JP2541635Y2 - 押出し板クランプ装置 - Google Patents
押出し板クランプ装置Info
- Publication number
- JP2541635Y2 JP2541635Y2 JP6433491U JP6433491U JP2541635Y2 JP 2541635 Y2 JP2541635 Y2 JP 2541635Y2 JP 6433491 U JP6433491 U JP 6433491U JP 6433491 U JP6433491 U JP 6433491U JP 2541635 Y2 JP2541635 Y2 JP 2541635Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- connecting pin
- extrusion
- moving die
- pin
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ダイカストマシンや射
出成形機において、移動ダイプレートと移動金型との取
付部空間内に設けられる金型内の製品取出しの押出しピ
ンを保持した押出し板と、この押出し板を進退させる押
出しシリンダの連結部材とを結合・離脱させる押出し板
クランプ装置に関する。
出成形機において、移動ダイプレートと移動金型との取
付部空間内に設けられる金型内の製品取出しの押出しピ
ンを保持した押出し板と、この押出し板を進退させる押
出しシリンダの連結部材とを結合・離脱させる押出し板
クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、金型装置には金型内の鋳造・成
形製品を取出すための押出しピンが移動金型側に装着さ
れている。すなわち、図4において移動金型42は、そ
の金型を貫通してキャビティ44内に到達する複数本の
押出しピン46を保持する押圧板52を含めて、金型交
換時に移動ダイプレート40に取外し、取付けられるよ
うになっている。不図示の押出しシリンダに結合した可
動部48に一端が連結された複数本の押出し棒50が移
動ダイプレート40を貫通し、他端部に押出し板54が
固着されていて、金型交換時に移動金型42を移動ダイ
プレート40に取付ける際、前記押圧板52を連結ピン
56を介して押出し板54に当接し、次に述べるクラン
プ装置によって一体的に結合するようになっており、こ
れによって可動部48の進退動作を介して押出しピン4
6が進退され、キャビティ44内の製品が押出されるよ
うに構成されている。
形製品を取出すための押出しピンが移動金型側に装着さ
れている。すなわち、図4において移動金型42は、そ
の金型を貫通してキャビティ44内に到達する複数本の
押出しピン46を保持する押圧板52を含めて、金型交
換時に移動ダイプレート40に取外し、取付けられるよ
うになっている。不図示の押出しシリンダに結合した可
動部48に一端が連結された複数本の押出し棒50が移
動ダイプレート40を貫通し、他端部に押出し板54が
固着されていて、金型交換時に移動金型42を移動ダイ
プレート40に取付ける際、前記押圧板52を連結ピン
56を介して押出し板54に当接し、次に述べるクラン
プ装置によって一体的に結合するようになっており、こ
れによって可動部48の進退動作を介して押出しピン4
6が進退され、キャビティ44内の製品が押出されるよ
うに構成されている。
【0003】次に、クランプ装置は、図5にも示すよう
に押圧板52に固着されて押出し板54を貫通する連結
ピン56が、押出し板54に摺動可能に取付けられた摺
動板58のダルマ型穴部60に係脱されることにより結
合もしくは離脱するよう構成されている。すなわち、連
結ピン56の押出し板54に挿通させる突出部が小径首
部56aと段付頭部56bとに形成されている。一方、
摺動板58は、押出し板54のほぼ中央部に取付けられ
た油圧シリンダ62によって所定距離Sに離間された二
位置間を移動する。また、ダルマ型穴部60は、摺動板
58の一方の位置において前記段付頭部56bを挿通す
る大径穴部60bと、他方の位置において小径首部56
aが係合される小径穴部60aとに形成されている。従
って、金型交換時に移動金型42を移動ダイプレート4
0に取付ける際、移動金型42に装着された複数本の押
出しピン46を保持する押圧板52は、移動ダイプレー
ト40に貫通した複数本の押出し棒50の他端部に固着
された押出し板54に、油圧シリンダ62により摺動板
58を摺動することにより押圧板52に固着された連結
ピン56を介して結合もしくは離脱するよう構成されて
いる。
に押圧板52に固着されて押出し板54を貫通する連結
ピン56が、押出し板54に摺動可能に取付けられた摺
動板58のダルマ型穴部60に係脱されることにより結
合もしくは離脱するよう構成されている。すなわち、連
結ピン56の押出し板54に挿通させる突出部が小径首
部56aと段付頭部56bとに形成されている。一方、
摺動板58は、押出し板54のほぼ中央部に取付けられ
た油圧シリンダ62によって所定距離Sに離間された二
位置間を移動する。また、ダルマ型穴部60は、摺動板
58の一方の位置において前記段付頭部56bを挿通す
る大径穴部60bと、他方の位置において小径首部56
aが係合される小径穴部60aとに形成されている。従
って、金型交換時に移動金型42を移動ダイプレート4
0に取付ける際、移動金型42に装着された複数本の押
出しピン46を保持する押圧板52は、移動ダイプレー
ト40に貫通した複数本の押出し棒50の他端部に固着
された押出し板54に、油圧シリンダ62により摺動板
58を摺動することにより押圧板52に固着された連結
ピン56を介して結合もしくは離脱するよう構成されて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成においては、押出し板に取付けられた摺動板を
移動させることによって連結ピンを介して押圧板を係脱
するため、移動ダイプレートに付属する押出し板内のほ
ぼ中央部に摺動板を移動させる油圧シリンダが設けられ
ることから、油圧シリンダの取付け、油圧配管などのス
ペース上の制約があり、小型機では実施することができ
なかった。また、無理なスペースに配管された可動油圧
ホースの損傷による油洩れが発生したり、保守の作業性
が悪いことなどの問題があった。
うな構成においては、押出し板に取付けられた摺動板を
移動させることによって連結ピンを介して押圧板を係脱
するため、移動ダイプレートに付属する押出し板内のほ
ぼ中央部に摺動板を移動させる油圧シリンダが設けられ
ることから、油圧シリンダの取付け、油圧配管などのス
ペース上の制約があり、小型機では実施することができ
なかった。また、無理なスペースに配管された可動油圧
ホースの損傷による油洩れが発生したり、保守の作業性
が悪いことなどの問題があった。
【0005】そこで、本考案の目的は、製品取出しの押
出しピンを取付けた押出し板を進退させる押出しシリン
ダのピストンロッド内に回動自在に貫通させた連結ピン
を押出し板に穿設した穴に挿通させアクチュエータで回
動することによって押出し板を連結ピンに係脱する構造
として、小型機でもスペース上の制約を受けることがな
く実施できる押出し板クランプ装置を提供することにあ
る。
出しピンを取付けた押出し板を進退させる押出しシリン
ダのピストンロッド内に回動自在に貫通させた連結ピン
を押出し板に穿設した穴に挿通させアクチュエータで回
動することによって押出し板を連結ピンに係脱する構造
として、小型機でもスペース上の制約を受けることがな
く実施できる押出し板クランプ装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに成された本考案は、成形機の移動ダイプレートに移
動金型を取付け・取外しするとき、金型内の製品を取出
すため前記移動金型を貫通してキャビティ内に到達する
複数本の押出しピンが保持されている押出し板と、前記
移動ダイプレートに取付けられた押出しシリンダにより
進退される連結部材とを結合・離脱させる押出し板クラ
ンプ装置において、前記押出しシリンダを前記移動ダイ
プレートの移動金型取付側と反対側のほぼ中央部に取付
け、前記押出しシリンダのピストンロッド内を回動自在
に貫通し同押出しシリンダの両側に伸長した連結ピン
と、同連結ピンの一端を小径首部と段付頭部とに形成
し、同段付頭部の円周を部分的に面削ぎするとともに、
前記押出し板の前記連結ピンが対向する位置に前記連結
ピンの面削ぎされた段付頭部が挿通する同じ形の穴を穿
設し、前記連結ピンの他端に挿着し同連結ピンと一体で
回動する回動板と、同回動板を回動させるアクチュエー
タとを設けて構成され、前記連結ピンを回動させること
により前記押出し板を前記連結ピンに結合・離脱させる
ことを特徴とした押出し板クランプ装置とする。
めに成された本考案は、成形機の移動ダイプレートに移
動金型を取付け・取外しするとき、金型内の製品を取出
すため前記移動金型を貫通してキャビティ内に到達する
複数本の押出しピンが保持されている押出し板と、前記
移動ダイプレートに取付けられた押出しシリンダにより
進退される連結部材とを結合・離脱させる押出し板クラ
ンプ装置において、前記押出しシリンダを前記移動ダイ
プレートの移動金型取付側と反対側のほぼ中央部に取付
け、前記押出しシリンダのピストンロッド内を回動自在
に貫通し同押出しシリンダの両側に伸長した連結ピン
と、同連結ピンの一端を小径首部と段付頭部とに形成
し、同段付頭部の円周を部分的に面削ぎするとともに、
前記押出し板の前記連結ピンが対向する位置に前記連結
ピンの面削ぎされた段付頭部が挿通する同じ形の穴を穿
設し、前記連結ピンの他端に挿着し同連結ピンと一体で
回動する回動板と、同回動板を回動させるアクチュエー
タとを設けて構成され、前記連結ピンを回動させること
により前記押出し板を前記連結ピンに結合・離脱させる
ことを特徴とした押出し板クランプ装置とする。
【0007】
【作用】本考案の押出し板クランプ装置は、成形機の移
動ダイプレートに移動金型を取付け・取外しする際に移
動ダイプレートと移動金型との取付部空間内において、
金型内の製品取出しの押出しピンを保持した押出し板
と、この押出し板を進退させる押出しシリンダの連結部
材とを係脱させるとき、押出しシリンダのピストンロッ
ド内を回動自在に貫通した連結ピンの小径首部と円周を
部分的に面削ぎされた段付頭部とに削成された一端部
が、これと対向する位置に穿設された押出し板の同じ形
の穴に挿通され、アクチュエータを作動させて回動板を
介して連結ピンを回動させることにより押出し板の穴と
連結ピンの小径首部とが係脱され押出し板が連結ピンを
介して押出しシリンダに一体的に結合・離脱されること
になり、押出しシリンダの作動で製品取出しの押出しピ
ンが進退されることになる。この場合に、押出しシリン
ダは移動ダイプレートの移動金型取付側と反対側のほぼ
中央部に取付けられるため、小型機においてもスペース
上の制約を受けることなく実施され得る。
動ダイプレートに移動金型を取付け・取外しする際に移
動ダイプレートと移動金型との取付部空間内において、
金型内の製品取出しの押出しピンを保持した押出し板
と、この押出し板を進退させる押出しシリンダの連結部
材とを係脱させるとき、押出しシリンダのピストンロッ
ド内を回動自在に貫通した連結ピンの小径首部と円周を
部分的に面削ぎされた段付頭部とに削成された一端部
が、これと対向する位置に穿設された押出し板の同じ形
の穴に挿通され、アクチュエータを作動させて回動板を
介して連結ピンを回動させることにより押出し板の穴と
連結ピンの小径首部とが係脱され押出し板が連結ピンを
介して押出しシリンダに一体的に結合・離脱されること
になり、押出しシリンダの作動で製品取出しの押出しピ
ンが進退されることになる。この場合に、押出しシリン
ダは移動ダイプレートの移動金型取付側と反対側のほぼ
中央部に取付けられるため、小型機においてもスペース
上の制約を受けることなく実施され得る。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図1ないし図3に基づいて
説明すると、図1において、24は押出し板で、移動金
型12を貫通しキャビティ14内に到達する複数本の押
出しピン16が保持されており、これらを含めて移動金
型12が移動ダイプレート10に取付け・取外しされる
ようになっている。18は押出しシリンダで、移動ダイ
プレート10の移動金型12取付け側と反対側のほぼ中
央部に設けられている。押出しシリンダ18は不図示の
油圧装置からの圧油によって作動される。
説明すると、図1において、24は押出し板で、移動金
型12を貫通しキャビティ14内に到達する複数本の押
出しピン16が保持されており、これらを含めて移動金
型12が移動ダイプレート10に取付け・取外しされる
ようになっている。18は押出しシリンダで、移動ダイ
プレート10の移動金型12取付け側と反対側のほぼ中
央部に設けられている。押出しシリンダ18は不図示の
油圧装置からの圧油によって作動される。
【0009】20はピストンロッドで、押出しシリンダ
18の両側に伸長されており、一端が移動ダイプレート
10を貫通して移動金型12取付け側に、他端が押出し
シリンダ18取付け面とは反対側に突き出している。2
6は連結ピンで、ピストンロッド20内を回動自在に貫
通して同様に押出しシリンダ18の両側に伸長され、ピ
ストンロッド20の両端から突き出している。連結ピン
26の一端部には小径首部26aと段付頭部26bとが
形成されており、かつ同段付頭部26bの円周には18
0゜位相に二面削ぎ部26cが削成されている。連結ピ
ン26の他端部には回動板28が連結ピン26と一体で
回動するように挿着され、ガイド板34により摺動自在
に把持して設けられており、図2のように回動板28の
周縁部に自在継手を介し連結して設けた油圧シリンダ3
2の作動により回動される。
18の両側に伸長されており、一端が移動ダイプレート
10を貫通して移動金型12取付け側に、他端が押出し
シリンダ18取付け面とは反対側に突き出している。2
6は連結ピンで、ピストンロッド20内を回動自在に貫
通して同様に押出しシリンダ18の両側に伸長され、ピ
ストンロッド20の両端から突き出している。連結ピン
26の一端部には小径首部26aと段付頭部26bとが
形成されており、かつ同段付頭部26bの円周には18
0゜位相に二面削ぎ部26cが削成されている。連結ピ
ン26の他端部には回動板28が連結ピン26と一体で
回動するように挿着され、ガイド板34により摺動自在
に把持して設けられており、図2のように回動板28の
周縁部に自在継手を介し連結して設けた油圧シリンダ3
2の作動により回動される。
【0010】一方、前記押出し板24には、移動金型1
2を移動ダイプレート10に取付けられたときの取付部
空間内において、押出しシリンダ18のピストンロッド
20から突き出した連結ピン26の小径首部26aおよ
び二面削ぎ部26cを有した段付頭部26bとが削成さ
れた一端部が対向する位置(即ち、移動ダイプレート1
0のほぼ中央部に対向する位置)に、カプセル形の穴3
0が穿設され、このカプセル形の穴30は連結ピン26
の二面削ぎ部26cを有した段付頭部26bが挿通でき
るように同じ形をしており、二面削ぎ部26cに対応す
る180゜位相の凸部30cが設けてある。
2を移動ダイプレート10に取付けられたときの取付部
空間内において、押出しシリンダ18のピストンロッド
20から突き出した連結ピン26の小径首部26aおよ
び二面削ぎ部26cを有した段付頭部26bとが削成さ
れた一端部が対向する位置(即ち、移動ダイプレート1
0のほぼ中央部に対向する位置)に、カプセル形の穴3
0が穿設され、このカプセル形の穴30は連結ピン26
の二面削ぎ部26cを有した段付頭部26bが挿通でき
るように同じ形をしており、二面削ぎ部26cに対応す
る180゜位相の凸部30cが設けてある。
【0011】以上のように構成した本考案の押出し板ク
ランプ装置では、移動ダイプレート10に移動金型12
を取付け・取外しするとき、移動ダイプレートと移動金
型との取付部空間内において、押出しシリンダ18のピ
ストンロッド20内を回動自在に貫通した連結ピン26
の二面削ぎ部26cを有した段付頭部26bおよび小径
首部26aからなる一端部を、これと対向する位置に同
じ形に穿設された押出し板24のカプセル形の穴30に
挿通させ、油圧シリンダ32を作動させ回動板28を介
して連結ピン26を90゜回動させることにより、連結
ピン26の段付頭部26bの二面削ぎ部26cが押出し
板24のカプセル形穴30の凸部30cと合致していた
位相から90゜回動されて、図3において鎖線で図示し
たように凸部30cに段付頭部26bが係合し、押出し
板24が連結ピン26に小径首部26aを介して連結さ
れる。この状態から連結ピン26を元の方向に逆に90
゜回動させると、面削ぎ部26cが凸部30cの位相に
合致して連結ピン26から押出し板24が離脱される。
このようにして、押出し板24が連結ピン26を介して
押出しシリンダ18に結合・離脱されることになり、押
出しシリンダ18の作動により押出し板24を介して移
動金型12を貫通した押出しピン16が進退され、キャ
ビティ14内の製品が取出しされる。
ランプ装置では、移動ダイプレート10に移動金型12
を取付け・取外しするとき、移動ダイプレートと移動金
型との取付部空間内において、押出しシリンダ18のピ
ストンロッド20内を回動自在に貫通した連結ピン26
の二面削ぎ部26cを有した段付頭部26bおよび小径
首部26aからなる一端部を、これと対向する位置に同
じ形に穿設された押出し板24のカプセル形の穴30に
挿通させ、油圧シリンダ32を作動させ回動板28を介
して連結ピン26を90゜回動させることにより、連結
ピン26の段付頭部26bの二面削ぎ部26cが押出し
板24のカプセル形穴30の凸部30cと合致していた
位相から90゜回動されて、図3において鎖線で図示し
たように凸部30cに段付頭部26bが係合し、押出し
板24が連結ピン26に小径首部26aを介して連結さ
れる。この状態から連結ピン26を元の方向に逆に90
゜回動させると、面削ぎ部26cが凸部30cの位相に
合致して連結ピン26から押出し板24が離脱される。
このようにして、押出し板24が連結ピン26を介して
押出しシリンダ18に結合・離脱されることになり、押
出しシリンダ18の作動により押出し板24を介して移
動金型12を貫通した押出しピン16が進退され、キャ
ビティ14内の製品が取出しされる。
【0012】以上、本考案の好適な実施例を図1ないし
図3を用いて説明したが、図示した構造に限定されるも
のではなく、本考案はその精神を逸脱することなく多く
の設計変更をなし得ることは勿論である。例えば、連結
ピンはピストンロッドと一体にしてピストンロッド自体
を回動させることも可能であり、また、回動板と連結ピ
ンおよび回動用油圧シリンダとの連結は、回動板を連結
ピンの他端部に取着し、油圧シリンダのピボットを球面
軸受で保持する構造としても良い。さらに、面削ぎ部は
180゜位相の二面削ぎに限定されるものではなく、連
結ピンが回動されることにより連結ピンの段付頭部およ
び小径首部と押出し板の穴とが係脱できる構造であれば
良い。この場合に回動板の回動角度は90゜に限定され
ないことは明らかである。
図3を用いて説明したが、図示した構造に限定されるも
のではなく、本考案はその精神を逸脱することなく多く
の設計変更をなし得ることは勿論である。例えば、連結
ピンはピストンロッドと一体にしてピストンロッド自体
を回動させることも可能であり、また、回動板と連結ピ
ンおよび回動用油圧シリンダとの連結は、回動板を連結
ピンの他端部に取着し、油圧シリンダのピボットを球面
軸受で保持する構造としても良い。さらに、面削ぎ部は
180゜位相の二面削ぎに限定されるものではなく、連
結ピンが回動されることにより連結ピンの段付頭部およ
び小径首部と押出し板の穴とが係脱できる構造であれば
良い。この場合に回動板の回動角度は90゜に限定され
ないことは明らかである。
【0013】
【考案の効果】本考案の押出し板クランプ装置によれ
ば、押出しシリンダが移動ダイプレートの移動金型取付
け側と反対側のほぼ中央部に取付けられ、移動金型に貫
通した複数本の押出しピンを取付けた押出し板が、押出
しシリンダのピストンロッド内に回動自在に挿通された
連結ピンをアクチュエータで回動することにより、連結
ピンに結合・離脱することができるので、構造が簡素化
され、小型機でもスペース上の制約を受けることなく実
施できるという効果を奏する。
ば、押出しシリンダが移動ダイプレートの移動金型取付
け側と反対側のほぼ中央部に取付けられ、移動金型に貫
通した複数本の押出しピンを取付けた押出し板が、押出
しシリンダのピストンロッド内に回動自在に挿通された
連結ピンをアクチュエータで回動することにより、連結
ピンに結合・離脱することができるので、構造が簡素化
され、小型機でもスペース上の制約を受けることなく実
施できるという効果を奏する。
【図1】本考案の押出し板クランプ装置を示す側断面図
である。
である。
【図2】図1のY−Y矢視図である。
【図3】図1のZ矢視拡大図である。
【図4】従来の押出し板クランプ装置を示す側断面図で
ある。
ある。
【図5】図4のX−X線矢視図である。
10 移動ダイプレート 12 移動金型 14 キャビティ 16 押出しピン 18 押出しシリンダ 20 ピストンロッド 24 押出し板 26 連結ピン 26a 小径首部 26b 段付頭部 26c 面削ぎ部 28 回動板 30 穴 30c 凸部 32 油圧シリンダ 34 ガイド板
Claims (1)
- 【請求項1】 成形機の移動ダイプレートに移動金型を
取付け・取外しするとき、金型内の製品を取出すため前
記移動金型を貫通してキャビティ内に到達する複数本の
押出しピンが保持されている押出し板と、前記移動ダイ
プレートに取付けられた押出しシリンダにより進退され
る連結部材とを結合・離脱させる押出し板クランプ装置
において、前記押出しシリンダを前記移動ダイプレート
の移動金型取付側と反対側のほぼ中央部に取付け、前記
押出しシリンダのピストンロッド内を回動自在に貫通し
同押出しシリンダの両側に伸長した連結ピンと、同連結
ピンの一端を小径首部と段付頭部とに形成し、同段付頭
部の円周を部分的に面削ぎするとともに、前記押出し板
には前記連結ピンと対向する位置に前記連結ピンの面削
ぎされた段付頭部が挿通する同じ形の穴を穿設し、前記
連結ピンの他端に挿着し同連結ピンと一体で回動する回
動板と、同回動板を回動させるアクチュエータとを設け
て構成され、前記連結ピンを回動させることによって前
記押出し板を前記連結ピンに結合・離脱させることを特
徴とした押出し板クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6433491U JP2541635Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 押出し板クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6433491U JP2541635Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 押出し板クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059743U JPH059743U (ja) | 1993-02-09 |
JP2541635Y2 true JP2541635Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=13255242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6433491U Expired - Lifetime JP2541635Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 押出し板クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541635Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5402911B2 (ja) * | 2010-11-26 | 2014-01-29 | 株式会社デンソー | ダイカスト装置 |
CN113414378B (zh) * | 2020-11-26 | 2023-01-17 | 深圳市锦宏峰工艺品有限公司 | 一种浇注铝合金五金件取料装置 |
CN116901348B (zh) * | 2023-07-14 | 2024-04-30 | 广东力劲塑机智造股份有限公司 | 一种可循环多模位注塑机 |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP6433491U patent/JP2541635Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH059743U (ja) | 1993-02-09 |
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