JP2542343Y2 - リクライニング装置付シート構造 - Google Patents
リクライニング装置付シート構造Info
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- JP2542343Y2 JP2542343Y2 JP4022991U JP4022991U JP2542343Y2 JP 2542343 Y2 JP2542343 Y2 JP 2542343Y2 JP 4022991 U JP4022991 U JP 4022991U JP 4022991 U JP4022991 U JP 4022991U JP 2542343 Y2 JP2542343 Y2 JP 2542343Y2
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- JP
- Japan
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- seat
- reduction gear
- reclining device
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、モータの駆動制御に
よって、シートクッションに対するシートバックのリク
ライニング角度を調整可能なリクライニング装置付シー
ト構造に関する。
よって、シートクッションに対するシートバックのリク
ライニング角度を調整可能なリクライニング装置付シー
ト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車等のシートとして、シ
ートバックの傾斜角度(リクライニング角度)を任意に
調整可能なリクライニング装置付シートが提供されてい
る。このようなシートのリクライニング装置は、通常、
シートクッション、シートバック間に介在され、リクラ
イニング装置の作動によって、シートバックをシートク
ッションに対して揺動可能に連結している。
ートバックの傾斜角度(リクライニング角度)を任意に
調整可能なリクライニング装置付シートが提供されてい
る。このようなシートのリクライニング装置は、通常、
シートクッション、シートバック間に介在され、リクラ
イニング装置の作動によって、シートバックをシートク
ッションに対して揺動可能に連結している。
【0003】リクライニング装置として、たとえば、モ
ータに連動して、予めユニット化された回転板をユニッ
トベースに対して回転させるラウンドリクライナーを備
えた構成が知られている。
ータに連動して、予めユニット化された回転板をユニッ
トベースに対して回転させるラウンドリクライナーを備
えた構成が知られている。
【0004】通常、このような構成においては、モータ
の駆動に連動する出力ギヤと、ラウンドリクライナーの
回転板の回転に連動する減速ギヤとの噛合によって、モ
ータ、ラウンドリクライナー間が連動可能に連結されて
いる。そして、たとえば、減速ギヤ、モータは、シート
バックフレームの内方サイドに配設され、シートバック
フレームの挿通孔等を介して、減速ギヤがラウンドリク
ライナーに連結されている。
の駆動に連動する出力ギヤと、ラウンドリクライナーの
回転板の回転に連動する減速ギヤとの噛合によって、モ
ータ、ラウンドリクライナー間が連動可能に連結されて
いる。そして、たとえば、減速ギヤ、モータは、シート
バックフレームの内方サイドに配設され、シートバック
フレームの挿通孔等を介して、減速ギヤがラウンドリク
ライナーに連結されている。
【0005】このような構成では、モータの駆動に伴う
出力ギヤの回転が、減速ギヤによって減速されてラウン
ドリクライナーに伝達され、モータの駆動のもとでの、
ユニットベースに対する回転板の回転に伴って、シート
バックがシートクッションに対して揺動される。
出力ギヤの回転が、減速ギヤによって減速されてラウン
ドリクライナーに伝達され、モータの駆動のもとでの、
ユニットベースに対する回転板の回転に伴って、シート
バックがシートクッションに対して揺動される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、通常、シー
トバックは、着座者に弾性を与えるシートパッドを内部
に有して形成されるため、シートバックフレームの内方
サイドの減速ギヤは、シートパッドに隣接した位置に配
設される。つまり、減速ギヤがシートパッドに接触可能
な状態に露出していると、たとえば、出力ギヤ、減速ギ
ヤ間等にシートパッドを巻き込み、減速ギヤ、つまりは
ラウンドリクライナーに作動不良を生じさせる虞れがあ
る。
トバックは、着座者に弾性を与えるシートパッドを内部
に有して形成されるため、シートバックフレームの内方
サイドの減速ギヤは、シートパッドに隣接した位置に配
設される。つまり、減速ギヤがシートパッドに接触可能
な状態に露出していると、たとえば、出力ギヤ、減速ギ
ヤ間等にシートパッドを巻き込み、減速ギヤ、つまりは
ラウンドリクライナーに作動不良を生じさせる虞れがあ
る。
【0007】そこで、公知のリクライニング装置付シー
ト構造においては、減速ギヤとシートパッドとを隔離す
る専用のカバー部材が設けられ、カバー部材によって、
出力ギヤ、減速ギヤ間等へのシートパッドの巻き込みを
防止している。
ト構造においては、減速ギヤとシートパッドとを隔離す
る専用のカバー部材が設けられ、カバー部材によって、
出力ギヤ、減速ギヤ間等へのシートパッドの巻き込みを
防止している。
【0008】しかしながら、このような構成において
は、専用カバー部材の追加によって部品点数が増加する
ため、作業工程数が増加し、作業が煩雑化する。そのた
め、作業性が低下するとともに、生産コストの増加は避
けられない。
は、専用カバー部材の追加によって部品点数が増加する
ため、作業工程数が増加し、作業が煩雑化する。そのた
め、作業性が低下するとともに、生産コストの増加は避
けられない。
【0009】この考案は、部品点数を削減し、作業性の
改善をはかるリクライニング装置付シート構造の提供を
目的としている。
改善をはかるリクライニング装置付シート構造の提供を
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この考案によれば、シートバックフレームの周縁の
フランジが、シートバックの内方サイドに配設された減
速ギヤを覆う長さに、少なくとも部分的に延長して形成
されている。
に、この考案によれば、シートバックフレームの周縁の
フランジが、シートバックの内方サイドに配設された減
速ギヤを覆う長さに、少なくとも部分的に延長して形成
されている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの考案の実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0012】図1、図2に示すように、この考案に係る
リクライニング装置付シート構造10において、リクライ
ニング装置12は、ラウンドリクライナー14を有して構成
されている。
リクライニング装置付シート構造10において、リクライ
ニング装置12は、ラウンドリクライナー14を有して構成
されている。
【0013】ラウンドリクライナー14は、たとえば、ユ
ニットベース16と、支持リング18によってユニットベー
スに対して回転可能に取付けられた回転板20とを備えて
予めユニット化されている。そして、ラウンドリクライ
ナー14は、内蔵されたギヤ(図示しない)の回転によっ
て、回転板20がユニットベース16に対して回転可能に形
成されている。
ニットベース16と、支持リング18によってユニットベー
スに対して回転可能に取付けられた回転板20とを備えて
予めユニット化されている。そして、ラウンドリクライ
ナー14は、内蔵されたギヤ(図示しない)の回転によっ
て、回転板20がユニットベース16に対して回転可能に形
成されている。
【0014】なお、ラウンドリクライナー14の構成自体
は公知であり、その構成はこの考案の趣旨でないため、
詳細に説明しない。
は公知であり、その構成はこの考案の趣旨でないため、
詳細に説明しない。
【0015】ここで、図1に示すように、ラウンドリク
ライナーのユニットベース16、回転板20は、たとえば、
相反する方向に突出した一連の突起22,23 をそれぞれ持
ち、各サイドの突起は、それぞれ複数箇所で等間隔離反
して設けられている(図2参照)。また、ラウンドリク
ライナー14の各サイドの突起22,23 に対応する挿通孔2
6,27 が、シートクッションフレーム、たとえば、シー
トクッションフレームのサイドに固着されるベースプレ
ート30、および、シートバックフレーム、たとえば、シ
ートバックフレームのサイドフレーム32にそれぞれ設け
られている。
ライナーのユニットベース16、回転板20は、たとえば、
相反する方向に突出した一連の突起22,23 をそれぞれ持
ち、各サイドの突起は、それぞれ複数箇所で等間隔離反
して設けられている(図2参照)。また、ラウンドリク
ライナー14の各サイドの突起22,23 に対応する挿通孔2
6,27 が、シートクッションフレーム、たとえば、シー
トクッションフレームのサイドに固着されるベースプレ
ート30、および、シートバックフレーム、たとえば、シ
ートバックフレームのサイドフレーム32にそれぞれ設け
られている。
【0016】そして、ベースプレート(シートクッショ
ンフレーム)30、サイドフレーム(シートバックフレー
ム)32の挿通孔26,27 への、対応する突起22,23 のそれ
ぞれの挿通、固着によって、ラウンドリクライナー14
が、ベースプレート、サイドフレーム間、つまりはシー
トクッション、シートバック間に介在、固定されてい
る。ベースプレート30、サイドフレーム32へのラウンド
リクライナー14の固着は、通常、溶接やリベット止め等
によって行なわれている。
ンフレーム)30、サイドフレーム(シートバックフレー
ム)32の挿通孔26,27 への、対応する突起22,23 のそれ
ぞれの挿通、固着によって、ラウンドリクライナー14
が、ベースプレート、サイドフレーム間、つまりはシー
トクッション、シートバック間に介在、固定されてい
る。ベースプレート30、サイドフレーム32へのラウンド
リクライナー14の固着は、通常、溶接やリベット止め等
によって行なわれている。
【0017】このような構成では、ラウンドリクライナ
ー14のユニットベース16に対する回転板20の回転に伴っ
て、サイドフレーム32がベースプレート30に対して前後
方向に揺動される。つまり、シートクッションに対する
シートバックの傾斜角度(リクライニング角度)が、ラ
ウンドリクライナー14の作動によって変動、調整され
る。
ー14のユニットベース16に対する回転板20の回転に伴っ
て、サイドフレーム32がベースプレート30に対して前後
方向に揺動される。つまり、シートクッションに対する
シートバックの傾斜角度(リクライニング角度)が、ラ
ウンドリクライナー14の作動によって変動、調整され
る。
【0018】そして、図1に示すように、このようなリ
クライニング装置12は、モータMを備え、モータの駆動
制御のもとで、ラウンドリクライナーの回転板20をユニ
ットベース16に対して回転可能に構成されている。
クライニング装置12は、モータMを備え、モータの駆動
制御のもとで、ラウンドリクライナーの回転板20をユニ
ットベース16に対して回転可能に構成されている。
【0019】モータMとして、通常、DCギヤードモー
タが利用でき、モータは、自動車等のバッテリー(図示
しない)からの供給電圧のもとで駆動される。
タが利用でき、モータは、自動車等のバッテリー(図示
しない)からの供給電圧のもとで駆動される。
【0020】図1を見るとわかるように、モータMは、
たとえば、サイドフレーム32の内方サイド(図中右方)
に配設され、ブラケット34を介して、サイドフレームに
固定されている。そして、モータMは、たとえば、サイ
ドフレーム32の内方サイドで回転可能に支持された減速
ギヤ36を介して、ラウンドリクライナー14に連動可能に
連結されている。
たとえば、サイドフレーム32の内方サイド(図中右方)
に配設され、ブラケット34を介して、サイドフレームに
固定されている。そして、モータMは、たとえば、サイ
ドフレーム32の内方サイドで回転可能に支持された減速
ギヤ36を介して、ラウンドリクライナー14に連動可能に
連結されている。
【0021】減速ギヤ36は、図1、図2に示すように、
たとえば、モータMの出力軸38に取付けられた出力ギヤ
40に噛合して配設され、ベースプレート30、サイドフレ
ーム32の挿通孔42,43 を介して延出された一体的なシャ
フト46によって、ラウンドリクライナー14に連結されて
いる。
たとえば、モータMの出力軸38に取付けられた出力ギヤ
40に噛合して配設され、ベースプレート30、サイドフレ
ーム32の挿通孔42,43 を介して延出された一体的なシャ
フト46によって、ラウンドリクライナー14に連結されて
いる。
【0022】ここで、減速ギヤ36のラウンドリクライナ
ーサイドのシャフト46およびラウンドリクライナー14の
軸受48を、たとえば、非円形の対応する回り止め形状と
するとよい(図2参照)。このような構成では、シャフ
ト46の回転、つまりは減速ギヤ36の回転に伴って、ラウ
ンドリクライナーの回転板20が、軸受48を一体的に有す
る内蔵のギヤを介して回転されるため、減速ギヤの回転
が回転板に確実に伝達される。
ーサイドのシャフト46およびラウンドリクライナー14の
軸受48を、たとえば、非円形の対応する回り止め形状と
するとよい(図2参照)。このような構成では、シャフ
ト46の回転、つまりは減速ギヤ36の回転に伴って、ラウ
ンドリクライナーの回転板20が、軸受48を一体的に有す
る内蔵のギヤを介して回転されるため、減速ギヤの回転
が回転板に確実に伝達される。
【0023】ところで、このようなベースプレート30、
サイドフレーム32は、通常、周縁にフランジ50,52 をそ
れぞれ有して形成されている。そして、この考案のリク
ライニング装置付シート構造10においては、図1、図2
を見るとわかるように、たとえば、サイドフレーム周縁
のフランジ52が、一点鎖線で示すように、減速ギヤ36の
側方で、減速ギヤを覆う程度の長さに、部分的に延長し
て形成されている。
サイドフレーム32は、通常、周縁にフランジ50,52 をそ
れぞれ有して形成されている。そして、この考案のリク
ライニング装置付シート構造10においては、図1、図2
を見るとわかるように、たとえば、サイドフレーム周縁
のフランジ52が、一点鎖線で示すように、減速ギヤ36の
側方で、減速ギヤを覆う程度の長さに、部分的に延長し
て形成されている。
【0024】つまり、図1、図3に示すように、減速ギ
ヤ36、モータの出力ギヤ40等の側方は、延長されたフラ
ンジ52a によって覆われるため、減速ギヤ等がシートバ
ック内で隣接するシートパッド(図示しない)等から確
実に隔離される。そのため、減速ギヤ36、出力ギヤ40間
へのシートパッド等の巻き込みが阻止でき、巻き込みに
起因する減速ギヤの作動不良、つまりは、リクライニン
グ装置12の作動不良が確実に防止できる。
ヤ36、モータの出力ギヤ40等の側方は、延長されたフラ
ンジ52a によって覆われるため、減速ギヤ等がシートバ
ック内で隣接するシートパッド(図示しない)等から確
実に隔離される。そのため、減速ギヤ36、出力ギヤ40間
へのシートパッド等の巻き込みが阻止でき、巻き込みに
起因する減速ギヤの作動不良、つまりは、リクライニン
グ装置12の作動不良が確実に防止できる。
【0025】また、シートパッドの巻き込みに伴うモー
タMの拘束が防止できるため、巻き込みに起因するモー
タの過熱、破損等が十分に防止できる。
タMの拘束が防止できるため、巻き込みに起因するモー
タの過熱、破損等が十分に防止できる。
【0026】そして、たとえば、部分的に延長したサイ
ドフレームのフランジ52a によって、シートパッド、減
速ギヤ36間等が隔離されるため、専用のカバー部材を設
ける必要がない。そのため、部品点数の削減、つまりは
作業工程数が減少でき、作業の容易化により、作業性が
改善されるとともに、生産コストの低減がはかられる。
ドフレームのフランジ52a によって、シートパッド、減
速ギヤ36間等が隔離されるため、専用のカバー部材を設
ける必要がない。そのため、部品点数の削減、つまりは
作業工程数が減少でき、作業の容易化により、作業性が
改善されるとともに、生産コストの低減がはかられる。
【0027】ここで、図1を見るとよくわかるように、
サイドフレーム32は、たとえば、ラウンドリクライナー
サイドに突出したビード54をラウンドリクライナーの回
りに部分的に有して形成されているが、図示の構成に限
定されず、ビードを省略してもよい。しかしながら、サ
イドフレーム32にビード54を設ける構成とすれば、ビー
ドによって、サイドフレームの強度が更に補強されるた
め、剛性の高いサイドフレームが容易に得られる。
サイドフレーム32は、たとえば、ラウンドリクライナー
サイドに突出したビード54をラウンドリクライナーの回
りに部分的に有して形成されているが、図示の構成に限
定されず、ビードを省略してもよい。しかしながら、サ
イドフレーム32にビード54を設ける構成とすれば、ビー
ドによって、サイドフレームの強度が更に補強されるた
め、剛性の高いサイドフレームが容易に得られる。
【0028】また、ビード54は、ラウンドリクライナー
14の回りに設けられるため、ビードに沿って、ラウンド
リクライナーを配置すればよい。そのため、ラウンドリ
クライナー14の位置決めが容易に行なえ、この点から
も、作業性の向上がはかられる。
14の回りに設けられるため、ビードに沿って、ラウンド
リクライナーを配置すればよい。そのため、ラウンドリ
クライナー14の位置決めが容易に行なえ、この点から
も、作業性の向上がはかられる。
【0029】なお、サイドフレームのフランジ52a は、
シートパッド、減速ギヤ36間を隔離すれば足りるため、
図示の形状、つまり、図示の長さ、範囲等に限定されな
い。
シートパッド、減速ギヤ36間を隔離すれば足りるため、
図示の形状、つまり、図示の長さ、範囲等に限定されな
い。
【0030】また、実施例においては、サイドフレーム
32がベースプレート30の内方サイドに配設され、サイド
フレームに減速ギヤ36、モータMを配設する構成として
具体化している。しかし、これに限定されず、たとえ
ば、ベースプレート30をサイドフレーム32の内方に配設
し、減速ギヤ36、モータMをベースプレートサイドに配
設する構成としてもよい。この場合、ベースプレート30
のフランジ50が、減速ギヤ36を覆う程度の長さに部分的
に延長して形成される。
32がベースプレート30の内方サイドに配設され、サイド
フレームに減速ギヤ36、モータMを配設する構成として
具体化している。しかし、これに限定されず、たとえ
ば、ベースプレート30をサイドフレーム32の内方に配設
し、減速ギヤ36、モータMをベースプレートサイドに配
設する構成としてもよい。この場合、ベースプレート30
のフランジ50が、減速ギヤ36を覆う程度の長さに部分的
に延長して形成される。
【0031】そして、実施例においては、シートクッシ
ョンフレーム、シートバックフレームの一部分をそれぞ
れ形成するベースプレート30、サイドフレーム32間にラ
ウンドリクライナー14が介在された構成を具体化してい
る。しかし、ベースプレート30、サイドフレーム32に変
えて、シートクッションフレーム、シートバックフレー
ム間にラウンドリクライナー14を直接的に介在し、シー
トクッションフレーム、シートバックフレームのフラン
ジを部分的に延長する構成としてもよい。
ョンフレーム、シートバックフレームの一部分をそれぞ
れ形成するベースプレート30、サイドフレーム32間にラ
ウンドリクライナー14が介在された構成を具体化してい
る。しかし、ベースプレート30、サイドフレーム32に変
えて、シートクッションフレーム、シートバックフレー
ム間にラウンドリクライナー14を直接的に介在し、シー
トクッションフレーム、シートバックフレームのフラン
ジを部分的に延長する構成としてもよい。
【0032】なお、実施例においては、自動車等のリク
ライニング装置付シートのフレーム構造として具体化し
ているが、これに限定されず、たとえば、電車、飛行
機、船舶等のシートにも、この考案が応用できる。
ライニング装置付シートのフレーム構造として具体化し
ているが、これに限定されず、たとえば、電車、飛行
機、船舶等のシートにも、この考案が応用できる。
【0033】上述した実施例は、この考案を説明するた
めのものであり、この考案を何等限定するものでなく、
この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの考案に包含されることはいうまでもない。
めのものであり、この考案を何等限定するものでなく、
この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの考案に包含されることはいうまでもない。
【0034】
【考案の効果】上記のように、この考案に係るリクライ
ニング装置付シート構造によれば、減速ギヤが、部分的
に延長して形成されたシートバックフレーム周縁または
シートクッションフレーム周縁のフランジによって覆わ
れている。
ニング装置付シート構造によれば、減速ギヤが、部分的
に延長して形成されたシートバックフレーム周縁または
シートクッションフレーム周縁のフランジによって覆わ
れている。
【0035】そのため、シートバック内またはシートク
ッション内において、減速ギヤ、シートパッド間が隔離
され、減速ギヤ、出力ギヤ間等へのシートパッド等の巻
き込みが阻止できる。従って、巻き込みに起因する減速
ギヤの作動不良、つまりは、リクライニング装置の作動
不良が確実に防止される。
ッション内において、減速ギヤ、シートパッド間が隔離
され、減速ギヤ、出力ギヤ間等へのシートパッド等の巻
き込みが阻止できる。従って、巻き込みに起因する減速
ギヤの作動不良、つまりは、リクライニング装置の作動
不良が確実に防止される。
【0036】そして、少なくとも部分的に延長して形成
したフランジによって、シートパッド、減速ギヤ間が隔
離されるため、専用のカバー部材を設ける必要がない。
そのため、部品点数の削減、つまりは作業工程数が減少
でき、作業の容易化により、作業性が改善されるととも
に、生産コストの低減がはかられる。
したフランジによって、シートパッド、減速ギヤ間が隔
離されるため、専用のカバー部材を設ける必要がない。
そのため、部品点数の削減、つまりは作業工程数が減少
でき、作業の容易化により、作業性が改善されるととも
に、生産コストの低減がはかられる。
【0037】また、ラウンドリクライナーサイドに突出
したビードを、シートクッションフレーム、シートバッ
クフレームの少なくとも一方に部分的に設ける構成で
は、ビードによって、サイドフレームの強度が更に補強
されるため、剛性の高いサイドフレームが容易に得られ
る。
したビードを、シートクッションフレーム、シートバッ
クフレームの少なくとも一方に部分的に設ける構成で
は、ビードによって、サイドフレームの強度が更に補強
されるため、剛性の高いサイドフレームが容易に得られ
る。
【0038】そして、ラウンドリクライナーサイドに突
出したビードを利用し、ビードに沿って、ラウンドリク
ライナーを配置すればよいため、ラウンドリクライナー
の位置決めが容易に行なえ、この点からも、作業性の向
上がはかられる。
出したビードを利用し、ビードに沿って、ラウンドリク
ライナーを配置すればよいため、ラウンドリクライナー
の位置決めが容易に行なえ、この点からも、作業性の向
上がはかられる。
【図1】この考案に係るリクライニング装置付シート構
造の概略縦断面図である。
造の概略縦断面図である。
【図2】リクライニング装置付シート構造の概略分解斜
視図である。
視図である。
【図3】シートバック内方から見た、リクライニング装
置付シート構造の正面図である。
置付シート構造の正面図である。
10 リクライニング装置付シート構造 12 リクライニング装置 14 ラウンドリクライナー 30 ベースプレート(シートクッションフレーム) 32 サイドフレーム(シートバックフレーム) 36 減速ギヤ 42 挿通孔 43 挿通孔 50 フランジ 52 フランジ 54 ビード
Claims (3)
- 【請求項1】 シートクッションフレーム、シートバッ
クフレーム間に介在されたラウンドリクライナーが、減
速ギヤを介してモータに連動可能に連結されたリクライ
ニング装置付シート構造において、減速ギヤが、シート
バックフレームの内方サイドにモータとともに配設さ
れ、シートバックフレームの挿通孔を介して、ラウンド
リクライナーに連結されるとともに、シートバックフレ
ームの周縁のフランジが、減速ギヤを覆う長さに、少な
くとも部分的に延長して形成されたことを特徴とするリ
クライニング装置付シート構造。 - 【請求項2】 シートクッションフレーム、シートバッ
クフレーム間に介在されたラウンドリクライナーが、減
速ギヤを介してモータに連動可能に連結されたリクライ
ニング装置付シート構造において、減速ギヤが、シート
クッションフレームの内方サイドにモータとともに配設
され、シートクッションフレームの挿通孔を介して、ラ
ウンドリクライナーに連結されるとともに、シートクッ
ションフレームの周縁のフランジが、減速ギヤを覆う長
さに、少なくとも部分的に延長して形成されたことを特
徴とするリクライニング装置付シート構造。 - 【請求項3】 ラウンドリクライナーの回りで少なくと
も部分的に形成されたビードが、シートクッションフレ
ーム、シートバックフレームの少なくとも一方で、ラウ
ンドリクライナー方向に突出して設けられた請求項1ま
たは2記載のリクライニング装置付シート構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4022991U JP2542343Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | リクライニング装置付シート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4022991U JP2542343Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | リクライニング装置付シート構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125741U JPH04125741U (ja) | 1992-11-17 |
JP2542343Y2 true JP2542343Y2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=31921335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4022991U Expired - Fee Related JP2542343Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | リクライニング装置付シート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542343Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP4022991U patent/JP2542343Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04125741U (ja) | 1992-11-17 |
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