JP2541995B2 - Ａｌ熱交換器構造部材用高強度Ａｌ合金複合ブレ−ジングシ−ト - Google Patents
Ａｌ熱交換器構造部材用高強度Ａｌ合金複合ブレ−ジングシ−トInfo
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- JP2541995B2 JP2541995B2 JP62197906A JP19790687A JP2541995B2 JP 2541995 B2 JP2541995 B2 JP 2541995B2 JP 62197906 A JP62197906 A JP 62197906A JP 19790687 A JP19790687 A JP 19790687A JP 2541995 B2 JP2541995 B2 JP 2541995B2
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- brazing
- alloy
- core material
- heat exchanger
- brazing sheet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/28—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 950 degrees C
- B23K35/286—Al as the principal constituent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、不活性ガス雰囲気中で、フラックスを用
いたろう付けによりAl熱交換器を製造するに際して、こ
れの構造部材であるヘッダープレート材やサイドプレー
ト材、さらに管材などとして用いるのに適した、ろう付
け性が良好で、かつろう付け後も高強度を保持するAl合
金複合プレージングシートに関するものである。
いたろう付けによりAl熱交換器を製造するに際して、こ
れの構造部材であるヘッダープレート材やサイドプレー
ト材、さらに管材などとして用いるのに適した、ろう付
け性が良好で、かつろう付け後も高強度を保持するAl合
金複合プレージングシートに関するものである。
従来、Al熱交換器を、不活性ガス雰囲気中で、フラッ
クスを用いるろう付けにより製造するに際して、これの
構造部材であるヘッダープレート材やサイドプレート
材、さらに管材などとして、重量％で（以下％は重量％
を示す）、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 Mg:0.05〜0.5％未満、Cu:0.1〜0.7％、 を含有し、さらに必要に応じて、 Zr:0.03〜0.2％、 のうちの１種または２種以上、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成された芯材の片面に、Si:6.8〜13％を含
有するAl合金で構成されたろう材をクラッドしてなるAl
合金ブレージングシートが用いられている。
クスを用いるろう付けにより製造するに際して、これの
構造部材であるヘッダープレート材やサイドプレート
材、さらに管材などとして、重量％で（以下％は重量％
を示す）、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 Mg:0.05〜0.5％未満、Cu:0.1〜0.7％、 を含有し、さらに必要に応じて、 Zr:0.03〜0.2％、 のうちの１種または２種以上、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成された芯材の片面に、Si:6.8〜13％を含
有するAl合金で構成されたろう材をクラッドしてなるAl
合金ブレージングシートが用いられている。
しかし、上記の従来Al合金ブレージングシートにおい
ては、Al熱交換器のろう付け組立てに際して、ろう付け
時に芯材中のMgがろう材を介して拡散侵出してフラック
スと反応し、この反応によってろう付け性が低下するよ
うになるばかりでなく、芯材よりのMg含有量の拡散減少
によってシート自体の強度が低下するようになるもので
あり、したがって良好なろう付け性を確保するためにMg
含有量を上記の通り0.5％未満に低く抑えた状態で実用
に供しているのが現状で、この場合には十分満足する強
度が得られないという問題点がある。
ては、Al熱交換器のろう付け組立てに際して、ろう付け
時に芯材中のMgがろう材を介して拡散侵出してフラック
スと反応し、この反応によってろう付け性が低下するよ
うになるばかりでなく、芯材よりのMg含有量の拡散減少
によってシート自体の強度が低下するようになるもので
あり、したがって良好なろう付け性を確保するためにMg
含有量を上記の通り0.5％未満に低く抑えた状態で実用
に供しているのが現状で、この場合には十分満足する強
度が得られないという問題点がある。
そこで、本発明者等は、上記の従来Al合金ブレージン
グシートのもつ問題点を解決すべく研究を行なった結
果、Al熱交換器構造部材用Al合金ブレージングシートに
おいて、芯材とろう材の間に、Mgを含有しない以外は、
芯材と同種の組成を有するAl合金で構成された中間材を
介在させると、前記芯材のMg含有量を相対的に高くして
も不活性ガス雰囲気中でのフラックスを用いるろう付け
に際して、芯材中のMgの拡散侵出が前記中間材（以下、
Mg反応防止材という）によって防止されることから、ろ
う付け性の低下が阻止されるばかりでなく、芯材中のMg
含有量を高く保持でき、シートの高強度化が可能となる
という知見を得たのである。
グシートのもつ問題点を解決すべく研究を行なった結
果、Al熱交換器構造部材用Al合金ブレージングシートに
おいて、芯材とろう材の間に、Mgを含有しない以外は、
芯材と同種の組成を有するAl合金で構成された中間材を
介在させると、前記芯材のMg含有量を相対的に高くして
も不活性ガス雰囲気中でのフラックスを用いるろう付け
に際して、芯材中のMgの拡散侵出が前記中間材（以下、
Mg反応防止材という）によって防止されることから、ろ
う付け性の低下が阻止されるばかりでなく、芯材中のMg
含有量を高く保持でき、シートの高強度化が可能となる
という知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであ
って、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 Mg:0.5〜１％、Cu:0.1〜0.7％、 を含有し、さらに必要に応じて、 Zr:0.03〜0.2％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成された芯材の片面に、Si:6.8〜13％を含
有するAl合金で構成されたろう材をクラッドしてなるAl
合金ブレージングシートにおける前記芯材とろう材の間
に、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 を含有し、さらに必要に応じて、 Ti:0.01〜0.1％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成されたMg反応防止材を介在させてなる、
フラックスろう付けによるAl熱交換器を製造するに際し
て構造部材として用いるのに適した高強度Al合金複合ブ
レージングシートに特徴を有するものである。
って、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 Mg:0.5〜１％、Cu:0.1〜0.7％、 を含有し、さらに必要に応じて、 Zr:0.03〜0.2％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成された芯材の片面に、Si:6.8〜13％を含
有するAl合金で構成されたろう材をクラッドしてなるAl
合金ブレージングシートにおける前記芯材とろう材の間
に、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 を含有し、さらに必要に応じて、 Ti:0.01〜0.1％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成されたMg反応防止材を介在させてなる、
フラックスろう付けによるAl熱交換器を製造するに際し
て構造部材として用いるのに適した高強度Al合金複合ブ
レージングシートに特徴を有するものである。
つぎに、この発明のAl合金複合ブレージングシートに
おいて、芯材およびMg反応防止材の成分組成を上記の通
りに限定した理由を説明する。
おいて、芯材およびMg反応防止材の成分組成を上記の通
りに限定した理由を説明する。
（ａ） 芯材およびMg反応防止材におけるMnおよびSi 芯材およびMg反応防止材におけるいずれのMnおよびSi
成分にも、室温および高温強度を向上させる作用がある
が、その含有量がそれぞれMn:0.5％未満およびSi:0.7％
未満では所望の強度向上効果が得られず、一方その含有
量がそれぞれMn:1.5％およびSi:1.3％を越えると加工性
が低下するようになることから、その含有量をそれぞれ
Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％と定めた。
成分にも、室温および高温強度を向上させる作用がある
が、その含有量がそれぞれMn:0.5％未満およびSi:0.7％
未満では所望の強度向上効果が得られず、一方その含有
量がそれぞれMn:1.5％およびSi:1.3％を越えると加工性
が低下するようになることから、その含有量をそれぞれ
Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％と定めた。
（ｂ） 芯材におけるMg 芯材中のMg成分には、強度を著しく向上させる作用が
あるが、その含有量が0.5％未満では所望の強度向上効
果が得られず、一方その含有量が１％を越えて多くなる
と、Mg反応防止材があっても、その厚さが薄い場合に
は、芯材中のMgのろう材への拡散侵出を完全に阻止する
ことができなくなり、Mgとフラックスとの反応が起って
ろう付け性の低下をきたすようになることから、芯材中
のMg含有量を0.5〜１％と定めた。
あるが、その含有量が0.5％未満では所望の強度向上効
果が得られず、一方その含有量が１％を越えて多くなる
と、Mg反応防止材があっても、その厚さが薄い場合に
は、芯材中のMgのろう材への拡散侵出を完全に阻止する
ことができなくなり、Mgとフラックスとの反応が起って
ろう付け性の低下をきたすようになることから、芯材中
のMg含有量を0.5〜１％と定めた。
（ｃ） 芯材におけるCu 芯材中のCuには強度を向上させる作用があるが、その
含有量が、0.1％未満では所望の強度向上効果が得られ
ず、一方その含有量が0.7％を越えると耐食性が低下す
るようになることから、その含有量を0.1〜0.7％と定め
た。
含有量が、0.1％未満では所望の強度向上効果が得られ
ず、一方その含有量が0.7％を越えると耐食性が低下す
るようになることから、その含有量を0.1〜0.7％と定め
た。
（ｄ） 芯材のZrおよびMg反応防止材のTi これらの成分は、高温強度を上げ、かつろう付け性を
向上させる目的で芯材およびMg反応防止材中に必要に応
じて含有されるが、その含有量がそれぞれZr:0.03％未
満およびTi:0.01％未満では、前記作用に所望の効果が
得られず、一方その含有量がそれぞれZr:0.2％、および
Ti:0.1％を越えると加工性が劣化するようになることか
ら、その含有量をそれぞれZr:0.03〜0.2％、Ti:0.01〜
0.1％と定めた。
向上させる目的で芯材およびMg反応防止材中に必要に応
じて含有されるが、その含有量がそれぞれZr:0.03％未
満およびTi:0.01％未満では、前記作用に所望の効果が
得られず、一方その含有量がそれぞれZr:0.2％、および
Ti:0.1％を越えると加工性が劣化するようになることか
ら、その含有量をそれぞれZr:0.03〜0.2％、Ti:0.01〜
0.1％と定めた。
なお、ろう材におけるSi含有量は、JIS規格に定めら
れている範囲のものである。
れている範囲のものである。
つぎに、この発明のAl合金複合ブレージングシートを
実施例により具体的に説明する。
実施例により具体的に説明する。
通常の溶解鋳造法により、それぞれ第１表に示される
芯材用Al合金A,B、ろう材用Al合金ア、およびMg反応防
止材用Al合金ａ〜ｃを溶製し、鋳造して鋳塊とした。な
お、これらの鋳塊は、第１表には表示を省略したが、い
ずれも不可避不純物として、0.35％以下のFe、0.02％以
下のMn、0.01％以下のCu、0.01％以下のMg、0.01％以下
のZn、0.01％以下のZr、および0.01％以下のCrをそれぞ
れ含有するものである。
芯材用Al合金A,B、ろう材用Al合金ア、およびMg反応防
止材用Al合金ａ〜ｃを溶製し、鋳造して鋳塊とした。な
お、これらの鋳塊は、第１表には表示を省略したが、い
ずれも不可避不純物として、0.35％以下のFe、0.02％以
下のMn、0.01％以下のCu、0.01％以下のMg、0.01％以下
のZn、0.01％以下のZr、および0.01％以下のCrをそれぞ
れ含有するものである。
ついで、この結果得られた各種のAl合金鋳塊に、面削
および均質化熱処理を施した後、芯材用Al合金A,Bを板
厚:8mmに、Mg反応防止材用Al合金ａ〜ｃおよびろう材用
Al合金アは板厚:3mmにそれぞれ熱間圧延し、さらにMg反
応防止材用Al合金ａ〜ｃおよびろう材用Al合金アの熱延
板には冷間加工を施して板厚:1mmとした。
および均質化熱処理を施した後、芯材用Al合金A,Bを板
厚:8mmに、Mg反応防止材用Al合金ａ〜ｃおよびろう材用
Al合金アは板厚:3mmにそれぞれ熱間圧延し、さらにMg反
応防止材用Al合金ａ〜ｃおよびろう材用Al合金アの熱延
板には冷間加工を施して板厚:1mmとした。
つぎに、上記の板厚:8mmの芯材用Al合金A,Bの熱延
板、並びに板厚:1mmのMg反応防止材用Al合金ａ〜ｃおよ
びろう材用Al合金アの冷延板を用い、これらの板材をそ
れぞれ第２表に示される組合せにしたがって重ね合わ
せ、熱間圧延にてクラッドした後、適宜中間焼鈍を加え
ながら冷間圧延（最終圧延率:30％）を施すことによっ
て、いずれも板厚:3mmを有する本発明Al合金複合ブレー
ジングシート（以下本発明ブレージングシート）１〜３
およびMg反応防止材 の存在しない比較Al合金ブレージングシート（以下従来
ブレージングシートという）1,2をそれぞれ製造した。
板、並びに板厚:1mmのMg反応防止材用Al合金ａ〜ｃおよ
びろう材用Al合金アの冷延板を用い、これらの板材をそ
れぞれ第２表に示される組合せにしたがって重ね合わ
せ、熱間圧延にてクラッドした後、適宜中間焼鈍を加え
ながら冷間圧延（最終圧延率:30％）を施すことによっ
て、いずれも板厚:3mmを有する本発明Al合金複合ブレー
ジングシート（以下本発明ブレージングシート）１〜３
およびMg反応防止材 の存在しない比較Al合金ブレージングシート（以下従来
ブレージングシートという）1,2をそれぞれ製造した。
ついで、これらの各種のブレージングシートより、平
行部長さ:10mm×全長:50mmの寸法をもった引張試験片
と、平面寸法:20mm×50mmの寸法をもったろう付け試験
片を切出し、引張試験片には、760torrの窒素雰囲気
中、温度:610℃に10分間保持後、空冷の熱処理、すなわ
ち通常の不活性ガス雰囲気中でのフラックスを用いるろ
う付け処理に相当する条件での熱処理を施した状態で、
それぞれの試験に供した。
行部長さ:10mm×全長:50mmの寸法をもった引張試験片
と、平面寸法:20mm×50mmの寸法をもったろう付け試験
片を切出し、引張試験片には、760torrの窒素雰囲気
中、温度:610℃に10分間保持後、空冷の熱処理、すなわ
ち通常の不活性ガス雰囲気中でのフラックスを用いるろ
う付け処理に相当する条件での熱処理を施した状態で、
それぞれの試験に供した。
なお、ろう付け試験は、ろう材面を上面にして置いた
上記のろう付け試験片上に、Mn:1.0％、Zn:1.5％を含有
し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有し、かつ
幅:20mm×長さ:150mmの長尺片を長さ方向にそって15mm
の間隔で波形に曲げた相手材を、波形の３つの谷部が当
接する状態で載置し、フッ素化合物主体のフラックスを
用い、上記の熱処理条件と同じ条件でろう付け処理を行
ない、ろう付け部に形成されたフィレットの割合を測定
した。これらの測定結果を第２表に示した。
上記のろう付け試験片上に、Mn:1.0％、Zn:1.5％を含有
し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有し、かつ
幅:20mm×長さ:150mmの長尺片を長さ方向にそって15mm
の間隔で波形に曲げた相手材を、波形の３つの谷部が当
接する状態で載置し、フッ素化合物主体のフラックスを
用い、上記の熱処理条件と同じ条件でろう付け処理を行
ない、ろう付け部に形成されたフィレットの割合を測定
した。これらの測定結果を第２表に示した。
なお、第２表におけるフィレットの割合、例えば80％
は、ろう付け部の80％にフィレットが形成され、残りの
20％にはこれの形成がないことを示すものであり、通常
90％以上のフィレット形成があった場合は良好なろう付
け性として評価するものです。
は、ろう付け部の80％にフィレットが形成され、残りの
20％にはこれの形成がないことを示すものであり、通常
90％以上のフィレット形成があった場合は良好なろう付
け性として評価するものです。
第２表に示される結果から、本発明ブレージングシー
ト１〜３は、Mg反応防止材の介在によってろう付け中に
芯材よりのMgの拡散侵出が阻止されるので、ろう付け性
が良好であるばかりでなく、高強度を保持するのに対し
て、比較ブレージングシート1,2では、芯材よりのMgの
拡散侵出によって、ろう付け性が悪く、かつ強度低下も
あることが明らかである。
ト１〜３は、Mg反応防止材の介在によってろう付け中に
芯材よりのMgの拡散侵出が阻止されるので、ろう付け性
が良好であるばかりでなく、高強度を保持するのに対し
て、比較ブレージングシート1,2では、芯材よりのMgの
拡散侵出によって、ろう付け性が悪く、かつ強度低下も
あることが明らかである。
上述のように、この発明のAl合金複合ブレージングシ
ートは、特にAl熱交換器を、不活性ガス雰囲気中で、フ
ラックスを用いたろう付けにより製造するに際して、そ
れの構造部材として用いた場合に、すぐれたろう付け性
を示すばかりでなく、ろう付け後も高強度を保持するな
ど工業上有用な特性を有するのである。
ートは、特にAl熱交換器を、不活性ガス雰囲気中で、フ
ラックスを用いたろう付けにより製造するに際して、そ
れの構造部材として用いた場合に、すぐれたろう付け性
を示すばかりでなく、ろう付け後も高強度を保持するな
ど工業上有用な特性を有するのである。
Claims (3)
- 【請求項１】いずれも重量％で、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 Mg:0.5〜１％、Cu:0.1〜0.7％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成された芯材の片面に、Si:6.8〜13％を含
有するAl合金で構成されたろう材をクラッドしてなるAl
合金ブレージングシートにおける前記芯材とろう材の間
に、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成（以上
重量％）を有するAl合金で構成されたMg反応防止材を介
在させたことを特徴とするフラックスろう付けによるAl
熱交換器構造部材用高強度Al合金複合ブレージングシー
ト。 - 【請求項２】いずれも重量％で、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 Mg:0.5〜１％、Cu:0.1〜0.7％、 を含有し、さらに、 Zr:0.03〜0.2％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成された芯材の片面に、Si:6.8〜13％を含
有するAl合金で構成されたろう材をクラッドしてなるAl
合金ブレージングシートにおける前記芯材とろう材の間
に、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成（以上
重量％）を有するAl合金で構成されたMg反応防止材を介
在させたことを特徴とするフラックスろう付けによるAl
熱交換器構造部材用高強度Al合金複合ブレージングシー
ト。 - 【請求項３】いずれも重量％で、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 Mg:0.5〜１％、Cu:0.1〜0.7％、 を含有し、さらに、 Zr:0.03〜0.2％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成を有す
るAl合金で構成された芯材の片面に、Si:6.8〜13％を含
有するAl合金で構成されたろう材をクラッドしてなるAl
合金ブレージングシートにおける前記芯材とろう材の間
に、 Mn:0.5〜1.5％、Si:0.7〜1.3％、 を含有し、さらに、 Ti:0.01〜0.1％、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成（以上
重量％）を有するAl合金で構成されたMg反応防止材を介
在させたことを特徴とするフラックスろう付けによるAl
熱交換器構造部材用高強度Al合金複合ブレージングシー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62197906A JP2541995B2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Ａｌ熱交換器構造部材用高強度Ａｌ合金複合ブレ−ジングシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62197906A JP2541995B2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Ａｌ熱交換器構造部材用高強度Ａｌ合金複合ブレ−ジングシ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6440195A JPS6440195A (en) | 1989-02-10 |
| JP2541995B2 true JP2541995B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16382246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62197906A Expired - Lifetime JP2541995B2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Ａｌ熱交換器構造部材用高強度Ａｌ合金複合ブレ−ジングシ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2541995B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02217192A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-29 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐孔食性のすぐれたドロンカップ型熱交換器の構造部材用ブレージングシート |
| JPH0723519B2 (ja) * | 1989-10-09 | 1995-03-15 | 三菱アルミニウム株式会社 | アルミニウム熱交換器用高強度管継手 |
| JP2813478B2 (ja) * | 1991-01-11 | 1998-10-22 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウムブレージングシート |
| JP2813479B2 (ja) * | 1991-01-11 | 1998-10-22 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウムブレージングシート |
| JP2813483B2 (ja) * | 1991-02-01 | 1998-10-22 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウムブレージングシート |
| JP2813484B2 (ja) * | 1991-02-01 | 1998-10-22 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウムブレージングシート |
| JP2813491B2 (ja) * | 1991-04-16 | 1998-10-22 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウムブレージングシート |
| JP2813492B2 (ja) * | 1991-04-16 | 1998-10-22 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウムブレージングシート |
| JP2813489B2 (ja) * | 1991-04-16 | 1998-10-22 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウムブレージングシート |
| JP2813490B2 (ja) * | 1991-04-16 | 1998-10-22 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウムブレージングシート |
| EP1939312B1 (en) | 2005-08-31 | 2010-10-06 | Showa Denko K.K. | Clad plate and process for production thereof |
| JP5030487B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2012-09-19 | 昭和電工株式会社 | クラッド材およびその製造方法 |
| JP2009123625A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Towa Tsusho Kk | 面状発熱体及び該面状発熱体を用いた給湯装置 |
| JP5782357B2 (ja) * | 2011-10-27 | 2015-09-24 | 三菱アルミニウム株式会社 | サイドサポート材およびその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4953147A (ja) * | 1972-09-27 | 1974-05-23 | ||
| JPS55161044A (en) * | 1979-06-04 | 1980-12-15 | Furukawa Alum Co Ltd | High strength aluminum vacuum brazing sheet |
-
1987
- 1987-08-07 JP JP62197906A patent/JP2541995B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6440195A (en) | 1989-02-10 |
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