がどうしても円滑に
ならず、一部に衝撃的な回転が起こり、使用者に不快感
を与える欠点を有した。特にこの傾向はクランクの離心
寸法の大きいものや、揉みローラの傾斜角が大きいほど
顕著となるため、従来のものはクランク軸の離芯寸法も
小さくし、傾斜角も、僅かなものとせざるを得ないのが
現状である。
は、主として椅子型のものであり、バックレスト外皮内
に、バックレスト面に添って、上下動する移動体が設け
てあり、この移動体は上下往復駆動手段と連結してゆっ
くり上下動自在に設けてあり、前記移動体には、前記バ
ックレスト面に添った水平なクランク軸が回転自在に設
けてあり、このクランク軸の偏芯軸部位置の傾斜軸部に
は一対の揉ローラがクランク軸に対して傾斜して回転自
在に設けてあり、前記クランク軸は回転駆動手段と連結
したものが市場に見受けられる。しかしながら揉ローラ
とその傾斜回転軸部が端に滑り嵌合又は内環、外環の間
ベアリングボールを装備した市販のボールベアリングで
あるため、傾斜軸部に装備した前記揉ローラは刻々側圧
方向に荷重が変化し、かつクランク軸の回転及びマッサ
ージ部分の凹凸によっても荷重が変化するため前述の揉
ローラと傾斜軸部との嵌合部の回転がどうしても円滑に
ならず、一部に衝撃的な回転が起こり、使用者に不快感
を与える欠点を有した。特にこの傾向はクランクの離心
寸法の大きいものや、揉みローラの傾斜角が大きいほど
顕著となるため、従来のものはクランク軸の離芯寸法も
小さくし、傾斜角も、僅かなものとせざるを得ないのが
現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこでこの考案は、前
記離心寸法及び揉ローラの傾斜角が充分に発揮でき、し
かも揉ローラの回転が円滑になるよう、前記各揉ローラ
とその軸部の結合部分を滑り軸承式自動調心ベアリング
とした前記椅子乃至ベット型のマッサージ装置を市場に
提供することを目的とする。
記離心寸法及び揉ローラの傾斜角が充分に発揮でき、し
かも揉ローラの回転が円滑になるよう、前記各揉ローラ
とその軸部の結合部分を滑り軸承式自動調心ベアリング
とした前記椅子乃至ベット型のマッサージ装置を市場に
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を達成するた
めにこの考案は椅子型乃至ベット型のバックレスト外皮
内にバックレスト面に添って、上下動する移動体が設け
てあり、この移動体は上下往復駆動手段と連結して、ゆ
っくり上下動自在に設けてあり、前記移動体には、前記
バックレスト面に添った水平な一本のクランク軸が回転
自在に設けてあり、このクランク軸の偏芯軸部位置の傾
斜軸部には、一対の揉ローラが回転自在に装備してあ
り、前記揉ローラはクランク軸に対して、傾斜して設け
てあり、前記クランク軸は回転駆動手段と連結して、ゆ
っくり回転するマッサージ装置において、前記揉ローラ
と、その傾斜軸部の嵌合部の構造は、滑り軸承式自動調
心ベアリングであり、この滑り軸承式自動調心ベアリン
グの構造は、前記各傾斜軸部は機械的強度と摩擦係数の
少ないエンジニアリングプラスチックよりなり、その傾
斜軸部の長さの中央部には円周方向にベアリングボール
支持溝が刻設してあり、この支持溝には鋼、不錆鋼、セ
ラミックのうちの一種よりなるベアリングボール群が転
動自在に装備してあり、前記揉ローラのボス部内周面は
前記ベアリングボール群と丁度転動接触する内径として
あり、かつ、揉ローラの前記円周面部は内径全長等径の
弗素樹脂スリーブが嵌合して形成してあり、前記スリー
ブと傾斜軸部間には若干の間隙が形成してあり、前記揉
ローラはボス部の端部が傾斜軸部と接触するまでの角度
傾動自動調心自在に装備してあることを特徴とするマッ
サージ装置とする。
めにこの考案は椅子型乃至ベット型のバックレスト外皮
内にバックレスト面に添って、上下動する移動体が設け
てあり、この移動体は上下往復駆動手段と連結して、ゆ
っくり上下動自在に設けてあり、前記移動体には、前記
バックレスト面に添った水平な一本のクランク軸が回転
自在に設けてあり、このクランク軸の偏芯軸部位置の傾
斜軸部には、一対の揉ローラが回転自在に装備してあ
り、前記揉ローラはクランク軸に対して、傾斜して設け
てあり、前記クランク軸は回転駆動手段と連結して、ゆ
っくり回転するマッサージ装置において、前記揉ローラ
と、その傾斜軸部の嵌合部の構造は、滑り軸承式自動調
心ベアリングであり、この滑り軸承式自動調心ベアリン
グの構造は、前記各傾斜軸部は機械的強度と摩擦係数の
少ないエンジニアリングプラスチックよりなり、その傾
斜軸部の長さの中央部には円周方向にベアリングボール
支持溝が刻設してあり、この支持溝には鋼、不錆鋼、セ
ラミックのうちの一種よりなるベアリングボール群が転
動自在に装備してあり、前記揉ローラのボス部内周面は
前記ベアリングボール群と丁度転動接触する内径として
あり、かつ、揉ローラの前記円周面部は内径全長等径の
弗素樹脂スリーブが嵌合して形成してあり、前記スリー
ブと傾斜軸部間には若干の間隙が形成してあり、前記揉
ローラはボス部の端部が傾斜軸部と接触するまでの角度
傾動自動調心自在に装備してあることを特徴とするマッ
サージ装置とする。
【0005】また前述の課題を達成するために、この考
案のマッサージ装置のベアリングボール群は、凡用エン
ジニアリングプラスチックよりなる二つ割保持器とそれ
ぞれ嵌合させてあることを特徴とすることが好ましい。
また前述の課題を達成するために、この考案の偏芯軸部
の離心寸法は12mm乃至20mmとしてあり、傾斜軸
部の傾斜角はクランク軸線に対し、10°乃至20°と
してあることを特徴とすることが好ましい。また前述の
課題を達成するために、この考案の揉ロールの外周面
は、低発砲合成樹脂タイヤが一体成形したものであるこ
とを特徴とすることが好ましい。
案のマッサージ装置のベアリングボール群は、凡用エン
ジニアリングプラスチックよりなる二つ割保持器とそれ
ぞれ嵌合させてあることを特徴とすることが好ましい。
また前述の課題を達成するために、この考案の偏芯軸部
の離心寸法は12mm乃至20mmとしてあり、傾斜軸
部の傾斜角はクランク軸線に対し、10°乃至20°と
してあることを特徴とすることが好ましい。また前述の
課題を達成するために、この考案の揉ロールの外周面
は、低発砲合成樹脂タイヤが一体成形したものであるこ
とを特徴とすることが好ましい。
【0006】
【作用】叙上のように構成するこの考案のマッサージ装
置を使用するには先行技術のものと同様にして使用す
る。即ち、この装置を上下往復駆動手段及び回転駆動手
段を運転すると移動体はゆっくりと、バックレスト面に
添って移動し、クランク軸もゆっくりと回転する。クラ
ンク軸の回転に伴い、偏芯軸は、クランク軸の両端軸受
部の周りに回転し、これに伴い一対の揉ローラ全体が、
クランク軸線の廻りに回転しながら前記移動体の上又は
下方への移動に伴って移動し、各揉ローラはバックレス
ト部分の外皮との摩擦によってこの外皮内面と転動し、
傾斜軸部の周りに伴れ周りする。またこれと同時に一対
の揉ローラは傾斜軸部に装備しているからこの外周部と
バックレスト部の外皮と接する部分はクランク軸の軸方
向に往復移動する。従ってこのマッサージ装置のバック
レスト部にマッサージを受ける者が背を当てると、前記
一対の揉ロールは背面の両側をクランク軸回転に伴な
い、間歇的に強弱の押圧を繰り返し、かつ、揉ローラの
傾斜に伴い、かつクランク軸の回転方向を選択すること
によって、押し拡げたり、引き寄せたりを繰り返し、移
動体の移動に伴い、そのマッサージ部分を上又は下に移
動させる。この場合、特にこの考案のものにおいては、
左右の揉ローラは前述の通りの構成によって、各傾斜軸
部に滑り軸承式自動調心ベアリングを介して支持されて
いるから、刻々変化する揉ローラは前記ベアリングボー
ル群を中心として、それぞれの傾斜軸部に対して弗素樹
脂スリーブの端部が前記傾斜軸部の外周面に接するまで
の範囲で自動調心作用を受け、ベアリングボール群部分
を介してのみ揉ローラと傾斜軸部が接触するときは完全
な転動接触となり、傾斜軸部の端部と弗素樹脂スリーブ
の一部が接触する場合は、この部分の滑り接触と前記の
転動接触との共同作用により、揉ローラは傾斜軸に支持
されることになる。
置を使用するには先行技術のものと同様にして使用す
る。即ち、この装置を上下往復駆動手段及び回転駆動手
段を運転すると移動体はゆっくりと、バックレスト面に
添って移動し、クランク軸もゆっくりと回転する。クラ
ンク軸の回転に伴い、偏芯軸は、クランク軸の両端軸受
部の周りに回転し、これに伴い一対の揉ローラ全体が、
クランク軸線の廻りに回転しながら前記移動体の上又は
下方への移動に伴って移動し、各揉ローラはバックレス
ト部分の外皮との摩擦によってこの外皮内面と転動し、
傾斜軸部の周りに伴れ周りする。またこれと同時に一対
の揉ローラは傾斜軸部に装備しているからこの外周部と
バックレスト部の外皮と接する部分はクランク軸の軸方
向に往復移動する。従ってこのマッサージ装置のバック
レスト部にマッサージを受ける者が背を当てると、前記
一対の揉ロールは背面の両側をクランク軸回転に伴な
い、間歇的に強弱の押圧を繰り返し、かつ、揉ローラの
傾斜に伴い、かつクランク軸の回転方向を選択すること
によって、押し拡げたり、引き寄せたりを繰り返し、移
動体の移動に伴い、そのマッサージ部分を上又は下に移
動させる。この場合、特にこの考案のものにおいては、
左右の揉ローラは前述の通りの構成によって、各傾斜軸
部に滑り軸承式自動調心ベアリングを介して支持されて
いるから、刻々変化する揉ローラは前記ベアリングボー
ル群を中心として、それぞれの傾斜軸部に対して弗素樹
脂スリーブの端部が前記傾斜軸部の外周面に接するまで
の範囲で自動調心作用を受け、ベアリングボール群部分
を介してのみ揉ローラと傾斜軸部が接触するときは完全
な転動接触となり、傾斜軸部の端部と弗素樹脂スリーブ
の一部が接触する場合は、この部分の滑り接触と前記の
転動接触との共同作用により、揉ローラは傾斜軸に支持
されることになる。
【0007】請求項2記載の考案のものにおいては、各
ベアリングボールは保持器で所定の間隔で保持して、揉
ローラは回転する。請求項3記載の考案においては、揉
ローラの外周部において、バックレスト面と直角な方向
に、24mm乃至40mmの範囲前後に移動しながら回
転する。請求項4記載の考案においては、請求項1の作
用と特に変りはない。
ベアリングボールは保持器で所定の間隔で保持して、揉
ローラは回転する。請求項3記載の考案においては、揉
ローラの外周部において、バックレスト面と直角な方向
に、24mm乃至40mmの範囲前後に移動しながら回
転する。請求項4記載の考案においては、請求項1の作
用と特に変りはない。
【0008】
【実施例】今この考案の実施例を図示のものに従って説
明する。図において、10は椅子型のマッサージ装置で
あり、そのバックレスト11の外皮(通常レザー、合成
皮革など)12の内部には、その両側部にマッサージ装
置の機枠13に固定した一対のガイドレール14が設け
てあり、このガイドレール14には上下往復駆動手段
(可逆回転電動モータ)16によって往復駆動する移動
体15が装備してある。この移動体15には前記バック
レスト11の面に添った水平なクランク軸20がその両
端部分で回転自在に支承されている。
明する。図において、10は椅子型のマッサージ装置で
あり、そのバックレスト11の外皮(通常レザー、合成
皮革など)12の内部には、その両側部にマッサージ装
置の機枠13に固定した一対のガイドレール14が設け
てあり、このガイドレール14には上下往復駆動手段
(可逆回転電動モータ)16によって往復駆動する移動
体15が装備してある。この移動体15には前記バック
レスト11の面に添った水平なクランク軸20がその両
端部分で回転自在に支承されている。
【0009】図示の例においては、前記クランク軸20
は5個の部品により構成されており、両端の同一軸線上
の一対の端軸21と、一対の偏心カップリング22と一
本の偏心軸23とよりなり、これらを左右対象的にそれ
ぞれスプライン軸28とスプライン溝孔で結合して一本
のクランク軸20が構成され、前記偏心軸23と嵌合す
る部分のカップリング22の一部分に偏心軸23を囲む
よう傾斜軸部24が形成してある。前述のカップリング
22はエンジニアリングプラスチックの一種であるポリ
アミド系、ボアセタール系の合成樹脂で成形してある。
この傾斜軸部24の偏心軸23に対する傾斜角θは10
°乃至20°程度とするが、図示のものにおいては14
°10′としてある。この傾斜軸部24の長さの中度中
央には円周方向にベアリングボール支持溝25が刻設し
てある。
は5個の部品により構成されており、両端の同一軸線上
の一対の端軸21と、一対の偏心カップリング22と一
本の偏心軸23とよりなり、これらを左右対象的にそれ
ぞれスプライン軸28とスプライン溝孔で結合して一本
のクランク軸20が構成され、前記偏心軸23と嵌合す
る部分のカップリング22の一部分に偏心軸23を囲む
よう傾斜軸部24が形成してある。前述のカップリング
22はエンジニアリングプラスチックの一種であるポリ
アミド系、ボアセタール系の合成樹脂で成形してある。
この傾斜軸部24の偏心軸23に対する傾斜角θは10
°乃至20°程度とするが、図示のものにおいては14
°10′としてある。この傾斜軸部24の長さの中度中
央には円周方向にベアリングボール支持溝25が刻設し
てある。
【0010】30は揉ローラであり、ロール本体31は
前記カップリング22と同様のエンジニアリングプラス
チックよりなり中心のボス部32には弗素樹脂製(例え
ばニチアス株式会社製商標登録エクセライド)のスリー
ブ33が本体31と一体にインサートしてあり、また本
体の外周部は低発泡の軟質塩化ビニルよりなるタイヤ3
4がやはり本体31と一体にインサート成形してある。
前記カップリング22と同様のエンジニアリングプラス
チックよりなり中心のボス部32には弗素樹脂製(例え
ばニチアス株式会社製商標登録エクセライド)のスリー
ブ33が本体31と一体にインサートしてあり、また本
体の外周部は低発泡の軟質塩化ビニルよりなるタイヤ3
4がやはり本体31と一体にインサート成形してある。
【0011】前述のスリーブ33が傾斜軸部24に嵌合
し、前記ベアリングボール溝25には数個の鋼、不錆
鋼、セラミックスなどよりなるベアリングボール26が
装填して、傾斜軸部24とスリーブ33は前記ベアリン
グボール26を介して転動接触させてある。またスリー
ブ33と傾斜軸部24との間には50ミクロン乃至10
0ミクロン程度隙間が設けて、揉ローラ30は傾斜軸部
24に対し、ベアリングボール26部を中心として0.
5°乃至5°程度傾斜できるようにしてある。叙上のよ
うに傾斜軸部24と、揉ローラ30とは一種の滑り軸承
式自動調心ベアリングにより結合されている。
し、前記ベアリングボール溝25には数個の鋼、不錆
鋼、セラミックスなどよりなるベアリングボール26が
装填して、傾斜軸部24とスリーブ33は前記ベアリン
グボール26を介して転動接触させてある。またスリー
ブ33と傾斜軸部24との間には50ミクロン乃至10
0ミクロン程度隙間が設けて、揉ローラ30は傾斜軸部
24に対し、ベアリングボール26部を中心として0.
5°乃至5°程度傾斜できるようにしてある。叙上のよ
うに傾斜軸部24と、揉ローラ30とは一種の滑り軸承
式自動調心ベアリングにより結合されている。
【0012】 前述の各ベアリングボール26は相互に
適当に間隙を保持するためのエンジニアリングプラスチ
ックよりなる一対の半円弧のものを円形に嵌合した保持
具27に嵌合させてある。一対の移動体15に支承され
ているクランク軸20の一方の端の端軸21には移動体
15に塔載してある回転駆動手段の一種たる第2の可逆
回転モータ35が適当な減速機を介して連結してある。
適当に間隙を保持するためのエンジニアリングプラスチ
ックよりなる一対の半円弧のものを円形に嵌合した保持
具27に嵌合させてある。一対の移動体15に支承され
ているクランク軸20の一方の端の端軸21には移動体
15に塔載してある回転駆動手段の一種たる第2の可逆
回転モータ35が適当な減速機を介して連結してある。
【0013】実施例の作用 前述のように構成する実施例のものにおいて、可逆回転
モータ16及び35を駆動すると前記移動体15はゆっ
くりと上下往復動を繰り返し、移動体15上においては
クランク軸はモータ35によってゆっくりと回転し、偏
心軸23を囲む傾斜軸部24に嵌合している一対の揉み
ロール30は傾斜した状態で偏心軸23の離心に伴っ
て、公転する。従って各揉ロール30はバックレスト1
1部分の外皮と直角方向に移動しながら上下方向に移動
する。
モータ16及び35を駆動すると前記移動体15はゆっ
くりと上下往復動を繰り返し、移動体15上においては
クランク軸はモータ35によってゆっくりと回転し、偏
心軸23を囲む傾斜軸部24に嵌合している一対の揉み
ロール30は傾斜した状態で偏心軸23の離心に伴っ
て、公転する。従って各揉ロール30はバックレスト1
1部分の外皮と直角方向に移動しながら上下方向に移動
する。
【0014】このような状態において椅子型のマッサー
ジ装置にマッサージを受ける者が、腰かけ、バックレス
ト11部分をその背中を当てると、前記揉ローラ30は
バックレスト11部分の外皮12を介して背中に当り、
移動体15の移動とクランク軸20の公転に伴い、一対
の前記揉ローラ30は外皮内面に圧接しながら傾斜軸部
24の軸線周りに伴れ回転する。この間に一対の揉ロー
ル30は傾斜しているため、外皮12との接触位置が相
い接近したり、相離反したりして、背中をマッサージす
る。このとき前記揉ロール30は側圧を受けるため、ベ
アリングボール26を中心に傾斜軸部24の端部とスリ
ーブ33の端部が接触するまでの範囲傾動自在で、自動
調心作用を為す。ベアリングボール26部分のみを介し
て傾斜軸部24とスリーブ33接触するときには、両者
は完全な両者は転動接触となり傾斜軸部24とスリーブ
33の端部も相接触するときはベアリングボール26部
の転動接触と、軸端部の滑り接触との相方で揉ローラ3
0は傾斜軸部に支承される。実施例においてはマッサー
ジ装置は椅子型のものを説明したがベット型のものでも
この考案としては同一である。
ジ装置にマッサージを受ける者が、腰かけ、バックレス
ト11部分をその背中を当てると、前記揉ローラ30は
バックレスト11部分の外皮12を介して背中に当り、
移動体15の移動とクランク軸20の公転に伴い、一対
の前記揉ローラ30は外皮内面に圧接しながら傾斜軸部
24の軸線周りに伴れ回転する。この間に一対の揉ロー
ル30は傾斜しているため、外皮12との接触位置が相
い接近したり、相離反したりして、背中をマッサージす
る。このとき前記揉ロール30は側圧を受けるため、ベ
アリングボール26を中心に傾斜軸部24の端部とスリ
ーブ33の端部が接触するまでの範囲傾動自在で、自動
調心作用を為す。ベアリングボール26部分のみを介し
て傾斜軸部24とスリーブ33接触するときには、両者
は完全な両者は転動接触となり傾斜軸部24とスリーブ
33の端部も相接触するときはベアリングボール26部
の転動接触と、軸端部の滑り接触との相方で揉ローラ3
0は傾斜軸部に支承される。実施例においてはマッサー
ジ装置は椅子型のものを説明したがベット型のものでも
この考案としては同一である。
【0015】
【考案の効果】叙上のように構成し作用を為すこの考案
のものにおいてはクランク軸が回転し、移動体が上又は
下に移動するとき、揉ローラがバックレスト部の内面に
圧接して、傾斜軸の周りを回転するときに前記ベアリン
グボール部分で転動接触し、傾斜軸部の両端部において
は、摩擦係数の小さい弗素樹脂スリーブとエンジニアリ
ングプラスチツクの傾斜軸部との滑り接触であるから、
揉ローラの回転は特に潤滑剤がなくとも極めて円滑で、
従来公知技術のような衝撃的な回転はなく、使用者に不
快感を与えない。また、揉ローラが傾斜軸部の位相によ
って反対方向に傾斜して、側圧を受ける方向が逆転する
場合も、前記自動調心作用により、傾斜軸部とスリーブ
の間に無理な力が作用しないようにし、外皮と揉ローラ
の外周面との間にも、滑りが少なく、外皮の寿命を著し
く伸長する。要するに、各傾斜軸部と揉ローラとは、滑
り軸承式自動調心ベアリングであるから、回転は滑らか
で揉ローラが傾斜軸部に対して傾斜したときは、ベアリ
ングボール部分の転動接触と軸端部の滑り接触の双方で
支承し、回転は滑らかで、かつ支持力が大きい。
のものにおいてはクランク軸が回転し、移動体が上又は
下に移動するとき、揉ローラがバックレスト部の内面に
圧接して、傾斜軸の周りを回転するときに前記ベアリン
グボール部分で転動接触し、傾斜軸部の両端部において
は、摩擦係数の小さい弗素樹脂スリーブとエンジニアリ
ングプラスチツクの傾斜軸部との滑り接触であるから、
揉ローラの回転は特に潤滑剤がなくとも極めて円滑で、
従来公知技術のような衝撃的な回転はなく、使用者に不
快感を与えない。また、揉ローラが傾斜軸部の位相によ
って反対方向に傾斜して、側圧を受ける方向が逆転する
場合も、前記自動調心作用により、傾斜軸部とスリーブ
の間に無理な力が作用しないようにし、外皮と揉ローラ
の外周面との間にも、滑りが少なく、外皮の寿命を著し
く伸長する。要するに、各傾斜軸部と揉ローラとは、滑
り軸承式自動調心ベアリングであるから、回転は滑らか
で揉ローラが傾斜軸部に対して傾斜したときは、ベアリ
ングボール部分の転動接触と軸端部の滑り接触の双方で
支承し、回転は滑らかで、かつ支持力が大きい。
【0016】請求項2記載の考案においては、各ベアリ
ングボールが所定の間隔に保持されているから、支持力
が全周において平均化し、ボール同士の接触がなく、相
互にボール同士が喰いこむおそれはない。請求項3記載
の考案においては揉ローラが24mm乃至40mmの範
囲で前後に移動し最も効果的なマッサージができる。請
求項4記載の考案においては、外周部が低発泡軟質体で
あるからマッサージ部への当りが柔らかく、不快感がな
い。
ングボールが所定の間隔に保持されているから、支持力
が全周において平均化し、ボール同士の接触がなく、相
互にボール同士が喰いこむおそれはない。請求項3記載
の考案においては揉ローラが24mm乃至40mmの範
囲で前後に移動し最も効果的なマッサージができる。請
求項4記載の考案においては、外周部が低発泡軟質体で
あるからマッサージ部への当りが柔らかく、不快感がな
い。
【0017】実施例の効果 実施例のものにおいては各請求のすべての効果を併せて
奏する外、フランク軸20は前述のように5個の部品か
らなり、特にカップリング22は傾斜軸部24を有する
から一体のクランク軸20に組み立てる前に、揉ローラ
30を容易に組付けることができ、破損乃至摩耗したと
きにも必要部品のみの交換が容易である。軸21、偏心
軸23とカップリング32の結合はスプライン軸とこれ
と嵌合するスプライン溝孔であるから、回転中三者の位
相がづれることがない。その他、各電動モータ16及び
35を適宜逆転させることによって、揉ローラ30の作
用は揉拡げ、揉寄せ、揉上げ、揉下げを適宜組み合わせ
ることができるる。
奏する外、フランク軸20は前述のように5個の部品か
らなり、特にカップリング22は傾斜軸部24を有する
から一体のクランク軸20に組み立てる前に、揉ローラ
30を容易に組付けることができ、破損乃至摩耗したと
きにも必要部品のみの交換が容易である。軸21、偏心
軸23とカップリング32の結合はスプライン軸とこれ
と嵌合するスプライン溝孔であるから、回転中三者の位
相がづれることがない。その他、各電動モータ16及び
35を適宜逆転させることによって、揉ローラ30の作
用は揉拡げ、揉寄せ、揉上げ、揉下げを適宜組み合わせ
ることができるる。
【図1】マッサージ装置の一部外皮破断概略斜視図であ
る。
る。
【図2】内部機構の概略正面図である。
【図3】傾斜軸部と揉ローラ部の縦断正面図である。
【図4】二つ割りの保持器にベアリングボールをそれぞ
れ嵌合した状態の側面図である。
れ嵌合した状態の側面図である。
10 マッサージ装置 11 バックレスト部 12 外皮 14 ガイド 15 移動体 20 クランク軸 24 傾斜軸部 25 ベアリングボール支持溝 30 ベアリングボール 32 ボス部 33 スリーブ
Claims (4)
- 【請求項1】椅子型乃至ベット型のバックレスト外皮内
にバックレスト面に添って、上下動する移動体が設けて
あり、この移動体は上下往復駆動手段と連結して、ゆっ
くり上下動自在に設けてあり、前記移動体には、前記バ
ックレスト面に添った水平な一本のクランク軸が回転自
在に設けてあり、このクランク軸の偏芯軸位置の傾斜軸
部には、一対の揉ローラが回転自在に装備してあって、
前記揉ローラはクランク軸に対して傾斜して設けてあ
り、前記クランク軸は回転駆動手段と連結して、ゆっく
り回転するマッサージ装置において、前記揉ローラと、
その傾斜軸部の嵌合部の構造は、滑り軸承式自動調心ベ
アリングであり、この滑り軸承式自動調心ベアリングの
構造は前記各傾斜軸部は機械的強度と摩擦係数の少ない
エンジニアリングプラスチックよりなり、その傾斜軸部
の長さの中央部には円周方向にベアリングボール支持溝
が刻設してあり、この支持溝には鋼、不錆鋼、セラミッ
クのうちの一種よりなるベアリングボール群が転動自在
に装備してあり、前記揉ローラのボス部内周面は前記ベ
アリングボール群と丁度転動接触する内径としてあり、
かつ、揉ローラの前記円周面部は内径全長等径の弗素樹
脂スリーブが嵌合して形成してあり、前記スリーブと傾
斜軸部間には若干の間隙が形成してあり、前記揉ローラ
はボス部の端部が傾斜軸部と接触するまでの角度傾動自
動調心自在に装備してあることを特徴とするマッサージ
装置。 - 【請求項2】前記ベアリングボール群は、凡用エンジニ
アリングプラスチックよりなる二つ割保持器とそれぞれ
嵌合させてあることを特徴とする請求項1記載のマッサ
ージ装置。 - 【請求項3】前記偏芯軸部の離心寸法は12mm乃至2
0mmとしてあり、傾斜軸部の傾斜角はクランク軸線に
対し、10°乃至20°としてあることを特徴とする請
求項1記載のマッサージ装置。 - 【請求項4】前記揉ロールの外周面は、低発砲合成樹脂
タイヤが一体成形したものであることを特徴とする請求
項1記載のマッサージ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3688591U JP2542427Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | マッサージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3688591U JP2542427Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | マッサージ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124147U JPH04124147U (ja) | 1992-11-11 |
JP2542427Y2 true JP2542427Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31918758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3688591U Expired - Lifetime JP2542427Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | マッサージ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542427Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160000183U (ko) * | 2015-12-31 | 2016-01-18 | 한지흠 | 펄스모양 회전축을 구비한 중풍 손 물리치료 기구 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101812201B1 (ko) * | 2016-12-13 | 2018-01-25 | 임상만 | 척추 근육 강화장치 |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP3688591U patent/JP2542427Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160000183U (ko) * | 2015-12-31 | 2016-01-18 | 한지흠 | 펄스모양 회전축을 구비한 중풍 손 물리치료 기구 |
KR200480523Y1 (ko) | 2015-12-31 | 2016-06-29 | 한지흠 | 펄스모양 회전축을 구비한 중풍 손 물리치료 기구 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124147U (ja) | 1992-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1000600A1 (en) | Roller massage mechanism and massage device incorporating the mechanism | |
JP2542427Y2 (ja) | マッサージ装置 | |
JP2717777B2 (ja) | ローラマッサージ機 | |
JP3032559B2 (ja) | マッサージ機 | |
JPS5935217Y2 (ja) | マツサ−ジ機 | |
CN113662829B (zh) | 一种腿部按摩机构 | |
KR950007529Y1 (ko) | 전동식 로울러 마사지기 | |
KR100522365B1 (ko) | 전동 롤러안마기 | |
CN220899109U (zh) | 一种多维度旋转按摩头装置 | |
JPS5922534B2 (ja) | マツサ−ジ機 | |
CN212395385U (zh) | 调节式足底按摩装置 | |
JP3857854B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP2000217879A (ja) | マッサージ機 | |
JP2717775B2 (ja) | ローラマッサージ機 | |
JPH0627145Y2 (ja) | マッサージ装置 | |
JPH0730025Y2 (ja) | マッサ−ジ装置 | |
JP2717776B2 (ja) | ローラマッサージ機 | |
JPH03297467A (ja) | マッサージ機 | |
JPH03268757A (ja) | マッサージ機 | |
JP3515450B2 (ja) | マッサージ機 | |
CN111773076A (zh) | 调节式足底按摩装置 | |
JPS5920252Y2 (ja) | マツサ−ジ機 | |
JP3663069B2 (ja) | マッサージ機 | |
JPH0228909Y2 (ja) | ||
JPH0731648A (ja) | マッサージ機 |