JP2542405B2 - プレファブ式トイレの組立方法 - Google Patents
プレファブ式トイレの組立方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はビルジングの屋内にプレファブ方式により設
けられるトイレの組立方法に関する。
けられるトイレの組立方法に関する。
(従来の技術) プレファブ方式、つまり、予め工場等で製作しておい
たパネル物やユニット類を現場に搬入し組立てる仕方で
ビルジング屋内にトイレを設ける場合、一般には、床躯
体上に新たに部屋構造体を構築して所望のトイレスペー
スを画成し、こゝに、配管ユニットや衛生機器等所要の
トイレ設備を施すようにしている。そして、部屋構造体
は、壁パネルを建並べて形成された側壁と、天井パネル
を張込んだ形の天井とを備えてなり、通常、この天井を
全体的に保持すると共に側壁上縁部を支持補強する為の
部材としてトイレスペースの平面視形状に組廻された天
井枠が設けられている。
たパネル物やユニット類を現場に搬入し組立てる仕方で
ビルジング屋内にトイレを設ける場合、一般には、床躯
体上に新たに部屋構造体を構築して所望のトイレスペー
スを画成し、こゝに、配管ユニットや衛生機器等所要の
トイレ設備を施すようにしている。そして、部屋構造体
は、壁パネルを建並べて形成された側壁と、天井パネル
を張込んだ形の天井とを備えてなり、通常、この天井を
全体的に保持すると共に側壁上縁部を支持補強する為の
部材としてトイレスペースの平面視形状に組廻された天
井枠が設けられている。
斯かる構成のプレファブ式トイレを組立てる際、従来
は、先ず、壁パネルを建並べて側壁を形成し、その後又
はこれと平行する形で、天井枠を組廻すようにしてい
た。
は、先ず、壁パネルを建並べて側壁を形成し、その後又
はこれと平行する形で、天井枠を組廻すようにしてい
た。
(発明が解決しようとする問題点) この為、天井枠を組上げるまで、壁パネルを一旦連在
自立せしめておかざるを得ず、机上にトランプを立て廻
すのと同じ理屈で、重力に逆らう関係上、安定性に欠
け、たとえ、基礎ランナーを通してパネル下部を固定し
或いは部屋角隅から建付作業を開始してパネル同士のも
たれ合いを利用したとしても、平壁部の差渡し寸法が長
くなれば対処に苦労すること変りなく、しかも、各壁パ
ネル毎に基準線との間合いを見定めてアライメントの確
認を行なう必要が有り、こうした点、施工に熟練を要
し、汎用性に欠けるばかりか、工期の長期化やコストア
ップの一因ともなっていた。
自立せしめておかざるを得ず、机上にトランプを立て廻
すのと同じ理屈で、重力に逆らう関係上、安定性に欠
け、たとえ、基礎ランナーを通してパネル下部を固定し
或いは部屋角隅から建付作業を開始してパネル同士のも
たれ合いを利用したとしても、平壁部の差渡し寸法が長
くなれば対処に苦労すること変りなく、しかも、各壁パ
ネル毎に基準線との間合いを見定めてアライメントの確
認を行なう必要が有り、こうした点、施工に熟練を要
し、汎用性に欠けるばかりか、工期の長期化やコストア
ップの一因ともなっていた。
本発明は斯かる従来のプレファブ式トイレの組立方法
における問題点を有効に解決すべく為されたもので、そ
の目的とする処は、重力に逆らうのではなく寧ろこれを
味方とし、以って、壁パネルの建廻しのみかアライメン
ト取りも極めて容易なプレファブ式トイレの組立方法を
提供するにある。
における問題点を有効に解決すべく為されたもので、そ
の目的とする処は、重力に逆らうのではなく寧ろこれを
味方とし、以って、壁パネルの建廻しのみかアライメン
ト取りも極めて容易なプレファブ式トイレの組立方法を
提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本発明は、先ず、躯体の天井
側から天井枠を吊設し、その後、この天井枠に壁パネル
を掛け垂らして並べ廻すことにより側壁を形成するよう
にした。
側から天井枠を吊設し、その後、この天井枠に壁パネル
を掛け垂らして並べ廻すことにより側壁を形成するよう
にした。
(作用) 上記手段によれば、壁パネルは、重力の法則に従い、
自から進んで鉛直姿勢を取り、しかも、天井枠がトイレ
スペースの平面視形状になっていることから、これに掛
け垂らしていくだけで、黙っていても、アライメントが
確保される。
自から進んで鉛直姿勢を取り、しかも、天井枠がトイレ
スペースの平面視形状になっていることから、これに掛
け垂らしていくだけで、黙っていても、アライメントが
確保される。
(実施例) 以下、本発明の実施例に付き、添付図面に基いて詳細
な説明を行なう。
な説明を行なう。
先ず、第3図を参照して、本実施例が適用されるプレ
ファブ式トイレの全体構成に付き説明しておく。
ファブ式トイレの全体構成に付き説明しておく。
第3図はビルジングの屋内に設けられたトイレの一部
破断概略斜視図である。
破断概略斜視図である。
図中、Tはトイレの全体を表し、トイレTは、防水施
工が施された床躯体Fb上に適宜な形状の部屋構造体R
(本実施例では説明の便宜上直方体とするがこれに限る
ものではない)を構築して所要のトイレスペースSを囲
繞画成し、その中に間仕切壁やブース等を立てゝスペー
スSを適宜なサブスペースに仕切ると共に、大小便器や
洗面器等所要の衛生機器Esが付設された配管ユニットUt
や管路連絡用配管ユニットを設置し、更に照明や換気設
備等を設けた構成になっている。
工が施された床躯体Fb上に適宜な形状の部屋構造体R
(本実施例では説明の便宜上直方体とするがこれに限る
ものではない)を構築して所要のトイレスペースSを囲
繞画成し、その中に間仕切壁やブース等を立てゝスペー
スSを適宜なサブスペースに仕切ると共に、大小便器や
洗面器等所要の衛生機器Esが付設された配管ユニットUt
や管路連絡用配管ユニットを設置し、更に照明や換気設
備等を設けた構成になっている。
部屋構造体Rは、これを部屋画成体として見るとき、
トイレスペースSを側方から囲繞画成する周壁1と上方
から画成する天井2から成り、周壁1は平壁パネルやド
アDr付壁パネル等適宜な壁パネルPw…を建並ベジョイン
トして形成され、天井2は天井パネルPc…を張り込み適
宜箇所に天井点検口を設けて構成される。
トイレスペースSを側方から囲繞画成する周壁1と上方
から画成する天井2から成り、周壁1は平壁パネルやド
アDr付壁パネル等適宜な壁パネルPw…を建並ベジョイン
トして形成され、天井2は天井パネルPc…を張り込み適
宜箇所に天井点検口を設けて構成される。
各壁パネルPwは、パネル下地部としての補強枠3と、
その室内S側若しくは内外双方側に着設された芯材とし
ての壁装下地板4と、これを壁装する例えば室内側であ
れば磁器質のタイルその他また室外側であれば合成樹脂
やクロス等の壁面仕上材5から成り、補強枠3は、左右
の縦框3aと上框3b及び下框3c間に縦横に組子を交わした
構成を有している。
その室内S側若しくは内外双方側に着設された芯材とし
ての壁装下地板4と、これを壁装する例えば室内側であ
れば磁器質のタイルその他また室外側であれば合成樹脂
やクロス等の壁面仕上材5から成り、補強枠3は、左右
の縦框3aと上框3b及び下框3c間に縦横に組子を交わした
構成を有している。
尚、隣合う壁パネルPw,Pw間のジョイントは、各補強
枠3,3の縦框3a,3a同士を連結して行ない、周壁1の出隅
・入隅や間仕切壁との交差部等の場合、対応する縦框3
a,3a間に山形の連結材を介在させる。
枠3,3の縦框3a,3a同士を連結して行ない、周壁1の出隅
・入隅や間仕切壁との交差部等の場合、対応する縦框3
a,3a間に山形の連結材を介在させる。
一方、部屋構造体Rは、これを構造的に捉えるとき、
各壁パネルPw…の補強枠3やその間の連結材から成る周
壁下地としての側壁枠6と、その下縁部(即ち、各下框
3cと縦框3a及び連結材の下端部)を適宜間隔で床Fb側か
ら一体的に支承する支脚7…と、躯体側の天井Cbから適
宜本数のワイヤケーブル8…で所定位置に吊下され天井
パネルPc…を吊設保持若しくは一体的に支持する天井補
強材としての天井枠9とから成る。
各壁パネルPw…の補強枠3やその間の連結材から成る周
壁下地としての側壁枠6と、その下縁部(即ち、各下框
3cと縦框3a及び連結材の下端部)を適宜間隔で床Fb側か
ら一体的に支承する支脚7…と、躯体側の天井Cbから適
宜本数のワイヤケーブル8…で所定位置に吊下され天井
パネルPc…を吊設保持若しくは一体的に支持する天井補
強材としての天井枠9とから成る。
ケーブル8は、本実施例では高張鋼その他適宜材質の
芯線を被覆保護して形成するが、これに代え、形鋼等を
天井Cbより垂設して使用することは差支えない。また、
天井枠9は、側壁枠6上縁部(即ち、各上框3bと縦框3a
及び連結材の上端部)沿いに組廻し係着されこれと一体
的に支承し合う天井つなぎ材としての囲枠10と、その各
辺間に架設・螺着された横梁11…、火打梁、捨て張り等
の補強材とで構成される。
芯線を被覆保護して形成するが、これに代え、形鋼等を
天井Cbより垂設して使用することは差支えない。また、
天井枠9は、側壁枠6上縁部(即ち、各上框3bと縦框3a
及び連結材の上端部)沿いに組廻し係着されこれと一体
的に支承し合う天井つなぎ材としての囲枠10と、その各
辺間に架設・螺着された横梁11…、火打梁、捨て張り等
の補強材とで構成される。
こゝで、第1図及び第2図を併せ参照しつゝ、上記ト
イレTの組立方法を説明する。
イレTの組立方法を説明する。
第1図及び第2図はトイレの組立手順を示す施工図で
ある。
ある。
トイレTの組立に際しては、先ず、予め工場等で製作
用意されていた壁パネルPw、天井パネルPc及び枠材と、
衛生機器Esや配管ユニットUtその他の所謂内装設備品
(以降、総称的にはItで表す)、それに施工上必要とさ
れる資材等を現場に搬入する。
用意されていた壁パネルPw、天井パネルPc及び枠材と、
衛生機器Esや配管ユニットUtその他の所謂内装設備品
(以降、総称的にはItで表す)、それに施工上必要とさ
れる資材等を現場に搬入する。
次いで、第1図に示すように、天井囲枠10をトイレス
ペースSの平面視形状に合せて組廻し、更に横梁11…等
の補強材を止着し、天井パネル一体方式の場合であれば
こゝで天井パネルPc…も地組みして、天井枠9を組上
げ、囲枠10の各コーナー部10a〜10dを含む適宜箇所にラ
グ10e…を設けてケーブル8…の下端を係着し、上端は
引揚用ワイヤロープ12…の一端に結び付ける。
ペースSの平面視形状に合せて組廻し、更に横梁11…等
の補強材を止着し、天井パネル一体方式の場合であれば
こゝで天井パネルPc…も地組みして、天井枠9を組上
げ、囲枠10の各コーナー部10a〜10dを含む適宜箇所にラ
グ10e…を設けてケーブル8…の下端を係着し、上端は
引揚用ワイヤロープ12…の一端に結び付ける。
そして、躯体側の天井Cbに打設若しくは造り付けてお
いた吊アンカー13…にロープ12…の他端を通してホイス
トワイヤにつなぎ、天井枠9を巻上げ、天井パネル吊設
方式の場合であれば、手頃な高さで一旦停止し、天井パ
ネルPc…を吊設した後改めて引揚げ、側壁垂設時の張り
分を見込んだ所定レベルで水平に保持する。
いた吊アンカー13…にロープ12…の他端を通してホイス
トワイヤにつなぎ、天井枠9を巻上げ、天井パネル吊設
方式の場合であれば、手頃な高さで一旦停止し、天井パ
ネルPc…を吊設した後改めて引揚げ、側壁垂設時の張り
分を見込んだ所定レベルで水平に保持する。
次いで、第2図に示すように、天井枠9の囲枠10に前
後左右から、出来るだけ等分に、壁パネルPw…を掛け垂
らし、ジョイントしつゝ吊り巡らし、山形連結材も入れ
て周壁1を形成する。この点、スペース面での余裕があ
れば、前記第1図の引揚作業の途中で壁パネルPw…の上
縁部を囲枠10に枢着しておき、所定位置に引揚げて第2
図の鉛直姿勢を取らせた後、ジョイントするようにして
も良い。
後左右から、出来るだけ等分に、壁パネルPw…を掛け垂
らし、ジョイントしつゝ吊り巡らし、山形連結材も入れ
て周壁1を形成する。この点、スペース面での余裕があ
れば、前記第1図の引揚作業の途中で壁パネルPw…の上
縁部を囲枠10に枢着しておき、所定位置に引揚げて第2
図の鉛直姿勢を取らせた後、ジョイントするようにして
も良い。
その後、ワイヤロープ12…を少し引いた状態で、第3
図に示す支脚7…をはかせ、ホイストを戻しながら周壁
1の高さ調節等所要の位置決め調整を行ない、ロープ12
…を一旦多少緩めて、天井枠9と側壁を確実に固着し、
再度張り気味に引いて、ワイヤケーブル8…の上端金具
を吊りアンカー13…に係止し、荷重按分の確認後、ロー
プ12…を外す。この点、ロープ12…を緩めた時点で、ケ
ーブル8…の下端を天井枠9から外し、ホイスト系統全
体を撤去するトイレ構成を採用することは一向に差支え
ない。
図に示す支脚7…をはかせ、ホイストを戻しながら周壁
1の高さ調節等所要の位置決め調整を行ない、ロープ12
…を一旦多少緩めて、天井枠9と側壁を確実に固着し、
再度張り気味に引いて、ワイヤケーブル8…の上端金具
を吊りアンカー13…に係止し、荷重按分の確認後、ロー
プ12…を外す。この点、ロープ12…を緩めた時点で、ケ
ーブル8…の下端を天井枠9から外し、ホイスト系統全
体を撤去するトイレ構成を採用することは一向に差支え
ない。
以って、トイレスペースSに所要の内装設備品Itを設
置し、納まりや取合を確認してトイレTの組立作業を完
了する。
置し、納まりや取合を確認してトイレTの組立作業を完
了する。
上記実施例によれば、天井枠9に壁パネルPwを垂設し
て建付けるようにしている為、壁パネルPwが自から鉛直
姿勢を取り、何も苦労して自立させる必要がない。
て建付けるようにしている為、壁パネルPwが自から鉛直
姿勢を取り、何も苦労して自立させる必要がない。
また、トイレスペースSの平面視形状に組廻された囲
枠10沿いに壁パネルPwを吊り巡らしているので、黙って
いても、自然にアライメント取りが為される。
枠10沿いに壁パネルPwを吊り巡らしているので、黙って
いても、自然にアライメント取りが為される。
しかも、ワイヤケーブル8をロープ12でホイストしな
がら作業を行なう為、高さ調節等の位置決め調整が用意
である。
がら作業を行なう為、高さ調節等の位置決め調整が用意
である。
尚、本実施例では、説明の便宜上、吊りアンカー13を
用いて天井枠9を吊設しているが、躯体天井Cbとの間に
適宜な架構を組み、或いは、梁材を架設し、これに吊り
金具や滑車を取付けて天井枠の吊設に利用するようにし
ても良い。
用いて天井枠9を吊設しているが、躯体天井Cbとの間に
適宜な架構を組み、或いは、梁材を架設し、これに吊り
金具や滑車を取付けて天井枠の吊設に利用するようにし
ても良い。
ところで、プレファブ式トイレの組立に際し、これと
同時に、トイレ側の天井と躯体側天井との間に天井ダク
トを引廻すことができれば、何かと都合が良い。
同時に、トイレ側の天井と躯体側天井との間に天井ダク
トを引廻すことができれば、何かと都合が良い。
第4図は斯かる変更実施例に係る天井ダクトの介設状
態を示したもので、上記実施例と同じ部材には同じ参照
番号が付されている。
態を示したもので、上記実施例と同じ部材には同じ参照
番号が付されている。
図中、Dtは天井枠9と躯体天井Cbとの間に介設したダ
クト系統を表し、ダクト系統Dtは、吊りアンカー13から
ワイヤケーブル8aで吊設されたダクトホルダ14に、ダク
ト部材15を、緊締抱持させ、引廻した構成になってお
り、ホルダ14の下面に更なるワイヤケーブル8bを取付
け、これで天井枠9の対応する部分を吊設するようにし
ている。
クト系統を表し、ダクト系統Dtは、吊りアンカー13から
ワイヤケーブル8aで吊設されたダクトホルダ14に、ダク
ト部材15を、緊締抱持させ、引廻した構成になってお
り、ホルダ14の下面に更なるワイヤケーブル8bを取付
け、これで天井枠9の対応する部分を吊設するようにし
ている。
施工に際しては、天井枠9の地組の段階で、その上に
ダクト系統Dtを組み渡し、ホルダ14やケーブル8a,8bも
取付け、ケーブル8aの上端はワイヤワープ16を介して適
宜なホイストワイヤにつなぎ、最初、ダクト側のロープ
16を緩めておいて、他のロープ12だけで天井枠9とダク
ト系統Dtを引揚げ、天井枠9を所定レベルで水平に保持
する段階に至って始めてロープ16を引き、併せ、ダクト
系統Dtの位置決めを行なうようにし、その後は、ロープ
16と12を一緒に上下させる。
ダクト系統Dtを組み渡し、ホルダ14やケーブル8a,8bも
取付け、ケーブル8aの上端はワイヤワープ16を介して適
宜なホイストワイヤにつなぎ、最初、ダクト側のロープ
16を緩めておいて、他のロープ12だけで天井枠9とダク
ト系統Dtを引揚げ、天井枠9を所定レベルで水平に保持
する段階に至って始めてロープ16を引き、併せ、ダクト
系統Dtの位置決めを行なうようにし、その後は、ロープ
16と12を一緒に上下させる。
上記変更例によれば、トイレTの組立と同時にダクト
系統Dtを配設できる。
系統Dtを配設できる。
この点、先にダクト系統Dtを組んで、ケーブル8aとロ
ープ16だけで所定位置に引揚げておき、後からロープ12
で引揚げた天井枠9との間にケーブル8bを取付けるよう
にしても良く、或いは、強度計算が合えば、ダクト系統
Dtの位置決め後、一旦ケーブル8bを取外しても良い。
尚、ケーブル8bに代え適宜なブラケットを用いた構成
や、ケーブル8aを吊棒に代えた構成を採用することは差
支えない。
ープ16だけで所定位置に引揚げておき、後からロープ12
で引揚げた天井枠9との間にケーブル8bを取付けるよう
にしても良く、或いは、強度計算が合えば、ダクト系統
Dtの位置決め後、一旦ケーブル8bを取外しても良い。
尚、ケーブル8bに代え適宜なブラケットを用いた構成
や、ケーブル8aを吊棒に代えた構成を採用することは差
支えない。
また、前記実施例では、壁パネルPwに支脚7を取付け
て側壁1の支承に充てゝいるが、斯かる支承の為の部材
はこれに限ることはなく、例えば床ボーダを兼ねる下枠
部材を採用した構成でも構わない。
て側壁1の支承に充てゝいるが、斯かる支承の為の部材
はこれに限ることはなく、例えば床ボーダを兼ねる下枠
部材を採用した構成でも構わない。
第5図はそうした変更実施例に係るトイレを示したも
ので、前記実施例と同じ部材には同じ参照番号が付され
ている。
ので、前記実施例と同じ部材には同じ参照番号が付され
ている。
図中、T′は変更例に係るプレファブ式トイレを表
し、トイレT′は、部屋構造体R′の周壁1が、その下
縁部と床躯体Fbとの間に介設された幅木付下枠20により
支承されている点で、前記実施例に係るトイレTと異な
っている。
し、トイレT′は、部屋構造体R′の周壁1が、その下
縁部と床躯体Fbとの間に介設された幅木付下枠20により
支承されている点で、前記実施例に係るトイレTと異な
っている。
トイレT′の施工に際しては、前記支脚7を取付ける
代りに、周壁1の下縁部沿いに下枠20の上面側を取付
け、要すれば、床Fb側のアンカーに下面側をセットす
る。
代りに、周壁1の下縁部沿いに下枠20の上面側を取付
け、要すれば、床Fb側のアンカーに下面側をセットす
る。
上記変更例によれば、側壁枠6が上枠としての天井囲
枠10と床ボーダとしての下枠20との間に建付られた構成
のトイレT′を前記実施例と同様な仕方で組立ることが
できる。
枠10と床ボーダとしての下枠20との間に建付られた構成
のトイレT′を前記実施例と同様な仕方で組立ることが
できる。
この点、先に下枠20を床Fb側のアンカーにセットして
おき、その上に、周壁1を天井枠10と共に吊り降すよう
にしても良い。
おき、その上に、周壁1を天井枠10と共に吊り降すよう
にしても良い。
(発明の効果) 以上の説明により明らかな如く、本発明によれば、プ
レファブ式トイレの組立に際し、先ず、躯体の天井側か
ら天井枠を吊設し、その後、この天井枠に壁パネルを掛
け垂らして並べ廻すことにより側壁を形成するようにし
たので、壁パネルが自づと鉛直姿勢を取り、従って、苦
労して自立させる必要がなく、しかも、その際自然にア
ライメントが確保される等、施工が極めて容易となる。
レファブ式トイレの組立に際し、先ず、躯体の天井側か
ら天井枠を吊設し、その後、この天井枠に壁パネルを掛
け垂らして並べ廻すことにより側壁を形成するようにし
たので、壁パネルが自づと鉛直姿勢を取り、従って、苦
労して自立させる必要がなく、しかも、その際自然にア
ライメントが確保される等、施工が極めて容易となる。
図面は本発明の実施例に係る組立方法が適用されたプレ
ファブ式トイレに付いてのもので、第1図及び第2図は
トイレの組立手順を示す施工図、第3図はトイレの一部
破断概略斜視図、第4図は変更実施例に係る天井ダクト
の介設状態を示す要部斜視図、そして第5図は更なる変
更実施例に係るトイレの一部破断概略斜視図である。 尚、図中、1は周壁、2はトイレの天井、3は壁パネル
の補強枠、7は支脚、8はワイヤケーブル、9は天井
枠、15は天井ダクト、20は周壁の下枠、Cbは躯体側の天
井、Fbは床躯体、Itはトイレ内装設備品の総称、Pcは天
井パネル、Pwは壁パネル、Sはトイレスペース、T,T′
はプレファブ式トイレを表している。
ファブ式トイレに付いてのもので、第1図及び第2図は
トイレの組立手順を示す施工図、第3図はトイレの一部
破断概略斜視図、第4図は変更実施例に係る天井ダクト
の介設状態を示す要部斜視図、そして第5図は更なる変
更実施例に係るトイレの一部破断概略斜視図である。 尚、図中、1は周壁、2はトイレの天井、3は壁パネル
の補強枠、7は支脚、8はワイヤケーブル、9は天井
枠、15は天井ダクト、20は周壁の下枠、Cbは躯体側の天
井、Fbは床躯体、Itはトイレ内装設備品の総称、Pcは天
井パネル、Pwは壁パネル、Sはトイレスペース、T,T′
はプレファブ式トイレを表している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝崎 深雪 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶 機器株式会社東京支社内 (72)発明者 西村 国男 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】建物躯体の内部に壁パネルを建並べて形成
され所定のトイレスペースを側方から画成する側壁と、
上記トイレスペースの平面視形状に組廻され上記側壁の
上縁部を支持する天井枠とを備えて成るプレファブ式ト
イレの組立方法において、 前記躯体の天井側から前記天井枠を吊設した後、 前記壁パネルを該天井枠より垂設して建並べることによ
り前記側壁を形成するようにしたことを特徴とするプレ
ファブ式トイレの組立方法。 - 【請求項2】前記壁パネルを前記天井枠より垂設して建
並べる際に、該壁パネルの下端部と前記躯体側の床との
間に脚部材を介設して該壁パネルの位置決め調整を行な
うようにしたことを特徴とする前記特許請求の範囲第1
項に記載のプレファブ式トイレの組立方法。 - 【請求項3】前記壁パネルを前記天井枠より垂設して建
並べる際に、該壁パネルの下縁部と前記躯体側の床との
間に下枠部材を介設して該壁パネルの位置決め調整を行
なうようにしたことを特徴とする前記特許請求の範囲第
1項に記載のプレファブ式トイレの組立方法。 - 【請求項4】前記天井枠を前記躯体の天井側から吊設す
る際に、該躯体の天井側から吊られたダクトを介して上
記天井枠の吊設を行なうようにしたことを特徴とする前
記特許請求の範囲第1項に記載のプレファブ式トイレの
組立方法。 - 【請求項5】前記天井枠を前記躯体の天井から直接吊設
するようにしたことを特徴とする前記特許請求の範囲第
1項に記載のプレファブ式トイレの組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62333501A JP2542405B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | プレファブ式トイレの組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62333501A JP2542405B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | プレファブ式トイレの組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01169058A JPH01169058A (ja) | 1989-07-04 |
JP2542405B2 true JP2542405B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=18266759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP62333501A Expired - Lifetime JP2542405B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | プレファブ式トイレの組立方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2542405B2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP62333501A patent/JP2542405B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH01169058A (ja) | 1989-07-04 |
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